JP5277714B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯タンク内に給湯用の熱量を貯えるためのヒートポンプ式の熱源器と、給湯用の熱量を補うためのヒートポンプ式以外の熱源器とを備える給湯装置に関する。
従来、ヒートポンプ装置で加熱した湯を貯湯タンク内に貯える給湯装置において、出湯経路中に燃焼式の補助熱源器を備えたもの(例えば、特許文献1参照)や、ヒートポンプ装置による沸き上げ循環回路中に燃焼式の補助熱源器を備えたもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
前者の給湯装置では、貯湯タンク内の湯温が所定温度以下となった場合にヒートポンプ装置により貯湯タンク内に湯を沸き上げ、出湯時に貯湯タンク内の湯温が低下してしまっている場合や高温度の出湯が必要な場合に、補助熱源器により出湯する湯を昇温するようになっている。
また、後者の給湯装置では、貯湯タンク内の残湯量が少なくなった場合には、ヒートポンプ装置による沸き上げ運転に加えて、ヒートポンプ装置運転開始直後は補助熱源器でも湯を加熱し、沸き上げ能力を向上するようになっている。
特開2000−329401号公報 特開2006−57865号公報
しかしながら、上記従来技術の給湯装置では、貯湯タンク内の給湯用の熱量が所定量以下となるとヒートポンプ装置を運転し、補助熱源器は不足する熱量を補うために適宜運転するものであり、ヒートポンプ装置と補助熱源器の2つの加熱手段のそれぞれが消費する一次エネルギー量については考慮されていない。
本発明者は、上記点に着目して鋭意検討を行い、ヒートポンプ式の熱源器とヒートポンプ式以外の熱源器の2つの熱源器の消費エネルギー量を一次エネルギー量にまで遡って考慮し運転制御すれば、地球環境にまで配慮した省エネルギーが可能であること見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、ヒートポンプ式の熱源器とヒートポンプ式以外の熱源器とを有するものにおいて一次エネルギー消費量を低減することが可能な給湯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
給湯用の熱量を内部に貯えるための貯湯タンク(2)と、
貯湯タンク(2)内に給湯用の熱量を供給するためのヒートポンプ式の第1熱源器(1)と、
前記貯湯タンク(2)の下部から流出した熱媒体を前記第1熱源器(1)で加熱して前記貯湯タンク(2)の上部に戻す蓄熱用循環回路(6)と、
給湯用の熱量を生成するためのヒートポンプ式以外の第2熱源器(4)と、
第1熱源器(1)と第2熱源器(4)とを運転制御する制御手段(100)とを備え、
蓄熱用循環回路(6)は、第1熱源器(1)の蓄熱用熱交換器に供給される熱媒体の温度を検出する入口温度サーミスタを有しており、
制御手段(100)は、
第1熱源器(1)が消費する一次エネルギー量に対する第1熱源器(1)により生成されて給湯に用いることのできる熱量の比を第1一次エネルギー比と定義し、第2熱源器(4)が消費する一次エネルギー量に対する第2熱源器(4)により生成されて給湯に用いることのできる熱量の比を第2一次エネルギー比と定義したときに、
第1熱源器(1)が消費する最終エネルギー量、第1熱源器(1)までのエネルギー供給効率、および第1熱源器(1)の運転効率に基づいて、第1一次エネルギー比を算出し、
第2熱源器(4)が消費する最終エネルギー量、第2熱源器(4)までのエネルギー供給効率、および第2熱源器(4)の運転効率に基づいて、第2一次エネルギー比を算出し、
第1一次エネルギー比と第2一次エネルギー比とを比較して、
第1一次エネルギー比が第2一次エネルギー比以上である場合には、貯湯タンク(2)内の熱量が所定量以下となった場合には第1熱源器(1)を運転し、
第1一次エネルギー比が第2一次エネルギー比未満である場合には、貯湯タンク(2)内の熱量が所定量以下となった場合であっても第1熱源器(1)の運転を禁止するものであり、
さらに、制御手段(100)は、少なくとも第1熱源器(1)により沸き上げられる前の熱媒体の温度の関連情報、及び、第1熱源器(1)により沸き上げられ貯湯タンク(2)内に供給される熱媒体の温度の関連情報に基づいて、第1熱源器(1)の運転効率を算出するものであり、
貯湯タンク(2)には、それぞれの水位レベルにおける貯湯温度を検出する複数の温度センサ(17)が設けられており、第1熱源器(1)により沸き上げられる前の熱媒体の温度の関連情報は、入口温度サーミスタの検出温度情報と、複数の温度センサのうち下部に設けられた温度センサが検出する温度情報との中から、下部に設けられた温度センサが検出する温度情報を用い、
第1熱源器(1)により沸き上げられ貯湯タンク(2)内に供給される熱媒体の温度の関連情報には、第1熱源器に運転指示する際の沸き上げ温度指示値を用いることを特徴としている。
これによると、第1一次エネルギー比が第2一次エネルギー比よりも小さくなる場合、すなわち、給湯用の同一熱量を得るために必要とする一次エネルギー消費量が第2熱源器(4)を運転したときよりも第1熱源器(1)を運転したときの方が大きくなる場合には、貯湯タンク(2)内の熱量が少なくなっても一次エネルギー消費量が比較的多い第1熱源器(1)を運転しないので、一次エネルギー消費量を低減することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、制御手段(100)は、第1熱源器(1)により沸き上げられる前の熱媒体の温度の関連情報、及び、第1熱源器(1)により沸き上げられ貯湯タンク(2)内に供給される熱媒体の温度の関連情報に加え、外気温度もしくはその関連情報に基づいて、第1熱源器(1)の運転効率を算出することができる。
また、請求項3に記載の発明では、第2熱源器(4)は、使用側端末に出湯する給湯用水の流通経路(13、15)に設けられており、制御手段(100)は、この流通経路(13、15)を流れる湯の温度が所定給湯温度より低い場合には、第2熱源器(4)を運転することを特徴としている。
これによると、第1一次エネルギー比と第2一次エネルギー比との大小関係に係わらず、使用側端末に出湯する給湯用水を必要に応じて加熱することができる。
また、請求項4に記載の発明では、第2熱源器(4A)は、第1熱源器(1)から流出し貯湯タンク(2)に流入する前の熱媒体の流通経路(6)に設けられており、制御手段(100)は、第1一次エネルギー比が第2一次エネルギー比未満であるときに、貯湯タンク(2)内の熱量が所定量以下となった場合には、第2熱源器(4A)を運転することを特徴としている。
これによると、第1熱源器(1)よりも一次エネルギー比が大きい第2熱源器(4)を運転して、すなわち第1熱源器(1)よりも一次エネルギー消費量が少ない第2熱源器(4)を運転して、貯湯タンク(2)内に給湯用の熱量を供給することができる。
また、請求項5に記載の発明では、貯湯タンク(2)内の熱量を、熱交換により給湯以外に用いる熱交換手段(31)を備えることを特徴としている。
熱交換手段(31)において貯湯タンク(2)内の熱媒体が熱交換した場合には、熱交換前よりも若干温度が低い程度の中間温度の熱媒体が貯湯タンク(2)内に貯えられることが多い。この中間温度の熱媒体を第1熱源器(1)で再度沸き上げようとすると、第1熱源器(1)の運転効率は大きく低下しやすい。したがって、貯湯タンク(2)内の熱量を熱交換により給湯以外に用いる熱交換手段(31)を備える給湯装置に本発明を適用すれば、一次エネルギー消費量の低減効果は極めて大きい。
また、請求項6に記載の発明のように、制御手段(100)は、第1熱源器(1)および第2熱源器(2)の少なくともいずれかが消費するエネルギーが電気エネルギーである場合には、予め登録されている複数の電気エネルギーの供給元もしくは供給地域の中から抽出された供給元もしくは供給地域に基づいて、第1熱源器(1)および第2熱源器(2)のうち消費するエネルギーが電気エネルギーである熱源器(1)までのエネルギーの供給効率を容易に特定することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した形態と同様とする。実施の各形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施の形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1の実施形態)
本発明を適用した第1の実施形態について図1〜図4にしたがって説明する。図1は、第1の実施形態の給湯装置の概略構成を示した模式図である。図2は、給湯装置に係る制御構成を示したブロック図である。
本実施形態の給湯装置は、貯湯式のヒートポンプ式給湯装置であり、主に一般家庭用として使用されるものであり、貯湯タンク2内に蓄えられた蓄熱用の温水と給湯用水とを給湯用熱交換器3によって熱交換し、加熱された給湯用水を台所、洗面所、浴室などへの給湯端末(手洗い栓、カラン、シャワー、風呂等)に供給するとともに、所定の条件を満たすときには補助熱源器4により給湯用水をさらに加熱して温度調節する機能を有している。
図1に示すように、給湯装置は、高温高圧の冷媒と熱交換させて温水を沸き上げる加熱手段であるヒートポンプユニット1(第1熱源器に相当)と、このヒートポンプユニット1によって加熱された温水を貯える貯湯タンク2と、この貯湯タンク2内下部の低温水が流出してヒートポンプユニット1で加熱されて貯湯タンク2内の上部に戻るように設けられた蓄熱用循環回路6と、蓄熱用の温水と給湯用水とを熱交換する給湯用熱交換器3と、給湯用熱交換器3で加熱された給湯用水をさらに加熱することができる補助熱源器4(第2熱源器に相当)と、本給湯装置の作動を制御する制御装置100(図2参照)と、を備えている。
ヒートポンプユニット1は、少なくとも圧縮機、蓄熱用熱交換器、膨張弁、蒸発器およびアキュムレータ等の冷凍サイクル機能部品が環状に接続されて構成されている。ヒートポンプユニット1は、例えば、冷媒として臨界温度の低い二酸化炭素を使用することにより、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧以上になる超臨界ヒートポンプサイクルを構成する。
ヒートポンプサイクルを超臨界ヒートポンプで構成した場合、一般的なヒートポンプサイクルよりも高温、例えば、85℃〜90℃程度の湯を貯湯タンク2内に蓄えることができる。ヒートポンプサイクルは、主に、料金設定の安価な深夜時間帯の深夜電力を利用して貯湯タンク2内の湯を沸き上げる沸き上げ運転を行う。
ヒートポンプサイクル1の圧縮機は、本例では、電気エネルギーで駆動されるものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、ガスや灯油等で駆動されるものであってもよい。
蓄熱用循環回路6には、ヒートポンプユニット1内の蓄熱用熱交換器である水−冷媒熱交換器に供給される水の温度を検出する入水温度サーミスタと、水−冷媒熱交換器出口での沸き上げ温度を検出する沸上げ温度サーミスタと、電動ポンプと、が設けられている。また、ヒートポンプユニット1には、蒸発器の外部を通過する前の外気の温度を検出するための外気温度サーミスタ23が設けられている。そして、各サーミスタの検出温度信号は制御装置100に出力される。
貯湯タンク2は、給湯用水を加熱する蓄熱用流体(熱媒体に相当)である温水を蓄える縦長形状の容器であり、耐食性に優れた金属製、例えば、ステンレス製からなり、その外周部に断熱材が設けられ、高温水を長時間に渡って保温することができる。また、蓄熱用流体は、主成分が水であり、防腐剤、凍結防止剤、LLC等を含んでいてもよい。また、蓄熱用流体は、交比熱を有する蓄熱材料をマイクロカプセル等の方法により封入し、これを水に分散させて混合してもよいし、スリラー状にして混合させてもよい。
蓄熱用循環回路6の電動ポンプが作動することにより、貯湯タンク2内の温水が循環する。これにより、蓄熱用熱交換器で加熱された貯湯タンク2内の温水は、蓄熱用循環回路6を通って貯湯タンク2内の上部に送り込まれるので、貯湯タンク2内の上部側から下部側へ向かって複数の温度層を形成するように順次蓄熱されていく。
給湯用熱交換器3は、互いの内部を流れる流体同士が熱交換するように設けられた1次側通路3aおよび2次側通路3bを備えている。1次側通路3aは貯湯タンク2内部に連通し、貯湯タンク2内の温水が流れる流路である。2次側通路3bは上流側端部が給水用配管10に接続され、下流側端部が給湯用配管13に接続される流路であり、給湯端末に供給される給湯用水が流れる流路である。1次側通路3aおよび2次側通路3bは、各通路を流れる流体間で熱交換が行われる形態であればよい。例えば、一方の通路が内側管内に形成され、他方の通路が内側管の外側を覆う外側管内に形成される二重管構造で構成してもよい。また、給湯用熱交換器3は、は、1次側通路3aおよび2次側通路3bのそれぞれを流れる流体の流れ方向が対向する対向式熱交換器であることが好ましい。
貯湯タンク2は、給湯用熱交換器3の1次側通路3aとの間で循環流路である1次側循環回路8を形成するように1次側通路3aに接続されている。この1次側循環回路8は、貯湯タンク2の最上部に設けられた導出口に接続されており、この導出口と1次側通路3aとをつなぐ流路に熱交換器入口温度を検出する1次側熱交換器入口温度サーミスタ18を備えている。
さらに1次側循環回路8は、貯湯タンク2の最下部に設けられた導入口に接続されており、この導入口と1次側通路3aとをつなぐ流路に、1次側通路3aから貯湯タンク2内の下部に向けて流出する蓄熱用流体の1次側熱交換器出口温度を検出する1次側循環戻り温度サーミスタ19と、蓄熱用流体を1次側循環回路8に強制的に循環させる蓄熱用流体駆動手段である循環ポンプ9と、を備えている。1次側熱交換器入口温度サーミスタ18および1次側循環戻り温度サーミスタ19により検出される温度信号は、制御装置100の入力回路に入力されるようになっている。
給水用配管10の上流は、水道配管に接続されており、市水(水道水)が給湯用熱交換器3の2次側通路3bに導入されるようになっている。給水用配管10には、流量検出器16と給水温度サーミスタ20とが設けられている。流量検出器16は2次側通路3b方向に向かう流量(2次側流量)を検出する検出手段であり、また給水温度サーミスタ20は市水の温度を検出し、検出された流量信号および温度信号は、制御装置100の入力回路に入力されるようになっている。
給湯用配管13は、給湯用熱交換器3の2次側通路3b出口と台所、洗面所、浴室などへの給湯端末(手洗い栓、カラン、シャワー、風呂等)とを接続する配管である。そして、給湯用配管13の下流側には、給湯温度を検出する給湯サーミスタ22と、流量カウンタ(図示せず)とが設けられている。給湯サーミスタ22および流量カウンタによって検出された給湯温度信号および流量信号は、制御装置100の入力回路に入力されるようになっている。
給湯用配管13には、給湯用熱交換器3の2次側通路3b出口における給湯水の温度(熱交換器2次出口温度)を検出する2次側出口温度サーミスタ21(2次出口温度検出器)が設けられている。検出された熱交換器2次出口温度は制御装置100の入力回路に入力されるようになっている。また、給湯用配管13は、2次側出口温度サーミスタ21よりも下流側で給湯用配管13が補助熱源用通路15に分岐する分岐部を備えており、この分岐部には熱源切替弁11が設けられている。この熱源切替弁11は、2次側通路3bを流出した給湯用水を給湯用配管13側か、補助熱源側通路15側かのいずれかを流れるように切り替えることができる。
補助熱源用通路15の途中には、補助熱源側通路15を流れてきた給湯用水を再加熱する補助熱源器4が設けられ、補助熱源用通路15の下流端部は給湯用配管13に合流している。補助熱源器4は、本例では都市ガスにより給湯用水を加熱するものであるが、通過する給湯用水を加熱可能な機器であれば特に限定するものではなく、例えば、ガス等の燃料による燃焼炎を用いて内部を通過する給湯用水を加熱する小型ガス湯沸かし器、灯油等の液体燃料による燃焼炎を用いて内部を通過する給湯用水を加熱する小型石油湯沸かし器、電気式ヒータ等を採用することができる。
給湯用配管13および補助熱源側通路15が使用側端末に出湯する給湯用水の流通経路に相当し、この給湯用水の流通経路に第2熱源器である補助熱源器4が設けられていることになる。
給水配管10は、給湯用熱交換器3の2次側通路3bの手前で分岐し、この分岐した配管は給湯用配管13に合流している。この給水配管10の分岐部から給湯用配管13の合流部に至るまでの配管は給湯用熱交換器3をバイパスする2次側バイパス通路14である。2次側バイパス通路14と給湯用配管13との合流部には給湯用混合弁12が設けられている。
この給湯用混合弁12は、給湯端末側に出湯する湯温を調節する温度調節弁であり、給湯用配管13側と2次側バイパス通路14側との開口面積比を調節することにより、給湯用熱交換器3で加熱された給湯用水と市水との混合比を調節して設定温度に調節するように制御される。制御装置100は、リモートコントローラ110等により設定される温度と、給水温度サーミスタ20、2次側出口温度サーミスタ21および給湯温度サーミスタ22によって検出される温度情報とに基づいて給湯用混合弁12を制御する。
貯湯タンク2の外壁面には、蓄熱用温水の貯湯量、貯湯温度を検出するための水温センサである複数個の貯湯サーミスタ17が設けられており、本実施形態では縦方向にほぼ等間隔で最上部から順にTH1、TH2、TH3、TH4、TH5という5個のサーミスタが配設されている。これら5個のサーミスタの検出温度信号は、それぞれ制御装置100の入力回路に入力されるようになっており、各水位レベルでの蓄熱用流体の温度や湯量を検出可能である。また、複数個の貯湯サーミスタ17のうち、最上部に位置するTH1は、高温の蓄熱用流体を出湯する出湯温度を検出することができる。
貯湯タンク2の天面には、貯湯タンク5内に市水を給水するための間接タンク5が載置されている。間接タンク5の上部には市水が流れてくる給水用配管と、逃し用配管とが接続されており、その下部には貯湯タンク2内下部とつながっている循環用配管7が接続されている。また間接タンク5内には水位センサが設けられており、制御装置100に送信される水位センサの検出信号によって間接タンク5内に自動的に給水が行われる。給水用配管を通って流れてきた水が間接タンク5内に貯まると、間接タンク5内の水が循環用配管7を通って貯湯タンク2内下部に流入し、余分な水は逃がし用配管を通って外部に排出される。
図2に示すように、制御手段である制御装置100は、リモートコントローラ110上の各種スイッチからの信号、流量検出器16、各種サーミスタ17〜23からの通信信号が入力される入力回路と、入力回路からの信号を用いて各種演算を実行するマイクロコンピュータと、マイクロコンピュータによる演算に基づいてヒートポンプユニット1、補助熱源器4、循環ポンプ9、熱源切替弁11、給湯用混合弁12等を制御する通信信号を出力する出力回路と、を備えている。マイクロコンピュータは、記憶手段としてROMまたはRAMを内蔵し、あらかじめ設定された制御プログラムや更新可能な制御プログラムを有している。
次に、上記構成における給湯装置の作動について説明する。まず、給湯装置の沸き上げ制御を説明する。ユーザによってリモートコントローラ110の給湯スイッチがONされている場合には、制御装置100は主に電力料金の安価な深夜時間帯(例えば、当日の23時から翌日の7時までの時間帯)にヒートポンプユニット1を運転し、貯湯タンク2内の蓄熱用流体を加熱し、必要な熱量を蓄える。
つまり、制御装置100は、深夜電力時間帯になって貯湯サーミスタが貯湯タンク2内に翌日に必要な熱量が残っていないことを検出すると、ヒートポンプユニット1に対して沸き上げ開始を指令する。指令を受けたヒートポンプユニット1は圧縮機を起動した後に蓄熱用循環回路6の循環ポンプを駆動開始し、貯湯タンク2下部から取り出した低温水を水−冷媒熱交換器で70〜90℃程度の高温に加熱し、蓄熱用循環回路6を介して貯湯タンク2の上部から貯湯タンク2内に戻し、貯湯タンク2の上部から順次積層して高温水を貯湯していく。貯湯サーミスタ17が必要な熱量が貯湯されたことを検出すると、制御装置100はヒートポンプユニット1に対して沸き上げ停止を指令し、ヒートポンプユニット1は圧縮機を停止するとともに、循環ポンプも停止して沸き上げ動作を終了する。
次に、給湯端末(使用側端末)で湯を使用する場合の制御について、図3および図4にしたがって説明する。図3は給湯装置の昼間時間帯(深夜時間帯以外)の貯湯制御処理を示したフローチャートであり、図4は、補助熱源加熱制御処理を示したフローチャートである。
図3に示すように、制御装置100は、貯湯タンク2内の貯湯量すなわち貯えている熱量が所定量以下であるか否か監視しており(ステップS130)、貯湯量が所定量以下でない場合には、ヒートポンプユニット1に沸き上げ運転の停止(停止中の場合は停止状態の継続)を指示し(ステップS160)、ステップS130にリターンする。ここで、貯湯量の所定量とは、予め定められた最低限必要な所定熱量、もしくは、過去の熱量消費を学習した結果により決まる所定熱量である。
ステップS130において、貯湯量が所定量以下であると判断した場合には、ヒートポンプユニット1を運転する際の一次エネルギー比(第1一次エネルギー比に相当)と、補助熱源器4を運転する際の一次エネルギー比(第2一次エネルギー比に相当)とを比較し(ステップS140)、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比が補助熱源器4の一次エネルギー比より大きい場合には、ヒートポンプユニット1に沸き上げ運転の指示を行い(ステップS150)、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比が補助熱源器4の一次エネルギー比より小さい場合には、ヒートポンプユニット1に沸き上げ運転の停止を指示し(ステップS160)、ステップS130へリターンする。
ここで、一次エネルギー比とは、下記の数式1に示すように、熱源器が消費する一次エネルギー量に対し熱源器により生成されて給湯に用いることのできる熱量の比と定義できるものである。
(数式1)
生成される給湯使用可能熱量/一次エネルギー消費量=一次エネルギー比
ステップS140では、ヒートポンプユニット1が消費する最終エネルギー量、ヒートポンプユニット1までのエネルギー供給効率、およびヒートポンプユニット1の運転効率(成績係数COP)に基づいて、ヒートポンプユニット1を運転した際の一次エネルギー比を算出するとともに、補助熱源器4が消費する最終エネルギー量、補助熱源器4までのエネルギー供給効率、および補助熱源器4の運転効率(ガス燃焼効率)に基づいて、補助熱源器4を運転した際の一次エネルギー比を算出して、両一次エネルギー比を比較する。
具体的には、制御装置100は、外気温度サーミスタ23から入力した外気温度情報、ヒートポンプユニット1に運転指示する際の沸き上げ温度指示値、および、貯湯サーミスタ17のうち最下部のサーミスタTH5からの温度情報から、ヒートポンプユニット1の沸き上げ効率であるCOPを推定算出し、放熱等の熱量ロスも考慮して機器効率を算出する。そして、下記数式2に示すように、算出した機器効率に一次エネルギーを消費する時点からヒートポンプユニット1までの電力エネルギー供給効率(ここでは発電・送電効率)と最終エネルギー消費量とを乗じて、ヒートポンプユニット1を運転した際の一次エネルギー比を算出するようになっている。
(数式2)
機器効率×発電・送電効率×最終電力エネルギー消費量=H/P一次エネルギー比
ここで、機器効率=H/PCOP×有効熱量比率(例えば90%)
ヒートポンプユニット1の沸き上げ効率(H/PCOP)は、外気温度および沸き上げ前後の湯温により変動するため、外気温度情報、沸き上げられた湯の温度の関連情報である沸き上げ温度指示値、および、沸き上げる前の水温の関連情報であるサーミスタTH5が検出する貯湯タンク2内の最下部の水温情報から、ヒートポンプユニット1の沸き上げ効率であるCOPを推定算出している。
一方、制御装置100は、下記数式3に示すように、予め設定入力された機器効率であるガス燃焼効率(例えば80%)にガスの供給効率(ここでは100%)と最終エネルギー消費量とを乗じて、補助熱源器4を運転した際の一次エネルギー比を算出するようになっている。
(数式3)
機器効率×供給効率×最終ガスエネルギー消費量=補助熱源器一次エネルギー比
次に、制御装置100が行う補助熱源加熱制御処理について説明する。
図4に示すように、制御装置100は、流量検出器16からの入力信号に基づいて端末からの出湯流量があるか否か判断する(ステップS170)。出湯流量がないと判断した場合、すなわち出湯を検知しない場合には、補助熱源器4に燃焼加熱運転の停止(停止中の場合は停止状態の継続)を指示し(ステップS200)、ステップS170にリターンする。
ステップS170において、出湯流量があると判断した場合、すなわち出湯検知をした場合には、熱源切替弁11の切替指示が補助熱源側通路15側であるか否か判断する(ステップS180)。熱源切替弁11は、2次側出口温度サーミスタ21が検出する熱交換後の給湯用水の温度が、端末における出湯設定温度に所定値を加えた温度より高い場合には給湯用配管側13を流路とし、出湯設定温度に所定値を加えた温度より低い場合には補助熱源側通路15を流路とするように切替制御されるようになっている。
ステップS180において、熱源切替弁11が補助熱源側通路15を流路としていると判断した場合には、補助熱源器4に加熱運転の指示を行い(ステップS190)、熱源切替弁11が補助熱源側通路15を流路としていない場合には、補助熱源器4に加熱運転の停止を指示し(ステップS200)、ステップS170へリターンする。
ステップS180では、熱源切替弁11の切替指示状態に応じて、ステップS190、S200のいずれかを実行するようになっていたが、2次側出口温度サーミスタ21が検出する熱交換後の給湯用水の温度に基づいて制御切り替えを行うものであってもよい。また、熱源切替弁11の切替指示の基準とする温度値もしくは直接判定基準とする温度値も、端末における出湯設定温度に所定値を加えた温度に限らず、一定温度値としてもかまわない。
上述の構成および作動によれば、制御装置100は、昼間時間帯には、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比と補助熱源器4の一次エネルギー比とを比較して、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比の方が小さい場合、すなわち、給湯用の同一熱量を得るために必要とする一次エネルギー消費量が補助熱源器4を運転したときよりもヒートポンプユニット1を運転したときの方が大きくなる場合には、貯湯タンク2内の熱量が所定量以下となった場合であってもヒートポンプユニット1の運転を禁止し、給湯用の熱量の不足分は一次エネルギー消費量が比較的少ない補助熱源器4の運転で補うことができる。
したがって、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比が補助熱源器4の一次エネルギー比より小さい場合には、貯湯タンク2内の熱量が少なくなっても一次エネルギー消費量が比較的多いヒートポンプユニット1を運転しないので、一次エネルギー消費量を低減することができる。
ヒートポンプユニット1の運転効率であるCOPは環境条件等により変動するが、制御装置100は、外気温度、ヒートポンプユニット1に運転指示する際の沸き上げ温度指示値、および、貯湯サーミスタ17のうち最下部のサーミスタTH5からの温度情報から、ヒートポンプユニット1の沸き上げ効率であるCOPを推定算出し、この算出したCOPに基づいてヒートポンプユニット1の第1エネルギー比を算出するようになっている。
ヒートポンプユニット1の運転効率(COP)は、外気温度および沸き上げ前後の湯温により変化するが、各要因の値もしくはその関連情報に基づいて運転効率を精度よく算出することができる。したがって、算出した運転効率に基づいてヒートポンプユニット1の第1エネルギー比を精度よく算出することが可能である。
また、外気温度は外気温度サーミスタ23で直接検出した値を採用している。したがって、運転効率に大きく影響するヒートポンプサイクルにおける熱源側の外部流体温度である外気の温度を精度よく検出することができる。さらに、沸き上げ前の熱媒体温度として貯湯タンク2のサーミスタTH5での検出温度を用い、沸き上げ後の熱媒体温度として沸き上げ温度指示値を用いている。したがって、沸き上げ前後の熱媒体の検出温度を直接採用する場合よりも温度変動の影響を受け難く、制御を安定させることができる。具体的には、例えばヒートポンプユニット1が起動と停止を繰り返すような運転を抑制することができる。
また、上記実施形態では説明を省略していたが、制御装置100には、電力エネルギーの供給元である複数の電力会社が予め登録されており、それらの中からユーザ等がリモートコントローラ110を介して選択することで、ヒートポンプユニット1への送電・発電効率を容易に特定することができる。制御装置100に複数の電力会社が登録されているものに限らず、複数の電力供給地域(例えば自治体名)が予め登録されており、給湯装置を設置する地域を選択することでヒートポンプユニット1への送電・発電効率を特定するものであってもよい。
また、上述した複数の選択肢からの選択は、リモートコントローラ110を介さずに制御装置100において直接行うものであってもよい。
また、制御装置100に予め登録されている選択肢の中から選択するものに限定されず、制御手段100に電気会社、電力供給地域、送電・発電効率のいずれかをリモートコントローラ110を介してあるいは直接入力するものであってもよい。リモートコントローラ110を介して入力する場合には、リモートコントローラ110が入力手段に相当することになり、制御装置100に直接入力する場合には、制御装置100の入力操作部が入力手段に相当することになる。
すなわち、制御手段は、第1熱源器および第2熱源器の少なくともいずれかが消費するエネルギーが電気エネルギーである場合に、電気エネルギーの供給元、供給地域、電気エネルギーの供給効率のいずれかを入力する入力手段を有し、入力手段により電気エネルギーの供給元もしくは供給地域が入力された場合には、入力された電気エネルギーの供給元もしくは供給地域に基づいて、第1熱源器および第2熱源器のうち消費するエネルギーが電気エネルギーである熱源器までのエネルギーの供給効率を容易に特定することができると言える。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5および図6に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、補助熱源器を沸き上げ回路に設けた点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態では、第1の実施形態では設けていた補助熱源器4、補助熱源側通路15、熱源切替弁11を設けておらず、熱媒体の流通経路である蓄熱用循環回路6のうちヒートポンプユニット1の下流側に第2熱源器に相当する補助熱源器4Aを設け、ヒートポンプユニット1から流出し貯湯タンク2に流入する前の熱媒体を加熱することが可能となっている。
補助熱源器4Aは、本例では都市ガスにより熱媒体である水を加熱するものであるが、通過する熱媒体を加熱可能な機器であれば特に限定するものではなく、例えば、ガス等の燃料による燃焼炎を用いて内部を通過する給湯用水を加熱する小型ガス湯沸かし器、灯油等の液体燃料による燃焼炎を用いて内部を通過する給湯用水を加熱する小型石油湯沸かし器、電気式ヒータ等を採用することができる。
次に、上記構成における給湯装置の作動について説明する。
ユーザによってリモートコントローラ110の給湯スイッチがONされている場合には、制御装置100は主に電力料金の安価な深夜時間帯にヒートポンプユニット1を運転し、貯湯タンク2内の蓄熱用流体を加熱し、必要な熱量を蓄える。そして、昼間時間帯(深夜時間帯以外)には、図6に示すフローチャートに従って貯湯制御を行う。
図6に示すように、制御装置100は、貯湯タンク2内の貯湯量すなわち貯えている熱量が所定量以下であるか否か監視しており(ステップS130)、貯湯量が所定量以下でない場合には、ヒートポンプユニット1に沸き上げ運転の停止および補助熱源器4Aの燃焼加熱運転の停止(停止中の場合は停止状態の継続)を指示し(ステップS270)、ステップS130にリターンする。本実施形態においても、貯湯量の所定量とは、予め定められた最低限必要な所定熱量、もしくは、過去の熱量消費を学習した結果により決まる所定熱量である。
ステップS130において、貯湯量が所定量以下であると判断した場合には、第1の実施形態と同様に、ヒートポンプユニット1を運転する際の一次エネルギー比を算出するとともに、補助熱源器4Aを運転する際の一次エネルギー比を算出して、両一次エネルギー比を比較し(ステップS140)、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比が補助熱源器4Aの一次エネルギー比より大きい場合には、ヒートポンプユニット1に沸き上げ運転の指示を行うとともに補助熱源器4Aの燃焼加熱運転の停止を指示し(ステップS250)、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比が補助熱源器4Aの一次エネルギー比より小さい場合には、ヒートポンプユニット1に沸き上げ運転の停止の指示を行うとともに補助熱源器4Aに燃焼加熱運転を指示し(ステップS260)、ステップS130へリターンする。
なお、ステップS250、ステップS260を実行する際に、給湯端末における出湯量が多い等、いずれかの熱源器のみでは貯湯が追いつかない場合には、両熱源器を同時に運転するものであってもよい。
上述の構成および作動によれば、制御装置100は、昼間時間帯には、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比と補助熱源器4Aの一次エネルギー比とを比較して、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比の方が小さい場合、すなわち、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー消費量の方が多い場合には、貯湯タンク2内の熱量が所定量以下となった場合であってもヒートポンプユニット1の運転を禁止し、貯湯用の熱量は一次エネルギー消費量が比較的少ない補助熱源器4Aの運転で行なうことができる。
したがって、ヒートポンプユニット1の一次エネルギー比が補助熱源器4Aの一次エネルギー比より小さい場合には、貯湯タンク2内の熱量が少なくなっても一次エネルギー消費量が比較的多いヒートポンプユニット1を運転せずに一次エネルギー消費量が比較的少ない補助熱源器4Aを運転するので、一次エネルギー消費量を低減することができる。
本実施形態では、昼間時間帯だけヒートポンプユニット1の一次エネルギー比と補助熱源器4Aの一次エネルギー比とを比較して貯湯制御を行っていたが、深夜時間帯の貯湯運転時にも一次エネルギー比に基づく上述の制御を行うものであってもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図7に基づいて説明する。
本第3の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、貯湯タンク2内の熱量を熱交換により給湯以外に用いる床暖房回路を有する所謂多機能型の給湯装置である点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態の給湯装置は、第1実施形態に係る給湯装置に対してさらに、上流端部が貯湯タンク2内の上部に接続され、下流端部が貯湯タンク2内の下部または中央部に接続されている床暖房回路30を備えている。この床暖房回路30の途中には放熱端末器の一例である床暖房パネル31と、回路内に貯湯タンク2内の温水を循環させるための暖房用循環ポンプ32と、回路内の温水を補助的に加熱できる補助熱源器33と、暖房用循環ポンプ32の上流側通路および下流側通路に接続され、途中に補助熱源器33が配されている補助熱源用回路34と、が設けられている。
さらに床暖房回路30は、床暖房パネル31内の温水が貯湯タンク2内に流れないで床暖房パネル31内を循環可能なように床暖房パネル31に並列に配されたバイパス通路36と、このバイパス通路36と床暖房回路30との合流部に設けられる混合弁35と、を備えている。
床暖房パネル31は、本実施形態における貯湯タンク2内の熱量を熱交換により給湯以外に用いる熱交換手段に相当する。なお、放熱端末器である床暖房パネル31は、温水式温風暖房器や温水式パネルコンベクタ、温水式パネルラジエータ等に置き換えることもできる。また、混合弁35は、下流側の二つの通路の開度をそれぞれ0〜100%の範囲で制御可能に構成されている。
上記構成において床暖房を実施する場合には、制御装置100は、まず、暖房用循環ポンプ32を作動させ、下流の床暖房回路30側の開度が100%になるように混合弁35を制御する。そして、貯湯タンク2内上部の高温の蓄熱用流体が床暖房回路30に取り出され、床暖房パネル31内を通過して放熱することにより床面を暖房し、さらに床暖房回路30を貯湯タンク2に向かって流れ、中温流体として貯湯タンク2内下部に流入する。
また、貯湯タンク2内の貯湯熱量が十分でない場合には、制御装置100は補助熱源器33を作動させて、温水加熱量を補充することができる。また、貯湯タンク2内の貯湯熱量を使用せずに床暖房を行いたい場合には、制御装置100は、補助熱源器33を作動させるとともに、混合弁35を下流の床暖房回路30側の開度が0%で、バイパス通路36側の開度が100%になるように制御する。
上記床暖房運転を行った場合には、貯湯タンク2内の中温水(熱交換前よりも若干温度が低い例えば35〜50℃程度の温水)の増加が起こり易く、この中温水をヒートポンプユニット1で再度沸き上げようとすると、ヒートポンプユニット1のCOPは大きく低下してしまう。したがって、貯湯タンク2内の熱量を熱交換により給湯以外に用いる床暖房機能を備える給湯装置において、第1の実施形態で説明した貯湯制御および補助熱源加熱制御を行えば、一次エネルギー消費量を低減する効果は極めて大きい。
また、本実施形態の構成によれば、通常床暖房回路に必要とされる膨張タンクや水−水熱交換器を設けなくとも床暖房回路を構成することができるので、製品コストの低減や放熱ロスの低減を実現できる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、外気温度、沸き上げられた熱媒体の関連情報である沸き上げ温度指示値、および、沸き上げる前の熱媒体の温度の関連情報である貯湯タンク2内の最下部の水温情報から、ヒートポンプユニット1の沸き上げ効率である運転効率(COP)を算出していたが、外気温度もしくはその関連情報、ヒートポンプユニット1により沸き上げられ貯湯タンク2内に供給される熱媒体の温度もしくはその関連情報、ヒートポンプユニット1により沸き上げられる前の熱媒体の温度もしくはその関連情報に基づいて、ヒートポンプユニット1の運転効率を算出するものであればよい。
外気温度およびその関連情報としては、外気温度サーミスタ23の検出温度のほかに、例えば、給湯装置に供給される水道水の温度、暖房使用実績の有無(実績ありの場合は低外気温と判断)、説明を省略した凍結防止運転やヒータ動作の実績の有無(実績ありの場合は低外気温と判断)等を採用することができる。
ヒートポンプユニット1により沸き上げられ貯湯タンク2内に供給される熱媒体の温度もしくはその関連情報としては、ヒートポンプ沸き上げ指示温度のほかに、例えば、ヒートポンプ沸き上げ温度サーミスタの検出温度、暖房使用実績の有無(実績ありの場合は沸き上げ温度を上昇させるため)、外気温度(低外気温時は沸き上げ温度を上昇させるため)等を採用することができる。
ヒートポンプユニット1により沸き上げられる前の熱媒体の温度もしくはその関連情報としては、貯湯タンク2下部のサーミスタの検出温度のほかに、例えば、ヒートポンプ給水温度サーミスタ(入水温度サーミスタ)の検出温度、暖房使用実績の有無(実績ありの場合には貯湯タンク内に中温水が生成されるため)、1日の暖房使用熱量や暖房使用時間(暖房使用が多いほど貯湯タンク内に中温水が生成されやすいため)等を採用することができる。
また、ヒートポンプユニット1のCOPの算出は、外気温度もしくはその関連情報、ヒートポンプユニット1により沸き上げられ貯湯タンク2内に供給される熱媒体の温度もしくはその関連情報、ヒートポンプユニット1により沸き上げられる前の熱媒体の温度もしくはその関連情報に基づいて行なえば高い精度を得ることが可能であるが、これに限定されず、外気温度もしくはその関連情報、ヒートポンプユニット1により沸き上げられ貯湯タンク2内に供給される熱媒体の温度もしくはその関連情報、ヒートポンプユニット1により沸き上げられる前の熱媒体の温度もしくはその関連情報の少なくともいずれかに基づいて算出するものであってもよい。
また、上記各実施形態の給湯装置は、給湯用熱交換器3を備えており、貯湯タンク2内に貯留された熱量を熱交換して給湯用水を加熱する所謂間接式の給湯装置であったが、貯湯タンク内に貯留した湯を直接端末から出湯する給湯装置にも本発明を適用して有効である。
本発明を適用した第1の実施形態における給湯装置の概略構成を示した模式図である。 給湯装置に係る制御構成を示したブロック図である。 給湯装置の貯湯制御処理を示したフローチャートである。 給湯装置の補助熱源加熱制御処理を示したフローチャートである。 本発明を適用した第2の実施形態における給湯装置の概略構成を示した模式図である。 給湯装置の貯湯制御処理を示したフローチャートである。 本発明を適用した第3の実施形態における給湯装置の概略構成を示した模式図である。
符号の説明
1 ヒートポンプユニット(第1熱源器)
2 貯湯タンク
4、4A 補助熱源器(第2熱源器)
6 蓄熱用循環回路
13 給湯用配管
15 補助熱源側通路
31 床暖房パネル(熱交換手段)
100 制御装置(制御手段)
110 リモートコントローラ(入力手段)

Claims (6)

  1. 給湯用の熱量を内部に貯えるための貯湯タンク(2)と、
    前記貯湯タンク(2)内に前記熱量を供給するためのヒートポンプ式の第1熱源器(1)と、
    前記貯湯タンク(2)の下部から流出した熱媒体を前記第1熱源器(1)で加熱して前記貯湯タンク(2)の上部に戻す蓄熱用循環回路(6)と、
    前記熱量を生成するためのヒートポンプ式以外の第2熱源器(4)と、
    前記第1熱源器(1)と前記第2熱源器(4)とを運転制御する制御手段(100)とを備え、
    前記蓄熱用循環回路(6)は、前記第1熱源器(1)の蓄熱用熱交換器に供給される前記熱媒体の温度を検出する入口温度サーミスタを有しており、
    前記制御手段(100)は、
    前記第1熱源器(1)が消費する一次エネルギー量に対する前記第1熱源器(1)により生成されて給湯に用いることのできる熱量の比を第1一次エネルギー比と定義し、前記第2熱源器(4)が消費する一次エネルギー量に対する前記第2熱源器(4)により生成されて給湯に用いることのできる熱量の比を第2一次エネルギー比と定義したときに、
    前記第1熱源器(1)が消費する最終エネルギー量、前記第1熱源器(1)までのエネルギー供給効率、および前記第1熱源器(1)の運転効率に基づいて、前記第1一次エネルギー比を算出し、
    前記第2熱源器(4)が消費する最終エネルギー量、前記第2熱源器(4)までのエネルギー供給効率、および前記第2熱源器(4)の運転効率に基づいて、前記第2一次エネルギー比を算出し、
    前記第1一次エネルギー比と前記第2一次エネルギー比とを比較して、
    前記第1一次エネルギー比が前記第2一次エネルギー比以上である場合には、前記貯湯タンク(2)内の前記熱量が所定量以下となった場合には前記第1熱源器(1)を運転し、
    前記第1一次エネルギー比が前記第2一次エネルギー比未満である場合には、前記貯湯タンク(2)内の前記熱量が前記所定量以下となった場合であっても前記第1熱源器(1)の運転を禁止するものであり、
    さらに、前記制御手段(100)は、少なくとも前記第1熱源器(1)により沸き上げられる前の前記熱媒体の温度の関連情報、及び、前記第1熱源器(1)により沸き上げられ前記貯湯タンク(2)内に供給される前記熱媒体の温度の関連情報に基づいて、前記第1熱源器(1)の運転効率を算出するものであり、
    前記貯湯タンク(2)には、それぞれの水位レベルにおける貯湯温度を検出する複数の温度センサ(17)が設けられており、
    前記第1熱源器(1)により沸き上げられる前の前記熱媒体の温度の関連情報は、前記入口温度サーミスタの検出温度情報と、前記複数の温度センサのうち下部に設けられた温度センサが検出する温度情報との中から、前記下部に設けられた温度センサが検出する温度情報を用い、
    前記第1熱源器(1)により沸き上げられ前記貯湯タンク(2)内に供給される前記熱媒体の温度の関連情報には、前記第1熱源器に運転指示する際の沸き上げ温度指示値を用いることを特徴とする給湯装置。
  2. 前記制御手段(100)は、前記第1熱源器(1)により沸き上げられる前の前記熱媒体の温度の関連情報、及び、前記第1熱源器(1)により沸き上げられ前記貯湯タンク(2)内に供給される前記熱媒体の温度の関連情報に加え、外気温度もしくはその関連情報に基づいて、前記第1熱源器(1)の運転効率を算出することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記第2熱源器(4)は、使用側端末に出湯する給湯用水の流通経路(13、15)に設けられており、
    前記制御手段(100)は、前記流通経路(13、15)を流れる湯の温度が所定給湯温度より低い場合には、前記第2熱源器(4)を運転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記第2熱源器(4A)は、前記第1熱源器(1)から流出し前記貯湯タンク(2)に流入する前の熱媒体の流通経路(6)に設けられており、
    前記制御手段(100)は、前記第1一次エネルギー比が前記第2一次エネルギー比未満であるときに、前記貯湯タンク(2)内の前記熱量が前記所定量以下となった場合には、前記第2熱源器(4A)を運転することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給湯装置。
  5. 前記貯湯タンク(2)内の前記熱量を、熱交換により給湯以外に用いる熱交換手段(31)を備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の給湯装置。
  6. 前記制御手段(100)は、前記第1熱源器(1)および前記第2熱源器(2)の少なくともいずれかが消費するエネルギーが電気エネルギーである場合には、予め登録されている複数の電気エネルギーの供給元もしくは供給地域の中から抽出された供給元もしくは供給地域に基づいて、前記第1熱源器(1)および前記第2熱源器(2)のうち消費するエネルギーが電気エネルギーである熱源器(1)までのエネルギーの供給効率を特定することを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の給湯装置。
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