JP2000329401A - 給湯機 - Google Patents

給湯機

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JP2000329401A
JP2000329401A JP14181899A JP14181899A JP2000329401A JP 2000329401 A JP2000329401 A JP 2000329401A JP 14181899 A JP14181899 A JP 14181899A JP 14181899 A JP14181899 A JP 14181899A JP 2000329401 A JP2000329401 A JP 2000329401A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給湯機の放熱損失の低減と蓄熱タンクの小型
化をはかる。 【解決手段】 圧縮機2、凝縮器3、減圧器4、蒸発器
5で構成されるヒートポンプ1と、蓄熱タンク16と、
この蓄熱タンク16と出湯する端末カラン21との間の
タンク出湯管20の途中に設けた燃焼バーナー23の熱
により加熱される熱交換器24と、蓄熱タンク16の湯
温を検出する湯温検知手段17と、この湯温検知手段1
7の検出温度が予め設定された所定温度以下でヒートポ
ンプの運転を行うように制御するヒートポンプ制御手段
25を備えている。これにより、蓄熱タンク16内の湯
温はヒートポンプの沸き上げ温度の50〜55℃の中間
温度であるため、蓄熱タンク16の放熱損失が低減され
る。または、高温度の出湯が必要な場合には燃焼による
給湯が出来るので、蓄熱タンク16を必要最小限の大き
さに小型化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒートポンプと燃焼
とを利用した給湯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の給湯機は特開昭59−1
95048号公報に示す如きものがある。以下、従来の
技術について図8に基づき説明する。図8は従来の給湯
機の構成図である。図8において、蓄熱タンク1の下部
の水は循環ポンプ2を介してヒートポンプ3の凝縮器4
と熱交換する熱交換器4aから燃焼給湯機5の熱交換器
6を経て蓄熱タンク1の上部に戻される。そして、蓄熱
タンク1内の水はヒートポンプ3で中間温度まで昇温さ
れたのち、燃焼給湯機5で80℃の高温まで昇温されて
貯湯される。
【0003】なお、図8中の7は圧縮器、9は蒸発器を
示し、ヒートポンプ3を構成している。また、10は燃
焼バーナ、1aは蓄熱タンク1内の湯温の湯温検知手段
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記する従来の給湯機
では、蓄熱タンク1内の湯温を常時80℃の高温に保持
しているため、放熱損失が大きい。また、出湯に必要な
湯量を蓄熱タンク1に確保しておく必要性から蓄熱タン
ク1の容積が大きくなり、設置スペース上の課題があ
る。
【0005】本発明は上記課題を解決するものであり、
放熱損失の低減と蓄熱タンクの小型化をはかることを主
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒
流路で接続して構成するヒートポンプと、前記凝縮器の
熱で加熱昇温される蓄熱タンクと、この蓄熱タンクと出
湯する端末カランとの間のタンク出湯管途中に設けた燃
焼バーナーの熱により加熱される熱交換器と、前記蓄熱
タンクの湯温を検出する湯温検知手段と、この湯温検知
手段で検出される検出温度が予め設定された所定温度以
下でヒートポンプの運転を行うように制御するヒートポ
ンプ制御手段を備えた給湯機としたものである。
【0007】以上の構成により、蓄熱タンク内の水はヒ
ートポンプの運転で湯温検知手段とヒートポンプ制御手
段により、予め設定された所定温度に蓄熱して貯湯され
る。所定温度は通常ヒートポンプの効率が十分確保さ
れ、また、通常出湯温度以上である50〜55℃の中間
温度であるため、蓄熱タンクの放熱損失が低減される。
また、蓄熱タンクと出湯する端末カランとの間のタンク
出湯管途中に設けた燃焼バーナーの熱により加熱される
熱交換器を備えたことで、蓄熱タンクの湯温が低下した
場合、または、高温度の出湯が必要な場合には燃焼によ
る昇温が出来るので、蓄熱タンクを必要最小限の大きさ
に設定できるため、蓄熱タンクの小型化が図れる。さら
に、出湯により蓄熱タンクの湯温が低下したときは、湯
温検知手段とヒートポンプの制御手段によりヒートポン
プの運転が行われることで、効率の良い運転ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】前記課題を解決する給湯機は各請
求項に記載した実施形態により実現できる。すなわち本
発明の請求項1に記載の発明は、圧縮機、凝縮器、減圧
器、蒸発器を冷媒流路で接続して構成するヒートポンプ
と、前記凝縮器の熱で加熱昇温される蓄熱タンクと、こ
の蓄熱タンクと出湯する端末カランとの間のタンク出湯
管途中に設けた燃焼バーナーの熱により加熱される熱交
換器と、前記蓄熱タンクの湯温を検出する湯温検知手段
と、この湯温検知手段で検出される検出温度が予め設定
された所定温度以下でヒートポンプの運転を行うように
制御するヒートポンプ制御手段を備え、蓄熱タンク内の
水はヒートポンプの運転で湯温検知手段とヒートポンプ
制御手段により、予め設定された所定温度に蓄熱されて
貯湯される。所定温度は通常ヒートポンプの効率が十分
確保され、また、通常出湯温度以上である50〜55℃
の中間温度であるため、蓄熱タンクの放熱損失が低減さ
れる。また、蓄熱タンクと出湯する端末カランとの間の
タンク出湯管途中に設けた燃焼バーナーの熱により加熱
される熱交換器を備えたことで、蓄熱タンクの湯温が低
下した場合、または、高温度の出湯が必要な場合には燃
焼による昇温が出来るので、蓄熱タンクを必要最小限の
大きさに設定できるため、蓄熱タンクの小型化が図れ
る。さらに、出湯により蓄熱タンクの湯温が低下したと
きは、湯温検知手段とヒートポンプ制御手段によりヒー
トポンプの運転が行われることで、効率の良い運転がで
きる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明に加えて熱交換器の入口水温を検出する入
口水温検知手段と、この入口水温検知手段で検出される
検出温度が予め設定された所定温度以下で燃焼を行うよ
うに燃焼バーナーを制御するバーナー制御手段を備える
構成とすることにより、端末カランを開き出湯するとき
に、熱交換器の入口水温が通常要求される所定温度以下
のときに燃焼バーナーを点火して、蓄熱タンクの湯温が
低下したときでも十分な出湯温度が確保できる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は請求項1ま
たは請求項2に記載の発明に加えて、タンク出湯管の水
の流れを検出する流量検知手段と、この流量検知手段の
信号により、燃焼バーナーの燃焼を開始をするバーナー
制御手段を備える構成とすることにより、給湯時に給水
が流れることを流量検知手段が検出して燃焼バーナーの
燃焼の開始をする。したがって、熱交換器での熱交換量
が増加して給湯能力が向上するとともに加熱手段の立ち
上げ湯温も速くなる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明に加えてタンク出湯管の水
の流れを検出する流量検知手段と、この流量検知手段の
信号を受け、ヒートポンプの運転と燃焼バーナーの燃焼
を開始する制御手段を備える構成とすることにより、給
湯時に給水が流れることを流量検知手段が検出してヒー
トポンプの運転と燃焼バーナーの燃焼を開始する。した
がって、給湯により蓄熱タンクの湯が持ち出されると同
時にヒートポンプの運転が開始されることで、蓄熱タン
クの湯が補充され、また、熱交換器での熱交換量が増加
して給湯能力が向上するとともに加熱手段の立ち上げ湯
温も速くなる。
【0012】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の発明に加えて熱交換器と並列に
設けた開閉弁を備えたバイパス管と、タンク出湯管の水
の流れを検出する流量検知手段と、前記熱交換器の流体
入口と前記バイパス管の分岐の入口水温を検出する入口
水温検知手段と、前記流量検知手段の信号を受けて前記
入口水温検知手段の検出温度が所定温度より高温の場合
には前記開閉弁を開放する制御手段を備える構成とする
ことにより、出湯時において、給水管の水の流れを検出
して、熱交換器の流体入口と前記バイパス管の分岐の入
口水温が所定温度より高温の場合には熱交換器をバイパ
スして出湯する。従って、熱交換器を流れる時の放熱も
少なくなる。
【0013】また、請求項6に記載の発明は請求項1ま
たは請求項2に記載の発明に加えて、蓄熱タンクの内部
に潜熱蓄熱材を備え、ヒートポンプの熱を蓄熱タンク内
の水と潜熱蓄熱材に蓄える構成とすることにより、潜熱
蓄熱材は大容量の熱を蓄えることができるため、蓄熱タ
ンクをより小型化できる。
【0014】また、請求項7に記載の発明は請求項1な
いし請求項6のいずれかに記載の発明に加えて、ヒート
ポンプ、蓄熱タンク、燃焼バーナー、熱交換器を1つの
給湯ユニットに収納した構成とすることにより、水配
管、制御系統を有機的に配置できるため、給湯ユニット
の小型化が図れる。あるいは設置の自由度が向上する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。なお、各実施例において、同じ構成、同じ動
作をする部分については同一符号を付し、重複説明を避
ける。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
ける給湯機の構成図である。
【0017】図1において、ヒートポンプ11は圧縮機
12、凝縮器13、減圧器14、蒸発器15を冷媒流路
で接続して構成する。16は蓄熱タンクで、この蓄熱タ
ンク16の湯温を検出する湯温検知手段17を有する。
蓄熱タンク16の下部からの水は、循環ポンプ18によ
って凝縮器13に導かれ、凝縮器13の熱で加熱昇温さ
れて蓄熱タンク16へ戻される。蓄熱タンク16の下部
には、水道水などが給水される管路19が、上部には、
タンク出湯管20が設けられ、このタンク出湯管20の
端末カラン21までの間には、燃焼給湯機22を構成す
る燃焼バーナー23の熱により加熱される熱交換器24
が配置される。25はヒートポンプ制御手段で湯温検出
部26、湯温比較部27とヒートポンプの運転手段28
を有し、蓄熱タンク26の湯温検知手段27の湯温を湯
温検出部26で検出し、湯温比較部27で検出温度が予
め設定された所定温度以下であるとヒートポンプの運転
手段28によりヒートポンプの運転を行うように制御す
る。前記所定温度は通常ヒートポンプの効率が十分確保
され、また、通常出湯温度以上である50〜55℃に設
定される。
【0018】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。まず、電源(図示せず)を入れると、ヒ
ートポンプ制御手段25の湯温検出部26が湯温検知手
段17の検出温度を読み、湯温比較部27で検出温度が
予め設定された所定温度以下であれば、ヒートポンプの
運転手段28によりヒートポンプ11と循環ポンプ18
の運転を開始し、蓄熱タンク16内の水を所定温度(5
0〜55℃)まで沸き上げる。通常出湯時は蓄熱タンク
16内の湯温が50〜55℃であるために、燃焼バーナ
ー23は点火せず、蓄熱タンク16の湯温が低下した場
合、または、高温度の出湯が必要な場合に燃焼による昇
温が行われる。よって、通常出湯温度以上である50〜
55℃の中間温度であるため、蓄熱タンク16の放熱損
失が低減される。また、蓄熱タンク16と出湯する端末
カラン21との間のタンク出湯管20途中に設けた燃焼
バーナー23の熱により加熱される熱交換器24を備え
たことで、蓄熱タンク16の湯温が低下した場合、また
は、高温度の出湯が必要な場合には燃焼による昇温が出
来るので、蓄熱タンク16を必要最小限の大きさに設定
できるため、蓄熱タンク16の小型化が図れる。さら
に、出湯により蓄熱タンク16の湯温が低下したとき
は、湯温検知手段17とヒートポンプ制御手段25によ
りヒートポンプの運転が行われることで、効率の良い運
転ができる。
【0019】(実施例2)図2は本発明の実施例2にお
ける給湯機の構成図である。図2において、29は熱交
換器24の入口水温を検出する入口水温検知手段、30
はバーナー制御手段で、入口水温検知部31、温度比較
部32とバーナー運転手段33で構成されている。
【0020】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。
【0021】端末カラン21を開き出湯するときに、入
口水温検知部31で入口水温検知手段29の温度を読
み、温度比較部32で検出温度が予め設定された所定温
度以下であれば、バーナー運転手段33により燃焼バー
ナー23の運転を開始する。このように、端末カラン2
1を開き出湯するときに、熱交換器24の入口水温が通
常要求される所定温度以下のときに燃焼バーナー23を
点火することで、蓄熱タンク26の湯温が低下したとき
でも十分な出湯温度が確保できる。
【0022】(実施例3)図3は本発明の実施例3にお
ける給湯機の構成図である。図3において、図2と異な
る点は、タンク出湯管20の水の流れを検出する流量検
知手段34を設け、バーナー制御手段30内に入口水温
検知部31、温度比較部32とバーナー運転手段33に
加え流量検出部35と流量比較部36を有する点であ
る。
【0023】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。
【0024】端末カラン21を開き出湯すると、流量検
出部35で流量検知手段34より発信された信号を読み
取り、流量比較部36で予め設定された流量以上であれ
ばバーナー運転手段33により燃焼バーナー23の運転
を開始する。したがって、熱交換器での熱交換量が増加
して給湯能力が向上するとともに加熱手段の立ち上げ湯
温も速くなる。
【0025】(実施例4)図4は本発明の実施例4にお
ける給湯機の構成図である。図4において、37は制御
手段で、湯温検出部26、湯温比較部27、ヒートポン
プの運転手段28、入口水温検知部31、温度比較部4
2、バーナー運転手段33、流量検出部35と流量比較
部36を有する。
【0026】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。端末カラン21を開き出湯すると、流量
検出部35で流量検知手段34より発信された信号を読
み取り、流量比較部36で予め設定された流量以上であ
ればバーナー運転手段33に信号を出して燃焼バーナー
23の運転を開始すると同時に、ヒートポンプの運転手
段28に信号を出してヒートポンプの運転を開始する。
したがって、給湯により蓄熱タンク16の湯が持ち出さ
れると同時にヒートポンプの運転が開始されることで、
蓄熱タンク16の湯が補充され、また、熱交換器24で
の熱交換量が増加して給湯能力が向上するとともに加熱
手段の立ち上げ湯温も速くなる。
【0027】(実施例5)図5は本発明における実施例
5の給湯機の構成図である。図5において、38は熱交
換器24と並列に設けたバイパス管、39はバイパス管
38の開閉をする開閉弁、40は制御手段で入口水温検
知部31、温度比較部32、バーナー運転手段33、流
量検出部35、流量比較部36と開閉弁駆動手段41を
有する。また、入口水温検知手段は熱交換器24の流体
入口と前記バイパス管38の分岐の入口側に位置せしめ
る。
【0028】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。端末カラン21を開き出湯すると、流量
検出部35で流量検知手段34より発信された信号を読
み取り、流量比較部36で予め設定された流量以上であ
れば温度比較部32において入口水温検知部31で読み
取った入口水温検知手段29の温度を予め設定された所
定温度と比較し、入口水温が所定温度よりも高い場合は
開閉弁駆動手段41により開閉弁39を開放し、バーナ
ー運転手段33ではバーナー燃焼を行わず、入口水温が
所定温度よりも高い場合は開閉弁駆動手段41により開
閉弁39を閉止し、バーナー運転手段33ではバーナー
燃焼を開始するごとく制御する。したがって、出湯時に
おいて、給水管20の水の流れを検出して、熱交換器2
4の流体入口と前記バイパス管38の分岐の入口水温が
所定温度より高温の場合には熱交換器24をバイパスし
て出湯するように制御することで、熱交換器24を流れ
る時の放熱も少なくなる。
【0029】(実施例6)図6は本発明の実施例6にお
ける給湯機の構成図である。図6において、42は潜熱
蓄熱材であり、蓄熱タンク16の内部に備えられ蓄熱タ
ンク内の水と熱交換関係を有する。
【0030】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。ヒートポンプ1の熱を蓄熱タンク16内
の水と潜熱蓄熱材42に蓄える。潜熱蓄熱材42は大容
量の熱を蓄えることができるため、蓄熱タンク16をよ
り小型化できる。
【0031】(実施例7)図7は本発明の実施例7にお
ける給湯機の構成図である。図7において、43は給湯
ユニットであり、、ヒートポンプ11、蓄熱タンク1
6、燃焼バーナー23、熱交換器24を1つのユニット
に収納する。
【0032】以上の構成において、その動作、作用につ
いて説明する。水配管、制御系統を有機的に配置できる
ため、給湯ユニットの小型化が図れる。あるいは設置の
自由度が向上する。
【0033】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、請求
項1記載の発明によれば、圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸
発器を冷媒流路で接続して構成するヒートポンプと、前
記凝縮器の熱で加熱昇温される蓄熱タンクと、この蓄熱
タンクと出湯する端末カランとの間のタンク出湯管途中
に設けた燃焼バーナーの熱により加熱される熱交換器
と、前記蓄熱タンクの湯温を検出する湯温検知手段と、
この湯温検知手段の検出温度が予め設定された所定温度
以下でヒートポンプの運転を行うように制御するヒート
ポンプ制御手段を備えた給湯機であり、蓄熱タンク内の
水はヒートポンプの運転で湯温検知手段とヒートポンプ
制御手段により、予め設定された所定温度に蓄熱貯湯さ
れ、所定温度は通常ヒートポンプの効率が十分確保さ
れ、また、通常出湯温度以上である50〜55℃の中間
温度であるため、蓄熱タンクの放熱損失が低減される。
また、蓄熱タンクと出湯する端末カランとの間のタンク
出湯管途中に設けた燃焼バーナーの熱により加熱される
熱交換器を備えたことで、蓄熱タンクの湯温が低下した
場合、または、高温度の出湯が必要な場合には燃焼によ
る昇温給湯が出来るので、蓄熱タンクを必要最小限の大
きさに設定できるため、蓄熱タンクの小型化が図れる。
さらに、出湯により蓄熱タンクの湯温が低下したとき
は、湯温検知手段とヒートポンプ制御手段によりヒート
ポンプの運転が行われることで、効率の良い運転ができ
る。
【0034】また、請求項2に記載の発明によれば、熱
交換器の入口水温を検出する入口水温検知手段と、この
入口水温検知手段の検出温度が予め設定された所定温度
以下で燃焼を行うように燃焼バーナーを制御するバーナ
ー制御手段を備えた給湯機であり、端末カランを開き出
湯するときに、熱交換器の入口水温が通常要求される所
定温度以下のときに燃焼バーナーを点火することで、蓄
熱タンクの湯温が低下したときでも十分な出湯温度が確
保できる。
【0035】また、請求項3に記載の発明によれば、タ
ンク出湯管の水の流れを検出する流量検知手段と、この
流量検知手段の信号により、燃焼バーナーの燃焼を開始
をするバーナー制御手段を備えた給湯機であり、給湯時
に給水が流れることを流量検知手段が検出して燃焼バー
ナーの燃焼を開始する。したがって、熱交換器での熱交
換量が増加して給湯能力が向上するとともに加熱手段の
立ち上げ湯温も速くなる。
【0036】また、請求項4に記載の発明によれば、タ
ンク出湯管の水の流れを検出する流量検知手段と、この
流量検知手段の信号を受け、ヒートポンプの運転と燃焼
バーナーの燃焼を開始する制御手段を備えた給湯機であ
り、給湯時に給水が流れることを流量検知手段が検出し
てヒートポンプの運転と燃焼バーナーの燃焼を開始す
る。したがって、給湯により蓄熱タンクの湯が持ち出さ
れると同時にヒートポンプの運転が開始されることで、
蓄熱タンクの湯が補充され、また、熱交換器での熱交換
量が増加して給湯能力が向上するとともに加熱手段の立
ち上げ湯温も速くなる。
【0037】また、請求項5に記載の発明によれば、熱
交換器と並列に設けた開閉弁を備えたバイパス管と、タ
ンク出湯管の水の流れを検出する流量検知手段と、前記
熱交換器の流体入口と前記バイパス管の分岐の入口水温
を検出する入口水温検知手段と、前記流量検知手段の信
号を受けて前記入口水温検知手段の検出温度が所定温度
より高温の場合には前記開閉弁を開放する制御手段を備
えた給湯機であり、出湯時において、給水管の水の流れ
を検出して、熱交換器の流体入口と前記バイパス管の分
岐の入口水温が所定温度より高温の場合には熱交換器を
バイパスして出湯する。従って、熱交換器を流れる時の
放熱も少なくなる。
【0038】また、請求項6に記載の発明によれば、蓄
熱タンクの内部に潜熱蓄熱材を備えた給湯機であり、ヒ
ートポンプの熱を蓄熱タンク内の水と潜熱蓄熱材に蓄え
る。潜熱蓄熱材は大容量の熱を蓄えることができるた
め、蓄熱タンクをより小型化できる。
【0039】また、請求項7に記載の発明によれば、ヒ
ートポンプ、蓄熱タンク、燃焼バーナー、熱交換器、を
1つの給湯ユニットに収納した構成からなる給湯機であ
り、水配管、制御系統を有機的に配置できるため、給湯
ユニットの小型化が図れる。あるいは設置の自由度が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における給湯機の構成図
【図2】本発明の実施例2における給湯機の構成図
【図3】本発明の実施例3における給湯機の構成図
【図4】本発明の実施例4における給湯機の構成図
【図5】本発明の実施例5における給湯機の構成図
【図6】本発明の実施例6における給湯機の構成図
【図7】本発明の実施例7における給湯機の構成図
【図8】従来の給湯機の構成図
【符号の説明】
11 ヒートポンプ 12 圧縮機 13 凝縮器 14 減圧器 15 蒸発器 16 蓄熱タンク 17 湯温検知手段 20 タンク出湯管 21 端末カラン 23 燃焼バーナー 24 熱交換器 25 ヒートポンプ制御手段 29 入口水温検知手段 30 バーナー制御手段 34 流量検知手段 37 制御手段 38 バイパス管 39 開閉弁 42 潜熱蓄熱材 43 給湯ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 引頭 正博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L025 AC01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧縮機、凝縮器、減圧器、蒸発器を冷媒流
    路で接続して構成するヒートポンプと、前記凝縮器の熱
    で加熱昇温される蓄熱タンクと、この蓄熱タンクと出湯
    する端末カランとの間のタンク出湯管途中に設けた燃焼
    バーナーの熱により加熱される熱交換器と、前記蓄熱タ
    ンクの湯温を検出する湯温検知手段と、この湯温検知手
    段で検出される検出温度が予め設定された所定温度以下
    でヒートポンプの運転を行うように制御するヒートポン
    プ制御手段を備えた給湯機。
  2. 【請求項2】熱交換器の入口水温を検出する入口水温検
    知手段と、この入口水温検知手段で検出される検出温度
    が予め設定された所定温度以下で燃焼を行うように燃焼
    バーナーを制御するバーナー制御手段を備えた請求項1
    記載の給湯機。
  3. 【請求項3】タンク出湯管の水の流れを検出する流量検
    知手段と、この流量検知手段の信号により、燃焼バーナ
    ーの燃焼を開始するバーナー制御手段を備えた請求項1
    又は2記載の給湯機。
  4. 【請求項4】タンク出湯管の水の流れを検出する流量検
    知手段と、この流量検知手段の信号を受け、ヒートポン
    プの運転と燃焼バーナーの燃焼を開始する制御手段を備
    えた請求項1又は2記載の給湯機。
  5. 【請求項5】熱交換器と並列に設けた開閉弁を備えたバ
    イパス管と、タンク出湯管の水の流れを検出する流量検
    知手段と、前記熱交換器の流体入口と前記バイパス管の
    分岐の入口水温を検出する入口水温検知手段と、前記流
    量検知手段の信号を受けて前記入口水温検知手段の検出
    温度が所定温度より高温の場合には前記開閉弁を開放す
    る制御手段を備えた請求項1又は2記載の給湯機。
  6. 【請求項6】蓄熱タンクの内部に潜熱蓄熱材を備えた請
    求項1記載の給湯機。
  7. 【請求項7】ヒートポンプ、蓄熱タンク、燃焼バーナ
    ー、熱交換器、を1つの給湯ユニットに収納した請求項
    1ないし6のいずれか1項に記載の給湯機。
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