JP2002048398A - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯装置

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JP2002048398A
JP2002048398A JP2000230527A JP2000230527A JP2002048398A JP 2002048398 A JP2002048398 A JP 2002048398A JP 2000230527 A JP2000230527 A JP 2000230527A JP 2000230527 A JP2000230527 A JP 2000230527A JP 2002048398 A JP2002048398 A JP 2002048398A
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temperature
water supply
heat pump
storage tank
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Takahiro Yamaguchi
貴弘 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動時、除霜中、あるいは除霜復帰後に、貯
湯タンクの貯湯の温度を低下させることなく、高温出湯
温度を保持することができるヒートポンプ式給湯装置を
提供する。 【解決手段】 循環路4にポンプ5と熱交換路6とを介
設し、熱交換路6をヒートポンプ式加熱源により加熱
し、取水口2からの未加熱水を熱交換路6にて所定温度
にまで沸上げ、所定温度の温湯を給湯口3に返流させる
給湯運転を行う。取水口2と給湯口3とをバイパスする
バイパス回路17と、給湯運転状態とバイパス回路17
を通る再加熱運転状態とに切換える切換手段19と、給
湯口3側の温度を検知する温度検知手段40とを備え
る。制御手段にて、温度検知手段40にて検知された検
知温度が予め設定された再加熱判定温度より低いときに
再加熱運転状態に切換手段19を切換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ヒートポンプ式
給湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ヒートポンプ式給湯装置としては、貯湯
タンクと、この貯湯タンクの底部側に設けた取水口と上
記貯湯タンクの頂部側に設けた給湯口とを結ぶ循環路と
を有し、循環路にポンプと熱交換路とを介設し、上記熱
交換路をヒートポンプ式加熱源により加熱し、上記取水
口からの未加熱水を上記熱交換路にて所定温度にまで沸
上げ、所定温度の温湯を給湯口に返流させる給湯運転を
行うように構成したものは従来より知られている(例え
ば、特開平11−14141号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記ヒー
トポンプ式給湯装置においては、起動時、除霜中、ある
いは除霜復帰後に、給湯口に返流される温湯の温度が低
下している場合があり、そのような場合に給湯運転を行
えば、貯湯タンク内の貯湯の温度を低下させ、高温出湯
温度を保持することができないという問題がある。その
ため、従来では、ヒートポンプ式加熱源とは別の熱源を
設けたりして、装置全体が大型化したり複雑化すると共
に、コスト高となっていた。
【0004】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、起動時、除霜
中、あるいは除霜復帰後に、貯湯タンク内の貯湯の温度
を低下させることなく、高出湯温度を保持することが可
能なヒートポンプ式給湯装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1のヒート
ポンプ式給湯装置は、貯湯タンク1と、この貯湯タンク
1の底部側に設けた取水口2と上記貯湯タンク1の頂部
側に設けた給湯口3とを結ぶ循環路4とを有し、循環路
4にポンプ5と熱交換路6とを介設し、上記熱交換路6
をヒートポンプ式加熱源により加熱し、上記取水口2か
らの未加熱水を上記熱交換路6にて所定温度にまで沸上
げ、所定温度の温湯を給湯口3に返流させる給湯運転を
行うように構成したヒートポンプ式給湯装置において、
上記取水口2と給湯口3とをバイパスするバイパス回路
17と、給湯運転状態とこのバイパス回路17を通る再
加熱運転状態とに切換える切換手段19と、上記循環路
4における熱交換路6の出口側の温度を検知する温度検
知手段40と、この温度検知手段40にて検知された検
知温度が予め設定された再加熱判定温度より低いときに
再加熱運転状態に上記切換手段19を切換える制御手段
42とを備えていることを特徴としている。
【0006】上記請求項1のヒートポンプ式給湯装置で
は、温度検知手段40にて検知される温度が予め設定さ
れた再加熱判定温度より低いときに、再加熱運転状態と
なるので、この循環路4において循環する水(温湯)が
ヒートポンプ式加熱源にて再加熱される。従って、低い
温度のままの温湯が貯湯タンク1に返流されず、貯湯タ
ンク1内の貯湯の温度の低下を招かない。
【0007】また請求項2のヒートポンプ式給湯装置
は、上記循環路4内の水を加熱する他の加熱手段45を
設け、上記検知温度が再加熱判定温度よりも低い場合で
あっても、高温域状態では上記ヒートポンプ式加熱源と
上記加熱手段45とを併用して給湯運転を行う一方、低
温域状態ではヒートポンプ式加熱源による再加熱運転を
行うことを特徴としている。
【0008】上記請求項2のヒートポンプ式給湯装置で
は、低温域状態ではヒートポンプ式加熱源により再加熱
し、高温域状態では上記加熱手段45を併用して加熱す
る給湯運転を行うことができ、効率よく貯湯タンク1の
給湯温度を上昇させることができる。
【0009】さらに請求項3のヒートポンプ式給湯装置
は、上記循環路4の熱交換路6の入口側に取水を溜める
補助タンク50を設けたことを特徴としている。
【0010】上記請求項3のヒートポンプ式給湯装置で
は、補助タンク50内に取水を溜めることができ、これ
により、補助タンク50で温湯を混合することができ、
再加熱運転から給湯運転への切換わり時において、貯湯
タンク1の下部の低温の水をそのまま熱交換路6に送り
込むことがなくなって、熱交換路6内への入水温度の急
激な変動を抑えることができ、給湯温度の上昇を安定し
て行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明のヒートポンプ式給湯装
置の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。
【0012】図1は、ヒートポンプ式給湯装置の水系統
及び冷媒系統を示す回路図である。即ち、水系統は、貯
湯タンク1と、この貯湯タンク1の底部側に設けた取水
口2と貯湯タンク1の頂部側に設けた給湯口3とを結ぶ
循環路4とを有する。そして、この循環路4には、ポン
プ5と熱交換路6が設けら、貯湯タンク1の取水口2と
ポンプ5とが取水管8にて連通連結され、ポンプ5と熱
交換路6とが弁10を有する配管11で連通連結され
る。ここで、熱交換路6は、以下で述べる冷媒系統回路
の凝縮器として機能する水熱交換器9の一部を構成する
もので、凝縮冷媒と熱交換可能に設けられている。さら
に、給湯口3には、台所等の蛇口(図示省略)等に接続
される配管12が接続され、この配管12と熱交換路6
とは配管13を介して接続される。従って、取水管8と
ポンプ5と熱交換路6と配管13等にて上記循環路4が
形成される。また、上記貯湯タンク1の底部側には、給
水口14が設けられ、この給水口14には、給水圧を加
えながら貯湯タンク1に市水を供給するための給水配管
15が接続されている。なお、この貯湯タンク1の下部
には温度検知サーミスタ16が付設されている。
【0013】また、取水口2と給湯口3とをバイパスす
るバイパス回路17が設けられ、このバイパス回路17
と配管13との接続部位には、3方弁18が配設されて
いる。即ち、この3方弁18が、給湯運転状態とこのバ
イパス回路17を通る再加熱運転状態とに切換える切換
手段19となる。ここで、給湯運転状態とは、取水口2
からの未加熱水を上記熱交換路6にて所定温度にまで沸
上げ、所定温度の温湯を給湯口3に返流させる運転状態
をいい、再加熱運転状態とは、温湯を給湯口3に返流さ
せることなく、バイパス回路17を使用して循環路4内
を温湯が循環する状態をいう。
【0014】次に、冷媒系統について説明すれば、これ
らは主として室外側に設けられたものであって、圧縮機
20と室外熱交換器21と四路切換弁22とを有してい
る。四路切換弁22の一方の1次ポートと圧縮機20と
が開閉弁23の介設された吐出配管24にて接続され、
この四路切換弁22の他方の1次ポートが吸込配管25
を介して圧縮機20に接続されている。また、四路切換
弁22の一方の2次ポートは、室内熱交換器26に第1
ガス管27にて接続され、この四路切換弁22の他方の
2次ポートは、室外熱交換器21に第2ガス管28にて
接続される。さらに、室外熱交換器21と室内熱交換器
26とは第1液管29を介して接続される。この第1液
管29には、室外熱交換器21と室内熱交換器26の近
傍においてそれぞれ電動膨張弁30、31が介設されて
いる。
【0015】また、上記水熱交換器9の一端側には、上
記吐出配管24に連結される第3ガス管32が接続さ
れ、この水熱交換器9の他端側には、上記第1液管29
に連結される第2液管33が接続される。そして、この
第2液管33には電動膨張弁34が介設されている。上
記電動膨張弁30、31、34の開閉を適宜制御するこ
とによって冷媒量の制御を行っている。また、この制御
は、後述する制御手段42にて行ってもマイクロコンピ
ュータ等を用いた他の制御手段で行ってもよい。なお、
圧縮機20には温度検知サーミスタ35が付設されてい
る。
【0016】ところで、このヒートポンプ式給湯装置に
は、図2に示すように、循環路4における熱交換路6の
出口側の温度を検知する検知手段40と、この検知手段
40にて検知された温度と予め設定された設定温度とを
比較する比較手段41と、この比較手段41の結果に基
づいて上記3方弁18にて構成される切換手段19を作
動させる制御手段(給湯判定コントローラ)42とを備
える。なお、切換手段19と制御手段42としては、C
PU、メモリ、入出力インターフェース等を有するマイ
クロコンピュータを用いて構成される。
【0017】検知手段40は、具体的には、図1に示す
ように、給湯側の温度検知サーミスタ43(具体的に
は、熱交換路6の出口と3方弁18との間)を備え、サ
ーミスタ43からのデータ(検知温度)が比較手段41
(図1においては図示省略している。)に入力される。
この場合、温度検知サーミスタ43にて検知された温度
をTo とする。そして、制御手段42では、この比較に
従って上記切換手段19を作動する。即ち、検知温度
が、予め設定された再加熱判定温度より低いときに、切
換手段19である3方弁18を切換えて、上記バイパス
回路17を通る再加熱運転状態とする。この再加熱運転
状態では、給湯運転が停止されることになる。ここで、
再加熱判定温度とは、任意に設定でき、貯湯タンク1の
給湯温度が低くこの温度の湯を貯湯タンク1に給湯した
場合に、この貯湯タンク1内の貯湯温度の低下を招くお
それがある温度をいう。具体的には、例えば、55℃と
される。
【0018】次に、上記のように構成された装置の定常
の給湯運転状態について説明する。まず、開閉弁23を
閉状態として、水熱交換器9を凝縮器として機能させる
と共に、室外熱交換器21を蒸発器として機能させるよ
うに、四路切換弁22を切換ておき、圧縮機20を駆動
する。これによって、冷媒が、圧縮機20から水熱交換
器9、室外熱交換器21へと流通する。この場合、3方
弁18を作動させて、バイパス回路17を閉状態として
配管13と給湯口3とを連通状態とすると共に、貯湯タ
ンク1の取水口2を開状態として、ポンプ5を作動させ
る。そうすると、貯湯タンク1の底部の取水口2から貯
溜水が流出し、これが取水管8を介して熱交換路6を流
通する。このときこの水は凝縮器として機能している水
熱交換器9において加熱され、配管13を通って再び貯
湯タンク1内の上部へ返流される。そしてこのような動
作を継続して行うことによって、貯湯タンク1の上端側
から下端側へと温湯が次第に貯溜され、給湯運転状態が
続く。
【0019】ところで、この装置では、室内の冷暖房を
行うこともできる。まず、暖房運転動作について説明す
れば、第3ガス管32と第2液管33とをそれぞれ遮断
状態すると共に、開閉弁23を開状態とし、室内熱交換
器26を凝縮器として機能させ、室外熱交換器21を蒸
発器として機能させるように設定する。即ち、圧縮機2
0を駆動すると、冷媒がこの圧縮機20から室内熱交換
器26、室外熱交換器21へと流通し、室外器熱交換器
21が蒸発器として機能すると共に、室内熱交換器26
が凝縮器として機能し、これによって、暖房運転を行う
ことができる。また、四路切換弁22を切り換えて、室
外器熱交換器21を凝縮器として機能させると共に、室
内熱交換器26を蒸発器として機能させれば、冷房運転
を行うことができる。
【0020】次に、この実施形態において特徴的なこの
ヒートポンプ式給湯装置の動作について、図3に示すフ
ローチャート図に従って説明する。まず、バイパス弁
(3方弁18)の制御を始め(ステップS1)、ステッ
プS2において、To (給湯温度)を検知手段40にて
検知してこの給湯温度を比較手段41に入力する。次
に、ステップS3において、この検知したTo と給湯判
定温度とを比較して、Toが給湯判定温度を超えてお
り、かつ3方弁18がON状態である場合はステップS
4に移行して、3方弁18をOFF状態(給湯運転状
態)とし、そのまま給湯運転を続行する。To が給湯判
定温度より低い場合はステップS5に移行して、このT
o と再加熱判定温度とを比較する。ここで、給湯判定温
度とは、再加熱判定温度より高い温度であって、任意に
設定することができ、例えば60℃位に設定することが
できる温度である。
【0021】そして、To が再加熱判定温度より高い場
合、あるいは3方弁18がON状態である場合には、そ
のままの運転状態を続行し、To が再加熱判定温度を下
回っており、かつ3方弁18がOFF状態である場合は
ステップS6に移行して3方弁18をON状態とし、バ
イパス回路17を開状態として再加熱運転状態とする。
再加熱運転状態とすることによって、このヒートポンプ
式加熱源にて循環路4内の水(温湯)の温度を上昇させ
る。その後は、ステップS1に戻って、以後同様の制御
を繰返す。
【0022】上述のような制御を繰り返すことにより、
貯湯タンク1に給湯すれば、この貯湯タンク1の温度が
低下するおそれがある場合に、一時、貯湯タンク1への
給湯を停止し、貯湯タンク1内の温湯の温度が低下しな
い程度に、循環路4内の温湯の温度を上昇させることが
でき、この上昇した温湯を貯湯タンク1に返流すること
ができる。また、この場合、給湯判定温度と再加熱判定
温度とを設定することによって、3方弁18の切換え回
数の低減を図ってこの3方弁18のチャタリングを有効
に防止している。
【0023】図4と図5は、ヒートポンプ式給湯装置の
他の実施の形態を示し、この場合、熱交換路6の出口側
に、この循環路4の湯を加熱する加熱手段45(ヒート
ポンプ加熱源とは別のもの)を備えている。この加熱手
段45としては、例えば、電気ヒータを使用する。ま
た、温度検知手段40は、上述の温度検知サーミスタ4
3と、貯湯タンク1のより給湯口3側(ヒータ45から
の出口側)に配置される温度検知サーミスタ44とを備
える。この温度検知サーミスタ44は、貯湯タンク1へ
の給湯直前の温湯の温度Tbを監視するものである。そ
して、この場合、検知温度Toが再加熱判定温度(55
℃)よりも低い場合であっても、この湯温Toが高温域
状態(50℃以上)にある場合と、低温域状態(50℃
未満)にある場合とに分け、制御手段42が、比較手段
41の比較に基づいて、高温域状態で上記加熱手段45
を作動(駆動)させる。なお、図1の実施の形態の構成
部と同一の構成部は同一の参照符号を付してその説明を
省略する。
【0024】次に、この図4に示したヒートポンプ式給
湯装置の動作を図6に示すフローチャート図に従って説
明する。この場合、図3に示すフローチャート図のステ
ップS1〜ステップS5と同様であるのでその説明を省
略する。
【0025】まず、ステップS5においては、To が再
加熱判定温度より高い場合、あるいは3方弁18がON
状態の場合(再加熱運転を行っている場合)にはそのま
まの運転状態を続行し、その一方、To が再加熱判定温
度を下回っており、かつ3方弁18がOFF状態の場合
(給湯運転を行っている場合)はステップS7に移行し
て、加熱手段選択(加熱手段45による加熱を行うか否
かの判定)を行う。即ち、検知温度To が低温域状態で
あれば、ステップS8に移行して、ヒートポンプ式加熱
源による再加熱を続行し、高温域状態であれば、ヒート
ポンプ式加熱源による加熱と加熱手段45による加熱
(電気ヒータON)とを併用しながら給湯運転を継続す
る(ステップS9)。なお、ステップS7においては、
温度検知サーミスタ44の温度Tbを監視し、ヒータ加
熱によって充分な効率、応答性が得られない場合には、
ステップS8へと移行するような制御も併せて行ってい
る。
【0026】従って、このヒートポンプ式給湯装置にお
いても、貯湯タンク1に給湯すれば、この貯湯タンク1
の温度が大幅に低下するおそれがある場合に、一時、貯
湯タンク1への給湯を停止し、貯湯タンク1の温度が低
下しない程度に、循環路4内の湯水の温度を上昇させる
ことができる。また、循環路4内の湯水の温度を低温域
状態と高温域状態とに分離し、低温域状態では、ヒート
ポンプ式加熱源による加熱を行い、高温域状態ではヒー
タからなる加熱手段45を併用して給湯運転することが
き、効率よく加熱することができる。
【0027】次に、図7はさらに別のヒートポンプ式給
湯装置を示し、この場合、上記循環路4の熱交換路6の
入口側に取水を溜める補助タンク50を設けている。な
お、図1の実施の形態の構成部と同一の構成部は同一の
参照符号を付してその説明を省略する。
【0028】この図7に示すヒートポンプ式給湯装置で
は、上述の図1に示すヒートポンプ式給湯装置と同様、
貯湯タンク1に給湯すれば、この貯湯タンク1の温度が
低下するおそれがある場合に、一時、貯湯タンク1への
給湯を停止し、貯湯タンク1内の温湯の温度が低下しな
い程度に、循環路4内の温湯の温度を上昇させることが
でき、この上昇した温湯を貯湯タンク1に返流すること
ができる。しかも、補助タンク50内に取水を溜めるこ
とができ、これにより、補助タンク50で温湯を混合す
ることができ、再加熱運転から給湯運転への切換わり時
において、貯湯タンク1の下部の低温の水をそのまま熱
交換路6に送り込むことがなくなって、熱交換路6内へ
の入水温度の急激な変動を抑えることができ、ヒートポ
ンプ運転を安定して行うことができる。
【0029】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。すなわち本実施の形態では、バイパス回路
17の開状態では、循環路4内を水が循環するので、ヒ
ートポンプの運転停止状態において、バイパス回路17
の開状態として、この循環路4内に水が循環するように
すれば、冬場等においてこの循環路4が凍結するのを防
止することができる利点がある。
【0030】
【発明の効果】上記請求項1のヒートポンプ式給湯装置
では、温度検知手段40にて検知される温度が予め設定
された再加熱判定温度より低いときに、再加熱運転状態
となるので、この循環路において循環する水(温湯)が
ヒートポンプ式加熱源にて加熱され、検知される温度が
この給湯判定温度を超えると、通常の給湯運転状態に戻
る。従って、低い温度のままの温湯が貯湯タンクに返流
されず、貯湯タンク内の貯湯の温度の低下を招かない。
また、貯湯タンクへの給湯温度を上昇させることができ
るので、この貯湯タンクの小型化を図ることができる。
さらに、給湯運転状態と再加熱運転状態の切換は、自動
的に行われ、別途運転切換操作等を行う必要がなく、こ
の装置全体としての操作性が向上する。
【0031】上記請求項2のヒートポンプ式給湯装置で
は、高温域状態において、ヒートポンプ加熱と別の加熱
手段とを併用して循環路内の水を加熱する給湯運転を行
うことができ、効率よく貯湯タンクへの給湯温度を上昇
させることができる。
【0032】上記請求項3のヒートポンプ式給湯装置で
は、補助タンク内に取水を溜めることができ、熱交換路
内への入水温度の急激な変動を抑えることができ、ヒー
トポンプ運転を安定して行うことができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態であるヒートポンプ式
給湯装置の水系統及び冷媒系統回路図である。
【図2】このヒートポンプ式給湯装置の簡略ブロック図
である。
【図3】このヒートポンプ式給湯装置の制御フローチャ
ート図である。
【図4】他のヒートポンプ式給湯装置の水系統及び冷媒
系統回路図である。
【図5】このヒートポンプ式給湯装置の簡略ブロック図
である。
【図6】このヒートポンプ式給湯装置の制御フローチャ
ート図である。
【図7】別のヒートポンプ式給湯装置の水系統及び冷媒
系統回路図である。
【符号の説明】
1 貯湯タンク 2 取水口 3 給湯口 4 循環路 5 ポンプ 6 熱交換路 17 バイパス回路 19 切換手段 42 制御手段 45 加熱手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯湯タンク(1)と、この貯湯タンク
    (1)の底部側に設けた取水口(2)と上記貯湯タンク
    (1)の頂部側に設けた給湯口(3)とを結ぶ循環路
    (4)とを有し、循環路(4)にポンプ(5)と熱交換
    路(6)とを介設し、上記熱交換路(6)をヒートポン
    プ式加熱源により加熱し、上記取水口(2)からの未加
    熱水を上記熱交換路(6)にて所定温度にまで沸上げ、
    所定温度の温湯を給湯口(3)に返流させる給湯運転を
    行うように構成したヒートポンプ式給湯装置において、
    上記取水口(2)と給湯口(3)とをバイパスするバイ
    パス回路(17)と、給湯運転状態とこのバイパス回路
    (17)を通る再加熱運転状態とに切換える切換手段
    (19)と、上記循環路(4)における熱交換路(6)
    の出口側の温度を検知する温度検知手段(40)と、こ
    の温度検知手段(40)にて検知された検知温度が予め
    設定された再加熱判定温度より低いときに再加熱運転状
    態に上記切換手段(19)を切換える制御手段(42)
    とを備えていることを特徴とするヒートポンプ式給湯装
    置。
  2. 【請求項2】 上記循環路(4)内の水を加熱する他の
    加熱手段(45)を設け、上記検知温度が再加熱判定温
    度よりも低い場合であっても、高温域状態では上記ヒー
    トポンプ式加熱源と上記加熱手段(45)とを併用して
    給湯運転を行う一方、低温域状態ではヒートポンプ式加
    熱源による再加熱運転を行うことを特徴とする請求項1
    のヒートポンプ式給湯装置。
  3. 【請求項3】 上記循環路(4)の熱交換路(6)の入
    口側に取水を溜める補助タンク(50)を設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2のヒートポンプ式給湯
    装置。
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