JP4231863B2 - ヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置 - Google Patents
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Description
このようなヒートポンプ給湯機として、例えば特開2003−247753号公報(特許文献1)に開示されたものがある。
これは予め電力料金の安い夜間にヒートポンプ運転を行い、湯を沸かして貯湯タンクに貯めておき、必要に応じて貯湯タンクの湯を使い、蛇口からの給湯使用や、湯を循環させて床暖房を行うものであった。
なお、一般的に、貯湯温度が60〜90℃であるのに対し、蛇口給湯使用温度は約40℃、床暖房時の循環湯の使用温度は約55〜60℃で、蛇口給湯、床暖房の何れの場合も、使用温度は貯湯温度より低く、蛇口給湯の時は給水を追加し、床暖房の時は床暖房の戻り湯を混ぜて温度調整を行っていた。
。
また、気候や来客等によって、一日の湯の使用量が多い場合は貯湯タンクの湯を使い切ってしまい、風呂の給湯ができない等の不具合を生じる虞がある。
特に、冬期は蛇口給湯量、風呂追焚き使用量、床暖房や浴室暖房乾燥の使用量等いずれも湯の使用量が多くなるため、貯湯タンク内の湯量不足となり易く、冬期以外には必要以上に貯湯タンクを大きくしなければならない。
更に、浴室暖房乾燥機能を備えたことにより、使用給湯量の家族構成等による差が増大し、ヒートポンプ給湯機の浴室暖房乾燥機能を多く使う家庭にとっては貯湯量が不足がちとなり、他の暖房機器を使用してヒートポンプ給湯機の浴室暖房乾燥機能を余り使用しない家庭にとっては貯湯タンクが必要以上に大きなものとなる。
また、冬期貯湯運転時は、10℃程度の水を60〜90℃にまで沸上げるため、50〜80℃もの加熱能力を必要とするが、浴室暖房乾燥運転時は、一度沸上げた湯を循環させ、循環中に冷めた分だけ加熱すればよいので、例えば浴室暖房乾燥の場合、55℃〜60℃の湯を送って浴室暖房乾燥し、戻りの湯温は45〜50℃程度になるので、加熱能力はわずか10℃程度で充分となる。このため、冬期給湯運転時は圧縮機を高速回転数(例えば7000回転/分)とし、浴室暖房乾燥運転時は、圧縮機を低速回転数(例えば1000回転/分)にしなければならない。しかも、圧縮機は最大能力に合わせて設計するため給湯運転時には対応できるが、周囲温度が高いときの浴室暖房乾燥運転時は低速運転となるため、スクロール圧縮機構の離脱、脱調等の不具合による極端な能力低下や騒音発生等の不具合を生じさせる要因となり、信頼性を低下させる虞がある。
即ち、給湯運転時の必要加熱能力と浴室暖房乾燥運転時の必要加熱能力の差が大きく、従来の圧縮機回転数制御では対応し切れず、浴室暖房乾燥運転時の低速運転において、圧縮機構部の離脱や脱調、騒音等の発生が問題となる虞がある。
一方、省エネの観点から見た場合、ヒートポンプ運転は、給水温度一定のとき、加熱出湯温度が高いほど運転効率が低くなるため、蛇口給湯、浴室暖房乾燥ともに、使用温度に対し貯湯温度が高い分、運転効率が低い条件でヒートポンプ運転を行うことになる。
更に、貯湯タンクに大量の高温湯を貯湯しておくため、熱放出によるエネルギー損失も大きな問題となっている。
本発明は、浴室暖房乾燥機能を備えたヒートポンプ給湯機において浴室暖房乾燥運転時における信頼性を向上させることを課題とする。
また、ヒートポンプ運転時の加熱出湯温度は、それぞれの使用給湯温度に合わせるので、従来の貯湯温度より低い分運転効率を向上させることができる。
更に、圧縮機の制御を高負荷時の回転数制御と低負荷時の容量制御で使い分けするので、圧縮機の加熱能力可変幅を拡大し、低負荷低回転数時の圧縮機構部の離脱、脱調による性能低下や騒音等の従来課題を解消し、大容量を必要とする冬期給湯運転から小容量で済む浴室暖房乾燥運転まで、効率良く対応できる。また、本発明によれば、直接給湯式のヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置における信頼性を向上し、かつ小型軽量化を実現することができる。
次に請求項2に関わる発明は、請求項1に加え、前記圧縮機は、低温低圧の冷媒が吸い込まれる吸込部と、該吸込部から吸い込まれた冷媒が高温高圧状態に圧縮されて吐出される吐出部と、吸込部と吐出部との間に位置し、圧縮途中の冷媒が存在する冷媒圧縮中間部とを備え、前記熱源回路は、前記圧縮機の冷媒圧縮中間部と、前記蒸発器と前記圧縮機との間に容量制御弁を備え、前記容量制御弁を前記圧縮機の回転数制御時には閉じておき、容量制御時には開放するものであるから、従来の圧縮機構造において、冷媒圧縮中間部に中間吐出口を設け、開閉機能を有する容量制御弁を接続する単純な構造により、圧縮機の容量制御が可能となり、小容量で済む浴室暖房乾燥運転時における運転効率の向上が図れる。また、前記容量制御により圧縮機の冷媒圧縮負荷が軽減されるので、低速運転によるスクロール機構の離脱、脱調、騒音等の課題を解消することができる。また、この構成によれば、新たな容量制御機構を内蔵した新規圧縮機を開発することなく、圧縮機開発費の節減及び信頼性の向上を図ることができる。
次に請求項3に関わる発明は、請求項1に加え、前記熱源回路を複数のヒートポンプ冷媒回路で構成し、給湯時は複数のヒートポンプ冷媒回路を運転し、浴室暖房乾燥時は単独のヒートポンプ冷媒回路を運転するものであるから、より一層、給湯能力の幅が拡がり、大容量を必要とする冬期給湯運転から小容量で充分な浴室暖房乾燥運転まで最適運転を行うことができる。
また、大容量を必要とする給湯時は複数のヒートポンプ冷媒回路を使用し、小容量で済む浴室暖房乾燥時は単独のヒートポンプ冷媒回路を使用することにより、用途に合った最適運転を行い、快適制御、省エネ等の効果を得ることができる。
次に請求項4に関わる発明は、請求項1に加え、前記熱源回路は、風呂用熱交換器をさらに備えて構成されるとともに、浴槽水を前記風呂用熱交換器によって加熱して浴槽水に戻す風呂追焚きを行う風呂追焚き回路をさらに備え、前記熱源回路を、容量制御機能を有するものと有しないものの2つのヒートポンプ冷媒回路で構成し、給湯時は両方のヒートポンプ冷媒回路を運転し、浴室暖房乾燥時は容量制御を有するヒートポンプ冷媒回路のみを運転し、風呂追焚き時は容量制御を有しないヒートポンプ冷媒回路のみを運転するものであるから、容量制御する圧縮機が1個のみで済むので原価低減になり、2つのヒートポンプ冷媒回路が給湯負荷に合わせて有効に使用されて使い勝手が良くなると共に、2つのヒートポンプ冷媒回路を浴室暖房乾燥運転と風呂追焚き運転に使い分けするので、運転時間のバランスが取れ寿命信頼性の向上を図ることができる。
次に請求項5に関わる発明は、請求項4に加え、給湯使用と、浴室暖房乾燥使用または風呂追焚き使用が同時に行われるときは、給水された水を給湯回路で加熱して湯を供給する給湯運転のみを行うものであるから、例えば、浴室暖房乾燥中に、台所蛇口で給湯し食器洗いをした場合、台所給湯が優先されるので、食器洗いに影響がなく、食器洗いの数分間は浴室暖房乾燥能力が低下する場合もあるが、もともと循環する熱媒体の浴室暖房乾燥前後の温度差は10℃位なので、影響が少ない。
また、風呂追焚き中に台所蛇口で給湯し食器洗いをした場合、風呂追焚きが遅れてしまう場合もあるが、食器洗い時に冷水になってしまうことを防ぎ、影響を少なくすることができる。なお、風呂給湯中に、台所蛇口で給湯し食器洗いをした場合は、台所給湯を優先するもので、風呂の沸上げ時間が5分程度長くなる場合もあるが、影響は少ないといえる。
このように、給湯と、浴室暖房乾燥又は風呂追い焚きの同時使用により加熱能力不足が発生した場合、台所給湯を最優先することにより、他への影響を最小限にし、使い勝手の向上を図ることができる。
次に請求項6に関わる発明は、請求項1に加え、前記給湯回路は、貯湯タンクから使用端末に給湯するタンク給湯回路と、給湯用熱交換器で加熱された湯を直接使用端末に給湯する直接給湯回路とを有するものであるから、常に貯湯タンクに湯を溜めておき、給湯時において、ヒートポンプ運転開始直後の加熱力不足をタンク給湯で補い、ヒートポンプ運転による加熱力が給湯の適温(約40℃)に達すると、タンク給湯を止めて直接給湯のみに切り替えることにより、小容量の貯湯タンクで給湯時の立ち上がり時間の短縮を図ることができる。
また、ヒートポンプ運転安定後の沸き上げ温度をタンク貯湯温度(約65℃)より低い端末使用温度(約40℃)とすることにより加熱運転効率の向上を図ることができる。
即ち、台所給湯及び風呂給湯の場合には、浴室暖房乾燥側冷媒回路41、風呂側冷媒回路42共に回転数制御運転を行う。浴室暖房乾燥の場合には、浴室暖房乾燥側冷媒回路41は容量制御運転を行い、風呂側冷媒回路42は停止させておく。また、風呂追焚きの場合には、浴室暖房乾燥側冷媒回路41を停止させておき、風呂側冷媒回路42が回転数制御運転を行うように制御する。
なお、給湯時の回転数制御は、大能力を必要とする冬期は高速の7000回転/分近くとし、大能力を必要としない夏期は中間速の3000回転/分近くとする。
一方、必要熱量の少ない浴室暖房乾燥運転を回転数制御で対応するためには、1サイクル使用で、かつ、1000回転/分程度の低速で運転する必要が生じる場合もあり、圧縮機構部の離脱や脱調、騒音等の発生する恐れがある。そのため、本発明では、低速運転を必要とする浴室暖房乾燥時は、浴室暖房乾燥側冷媒回路41のみを容量制御運転するものである。
次に、給湯回路45は台所給湯、風呂給湯、風呂追焚きを行うための水循環回路を備えて構成されている。
なお、入出湯金具25は風呂循環アダプター26を介して浴槽27に接続されており、風呂給湯時は水位センサ24側から浴槽27側へ給湯し、風呂追焚き時には浴槽27側から水位センサ24側へ水循環するように構成されている。
更に、ヒートポンプ給湯機には、給水温度を検知する給水サーミスタ、給湯用熱交換器3の出湯温度を検知する熱交サーミスタ、給湯温度を検知する給湯サーミスタ、浴槽水の温度を検知する風呂サーミスタ、及び圧縮機1a、1bの吐出圧力を検知する圧力センサ(以上いずれも図示せず)、浴槽27内の水位を検出する水位センサ24等が設けられ、各検出信号は運転制御手段55に入力されるように構成されている。運転制御手段55はこれらの信号に基づいて各機器を制御するものである。
また、運転制御手段55には、使用端末の同時使用により加熱能力が不足した場合の優先順位が設定されており、給湯使用と、浴室暖房乾燥使用または風呂追焚き使用が同時に行われた場合は、給湯運転を優先し、台所給湯使用と風呂給湯使用が行われた場合は、台所給湯運転を優先する。
次に、減圧弁11は、例えば給水源の水道から供給される200〜600kPaものバラツキのある高い水圧を約170kPa程度の使用上適切な一定水圧にコントロールするものであり、水用逆止弁13は、一方向にのみ水を流し、逆流を防止するものである。
図2は、据付時の必要操作を示すフローチャートの一実施例である。
ヒートポンプ給湯機は、製造場所から運搬されて使用者の希望する設置場所に据付られ、給水金具10は水道等の給水源に、台所出湯金具19は台所蛇口20に、入出湯金具25及び風呂出湯金具28は風呂循環アダプター26に接続された(ステップ60)後、空気抜きのため台所蛇口20を開放し(ステップ61)、給水源の元栓を開放する(ステップ62)と、給水源から機内給水が開始され、水は減圧弁11によって一定圧力に減圧調整された後給湯用熱交換器3及び各水配管内に流入する(ステップ63)。台所蛇口20からの水溢れ出しにより機内水回路が満水状態になったことを確認(ステップ64)した後、台所蛇口20を閉止し、機内給水が終了する(ステップ65)。
なお、ヒートポンプ給湯機の据付時の各機器は次のような初期状態に設定されている。即ち、給湯混合弁16及び湯水混合弁17は3方向開状態、流量調整弁18全開状態、風呂注湯弁21は全閉状態となっている。
浴槽水張り運転は、風呂注湯弁21を開き浴槽27に水が溢れるまで注水して浴槽27の満水判断をし(ステップ68)、水位センサ24や給水水量センサ12により浴槽27内の水位と水量を検知し、運転制御手段55が浴槽27の全容量及び水量と水位高さの関係を自動計算し(ステップ69)、浴槽の適正水量、及び追加水量による水位変化量の設定(ステップ70)を行い、設定以降の風呂自動運転における風呂湯張りや風呂差し湯時の湯量制御等に活用するものである。従って、上記浴槽水張り運転はヒートポンプ給湯機設定時の1回のみ必要とするものである。
次に図3は、台所蛇口20を開けて給湯使用する場合の動作を示すフローチャートの一実施例である。
台所蛇口20を開けて湯水使用が始まる(ステップ71)と、給水水量センサ12が流量を検知して給湯開始の判定を行い(ステップ72)、流量が一定以上であれば給湯開始と判定して、運転制御手段55は、圧縮機1a、1bを始動させ、ヒートポンプ運転を開始し(ステップ73)、給水金具10、減圧弁11、給水水量センサ12、水用逆止弁13、給水側伝熱管3c、3d、給湯混合弁16、湯水混合弁17、流量調整弁18、台所出湯金具19、台所蛇口20の給湯回路により給湯を開始する(ステップ74)。
前記給湯運転においては、図1の浴室暖房乾燥側冷媒回路41及び風呂側冷媒回路42を共に運転し、圧縮機1a、1bは、運転制御手段によって図4(a)に示すように回転数制御を行い、水源の水道等から供給される給水温度が高い夏期は小さな加熱量で済むためB点で示すように回転数を低くし、給水温度が低い冬期は大きな加熱量を必要とするためC点で示すように回転数を高くして運転する。
従来の貯湯式ヒートポンプ給湯機においては、圧縮機を2000〜3000回転で運転して高温貯湯しておく。床暖房使用の場合は、タンクに貯湯した湯を循環させて床暖房を行い、圧縮機は運転しない。
しかし、本実施例の瞬間式ヒートポンプ給湯機においては、給湯使用負荷に応じた圧縮機回転数で運転して瞬間湯沸器のように給湯するものである。貯湯式ヒートポンプ給湯機のように浴室暖房乾燥時にタンクの湯を用いて浴室暖房乾燥を行うと、効率が悪くなるので、瞬間式においては浴室暖房乾燥時も圧縮機を運転して効率を向上させている。従って、浴室暖房乾燥時のように軽い負荷(温度差が前述のように例えば10℃と小さい)の場合は低速運転を必要とし、その対応策として容量制御を行うものである。
なお、図4(b)は、圧縮機を回転数制御と容量制御で運転した場合の圧縮機回転数と加熱能力の関係を示すものである。浴室暖房乾燥運転時においては、先に説明したように、浴室暖房乾燥用熱媒体の往きと戻りの温度差が10℃程度しかないため、回転数制御運転で対応する場合は極めて低速となる場合があり、離脱等を起こす恐れがあるため、本発明ではA点で示すように、低速でも安定して運転できる容量制御運転を行う。
即ち、図1において、浴室暖房乾燥側冷媒回路41のみを運転し、圧縮機運転と共に、容量制御弁6を開放して圧縮機1aの中間圧力部から蒸発器5aと圧縮機1aとの間に冷媒を戻して冷媒循環量を減らし、加熱能力を調整すると共に圧縮機の負荷を軽減して安定した運転を継続できるようにする。
図3に戻って、前記給湯運転開始(ステップ74)後、給水水量センサ12、給水サーミスタ、給湯サーミスタ等の検知データによって、運転制御手段55は給湯温度及び流量の調整を行い(ステップ75)、適正温度、適正流量の給湯運転を続ける。
なお、給湯温度及び流量の判定は常時行い(ステップ76)、規定内であれば蛇口が閉じられるまで給湯を継続する(ステップ77)。
台所蛇口20が閉じられ湯水使用が終了すると(ステップ78)、運転制御手段55は、圧縮機1a、1bを停止し(ステップ79)、運転は終了する(ステップ80)。
また、風呂給湯運転中は、風呂サーミスタで風呂給湯温度を検知して給湯温度を判定(ステップ94)し、規定外であれば温度調整を行い(ステップ94a)、規定内であれば風呂給湯を継続する(ステップ95)。
更に、水位センサ24で浴槽内水位を検知し、風呂湯張り量を判定する(ステップ96)。
該風呂湯張り量判定(ステップ96)において、規定外のうちは風呂給湯を継続(ステップ95)し、規定内に達すると風呂給湯を停止(ステップ97)し、圧縮機1a、1bを停止する(ステップ98)ことにより、風呂湯張り運転は終了する(ステップ99)。
風呂保温運転開始(ステップ103)後は、風呂サーミスタで湯温を検知し、浴槽内湯温判定(ステップ104)において規定値内であれば風呂保温を継続し、規定値以下の場合は風呂追焚き運転を行う(ステップ105)。また、水位センサ24で所定時間(例えば10分)毎に浴槽内の湯量を検知し、風呂湯張り量判定(ステップ106)において規定値内であれば風呂保温を継続し、規定値以下の場合は風呂足し湯運転(ステップ107)を行う。
さらに、風呂自動運転の設定時間を経過すると、風呂保温運転を終了(ステップ108)し、風呂自動運転が終了する(ステップ109)。
図7において、図1で説明した第1の実施例との相違点は、風呂用熱交換器7の加熱側である風呂用冷媒管7aを、給湯用熱交換器3で加熱された給水側伝熱管3c、3dから加熱水開閉弁35を介して流入する温水を流す加熱用水配管37aに置き換えた点である。
2a〜2d…冷媒開閉弁
3…給湯用熱交換器
4a〜4c…減圧装置
5a,5b…蒸発器
6…容量制御弁
7…風呂用熱交換器
8…浴室暖房乾燥用熱交換器
9…浴室暖房乾燥用循環ポンプ
10…給水金具
11…減圧弁
12…給水水量センサ
13…水用逆止弁
14…貯湯タンク
15…タンク循環ポンプ
16…給湯混合弁
17…給水混合弁
18…流量調整弁
19…台所出湯金具
20…台所蛇口
21…風呂注湯弁
22…フロースイッチ
23…風呂循環ポンプ
24…水位センサ
25…入出湯金具
26…風呂循環アダプター
27…浴槽
28…風呂出湯金具
29…浴室暖房乾燥用給湯金具
30…浴室暖房乾燥用戻り金具
31,32…浴室暖房乾燥装置
35…加熱水開閉弁
36…熱交用流量センサ
40…熱源回路
41…浴室暖房乾燥側冷媒回路
42…風呂側冷媒回路
45…給湯回路
50…浴室暖房乾燥回路
55…運転制御手段
56…台所リモコン
57…風呂リモコン
Claims (6)
- 圧縮機、冷媒開閉弁、給湯用熱交換器、浴室暖房乾燥用熱交換器、減圧装置、蒸発器を備えて構成された熱源回路と、給水された水を前記給湯用熱交換器によって加熱して湯を供給する給湯回路と、循環する熱媒体を前記浴室暖房乾燥用熱交換器によって加熱して熱を供給する浴室暖房乾燥回路とを備え、
前記給湯回路に熱を供給するときは前記圧縮機の回転数制御を行い、前記浴室暖房乾燥回路に熱を供給するときは圧縮された冷媒を低圧側に戻す前記圧縮機の容量制御を行う、運転制御手段を有し、
前記圧縮機の回転数制御は、圧縮機の脱調が生じる低速な回転数よりも高い回転数領域において行われ、圧縮機の容量制御は、圧縮機の脱調が生じる低速な回転数を含む回転数領域において行われるヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置。 - 前記圧縮機は、低温低圧の冷媒が吸い込まれる吸込部と、該吸込部から吸い込まれた冷媒が高温高圧状態に圧縮されて吐出される吐出部と、吸込部と吐出部との間に位置し、圧縮途中の冷媒が存在する冷媒圧縮中間部とを備え、
前記熱源回路は、前記圧縮機の冷媒圧縮中間部と、前記蒸発器と前記圧縮機との間に容量制御弁を備え、前記容量制御弁を前記圧縮機の回転数制御時には閉じておき、容量制御時には開放する請求項1記載のヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置。 - 前記熱源回路を複数のヒートポンプ冷媒回路で構成し、給湯時は複数のヒートポンプ冷媒回路を運転し、浴室暖房乾燥時は単独のヒートポンプ冷媒回路を運転する請求項1記載のヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置。
- 前記熱源回路は、風呂用熱交換器をさらに備えて構成されるとともに、
浴槽水を前記風呂用熱交換器によって加熱して浴槽水に戻す風呂追焚きを行う風呂追焚き回路をさらに備え、
前記熱源回路を、容量制御機能を有するものと有しないものの2つのヒートポンプ冷媒回路で構成し、給湯時は両方のヒートポンプ冷媒回路を運転し、浴室暖房乾燥時は容量制御を有するヒートポンプ冷媒回路のみを運転し、風呂追焚き時は容量制御を有しないヒートポンプ冷媒回路のみを運転する請求項3記載のヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置。 - 給湯使用と、浴室暖房乾燥使用または風呂追焚き使用が同時に行われるときは、給水された水を給湯回路で加熱して湯を供給する給湯運転のみを行う請求項4記載のヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置。
- 前記給湯回路は、貯湯タンクから使用端末に給湯するタンク給湯回路と、給湯用熱交換器で加熱された湯を直接使用端末に給湯する直接給湯回路とを有する請求項1記載のヒートポンプ給湯浴室暖房乾燥装置。
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