JP4738293B2 - ヒートポンプ装置及びヒートポンプ給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ装置及びヒートポンプ給湯機 Download PDF

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Description

本発明は、効率よく除霜運転を行なうことのできるヒートポンプ装置及びヒートポンプ給湯機に関するものである。
従来から、家庭用給湯を目的としたヒートポンプ式給湯機を始め、カーエアコンや空気調和装置、冷凍機、冷蔵庫等のヒートポンプ装置が存在している。このようなヒートポンプ装置は、一般的に、圧縮機と、放熱器と、膨張弁と、吸熱器とを冷媒配管で順次接続した冷凍サイクルを備えている。このようなヒートポンプ装置では、冷凍サイクルの効率を向上させるために、吸熱器に付着した霜の除霜運転を行なうことができるようになっていることが多い。そして、この除霜運転の効率を向上させるようにしたものが種々提案されている。
そのようなものとして、「少なくとも圧縮機、放熱器、蒸発器を接続した冷媒サイクル回路を備え、前記冷媒サイクル回路に、前記放熱器から流出する冷媒を減圧する第1減圧器と、前記蒸発器に流入する冷媒を減圧する第2減圧器と、前記第1減圧器と前記第2減圧器との間の冷媒と前記蒸発器と前記圧縮機との間の冷媒とを熱交換する内部熱交換器とを設けた」冷凍サイクル装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。この冷凍サイクル装置では、第一減圧装置及び第二減圧装置の開度を大きくして、蒸発器入口温度の低下を抑制し除霜時間を短縮することで、除霜運転の効率を向上させている。
また、「二酸化炭素を冷媒として、少なくとも圧縮機、放熱器、放熱器出口と吸入ラインを熱交換する内部熱交換器、減圧器、蒸発器を有し、放熱器の入口と出口とを開閉弁を介してバイパスするバイパス回路と、前記蒸発器の温度を検出する蒸発器温度検出手段と、前記圧縮機の吸入温度を検出する吸入温度検出手段を設けた」冷凍サイクル装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。この冷凍サイクル装置は、バイパス回路を設けて、内部熱交換器での熱交換量を増加し、圧縮機吸入冷媒温度を上昇させ、圧縮機への液バックを防止することで、除霜運転の効率を向上させている。
特開2005−351537号公報(第13頁、第12図) 特開2003−214713号公報(第4頁、第8図)
特許文献1に記載の冷凍サイクル装置は、圧縮機から吐出する高温高圧冷媒が放熱器で放熱するため、内部熱交換器に流入する冷媒温度が低下し、内部熱交換器での熱交換量が小さいものとなってしまうという課題があった。また、除霜運転時は、余剰冷媒が発生するため蒸発器から流出する冷媒が気液二相状態になり、内部熱交換器での熱交換量が小さいと圧縮機へ液バックが発生して不具合が生じてしまうといった課題もあった。
特許文献2に記載の冷凍サイクル装置は、蒸発器へ霜が付着して蒸発器の性能が低下したとしても、吸入温度が蒸発温度以上であればバイパス弁を開かないように制御される場合が発生し、除霜運転中に圧縮機の熱量が放熱器で放熱され、蒸発器に付着した霜を除霜するために必要な熱量が低下してしまうといった課題があった。つまり、除霜運転に要する除霜時間が長くなってしまい、除霜運転の効率が悪いものなってしまっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、除霜時間を短くして除霜運転の効率を向上させたヒートポンプ装置及びヒートポンプ給湯機を提供することを第1の目的とする。また、第1の目的に加えて、除霜運転時に余剰冷媒が発生しても、冷媒容器を用いずに圧縮機への液バックを抑制することができるヒートポンプ装置及びヒートポンプ給湯機を提供することを第2の目的とする。
本発明に係るヒートポンプ装置は、圧縮機と、放熱器と、高低圧熱交換器と、第1減圧装置と、吸熱器とが順次接続された主回路と、第1開閉弁が配設されており、前記主回路の前記圧縮機と前記放熱器との間から分岐させ、前記放熱器と前記高低圧熱交換器との間で前記主回路に合流させた第1バイパス管と、前記第1バイパス管と、前記圧縮機と、前記高低圧熱交換器と、前記第1減圧装置と、前記吸熱器とで構成された除霜回路と、前記放熱器と前記第1バイパス管の出口との間に設けられた第2減圧装置と、第3開閉弁が配設されており、前記放熱器と前記第2減圧装置との間から前記冷媒配管を分岐し、前記第2減圧装置と前記第1バイパス管の出口との間で前記冷媒配管に合流する第2バイパス管と、前記圧縮機、前記第1開閉弁、前記第1減圧装置及び前記第3開閉弁を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記吸熱器の状態に応じて、前記第1開閉弁を開き、前記第3開閉弁を閉じるとともに、前記圧縮機の回転数を低下または前記第1減圧装置の開度を大きくし、前記除霜回路及び前記主回路に冷媒を流通させ、前記吸熱器に流入する冷媒の蒸発温度を高くする除霜準備運転モードを行ない、前記蒸発温度が予め設定してある所定値以上となった後に、前記第1開閉弁を開いたまま、前記圧縮機の回転数を低下させたときには前記圧縮機の回転数を前記除霜準備運転モード時よりも増加させ、または、前記第1減圧装置の開度を大きくしたときには前記第1減圧装置の開度を前記除霜準備運転モード時よりも小さくした状態で、前記除霜回路及び前記主回路に冷媒を流通させ、前記圧縮機が吐出する高温・高圧冷媒を前記高低圧熱交換器に供給し、前記吸熱器に付着した霜を除去する除霜運転モードを行なうことを特徴とする。
本発明に係るヒートポンプ給湯機は、上記のヒートポンプ装置に、放熱器に水を送り込む水ポンプと、放熱器で加熱された水を貯える貯湯タンクとで構成された貯湯装置を設け、制御装置は、水ポンプの駆動を制御して貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードを行なうことを特徴とする。
本発明に係るヒートポンプ装置は、前記吸熱器の状態に応じて、前記第1開閉弁を開き、前記第3開閉弁を閉じるとともに、前記圧縮機の回転数を低下または前記第1減圧装置の開度を大きくし、前記除霜回路及び前記主回路に冷媒を流通させ、前記吸熱器に流入する冷媒の蒸発温度を高くする除霜準備運転モードを行ない、前記蒸発温度が予め設定してある所定値以上となった後に、前記第1開閉弁を開いたまま、前記圧縮機の回転数を低下させたときには前記圧縮機の回転数を前記除霜準備運転モード時よりも増加させ、または、前記第1減圧装置の開度を大きくしたときには前記第1減圧装置の開度を前記除霜準備運転モード時よりも小さくした状態で、前記除霜回路及び前記主回路に冷媒を流通させ、前記圧縮機が吐出する高温・高圧冷媒を前記高低圧熱交換器に供給し、前記吸熱器に付着した霜を除去する除霜運転モードを行なうので、除霜時間(除霜準備運転開始から除霜運転終了までに要する時間)を短くして除霜運転を効率よく実行できる。
本発明に係るヒートポンプ給湯機は、上記のヒートポンプ装置に、放熱器に水を送り込む水ポンプと、放熱器で加熱された水を貯える貯湯タンクとで構成された貯湯装置を設け、制御装置は、水ポンプの駆動を制御して貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードを行なうので、除霜時間を短くして除霜運転を効率よく実行できるとともに、効率のよい貯湯運転を実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るヒートポンプ装置100の全体構成を示す概略構成図である。図1に基づいて、ヒートポンプ装置100の構成について説明する。ここでは、このヒートポンプ装置100がヒートポンプ給湯機である場合を例に示すものとする。また、冷媒には、二酸化炭素(以下、単にCO2 という)を使用しているものとして説明する。
このヒートポンプ装置100は、大きく分けて熱源装置50と貯湯装置60とで構成されている。熱源装置50は、冷媒を循環させることで水を湯に沸き上げる機能を有している。この熱源装置50は、圧縮機1と、放熱器としての水熱交換器2と、第1減圧装置としての膨張弁3と、送風機としてのファン22から供給された外気から熱を吸熱する吸熱器としての空気熱交換器4と、水熱交換器2の出口冷媒と空気熱交換器4の出口冷媒とで熱交換する高低圧熱交換器5とが順次冷媒配管15で接続された主回路10を備えている。この主回路10は、一般にヒートポンプサイクルと称されており、各機器間に冷媒を循環させることで熱の受け渡しをするようになっている。熱源装置50は、水を湯に沸き上げる加熱手段として機能している。
また、熱源装置50は、主回路10の圧縮機1と水熱交換器2との間から冷媒配管15を分岐させ(分岐部18)、水熱源装置2と高低圧熱交換器5との間で主回路10に合流させる(合流部19)第1バイパス管16を備えている。この第1バイパス管16には、第1開閉弁6aが設けられている。この第1開閉弁6aを開制御することで、圧縮機1からの冷媒を第1バイパス管16に流入させ、空気熱交換器4の除霜運転を実行するようになっている。つまり、冷媒が第1バイパス管16に流れ込むことで除霜回路11を形成するようになっているのである。
圧縮機1は、冷媒を圧縮して高温・高圧の冷媒とするものである。水熱交換器2は、圧縮機1から吐出された高温・高圧の冷媒と給湯用の水との熱交換を行い水の温度を上昇させるものである。つまり、水熱交換器2は、水を湯に沸き上げるものである。膨張弁3は、水の沸き上げを行った後の冷媒を減圧し低温・低圧の冷媒にするものである。空気熱交換器4は、冷媒に空気から吸熱させるものである。高低圧熱交換器5は、水熱交換器2から流出した冷媒と空気熱交換器4から流出した冷媒とで熱交換するものである。なお、空気熱交換器4の近傍には、この空気熱交換器4に外気を送り込むためのファン22が設けられている。
また、熱源装置50には、空気熱交換器4の入口冷媒温度(蒸発温度(Tei))を検知するための蒸発温度検知手段30aと、空気熱交換器4の周囲空気温度を検知するための外気温度検知手段30bとが設けられている。さらに、熱源装置50には、蒸発温度検知手段30a及び外気温度検知手段30bからの情報に基づいて、第1開閉弁6aの開度、ファン22の回転数及び膨張弁3の開度を制御する制御装置40が設けられている。この制御装置40は、ヒートポンプ装置100の全体を統括制御できるようなマイクロコンピュータ等で構成するとよい。
蒸発温度検知手段30a及び外気温度検知手段30bは、蒸発温度(Tei)及び外気温度をそれぞれ検知できるものであればよく、特に種類を限定するものでない。たとえば、サーミスタ等の温度センサや温度計等で構成するとよい。ここでは、蒸発温度検知手段30a及び外気温度検知手段30bしか図示してしないが、周囲空気湿度を検知するための湿度検知手段や冷媒の圧力を検知するための圧力検知手段等を設けてもよい。また、水熱交換器2や高低圧熱交換器5の近傍に温度検知手段や、湿度検知手段、圧力検知手段を設けてもよい。
貯湯装置60は、熱源装置50で沸き上げられた湯を貯え、その湯を外部(蛇口や浴槽)に供給する機能を有している。貯湯装置60には、水熱交換器2により加熱された湯を貯くわえる貯湯タンク21と、水熱交換器2へ送水する水ポンプ20とが順次接続されて設けられている。この貯湯タンク21は、密閉式のタンクであってもよく、開放式のタンクであってもよい。水ポンプ20は、貯湯タンク21から水熱源装置2へ水を循環できるものであればよい。なお、水ポンプ20も制御装置40により制御されるようになっている。
次に、制御装置40が行なう貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードについて説明する。貯湯運転モードは、貯湯装置60を循環する水を所定の温度に加熱するモードである。除霜準備運転モードは、除霜回路11に冷媒を流通させ、空気熱交換器4に流入する冷媒の蒸発温度(Tei)を高くするモードである。除霜運転モードは、除霜回路11に冷媒を流通させ、圧縮機1が吐出する高温・高圧冷媒を高低圧熱交換器5に供給し、空気熱交換器4に付着した霜を除去するモードである。つまり、制御装置40は、空気熱交換器4の状態に応じて貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転を実行させるように圧縮機1、第1開閉弁6a及び膨張弁3を制御するのである(各機器の制御については図5で説明する)。
図2は、貯湯運転モード中における主回路10の冷媒状態を示すモリエル線図(P−H線図)である。図2に基づいて、貯湯運転モード中の主回路10における冷媒状態について説明する。この図は、縦軸が絶対圧力(P)で、横軸がエンタルピ(H)を示している。この図2では、L301が冷媒の状態遷移を、L304が外気温度をそれぞれ示している。また、L301上に図示してある状態(1)〜(6)は、それぞれの場所における冷媒の状態を示している。なお、状態(1)、(5)及び(6)は、外気温度L304よりも低くなっている。
この図2において、冷媒は、飽和液線と飽和蒸気線とで囲まれた部分では気液二相状態であることを、飽和液線の左側では液化した状態であることを、飽和蒸気線の右側ではガス化した状態であることをそれぞれ表している。つまり、冷媒は、状態(1)では気液二相状態からガス状態に遷移する段階であることがわかり、状態(2)〜状態(4)では臨界圧力以上の状態であることがわかり、状態(5)及び状態(6)では気液二相状態であることがわかる。
貯湯運転モード時において、熱源装置50では、まず、圧縮機1から吐出した臨界圧力以上の高温・高圧の冷媒(状態(2))が水熱交換器2に流入する。この水熱交換器2では、冷媒(状態(2))は、貯湯装置60を循環する水に一部を放熱しながら温度が低下し、低温・高圧の冷媒(状態(3))になる。つまり、冷媒に貯えられている熱を貯湯装置60を循環する水に渡すことでこの水が沸き上がるようになっているのである。水熱交換器2から流出した冷媒(状態(3))は、高低圧熱交換器5に流入する。この冷媒(状態(3))は、高低圧熱交換器5で放熱して更に温度が低下した低温・高圧の冷媒(状態(4))となる。
その後、高低圧熱交換器5から流出した冷媒(状態(4))は、膨張弁3に流入する。膨張弁3に流入した冷媒(状態(4))は、膨張弁3によって減圧されて低温・低圧の気液二相冷媒(状態(5))となる。この気液二相冷媒(状態(5))は、空気熱交換器4に流入し、ファン22から送られる空気から吸熱して蒸発した低温・低圧の気液二相冷媒(状態(6))となる。空気熱交換器4から流出した気液二相冷媒(状態(6))は、高低圧熱交換器5に流入し、水熱交換器2から流出した低温・高圧の冷媒(状態(3))によって加熱されて気液二相冷媒からガス冷媒(つまり、状態(1)の冷媒)となる。この冷媒(状態(1))が圧縮機1に吸引されることで主回路10が形成されるようになっている。
ところが、外気温度が低い、たとえば0℃以下の条件における貯湯運転モードでは、空気熱交換器4の表面温度が低下するために空気熱交換器4の表面に霜が付着してしまうことがある。そうすると、空気熱交換器4での熱交換効率が低下するとともに、空気熱交換器4での冷媒温度も低下してしまうことになる。また、貯湯運転モードを継続すると空気熱交換器4に付着した霜が成長してしまい、水熱交換器5で効率良く加熱を行うための十分な熱量を外気から吸熱することができなくなってしまうことになる。
そこで、制御装置40は、蒸発温度検知手段30aで検知した蒸発温度(Tei)が予め設定されている所定値(T1)以下になったと判断すると、第1開閉弁6aを開制御する(詳細については、図6で説明する)。第1開閉弁6aが開くと、冷媒が第1バイパス管16に流れ込むようになり、除霜回路11が形成されることになる。つまり、制御装置40は、空気熱交換器4及び水熱交換器5での熱交換率を低下させないように空気熱交換器4の除霜運転モードを行なうのである。
しかしながら、貯湯運転モードから除霜運転モードに直接切り替え、急激に圧縮機1の回転数及び膨張弁3の開度を変化させると、圧縮機1の入口における冷媒の乾き度が外気温度以下となってしまい圧縮機1へ液バックしてしまうことにもなる。そこで、この実施の形態1では、除霜運転モードを行なう前に除霜準備運転モードを実行するようにしているのである。
図3は、除霜準備運転モード中における主回路10及び除霜回路11の冷媒状態を示すモリエル線図(P−H線図)である。図3に基づいて、除霜準備運転モード中の主回路10及び除霜回路11における冷媒状態について説明する。この図は、縦軸が絶対圧力(P)で、横軸がエンタルピ(H)を示している。この図3では、L302が冷媒の状態遷移を、L304が外気温度をそれぞれ示している。また、L302上に図示してある状態(1)〜(6)は、それぞれの場所における冷媒の状態を示している。なお、状態(1)、(5)及び(6)は、外気温度L304よりも低くなっている。
この図3において、冷媒は、飽和液線と飽和蒸気線とで囲まれた部分では気液二相状態であることを、飽和液線の左側では液化した状態であることを、飽和蒸気線の右側ではガス化した状態であることをそれぞれ表している。つまり、冷媒は、状態(1)では気液二相状態からガス状態に遷移する段階であることがわかり、状態(2)〜状態(4)では臨界圧力以上の状態であることがわかり、状態(5)及び状態(6)では気液二相状態であることがわかる。
除霜準備運転モードは、制御装置40により第1開閉弁6aが開制御されて開始するようになっている。つまり、第1開閉弁6aが開くことによって、圧縮機1から吐出した高温・高圧の冷媒(状態(2))を主回路10だけでなく除霜回路11(つまり、第1バイパス管16)に流れるようにして除霜準備運転モードを開始するのである。なお、分岐部18で主回路10と除霜回路11とに分かれた冷媒は、高低圧熱交換器5の入口側(合流部19)で合流し、比較的高温・高圧の冷媒(状態(3))となる。
このとき、除霜回路11側へ流入する冷媒(状態(2))は、除霜回路11を流れても比較的高温を保ったままの冷媒(状態(3’’))となる。一方、主回路10を流れ水熱交換器2に流入する冷媒(状態(2))は、冷媒流量が減少しているので、水熱交換器2での熱交換量も低下することになる。つまり、貯湯装置60を循環する水に渡すことのできる熱量が少なくなっているのである。したがって、水熱交換器2から流出した冷媒(状態(3’))の温度は比較的下がっていないことになる。
主回路10を流れる冷媒(状態(3’))と除霜回路11を流れる冷媒(状態(3’’))とが高低圧熱交換器5の入口側(合流部19)で合流し、比較的高温・高圧の冷媒(状態(3))となる。この冷媒(状態(3))は、主回路10と除霜回路11との分岐部18の冷媒(状態(2))の温度よりも低下しているものの、比較的高温を保ったままの状態で高低圧熱交換器5へ流入することになる。
すなわち、合流部19で主回路10と除霜回路11とが合流した後の冷媒(状態(3))は、比較的高温となっているので、高低圧熱交換器5の熱交換量が増加することになるのである。この高低圧熱交換器5では、冷媒(状態(3))は、高低圧熱交換器5を流れる気液二相冷媒(状態(6))に一部を放熱しながら温度が低下し、低温・高圧の冷媒(状態(4))になる。高低圧熱交換器5から流出した冷媒(状態(4))は、膨張弁3に流入する。
膨張弁3に流入した冷媒(状態(4))は、膨張弁3で減圧されて低温・低圧の気液二相冷媒(状態5))となる。この気液二相冷媒(状態(5))は、空気熱交換器4へ流入し、ファン22から送られる空気から吸熱して蒸発した低温・低圧の気液二相冷媒(状態(6))となる。なお、空気熱交換器4での熱交換量は、水熱交換器2での放熱量(熱交換量)が低下したことに伴って低下している。また、空気熱交換器4での熱交換量が低下すれば、蒸発温度検知手段30aで検知する蒸発温度(Tei)も貯湯運転モード時の蒸発温度よりも上昇している。
このとき、空気熱交換器4から流出した気液二相冷媒(状態(6))は、乾き度が低下することになるが、高低圧熱交換器5の熱交換量は増加していることから、圧縮機1へ吸引される際には十分加熱されてガス冷媒(状態(1))となる。その後、水熱交換器2の出口における冷媒(状態(3’))の温度及び蒸発温度(tei)は、上昇を続け、圧縮機1での熱量よりも水熱交換器2での熱交換量が小さくなる。そのため、空気熱交換器4で気液二相冷媒(状態(5))の熱が空気側へ放熱され、図4に示す除霜運転モード時のサイクル状態となり、除霜運転モードへ切り替わることになる。
図4は、除霜運転モード中における主回路10及び除霜回路11の冷媒状態を示すモリエル線図(P−H線図)である。図4に基づいて、除霜運転モード中の主回路10及び除霜回路11における冷媒状態について説明する。この図は、縦軸が絶対圧力(P)で、横軸がエンタルピ(H)を示している。この図4では、L303が冷媒の状態遷移を、L304が外気温度をそれぞれ示している。また、L303上に図示してある状態(1)〜(6)は、それぞれの場所における冷媒の状態を示している。なお、いずれの状態においても外気温度L304よりも高くなっている。
この図4において、冷媒は、飽和液線と飽和蒸気線とで囲まれた部分では気液二相状態であることを、飽和液線の左側では液化した状態であることを、飽和蒸気線の右側ではガス化した状態であることをそれぞれ表している。つまり、冷媒は、状態(1)では気液二相状態からガス状態に遷移する段階であることがわかり、状態(2)〜状態(4)では臨界圧力以上の状態であることがわかり、状態(5)及び状態(6)では気液二相状態であることがわかる。
除霜運転モードは、除霜準備運転モードを経た後に開始されるようになっている。つまり、制御装置40は、第1開閉弁6aを開らいた状態にしたままで除霜運転モードが開始するようになっている。したがって、上述した除霜準備運転モードと同様に、圧縮機1から吐出した高温・高圧の冷媒(状態(2))を主回路10だけでなく除霜回路11に流れるようにして除霜運転モードを行なっているのである。なお、分岐部18で主回路10と除霜回路11とに分かれた冷媒は、高低圧熱交換器5の入口側(合流部19)で合流し、比較的高温・高圧の冷媒(状態(3))となる。
このとき、除霜回路11側へ流入する冷媒(状態(2))は、除霜回路11を流れても比較的高温を保ったままの冷媒(状態(3’’))となる。一方、主回路10を流れ水熱交換器2に流入する冷媒(状態(2))は、冷媒流量が減少しているので、水熱交換器2での熱交換量も低下することになる。つまり、貯湯装置60を循環する水に渡すことできる熱量が少なくなっているのである。したがって、水熱交換器2から流出した冷媒(状態(3’))の温度は比較的下がっていないことになる。
主回路10を流れる冷媒(状態(3’))と除霜回路11を流れる冷媒(状態(3’’))とが高低圧熱交換器5の入口側(合流部19)で合流し、比較的高温・高圧の冷媒(状態(3))となる。この冷媒(状態(3))は、分岐部18の冷媒(状態(2))の温度よりも低下してものの、比較的高温を保ったままの状態で高低圧熱交換器5へ流入することになる。
すなわち、合流部19で主回路10と除霜回路11とが合流した後の冷媒(状態(3))は、比較的高温となっているので、高低圧熱交換器5の熱交換量が増加することになるのである。この高低圧熱交換器5では、冷媒(状態(3))は、高低圧熱交換器5を流れる気液二相冷媒(状態(6))に一部を放熱しながら温度が低下し、低温・高圧の冷媒(状態(4))になる。高低圧熱交換器5から流出した冷媒(状態(4))は、膨張弁3に流入する。
膨張弁3に流入した冷媒(状態(4))は、膨張弁3で減圧されて低温・低圧の気液二相冷媒(状態5))となる。この気液二相冷媒(状態(5))は、除霜準備運転モードを経た後であるので、温度が外気温度L304以上となっている。この気液二相冷媒(状態(5))は、空気熱交換器4へ流入し、ファン22から送られる空気から吸熱して蒸発した低温・低圧の気液二相冷媒(状態(6))となる。なお、空気熱交換器4での熱交換量は、水熱交換器2での放熱量(熱交換量)が低下したことに伴って低下している。また、空気熱交換器4での熱交換量が低下すれば、蒸発温度検知手段30aで検知する蒸発温度(Tei)も貯湯運転モード時の蒸発温度よりも上昇している。
このとき、空気熱交換器4から流出した気液二相冷媒(状態(6))は、熱が空気側へ放熱されて乾き度が低下することになるが、高低圧熱交換器5の熱交換量は増加していることから、圧縮機1へ吸引される際には十分加熱されてガス冷媒(状態(1))となる。
そして、貯湯運転モード時よりも空気熱交換器4内に存在する冷媒量が増加して余剰冷媒が貯留され、圧縮機1から吐出する冷媒圧力上昇を抑制できるようになっている。また、空気熱交換器4を流出した気液二相冷媒(状態(6))は、高低圧熱交換器5へ流入する高温・高圧の冷媒(状態(3))によって加熱されてガス冷媒(状態(1))となって圧縮機1へ吸引されてサイクルを形成する。
なお、空気熱交換器4での熱交換量は、除霜準備運転モードと同様に、水熱交換器2での放熱量(熱交換量)が低下したことに伴って低下する。つまり、蒸発温度検知手段30aで検知する蒸発温度(Tei)が上昇するのである。以上のように、このヒートポンプ装置100は、貯湯運転モードと除霜運転モードとでのサイクル状態を第1開閉弁6aの開度を制御することで異なるものとするとともに、貯湯運転モードと除霜運転モードとを繋ぐ除霜準備運転モードを実行することによって、貯湯運転モードと除霜運転モードのサイクル状態を効率良く変化させることを可能にしている。
次に、各運転モード(貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モード)における各機器の制御について説明する。図5は、各機器の制御タイミングを示すタイミングチャートである。図5に基づいて、各機器(第1開閉弁6a、圧縮機1、膨張弁3、ファン22及び水ポンプ21)の制御について説明する。なお、制御装置40が、第1開閉弁6aの開閉、圧縮機1の回転数(rps)、膨張弁3の開度(pulse)、ファン22の回転数(rpm)及び水ポンプ21の流量(L/min)をそれぞれ制御するようになっている。
貯湯運転モードは、貯湯装置60を循環する水を所定の温度にまで沸き上げることを主目的としている。そのために、制御装置40は、第1開閉弁6aを閉じ、圧縮機1を所定の回転数で駆動させ、膨張弁3の開度を小さくし、ファン22を所定の回転数で駆動させ、水ポンプ21の流量を多くするように制御する(図5で示す(a))。その後、制御装置40は、除霜準備運転モード開始の条件を満たしたと判断すると、貯湯運転モードから除霜準備運転モードに切り替える(図5で示すP1)。
除霜準備運転モードは、除霜運転モードの時間短縮、つまり蒸発温度(Tei)をより早く所定値(Tx)以上にすることを主目的としている。そのために、制御装置40は、第1開閉弁6aを開け、圧縮機1の回転数を貯湯運転モード時の回転数よりも低下させ、膨張弁3の開度を大きくし、ファン22を貯湯運転モード時と同様の回転数で駆動させ、水ポンプ21を停止または貯湯運転モード時よりも流量を少なくするように制御する(図5で示す(b))。除霜準備運転モードは、制御装置40が第1開閉弁6aを開制御することによって貯湯運転モードから除霜準備運転モードへ切り替わるのである。
すなわち、制御装置40は、圧縮機1の回転数を貯湯運転モード時よりも低下させるように、膨張弁3の開度を大きくするように制御することにより、空気熱交換器4内に流入する冷媒量を増加させるのである。こうすることにより、蒸発温度(Tei)を上昇させることができるのである。このとき、ファン22を貯湯運転モード時と同様の回転数で駆動させておくことにより、空気熱交換器4の出口における冷媒の乾き度が急激に低下して圧縮機1への液バックを防止できる。
また、制御装置40は、貯湯装置60内の水ポンプ20を停止または貯湯運転モード時よりも流量を低下させるように制御する。こうすることにより、高低圧熱交換器5へ流入する高圧・高圧の冷媒の温度の低下が抑制されて高低圧熱交換器5での熱交換量を大きくすることができる。したがって、空気熱交換器4から流出した気液二相冷媒を加熱してガス化しやすくなるのである。さらに、水熱交換器2での冷媒の放熱量(熱交換量)が小さくなるため、空気熱交換器4で冷媒が吸熱する熱量も小さくなり、蒸発温度(Tei)が上昇しやすくなる。
また、第1開閉弁6aを開いたとき、第1開閉弁6aへ流入する冷媒流量が、水熱交換器2へ流入する冷媒流量よりも多くなるような構成の第1開閉弁6aを選定し、開閉を制御すれば、除霜回路11へ冷媒を流通しやすくなる。そのために、水熱交換器2での放熱量(熱交換量)を低下させることができ、圧縮機1から吐出し高低圧熱交換器5へ流入する高温・高圧の冷媒の温度が低下しにくくなる。その後、制御装置40は、除霜運転モード開始の条件を満たしたと判断すると、除霜準備運転モードから除霜運転モードに切り替える(図5で示すP2)。
除霜運転モードは、空気熱交換器4に付着した霜を除去し、水熱交換器2及び空気熱交換器4での熱交換量を低下させないようにすることを主目的としている。そのために、制御装置40は、第1開閉弁6aを開け、圧縮機1の回転数を次第に貯湯運転モード時の回転数と同様にし、膨張弁3の開度を次第に小さくし、ファン22を停止または貯湯運転モード時の回転数よりも低下させ、水ポンプ21を停止または貯湯運転モード時よりも流量を少なくするように制御する(図5で示す(c))。
除霜運転モードでは、ファン22を停止または貯湯運転モード時の回転数よりも低下させて蒸発温度(Tei)を更に上昇させることで除霜効率を向上させているのである。また、除霜運転モード開始後、圧縮機1の回転数を次第に増加させ、膨張弁3の開度を除霜準備運転モード時よりも小さくすることによって(図8参照)、圧縮機1の入力は増加し、除霜運転モード時間が短くなり効率よく除霜運転モードが実行できる。除霜運転モードは、制御装置40が蒸発温度(Tei)が所定値以上になったと判断することによって除霜準備運転モードから除霜運転モードへ切り替わるのである。その後、制御装置40は、貯湯運転モード開始の条件を満たしたと判断すると、除霜運転モードから貯湯運転モードに切り替える(図5で示すP3)。
次に、上述した各運転モード(貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モード)の切り替えについて説明する。図6は、各運転モードの切り替え処理の流れを示すフローチャートである。図6に基づいて、各運転モードの切り替え処理について説明する。通常、ヒートポンプ装置100は、貯湯運転モードを行なっている(ステップS101)。その後、貯湯運転モード時に空気熱交換器4に霜が付着すると、蒸発温度(Tei)が低下することになる。つまり、空気熱交換器4への着霜状態をこの蒸発温度(Tei)で判定することができる。ヒートポンプ装置100が貯湯運転モードを開始すると、制御装置40は、蒸発温度検知手段30aで検知した蒸発温度(Tei)と予め設定してある所定値(T1)とを比較する(ステップS102)。
制御装置40は、蒸発温度(Tei)が所定値(T1)以下になるまで貯湯運転モードを継続させる(ステップS102;NO)。すなわち、制御装置40は、第1開閉弁6aを閉じたままの状態にして主回路10を冷媒が循環するようにしているのである。制御装置40は、蒸発温度(Tei)が所定値(T1)以下になったと判断すると(ステップS102;YES)、除霜準備運転モード開始と判断し、貯湯運転モードから除霜準備運転モードに切り替える(ステップS103)。すなわち、制御装置40は、第1開閉弁6aを開いた状態にして除霜回路11にも冷媒が流入させるのである。
次に、制御装置40は、蒸発温度(Tei)と予め設定してある所定値(Tx)とを比較する(ステップS104)。制御装置40は、蒸発温度(Tei)が所定値(Tx)以上になるまで除霜準備運転モードを継続させる(ステップS104;NO)。すなわち、制御装置40は、第1開閉弁6aの開状態を継続して除霜回路11にも冷媒が循環するようにしているのである。制御装置40は、蒸発温度(Tei)が所定値(Tx)以上になったと判断すると(ステップS104;YES)、除霜運転モード開始と判断し、除霜準備運転モードから除霜運転モードに切り替える(ステップS105)。
除霜運転モードを実行すると、空気熱交換器4に付着した霜が溶けるので、蒸発温度(Tei)が上昇することになる。そこで、制御装置40は、蒸発温度(Tei)と予め設定してある所定値(T2)とを比較する(ステップS106)。制御装置40は、蒸発温度(Tei)が所定値(T2)以上になるまで除霜運転モードを継続させる(ステップS106;NO)。すなわち、制御装置40は、空気熱交換器4に付着した霜が溶解してしないと判断し、除霜運転モードを継続させるのである。制御装置40は、蒸発温度(Tei)が所定値(T2)以上になったと判断すると(ステップS106;YES)、貯湯運転モード開始と判断し、除霜運転モードから再度貯湯運転モードに切り替える(ステップS107)。
貯湯運転モードから除霜準備運転モードへ切り替わるための条件となる目標蒸発温度である所定値(T1)は、空気熱交換器4に霜が付着し、空気熱交換器4の熱交換量が低下してしまうであろうと想定される温度を予め設定したものである。また、除霜準備運転モードから除霜運転モードへ切り替わるための条件となる目標蒸発温度である所定値(Tx)は、空気熱交換器4に付着した霜が溶ける温度以上であればよく、たとえば氷の融点である0℃として予め設定したものである。さらに、除霜運転モードから貯湯運転モードへ切り替わるための条件となる目標蒸発温度である所定値(T2)は、空気熱交換器4に付着した霜が溶け、空気熱交換器4の熱交換量が低下しないであろうと想定される温度を予め設定したものである。
次に、圧縮機1及び膨張弁3の具体的な制御例について説明する。
図7は、圧縮機1の回転数及び膨張弁3の開度の制御の一例を示す説明図である。図7に示すように、圧縮機1の回転数及び膨張弁3の開度を除霜運転モード開始と同時に大きく変化、つまり圧縮機1の回転数を低下させ、膨張弁3の開度を大きくさせると、空気熱交換器4内に流入する冷媒量が急激に増加することになる。つまり、過渡的に圧縮機1の入口における冷媒の乾き度が外気温度L304以下となり、圧縮機1へ液バックしてしまうことになる。
図8は、圧縮機1の回転数及び膨張弁3の開度の制御の他の一例を示す説明図である。図8に示すように、圧縮機1の回転数及び膨張弁3の開度を所定の時間間隔で段階的に、たとえば圧縮機1回転数を20秒毎に20rpsずつ低下させ、膨張弁3の開度を20秒毎に25pulseずつ増加させるといったように制御することにより、空気熱交換器4内に流入する冷媒量を急激に増加させないようにする。そうすると、圧縮機1の入口における冷媒の乾き度が常に外気温度L304以上となり、圧縮機1へ液バックすることなく、除霜準備運転モードから除霜運転モードへ切り替えることができる。なお、除霜準備運転モードでは、圧縮機1の回転数、膨張弁3の開度の双方を同時に制御してもよく、そのうちの少なくともいずれかを制御してもよい。
以上説明したように、実施の形態1のヒートポンプ装置100によれば、高低圧熱交換器5へ流入する高温・高圧の冷媒の温度を比較的高温に保てるため、除霜運転モード時に発生する余剰冷媒を、冷媒容器を用いずに処理することができ、かつ圧縮機1への液バックを抑制できるのである。すなわち、除霜準備運転モードを経た後に除霜運転モードを実行することによって、効率のよい除霜運転モードを実現しているのである。また、除霜準備運転モード及び除霜運転モードにおいて、圧縮機1の回転数、膨張弁3の開度及びファン22の回転数を制御することにより更に効率よく除霜でき、除霜時間の短縮を図ることを可能にしている。
この実施の形態1では、制御装置40が空気熱交換器4の状態(つまり、着霜状態)に応じて、貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードを行なうようにしていたが、ユーザからの指示に基づいて貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードを行なうようにしてもよい。つまり、操作部等に設けられた貯湯ボタンや除霜ボタンが操作されることによって、貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードを行なうようにしてもよいのである。この場合にも、除霜準備運転モードを行なった後に、除霜運転モードを行なう。
なお、実施の形態1で示した所定値(T1)、所定値(Tx)及び所定値(T2)の値を特に限定するものではない。ヒートポンプ装置100の用途、設置場所及び性能等の条件に基づいて設定するとよい。また、これらの所定値を変更可能にしておくとよい。さらに、制御装置40が熱源装置50内に設けられている場合を例に示したが、これに限定するものではない。たとえば、制御手段40を熱源装置50の外部に設けてもよく、貯湯装置60内に設けてもよい。
CO2を冷媒とした場合、CO2は気液の密度差が小さいため、空気熱交換器4側に多くの冷媒を貯留することができる。また、CO2 は、圧縮機1から吐出する冷媒温度が高くなるため、高低圧熱交換器5で空気熱交換器4から流出する気液二相冷媒を加熱してガス化しやすいという効果もある。さらに、蒸発温度検知手段30aを、空気熱交換器4を流通する冷媒配管15の中間位置に設けてもよい。なお、膨張弁3の出口から圧縮機1の入口までの間の冷媒配管15(低圧)の途中に低圧圧力検知手段を設けて、算出した飽和温度を蒸発温度(Tei)としてもよい。また、空気熱交換器4への着霜状態を、外気温度及び貯湯運転モード時間から経験的に推定して検知するようにしてもよい。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係るヒートポンプ装置100aの全体構成を示す概略構成図である。図9に基づいて、ヒートポンプ装置100aの構成について説明する。ここでは、このヒートポンプ装置100aがヒートポンプ給湯機である場合を例に示すものとする。また、冷媒には、CO2を使用しているものとして説明する。なお、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
ヒートポンプ装置100aは、図9に示すように、分岐部18と水熱交換器2との間に第2開閉弁6bを設けている。つまり、除霜運転モード時において、この第2開閉弁6bを閉じれば水熱交換器2へ冷媒が流入しないようにすることができるのである。したがって、高低圧熱交換器5の入口側(合流部19)の冷媒(状態(3))の温度が実施の形態1で示したよりも高くなるため、圧縮機1への吸入される冷媒を確実にガス化できる。そうすると、除霜運転モード時における水熱交換器2での放熱もなくなるため、除霜時間の短縮を更に図ることができる。なお、制御装置40が第2開閉弁6bの開閉制御を行なっている。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係るヒートポンプ装置100bの全体構成を示す概略構成図である。図10に基づいて、ヒートポンプ装置100bの構成について説明する。ここでは、このヒートポンプ装置100bがヒートポンプ給湯機である場合を例に示すものとする。また、冷媒には、CO2を使用しているものとして説明する。なお、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
ヒートポンプ装置100bは、図10に示すように、水熱交換器2と合流部19との間に第2減圧装置としてのキャピラリ7を設けるとともに、水熱交換器2とキャピラリ7との間で冷媒配管15を分岐させ、キャピラリ7と合流部19との間で冷媒配管15に合流させる第2バイパス管12を設けている。また、この第2バイパス管12には、第3開閉弁6cが設けられている。
第3開閉弁6cの制御について説明する。
貯湯運転モード時おいて、制御装置40は、第3開閉弁6cを開くように制御する。こうすることにより、水熱交換器2の出口における冷媒は、キャピラリ7で減圧され温度低下することなく高低圧熱交換器5へ流入できる。つまり、高低圧熱交換器5の熱交換量が低下しないのである。したがって、水熱交換器2へ流入する貯湯装置60を循環する水の温度が高い場合でも、空気熱交換器4の入口における冷媒の乾き度が低下するため、空気熱交換器4の冷媒量が増加し、圧縮機1から吐出する冷媒圧力上昇が抑制されることになる。
次に、除霜準備運転モードについて説明する。貯湯運転モードから除霜準備運転モードへ切り替わると、制御装置40は、第1開閉弁6aを開いて、第3開閉弁6cは閉じるように制御する。こうすることにより、水熱交換器2に流入する冷媒流量を減少させ、水熱交換器2での放熱量(熱交換量)を低下させることができる。したがって、高低圧熱交換器5へ流入する高温・高圧の冷媒の温度の低下を抑制することができる。また、膨張弁3の開度を大きくしても、水熱交換器2から空気熱交換器4へ冷媒が急激に移動しないため、圧縮機1への過渡的な液バックを抑制できる。
以上説明したように、ヒートポンプ装置100bによれば、除霜運転モード時において、第3開閉弁6cの開閉を制御することによって水熱交換器2から空気熱交換器4へ流入する冷媒流量を減少できるため、高低圧熱交換器5の高圧側に流入する冷媒温度の低下を抑制できる。したがって、空気熱交換器4から流出する冷媒を加熱し、ガス化しやすく、圧縮機1への液バックを抑制できるという効果を有する。
また、ヒートポンプ装置100bに、実施の形態2に係るヒートポンプ装置100aで示したような第2開閉弁6bを設けてもよい。そうすれば、除霜運転モード時において、この第2開閉弁6bを閉じることで水熱交換器2へ冷媒が流入しないようにすることができるのである。したがって、高低圧熱交換器5の入口側(合流部19)の冷媒(状態(3))の温度が実施の形態1で示したよりも高くなるため、圧縮機1への吸入される冷媒を確実にガス化できる。そうすると、除霜運転モード時における水熱交換器2での放熱もなくなるため、除霜時間の短縮を更に図ることができる。
実施の形態1〜実施の形態3において、圧縮機1の種類を特に限定するものではないが、圧縮機1を低圧シェル型とした場合、万が一圧縮機1へ過渡的な液バックが発生しても、圧縮機1内のモータからの発熱により冷媒が加熱され、ガス化することができる。たとえば、圧縮機1を中間圧シェル型や高圧シェル型としてもよい。また、圧縮機1を容量制御が可能なインバータ圧縮機としてもよい。また、実施の形態1〜実施の形態3では、1つの圧縮機1を使用した場合を例に示したが、これに限定するものでなく、複数の圧縮機を設けてもよい。この場合は、圧縮機制御手段が設けた圧縮機の台数分のマルチ制御を行うようにするとよい。
また、実施の形態1〜実施の形態3において、ヒートポンプ装置100〜ヒートポンプ装置100bにCO2 冷媒を使用した場合を例に示したが、これに限定するものではない。たとえば、CO2 と共沸性の高い炭化水素類、たとえばプロパンやシクロプロパン、イソブタン、ブタン等とCO2 を混合した混合冷媒を使用してもよい。このような混合冷媒を使用すれば、CO2 単体冷媒の場合と比較して臨界圧力を更に低くすることが可能になる。
さらに、実施の形態1〜実施の形態3では、ヒートポンプ装置100〜ヒートポンプ装置100bがヒートポンプ給湯機に適用される場合を例に説明したが、これに限定するものではなく、たとえばカーエアコンや空気調和装置、冷凍機、冷蔵庫等の装置に適用されてもよい。このような装置に適用される場合には、熱源装置50が室外ユニットに相当し、貯湯装置60が室内ユニットに相当することになる。
実施の形態1に係るヒートポンプ装置の構成を示す概略構成図である。 貯湯運転モード中における冷媒状態を示すモリエル線図である。 除霜準備運転モード中における冷媒状態を示すモリエル線図である。 除霜運転モード中における冷媒状態を示すモリエル線図である。 各機器の制御タイミングを示すタイミングチャートである。 各運転モードの切り替え処理の流れを示すフローチャートである。 圧縮機の回転数及び膨張弁の開度の制御の一例を示す説明図である。 圧縮機の回転数及び膨張弁の開度の制御の他の一例を示す説明図である。 実施の形態2に係るヒートポンプ装置の構成を示す概略構成図である。 実施の形態3に係るヒートポンプ装置の構成を示す概略構成図である。
符号の説明
1 圧縮機、2 水熱交換器、3 膨張弁、4 空気熱交換器、5 高低圧熱交換器、6a 第1開閉弁、6b 第2開閉弁、6c 第3開閉弁、7 キャピラリ、10 主回路、11 除霜回路、12 第2バイパス管、15 冷媒配管、16 第1バイパス管、18 分岐部、19 合流部、20 水ポンプ、21 貯湯タンク、22 ファン、30a 蒸発温度検知手段、30b 外気温度検知手段、40 制御装置、50 熱源装置、60 貯湯装置、100 ヒートポンプ装置、100a ヒートポンプ装置、100b ヒートポンプ装置。

Claims (16)

  1. 圧縮機と、放熱器と、高低圧熱交換器と、第1減圧装置と、吸熱器とが順次接続された主回路と、
    第1開閉弁が配設されており、前記主回路の前記圧縮機と前記放熱器との間から分岐させ、前記放熱器と前記高低圧熱交換器との間で前記主回路に合流させた第1バイパス管と、
    前記第1バイパス管と、前記圧縮機と、前記高低圧熱交換器と、前記第1減圧装置と、前記吸熱器とで構成された除霜回路と、
    前記放熱器と前記第1バイパス管の出口との間に設けられた第2減圧装置と、
    第3開閉弁が配設されており、前記放熱器と前記第2減圧装置との間から前記冷媒配管を分岐し、前記第2減圧装置と前記第1バイパス管の出口との間で前記冷媒配管に合流する第2バイパス管と、
    前記圧縮機、前記第1開閉弁、前記第1減圧装置及び前記第3開閉弁を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記吸熱器の状態に応じて、前記第1開閉弁を開き、前記第3開閉弁を閉じるとともに、前記圧縮機の回転数を低下または前記第1減圧装置の開度を大きくし、前記除霜回路及び前記主回路に冷媒を流通させ、前記吸熱器に流入する冷媒の蒸発温度を高くする除霜準備運転モードを行ない、前記蒸発温度が予め設定してある所定値以上となった後に、前記第1開閉弁を開いたまま、前記圧縮機の回転数を低下させたときには前記圧縮機の回転数を前記除霜準備運転モード時よりも増加させ、または、前記第1減圧装置の開度を大きくしたときには前記第1減圧装置の開度を前記除霜準備運転モード時よりも小さくした状態で、前記除霜回路及び前記主回路に冷媒を流通させ、前記圧縮機が吐出する高温・高圧冷媒を前記高低圧熱交換器に供給し、前記吸熱器に付着した霜を除去する除霜運転モードを行なう
    ことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 前記吸熱器に流入する冷媒の蒸発温度を検知するための蒸発温度検知手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記蒸発温度検知手段から送られる蒸発温度に基づいて前記吸熱器の着霜状態を判断して前記除霜準備運転モードを開始する
    ことを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記吸熱器の周囲温度を検知するための外気温度検知手段を備え、
    前記制御装置は、
    前記蒸発温度に加えて、前記外気温度検知手段から送られる外気温度にも基づいて前記吸熱器の着霜状態を判断して前記除霜準備運転モードを開始する
    ことを特徴とする請求項2に記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記第1減圧装置が膨張弁であり、
    前記制御装置は、
    前記圧縮機の回転数、前記膨張弁の開度のうち少なくともいずれかを制御して前記除霜準備運転モードを行なう
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記圧縮機の回転数及び前記膨張弁の開度を所定の時間間隔で段階的に制御する
    ことを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記制御装置は、
    前記蒸発温度と予め設定してある所定値との比較に基づいて前記除霜準備運転モードから前記除霜運転モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  7. 前記制御装置は、
    前記蒸発温度が前記吸熱器に付着した霜が溶ける温度以上であると判断したときに前記除霜準備運転モードから前記除霜運転モードに切り替える
    ことを特徴とする請求項6に記載のヒートポンプ装置。
  8. 前記制御装置は、
    前記除霜準備運転モード及び前記除霜運転モードにおいて、
    前記除霜回路を流れる冷媒流量を前記放熱器に流入する冷媒流量よりも多くなるように前記第1開閉弁の開閉を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  9. 前記第1バイパス管の入口と前記放熱器との間に第2開閉弁を設け、
    前記制御装置は、
    前記除霜準備運転モード及び前記除霜運転モードにおいて、
    前記第1開閉弁を開制御しているときに、前記第2開閉弁を閉制御する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  10. 前記吸熱器に空気を供給するための送風機を設け、
    前記制御装置は、
    前記除霜運転モードにおいて、
    前記送風機の回転数を前記除霜準備運転モード時よりも低下させる
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  11. 前記第2減圧装置は、
    前記第1開閉弁を開いたときの前記除霜回路の冷媒流量が、該第2減圧装置に流入する冷媒流量よりも多くなるもので構成する
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  12. 前記圧縮機が低圧シェル型である
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  13. 前記冷媒を二酸化炭素とした
    ことを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
  14. 前記請求項1〜13のいずれかに記載のヒートポンプ装置に、
    前記放熱器に水を送り込む水ポンプと、
    前記放熱器で加熱された水を貯える貯湯タンクとで構成された貯湯装置を設け、
    前記制御装置は、
    前記水ポンプの駆動を制御して貯湯運転モード、除霜準備運転モード及び除霜運転モードを行なう
    ことを特徴とするヒートポンプ給湯機。
  15. 前記制御装置は、
    前記除霜準備運転モード及び前記除霜運転モードにおける水の流量を前記貯湯運転モードにおける水の流量よりも少なくするように前記水ポンプの駆動を制御する
    ことを特徴とする請求項14に記載のヒートポンプ給湯機。
  16. 前記制御装置は、
    前記外気温度検知手段から送られる外気温度と、前記貯湯運転モードに要する時間とに基づいて前記吸熱器の着霜状態を判断して前記除霜準備運転モードを開始する
    ことを特徴とする請求項14または15に記載のヒートポンプ給湯機。
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