JP6644568B2 - 車両用空調装置、それを備える車両及び車両用グリル装置の制御方法 - Google Patents

車両用空調装置、それを備える車両及び車両用グリル装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、内部熱交換器を有する車両用冷凍サイクルにおいて、凝縮器の下流直後の冷媒の温度が十分に低下していなくとも、車両用グリル装置の開閉を適切に制御し、車両の空力特性を向上して省動力に寄与する技術に関する。
凝縮器又はラジエータなどの熱交換器を冷却する空気を車両前端部に設けたグリル開口部からエンジンルームへ導入し、このグリル開口部の大きさを変更可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。そして、グリル開口部を閉じることでエンジンルームに導入される空気が減少し、走行時の車両の空力特性が向上して、燃費の向上につながることが知られている。
また、凝縮器から流出した冷媒の圧力を検知し、所定値よりも高い場合には、凝縮器への送風を行う冷却ファンの仕事量を多くして凝縮器での熱交換量を増やす技術が開示されている(例えば、特許文献2を参照。)。これによって、凝縮器での熱交換量を調整、すなわち冷媒の圧力が高い場合には冷却ファンの仕事量を多くする一方、冷媒の圧力が高くない場合には冷却ファンの仕事量を少なくして、冷房能力を適切に確保することができる。
さらにまた、冷凍サイクルの冷房能力および成績係数を向上する構成として、内部熱交換器(凝縮器から流出した相対的に温度の高い冷媒と、蒸発器から流出した相対的に温度の低い冷媒とを熱交換する装置)を冷凍サイクルに配置する技術が知られている(例えば、特許文献3を参照。)。
特開2011−031842号公報 特開平9−076722号公報 特開2008−122034号公報
ここで、特許文献1の車両用グリル装置を、特許文献2を利用して、凝縮器から流出した冷媒の圧力に基づいて制御することが考えられる。すなわち冷媒の圧力が高い場合にはグリル開口部を開いてエンジンルームへ空気を導入して凝縮器を冷却する一方、冷媒の圧力が高くない場合にはグリル開口部を閉じることである。
しかしながら、上記のシステムに、さらに特許文献3の内部熱交換器を備えた冷凍サイクルを適用すると、不都合が起こる。その理由を説明する。特許文献3の冷凍サイクルでは、凝縮器の下流直後(凝縮器と内部熱交換器との間)の冷媒の圧力及び温度が十分に低下していなくとも、冷媒は内部熱交換器によって冷却されるため、冷媒の圧力及び温度を十分に低くした状態で膨張装置及び蒸発器に到達させることができる。このため、凝縮器の下流直後での冷媒の圧力及び温度が十分に低下するまで、不必要にグリル開口部を解放して車両の外気をエンジンルームに導入することになり、車両の空力特性を向上できず燃費の向上が図りにくい状態が続く虞がある。
本発明の目的は、内部熱交換器を有する冷凍サイクルにおいて、凝縮器の下流直後の冷媒の温度が十分に低下していなくとも、車両用グリル装置の開閉を適切に制御し、車両の空力特性を向上して車両走行時の省動力化に寄与することができる車両用空調装置、それを備える車両及び車両用グリル装置の制御方法を提供することである。
本発明に係る車両用空調装置は、車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部を有する車両用グリル装置を備える車両に搭載される車両用空調装置において、圧縮機、凝縮器、膨張装置及び蒸発器を配管で接続して冷媒を循環させる冷媒回路と、前記凝縮器から前記膨張装置に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部と前記蒸発器から前記圧縮機の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部との間で前記冷媒の熱交換を行う内部熱交換器とを有する冷凍サイクルと、前記蒸発器の温度若しくは該蒸発器を通過した空気の温度を検知する第1の温度センサ、又は前記蒸発器と前記内部熱交換器との間に測定点を有する第2の温度センサと、前記車両用グリル装置を制御するグリル制御装置へ前記第1の温度センサ又は前記第2の温度センサによって検知された検出値を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両は、本発明に係る車両用空調装置を備える車両であって、車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部を有する車両用グリル装置と、該車両用グリル装置を制御するグリル制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用グリル装置の制御方法は、車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部を有する車両用グリル装置の制御方法において、前記車両は、車両用空調装置と、前記車両用グリル装置と、該車両用グリル装置を制御するグリル制御装置と、前記グリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータとを備え、前記車両用空調装置は、圧縮機、凝縮器、膨張装置及び蒸発器を配管で接続して冷媒を循環させる冷媒回路と、前記凝縮器から前記膨張装置に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部と前記蒸発器から前記圧縮機の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部との間で前記冷媒の熱交換を行う内部熱交換器とを有する冷凍サイクルと、前記蒸発器の温度若しくは該蒸発器を通過した空気の温度を検知する第1の温度センサ、又は前記蒸発器と前記内部熱交換器との間に測定点を有する第2の温度センサと、前記グリル制御装置へ前記第1の温度センサ又は前記第2の温度センサによって検知された検出値を出力する出力部と、を備えており、前記制御方法は、前記グリル制御装置が判定時点での前記開口度を判定するステップS11と、前記グリル制御装置が前記検出値と所定の閾値とを対比するステップS12と、前記グリル制御装置が前記グリル開口部を制御するステップS13とを含み、前記グリル制御装置が前記グリル開口部を制御するステップS13は、前記凝縮器の冷却に必要な理想開口度を算出するステップS131と、前記ラジエータの冷却に必要な必要開口度を算出するステップS132と、前記理想開口度と前記必要開口度とを対比するステップS133とを有し、前記理想開口度が前記必要開口度を超えるとき、前記グリル開口部を前記理想開口度とする制御をし、前記理想開口度が前記必要開口度以下であるとき、前記グリル開口部を前記必要開口度とする制御をし、前記理想開口度は、下記条件1を満たすことを特徴とする。
条件1:前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が第1閾値未満であるとき、前記最大開口度よりも小さく、前記判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるか又は該第1閾値とは異なる第2閾値を超えたとき、前記最小開口度よりも大きい。
本発明に係る車両用グリル装置の制御方法は、車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部を有する車両用グリル装置の制御方法において、前記車両は、車両用空調装置と、前記車両用グリル装置と、該車両用グリル装置を制御するグリル制御装置とを備え、前記グリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータを備えず、前記車両用空調装置は、圧縮機、凝縮器、膨張装置及び蒸発器を配管で接続して冷媒を循環させる冷媒回路と、前記凝縮器から前記膨張装置に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部と前記蒸発器から前記圧縮機の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部との間で前記冷媒の熱交換を行う内部熱交換器とを有する冷凍サイクルと、前記蒸発器の温度若しくは該蒸発器を通過した空気の温度を検知する第1の温度センサ、又は前記蒸発器と前記内部熱交換器との間に測定点を有する第2の温度センサと、前記グリル制御装置へ前記第1の温度センサ又は前記第2の温度センサによって検知された検出値を出力する出力部と、を備えており、前記制御方法は、前記グリル制御装置が判定時点での前記開口度を判定するステップS21と、前記グリル制御装置が前記検出値と所定の閾値とを対比するステップS22と、前記グリル制御装置が前記グリル開口部を理想開口度に制御するステップS23とを含み、前記理想開口度は、下記条件1を満たすことを特徴とする。
条件1:前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が第1閾値未満であるとき、前記最大開口度よりも小さく、前記判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるか又は該第1閾値とは異なる第2閾値を超えたとき、前記最小開口度よりも大きい。
本発明に係る車両用グリル装置の制御方法では、前記理想開口度は、下記条件2を更に満たすことが好ましい。
条件2:前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるとき、前記最大開口度であり、前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値未満であるとき前記最小開口度であり、前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値以下であるとき、前記最小開口度であり、前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値を超えるとき、前記最大開口度であり、前記第2閾値は、前記第1閾値よりも高い。
本発明に係る車両用グリル装置の制御方法では、前記理想開口度は、下記条件3を更に満たすことが好ましい。
条件3:前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるとき、前記最大開口度であり、前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値未満であるとき、前記検出値の減少に応じて前記開口度を連続的又は段階的に減少させる減少プロファイルに基づいて決められる開口度であり、前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値以下であるとき、前記最小開口度であり、前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値を超えるとき、前記検出値の増加に応じて前記開口度を連続的又は段階的に増加させる増加プロファイルに基づいて決められる開口度であり、前記第1閾値は、前記増加プロファイルにおける前記開口度が前記最大開口度となる前記検出値よりも低く、前記第2閾値は、前記減少プロファイルにおける前記開口度が前記最小開口度となる前記検出値よりも高い。
本発明は、内部熱交換器を有する冷凍サイクルにおいて、凝縮器の下流直後の冷媒の温度が十分に低下していなくとも、車両用グリル装置の開閉を適切に制御し、車両の空力特性を向上して車両走行時の省動力化に寄与することができる車両用空調装置、それを備える車両及び車両用グリル装置の制御方法を提供することができる。
本実施形態に係る車両用空調装置の一例を示すシステム図である。 車両用グリル装置がラジエータの冷却を兼ねるとき、車両用グリル装置の制御処理の一例を示すフローチャートである。 図2に示す車両用グリル装置の制御処理のうち、開口度制御の一例を示すフローチャートである。 理想開口度の算出方法の第一例を示すグラフである。 理想開口度の算出方法の第二例を示すグラフである。 理想開口度の算出方法の第三例を示すグラフである。 車両用グリル装置がラジエータの冷却を行わないとき、車両用グリル装置の制御処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して本発明の一態様を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。本発明の効果を奏する限り、種々の形態変更をしてもよい。
図1は、本実施形態に係る車両用空調装置の一例を示すシステム図である。本実施形態に係る車両用空調装置100は、車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部21を有する車両用グリル装置20を備える車両に搭載される車両用空調装置において、圧縮機2、凝縮器3、膨張装置4及び蒸発器5を配管61〜66で接続して冷媒を循環させる冷媒回路50と、凝縮器3から膨張装置4に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部11と蒸発器5から圧縮機2の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部12との間で冷媒の熱交換を行う内部熱交換器10とを有する冷凍サイクル1と、蒸発器5の温度若しくは蒸発器5を通過した空気の温度を検知する第1の温度センサ31、又は蒸発器5と内部熱交換器10との間に測定点を有する第2の温度センサ32と、車両用グリル装置20を制御するグリル制御装置40へ第1の温度センサ31又は第2の温度センサ32によって検知された検出値(検出温度)を出力する出力部(不図示)と、を備える。
冷媒回路50は、圧縮機2と凝縮器3と膨張装置4と蒸発器5とを配管61〜66で接続した閉回路であり、内部を冷媒が循環する。冷媒は、例えば、R134aなどのフロン系物質、HFO−1234yf、又は二酸化炭素である。冷媒回路50は、内部を循環する冷媒がフロン系物質の場合、凝縮器3の内部、又は凝縮器3と内部熱交換器10との間に、気体状の冷媒と液体状の冷媒とを分離するとともに、冷媒の一部を貯留するリキッドタンク(不図示)を備える。冷媒回路50は、内部を循環する冷媒が二酸化炭素の場合、蒸発器5と圧縮機2との間に、冷媒の一部を貯留するアキュムレータ(不図示)を備える。
圧縮機2は、エンジン(図示せず)からの駆動力を受けて、又は電力によって駆動するモータ(図示せず)の駆動力を受けて、低温低圧の気化状態の冷媒を圧縮して、高温高圧の気化状態の冷媒にする。圧縮機2は、固定容量型であるか、又は可変容量型であってもよい。
凝縮器3は、一般的に車両の先端部(前方)のエンジンルーム内でラジエータの前面に配置される。凝縮器3は、熱交換器であり、圧縮機2から吐出された高温高圧の気化状態の冷媒を、車両の走行若しくは冷却ファン7の稼働のいずれか一方又は両方によってグリル開口部21から導入される車両前方の外気によって冷却し、高温高圧の液化状態の冷媒にする。
膨張装置4は、凝縮器3で凝縮された冷媒を、絞り作用によって減圧・膨張させて、低温低圧の霧状の冷媒(気液混合状の冷媒)とするとともに、冷媒の流量の調整を行う。膨張装置4は、例えば、感温式膨張弁又は電子制御式膨張弁である。
蒸発器5は、熱交換器であり、膨張装置4で気液混合状となった冷媒を気化させ、そのときの蒸発熱によって蒸発器5を通過する送風空気を冷却除湿する。
内部熱交換器10は、冷媒回路50上に配置される。内部熱交換器10は、凝縮器3から膨張装置4に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部11と蒸発器5から圧縮機2の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部12とを有し、第1の熱交換部11を流れる相対的に高温の冷媒と第2の熱交換部12を流れる相対的に低温の冷媒との間で熱交換を行う。
配管61は、圧縮機2の出口と凝縮器3の入口とを直接的又は間接的に接続する。配管62は、凝縮器3の出口と第1の熱交換部11の入口10aとを直接的又は間接的に接続する。配管63は、第1の熱交換部11の出口10bと膨張装置4の入口とを直接的又は間接的に接続する。配管64は、膨張装置4の出口と蒸発器5の入口とを直接的又は間接的に接続する。配管65は、蒸発器5の出口と第2の熱交換部12の入口10cとを直接的又は間接的に接続する。配管66は、第2の熱交換部12の出口10dと圧縮機2の入口とを直接的又は間接的に接続する。
車両用グリル装置20は、グリル開口部21と、ルーバー22と、モータ23とを有する。グリル開口部21は、フロントグリルなどの車両の前面部に設けられ、車両前方の外気をエンジンルーム内へ導入する導入口である。グリル開口部21からエンジンルーム内に導入された外気は、凝縮器3を通過する。その結果、凝縮器3内の高温高圧の冷媒が冷却される。ルーバー22は、グリル開口部21の開口面積を変化させる開閉シャッタである。モータ23は、ルーバー22の各羽板を回動させる駆動装置である。
ルーバー22の回動可能範囲において、ルーバー22の方向が水平方向に最も近づいたとき、グリル開口部21は最大開口面積となる。一方、ルーバー22の回動可能範囲において、ルーバー22の方向が垂直方向に最も近づいたとき、グリル開口部21は最小開口面積となる。車両用グリル装置20の開口度は、グリル開口部21の最小開口面積を0%、グリル開口部21の最大開口面積を100%として、開口面積を百分率で示した値である。
車両用グリル装置20は、モータ23の駆動によって、開口度を最小開口度(0%)と最大開口度(100%)との間で所定の開口度となるよう調整する。開口度を調整することで、凝縮器3の冷却能力を調整することができる。開口度が大きいほど、グリル開口部21からエンジンルーム内に導入される外気の空気量が多くなり、凝縮器3の冷却能力が増加する。一方、開口度が小さいほど、エンジンルーム内に導入される外気の空気量が少なくなり、凝縮器3の冷却能力が減少する反面、走行時の車両の空力特性が向上して、燃費の向上につながる。開口度が最小開口度となるとき、グリル開口部21は全閉状態となるか、又はわずかに開いている状態であってもよい。わずかに開いている状態であっても走行時の空気抵抗は小さくなり、空力特性を確保することができる。
冷却ファン7は、羽根車7aとモータ7bとを有する。冷却ファン7は、モータ7bによって羽根車7aが回転され、凝縮器3を冷却する空気の流れを発生させる。モータ7bの回転数に応じて、凝縮器3に導入される空気量が変化する。冷却ファン7は、凝縮器3専用のファンであるか、又は凝縮器3の風下側に近接して配置されるラジエータ(不図示)の冷却を兼ねるファンであってもよい。
冷却ファン7は、凝縮器3に対して車両の前方側に配置されるか、又は車両の後方側に配置されてもよい。また、冷却ファン7の個数は、特に限定されず、1個であるか、又は2個以上であってもよい。
第1の温度センサ31は、蒸発器5の温度又は蒸発器5を通過した空気の温度を検知する装置であり、従来の冷凍サイクルに既設の装置である。第1の温度センサ31が蒸発器5の温度を検知する場合、第1の温度センサ31の測定点は、例えば、蒸発器5のうち最も温度が低くなる部位のフィンに取り付けられる。また、第1の温度センサ31が蒸発器5を通過した空気の温度を検知する場合、第1の温度センサ31の測定点は、例えば、蒸発器5のうち最も温度が低くなる部位の下流側の空間に、従来周知の構成で取り付けられる。従来の冷凍サイクルにおいて、第1の温度センサ31の検出値(検出温度)は、例えば、固定容量式の圧縮機2のオンオフ制御に利用されている。より具体的には、蒸発器5の温度又は蒸発器5を通過した空気の温度が設定値を超えたとき、圧縮機2を駆動させ、蒸発器5の温度又は蒸発器5を通過した空気の温度が設定値以下になったとき、圧縮機2を停止させる制御が行われている。あるいは、可変容量式の圧縮機2の吐出量制御に利用されている。より具体的には、蒸発器5の温度又は蒸発器5を通過した空気の温度が設定値を超えたとき、圧縮機2の吐出量を増加させ、蒸発器5の温度又は蒸発器5を通過した空気の温度が設定値以下になったとき、圧縮機2の吐出量を減少させる制御が行われている。第1の温度センサ31を蒸発器5のうち最も温度が低くなる部位に設置するのは、蒸発器5の凍結を早期に検知するためである。蒸発器5のうち最も温度が低くなる部位は、冷媒回路50のうち、冷媒の過熱度が最も小さい、又は過熱度がゼロの部分である。本実施形態では、第1の温度センサ31の検出値は、従来の冷凍サイクルにおける利用に加えて、冷却ファン7の送風量の制御に利用される。第1の温度センサ31の検出値は、ブロワファンから蒸発器5へ送られる空気の温度及び送風量と相関する値であって、冷凍サイクル1の冷房能力(本明細書において、冷凍サイクルの冷房能力とは、冷凍サイクル1が任意の時点で受けている負荷に対して発揮している冷房能力をいう。)の指標となりうる。このため、第1の温度センサ31の検出値を用いることで、部品を追加することなく冷凍サイクル1の冷房能力を把握することができる。そして、冷凍サイクル1の冷房能力の指標を、車両用グリル装置20の開口度の制御に加味することで、不必要なグリル開口部21の解放を適切に防止し、車両の空力特性を向上することができる。
第2の温度センサ32は、蒸発器5から流出してきた冷媒の温度を検知する装置である。第2の温度センサ32の測定点は、例えば、蒸発器5の冷媒出口管(不図示)の外周又は配管65の外周に、測定点が接触するように取り付けられる。第2の温度センサ32が検知する蒸発器5出口での冷媒の温度は、膨張装置4の弁開度制御に利用される。より具体的には、第2の温度センサ32の検出値(検出温度)に基づいて蒸発器5の冷媒出口における過熱度(スーパーヒート)の値が目標値となるように膨張装置4の弁開度が制御される。したがって、第2の温度センサ32の検出値から、蒸発器5出口での過熱度を把握することができる。膨張装置4が電子制御式膨張弁であるとき、第2の温度センサ32として、電子制御式膨張弁の弁開度制御に利用される温度センサを用いてもよい。本実施形態では、第2の温度センサ32の検出値を車両用グリル装置20の制御に用いることで、蒸発器5出口での冷媒の過熱度から冷凍サイクル1の冷房能力を把握して、不必要なグリル開口部21の解放を適切に防止し、車両の空力特性を向上することができる。
出力部(不図示)は、例えば、第1の温度センサ31又は第2の温度センサ32の出力端子を有する。出力端子は、グリル制御装置40に電気的に接続されており、例えば、アナログ信号又はデジタルデータなどの形式で、第1の温度センサ31の検出値又は第2の温度センサ32の検出値をグリル制御装置40へ出力する。
グリル制御装置40は、出力部から第1温度センサ31の検出値又は第2温度センサ32の検出値の情報が入力され、この情報を用いて車両用グリル装置20のモータ23を制御する。第1の温度センサ31又は第2の温度センサ32は、いずれも内部熱交換器10よりも蒸発器5側に配置されているため、凝縮器3から流出した直後の冷媒の圧力が十分に低下していなくても、冷凍サイクル1の冷房能力を適切に把握することができる。その結果、冷房能力が足りているとき、グリル開口部が適切に閉じられて(又は開口面積が減少されて)、車両の空力特性が改善され、車両走行時の省動力化に寄与することができる。
グリル制御装置40は、空調制御ユニット(不図示)に搭載されるか、又は車両用空調装置100が搭載される車両のエンジンコントロールユニット(不図示)に搭載されることが好ましい。車両の設計思想、メモリの容量又はコストなどの各種要因に対して柔軟に対応することができる。
次に、本実施形態に係る車両用グリル装置20の制御方法について説明する。本実施形態に係る車両用グリル装置20の制御方法は、車両がグリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータを備える場合の制御方法と、車両がグリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータを備えない場合の制御方法とを含む。ラジエータは、例えば、エンジン、モータ、トランスミッション又はバッテリーなどの冷却に用いられた冷却液を冷却するための熱交換器である。車両がグリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータを備えるとき、車両用グリル装置20は凝縮器3の冷却とラジエータの冷却とを兼ねる。一方、車両がグリル開口部21から導入される外気によって冷却されるラジエータを備えないとき、車両用グリル装置20は凝縮器3の冷却を行い、そもそも車両がラジエータを備えないか、又は車両がラジエータを備えるが、該ラジエータが車両用グリル装置以外の手段によって冷却される。
まず、車両がグリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータを備える場合の制御方法について図2及び図3を参照して説明する。本実施形態に係る車両用グリル装置20の制御方法は、図2に示すように、グリル制御装置40が判定時点での開口度を判定するステップS11と、グリル制御装置40が検出値と所定の閾値とを対比するステップS12と、グリル制御装置40がグリル開口部を制御するステップS13とを含み、ステップS13は、図3に示すように、凝縮器3を冷却するために必要な理想開口度を算出するステップS131と、ラジエータの冷却に必要な必要開口度を算出するステップS132と、理想開口度と必要開口度とを対比するステップS133とを有し、理想開口度が必要開口度を超えるとき、グリル開口部を理想開口度とする制御をし(ステップS134)、理想開口度が必要開口度以下であるとき、グリル開口部を前記必要開口度とする制御をし(ステップS135)、理想開口度は、下記の条件1を満たすことが好ましい。
条件1:判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値未満であるとき、最大開口度よりも小さく、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第1閾値以上であるか又は第1閾値とは異なる第2閾値を超えたとき、最小開口度よりも大きい。
(ステップS11)
開口度判定ステップS11では、グリル制御装置40は、判定時点での開口度が、最大開口度であるか、又は最小開口度であるかを判定することが好ましい。
(ステップS12)
閾値対比ステップS12では、グリル制御装置40は、出力部から第1の温度センサ31の検出値又は第2の温度センサ32の検出値の情報が入力され、当該検出値と所定の閾値とを対比する。
所定の閾値は、例えば、3〜12℃であることが好ましく、5〜7℃であることがより好ましい。また、開口度判定ステップS11の判定結果において開口度が最小開口度であるときの所定の閾値は、開口度判定ステップS11の判定結果において開口度が最大開口度であるときの所定の閾値(第1閾値)と同じ値であるか、又は異なる値(第2閾値)であってもよい。より好ましくは、異なる値(第2閾値)である。開口度が最大開口度であるときの所定の閾値と開口度が最小開口度であるときの所定の閾値との間に温度差を設けるヒステリシス制御を採用することで、車両用グリル装置20が頻繁に開閉することを防止することができる。
(ステップS13)
開口度制御ステップS13は、図3に示すように、理想開口度算出ステップS131と、必要開口度算出ステップS132と、算出開口度対比ステップS133とを有する。開口度制御ステップS13では、車両の空力特性を改善するための制御よりも、ラジエータの冷却のための制御が優先される。
(ステップS131)
理想開口度算出ステップS131では、グリル制御装置40は、開口度判定ステップS11及び閾値対比ステップS12に基づいて理想開口度を算出する。理想開口度は、冷凍サイクル1の冷房能力を適切に確保するために、凝縮器3を冷却するのに必要とされる開口度である。判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値(検出温度)が第1閾値未満であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は十分に確保されているから、冷房能力の向上よりも車両の空力特性の改善を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最大開口度よりも小さい開口度とすることで、グリル開口部21の開口面積が減少して、車両の空力特性を改善することができる。一方、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値(検出温度)が第1閾値以上であるか又は第1閾値とは異なる第2閾値を超えるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は不足しているから、車両の空力特性の改善よりも冷房能力の向上を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最小開口度よりも大きい開口度とすることで、凝縮器3の冷却能力を向上させて、冷凍サイクル1の冷房能力を十分に確保することができる。
(ステップS132)
必要開口度算出ステップS132では、グリル制御装置40は、例えば、エンジン冷却水の温度の情報に基づいて、ラジエータの冷却に必要な開口度(必要開口度という。)を算出する。
(ステップS133)
算出開口度対比ステップS133では、グリル制御装置40は、理想開口度算出ステップS131で算出した理想開口度と必要開口度算出ステップS132で算出した必要開口度とを対比する。
(ステップS134)
算出開口度対比ステップS133において、理想開口度が必要開口度を超えると判定されたとき、ステップS134が実行される。理想開口度が必要開口度を超えるときは、グリル開口部を理想開口度としても、ラジエータを十分に冷却することができる。ラジエータよりも凝縮器3の温度の方が低く、凝縮器3を通過した空気であってもラジエータを冷却できるためである。そこで、ステップS134では、グリル制御装置40は、グリル開口部を理想開口度とする制御をする。
(ステップS135)
算出開口度対比ステップS133において、理想開口度が必要開口度以下であると判定されたとき、ステップS135が実行される。理想開口度が必要開口度以下であるときは、グリル開口部を理想開口度としてしまうと、ラジエータの冷却が不十分となってしまう。そこで、ステップS135では、グリル開口部を必要開口度とする制御をする。
ステップS11〜S13によって、車両用グリル装置の開閉を適切に制御しながら、ラジエータ及びエンジンルームの冷却不具合を回避することができる。
次に、理想開口度算出ステップS131における理想開口度の算出方法の具体例について図4〜図6を参照して説明する。
図4は、理想開口度の算出方法の第一例を示すグラフである。本実施形態に係る車両用グリル装置の制御方法では、図4に示すように、理想開口度は、下記条件2を更に満たすことが好ましい。
条件2:判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値以上であるとき、最大開口度であり、判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値未満であるとき最小開口度であり、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値以下であるとき、最小開口度であり、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値を超えるとき、最大開口度であり、第2閾値は、第1閾値よりも高い。
第一例の算出方法では、開口度が最大開口度であるときの所定の閾値は、第1閾値であり、開口度が最小開口度であるときの所定の閾値は、第2閾値である。第2閾値は、第1閾値よりも高い。図4では、一例として、第1閾値が5℃であり、第2閾値が7℃である形態を示したが、本発明はこれに限定されない。
判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値以上であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は不足しているから、車両の空力特性の改善よりも冷房能力の確保を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最大開口度のままとすることで、凝縮器3の冷却能力を高い状態のまま維持して、冷凍サイクル1の冷房能力を向上させることができる。
判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値未満であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は十分に確保されているから、冷房能力の確保よりも車両の空力特性の改善を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最小開口度とすることで、グリル開口部21の開口面積が減少して、車両の空力特性を改善することができる。
判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値以下であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は十分に確保されているから、冷房能力の確保よりも車両の空力特性の改善を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最小開口度のままとすることで、車両の空力特性を改善することができる。
判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値を超えるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は不足しているから、車両の空力特性の改善よりも冷房能力の確保を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最大開口度とすることで、凝縮器3の冷却能力を向上させて、冷凍サイクル1の冷房能力を向上させることができる。
図5は、理想開口度の算出方法の第二例を示すグラフである。本実施形態に係る車両用グリル装置の制御方法では、図5に示すように、理想開口度は、下記条件3を更に満たすことが好ましい。
条件3:判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値以上であるとき、最大開口度であり、判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値未満であるとき、検出値の減少に応じて開口度を連続的又は段階的に減少させる減少プロファイル500に基づいて決められる開口度であり、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値以下であるとき、最小開口度であり、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値を超えるとき、検出値の増加に応じて開口度を連続的又は段階的に増加させる増加プロファイル600に基づいて決められる開口度であり、第1閾値は、増加プロファイル600における開口度が最大開口度となる検出値よりも低く、第2閾値は、減少プロファイル500における開口度が最小開口度となる検出値よりも高い。
第二例の算出方法では、開口度が最大開口度であるときの所定の閾値は、第1閾値であり、開口度が最小開口度であるときの所定の閾値は、第2閾値である。第1閾値は、増加プロファイル600における開口度が最大開口度となる検出値よりも低い。図5では、一例として、第1閾値が8℃であり、増加プロファイル600における開口度が最大開口度となる検出値が12℃である形態を示した。また、第2閾値は、減少プロファイル500における開口度が最小開口度となる検出値よりも高い。図5では、一例として、第2閾値が7℃であり、減少プロファイル500における開口度が最小開口度となる検出値が3℃である形態を示した。本発明は、各温度の値に限定されない。
検出値の減少(増加)に応じて開口度を連続的に減少(増加)させるとは、検出値に対する開口度の変化が滑らかであることをいい、例えば、図5に示すように検出値を横軸、理想開口度を縦軸と表したグラフを作成すると、右上がりの直線状(図5に図示)又は曲線状(不図示)のグラフが描かれる。
判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値以上であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は不足しているから、車両の空力特性の改善よりも冷房能力の確保を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最大開口度のままとすることで、凝縮器3の冷却能力を高い状態のまま維持して、冷凍サイクル1の冷房能力を向上させることができる。
判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値未満であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は十分に確保されているから、冷房能力の確保よりも車両の空力特性の改善を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、減少プロファイル500に基づいて決められる開口度とすることで、冷凍サイクル1の冷房能力に応じてグリル開口部21の開口面積が減少して、車両の空力特性を改善することができる。
判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値以下であるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は十分に確保されているから、冷房能力の確保よりも車両の空力特性の改善を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、最小開口度のままとすることで、車両の空力特性を改善することができる。
判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が第2閾値を超えるとき、冷凍サイクル1の冷房能力は不足しているから、車両の空力特性の改善よりも冷房能力の確保を優先することが望まれる。そこで、理想開口度を、増加プロファイル600に基づいて決められる開口度とすることで、冷凍サイクル1の冷房能力に応じて凝縮器3の冷却能力を向上させて、冷凍サイクル1の冷房能力を向上させることができる。
図6は、理想開口度の算出方法の第三例を示すグラフである。第三例の算出方法は、第二例の算出方法における減少プロファイル500を、検出値の減少に応じて開口度を段階的に減少させる減少プロファイル501とし、第二例の算出方法における増加プロファイル600を、検出値の増加に応じて開口度を段階的に増加させる増加プロファイル601とした以外は、第二例の算出方法と同じである。
検出値の減少(増加)に応じて開口度を段階的に減少(増加)させるとは、検出値に対する開口度の変化が階段状であることをいい、例えば、図6に示すように検出値を横軸、理想開口度を縦軸と表したグラフを作成すると、右上がりの階段状のグラフが描かれる。図6では、一例として、減少プロファイル501及び増加プロファイル601が、開口度を0%、50%及び100%の三段階に変化させる形態を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば四段階以上に変化させてもよい。
第一例の算出方法は、第二例及び第三例の算出方法と比較して、より簡易に理想開口度を算出することができる。また、第二例及び第三例の算出方法は、冷凍サイクル1の冷房能力に応じてグリル開口部21の開口面積を変化させるため、第一例の算出方法と比較して、冷凍サイクル1の冷房能力の向上と車両の空力特性の改善とをよりバランスよく両立させることができる。
次に、車両がグリル開口部から導入される外気によって冷却されるラジエータを備えない場合の制御方法について図7を参照して説明する。本実施形態に係る車両用グリル装置20の制御方法は、図7に示すように、グリル制御装置40が判定時点での開口度を判定するステップS21と、グリル制御装置40が検出値と所定の閾値とを対比するステップS22と、グリル制御装置40がグリル開口部を理想開口度に制御するステップS23とを含み、理想開口度は、下記条件1を満たすことが好ましい。
条件1:判定時点での開口度が最大開口度であり、かつ、検出値が第1閾値未満であるとき、最大開口度よりも小さく、判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、検出値が前記第1閾値以上であるか又は第1閾値とは異なる第2閾値を超えたとき、最小開口度よりも大きい。
(ステップS21)
開口度判定ステップS21は、開口度判定ステップS11と同様である。
(ステップS22)
閾値対比ステップS22は、閾値対比ステップS12と同様である。
(ステップS23)
開口度制御ステップS23では、グリル制御装置40は、開口度判定ステップS21及び閾値対比ステップS22に基づいてグリル開口部を理想開口度に制御する。開口度制御ステップS23において、理想開口度は算出されずに予め決まっていてもよいし、その都度算出してもよい。理想開口度は、例えば図4〜図6に示す第一例〜第三例の算出方法に基づいて算出されることが好ましい。
ステップS21〜S23によって、車両用グリル装置の開閉を適切に制御することができる。
本実施形態に係る車両は、本実施形態に係る車両用空調装置100を備える車両であって、車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部21を有する車両用グリル装置20と、車両用グリル装置20を制御するグリル制御装置40と、を備える。前記の通り、本実施形態に係る車両用空調装置100は、車両用グリル装置の開閉を適切に制御することができる。その結果、本実施形態に係る車両は、空力特性を向上して走行時の省動力化をはかることができる。
1 冷凍サイクル
2 圧縮機
3 凝縮器
4 膨張装置
5 蒸発器
7 冷却ファン
7a 羽根車
7b モータ
10 内部熱交換器
10a 第1の熱交換部の入口
10b 第1の熱交換部の出口
10c 第2の熱交換部の入口
10d 第2の熱交換部の出口
11 第1の熱交換部
12 第2の熱交換部
20 車両用グリル装置
21 グリル開口部
22 ルーバー
23 モータ
31 第1の温度センサ
32 第2の温度センサ
40 グリル制御装置
50 冷媒回路
61〜66 配管
100 車両用空調装置
500,501 減少プロファイル
600,601 増加プロファイル

Claims (6)

  1. 車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部(21)を有する車両用グリル装置(20)の制御方法において、
    前記車両は、車両用空調装置(100)と、前記車両用グリル装置(20)と、該車両用グリル装置(20)を制御するグリル制御装置(40)と、前記グリル開口部(21)から導入される外気によって冷却されるラジエータとを備え、
    前記車両用空調装置(100)は、
    圧縮機(2)、凝縮器(3)、膨張装置(4)及び蒸発器(5)を配管(61〜66)で接続して冷媒を循環させる冷媒回路(50)と、前記凝縮器(3)から前記膨張装置(4)に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部(11)と前記蒸発器(5)から前記圧縮機(2)の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部(12)との間で前記冷媒の熱交換を行う内部熱交換器(10)とを有する冷凍サイクル(1)と、
    前記蒸発器(5)の温度若しくは該蒸発器(5)を通過した空気の温度を検知する第1の温度センサ(31)、又は前記蒸発器(5)と前記内部熱交換器(10)との間に測定点を有する第2の温度センサ(32)と、
    前記グリル制御装置(40)へ前記第1の温度センサ(31)又は前記第2の温度センサ(32)によって検知された検出値を出力する出力部と、を備えており、
    前記制御方法は、前記グリル制御装置(40)が判定時点での前記開口度を判定するステップ(S11)と、前記グリル制御装置(40)が前記検出値と所定の閾値とを対比するステップ(S12)と、前記グリル制御装置(40)が前記グリル開口部(21)を制御するステップ(S13)とを含み、
    前記グリル制御装置(40)が前記グリル開口部(21)を制御するステップ(S13)は、前記凝縮器(3)の冷却に必要な理想開口度を算出するステップ(S131)と、前記ラジエータの冷却に必要な必要開口度を算出するステップ(S132)と、前記理想開口度と前記必要開口度とを対比するステップ(S133)とを有し、前記理想開口度が前記必要開口度を超えるとき、前記グリル開口部(21)を前記理想開口度とする制御をし、前記理想開口度が前記必要開口度以下であるとき、前記グリル開口部(21)を前記必要開口度とする制御をし、
    前記理想開口度は、下記条件1を満たすことを特徴とする車両用グリル装置の制御方法。
    条件1:
    前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が第1閾値未満であるとき、前記最大開口度よりも小さく、
    前記判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるか又は該第1閾値とは異なる第2閾値を超えたとき、前記最小開口度よりも大きい。
  2. 車両の先端部に配置され、開口度を最小開口度と最大開口度との間で調整可能なグリル開口部(21)を有する車両用グリル装置(20)の制御方法において、
    前記車両は、車両用空調装置(100)と、前記車両用グリル装置(20)と、該車両用グリル装置(20)を制御するグリル制御装置(40)とを備え、前記グリル開口部(21)から導入される外気によって冷却されるラジエータを備えず、
    前記車両用空調装置(100)は、
    圧縮機(2)、凝縮器(3)、膨張装置(4)及び蒸発器(5)を配管(61〜66)で接続して冷媒を循環させる冷媒回路(50)と、前記凝縮器(3)から前記膨張装置(4)に導かれる冷媒が流れる第1の熱交換部(11)と前記蒸発器(5)から前記圧縮機(2)の吸入側に導かれる冷媒が流れる第2の熱交換部(12)との間で前記冷媒の熱交換を行う内部熱交換器(10)とを有する冷凍サイクル(1)と、
    前記蒸発器(5)の温度若しくは該蒸発器(5)を通過した空気の温度を検知する第1の温度センサ(31)、又は前記蒸発器(5)と前記内部熱交換器(10)との間に測定点を有する第2の温度センサ(32)と、
    前記グリル制御装置(40)へ前記第1の温度センサ(31)又は前記第2の温度センサ(32)によって検知された検出値を出力する出力部と、を備えており、
    前記制御方法は、前記グリル制御装置(40)が判定時点での前記開口度を判定するステップ(S21)と、前記グリル制御装置(40)が前記検出値と所定の閾値とを対比するステップ(S22)と、前記グリル制御装置(40)が前記グリル開口部(21)を理想開口度に制御するステップ(S23)とを含み、
    前記理想開口度は、下記条件1を満たすことを特徴とする車両用グリル装置の制御方法。
    条件1:
    前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が第1閾値未満であるとき、前記最大開口度よりも小さく、
    前記判定時点での開口度が最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるか又は該第1閾値とは異なる第2閾値を超えたとき、前記最小開口度よりも大きい。
  3. 前記理想開口度は、下記条件2を更に満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用グリル装置の制御方法。
    条件2:
    前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるとき、前記最大開口度であり、
    前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値未満であるとき前記最小開口度であり、
    前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値以下であるとき、前記最小開口度であり、
    前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値を超えるとき、前記最大開口度であり、
    前記第2閾値は、前記第1閾値よりも高い。
  4. 前記理想開口度は、下記条件3を更に満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用グリル装置の制御方法。
    条件3:
    前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値以上であるとき、前記最大開口度であり、
    前記判定時点での開口度が前記最大開口度であり、かつ、前記検出値が前記第1閾値未満であるとき、前記検出値の減少に応じて前記開口度を連続的又は段階的に減少させる減少プロファイル(500,501)に基づいて決められる開口度であり、
    前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値以下であるとき、前記最小開口度であり、
    前記判定時点での開口度が前記最小開口度であり、かつ、前記検出値が前記第2閾値を超えるとき、前記検出値の増加に応じて前記開口度を連続的又は段階的に増加させる増加プロファイル(600,601)に基づいて決められる開口度であり、
    前記第1閾値は、前記増加プロファイル(600,601)における前記開口度が前記最大開口度となる前記検出値よりも低く、
    前記第2閾値は、前記減少プロファイル(500,501)における前記開口度が前記最小開口度となる前記検出値よりも高い。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つに記載された車両用グリル装置の制御方法で制御される車両用グリル装置(20)を備える車両に搭載されることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項5に記載の車両用空調装置(100)を備える車両。
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