JPS62181909A - 車両用ヒ−トポンプ型空調方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用空調装置ｄとして通常用いられている
エバポレータ兼コンデンサとコンプレッサとからなる冷
媒系装置のみによって、暖冷房を、また必要に応じて除
湿をも行わせるようにした車両用ヒートポンプ型空調方
法に関する。

〔従来の技術〕

断熱エンジンでは、加熱源としての温水が減少するので
、車室内の暖冷房及び除湿を２ヒートポンプ型の空調装
置によって行わせるようにすることが多い。

〔発明の効果〕

ヒートポンプ型の空調装置によると、寒冷時においては
、暖房能力が、不足するので、エバボレータとして作用
しているエンジンルーム側の熱交換器をできるだけ高い
温度に保つ必要があり、また暑熱時においては、エバポ
レータとして作用している車室側の熱交換器の能力を高
めて、冷房能力を向上させる必要がある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点は１本発明によると、エンジンルーム側及び
車室側のヒートポンプ型熱交換器を導管で接続し、外気
温が下がると、シャッタを閉じて、エンジンルームへの
外気の導入を停止させ、エバ、ポレータとして作用して
いるエンジンルーム側熱交換器へ、エンジンルーム内の
暖気を送って、その冷媒の蒸発を促進させることにより
、コンデンサとして作用している車室側熱交換器の暖房
能力を高め、外気温が上がると、シャッタを開いて、コ
ンデンサとして作用しているエンジンルーム側熱交換器
へ外気を導入して、エバポレータとして作用している車
室側熱交換器の能力を向上させること゛により解決され
る。

〔実　施　例〕

（１）は、前面開口部（２）にシャッタに３）を備える
エンジンルームで、その内側におけるエンジン（４）の
直前に位置するファン（５）の前方には、ヒートポンプ
型熱交換器（６）が設けられている。

（７）は車室の一部を示し、その要所には、ヒートポン
プ型熱交換器（８）が、かつその直前には、ファン（９
）が設けられている。

面熱交換器（６）（８）は、エンジンルーム（１）内に
設けたコンプレッサ（１０）に接続されたコントロール
バルブ（１１）を中間に有する導管（１２）をもって、
互いに接続されている。

エンジンルーム（１）の適所には制御装＠（１３）が設
けられ、シャッタ（３）の直前に設けた温度センサ（１
４）によりシャッタ駆動装ｆｉ（１５）を、エンジンル
ーム（１）内の適所に設けた温度センサ（１６）により
ファン（５）を、また車室（７）内の適所に設けた温度
センサ（１７）によりファン（９）をそれぞれ制御しう
るようになっている。

暖房時外気温が下がると、エバポレータとして作用して
いるエンジンルーム側熱交換器（６）の能力が落ち、車
室（７）内の暖房能力は不足することとなる。

この際には、シャッタ（３）を閉じて、エンジンルーム
（１）内への外気の導入を停止させ、また必要に応じて
、ファン（５）を停めるか、減速させて、エンジンルー
ム（１）内の温度を、エンジン系の作動に支障のない程
度まで上げ、この暖気を、エンジンルーム側熱交換器（
６）へ送る。

これにより、熱交換器（６）内の冷媒の蒸発は促進され
、コンデンサとして作用している車室側熱交換器（８）
の暖房能力は上昇する。

この際、車室（７）内の除湿を行わせるためには、車室
側熱交換器（８）を、コンデンサとして作用するメイン
コアと、除湿用として作用するサブコアとに二分割し、
それぞれに、異なる系統の冷媒配管を施しておけばよい
。

冷房時外気温がある値以上に上昇すると、シャッタ（３
）を開き、コンデンサとして作用しているエンジンルー
ム側熱交換器（６）へ外気を導入するとともに、ファン
（９）を回転もしくは増進させエバポレータとして作用
している車室側熱交換器（８）の能力を向上させる。

除湿を行わせたい場合には、上述の如く、車室側熱交換
器（８）を、エバポレータとしてのメインコアと、コン
デンサとしてのサブコアに二分しておけばよい。

上記実施例においては、外気温の変化に応じて、シャッ
タ（３）を開閉させたりファン（５）（９）を起動・停
止もしくは、増減速させるのは、温度センサ（１４）　
（１６）　（１７）の発信によって自動的に行われるが
、これに限るものではない。

さらに、暖房時には、ファン（５）を逆転させ、エンジ
ンの熱をエンジンルーム側熱交換器（６）へ送ることも
ある。

【図面の簡単な説明】

図は、本発明方法の実施要領を説明するための略図であ
る。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）　エンジンルーム側及び車室側のヒートポンプ型
   熱交換器を導管で接続し、外気温が下がると、シャッタ
   を閉じて、エンジンルームへの外気の導入を停止させ、
   エバポレータとして作用しているエンジンルーム側熱交
   換器へ、エンジンルーム内の暖気を送って、その冷媒の
   蒸発を促進させることにより、コンデンサとして作用し
   ている車室側熱交換器の暖房能力を高め、外気温が上が
   ると、シャッタを開いて、コンデンサとして作用してい
   るエンジンルーム側熱交換器へ高温の外気を導入して、
   エバポレータとして作用している車室側熱交換器の能力
   を向上させることを特徴とする車両用ヒートポンプ型空
   調方法。
2. （２）　車室側熱交換器を、エバポレータとしてのメイ
   ンコアと、コンデンサとしてのサブコアとに二分してな
   る特許請求の範囲第（１）項に記載の車両用ヒートポン
   プ型空調方法。
3. （３）　シャッタの開閉を、外気温を検知しうる温度セ
   ンサの信号によって行わせるようにしてなる特許請求の
   範囲第（１）項又は第（２）項に記載の車両用ヒートポ
   ンプ型空調方法。