JP7236333B2 - 給湯器 - Google Patents

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Description

本明細書に開示する技術は、給湯器に関する。
特許文献1には、電力を消費して水を加熱するヒートポンプ熱源と、ヒートポンプ熱源によって加熱された水を貯留するタンクと、タンクに水を供給する給水路と、ヒートポンプ熱源とタンクとを接続する循環路と、タンクに接続されており、タンクに貯留されている水を給湯箇所へ供給する出湯路と、制御装置と、を備える。制御装置は、ヒートポンプ熱源を駆動させ、沸上目標温度まで加熱された水をタンクに貯留する沸上運転と、タンクに貯留されている水を給湯箇所に供給する第1の給湯運転と、を実行可能に構成されている。
特開2015-169383号公報
ヒートポンプ熱源を備える給湯器では、ヒートポンプ熱源を駆動させる際の外気温度が低いほど、ヒートポンプ熱源における単位電力当たりの加熱能力(COP(Coefficient Of Performance)。以下では、「成績係数」と呼ぶ)は低い。このため、外気温度が低いときに沸上運転が実行されると、給湯器のエネルギー効率が低くなる。特許文献1では、外気温度が低い場合であっても、沸上運転が実行される。即ち、成績係数が低い状況においても沸上運転が実行される。このような給湯器において、給湯器のエネルギー効率を向上させることが望まれている。
本明細書は、給湯器のエネルギー効率を向上させることができる技術を提供する。
本明細書に開示する給湯器は、電力を消費して水を加熱するヒートポンプ熱源と、前記ヒートポンプ熱源によって加熱された水を貯留するタンクと、前記タンクに水を供給する給水路と、前記ヒートポンプ熱源と前記タンクとを接続する循環路と、前記タンクに接続されており、前記タンクに貯留されている水を給湯箇所へ供給する出湯路と、制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記ヒートポンプ熱源を駆動させ、沸上目標温度まで加熱された水を前記タンクに貯留する沸上運転と、前記タンクに貯留されている水を給湯箇所に供給する第1の給湯運転と、を実行可能に構成されており、前記制御装置は、外気温度、特定水温、及び、前記沸上目標温度に基づいて、前記ヒートポンプ熱源に関する成績係数を特定可能であり、前記特定水温は、前記タンクに貯留されている水の温度である貯留水温度と、前記給水路から前記タンクに供給される水の温度である給水温度と、のうちのいずれかの温度であり、前記制御装置は、現在時刻よりも後の時刻における外気温度である推定外気温度を推定可能であり、現在時刻の前記成績係数が所定成績係数よりも大きい状態において、前記推定外気温度、前記特定水温、及び、前記沸上目標温度に基づいて特定される前記成績係数が所定成績係数以下となるまでの時間である到達時間を特定し、前記到達時間が特定される場合に、前記現在時刻から前記到達時間が経過するよりも前に、前記沸上運転を実行開始する。
上記の構成によると、制御装置は、到達時間が特定される場合に、現在時刻から到達時間が経過するよりも前に沸上運転を実行開始する。現在時刻から到達時間が経過するまでの間は、成績係数が所定成績係数よりも高い状態である。このため、成績係数が所定成績係数よりも高い状態で沸上運転を実行することができる。従って、給湯器のエネルギー効率を向上させることができる。
制御装置は、沸上運転において、タンク内の水を沸上目標温度まで加熱するのに要する沸上運転時間を特定可能であり、制御装置は、沸上運転時間が、到達時間以下である場合に、前記沸上運転を実行開始してもよい。
上記の構成によると、成績係数が所定成績係数以下となる前に、タンク内の全ての水を沸上目標温度まで加熱することができる。このため、給湯器のエネルギー効率をより向上させることができる。
給湯器は、さらに、燃料ガスの燃焼によって水を加熱するガス熱源を備えており、制御装置は、ガス熱源を駆動させ、ガス熱源によって加熱された水を給湯箇所に供給する第2の給湯運転を実行可能に構成されており、所定成績係数は、ヒートポンプ熱源を利用して特定の熱量を生成するのに必要な一次エネルギー消費量が、ガス熱源を利用して特定の熱量を生成するのに必要な一次エネルギー消費量以下となる場合の成績係数であってもよい。
上記の構成によると、現在時刻から特定時間が経過するまでは、ガス熱源によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源によって水を加熱する方が、必要な一次エネルギー消費量が小さくなり、現在時刻から特定時間が経過した後は、ガス熱源によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源によって水を加熱する方が、必要な一次エネルギー消費量が大きくなる。上記の構成によれば、現在時刻から特定時間が経過するよりも前に、ヒートポンプ熱源で沸上運転を実行することによって、給湯器において消費される一次エネルギー消費量を抑制することができる。
給湯器は、さらに、燃料ガスの燃焼によって水を加熱するガス熱源を備えており、制御装置は、ガス熱源を駆動させ、ガス熱源によって加熱された水を給湯箇所に供給する第2の給湯運転を実行可能に構成されており、所定成績係数は、ヒートポンプ熱源を利用して特定の熱量を生成するのに必要となる電気料金が、ガス熱源を利用して特定の熱量を生成するのに必要となるガス料金以下となる場合の成績係数であってもよい。
上記の構成によると、現在時刻から特定時間が経過するまでは、ガス熱源によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源によって水を加熱する方が、光熱費が安くなり、現在時刻から特定時間が経過した後は、ガス熱源によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源によって水を加熱する方が、光熱費が高くなる。上記の構成によれば、現在時刻から特定時間が経過するよりも前に、ヒートポンプ熱源で沸上運転を実行することによって、給湯器における光熱費を抑制することができる。
制御装置は、現在の成績係数が所定成績係数以下である場合に、沸上運転を禁止するように構成されていてもよい。
上記の構成によると、ヒートポンプ熱源の成績係数が比較的に低い状況において、ヒートポンプ熱源で沸上運転は実行されない。従って、給湯器のエネルギー効率の低下を確実に防止することができる。
第1実施例に係る給湯システムの構成を模式的に示す図である。 第1実施例に係る温度テーブル及びCOP線図の一例である。 第1実施例に係る沸上処理のフローチャートを示す図である。 第1実施例に係る到達時間を示す図である。
(第1実施例)
図1に示すように、本実施例に係る給湯システム1は、HP(ヒートポンプ)ユニット4と、タンクユニット6と、バーナユニット8を備えている。
(HPユニット4の構成)
HPユニット4は、外気から吸熱して水を加熱する熱源である。HPユニット4は、圧縮機10と、凝縮器12と、膨張弁14と、蒸発器16からなるヒートポンプ熱源17を備えている。ヒートポンプ熱源17は、電力を消費して水を加熱する。HPユニット4は、冷媒(例えばフロン系冷媒)を、圧縮機10、凝縮器12、膨張弁14、蒸発器16の順に循環させることで、外気から吸熱して水を加熱する。圧縮機10は、冷媒を加圧して高温高圧にする。凝縮器12は、水との熱交換により冷媒を冷却する。凝縮器12の水流路の両端部には、それぞれ、HP往き経路19とHP戻り経路21が接続されている。膨張弁14は、冷媒を減圧して低温低圧にする。蒸発器16は、外気との熱交換により冷媒を加熱する。HPユニット4はさらに、凝縮器12に水を循環させる循環ポンプ18と、凝縮器12に流れ込む水の温度を検出する往きサーミスタ20と、凝縮器12から流れ出る水の温度を検出する戻りサーミスタ22と、外気温度TOを検出する外気温度サーミスタ23と、HPユニット4の各構成要素の動作を制御するHPコントローラ24を備えている。
タンクユニット6は、タンク30と、混合弁32と、バイパス制御弁34を備えている。タンク30は、外側が断熱材で覆われており、内部に水を貯える密閉型の容器である。本実施例のタンク30の容量は、例えば100リットルである。HPユニット4の循環ポンプ18が駆動すると、タンク30の底部の水が、タンク往き経路31およびHP往き経路19を介して、凝縮器12へ送られる。凝縮器12で加熱されて高温となった水は、HP戻り経路21およびタンク戻り経路33を介して、タンク30の頂部からタンク30内に戻される。HPユニット4によって加熱された水がタンク30に流れ込むと、タンク30の内部には、低温の水の層の上に高温の水の層が積み重なった温度成層が形成される。タンク30には、上部の水の温度を検出する上部サーミスタ36と、中間部の水の温度を検出する中間部サーミスタ37と、下部の水の温度を検出する下部サーミスタ38が取り付けられている。本実施例では、上部サーミスタ36はタンク30の頂部から10リットルの位置に配置されており、中間部サーミスタ37はタンク30の頂部から30リットルの位置に配置されており、下部サーミスタ38はタンク30の頂部から50リットルの位置に配置されている。
タンクユニット6には、給水経路40を介して水道水が供給される。給水経路40には、給水圧力を減圧する減圧弁42と、給水温度TWを検出する入水サーミスタ44が取り付けられている。給水経路40は、タンク30の底部に連通するタンク給水経路46と、混合弁32に連通するタンクバイパス経路48に分岐している。タンク給水経路46とタンクバイパス経路48には、それぞれ逆止弁50、52が取り付けられている。また、タンクバイパス経路48には、混合弁32に流入する水道水の流量を検出する水側水量センサ54が取り付けられている。タンク30の頂部と混合弁32は、タンク出湯経路56を介して連通している。タンク出湯経路56には、逆止弁58と、混合弁32に流入するタンク30からの水の流量を検出する湯側水量センサ60が取り付けられている。
混合弁32は、タンクバイパス経路48から流れ込む水道水と、タンク出湯経路56から流れ込むタンク30からの水を混合して、第1給湯経路62に送り出す。混合弁32は、ステッピングモータによって弁を駆動し、タンクバイパス経路48側の開度(水側の開度)と、タンク出湯経路56側の開度(湯側の開度)を調整する。第1給湯経路62には、混合弁32から送り出される水の温度を検出する混合サーミスタ64が取り付けられている。
タンクユニット6からは、第2給湯経路66を介して、台所やシャワー、カラン等の給湯箇所への給湯が行われる。第2給湯経路66には、給湯箇所へ供給される水の温度を検出する給湯出口サーミスタ68と、逆止弁70が取り付けられている。第1給湯経路62と第2給湯経路66の間は、給湯バイパス経路72によって連通している。給湯バイパス経路72には、バイパス制御弁34が取り付けられている。
タンクユニット6は、さらに、タンクユニット6の各構成要素の動作を制御するタンクコントローラ74を備えている。タンクコントローラ74は、不揮発性メモリ76を備えている。不揮発性メモリ76は、基準成績係数COPs、温度テーブル78(図2参照)、COP線図79(図2参照)を記憶している。基準成績係数COPs、温度テーブル78、COP線図79については後で詳しく説明する。
(バーナユニット8の構成)
バーナユニット8は、バーナ80と、熱交換器82と、バイパスサーボ84と、水量サーボ86と、湯はり弁88を備えている。バーナ80は、燃料ガスの燃焼によって熱交換器82を流れる水を加熱する補助熱源機である。バーナ80には、ガス供給管(図示省略)を介して燃料ガスが供給される。熱交換器82には、バーナ往路90を介して、タンクユニット6の第1給湯経路62からの水が流れ込む。熱交換器82を通過した水は、バーナ復路92を介して、タンクユニット6の第2給湯経路66へ流れ出る。バーナ往路90には、バーナ往路90を流れる水の流量を調整する水量サーボ86と、バーナ往路90を流れる水の流量を検出する水量センサ91が取り付けられている。バーナ往路90とバーナ復路92の間は、バーナバイパス経路94を介して連通している。バーナ往路90とバーナバイパス経路94の接続部に、バイパスサーボ84が取り付けられている。バイパスサーボ84は、バーナ往路90からバーナバイパス経路94へ流れる水の流量を調整する。バーナ復路92には、熱交換器82から流れ出る水の温度を検出するバーナ給湯サーミスタ96が取り付けられている。バーナ復路92からは、湯はり経路98が分岐している。湯はり経路98には、湯はり弁88が取り付けられている。バーナユニット8からは、湯はり経路98を介して、給湯箇所である浴槽への湯はりが行われる。
バーナユニット8はさらに、バーナコントローラ100と、バーナコントローラ100と通信可能なリモコン102と、を備えている。バーナコントローラ100は、バーナユニット8の各構成要素の動作を制御する。リモコン102は、スイッチやボタン等を介して、ユーザからの各種の操作入力を受け入れる。また、リモコン102は、表示や音声によってユーザに給湯システム2の設定や動作に関する各種の情報を通知する。
HPコントローラ24とタンクコントローラ74は、互いに通信可能である。タンクコントローラ74とバーナコントローラ100は、互いに通信可能である。従って、HPコントローラ24と、タンクコントローラ74と、バーナコントローラ100が協調して制御を行うことで、給湯システム2は給湯運転、沸上運転等の各種の動作を行うことができる。以下では、HPコントローラ24と、タンクコントローラ74と、バーナコントローラ100を総称して、単にコントローラとも呼ぶ。
次いで、給湯システム2の動作について説明する。給湯システム2は、給湯運転、沸上運転等を行う。
(給湯運転)
給湯運転では、給湯設定温度TSの水を給湯箇所へ供給する。給湯設定温度TSは、ユーザによって設定される温度である。コントローラは、水側水量センサ54で検出される流量と、湯側水量センサ60で検出される流量を合算した流量(給湯流量ともいう)が最低動作流量(例えば2.4L/分)以上となると、カランの開栓や浴槽への湯はりなどにより給湯箇所への給湯が開始されたものと判断する。コントローラは、上部サーミスタ36で検出される温度に応じて、以下の非燃焼給湯運転または燃焼給湯運転を実行する。
コントローラは、上部サーミスタ36で検出される温度が給湯設定温度TS以上である場合、非燃焼給湯運転を実行する。非燃焼給湯運転では、コントローラは、バーナ80の燃焼運転を禁止するとともに、混合サーミスタ64で検出される温度が給湯設定温度TSとなるように、混合弁32の開度を調整する。これによって、給湯箇所に給湯設定温度TSに温度調整された水が供給される。
また、コントローラは、上部サーミスタ36で検出される温度が給湯設定温度TS未満の場合、燃焼給湯運転を実行する。燃焼給湯運転では、コントローラは、バーナ80の燃焼運転を許可するとともに、混合サーミスタ64で検出される温度が、給湯設定温度TSよりもバーナ80の最小加熱能力の分だけ低い温度となるように、混合弁32の開度を調整する。この場合、タンク30の上部から供給される高温の水と、給水経路71から供給される低温の水が、混合弁32において混合された後、バーナ80によって給湯設定温度TSまで加熱されて、給湯箇所へ供給される。なお、燃焼給湯運転には、混合弁32が全閉状態に固定されている場合も含まれる。この場合、コントローラは、バーナ80によって加熱された水が給湯設定温度TSになるように、バーナ80の加熱能力を調整する。
上記の非燃焼給湯運転または燃焼給湯運転を実行中に、給湯流量が最低動作流量を下回ると、コントローラは、カランの閉栓や浴槽への湯はりの終了などにより給湯箇所への給湯が終了したものと判断して、給湯運転を終了する。
(沸上運転)
沸上運転では、給湯システム2は、HPユニット4を駆動して、タンク30内の水の温度が沸上目標温度TAになるまで加熱する。沸上目標温度TAは、不揮発性メモリ76に記憶されている温度テーブル78を利用して決定される。図2に示すように、温度テーブル78では、給湯設定温度TSと、沸上目標温度TAと、が対応付けられている。例えば、給湯設定温度TSが「30℃」である場合、コントローラは、「35℃」を沸上目標温度TAとして特定する。なお、以下では、タンク30内において、沸上目標温度TAまで加熱されている水を「温水」と呼ぶ。
(沸上処理;図3)
図3を参照して、コントローラによって実行される沸上処理について説明する。給湯システム2の電源がONされると、図3の処理が開始される。
ステップS10において、コントローラは、外気温度サーミスタ23によって検出される現在の外気温度TOnを取得する。
ステップS12において、コントローラは、ステップS10で取得した現在の外気温度TOn、タンク内貯留水温度TB、沸上目標温度TA、不揮発性メモリ76に記憶されているCOP線図79(図2参照)を利用して、ヒートポンプ熱源17の現在の成績係数COPnを特定する。タンク内貯留水温度TBは、サーミスタ36、37、38によって検出される水の温度の平均値である。図2に示すように、COP線図79は、複数個のCOP線図79a、79b、79c・・・で構成されている。各COP線図79は、異なる沸上目標温度TA(35℃、40℃、45℃・・・)に対応する線図である。図2の各COP線図79において、横軸が外気温度[℃]であり、縦軸が成績係数COPである。また、図2の各COP線図79において、実線は、タンク内貯留水温度TBが低温(例えば5℃以下)である場合の成績係数COPを示し、破線は、タンク内貯留水温度TBが中間温度(例えば5~20℃)である場合の成績係数COPを示し、2点鎖線は、タンク内貯留水温度TBが高温(例えば20℃以上)である場合の成績係数COPを示す。まず、コントローラは、給湯設定温度TS及び温度テーブル78(図2参照)に基づいて、沸上目標温度TAを特定する。次いで、コントローラは、複数個のCOP線図79の中から、特定した沸上目標温度TAに対応するCOP線図79を特定する。そして、コントローラは、現在の外気温度TOn、タンク内貯留水温度TB、及び、特定したCOP線図79を利用して、現在の成績係数COPnを特定する。例えば、沸上目標温度TA、現在の外気温度TOn、タンク内貯留水温度TBが、それぞれ、「35℃」、「10℃」、「15℃」である場合に、コントローラは、「3.0」を現在の成績係数COPnとして特定する。なお、変形例では、コントローラは、タンク内貯留水温度TBに代えて、入水サーミスタ44によって検出される給水温度TWを利用して、成績係数を特定してもよい。また、タンク内貯留水温度TBは、サーミスタ36、37、38によって検出される水の温度のうち、最も低い温度であってもよい。
ステップS14において、コントローラは、ステップS12で特定した現在の成績係数COPnが、不揮発性メモリ76内の基準成績係数COPsよりも大きいのか否かを判断する。本実施例において、基準成績係数COPsは、ヒートポンプ熱源17を利用して水を加熱する場合に消費される一次エネルギー消費量Ehと、バーナ80を利用して水を加熱する場合に消費される一次エネルギー消費量Egと、が同じになる成績係数COPが設定されている。一次エネルギー消費量Eh,Egは、それぞれ、以下の式(1)、(2)によって求めることができる。式(1)、(2)の電力使用量E[kWh]は、ヒートポンプ熱源17を利用して、ある特定の熱量を生成するのに必要となる電力である。式(1)の0.369は、一次エネルギー換算係数である。そして、式(1)、(2)に基づいて、基準成績係数COPsが求められる(式(3)参照)。例えば、熱効率ηが「0.88」である場合、基準成績係数COPsは「2.38」である。
Eh=E÷0.369 式(1)
E:電力使用量[kWh]
Eg=E×COPs÷η 式(2)
η:熱効率
COPs=η÷0.369 式(3)
コントローラは、現在の成績係数COPnが基準成績係数COPsよりも大きい場合に、ステップS14でYESと判断し、処理はステップS16に進む。一方、コントローラは、現在の成績係数COPnが基準成績係数COPs以下である場合に、ステップS14でNOと判断し、処理はステップS10に戻る。
ステップS16において、コントローラは、タンク30内に貯留されている温水の水量(以下では、「温水残量」と呼ぶ)が、所定水量(例えば、30リットル)以下であるのか否かを判断する。コントローラは、温水残量が所定水量以下である場合に、ステップS16でYESと判断し、処理はステップS30に進む。一方、コントローラは、温水残量が所定水量よりも多い場合に、ステップS16でNOと判断し、処理はステップS20に進む。
ステップS20において、コントローラは、ステップS10で取得した現在の外気温度TOnが前回の外気温度TOn-1よりも小さいのか否かを判断する。コントローラは、現在の外気温度TOnが前回の外気温度TOn-1よりも小さい場合に、ステップS20でYESと判断し、処理はステップS22に進む。一方、コントローラは、現在の外気温度TOnが前回の外気温度TOn-1以上である場合に、ステップS20でNOと判断し、処理はステップS10に戻る。なお、ステップS20でYESと判断される場合は、外気温度が低下傾向にある場合であり、ステップS20でNOと判断される場合は、外気温度TOが上昇傾向又は変化していない場合である。
ステップS22において、コントローラは、ステップS12で特定した現在の成績係数COPn、前回の外気温度TOn-1、タンク内貯留水温度TB、及び、COP線図79(図2参照)を利用して、成績係数COPが基準成績係数COPsに達する時刻である特定時刻までの時間である到達時間Trを特定する。図4(a)を参照して、到達時間Trの特定方法について説明する。まず、コントローラは、タンク内貯留水温度TB、沸上目標温度TA、COP線図79、及び、基準成績係数COPsを利用して、成績係数COPが基準成績係数COPsとなる基準外気温度TOsを特定する。そして、コントローラは、前回の外気温度TOn-1と現在の外気温度TOnを結んだ線の延長線を生成し、現在時刻よりも後の外気温度を推定する。そして、コントローラは、外気温度が基準外気温度TOsとなる特定時刻を特定し、現在時刻から特定時刻までの時間である到達時間Trを特定する。
ステップS24において、コントローラは、ステップS22で特定した到達時間Trが沸上運転時間Tbと同じであるのか否かを判断する。沸上運転時間Tbは、タンク30を温水で満たされた状態(以下では、「満蓄状態」と呼ぶ)にするのに要する時間である。例えば、タンク30内の温水残量が50リットルである場合、沸上運転時間Tbは、50リットルの水を沸上目標温度TAまで加熱するのに要する時間である。なお、変形例では、沸上運転時間Tbは固定値であってもよい。コントローラは、到達時間Trと沸上運転時間Tbが同じである場合(図4(b)参照)に、ステップS24でYESと判断し、処理はステップS30に進む。なお、ここで、到達時間Trと沸上運転時間Tbが同じであるとは、到達時間Trと沸上運転時間Tbが僅かに異なっている場合(例えば、5分程度)(「所定範囲」の一例)を含む。一方、コントローラは、到達時間Trと沸上運転時間Tbが異なっている場合(図4(a)参照)に、ステップS24でNOと判断し、処理はステップS10に戻る。
ステップS16でYES、又は、ステップS24でYESと判断される場合に、コントローラは、ステップS30において、沸上運転を開始する。まず、コントローラは、沸上目標水量BWを特定する。沸上目標水量BWは、タンク30を満蓄状態にするように必要な水量である。コントローラは、タンク30内の温水残量に基づいて、沸上目標水量BWを特定する。次いで、コントローラは、ヒートポンプ熱源17及び循環ポンプ18を駆動させる。
ステップS32において、コントローラは、現在の外気温度TOnを取得する。そして、ステップS34において、コントローラは、ステップS32で取得した現在の外気温度TOn、タンク内貯留水温度TB、沸上目標温度TA、不揮発性メモリ76に記憶されているCOP線図79を利用して、現在の成績係数COPnを特定する。COPnの特定方法は、ステップS12と同様である。
ステップS36において、コントローラは、沸上運転を開始してから現在までに沸上げられた温水の量(以下では、「沸上水量」と呼ぶ)が沸上目標水量BWに到達したのか否かを判断する。コントローラは、沸上水量が沸上目標水量BWに到達した場合に、ステップS36でYESと判断し、処理はステップS40に進む。一方、コントローラは、沸上水量が沸上目標水量BWに到達していない場合に、ステップS36でNOと判断し、処理はステップS38に進む。
ステップS38において、コントローラは、ステップS34で特定された現在の成績係数COPnが基準成績係数COPs以下であるのか否かを判断する。コントローラは、現在の成績係数COPnが基準成績係数COPs以下である場合に、ステップS38でYESと判断し、処理はステップS40に進む。一方、コントローラは、現在の成績係数COPnが基準成績係数COPsよりも大きい場合に、ステップS38でNOと判断し、処理はステップS32に戻る。
ステップS40において、コントローラは、ヒートポンプ熱源17及び循環ポンプ18の駆動を停止させ、沸上運転を終了する。このように、コントローラは、沸上水量が沸上目標水量BWに到達する場合(ステップS36でYES)、又は、現在のCOPnが基準成績係数COPs以下となるまでの間、沸上運転を継続する。ステップS40が終了すると、処理はステップS10に戻る。
上述のように、コントローラは、到達時間Trが特定される場合に、現在時刻から到達時間Trが経過するよりも前に沸上運転を実行開始する。現在時刻から到達時間Trが経過するまでの間は、成績係数COPが基準成績係数COPsよりも高い状態である。このため、成績係数COPが基準成績係数COPsよりも高い状態で沸上運転を実行することができる。従って、給湯システム2のエネルギー効率を向上させることができる。
また、コントローラは、到達時間Trと沸上運転時間Tbが同じになったとき(図3のステップS24でYES)、沸上運転を実行開始する(ステップS30)。このような構成によると、成績係数COPが基準成績係数COPs以下となる前に、タンク30内の全ての水を沸上目標温度TAまで加熱することができる。このため、給湯システム2のエネルギー効率をより向上させることができる。
また、基準成績係数COPsは、ヒートポンプ熱源17を利用して水を加熱する場合に消費される一次エネルギー消費量Ehと、バーナ80を利用して水を加熱する場合に消費される一次エネルギー消費量Egと、が同じになる成績係数COPが設定されている。このような構成によると、現在時刻から到達時間Trが経過するまでは、バーナ80によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源17によって水を加熱する方が、必要な一次エネルギー消費量が小さくなり、現在時刻から到達時間Trが経過した後は、バーナ80によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源17によって水を加熱する方が、必要な一次エネルギー消費量が大きくなる。このため、現在時刻から到達時間Trが経過するよりも前に、ヒートポンプ熱源17で沸上運転を実行することによって、給湯システム2において消費される一次エネルギー消費量を抑制することができる。
また、コントローラは、現在の成績係数COPnが基準成績係数COPs以下である場合(図3のステップS14でNO、又は、ステップS38でYES)に、沸上運転を実行しない。このような構成によると、ヒートポンプ熱源17の成績係数COPが比較的に低い状況において、ヒートポンプ熱源17で沸上運転は実行されない。従って、給湯システム2のエネルギー効率の低下を確実に防止することができる。
(対応関係)
給湯システム2が、「給湯器」の一例である。給水経路40及びタンク給水経路46が、「給水路」の一例である。HP往き経路19、HP戻り経路21、タンク往き経路31、及び、タンク戻り経路33が、「循環路」の一例である。タンク出湯経路56が、「出湯路」の一例である。コントローラが、「制御装置」の一例である。基準成績係数COPsが、「所定成績係数」の一例である。非燃焼給湯運転、燃焼給湯運転が、それぞれ、「第1の給湯運転」、「第2の給湯運転」の一例である。バーナ80が、「ガス熱源」の一例である。
(第2実施例)
本実施例では、基準成績係数COPsが、第1実施例の基準成績係数COPsとは異なる。本実施例の基準成績係数COPsは、ヒートポンプ熱源17を利用してある特定の熱量を供給する際に必要となる電気料金Chと、バーナ80を利用してある特定の熱量を供給する際に必要となるガス料金Cgと、が同じになる成績係数COPが設定されている。各料金Ch、Cgは、それぞれ、以下の式(4)、(5)によって求めることができる。式(4)、(5)の電力使用量E[kWh]は、ヒートポンプ熱源17を利用してある特定の熱量を生成するのに必要となる電力である。式(4)の電力単価Y[円/kWh]、式(5)のガス単価X[円/m]、及び、式(5)の発熱量Q[kcal/m]は、ユーザによって入力される値である。そして、式(4)、(5)に基づいて、基準成績係数COPsが求められる(式(6)参照)。
Ch=E×Y 式(4)
E:電力使用量[kWh]
Y:電力単価[円/kWh]
Cg=E×COPs÷η×860÷Q×X 式(5)
η:熱効率
Q:発熱量[kcal/kWh]
X:ガス単価[円/m
COPs=(Y×η×Q)÷(860×X) 式(6)
このような構成によっても、第1実施例と同様の効果を奏することができる。また、現在時刻から到達時間Trが経過するまでは、バーナ80によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源17によって水を加熱する方が、光熱費が安くなり、現在時刻から到達時間Trが経過した後は、バーナ80によって水を加熱するよりも、ヒートポンプ熱源17によって水を加熱する方が、光熱費が高くなる。このため、現在時刻から到達時間Trが経過するよりも前に、ヒートポンプ熱源17で沸上運転を実行することによって、給湯システム2における光熱費を抑制することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(第1変形例)図3のステップS24において、コントローラは、到達時間Trが所定時間(例えば、2時間)未満であるのか否かを判断してもよい。本変形例では、コントローラは、到達時間Trが所定時間未満である場合に、ステップS24でYESと判断し、処理はステップS30に進む。一方、コントローラは、到達時間Trが所定時間以上である場合に、ステップS24でNOと判断し、処理はステップS10に戻る。
(第2変形例)コントローラは、インターネット上のサーバにアクセス可能であってもよい。本変形例では、コントローラは、サーバから、1日の予想外気温度を受信する。そして、コントローラは、ステップS10、ステップS12において、受信済みの予想外気温度に基づいて、現在の外気温度TOn、現在の成績係数COPnを特定する。また、コントローラは、ステップS20において、受信済みの予想外気温度を利用して、外気温度TOが低下傾向であるか否かを判断し、ステップS22において、到達時間Trを特定する。本変形例では、コントローラは、現在時刻よりも後の外気温度を推定する必要がない。
(第3変形例)コントローラは、特定の世帯の過去の給湯実績に基づいて、沸上目標水量BW、及び、沸上運転を開始する時刻である沸上開始予定時刻を特定してもよい。この場合、コントローラは、現在時刻が沸上開始予定時刻となる場合に、沸上運転を開始する。本変形例では、コントローラは、図3のステップS16において、現在時刻が沸上開始予定時刻に到達したのか否かを判断する。そして、コントローラは、現在時刻が沸上開始予定時刻よりも前である場合に、ステップS16でNOと判断し、処理はステップS20に進む。そして、コントローラは、ステップS24でYESと判断する場合に、ステップS30において、沸上運転を開始する。本変形例では、コントローラは、例えば、沸上開始予定時刻における成績係数COPが基準成績係数COPs未満となる場合に、沸上開始予定時刻よりも前に沸上運転を実行開始し得る。
(第4変形例)コントローラは、図3のステップS22において、到達時間Trが特定される場合に、所定水量を大きくしてもよい。本変形例では、コントローラは、現在時刻から到達時間Trが経過するよりも前に、ステップS16でYESと判断するように、所定水量を大きくする。このような構成によっても、成績係数COPが基準成績係数COPsよりも高い状態で沸上運転を実行することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :給湯システム
2 :給湯システム
4 :HPユニット
6 :タンクユニット
8 :バーナユニット
10 :圧縮機
12 :凝縮器
14 :膨張弁
16 :蒸発器
17 :ヒートポンプ熱源
18 :循環ポンプ
19 :HP往き経路
20 :往きサーミスタ
21 :HP戻り経路
22 :戻りサーミスタ
23 :外気温度サーミスタ
24 :HPコントローラ
30 :タンク
31 :タンク往き経路
32 :混合弁
33 :タンク戻り経路
34 :バイパス制御弁
36 :上部サーミスタ
37 :中間部サーミスタ
38 :下部サーミスタ
40 :給水経路
42 :減圧弁
44 :入水サーミスタ
46 :タンク給水経路
48 :タンクバイパス経路
50 :逆止弁
52 :逆止弁
54 :水側水量センサ
56 :タンク出湯経路
58 :逆止弁
60 :湯側水量センサ
62 :第1給湯経路
64 :混合サーミスタ
66 :第2給湯経路
68 :給湯出口サーミスタ
70 :逆止弁
71 :給水経路
72 :給湯バイパス経路
74 :タンクコントローラ
76 :不揮発性メモリ
78 :温度テーブル
79 :COP線図
80 :バーナ
82 :熱交換器
84 :バイパスサーボ
86 :水量サーボ
88 :湯はり弁
90 :バーナ往路
91 :水量センサ
92 :バーナ復路
94 :バーナバイパス経路
96 :バーナ給湯サーミスタ
98 :湯はり経路
100 :バーナコントローラ
102 :リモコン

Claims (5)

  1. 電力を消費して水を加熱するヒートポンプ熱源と、
    前記ヒートポンプ熱源によって加熱された水を貯留するタンクと、
    前記タンクに水を供給する給水路と、
    前記ヒートポンプ熱源と前記タンクとを接続する循環路と、
    前記タンクに接続されており、前記タンクに貯留されている水を給湯箇所へ供給する出湯路と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    前記ヒートポンプ熱源を駆動させ、沸上目標温度まで加熱された水を前記タンクに貯留する沸上運転と、
    前記タンクに貯留されている水を給湯箇所に供給する第1の給湯運転と、
    を実行可能に構成されており、
    前記制御装置は、
    外気温度、特定水温、及び、前記沸上目標温度に基づいて、前記ヒートポンプ熱源に関する成績係数を特定可能であり、
    前記特定水温は、前記タンクに貯留されている水の温度である貯留水温度と、前記給水路から前記タンクに供給される水の温度である給水温度と、のうちのいずれかの温度であり、
    前記制御装置は、
    現在時刻よりも後の時刻における外気温度である推定外気温度を推定可能であり、
    現在時刻の前記成績係数が所定成績係数よりも大きい状態において、前記推定外気温度、前記特定水温、及び、前記沸上目標温度に基づいて特定される前記成績係数が所定成績係数以下となるまでの時間である到達時間を特定し、
    前記到達時間が特定される場合に、前記現在時刻から前記到達時間が経過するよりも前に、前記沸上運転を実行開始する、給湯器。
  2. 前記制御装置は、
    前記沸上運転において、前記タンク内の水を前記沸上目標温度まで加熱するのに要する沸上運転時間を特定可能であり、
    前記制御装置は、前記沸上運転時間が、前記到達時間以下である場合に、前記沸上運転を実行開始する、請求項1に記載の給湯器。
  3. 前記給湯器は、さらに、燃料ガスの燃焼によって水を加熱するガス熱源を備えており、
    前記制御装置は、
    前記ガス熱源を駆動させ、前記ガス熱源によって加熱された水を前記給湯箇所に供給する第2の給湯運転を実行可能に構成されており、
    前記所定成績係数は、前記ヒートポンプ熱源を利用して特定の熱量を生成するのに必要な一次エネルギー消費量が、前記ガス熱源を利用して前記特定の熱量を生成するのに必要な一次エネルギー消費量以下となる場合の成績係数である、請求項1又は2に記載の給湯器。
  4. 前記給湯器は、さらに、燃料ガスの燃焼によって水を加熱するガス熱源を備えており、
    前記制御装置は、
    前記ガス熱源を駆動させ、前記ガス熱源によって加熱された水を前記給湯箇所に供給する第2の給湯運転を実行可能に構成されており、
    前記所定成績係数は、前記ヒートポンプ熱源を利用して特定の熱量を生成するのに必要となる電気料金が、前記ガス熱源を利用して前記特定の熱量を生成するのに必要となるガス料金以下となる場合の成績係数である、請求項1又は2に記載の給湯器。
  5. 前記制御装置は、
    現在の前記成績係数が前記所定成績係数以下である場合に、前記沸上運転を禁止するように構成されている、請求項1~4のいずれか一項に記載の給湯器。
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