JP2013250012A - 給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】夜間時間帯における沸上運転による騒音を低減する。
【解決手段】給湯装置1は、1つ又は複数の貯湯タンクユニット2と、貯湯タンクユニット2にそれぞれ接続された複数のヒートポンプユニット3とを備える。給湯装置1は、電気料金の安価な夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を、ヒートポンプユニット3の全台数より少ない台数に制限できる。
【選択図】図1
【解決手段】給湯装置1は、1つ又は複数の貯湯タンクユニット2と、貯湯タンクユニット2にそれぞれ接続された複数のヒートポンプユニット3とを備える。給湯装置1は、電気料金の安価な夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を、ヒートポンプユニット3の全台数より少ない台数に制限できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のヒートポンプユニットを有する給湯装置に関する。
給湯装置は、給湯端末に供給される温水を貯留する貯湯タンクと、貯湯タンクに貯留される温水を加熱するためのヒートポンプユニットとを有する(例えば特許文献1参照)。ヒートポンプユニットは、圧縮機や水熱交換器などを含む冷媒回路を有する。給湯装置は、貯湯タンクから取り出した低温水を、水熱交換器において冷媒との熱交換により加熱して、タンクに戻すようになっている。この沸上運転は、電気料金の安い夜間時間帯に自動的に行われる。
また、業務用の給湯装置として、1つ又は複数の貯湯タンクと、複数のヒートポンプユニットを備えるものがある(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、複数のヒートポンプユニットを有する従来の給湯装置では、夜間時間帯に全てのヒートポンプユニットが同時に沸上運転を行うため、運転音が大きくなる。そのため、給湯装置の設置場所が住宅に近い場合などは、騒音が問題となる。
そこで、本発明は、夜間時間帯における沸上運転による騒音を低減できる給湯装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係る給湯装置は、1つ又は複数の貯湯タンクユニットと、前記貯湯タンクユニットにそれぞれ接続された複数のヒートポンプユニットとを備え、夜間時間帯において沸上運転を同時に行う前記ヒートポンプユニットの台数を、前記ヒートポンプユニットの全台数より小さい台数に制限できることを特徴とする。
この給湯装置では、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニットの台数を全台数よりも少ない台数に制限できるため、全てのヒートポンプユニットが同時に沸上運転を行う場合に比べて、夜間時間帯の沸上運転による騒音を低減できる。
第2の発明に係る給湯装置は、第1の発明において、前記複数のヒートポンプユニットの少なくとも一部は、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないように設定可能であることを特徴とする。
この給湯装置では、少なくとも一部のヒートポンプユニットについて、夜間時間帯に沸上運転を行うかどうか切り換えることができるため、騒音を抑える必要がある場合にのみ、夜間時間帯における沸上運転を行うヒートポンプユニットの台数を減らして、騒音を抑える必要がない場合には、全てのヒートポンプユニットで夜間時間帯の沸上運転を行うことができる。
第3の発明に係る給湯装置は、第2の発明において、前記少なくとも一部のヒートポンプユニットが、1つの貯湯タンクユニットに接続された2以上のヒートポンプユニットを含み、前記2以上のヒートポンプユニットは、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないようにまとめて設定可能であることを特徴とする。
この給湯装置では、1つの貯湯タンクユニットに接続される2以上のヒートポンプユニットについて、夜間時間帯に沸上運転を行うことができないようにまとめて設定した場合に、この貯湯タンクユニットの貯湯タンクの温水を沸き上げないようにできる。
第4の発明に係る給湯装置は、第2の発明において、前記少なくとも一部のヒートポンプユニットが、ヒートポンプユニットごとに、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないように設定可能であることを特徴とする。
この給湯装置では、ヒートポンプユニットごとに、夜間時間帯に沸上運転を行うかどうか切り換えられるため、夜間時間帯に沸上運転を行わないヒートポンプユニットの台数を1台刻みで変更できる。
第5の発明に係る給湯装置は、第4の発明において、前記貯湯タンクユニットの全てが、夜間時間帯において沸上運転を行うことが可能なヒートポンプユニットに接続されることを特徴とする。
この給湯装置では、全ての貯湯タンクユニットの貯湯タンク内の温水を、夜間時間帯に沸き上げることができるため、騒音を低減しつつ、沸上湯量を確保できる。
なお、「夜間時間帯において沸上運転を行うことが可能なヒートポンプユニット」とは、夜間時間帯における沸上運転を行うことができないように設定可能でなく、夜間時間帯における沸上運転を行うヒートポンプユニットと、夜間時間帯における沸上運転を行うことができないように設定可能であって、沸上運転が許可されたヒートポンプユニットとを含む。
なお、「夜間時間帯において沸上運転を行うことが可能なヒートポンプユニット」とは、夜間時間帯における沸上運転を行うことができないように設定可能でなく、夜間時間帯における沸上運転を行うヒートポンプユニットと、夜間時間帯における沸上運転を行うことができないように設定可能であって、沸上運転が許可されたヒートポンプユニットとを含む。
第6の発明に係る給湯装置は、第2〜第5の発明のいずれかにおいて、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないように設定されたヒートポンプユニットの少なくとも1つは、夜間時間帯の所定時間前に沸上運転を開始することを特徴とする。
この給湯装置では、夜間時間帯に沸上運転を行わないヒートポンプユニットが、夜間時間帯の前に沸上運転を行うため、夜間時間帯での使用湯量が多い場合であっても、湯切れが生じるのを防止できる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニットの台数を全台数よりも少ない台数に制限できるため、全てのヒートポンプユニットが同時に沸上運転を行う場合に比べて、夜間時間帯の沸上運転による騒音を低減できる。
第2の発明では、少なくとも一部のヒートポンプユニットについて、夜間時間帯に沸上運転を行うかどうか切り換えることができるため、騒音を抑える必要がある場合にのみ、夜間時間帯における沸上運転を行うヒートポンプユニットの台数を減らして、騒音を抑える必要がない場合には、全てのヒートポンプユニットで夜間時間帯の沸上運転を行うことができる。
第3の発明では、1つの貯湯タンクユニットに接続される2以上のヒートポンプユニットについて、夜間時間帯に沸上運転を行うことができないようにまとめて設定した場合に、この貯湯タンクユニットの貯湯タンクの温水を沸き上げないようにできる。
第4の発明では、ヒートポンプユニットごとに、夜間時間帯に沸上運転を行うかどうか切り換えられるため、夜間時間帯に沸上運転を行わないヒートポンプユニットの台数を1台刻みで変更できる。
第5の発明では、全ての貯湯タンクユニットの貯湯タンク内の温水を、夜間時間帯に沸き上げることができるため、騒音を低減しつつ、沸上湯量を確保できる。
第6の発明では、夜間時間帯に沸上運転を行わないヒートポンプユニットが、夜間時間帯の前に沸上運転を行うため、夜間時間帯での使用湯量が多い場合であっても、湯切れが生じるのを防止できる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る給湯装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態の給湯装置1は、給湯端末に温水を供給するための装置であって、貯湯タンク10をそれぞれ有する3つの貯湯タンクユニット2(2A〜2C)と、3つの貯湯タンクユニット2にそれぞれ2つずつ接続された合計6つのヒートポンプユニット3(3a〜3f)と、給湯端末と3つの貯湯タンクユニット2とを接続する給湯配管4と、給水源と3つの貯湯タンクユニット2とを接続する給水配管と、リモコン(図示省略)とを備える。ヒートポンプユニット3は、貯湯タンク10に貯留される温水を加熱するためのものである。
以下、本発明の第1の実施形態に係る給湯装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態の給湯装置1は、給湯端末に温水を供給するための装置であって、貯湯タンク10をそれぞれ有する3つの貯湯タンクユニット2(2A〜2C)と、3つの貯湯タンクユニット2にそれぞれ2つずつ接続された合計6つのヒートポンプユニット3(3a〜3f)と、給湯端末と3つの貯湯タンクユニット2とを接続する給湯配管4と、給水源と3つの貯湯タンクユニット2とを接続する給水配管と、リモコン(図示省略)とを備える。ヒートポンプユニット3は、貯湯タンク10に貯留される温水を加熱するためのものである。
また、給湯装置1は、ヒートポンプユニット3と同数の冷媒回路7及び沸上回路6を有する。ヒートポンプユニット3は、1つの冷媒回路7と、1つの沸上回路6の一部とを有し、貯湯タンクユニット2は、2つの沸上回路6の一部を有する。1つの沸上回路6は、貯湯タンクユニット2と、この貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3にわたって設けられている。
冷媒回路7は、圧縮機21と、水熱交換器22と、電動膨張弁23と、空気熱交換器24と、これらを順に接続する冷媒配管とを有し、例えばCO2などの冷媒が循環する。また、冷媒回路7は、水熱交換器22から出る高温高圧の冷媒と、空気熱交換器24から出る冷温低圧の冷媒との間で熱交換を行うためのガス熱交換器25を有する。また、空気熱交換器24の近傍には、空気熱交換器24の能力を調整するためのファン26が配置されている。
圧縮機21で圧縮された冷媒は、水熱交換器22において温水との熱交換により冷却された後、ガス熱交換器25でさらに冷却される。その後、冷媒は電動膨張弁23において減圧された後、空気熱交換器24において外気との熱交換により加熱されて、圧縮機21に戻る。
沸上回路6は、貯湯タンク10と、ポンプ31と、水熱交換器22と、三方弁32とが順に接続された回路である。貯湯タンク10、ポンプ31、及び三方弁32は、貯湯タンクユニット2に設けられ、水熱交換器22はヒートポンプユニット3に設けられている。
貯湯タンク10の上部には、給湯出口11と、上戻し口12が設けられており、貯湯タンク10の下部には、給水口13と、取出口14と、下戻し口15が設けられている。上戻し口12、取出口14、下戻し口15は、沸上回路6に接続されている。上戻し口12、取出口14、下戻し口15は、1つの貯湯タンクユニット2に設けられた2つの沸上回路6で共有している。
また、貯湯タンク10の外面には、貯湯タンク10内の温水の温度を検知する複数のタンクサーミスタ16が、上下方向に並んで取り付けられている。タンクサーミスタ16で検知された温度によって、貯湯タンク10内に高温の温水がどれだけ残っているかを検知できる(残湯量検知)。
三方弁32は、水熱交換器22の出口側を上戻し口12と下戻し口15のいずれかに連通するように切り換えるものであって、水熱交換器22で加熱された温水の温度(出湯温度)に応じて切り換えられる。出湯温度が低い場合(例えば沸上運転の開始直後)には、三方弁32は、水熱交換器22が下戻し口15に連通するように切り換えられ、出湯温度が目標出湯温度に近付くと、三方弁32は、水熱交換器22が上戻し口12に連通するように切り換えられる。
沸上運転時には、冷媒回路7の圧縮機21とファン26が駆動すると共に、沸上回路6のポンプ31が駆動して、貯湯タンク10の取出口14から温水が取り出されて、水熱交換器22に供給される。温水は水熱交換器22において加熱された後、上戻し口12または下戻し口15から貯湯タンク10内に戻される。
また、貯湯タンクユニット2は、貯湯タンク10の給湯出口11と給湯配管4とを接続する給湯配管33と、貯湯タンク10の給水口13と給水配管5とを接続する給水配管35とを有する。給湯配管33の途中には、電動弁34が設けられている。電動弁34は、通常、開状態であって、貯湯タンク10の残湯量が所定量未満になった場合に、この貯湯タンク10に接続された給湯配管33の電動弁34が閉状態に切り換えられる。
給湯端末への給湯を行う場合、貯湯タンク10の給湯出口11から温水が出湯されると同時に、給水源からの水が給水口13から貯湯タンク10内に供給される。そのため、貯湯タンク10内の温水がすべて加熱されて高温となっている場合を除けば、貯湯タンク10内の温水の温度は、上部が高温、下部が低温となっている。また、3つの貯湯タンク10から給湯端末までの給湯配管の長さが異なることなどが理由で、1回の給湯時に3つの貯湯タンク10からそれぞれ出湯される流量は異なる。
リモコン(図示省略)は、操作部と表示部とを有する。リモコンの表示部には、貯湯タンク10の残湯量などが表示される。リモコンの操作部は、3つの貯湯タンクユニット2(2A〜2C)のうち、2つの貯湯タンクユニット2B、2Cについて、それぞれ、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっている。これにより、給湯装置1は、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を、ヒートポンプユニット3の全台数よりも少ない台数に制限できるようになっている。
例えば、貯湯タンクユニット2Bについて、夜間時間帯における沸上運転を禁止する設定をした場合、貯湯タンクユニット2Bに接続された2つのヒートポンプユニット3c、3dは、夜間時間帯における沸上運転が禁止される。つまり、本実施形態の給湯装置1は、貯湯タンクユニット2に接続される2つのヒートポンプユニット3について、夜間時間帯における沸上運転の可否をまとめて切り換えることができる。
給湯装置1の制御部は、沸上運転を制御する。沸上運転は、貯湯タンク10内の温水の温度が目標沸上温度に達すると終了する。
制御部は、夜間時間帯における沸上運転の可否が切り換え可能でない貯湯タンクユニット2Aに接続されたヒートポンプユニット3a、3bと、貯湯タンクユニット2B、2Cのうち、夜間時間帯における沸上運転を許可するように設定された貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3とが、電気料金が安価な夜間時間帯に沸上運転を行うように制御する。
この沸上運転を開始するタイミングは、夜間時間帯の開始時刻か、または、夜間時間帯の終了時刻に沸上運転を終了できるように貯湯タンク10の残湯量に基いて決定したタイミングである。前者を先詰め、後者を後詰めと言う。なお、リモコンの操作によって先詰めと後詰めのいずれかに選択できるようになっていてもよい。後詰めの場合、異なる貯湯タンクユニット2に接続されるヒートポンプユニット3同士は、開始するタイミングが若干ずれる場合があるが、少なくとも夜間時間帯の終了時刻付近では同時に沸上運転を行う。したがって、夜間時間帯に沸上運転を行う全てのヒートポンプユニットは、ほぼ同時に沸上運転を行う。
また、制御部は、夜間時間帯における沸上運転の可否が切り換え可能でない貯湯タンクユニット2Aの貯湯タンク10、または、夜間時間帯における沸上運転を許可するように設定された貯湯タンクユニット2の貯湯タンク10の残湯量が、夜間時間帯に所定量未満となった場合には、その貯湯タンクユニット2Aに接続されたヒートポンプユニット3が沸上運転を開始するように制御する。
また、制御部は、夜間時間帯における沸上運転を禁止するように設定された貯湯タンクユニット2の貯湯タンク10の残湯量が所定量未満となった場合には、電動弁34を閉状態に切り換えるため、この貯湯タンク10から低温の温水が流出することはない。つまり、夜間時間帯における沸上運転を禁止するように設定された貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3は、この貯湯タンクユニット2の貯湯タンク10の残湯量に関わらず、夜間時間帯には沸上運転を行わない。
また、制御部は、昼間時間帯に、貯湯タンクユニット2A〜2Cの貯湯タンク10の残湯量が所定量未満となった場合には、その貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3が沸上運転を開始するように制御する。
本実施形態の給湯装置1によると、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を全台数よりも少ない台数に制限できるため、全てのヒートポンプユニット3が同時に沸上運転を行う場合に比べて、夜間時間帯の沸上運転による騒音を低減できる。
また、本実施形態では、一部のヒートポンプユニット3について、夜間時間帯に沸上運転を行うかどうか切り換えることができるため、騒音を抑える必要がある場合にのみ、夜間時間帯における沸上運転を行うヒートポンプユニット3の台数を減らして、騒音を抑える必要がない場合には、全てのヒートポンプユニット3で夜間時間帯の沸上運転を行うことができる。
また、本実施形態では、1つの貯湯タンクユニット2B(又は2C)に接続される2つのヒートポンプユニット3について、夜間時間帯に沸上運転を行うことができないようにまとめて設定した場合に、この貯湯タンクユニット2の貯湯タンク10の温水を沸き上げないようにできる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る給湯装置について説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
本実施形態の給湯装置は、リモコンと制御部の構成が、上記第1実施形態と異なっており、その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
次に、本発明の第2実施形態に係る給湯装置について説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
本実施形態の給湯装置は、リモコンと制御部の構成が、上記第1実施形態と異なっており、その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
リモコンの操作部は、6つのヒートポンプユニット3a〜3fのうち、5つのヒートポンプユニット3b〜3fについて、それぞれ、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっている。
制御部は、夜間時間帯における沸上運転の可否が切り換え可能でないヒートポンプユニット3aと、5つのヒートポンプユニット3b〜3fのうち、夜間時間帯における沸上運転を許可するように設定されたヒートポンプユニット3とが、夜間時間帯に沸上運転を行うように制御する。この沸上運転を開始するタイミングは第1実施形態と同じである。
夜間時間帯または昼間時間帯に、貯湯タンクユニット2A〜2Cの貯湯タンク10の残湯量が所定量未満となった場合の制御は、第1実施形態と同様である。
したがって、夜間時間帯における沸上運転を禁止するように設定されたヒートポンプユニット3は、この貯湯タンクユニット2の貯湯タンク10の残湯量に関わらず、夜間時間帯には沸上運転を行わない。
本実施形態の給湯装置によると、第1実施形態と同様に、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を全台数よりも少ない台数に制限できるため、全てのヒートポンプユニット3が同時に沸上運転を行う場合に比べて、夜間時間帯の沸上運転による騒音を低減できる。
また、本実施形態では、ヒートポンプユニット3ごとに、夜間時間帯に沸上運転を行うかどうか切り換えられるため、夜間時間帯に沸上運転を行わないヒートポンプユニット3の台数を1台刻みで変更できる。
また、ヒートポンプユニット3ごとに、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換え可能であるため、夜間時間帯において沸上運転を行うヒートポンプユニット3の台数を全台数より少なくしつつ、貯湯タンクユニット2の全てが、夜間時間帯において沸上運転を行うヒートポンプユニット3と接続された構成にできる。具体的には例えば、ヒートポンプユニット3b、3d、3fの夜間時間帯における沸上運転を禁止し、ヒートポンプユニット3c、3eの夜間時間帯における沸上運転を許可した場合である。このような場合には、全ての貯湯タンク10内の温水を、夜間時間帯に沸き上げることができるため、騒音を低減しつつ、沸上湯量を確保できる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係る給湯装置について説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
本実施形態の給湯装置は、リモコンと制御部の構成が、上記第1実施形態と異なっており、その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
次に、本発明の第3実施形態に係る給湯装置について説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。
本実施形態の給湯装置は、リモコンと制御部の構成が、上記第1実施形態と異なっており、その他の構成は、上記第1実施形態と同じである。
上記第1実施形態では、リモコンは、2つの貯湯タンクユニット2について、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっていたが、本実施形態のリモコンは、そのような機能を有していない。リモコンの操作部は、貯湯タンクユニット2ごとに、夜間時間帯における沸上運転を先詰めで行うか、後詰めで行うか切り換えられるようになっている。
本実施形態の給湯装置の制御部は、先詰めに設定された貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3が、夜間時間帯の開始時刻に沸上運転を開始するように制御する。また、制御部は、後詰めに設定された貯湯タンクユニット2の貯湯タンク10の残湯量に基いて、夜間時間帯の終了時刻に沸上運転を終了できるように、この貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3の沸上運転を開始するように制御する。
1つの貯湯タンク10を沸き上げるために要する時間は、数時間程度であるため、先詰めのヒートポンプユニットと、後詰めのヒートポンプユニットは、沸上運転を同時に行わない。したがって、本実施形態では、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニットの台数を全台数よりも少ない台数に制限しつつ、全てのヒートポンプユニット3が夜間時間帯に沸上運転を行うことができる。
夜間時間帯または昼間時間帯に、貯湯タンクユニット2A〜2Cの貯湯タンク10の残湯量が所定量未満となった場合には、その貯湯タンクユニット2に接続されたヒートポンプユニット3が沸上運転を開始するように制御する。
本実施形態の給湯装置によると、第1実施形態と同様に、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を全台数よりも少ない台数に制限できるため、全てのヒートポンプユニット3が同時に沸上運転を行う場合に比べて、夜間時間帯の沸上運転による騒音を低減できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成は、上記第1〜第3実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、夜間時間帯における沸上運転が禁止されたヒートポンプユニット3は、昼間時間帯には、残湯量が少なくなった場合にのみ沸上運転を開始するが、夜間時間帯より所定時間前に沸上運転を開始するようになっていてもよい。上記の所定時間は、予め設定された時間であってもよく、夜間時間帯の開始時刻に沸上運転を終了できるように、昼間時間帯の所定の時刻における貯湯タンク10の残湯量に基いて決定された時間でもよい。この変更例によると、夜間時間帯に沸上運転を行わないヒートポンプユニット3が、夜間時間帯の前に沸上運転を行うため、夜間時間帯での使用湯量が多い場合であっても、湯切れが生じるのを防止できる。
上記第1〜第3実施形態では、昼間時間帯に、3つの貯湯タンク10の残湯量の合計値が所定量未満となった場合に、沸上運転を開始するが、電動弁34を設けずに、貯湯タンク10の残湯量が所定量未満となった場合に、この貯湯タンク10の貯湯タンクユニット2において、沸上運転を開始するようになっていてもよい。
上記第1実施形態では、3つの貯湯タンクユニット2のうち、2つの貯湯タンクユニット2について、それぞれ、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっているが、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換え可能な貯湯タンクユニット2の数は、2つに限定されない。例えば、1つの貯湯タンクユニット2だけが、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換え可能であってもよい。
上記第1実施形態では、リモコンの操作によって、貯湯タンクユニット2ごとに、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっているが、リモコンの操作によって、夜間時間帯に沸上運転を行う貯湯タンクユニット2の台数のみを設定できるようになっていてもよい。設定された台数に基いて、制御部が、夜間時間帯に沸上運転を行う貯湯タンクユニット2を決定する。
上記第2実施形態では、6つのヒートポンプユニット3a〜3fのうち、5つのヒートポンプユニット3b〜3fについて、それぞれ、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっているが、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換え可能なヒートポンプユニット3の数と組み合わせは、上記に限定されない。
例えば、3つのヒートポンプユニット3b、3d、3fだけが、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換え可能であってもよい。この場合、全ての貯湯タンクユニット2が、夜間時間帯において沸上運転を行うヒートポンプユニット3と接続されている。そのため、全ての貯湯タンク10内の温水を、夜間時間帯に沸き上げることができる。
例えば、3つのヒートポンプユニット3b、3d、3fだけが、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換え可能であってもよい。この場合、全ての貯湯タンクユニット2が、夜間時間帯において沸上運転を行うヒートポンプユニット3と接続されている。そのため、全ての貯湯タンク10内の温水を、夜間時間帯に沸き上げることができる。
上記第2実施形態では、リモコンの操作によって、ヒートポンプユニット3ごとに、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっているが、リモコンの操作によって、夜間時間帯に沸上運転を行うヒートポンプユニット3の台数のみを設定できるようになっていてもよい。設定された台数に基いて、制御部が、夜間時間帯に沸上運転を行うヒートポンプユニット3を決定する。
上記第1実施形態及び第2実施形態では、リモコンの操作により、4つ又は5つのヒートポンプユニット3について、夜間時間帯における沸上運転の可否を切り換えられるようになっているが、6つのヒートポンプユニット3の一部が、夜間時間帯における沸上運転を常に行わないようになっていてもよい。つまり、上記実施形態では、夜間時間帯において沸上運転を同時に行うヒートポンプユニット3の台数を、全台数より少ない台数にするか、全台数とするかを選択できるようになっているが、必ず、全台数より少ない台数になるように構成されていてもよい。
上記第3実施形態では、リモコンの操作により、貯湯タンクユニット2ごとに、夜間時間帯における沸上運転を先詰めで行うか、後詰めで行うか切り換えられるようになっているが、リモコンの操作により、先詰め(又は後詰め)で沸上運転を行う貯湯タンクユニット2の台数のみを設定できるようになっていてもよい。設定された台数に基いて、制御部が、夜間時間帯に沸上運転を行う貯湯タンクユニット2を決定する。
上記第3実施形態では、リモコンの操作により、貯湯タンクユニット2ごとに、夜間時間帯における沸上運転を先詰めで行うか、後詰めで行うか切り換えられるようになっているが、貯湯タンクユニット2ごとに、夜間時間帯における沸上運転を先詰めで行うか、後詰めで行うか、予め設定されていてもよい。
上記第3実施形態では、リモコンによって選択できる夜間時間帯における沸上運転は、先詰めと後詰めの2種類であるが、先詰めの沸上運転と後詰めの沸上運転の間に、1つの貯湯タンク10を沸き上げる時間を確保することが可能であれば、先詰めと後詰めの間に行う沸上運転を選択枝に追加してもよい。
給湯装置が備える貯湯タンクユニット2の数は、2つ以下であっても、4つ以上であってもよい。但し、貯湯タンクユニット2の数が1つの場合には、上記第1実施形態のように、1つの貯湯タンクユニット2ごとに沸上運転の可否を切り換える構成は適用されない。
1つの貯湯タンクユニット2に接続されるヒートポンプユニット3の数は、1つであっても、3つ以上であってもよい。但し、貯湯タンクユニット2の数が1つの場合には、これに接続されるヒートポンプユニット3の数は2つ以上とする。また、貯湯タンクユニット2が複数の場合には、複数の貯湯タンクユニット2にそれぞれ接続されるヒートポンプユニット3の数は同じでなくてもよい。
本発明を利用すれば、夜間時間帯における沸上運転による騒音を低減できる。
1 給湯装置
2(2A〜2C) 貯湯タンクユニット
3(3a〜3f) ヒートポンプユニット
6 沸上回路
7 冷媒回路
2(2A〜2C) 貯湯タンクユニット
3(3a〜3f) ヒートポンプユニット
6 沸上回路
7 冷媒回路
Claims (6)
- 1つ又は複数の貯湯タンクユニットと、
前記貯湯タンクユニットにそれぞれ接続された複数のヒートポンプユニットとを備え、
夜間時間帯において沸上運転を同時に行う前記ヒートポンプユニットの台数を、前記ヒートポンプユニットの全台数より小さい台数に制限できることを特徴とする給湯装置。 - 前記複数のヒートポンプユニットの少なくとも一部は、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないように設定可能であることを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
- 前記少なくとも一部のヒートポンプユニットが、1つの貯湯タンクユニットに接続された2以上のヒートポンプユニットを含み、
前記2以上のヒートポンプユニットは、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないようにまとめて設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。 - 前記少なくとも一部のヒートポンプユニットが、ヒートポンプユニットごとに、夜間時間帯において沸上運転を行うことができないように設定可能であることを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
- 前記貯湯タンクユニットの全てが、夜間時間帯において沸上運転を行うことが可能なヒートポンプユニットに接続されることを特徴とする請求項4に記載の給湯装置。
- 夜間時間帯において沸上運転を行うことができないように設定されたヒートポンプユニットの少なくとも1つは、夜間時間帯の所定時間前に沸上運転を開始することを特徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の給湯装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015222152A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯機 |
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2012
- 2012-05-31 JP JP2012125399A patent/JP2013250012A/ja active Pending
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