JP6127947B2 - オイル供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インホイールモータによって駆動される車輪に設けられ、ポンプによって汲み上げたオイルでインホイールモータを冷却するオイル供給装置に関する。
従来から、電気自動車の一形態として、ホイール内部にモータを配置し、このモータにより車輪を直接駆動するインホイールモータ方式の車両が知られている。インホイールモータ方式の車両においては、冷却用オイルを循環させてモータ(インホイールモータ)を冷却するオイル供給装置をホイールに内蔵することが考えられている。例えば、特許文献1には、冷却用オイルを溜めるリザーバと、モータの回転に連動して駆動されるポンプとをホイールに内蔵し、リザーバに溜まった冷却用オイルをポンプにより汲み上げてモータに供給する冷却装置が提案されている。リザーバに溜まった冷却用オイルの油面は、車両の加速時や減速時に車両の進行方向に対して傾斜する。この油面の傾斜により、リザーバ内に配設されたオイル吸入管の吸入口が油面から露出して、吸入口から冷却用オイルを吸入することができなくなることがある。そこで、特許文献1の装置では、油面が傾斜した場合の冷却用オイルの深さが深くなる位置と浅くなる位置とにそれぞれ吸入口を設け、各吸入口にそれぞれポンプを接続した構成を採用している。これにより、車両の加速時、減速時、あるいは、登坂路走行時であっても、確実に冷却用オイルをモータに供給することができる。
特開2010−28980号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、2組の吸入路および2組のポンプが必要となる。このため、装置が大型化してしまいホイールへの搭載性が悪い。
本発明の目的は、上記問題に対処するためになされたもので、油面傾斜時であっても安定して冷却用オイルをモータに供給でき、かつ、搭載性を向上させることにある。
上記目的を達成するために、本発明の特徴は、インホイールモータ(20)によって駆動される車輪に設けられ、冷却用のオイルを溜めるリザーバ(70)と、正回転により、前記リザーバに挿入された吸入管(80)からオイルを汲み上げて前記インホイールモータに供給するポンプ(60)とを備えたオイル供給装置において、
前記リザーバのオイルが溜められるオイル溜め領域に設けられ、前記吸入管の吸入口(81)の側方および上方を覆って前記オイル溜め領域を前記吸入口が存在する第1領域(A1)と前記吸入口が存在しない第2領域(A2)とに仕切るとともに、前記オイル溜め領域の底部で前記第1領域と前記第2領域とを連通させる仕切部材(90)と、
前記吸入管に設けられ、前記リザーバから前記ポンプへ向かう前記オイルの流れを許容し、前記ポンプから前記リザーバへ向かう前記オイルの流れを阻止する逆止弁(85)と、
前記リザーバ内であって前記吸入管の逆止弁と前記ポンプとの間となるポンプ側吸入路に設けられ、前記ポンプが逆回転して前記ポンプ側吸入路の圧力が設定圧力より高くなった場合に開弁して、前記ポンプ側吸入路のオイルを前記リザーバの前記第2領域に戻す戻し機構(86)とを備えたことにある。
本発明のオイル供給装置は、リザーバとポンプとを備えている。リザーバには冷却用のオイルが溜められる。ポンプは、正回転により、リザーバに挿入された吸入管から冷却用のオイルを汲み上げてインホイールモータに供給する。これによりインホイールモータが冷却される。例えば、ポンプは、インホイールモータの回転に機械的に連動して作動し、車両が前進するときに正回転してオイルを汲み上げるようにするとよい。
リザーバのオイルが溜められるオイル溜め領域には、仕切部材が設けられる。仕切部材は、吸入管の吸入口の側方および上方を覆ってオイル溜め領域を吸入口が存在する第1領域と吸入口が存在しない第2領域とに仕切るとともに、オイル溜め領域の底部で第1領域と第2領域とを連通させる。これにより、加速走行あるいは減速走行等によりリザーバに溜まったオイルの油面が水平面に対して傾斜した場合でも、仕切部材で囲まれた第1領域にオイルを満たしておくことができる。このため、吸入口を油面下に維持して、オイルを安定的にモータに供給することができる。
吸入管には、逆止弁が設けられている。逆止弁は、リザーバからポンプへ向かうオイルの流れを許容し、ポンプからリザーバへ向かうオイルの流れを阻止する。このため、ポンプが逆回転した場合であっても、気泡の混入したオイルがリザーバの第1領域に戻されない。従って、仕切部材で囲まれた第1領域に逆流した気泡が溜まってしまうことが防止される。また、リザーバ内であって吸入管の逆止弁とポンプとの間となるポンプ側吸入路には、戻し機構が設けられる。戻し機構は、ポンプが逆回転してポンプ側吸入路の圧力が設定圧力より高くなった場合に開弁して、ポンプ側吸入路のオイルをリザーバの第2領域に戻すため、ポンプをインホイールモータの回転に機械的に連動して作動させても問題なく使用することができる。つまり、車両のバック走行時にポンプが逆回転しても、逆流した気泡混じりのオイルを第2領域に戻すため、仕切部材で囲まれた第1領域に気泡が溜まらないようにすることができる。従って、ポンプの正回転時においては、オイルを安定的にモータに供給することができる。また、一組のポンプおよび吸入口を設けるだけで実施することができるため、小型化が可能となり搭載性を向上させることができる。尚、戻し機構が開弁する設定圧力は、絶対的な圧力を表すものでなく、リザーバ内の圧力に対するポンプ側吸入路の相対的な圧力(リザーバとポンプ側吸入路との差圧)に関する設定圧力を表すものである。
尚、上記説明においては、発明の理解を助けるために、実施形態に対応する発明の構成に対して、実施形態で用いた符号を括弧書きで添えているが、発明の各構成要件は前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
車両前後方向から見て概略的に表したインホイールモータユニットの内部構造図である。 バッフルプレートの概略斜視図である。 加速時における油面を表す説明図である。
以下、本発明の一実施形態に係るオイル供給装置について説明する。図1は、オイル供給装置50が内蔵されたインホイールモータユニット1を車両前後方向から見て概略的に表した内部構造図である。図面右側が車幅方向外側となる。インホイールモータユニット1(以下、モータユニット1と呼ぶ)は、駆動輪のホイール100の内部に設けられ、サスペンションアーム(図示略)に連結されるユニットケーシング5を備えている。ユニットケーシング5内には、モータ20、減速機構30、および、オイル供給装置50が設けられている。
モータ20は、三相ブラシレスモータであって、車体に設けられた電源装置(図示略)に接続され、電源装置からステータ21(ステータコイル21a)に供給される電力により駆動トルクを発生する。また、モータ20は、車輪の回転する力によってロータ22が回されて発電し、発電電力を電源装置に回生する発電機としても機能する。モータ20は、車体に設けられたモータ制御装置(図示略)によって回転方向を正逆方向に変更可能に制御される。以下、車両が前進するモータ20の回転方向を正回転として説明する。
モータ20の出力軸23は、減速機構30に接続される。減速機構30は、カウンターギヤ機構31と遊星歯車機構40とから構成される。カウンターギヤ機構31は、モータ20の出力軸23に対して同軸に配置される小径の駆動歯車32と、駆動歯車32に噛合する大径の被動歯車であるカウンターギヤ33とから構成される。大径のカウンターギヤ33の回転軸34は、遊星歯車機構40に接続される。遊星歯車機構40は、カンターギヤ33の回転軸34の外周に形成されるサンギヤ41と、サンギヤ41と同軸上に設けられるリングギヤ42と、サンギヤ41とリングギヤ42との間で両ギヤ41,42に噛合する複数個のプラネタリギヤ43と、プラネタリギヤ43を等間隔に配置してプラネタリギヤ43の公転運動により回転するプラネタリキャリア44とを備えている。プラネタリキャリア44には、車輪のホイール100に動力を伝達するアクスルハブ110が接続される。
アクスルハブ110は、円盤状に形成され、環状外周面111にブレーキディスクロータ120が固定されるとともに、その外側から車輪のホイール100が図示しない締結ボルトによって固定される。
モータ20の出力軸23が回転すると、カウンターギヤ機構31の小径の駆動歯車32が回転し、これに伴ってカウンターギヤ33が回転する。カウンターギヤ33が回転すると、サンギヤ41が回転し、これに伴ってプラネタリギヤ43が自転しながらサンギヤ41の回りを公転する。プラネタリギヤ43の公転運動は、プラネタリキャリア44によって取り出され、プラネタリキャリア44からアクスルハブ110に伝達される。こうして、モータ20の回転運動が車輪のホイール100に伝達される。
オイル供給装置50は、ポンプ60とリザーバ70とを備えている。ポンプ60は、モータ20の回転運動と機械的に連動して作動するもので、本実施形態においては、カウンターギヤ33の回転軸34に接続されている。ポンプ60は、モータ20が正逆回転可能であることと同様に、正逆回転可能であり、正回転したときには第1ポート61からオイルを吸入して第2ポート62からオイルを吐出する。一方、逆回転したときには第2ポート62からオイルを吸入し、第1ポート61からオイルを吐出するように構成されている。ポンプ60は、モータ20の回転運動により動作部材が回転することによりオイルを吸入・吐出する構造、または、モータ20の回転運動により動作部材が往復動することによりオイルを吸入・吐出する構造を備えている。例えば、ギヤポンプであれば、回転運動する動作部材として一対のギヤを備えており、ベーンポンプであれば回転運動するロータを備えている。また、プランジャポンプであれば往復運動するプランジャあるいはピストンを備えている。
リザーバ70は、モータ20を冷却する媒体としてのオイルを溜めるタンクであり、モータ20の下方であってモータユニット1の最下部に設けられる。リザーバ70には、吸入管80が挿入されている。ユニットケーシング5内には、吸入管80とポンプ60の第1ポート61とを連通するオイル吸入路11、および、ポンプ60の第2ポート62に接続されるオイル供給路12が形成されている。オイル供給路12は、例えば、モータ20のステータ21の上部にオイルを導き、そのオイルがステータ21を構成するステータコア21aおよびステータコイル21bの外周と、モータベアリング24とを通過できるように構成されている。
リザーバ70に挿入されている吸入管80は、先端に吸入口81が形成されている。吸入管80には、吸入口81を覆うように四角筒状のストレーナ82が設けられている。吸入管80は、ストレーナ82が設けられているストレーナ装着管部83と、ストレーナ装着管部83から湾曲して鉛直方向に立ち上がるとともにオイル吸入路11に接続される接続管部84とを連続して形成したものである。ストレーナ装着管部83は、吸入口81がリザーバ70の底面71から所定の隙間をあけた位置で車幅方向に向けて水平に配置される。
吸入管80におけるストレーナ装着管部83は、バッフルプレート90によって覆われている。バッフルプレート90は、ストレーナ装着管部83の側方および上方を覆う無底箱体であって、例えば、図2に示すように、4つの側板面部91,92,93,94と1つの上板面部95とにより一体的に構成される。この例では、バッフルプレート90は、ストレーナ装着管部83の車幅方向両側で向かい合って設けられる側板面部91,92と、ストレーナ装着管部83の車両前後方向両側で向かい合って設けられる側板面部93,94とで四角筒体を形成するとともに、その四角筒体の上方を上板面部95で覆うように形成されている。バッフルプレート90は、図示しない固定部材によって吸入管80に固定され、その下端がリザーバ70の底面71から若干の隙間が形成されるように配置されている。バッフルプレート90の上板面部95には、挿通孔96が形成されており、この挿通孔96に吸入管80の接続管部84が挿通される。この挿通孔96と接続管部84との間には、僅かの隙間が設けられており、小流量にて流体の流通が可能となっている。
このようにリザーバ70内にバッフルプレート90を設けたことにより、リザーバ70におけるオイル溜め領域が、ストレーナ装着管部83が存在する第1領域A1と、ストレーナ装着管部83が存在しない第2領域A2とに仕切られるとともに、オイル溜め領域の底部で第1領域A1と第2領域A2とが連通される。
吸入管80には第1逆止弁85が設けられている。この第1逆止弁85は、リザーバ70からポンプ60へ向かう流体の流れを許容し、ポンプ60からリザーバ70へ向かう流体の流れを阻止する。また、吸入管80には、第1逆止弁85が設けられた位置よりもポンプ60側に、戻し機構86が設けられる。この戻し機構86は、リザーバ70内であって、第1領域A1に入らない位置に設けられる。戻し機構86は、吸入管80から分岐して設けられ吸入管80とリザーバ70とを連通する戻し管87と、戻し管87に設けられる第2逆止弁88とを備えている。第2逆止弁88は、吸入管80からリザーバ70へ向かう流体の流れを許容し、リザーバ70から吸入管80へ向かう流体の流れを阻止する。例えば、第2逆止弁88は、吸入管80内の圧力がリザーバ70内の圧力に対して設定圧力以上高くなっている状況、つまり、吸入管80内の圧力P1とリザーバ70内の圧力P2との差圧(P1−P2)が設定圧力以上になる状況でのみ開弁するように構成されている。
次に、オイル供給装置50の作動について説明する。ドライバーのアクセル操作によってモータ20に駆動電流が流れてモータ20のロータ22が正回転すると、それに連動してポンプ60が正回転する。これにより、オイル吸入路11が負圧になり、第1逆止弁85が開弁して、リザーバ70に溜まったオイルがストレーナ82を介して吸入管80の吸入口81から吸入される。こうして、ポンプ60は、リザーバ70から汲み上げたオイルをオイル供給路12に吐出する。このとき、吸入管80内の圧力がリザーバ70内の圧力よりも低くなった状態に維持されるため、戻し機構86における第2逆止弁88は、閉弁状態を維持する。従って、リザーバ70内の空気は、吸入管80に吸い込まれない。これにより、ポンプ60は、リザーバ70から安定的にオイルをオイル供給路12に供給することができる。
オイル供給路12に流れるオイルは、ステータコア21aおよびステータコイル21bの外周を通過してステータコア21aおよびステータコイル21bを冷却するとともに、モータベアリング24を通過してモータベアリング24を潤滑する。冷却および潤滑に供したオイルは、重力落下してリザーバ70に戻される。
車両が加速走行あるいは減速走行した場合等においては、リザーバ70に溜まったオイルの油面が傾斜する。こうした場合でも、図3に示すように、バッフルプレート90によって覆われた第1領域A1においては、オイルが上板面部95にまで満たされているため、油面OLが傾斜しない。また、バッフルプレート90の上板面部95に形成された挿通孔96の隙間から空気が第1領域内A1に吸入されても、その流入速度が遅いため油面OLの変化はほとんど発生しない。従って、吸入口81が油面OLの上に露出することがなく、吸入口81から空気を吸い込まない。これにより、安定してオイルを汲み上げることができる。この結果、モータ20の冷却や潤滑を良好に実施することができる。
また、車両がバック走行する場合には、モータ20のロータ22が逆回転する。ポンプ60は、これに連動して逆回転し、第2ポート62からオイル供給路12に溜まっているオイルを吸入して第1ポート61に吐出する。オイル供給路12は、その先端が大気開放されているため、ポンプ60は、オイルと一緒に空気を吸入してしまう。従って、ポンプ60は、第1ポート61からオイル吸入路11に吐出されるオイルに気泡が含まれる。ポンプの逆回転時においては、吸入管80に設けた第1逆止弁85が閉弁状態を維持する。これにより、気泡の含まれたオイルがリザーバ70に供給されることが阻止される。また、吸入管80内の圧力が上昇してリザーバ70内の圧力よりも設定圧以上高くなるため、戻し機構86の第2逆止弁88が開弁状態となる。これにより、オイル吸入路11に吐出されたオイル(気泡が含まれている場合もある)は、戻し機構86を介してリザーバ70に吐出される。この戻し機構86から吐出されるオイルは、第2領域A2に戻される。従って、バッフルプレート90で囲まれた第1領域A内には気泡が送り込まれない。この結果、次回の車両前進走行開始直後から、リザーバ70に溜まっているオイルを安定して汲み上げてモータ20に供給することができる。
以上説明した本実施形態のオイル供給装置10によれば、バッフルプレート90によってストレーナ装着管部83の側方および上方を覆ってリザーバ70のオイル溜め領域を、ストレーナ装着管部83が存在する第1領域A1と、ストレーナ装着管部83が存在しない第2領域A2とに仕切るとともに、オイル溜め領域の底部で第1領域A1と第2領域A2とを連通しているため、リザーバ70に溜まったオイルの油面が水平面に対して傾斜した場合でも、バッフルプレート90で囲まれた第1領域A1にオイルを満たしておくことができる。このため、吸入口81を油面下に維持して、オイルを安定的にモータ20に供給することができる。
また、吸入管80に設けた第1逆止弁85と戻し機構86とにより、車両のバック走行によりポンプ60が逆回転した場合であっても、気泡の混入したオイルがリザーバ70の第1領域A1に戻されない。従って、バッフルプレート90で囲まれた第1領域A1に気泡が溜まってしまうことが防止される。これにより、ポンプ60の正回転時においては、オイルを安定的にモータ20に供給することができる。
また、従来装置のように2組のポンプをユニットケーシング内に搭載する必要がなく、また、2組の吸入口をリザーバに設ける必要も無い。このため、本実施形態によれば、ポンプ60の搭載スペースを小さくすることができ、また、リザーバ70の容量を少なくすることができる。この結果、モータユニット1の小型化、軽量化を図ることができる。これに伴って、サスペンションの搭載スペースを拡大することができ、サスペンションの設計自由度が増す。また、バネ下重量を低減することができる。
以上、本実施形態のオイル供給装置について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、本実施形態においては、オイルをモータ20に供給しているが、更に、減速機構30に供給する構成であってもよい。また、バッフルプレート90の形状は、四角箱形状に限るものではなく、円筒箱形状など、任意の形状とすることができる。
1…インホイールモータユニット、5…ユニットケーシング、10…オイル供給装置、11…オイル吸入路、12…オイル供給路、20…モータ、30…減速機構、40…遊星歯車機構、50…オイル供給装置、60…ポンプ、70…リザーバ、71…底面、80…吸入管、81…吸入口、82…ストレーナ、83…ストレーナ装着管部、84…接続管部、85…第1逆止弁、86…戻し機構、87…戻し管、88…第2逆止弁、90…バッフルプレート、91,92,93,94…側板面部、95…上板面部、100…ホイール、110…アクスルハブ、A1…第1領域、A2…第2領域。

Claims (1)

  1. インホイールモータによって駆動される車輪に設けられ、
    冷却用のオイルを溜めるリザーバと、
    正回転により、前記リザーバに挿入された吸入管からオイルを汲み上げて前記インホイールモータに供給するポンプと
    を備えたオイル供給装置において、
    前記リザーバのオイルが溜められるオイル溜め領域に設けられ、前記吸入管の吸入口の側方および上方を覆って前記オイル溜め領域を前記吸入口が存在する第1領域と前記吸入口が存在しない第2領域とに仕切るとともに、前記オイル溜め領域の底部で前記第1領域と前記第2領域とを連通させる仕切部材と、
    前記吸入管に設けられ、前記リザーバから前記ポンプへ向かう前記オイルの流れを許容し、前記ポンプから前記リザーバへ向かう前記オイルの流れを阻止する逆止弁と、
    前記リザーバ内であって前記吸入管の逆止弁と前記ポンプとの間となるポンプ側吸入路に設けられ、前記ポンプが逆回転して前記ポンプ側吸入路の圧力が設定圧力より高くなった場合に開弁して、前記ポンプ側吸入路のオイルを前記リザーバの前記第2領域に戻す戻し機構と
    を備えたオイル供給装置。
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