JP6125265B2 - 積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池 - Google Patents

積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池 Download PDF

Info

Publication number
JP6125265B2
JP6125265B2 JP2013029756A JP2013029756A JP6125265B2 JP 6125265 B2 JP6125265 B2 JP 6125265B2 JP 2013029756 A JP2013029756 A JP 2013029756A JP 2013029756 A JP2013029756 A JP 2013029756A JP 6125265 B2 JP6125265 B2 JP 6125265B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
current collector
conductive layer
layer
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013029756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013254727A (ja
Inventor
井上 真一
真一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP2013029756A priority Critical patent/JP6125265B2/ja
Priority to US13/875,719 priority patent/US9490485B2/en
Priority to KR1020130050481A priority patent/KR20130124901A/ko
Priority to CN2013101648746A priority patent/CN103390753A/zh
Priority to TW102116258A priority patent/TWI620375B/zh
Publication of JP2013254727A publication Critical patent/JP2013254727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6125265B2 publication Critical patent/JP6125265B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/66Selection of materials
    • H01M4/668Composites of electroconductive material and synthetic resins
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M4/00Electrodes
    • H01M4/02Electrodes composed of, or comprising, active material
    • H01M4/64Carriers or collectors
    • H01M4/70Carriers or collectors characterised by shape or form
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01BCABLES; CONDUCTORS; INSULATORS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR CONDUCTIVE, INSULATING OR DIELECTRIC PROPERTIES
    • H01B13/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing conductors or cables
    • H01B13/0036Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/0413Large-sized flat cells or batteries for motive or stationary systems with plate-like electrodes
    • H01M10/0418Large-sized flat cells or batteries for motive or stationary systems with plate-like electrodes with bipolar electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/0436Small-sized flat cells or batteries for portable equipment
    • H01M10/044Small-sized flat cells or batteries for portable equipment with bipolar electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/049Processes for forming or storing electrodes in the battery container
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • H01M10/0525Rocking-chair batteries, i.e. batteries with lithium insertion or intercalation in both electrodes; Lithium-ion batteries
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/05Accumulators with non-aqueous electrolyte
    • H01M10/052Li-accumulators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Description

本発明は、積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池、詳しくは、リチウムイオン二次電池に好適に使用されるバイポーラ電池、それに備えられる集電体、積層型導電シートおよびその製造方法に関する。
電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)には、高いエネルギー密度および高い出力密度が要求される観点から、リチウムイオン二次電池が搭載されている。
リチウムイオン二次電池において、より一層高いエネルギー密度およびより一層高い出力密度を達成すべく、複数の集電体のそれぞれの両側に、正極活物質と負極活物質とがそれぞれ配置されたバイポーラ電池が検討されている。
近年、バイポーラ電池を軽量化して、単位質量当たりの出力密度を向上させるべく、例えば、高分子材料からなる集電体、集電体の一方の面に電気的に結合した正極、および、集電体の他方の面に電気的に結合した負極からなる電極と、複数の電極の間に配置された電解質層とからなるバイポーラ電池が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1で提案されるバイポーラ電池では、高分子材料からなる集電体は、金属箔からなる集電体に比べて、電解液の遮断性が低いため、リチウムイオンが集電体を積層方向に透過して、正極および負極間で液絡を生じるという不具合がある。
かかる不具合を解消すべく、導電性を有する樹脂層と、導電性を有し、面直方向へのイオンの透過を抑制する、少なくとも1層のイオン遮断層とを含む双極型電池用集電体が提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
特許文献2では、双極型電池用集電体を作製する方法として、樹脂層と、金属箔からなるイオン遮断層とを、熱圧着によって貼り合わせる方法や、樹脂層の上に、金属からなるイオン遮断層を、スパッタリングにより形成する方法が提案されている。
特開2006−190649号公報 特開2010−277862号公報
しかしながら、特許文献2で提案される貼り合わせでは、貼り合わせに必要な強度を確保すべく、金属箔を厚い厚みで準備し、その後、かかる金属箔を樹脂層に貼り合わせるので、双極型電池用集電体の軽量化を十分に図ることができないという不具合がある。
また、特許文献2で提案されるスパッタリングでは、製造コストが増大し、スパッタリングにより形成されたイオン遮断層にピンホールが発生し易いため、双極型電池用集電体のイオン遮断性が不十分であるという不具合がある。
本発明の目的は、製造コストが低減された積層型導電シートの製造方法、それにより得られ、イオン遮断性に優れるとともに、軽量化が図られた積層型導電シート、それからなる集電体、それを含み、より一層高いエネルギー密度、および、より一層高い出力密度を達成することのできるバイポーラ電池を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の積層型導電シートの製造方法は、支持基板を準備する工程、導電層を前記支持基板の厚み方向一方側に形成する工程、および、前記導電層を、樹脂を含有する樹脂含有層の少なくとも厚み方向一方面に転写する工程を備えることを特徴としている。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記導電層を前記樹脂含有層に転写する工程は、前記樹脂含有層を樹脂含有シートとして準備する工程、および、準備した前記樹脂含有シートと前記導電層とを積層する工程を備えることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記導電層を前記樹脂含有層に転写する工程は、前記樹脂含有層を、樹脂を含有するワニスを前記導電層に塗布することが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法において、前記導電層を前記支持基板の前記厚み方向一方側に形成する工程では、前記導電層をめっきにより形成することが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記支持基板の前記厚み方向一方面には、剥離層が形成されていることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記剥離層は、金属酸化物および/または不動態からなることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記支持基板は、ステンレスおよび/またはアルミニウムからなることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記導電層の厚みが、0.1μm以上5μm以下であることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記樹脂含有シートが、導電性であることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記樹脂は、熱可塑性樹脂および/または熱硬化性樹脂であることが好適である。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、前記樹脂含有層が、導電フィラーをさらに含有することが好適である。
また、本発明の積層型導電シートは、上記した積層型導電シートの製造方法により製造されていることを特徴としている。
また、本発明の集電体は、上記した積層型導電シートからなることを特徴としている。
また、本発明のバイポーラ電池は、互いに間隔を隔てて複数設けられる電極と、各前記電極間に配置される電解質層とを備えるバイポーラ電池であり、前記複数の電極の少なくとも1つは、上記した集電体と、前記集電体の厚み方向一方面に積層される正極と、前記集電体の厚み方向他方面に積層される負極とを備えることを特徴としている。
また、本発明のバイポーラ電池は、リチウムイオン二次電池として用いられることが好適である。
また、本発明のバイポーラ電池では、前記正極が、リチウム化合物を含有し、前記電解質層が、リチウム塩を含有することが好適である。
本発明の積層型導電シートの製造方法は、導電層を樹脂含有層の少なくとも厚み方向一方面に転写する簡便な方法によって、積層型導電シートを確実に製造することができる。
また、本発明の積層型導電シートの製造方法では、支持基板を準備し、導電層を支持基板の厚み方向一方面に形成するので、積層型導電シートの製造途中において、導電層を支持基板によって支持することができる。そのため、導電層を薄い厚みで準備および形成しながら、かかる導電層を樹脂含有層に転写できるので、導電層における欠陥の発生を防止することができる。
さらに、本発明の積層型導電シートは、導電層における欠陥の発生が防止されているので、イオン遮断性に優れる。また、本発明の積層型導電シートは、樹脂を含有する樹脂含有層を備えるので、軽量化を図ることができる。さらに、本発明の積層型導電シートは、導電層が薄い厚みで形成されるので、軽量化をより一層図ることができる。
従って、本発明の導電体を備えるバイポーラ電池は、軽量化が図られ、低コストで、かつ、高い信頼性を確保しながら、より一層高いエネルギー密度、および、より一層高い出力密度を達成することができる。
図1は、本発明の積層型導電シートの製造方法の一実施形態を説明する工程図であり、(a)は、支持基板を準備する工程、(b)は、導電層を支持基板の表側に形成する工程、(c)は、2つの導電層を樹脂含有シートの表側および裏側に対向配置する工程、(d)は、2つの導電層と樹脂含有シートとを積層する工程、(e)は、各支持基板を各導電層からそれぞれ剥離する工程を示す。 図2は、図1(e)に示す積層型導電シートからなる集電体を有する電極を複数備える、本発明のバイポーラ電池の一実施形態の断面図を示す。 図3は、図2に示すバイポーラ電池の充放電部の一部分解拡大図を示す。 図4は、本発明の積層型導電シートの製造方法の他の実施形態を説明する部分工程図であり、ワニスを導電層に塗布することにより樹脂含有層を形成する工程を示す。 図5は、本発明の積層型導電シートの製造方法の他の実施形態を説明する工程図であり、(a)は、支持基板を準備する工程、(b)は、導電層を支持基板の表側に形成する工程、(c)は、導電層と樹脂含有シートとを積層する工程、(d)は、支持基板を導電層から剥離する工程を示す。 図6は、比較例1の積層型導電シートの製造方法を説明する工程図であり、(a)は、樹脂含有シートを準備する工程、(b)は、導電層を樹脂含有シートの表面に形成する工程を示す。 図7は、実施例の評価で用いた炭酸ジエチル遮断試験の概略断面図を示す。 図8は、実施例3の導電層のSEM写真の画像処理図を示す。 図9は、比較例3の導電層のCCD写真の画像処理図を示す。
図1は、本発明の積層型導電シートの製造方法の一実施形態を説明する工程図であり、(a)は、支持基板を準備する工程、(b)は、導電層を支持基板の表側に形成する工程、(c)は、2つの導電層を樹脂含有シートの表側および裏側に対向配置する工程、(d)は、2つの導電層と樹脂含有シートとを積層する工程、(e)は、各支持基板を各導電層からそれぞれ剥離する工程を示す。図2は、図1(e)に示す積層型導電シートからなる集電体を有する電極を複数備える、本発明のバイポーラ電池の一実施形態の断面図を示す。図3は、図2に示すバイポーラ電池の充放電部の一部分解拡大図を示す。
なお、図2において、後述する導電層3、剥離層5および樹脂含有シート4は、電極10と電解質層11との相対配置を明瞭に示すために、省略している。
積層型導電シート1の製造方法は、図1(a)〜図1(e)に示すように、支持基板2を準備する工程(図1(a)参照)、導電層3を支持基板2の表側(厚み方向一方側)に形成する工程(図1(b)参照)、および、導電層3を、樹脂含有層の一例である樹脂含有シート4の表面(厚み方向一方面)および裏面(厚み方向他方面)に転写する工程(図1(c)〜図1(e)参照)を備えている。
この方法では、まず、図1(a)に示すように、支持基板2を準備する。
支持基板2は、例えば、略平板状をなし、金属基板、樹脂基板などが挙げられる。好ましくは、次に説明する導電層3を電解めっきで形成する観点から、金属基板が挙げられる。金属基板を形成する金属としては、例えば、アルミニウム、鉄、銅、ニッケル、クロム、それらを含む合金(ステンレスなど)などの導体が挙げられる。好ましくは、アルミニウム、ステンレス(具体的には、SUS304H−TAなどのSUS304シリーズなど)が挙げられる。
支持基板2は、単独使用または2種以上積層して準備することもできる。
支持基板2の厚みは、例えば、10μm以上100μm以下、好ましくは、10μm以上75μm以下、より好ましくは、10μm以上50μm以下である。
支持基板2の厚みが上記範囲外である場合には、作業性が低下する場合がある。
また、支持基板2の厚みが上記範囲を超える場合には、コストが増大する場合がある。さらに、支持基板2の厚みが上記範囲を超える場合には、さらに、支持基板2の厚みが上記範囲を超える場合には、次に説明する導電層3を電解めっきで形成する場合において、導通(通電)不良となり、導電層3の形成が困難になる場合がある。
一方、支持基板2の厚みが上記範囲未満の場合には、次に形成する導電層3を確実に支持することができない場合がある。
支持基板2の表面(厚み方向一方面)には、好ましくは、剥離層5が形成されている。
剥離層5は、次に説明する導電層3を樹脂含有シート4に転写する工程(図1(c)〜図1(e)参照)において、支持基板2を導電層3から容易に剥離するために、必要により設けられる。
剥離層5は、支持基板2の表面全面に積層されている。剥離層5を形成する剥離材料としては、例えば、次に説明する導電層3を電解めっきで形成する観点から、金属酸化物、不動態などの導体が挙げられる。
金属酸化物としては、例えば、上記した支持基板2を形成する金属の酸化物が挙げられ、具体的には、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、酸化クロム、複合酸化物などが挙げられる。
不動態としては、上記した支持基板2を形成する金属が不動態化したものが挙げられる。また、不動態は、上記した金属酸化物を含んでいてもよい。
これら導体は、単独使用または併用することができる。
剥離層5を支持基板2の表面に形成するには、例えば、金属酸化物から形成する場合には、例えば、スパッタリングなどが採用される。また、不動態から剥離層5を形成する場合には、(1)支持基板2を、硝酸、その他強力な酸化剤を含む溶液に浸漬する方法、(2)支持基板2を、酸素または清浄な空気中において低温加熱する方法、(3)支持基板2を、酸化剤を含む溶液中において陽極分極させる方法などが採用される。
剥離層5の厚みは、例えば、0.1〜50nm、好ましくは、1〜10nmである。
次いで、この方法では、図1(b)に示すように、導電層3を支持基板2の表側に形成する。
導電層3を形成する導体としては、例えば、銅、ニッケル、スズ、アルミニウム、鉄、クロム、チタン、金、銀、白金、ニオブ、および、それらを含む合金などの金属、例えば、ポリアニリン、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリフェニレンビニレン、ポリアクリロニトリル、ポリオキサジアゾールなどの導電性ポリマーなどが挙げられる。
導体として、好ましくは、金属、さらに好ましくは、銅が挙げられる。
導電層3を支持基板2の表側に形成する方法としては、導電層3を金属から形成する場合には、例えば、めっき、スパッタリングなどが挙げられる。一方、導電層3を導電性ポリマーから形成する場合には、例えば、導電性ポリマーを含むワニスを塗布し、その後、塗膜を乾燥する。
導電層3を形成する方法として、好ましくは、積層型導電シート1を後述するバイポーラ電池7の集電体6(図2参照)として用いる場合において、良好なイオン遮断性を得る観点から、めっきが挙げられ、より好ましくは、電解めっき、さらに好ましくは、電解銅めっきが挙げられる。
電解めっきでは、例えば、支持基板2が金属基板である場合には、支持基板2をめっき液に浸漬して、支持基板2に通電する。あるいは、剥離層5が形成されている場合には、剥離層5にも通電する。
めっき液としては、例えば、上記した金属のイオンが含まれている電解めっき液(めっき浴)が挙げられ、好ましくは、銅イオン(具体的には、硫酸銅に由来する銅イオン)が含まれている電解銅めっき液(電解銅めっき浴)が挙げられる。
また、めっき液は、例えば、金属のイオンとともに、酸、ハロゲンイオン、添加物などが含まれる水溶液として調製されている。
酸としては、例えば、硫酸、塩酸、硝酸などの無機酸が挙げられる。ハロゲンイオンは、ハロゲンを水に溶解させることにより生成されており、そのようなハロゲンとしては、例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられ、好ましくは、塩素が挙げられる。また、ハロゲンイオンは、上記した酸に由来するアニオンを含むこともできる。添加物としては、例えば、有機系添加物などが挙げられる。
電解めっきの条件は、適宜選択され、電流密度が、例えば、0.1〜5A/dm、好ましくは、0.5〜3A/dmであり、温度が、10〜30℃、好ましくは、常温(25℃)である。
これによって、導電層3が、支持基板2の表側に形成される。具体的には、導電層3は、支持基板2の表面全面に形成される。また、支持基板2の表面に剥離層5が形成されている場合には、導電層3は、剥離層5の表面全面に形成される。導電層3は、支持基板2によって、必要により形成される剥離層5を介して、支持されている。
導電層3および支持基板2は、導電層付支持基板18として構成される。
導電層3の厚みは、例えば、0.05μm以上5μm以下、好ましくは、0.1μm以上5μm以下、より好ましくは、0.3μm以上5μm以下である。
導電層3の厚みが上記範囲未満の場合には、積層型導電シート1を後述するバイポーラ電池7の集電体6(図2参照)として用いる場合において、良好なイオン遮断性を得ることができない場合がある。一方、導電層3の厚みが上記範囲を超える場合には、バイポーラ電池7(図2参照)の軽量化および小型化を達成することができない場合がある。
この方法では、その後、図1(c)〜図1(e)に示すように、導電層3を、樹脂含有シート4の表面および裏面に転写する。
導電層3を、樹脂含有シート4の表面および裏面に転写するには、具体的には、まず、図1(c)に示すように、支持基板2に支持される導電層3を2つ用意するとともに、樹脂含有シート4を用意する。
樹脂含有シート4は、例えば、導電層付支持基板18と同一サイズの略平板状をなし、樹脂を必須成分として含有するシートとして形成されている。
樹脂としては、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリスチレン−ポリイソブチレン−ポリスチレンブロック共重合体ゴム(SIBS)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)などのゴム系樹脂、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、ポリプロピレン(PP)、ポリブチレンなどのオレフィン系樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−ビニルアルコール共重合体などのエチレン共重合体、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)などのポリエステル、例えば、ポリメチルアクリレート(PMA)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)などのアクリル系重合体、その他、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、シリコーン樹脂などが挙げられる。
これら熱可塑性樹脂は、単独使用または併用することができる。
また、熱可塑性樹脂は、市販品を用いることができ、具体的には、SIBSTARシリーズ(カネカ社製)などが用いられる。
熱可塑性樹脂の軟化点は、例えば、60〜250℃、好ましくは、80〜200℃である。
熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリイミド、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂、熱硬化性ポリアミドイミド(PAI)などが挙げられる。
熱硬化性樹脂として、好ましくは、エポキシ樹脂、熱硬化性ポリアミドイミドが挙げられる。
エポキシ樹脂としては、例えば、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂(例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、水素添加ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ダイマー酸変性ビスフェノール型エポキシ樹脂など)、ノボラック型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂、トリフェニルメタン型エポキシ樹脂などの芳香族系エポキシ樹脂、例えば、トリエポキシプロピルイソシアヌレート、ヒダントインエポキシ樹脂などの含窒素環エポキシ樹脂、例えば、脂肪族型エポキシ樹脂、例えば、脂環式エポキシ樹脂、例えば、グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、例えば、グリシジルアミン型エポキシ樹脂などが挙げられる。
好ましくは、ビスフェノール型エポキシ樹脂、より好ましくは、ビスフェノールF型エポキシ樹脂が挙げられる。
エポキシ樹脂として、市販品を用いることができ、具体的には、YSLV−80XY(ビスフェノールF型エポキシ樹脂、新日鐵化学社製)などが用いられる。
また、エポキシ樹脂は、好ましくは、硬化剤および硬化促進剤を併用して、エポキシ樹脂組成物として調製される。
エポキシ樹脂の配合割合は、エポキシ樹脂組成物100質量部に対して、例えば、25質量部以上、好ましくは、50質量部以上であり、また、例えば、100質量部未満でもある。
硬化剤としては、例えば、フェノール化合物(フェノール樹脂を含む)、酸無水物化合物、アミド化合物、ヒドラジド化合物、イミダゾリン化合物、ユリア化合物、ポリスルフィド化合物などが挙げられる。好ましくは、フェノール化合物が挙げられる。
硬化剤として、市販品を用いることができ、具体的には、MEH7851SS(フェノール化合物、明和化成社製)などが用いられる。
硬化剤の配合割合は、エポキシ樹脂100質量部に対して、例えば、10〜200質量部、好ましくは、50〜150質量部である。
硬化促進剤は、触媒を含み、例えば、イミダゾール化合物、3級アミン化合物、リン化合物、4級アンモニウム塩化合物、有機金属塩化合物などが挙げられる。好ましくは、イミダゾール化合物が挙げられる。
イミダゾール化合物としては、例えば、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾールなどのヒドロキシル基含有イミダゾール化合物が挙げられる。
また、硬化促進剤は、市販品を用いることができ、例えば、2PHZ−PW(2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール、四国化成社製)、2P4MHZ−PW(2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール、四国化成社製)などが用いられる。
硬化促進剤は、単独使用または併用することができる。
硬化促進剤の配合割合は、硬化剤100質量部に対して、例えば、0.01〜15質量部、好ましくは、0.1〜10質量部である。
熱硬化性樹脂(Bステージ)の軟化点は、例えば、40〜100℃である。
樹脂は、単独使用または併用することができる。好ましくは、熱可塑性樹脂の単独使用、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂の併用が挙げられる。
熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂が併用される場合には、熱可塑性樹脂の配合割合は、熱硬化性樹脂100質量部に対して、例えば、10〜500質量部、好ましくは、50〜300質量部である。
また、樹脂含有シート4は、さらに、導電フィラーを含有することもできる。
導電フィラーとしては、例えば、金属系フィラー、炭素系フィラーなどが挙げられる。
金属系フィラーを形成する金属としては、例えば、銅、ニッケル、スズ、アルミニウム、鉄、クロム、チタン、金、銀、白金、ニオブ、これら金属を含む合金などが挙げられる。また、上記した金属の金属炭化物、金属窒化物、金属酸化物なども挙げられる。
炭素系フィラーを形成する炭素としては、例えば、黒鉛(グラファイト)、カーボンブラック(ファーネスブラック、アセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ)などが挙げられる。
好ましくは、軽量化の観点から、炭素系フィラーが挙げられる。
導電フィラーの形状は特に限定されず、例えば、球状、鱗状、薄片状、樹枝状、塊状(不定形)などが挙げられる。
導電フィラーの最大長さの平均値(球状の場合には、平均粒子径)は、例えば、0.01μm以上100μm以下、好ましくは、0.01μm以上50μm以下、より好ましくは、0.01μm以上40μm以下である。
導電フィラーの最大長さの平均値が上記範囲を超える場合には、導電層3、ひいては、積層型導電シート1の厚みが厚くなり、バイポーラ電池7(図2参照)の小型化に寄与できなくなる場合がある。一方、導電フィラーの最大長さの平均値が上記範囲未満の場合には、積層型導電シート1の導電性が低下する場合がある。
樹脂含有シート4は、導電フィラーを含有することにより、導電性が付与される。
導電フィラーの配合割合は、樹脂含有シート4に対して、例えば、1〜99質量%、好ましくは、10〜95質量%である。また、導電フィラーの配合割合は、樹脂100質量部に対して、例えば、5〜5000質量部、好ましくは、10〜2000質量部でもある。
樹脂含有シート4を用意するには、樹脂と必要により配合される導電フィラーとをドライブレンドして混合し、続いて、それらを混練機などによって混練体を調製する。
混練機として、例えば、ロール混練機、混練押出機、ニーダー混練機、バンバリミキサー、ヘンシェルミキサーまたはプラネタリミキサーなどが挙げられる。
混練では、例えば、樹脂の軟化点以上であって、かつ、樹脂が熱硬化性樹脂を含有する場合には、熱硬化性樹脂が硬化する温度未満(つまり、硬化しない温度)に加熱する。
加熱温度は、具体的には、熱可塑性樹脂を含む場合には、例えば、40〜200℃であり、一方、熱硬化性樹脂(および熱可塑性樹脂の両方)を含む場合には、例えば、40℃以上140℃未満である。
また、樹脂の混練は、各樹脂を一度に配合して、まとめて混練してもよく、また、各樹脂を分割して配合することもできる。
具体的には、樹脂が熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂組成物)を併有する場合には、熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂の一部(具体的には、エポキシ樹脂および硬化剤)を配合し、次いで、熱可塑性樹脂の軟化点以上であって、かつ、熱硬化性樹脂(エポキシ樹脂)が硬化しない温度未満(具体的には、100〜140℃)に加熱し、その後、熱硬化性樹脂の残部(具体的には、硬化促進剤)を配合して、さらに混練する。
混練体は、樹脂が熱硬化性樹脂を含有する場合には、Bステージとされている。
次いで、混練体を加工機によってシート状に加工する。加工機として、例えば、押出機、ロール、カレンダまたはプレス機などが挙げられる。好ましくは、プレス機が挙げられる。プレスにおける荷重は、例えば、1×10N〜100×10Nであり、また、100〜10000kgfでもある。
また、混練体をシート状に加工するときに、加熱する(具体的には、熱プレス)することもできる。温度は、例えば、上記した混練温度と同様である。なお、樹脂が熱硬化性樹脂を含有する場合には、混練体は、完全硬化することなく(Cステージとならず)、Bステージ状態を維持している。
これによって、樹脂含有シート4を用意する。
樹脂含有シート4の厚みは、例えば、0.01μm以上100μm以下、好ましくは、0.01μm以上50μm以下、より好ましくは、0.01μm以上30μm以下である。
樹脂含有シート4の厚みが上記範囲未満の場合には、樹脂含有シート4の取り扱いが困難となる場合がある。樹脂含有シート4の厚みが上記範囲を超える場合には、積層型導電シート1をバイポーラ電池7(図2参照)に設けるときに、電極10の厚みが厚くなり、バイポーラ電池7の小型化および軽量化の実現が困難となる場合がある。
別途、支持基板2に剥離層5を介して形成される導電層3を2つ用意する。
次いで、図1(c)に示すように、2つの導電層3(導電層付支持基板18)を樹脂含有シート4の表側および裏側に対向配置する。
次いで、図1(d)に示すように、2つの導電層3と1つの樹脂含有シート4とを積層する。
具体的には、2つの導電層3と樹脂含有シート4とを熱圧着により、それらを積層する。
熱圧着における加熱温度は、樹脂の軟化点以上であり、また、樹脂が熱硬化性樹脂を含有する場合には、熱硬化温度以上であって、具体的には、例えば、50〜250℃、好ましくは、60〜200℃、より好ましくは、80〜150℃である。また、加熱時間は、例えば、0.1〜30分間、好ましくは、1〜10分間である。圧力は、例えば、0.1〜100MPa、好ましくは、1〜50MPaである。
樹脂が熱硬化性樹脂を含有する場合には、熱圧着によって完全硬化して、Cステージとなる。
また、熱圧着は、減圧雰囲気下で実施することもできる。減圧度(真空度)は、例えば、1kPa〜3kPaである。
熱圧着では、例えば、真空プレス機などが用いられる。
これによって、2つの導電層3と樹脂含有シート4とを積層する。
つまり、2つの導電層3によって厚み方向において樹脂含有シート4を隙間なく挟み込む。詳しくは、上記した熱圧着によって、樹脂が熱可塑性樹脂を含有する場合には、熱可塑性樹脂が軟化するので、樹脂含有シート4の導電層3に対する密着性が向上する。また、樹脂が熱硬化性樹脂を含有する場合には、熱硬化性樹脂が硬化するので、樹脂含有シート4の導電層3に対する密着性が向上する。
その後、図1(d)の矢印、仮想線および図1(e)に示すように、2つの支持基板2のそれぞれを2つの導電層3のそれぞれから剥離する。
具体的には、熱圧着された2つの導電層3と樹脂含有シート4とを、例えば、20〜40℃、具体的には、室温程度に冷却した後、2つの支持基板2のそれぞれを対応する導電層3から引き剥がす。これによって、支持基板2は、剥離層5とともに導電層3から引き剥がされる。
これによって、図1(e)に示すように、樹脂含有シート4と、その両面に形成される2つの導電層3とを備える積層型導電シート1を得る。
積層型導電シート1の厚みは、例えば、5〜300μm、好ましくは、10〜200μmである。
そして、この積層型導電シート1の製造方法は、導電層3を樹脂含有シート4の表面に転写する簡便な方法によって、積層型導電シート1を確実に製造することができる。
また、この積層型導電シート1の製造方法では、支持基板2を準備し、導電層3を支持基板2の表面に形成するので、積層型導電シート1の製造途中において、導電層3を支持基板2によって支持することができる。そのため、導電層3を薄い厚みで準備および形成しながら、かかる導電層3を樹脂含有シート4に転写できるので、導電層3におけるピンホールなどの欠陥の発生を防止することができる。
さらに、この積層型導電シート1は、導電層3における欠陥の発生が防止されているので、イオン遮断性に優れる。また、本発明の積層型導電シート1は、樹脂を含有する樹脂含有シート4を備えるので、軽量化を図ることができる。さらに、この積層型導電シート1は、導電層3が薄い厚みで形成されるので、軽量化をより一層図ることができる。
また、上記した方法は、導電層3を樹脂含有シート4に転写する工程は、樹脂含有シート4を準備する工程、および、準備した樹脂含有シート4と導電層3とを積層する工程を備えるので、樹脂含有シート4を簡単に形成することができる。
この積層型導電シート1は、各種装置の導電シートとして用いることができる。
具体的には、積層型導電シート1を、例えば、バイポーラ電池(双極型電池)の集電体として用いることができる。
次に、図2および図3を参照して、図1(e)に示す積層型導電シート1を、集電体6として備えるバイポーラ電池7について、説明する。
図2において、バイポーラ電池7は、双極型リチウムイオン二次電池であって、充放電反応が進行する充放電部8と、充放電部8を収容する外装材9とを備える。
充放電部8は、略平板状に形成されており、互いに間隔を隔てて複数設けられる電極10と、各電極10間に配置される電解質層11とを備える。
電極10は、厚み方向に複数積層されており、厚み方向一端(最表側)および厚み方向いる他端(最裏側)に形成される2つの末端電極13と、2つの末端電極13の間に配置される複数の主電極12とを備える。
主電極12のそれぞれは、双極型電極であり、具体的には、図3に示すように、集電体6と、集電体6の表面(厚み方向一方面)に積層される正極14と、集電体6の裏面(厚み方向他方面)に積層される負極15とを備える。
正極14は、集電体6の端部(厚み方向に直交する面方向周端部)を露出するパターンで、集電体6の表面に形成されている。
正極14は、正極活物質を必須成分として含有し、バインダを任意成分として含有する正極材料から形成されている。
正極活物質としては、双極型リチウムイオン二次電池で用いられる正極活物質であれば特に限定されず、例えば、リチウム化合物が挙げられる。リチウム化合物としては、例えば、LiCoO、LiNiO、Li(Ni−Co−Mn)Oなどのリチウム−遷移金属複合酸化物(リチウム系複合酸化物)、例えば、リチウム−遷移金属リン酸化合物、例えば、リチウム−遷移金属硫酸化合物などが挙げられる。
正極活物質は、単独使用または併用することができる。
正極活物質としては、好ましくは、容量、出力特性の観点から、リチウム−遷移金属複合酸化物が挙げられる。
バインダとしては、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルニトリル(PEN)、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリアミド、セルロース、カルボキシメチルセルロース(CMC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム、エチレン・プロピレン・ジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体およびその水素添加物、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体およびその水素添加物、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン・テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン・クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−HFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−HFP−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−PFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−PFP−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−PFMVE−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−CTFE系フッ素ゴム)などのビニリデンフルオライド系フッ素ゴム、エポキシ樹脂などが挙げられる。
バインダは、単独使用または併用することができる。
好ましくは、PVdF、ポリイミド、スチレン・ブタジエンゴム、CMC、ポリプロピレン、PTFE、ポリアクリロニトリル、ポリアミドが挙げられる。
バインダの配合割合は、正極材料100質量部に対して、例えば、0.5〜15質量部であり、好ましくは、1〜10質量部である。
また、正極材料には、例えば、導電助剤、電解質塩、イオン伝導性ポリマーなどの添加剤を適宜の割合で添加することができる。
導電助剤としては、例えば、上記した炭素系フィラーなどが挙げられる。
電解質塩としては、例えば、Li(CSON、LiPF、LiBF、LiClO、LiAsF、LiCFSOなどのリチウム塩が挙げられる。
イオン伝導性ポリマーとしては、例えば、ポリエチレンオキシド(PEO)系、ポリプロピレンオキシド(PPO)系などのポリアルキレンオキシドが挙げられる。
正極14を集電体6の表面に積層するには、例えば、上記した正極材料を、例えば、N−メチルピロリドン(NMP)、ジメチルカーボネート(DMC)、アセトニトリルなどの溶媒に適宜の割合で配合して、スラリーを調製する。次いで、スラリーを集電体6の表面に塗布し、その後、塗膜を加熱により乾燥させる。
これにより、正極14を集電体6の表面に上記したパターンで形成する。
負極15は、集電体6の端部(面方向周端部)を露出するように、集電体6の裏面に形成されており、具体的には、厚み方向に投影したときに、正極14のパターンと同一パターンとなるように、形成されている。
また、負極15は、負極活物質を必須成分として含有し、バインダを任意成分として含有する負極材料から形成されている。
負極活物質としては、双極型リチウムイオン二次電池で用いられる負極活物質であれば特に限定されず、例えば、グラファイト、ソフトカーボン、ハードカーボンなどの炭素活物質、リチウム−遷移金属複合酸化物(例えば、LiTi12)、金属活物質、リチウム合金系負極活物質などが挙げられる。
負極活物質は、単独使用または併用することができる。
負極活物質としては、好ましくは、容量、出力特性の観点から、炭素活物質、リチウム−遷移金属複合酸化物が挙げられる。
バインダは、正極材料で例示したバインダが挙げられる。バインダの配合割合は、上記と同様である。
また、負極材料には、例えば、正極材料で例示した添加剤を適宜の割合で添加することができる。
負極15を集電体6の裏面に積層するには、例えば、上記した負極材料を上記した溶媒に適宜の割合で配合して、スラリーを調製する。次いで、スラリーを集電体6の裏面に塗布し、その後、塗膜を加熱により乾燥させる。
これにより、負極15を集電体6の裏面に上記したパターンで形成する。
そして、複数の主電極12は、厚み方向において、複数の電解質層11を介して積層されている。つまり、厚み方向に隣接する複数の主電極12の間に、電解質層11が介在しており、より具体的には、主電極12と電解質層11とが厚み方向に順次交互に積層されている。
また、一の主電極12Aの正極14と、一の主電極12Aに隣接する他の主電極12Bの負極15とが、厚み方向に対向配置され、かつ、電解質層11がそれらの間に介在し、それらに挟まれるように、各主電極12および各電解質層11が交互に積層されている。
電解質層11は、略平板状をなし、隣接する主電極12の間において、電解質を保持できるように構成されている。
電解質としては、例えば、液体電解質、固体電解質が挙げられる。
液体電解質は、支持塩が有機溶媒に溶解した形態を有する。有機溶媒としては、例えば、エチレンカーボネート(EC)やプロピレンカーボネート(PC)などのカーボネート類が挙げられる。また、支持塩としては、例えば、リチウム塩が挙げられる。
一方、固体電解質としては、例えば、電解液を含むゲル電解質、電解液を含まない真性固体電解質が挙げられる。
ゲル電解質は、上記したイオン伝導性ポリマーからなるマトリックスポリマーに、上記した液体電解質が分散されることにより形成される。
なお、電解質層11が液体電解質やゲル電解質から形成される場合には、電解質層11には、セパレータを設けることもできる。セパレータとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンからなる微多孔膜などが挙げられる。
真性固体電解質は、上記のマトリックスポリマーに支持塩が溶解することにより調製されており、有機溶媒(可塑剤など)を含まない。
そして、正極14(具体的には、一の主電極12Aの正極14)と、電解質層11と、負極15(正極14と電解質層11を挟む負極15、具体的には、他の主電極12Bの負極15)とは、1つの単電池層23を構成する。
これによって、バイポーラ電池7は、単電池層23が複数積層されることにより、形成されている。互いに隣接する単電池層23の間には、集電体6が介在している。
図2に示すように、2つの末端電極13のそれぞれは、集電体6と、集電体6の表面または裏面に形成される、正極14および負極15のいずれか一方とを備えている。
具体的には、正極側(最裏側)の末端電極13aは、集電体6と、その表面に積層される正極14とを備える一方、負極15を備えていない。
正極側の末端電極13aの裏面には、正極集電板16が設けられている。
正極集電板16は、正極側の末端電極13aの裏面を被覆する被覆部と、被覆部から面方向一方向(図2における右方向)に延出する延出部とを一体的に備えている。
負極側(最表側)の末端電極13bは、集電体6と、その裏面に積層される負極15とを備える一方、正極14を備えていない。
負極側の末端電極13bの表面には、負極集電板17が設けられている。
負極集電板17は、負極側の末端電極13bの表面を被覆する被覆部と、被覆部から面方向他方向(図2における左方向)に延出する延出部とを一定的に備えている。
外装材9としては、例えば、金属ケース、あるいは、袋状のラミネートフィルムが挙げられる。好ましくは、高出力化や冷却性能に優れ、バイポーラ電池7をEVおよび/またはHEVに搭載する観点から、ラミネートフィルムが挙げられる。ラミネートフィルムとしては、例えば、PPと、アルミニウムと、ナイロン(ポリアミド)とをこの順に積層して形成される3層構造のラミネートフィルムなどが挙げられる。
外装材9は、充放電部8を封止する。一方、外装材9は、正極集電板16および負極集電板17の延出部の遊端部をそれぞれ露出する。
そして、バイポーラ電池7の放電(発電)時には、正極集電板16および負極集電板17において外装材9から露出する遊端部を介して、充放電部8における放電反応に基づく電気を取り出す一方、バイポーラ電池7の充電(蓄電)時には、かかる遊端部から充放電部8を介して充放電部8に電気を供給する。
そして、上記した集電体6を備えるバイポーラ電池7は、軽量化が図られ、低コストで、かつ、高い信頼性を確保しながら、より一層高いエネルギー密度、および、より一層高い出力密度を達成することができる。
このようなバイポーラ電池7は、EV、HEVなどの車両に搭載されて、駆動用電源として利用される。あるいは、バイポーラ電池7を、例えば、無停電電源装置などの載置用電源として利用することもできる。
また、図1の実施形態では、支持基板2の表面に、剥離層5を形成しているが、例えば、図示しないが、支持基板2の表面に剥離層5を形成することなく、導電層3を、支持基板2の表面と直接接触するように、形成することもできる。
好ましくは、図1の実施形態のように、支持基板2の表面に、剥離層5を形成する。
これによって、図1(d)の仮想線および図1(e)に示すように、支持基板2を導電層3から容易かつ確実に剥離することができる。
図4は、本発明の積層型導電シートの製造方法の他の実施形態を説明する部分工程図であり、ワニスを導電層に塗布することにより樹脂含有層を形成する工程を示す。図5は、本発明の積層型導電シートの製造方法の他の実施形態を説明する工程図であり、(a)は、支持基板を準備する工程、(b)は、導電層を支持基板の表側に形成する工程、(c)は、導電層と樹脂含有シートとを積層する工程、(d)は、支持基板を導電層から剥離する工程を示す。
なお、上記した各部に対応する部材については、以降の各図面において同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
なお、図1の実施形態では、導電層3を、樹脂含有シート4の表面に転写する工程(図1(c)〜図1(e))において、図1(c)に示すように、樹脂および必要により導電フィラーを含有するシートから樹脂含有シート4を予め形成して準備し、次いで、図1(d)に示すように、準備した樹脂含有シート4に導電層3を積層している。しかしながら、図4が参照されるように、例えば、樹脂および必要により導電フィラーを含有するワニスを調製し、次いで、図4の下側図に示すように、調製したワニスを導電層3の表面に塗布して塗膜を形成し、その後、必要により、塗膜を加熱することにより、樹脂含有層4’と導電層3とを積層することもできる。
ワニスには、必要により、例えば、溶媒、分散剤を配合することもできる。
溶媒としては、例えば、酢酸エチル、メチルエチルケトン、n−メチルピロリドンなどが挙げられ、その配合割合は、樹脂100質量部に対して、例えば、30〜2700質量部、好ましくは、90〜1200質量部である。
分散剤としては、特に限定されず、例えば、界面活性剤、ポリマー系分散剤などが挙げられ、その配合割合は、適宜設定される。
塗膜の加熱条件は、温度が、例えば、30〜450℃、好ましくは、50〜350℃であり、また、時間が、例えば、0.1〜200分間、好ましくは、1〜100分間である。また、加熱を異なる温度で実施してもよく、例えば、第1段階目の加熱(具体的には、乾燥)と、第1段階目より加熱温度および加熱時間を上回る、第2段階目の加熱(具体的には、硬化、すなわち、キュア)とを順次実施することができる。第1段階目の温度が、例えば、50〜200℃、好ましくは、70〜150℃であり、また、第1段階目の時間が、例えば、1〜30分間、好ましくは、5〜20分間である。また、第2段階目の温度が、例えば、150〜420℃、好ましくは、250〜370℃であり、また、第2段階目の時間が、例えば、10〜200分間、好ましくは、20〜150分間である。
その後、図4および図1(d)に示すように、表面に導電層3が積層された樹脂含有層4’の裏面に、別の導電層3を積層することもできる。
あるいは、図示しないが、導電層3が積層された2つの樹脂含有層4’を準備し、2つの樹脂含有層4’を、互いに接触するように、積層することもできる。
この方法によれば、予め樹脂含有シート4を準備することなく、樹脂含有層4’を導電層3に積層できるので、製造方法を簡便にすることができる。
図1の実施形態では、2つの導電層3のそれぞれを樹脂含有シート4の表面および裏面のそれぞれに転写しているが、例えば、図5に示すように、1つの導電層3を樹脂含有シート4の表面(厚み方向一方面)のみに転写することもできる。
図5の実施形態では、まず、図5(a)に示すように、支持基板2を準備し、次いで、図5(b)に示すように、導電層3を支持基板2の表側に積層する。その後、図5(c)および図5(d)に示すように、1つの導電層3を、樹脂含有シート4の表面に転写する。
具体的に、導電層3を樹脂含有シート4の表面に転写するには、図5(c)に示すように、1つの導電層3と1つの樹脂含有シート4とを積層し、次いで、図5(c)の仮想線に示すように、支持基板2を導電層3から剥離する。
これにより、図5(d)に示すように、樹脂含有シート4と、その表面(片面)に形成される導電層3とを備える積層型導電シート1を得る。
この積層型導電シート1をバイポーラ電池7の主電極12の集電体6(図2参照)として用いるには、図5の仮想線で示すように、積層型導電シート1の裏面に、正極14を設け、積層型導電シート1の表面に、負極15を設けることにより、正極14および負極15を備える主電極12を作製する。
そして、図2が参照されるように、かかる主電極12を備えるバイポーラ電池7を得る。
図5の実施形態によれば、図1〜3の実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、図5の実施形態では、図5(c)および図5(d)に示すように、1つの導電層3を、樹脂含有シート4の表面に転写しているが、例えば、図示しないが、まず、上記した樹脂および必要により導電フィラーを含有するワニスを調製し、次いで、調製したワニスを導電層3の表面に塗布して塗膜を形成し、その後、必要により、塗膜を加熱により乾燥させることにより、樹脂含有層4’と導電層3とを積層することもできる。
また、図5(a)および図5(b)の仮想線で示すように、剥離層5を支持基板2の両面に設けることもできる。
また、図2および図3の実施形態では、本発明のバイポーラ電池を、リチウムイオン二次電池として説明しているが、これに限定されず、例えば、ナトリウムイオン二次電池、カリウムイオン二次電池、ニッケル水素二次電池、ニッケルカドミウム二次電池、ニッケル水素電池などとして用いることもできる。
以下に、作製例、実施例および比較例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、何らそれらに限定されない。
(作製例A)
(熱可塑性樹脂を含有する樹脂含有シート)
カーボンブラック(EC300J 平均粒子径39.5μm ライオン社製)16質量部、SIBS(SIBSTAR072T カネカ社製)84質量部をドライブレンドし、ラボブラストミルにて、170℃、30rpmで30分混練し、混練体を得た。
その後、得られた混練体を20mm角の大きさに加工し、プレス機にて、140℃、荷重3000kgfで、5分間プレスすることによりシート状に加工して、厚み100μmの樹脂含有シートを得た。
(作製例B)
(熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂を含有する樹脂含有シート)
カーボンブラック(EC300J 平均粒子径39.5μm ライオン社製)16質量部、エポキシ樹脂(YSLV−80XY ビスフェノールF型エポキシ樹脂 新日鐵化学社製)26質量部、フェノール樹脂(MEH7851SS 明和化成社製)25質量部、SIBS(SIBSTAR072T カネカ社製)33質量部をドライブレンドし、ラボブラストミルにて、170℃、30rpmで30分混練した後、樹脂温度が120℃になったことを確認した後、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール(2PHZ−PW 触媒(硬化促進剤) 四国化成社製)0.5質量部を添加し、ラボブラストミルにて、120℃、30rpmで、10分間混練し、混練体を得た。
その後、得られた混練体を20mm角の大きさにし、プレス機にて、120℃、荷重3000kgfで、5分間プレスすることによりシート状に加工して、厚み100μmの樹脂含有シート(Bステージ)を得た。
(作製例C)
(熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂を含有する樹脂含有シート)
カーボンブラック(EC300J 平均粒子径39.5μm ライオン社製)18質量部、黒鉛(JB−5 鱗状 最大長さの平均値50μm 日本黒鉛社製)42質量部、エポキシ樹脂(YSLV−80XY ビスフェノールF型エポキシ樹脂 新日鐵化学社製)13質量部、フェノール樹脂(MEH7851SS 明和化成社製)14質量部、SIBS(SIBSTAR072T カネカ社製)13質量部をドライブレンドし、ラボブラストミルにて、170℃、30rpmで、30分間混練した後、樹脂温度が120℃になったことを確認した後、触媒(2PHZ−PW 四国化成社製)0.5質量部を添加し、ラボブラストミルにて120℃、30rpm、10分混練し、Bステージの混練体を得た。
その後、得られた混練体を20mm角の大きさにし、プレス機にて、120℃、荷重3000kgfで、5分間プレスすることによりシート状に加工して、硬化させた。これによって、厚み100μmの樹脂含有シートを得た。
(作製例D)
(熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂を含有する樹脂含有シート)
銅粉(HWQ−20 球状 平均粒子径20μm 福田金属箔粉工業社製)93質量部、エポキシ樹脂(YSLV−80XY ビスフェノールF型エポキシ樹脂 新日鐵化学社製)2質量部、フェノール樹脂(MEH7851SS 明和化成社製)2質量部、SIBS(SIBSTAR072T カネカ社製)3質量部をドライブレンドし、ラボブラストミルにて170℃/30rpm/30分混練した後、樹脂温度が120℃になったことを確認した後、2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール(2PHZ−PW 触媒(硬化促進剤) 四国化成社製)0.5質量部を添加し、ラボブラストミルにて120℃/30rpm/10分混練し、Bステージの混練体を得た。
その後、得られた混練体を20mm角の大きさにし、プレス機にて、120℃、荷重3000kgfで、5分間プレスすることによりシート状に加工して、硬化させた。これによって、厚み100μmのCステージの樹脂含有シートを得た。
樹脂含有シートの処方を表1に示す。
(作製例1)
(支持基板:ステンレス/導電層:銅)
支持基板としてSUS304H−TA(ステンレス箔、厚み50μm、新日鐵マテリアルズ社製)を準備した。なお、支持基板の表面および裏面には、不導体からなる厚み5nmの剥離層が形成されていた。
続いて、硫酸銅(日鉱金属社製)、硫酸(和光純薬社製)、塩素(和光純薬社製)、有機添加物(日本エレクトロプレーティングエンジニヤーズ社製 CC−1220)を、下記濃度となるように水に配合して、電解銅めっき液を調製した。
硫酸銅(日鉱金属社製) 70g/L
硫酸(和光純薬社製) 180g/L
塩素(和光純薬社製) 40mg/L (塩素イオン含有)
有機添加物 3mL/L
(日本エレクトロプレーティングエンジニヤーズ社製
CC−1220)
次いで、電解銅めっき液に、陰極として支持基板と、陽極として銅板とを浸漬し、電解液温度25℃、電流密度1.3A/dmの条件で、電解銅めっき液をバブリングしながら、電解銅めっきを実施して、表2に記載の厚みの導電層を支持基板の表側(および裏側)に形成した(図5(a)参照)。詳しくは、支持基板の表側の剥離層の表面、および、支持基板の裏側の剥離層の裏面に、導電層を形成した。
つまり、支持基板付導電層を作製した。
(作製例2)
(支持基板:アルミニウム/導電層:銅)
支持基板として、SUS304H−TA(ステンレス箔)に代えて、アルミニウム箔(竹内金属粉工業社製)を準備した以外は、製造例1と同様に処理して、表2に記載の厚みの導電層を支持基板の表側(および裏側)に形成した。
(実施例1〜7)
(導電層の転写)
樹脂含有シート(作製例A〜D)と支持基板付導電層(作製例1および2)とをそれぞれ準備した(図5(b)参照)。具体的には、導電層を樹脂含有シートの表側に対向配置した。
次いで、導電層を樹脂含有シートに転写した(図5(c)および図5(d)参照)。
具体的には、まず、支持基板付導電層と樹脂含有シートとを熱圧着により、それらを積層した。詳しくは、導電層が樹脂含有シートに隣接するように、支持基板付導電層と樹脂含有シートとを重ねて、それらを真空プレス機(真空度1.3kPa)を用いて、140℃、10MPaで、2分間、熱圧着した(図5(c)参照)。
なお、熱硬化性樹脂を含有する作製例B〜Dを用いた実施例2〜7の樹脂含有シートは、完全硬化した(Cステージとなった)。
熱圧着後、それらを室温に冷却した後、支持基板を導電層から引き剥がした(図5(c)の仮想線参照)。
これによって、導電層を樹脂含有シートに転写した。
これによって、積層型導電シートを作製した(図5(e)参照)。
(実施例7)
ポリアミドイミド100質量部、カーボンブラック20質量部、および、n−メチルピロリドン700質量部を含有するワニスを調製した。続いて、ワニスを、支持基板付導電層(作製例1)の表面に塗布して塗膜を形成し、その後、塗膜を、100℃で10分間加熱して乾燥させ、続いて、250℃で30分間加熱して硬化させた。これにより、樹脂含有層と導電層とを積層した(図4参照)。
その後、支持基板を導電層から引き剥がした(図5(d)の仮想線参照)。
これによって、導電層を樹脂含有シートに転写した。
これによって、積層型導電シートを作製した(図5(e)参照)。
(実施例8)
ポリアミドイミド100質量部に代えてポリイミド100質量部を用い、塗膜の加熱(硬化)温度を、250℃から350℃に変更し、また、加熱(硬化)時間を30分間から60分間に変更した以外は、実施例7と同様に処理して、積層型導電シートを作製した。
(比較例1〜3)
(導電層の直接形成)
硫酸銅(日鉱金属社製)、硫酸(和光純薬社製)、塩素(和光純薬社製)、有機添加物(日本エレクトロプレーティングエンジニヤーズ社製 CC−1220)を、下記濃度となるように水に配合して、電解銅めっき液を調製した。
硫酸銅(日鉱金属社製) 70g/L
硫酸(和光純薬社製) 180g/L
塩素(和光純薬社製) 40mg/L (塩素イオン含有)
有機添加物 3mL/L
(日本エレクトロプレーティングエンジニヤーズ社製
CC−1220)
次いで、電解銅めっき液に、陰極として、作製例Cで作製した樹脂含有シート(図6(a)参照)と、陽極として銅板とを浸漬し、電解液温度25℃、電流密度1.3A/dmの条件で、電解銅めっき液をバブリングしながら、電解銅めっきを実施して、表2に記載の厚みの導電層を樹脂含有シートの表面に形成した(図6(b)参照)。
つまり、導電層を樹脂含有シートに直接作製した。
これによって、積層型導電シートを作製した。
(評価)
(外観評価)
積層型導電シートの外観を目視で観察し、下記の基準で評価した。その結果を表2に示す。
○:ムラや破れが観察されなかった。
×:ムラが観察された。
(ピンホール)
光学顕微鏡およびSEMにて、導電層の表面を観察した。その結果を表2に示す。また、実施例3のSEM写真および比較例3の光学顕微鏡のCCD写真をそれぞれ、図8および図9に示す。
○:ピンホールが全く観察されなかった。
△:内径500nm以上のピンホールが観察されなかった。
×:内径500nm以上のピンホールが観察された。
(質量変化率/イオン遮断性評価)
まず、積層型導電シートを3×3cmの大きさに裁断した。
次いで、図7に示すように、内径18mmの透湿カップ19の中に炭酸ジエチル20を2ml入れ、積層型導電シート1を透湿カップ19の開口部を被覆するように設置し、積層型導電シート1と透湿カップ19との間から炭酸ジエチル20がもれないように、ネジ22付の蓋21を用いて、積層型導電シート1を透湿カップ19の開口部に固定した。詳しくは、湿カップ19は、炭酸ジエチル20と導電層3(図5(d)参照)とが接触するように、上下反転して設置した。そして、25℃で168時間放置して、炭酸ジエチル遮断試験を実施した。
その後、試験前後の炭酸ジエチルの前後の質量を測定して、炭酸ジエチルの質量変化を算出するとともに、下記の基準でイオン遮断性を評価した。その結果を表2に示す。
○:質量変化率(%)が0%以上1%未満であった。
△:質量変化率(%)が1%以上2%以下%であった。
×:質量変化率(%)が2.0%超過した。
なお、質量変化率は、下記の式とした。
質量変化率(%)[(試験後の炭酸ジエチル質量−仕込みの炭酸ジエチル質量)/仕込みの炭酸ジエチル質量]×100
1 積層型導電シート
2 支持基板
3 導電層
4 樹脂含有シート
4’樹脂含有層
6 集電体
10バイポーラ電池
12電極
14正極
15負極

Claims (16)

  1. 支持基板を準備する工程、
    剥離層を、前記支持基板の前記厚み方向一方面に形成する工程
    導電層を前記剥離層の厚み方向一方に形成する工程、および、
    前記導電層を、樹脂を含有する樹脂含有層の少なくとも厚み方向一方面に転写する工程
    を備えることを特徴とする、集電体の製造方法。
  2. 前記剥離層は、金属酸化物および/または不動態からなることを特徴とする、請求項に記載の集電体の製造方法。
  3. 前記樹脂含有層が、導電性であることを特徴とする、請求項1または2に記載の集電体の製造方法。
  4. 支持基板を準備する工程、
    導電層を前記支持基板の厚み方向一方側に形成する工程、および、
    前記導電層を、樹脂を含有する樹脂含有層の少なくとも厚み方向一方面に転写する工程
    を備え
    前記樹脂含有層が、導電性であることを特徴とする、集電体の製造方法。
  5. 前記支持基板の前記厚み方向一方面には、剥離層が形成されていることを特徴とする、請求項に記載の集電体の製造方法。
  6. 前記剥離層は、金属酸化物および/または不動態からなることを特徴とする、請求項5に記載の集電体の製造方法。
  7. 前記導電層を前記樹脂含有層に転写する工程は、
    前記樹脂含有層を樹脂含有シートとして準備する工程、および、
    準備した前記樹脂含有シートと前記導電層とを積層する工程
    を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の集電体の製造方法。
  8. 前記導電層を前記樹脂含有層に転写する工程は、前記樹脂含有層を、樹脂を含有するワニスを前記導電層に塗布することにより、形成する工程を備えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の集電体の製造方法。
  9. 前記導電層を前記支持基板の前記厚み方向一方側に形成する工程では、前記導電層をめっきにより形成することを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の集電体の製造方法。
  10. 前記支持基板は、ステンレスまたはアルミニウムからなることを特徴とする、請求項1〜のいずれか一項に記載の集電体の製造方法。
  11. 前記導電層の厚みが、0.1μm以上5μm以下であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の集電体の製造方法。
  12. 前記樹脂は、熱可塑性樹脂および/または熱硬化性樹脂であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の集電体の製造方法。
  13. 前記樹脂含有層が、導電フィラーをさらに含有することを特徴とする、請求項1〜12のいずれか一項に記載の集電体の製造方法。
  14. 互いに間隔を隔てて複数設けられる電極と、
    各前記電極間に配置される電解質層とを備えるバイポーラ電池の製造方法であり、
    前記複数の電極の少なくとも1つは、
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の集電体の製造方法により得られる集電体を用意する工程、
    正極を前記集電体の厚み方向一方面に積層する工程と、
    負極を前記集電体の厚み方向他方面に積層する工程とを備えることを特徴とする、バイポーラ電池の製造方法
  15. リチウムイオン二次電池の製造方法として用いられることを特徴とする、請求項14に記載のバイポーラ電池の製造方法
  16. 前記正極が、リチウム化合物を含有し、
    前記電解質層が、リチウム塩を含有することを特徴とする、請求項15に記載のバイポーラ電池の製造方法
JP2013029756A 2012-05-07 2013-02-19 積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池 Active JP6125265B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013029756A JP6125265B2 (ja) 2012-05-07 2013-02-19 積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池
US13/875,719 US9490485B2 (en) 2012-05-07 2013-05-02 Laminated electrically conductive sheet, producing method thereof, current collector, and bipolar battery
KR1020130050481A KR20130124901A (ko) 2012-05-07 2013-05-06 적층형 도전 시트, 그의 제조 방법, 집전체 및 쌍극성 전지
CN2013101648746A CN103390753A (zh) 2012-05-07 2013-05-07 层叠型导电片、其制造方法、集流体以及双极性电池
TW102116258A TWI620375B (zh) 2012-05-07 2013-05-07 積層型導電片、集電體之製造方法、集電體及雙極電池

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012106057 2012-05-07
JP2012106057 2012-05-07
JP2013029756A JP6125265B2 (ja) 2012-05-07 2013-02-19 積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013254727A JP2013254727A (ja) 2013-12-19
JP6125265B2 true JP6125265B2 (ja) 2017-05-10

Family

ID=49512749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013029756A Active JP6125265B2 (ja) 2012-05-07 2013-02-19 積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9490485B2 (ja)
JP (1) JP6125265B2 (ja)
KR (1) KR20130124901A (ja)
CN (1) CN103390753A (ja)
TW (1) TWI620375B (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013172256A1 (ja) * 2012-05-15 2013-11-21 古河スカイ株式会社 集電体、電極構造体、非水電解質電池及び蓄電部品、集電体の製造方法
KR20150048707A (ko) * 2012-08-30 2015-05-07 가부시키가이샤 가네카 전지용 집전체 및 이를 사용한 전지
JP2014167849A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Nitto Denko Corp 導電性積層シート、および、集電体
FR3044320B1 (fr) 2015-11-26 2017-11-24 Michelin & Cie Revetement adhesif au metal, hydrophobe et electriquement conducteur, utilisable notamment comme peinture pour plaque bipolaire de pile a combustible
EP3396773B1 (en) * 2015-12-16 2022-06-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Non-aqueous electrolyte battery and battery pack
FR3054146B1 (fr) 2016-07-19 2018-07-13 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Procede de depot d'un revetement adhesif au metal, hydrophobe et electriquement conducteur
CN109952668B (zh) * 2016-10-31 2022-04-15 远景Aesc能源元器件有限公司 用于电化学器件的电极、电化学器件、和用于制造其的方法
CN106898825B (zh) * 2017-05-03 2019-02-05 江苏强劲新能源科技有限公司 一种双极性锌离子电池的制备方法
JP6917765B2 (ja) * 2017-05-10 2021-08-11 日産自動車株式会社 双極型二次電池
JP7246140B2 (ja) * 2017-08-07 2023-03-27 三洋化成工業株式会社 樹脂集電体及び樹脂集電体の製造方法
WO2019031091A1 (ja) * 2017-08-07 2019-02-14 日産自動車株式会社 樹脂集電体及び樹脂集電体の製造方法
JP6951149B2 (ja) 2017-08-10 2021-10-20 日立造船株式会社 フィラー・樹脂複合体の製造方法
JP7037992B2 (ja) 2018-04-09 2022-03-17 日産自動車株式会社 電池の製造方法
JP7209475B2 (ja) 2018-04-09 2023-01-20 日産自動車株式会社 電池の製造方法
EP3859862A4 (en) * 2018-09-27 2021-11-10 FUJIFILM Corporation PROCESS FOR MANUFACTURING AN ALL SOLID SECONDARY BATTERY, ELECTRODE SHEET FOR AN ALL SOLID SECONDARY BATTERY AND ITS MANUFACTURING PROCESS
WO2021145344A1 (ja) * 2020-01-17 2021-07-22 富士フイルム株式会社 非水電解質二次電池、集電体、及び非水電解質二次電池の製造方法
CN113497218B (zh) * 2020-03-20 2023-09-22 宁德时代新能源科技股份有限公司 负极极片、二次电池和包含二次电池的装置
CN112289981B (zh) * 2020-10-26 2022-04-12 合肥国轩高科动力能源有限公司 一种双极性电极及电池的制作方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002326323A (ja) * 2001-03-01 2002-11-12 Dainippon Ink & Chem Inc 導電性転写フィルム
JP2003059971A (ja) * 2001-08-20 2003-02-28 Nec Kansai Ltd 配線基板及びその製造方法並びに半導体装置
BR0317920B1 (pt) * 2003-04-23 2012-02-07 eletrodo negativo para bateria secundária não-aquosa, processo de produção do eletrodo negativo, e bateria secundária não-aquosa.
JP5080719B2 (ja) * 2004-06-10 2012-11-21 三井金属鉱業株式会社 キャリア箔付金属箔及びそのキャリア箔付金属箔の製造方法並びにそのキャリア箔付金属箔を用いた非水電解液二次電池の集電体
JP5098150B2 (ja) 2004-12-07 2012-12-12 日産自動車株式会社 バイポーラ電池およびその製造方法
JP2007251049A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Jsr Corp 電磁波シールドフィルムの製造方法
JP5332259B2 (ja) * 2008-03-28 2013-11-06 デクセリアルズ株式会社 異方性導電膜転写具及び接続方法
JP5359562B2 (ja) * 2009-05-28 2013-12-04 日産自動車株式会社 双極型電池用集電体
JP2013502700A (ja) * 2009-08-24 2013-01-24 シオン・パワー・コーポレーション 電気化学電池用剥離システム

Also Published As

Publication number Publication date
TWI620375B (zh) 2018-04-01
US9490485B2 (en) 2016-11-08
KR20130124901A (ko) 2013-11-15
US20130295432A1 (en) 2013-11-07
CN103390753A (zh) 2013-11-13
JP2013254727A (ja) 2013-12-19
TW201347281A (zh) 2013-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6125265B2 (ja) 積層型導電シート、その製造方法、集電体およびバイポーラ電池
US10658674B2 (en) Electrode
JP5494089B2 (ja) 双極型電池のシール構造
JP5387672B2 (ja) 双極型電池用集電体及び双極型電池
JP5359562B2 (ja) 双極型電池用集電体
JP5410822B2 (ja) 双極型電池用集電体
KR101689496B1 (ko) 비수 전해액계 이차 전지
JP2009224239A (ja) 電池用電極
KR20100112648A (ko) 전지 전극을 갖는 전지 및 그 제조 방법
JP2012009209A (ja) リチウムイオン二次電池用負極
JP2010257893A (ja) 双極型電極およびこれを用いた双極型二次電池
JP5418088B2 (ja) リチウムイオン二次電池用集電体
JP2010153224A (ja) 電極およびその製造方法
JP7246140B2 (ja) 樹脂集電体及び樹脂集電体の製造方法
JP2013127845A (ja) 電気デバイス
JP2011029122A (ja) リチウムイオン二次電池
JP5359131B2 (ja) 二次電池用正極
JP5678423B2 (ja) リチウム二次電池用電解質およびそれを用いた双極型二次電池
WO2014132679A1 (ja) 導電性積層シート、および、集電体
JP2012253000A (ja) 電極
WO2014188896A1 (ja) 集電体およびバイポーラ電池
WO2023074845A1 (ja) リチウム二次電池
JP2010251018A (ja) 電池用電極の製造方法および製造装置
US20240047693A1 (en) Electrode assemblies prepared using diffusion coupling
JP2007157502A (ja) リチウムイオン二次電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160830

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170405

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6125265

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150