JP6109327B2 - 車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体後部構造に関する。
本願は、2013年10月18日に出願された日本国特許出願2013−217630号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来から、ドア開口部(バックドア開口部)を有し、このドア開口部を開閉するバックドアが設けられた車両が知られている。ドア開口部は、車体の重力方向上方に配置されたルーフパネルと、車体の重力方向下方に配置されたリヤパネル(ロアバック)と、これらルーフパネルおよびリヤパネルの車幅方向両外側に配置され、ルーフパネルとリヤパネルとに跨るように重力方向上下方向に沿って設けられたリヤ―ピラーと、を主構成として形成される。
ドア開口部は車体の中でも比較的大きな開口を構成し、かつ、リヤサスペンションの近傍に位置するため応力が集中し易い部位である。この応力集中によって開口が捩じれるモードの変形が起こり、車両の操作安定性や騒音、振動性能に悪影響を与える。
また、後突時などドア開口部周縁に衝撃が加わった際には、安全性の観点からドア開口部の変形をできる限り抑制することが望ましい。
とりわけ、リヤパネルとリヤピラーとの接合部分であるコーナ部は、衝撃時の応力が集中して変形し易い。
このため、コーナ部の剛性を高めるために、さまざまな技術が提案されている。
例えば、特許文献1では、コーナ部の内部にレインフォースメントを配置し、このレインフォースメントの上部の外側縁をルーフパネルの外側縁とルーフサイドアウタの内側縁との接合部に接合し、レインフォースメントの上部の内側縁をバックドアオープニングインナの外側縁とルーフサイドインナの内側縁との接合部に接合している。また、レインフォースメントの下部の外側縁をルーフサイドアウタの後端部と接合し、下部の内側縁をバックドアオープニングフランジまたはその周辺部と接合している。
日本国特開平10−244965号公報
しかしながら、上述の従来技術にあっては、コーナ部の剛性を高める点では優れているが、コーナ部の内部にレインフォースメントを配置するので、車体重量が増加してしまうという課題がある。
本発明の態様は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、車体重量を増加させることなくコーナ部の剛性を高めることができる車体後部構造を提供することを目的とする。
本発明の態様に係る車体後部構造は、上記目的を達成するために以下の構成を採用する。
(1)本発明の一態様に係る車体後部構造は、車体後部で車幅方向に延びるリヤパネルと、前記リヤパネルの車幅外側端部から上方に立ち上がるリヤピラーと、前記リヤパネルと前記リヤピラーとの連結部に形成されるコーナ部と、を備え、前記リヤパネル、前記リヤピラー、および前記コーナ部と、によりドア開口部が形成され、前記リヤパネルは、車室内側のリヤパネルインナと、車室外側のリヤパネルアウタと、を備え、前記リヤピラーは、重力方向下端が前記リヤパネルインナの車幅方向外側端部に接合されて重力方向上方に立ち上がるリヤピラーインナと、重力方向下端が前記リヤパネルアウタの車幅方向外側端部に接合されて重力方向上方に立ち上がるリヤピラーアウタと、を備え、前記リヤパネルインナは、重力方向上端部から車体後方側に延びるリヤパネルインナフランジを備え、前記リヤパネルアウタは、前記リヤパネルインナフランジに沿って延びるリヤパネルアウタフランジを備え、前記リヤピラーインナは、車幅方向内側端部から車体後方側に延びるリヤピラーインナフランジを備え、前記リヤピラーアウタは、前記リヤピラーインナフランジに沿って延びるリヤピラーアウタフランジを備え、前記リヤパネルインナフランジと前記リヤパネルアウタフランジとをスポット溶接によって接合する複数の第1スポット溶接部が、前記ドア開口部の周方向に沿って第1溶接ピッチで設けられ、前記リヤピラーインナフランジと前記リヤピラーアウタフランジとをスポット溶接によって接合する複数の第2スポット溶接部が、前記ドア開口部の周方向に沿って第2溶接ピッチで設けられ、前記コーナ部において、前記リヤパネルインナフランジ、前記リヤパネルアウタフランジ、前記リヤピラーインナフランジ、および前記リヤピラーアウタフランジのうちの少なくとも3つが重なる部位をスポット溶接によって接合する複数の第3スポット溶接部が、前記ドア開口部の周方向に沿って第3溶接ピッチで設けられ、前記第3溶接ピッチは、前記第1溶接ピッチおよび前記第2溶接ピッチよりも短く設定されている。
(2)上記(1)の態様では、前記リヤパネルアウタは、車幅方向中央側の第1リヤパネルアウタと、前記第1リヤパネルアウタの車幅方向外側端部に接合される第2リヤパネルアウタと、により分割構成されてもよい。
(3)上記(2)の態様では、前記第2リヤパネルアウタの板厚は、前記リヤピラーアウタの板厚および前記第1リヤパネルアウタの板厚よりも厚く設定されてもよい。
(4)上記(2)の態様では、前記第2リヤパネルアウタの車幅方向外側端部は、前記リヤパネルインナの車幅方向外側端部よりも車幅方向外側で、かつ重力方向上方側に延びると共に、前記リヤピラーインナと前記リヤピラーアウタとの間に介在された状態で、前記第3スポット溶接部が設けられてもよい。
(5)上記(3)の態様では、前記第2リヤパネルアウタの車幅方向外側端部は、前記リヤパネルインナの車幅方向外側端部よりも車幅方向外側で、かつ重力方向上方側に延びると共に、前記リヤピラーインナと前記リヤピラーアウタとの間に介在された状態で、前記第3スポット溶接部が設けられてもよい。
(6)上記(1)から(5)のいずれか一項の態様では、前記リヤパネルインナフランジ、前記リヤパネルアウタフランジ、前記リヤピラーインナフランジ、および前記リヤピラーアウタフランジのそれぞれの近傍に、各々フランジの延在方向に沿ってビードが形成されてもよい。
上記(1)の態様によれば、コーナ部において、リヤパネルインナフランジ、リヤパネルアウタフランジ、リヤピラーインナフランジ、およびリヤピラーアウタフランジのうちの少なくとも3つのフランジを重ねてスポット溶接するので、コーナ部の剛性を高めることができる。
また、コーナ部のスポット溶接ピッチ(第3スポット溶接部の溶接ピッチ、第3溶接ピッチ)を、第1スポット溶接部の溶接ピッチ(第1溶接ピッチ)および第2スポット溶接部の溶接ピッチ(第2溶接ピッチ)よりも短く設定している。このため、コーナ部にあっては、外部から受ける衝撃を、より狭い間隔で各スポット溶接部に分散させることができる。つまり、外部から受ける衝撃を効果的に分散させてコーナ部の衝撃による耐性を高めることができる。
よって、従来のように、レインフォースメントのような補強部材を設ける必要がないので、車体重量を増加させることなくコーナ部の剛性を高めることができる。
上記(2)の態様によれば、リヤパネルアウタをプレス加工するにあたって、リヤパネルアウタを分割構成することにより、リヤパネルアウタを分割構成しない場合と比較して、母材をカットした際のブランクを小さくできる。この結果、リヤパネルアウタをプレス加工する際のデッドスペースの面積を減少させることができる。よって、プレス加工時の歩留まりのよいリヤパネルアウタを提供できる。
また、第1リヤパネルアウタと第2リヤパネルアウタとで板厚を変えることができる。
例えば、ドア開口部のコーナ部を構成することから比較的剛性、強度の要求値が高い第2リヤパネルアウタの板厚を厚くし、剛性、強度を向上できると共に、剛性、強度の要求値が低い第1リヤパネルアウタの板厚を薄くして、軽量化を図ることができる。
上記(3)の態様によれば、比較的剛性、強度の要求値が高い第2リヤパネルアウタの板厚を厚くして、剛性、強度を向上することができ、剛性、強度の要求値が低い第1リヤパネルアウタの板厚を薄くして、軽量化を図ることができる。
上記(4)の態様によれば、分割された第2リヤパネアウタを車幅方向外側に延ばすことで、歩留まりの良い形状とすることができ、コストダウンを図ることができる。
すなわち、分割しないリヤパネルインナを車幅方向外側で、かつ重力方向上方側に延ばした場合、またはリヤピラーインナ若しくはリヤピラーアウタを車幅方向中央側で、かつ重力方向下方側に延ばした場合、歩留まりの悪い形状となる。そして、これらのリヤパネルを形成する際、母材をカットしたブランクのデッドスペースの面積が広くなってしまう。この結果、材料コストが増大してしまう。
しかしながら、上記(4)の態様によれば、第2リヤパネアウタを歩留まりの良い形状とすることができ、コストダウンを図ることができる。
上記(5)の態様によれば、板厚の厚い第2リヤパネルアウタを、リヤピラーインナとリヤピラーアウタとの間に介在させるとともに、第1スポット溶接部及び第2スポット溶接部に比べて短いピッチの第3スポット溶接部により溶接することで、コーナ部における剛性、強度をより向上できる。
上記(6)の態様によれば、ビードにより各フランジの剛性、強度を向上させることができる。
本発明の実施形態における車体を左斜め後方からみた斜視図である。 コーナ部の拡大図である。 図2の状態から各アウタを取り外した状態を示す斜視図である。 図1のB−B線に沿う断面図である。 図1のC−C線に沿う断面図である。 本発明の実施形態における各フランジのスポット溶接による接合状態の説明図である。 本発明の実施形態におけるリヤパネルアウタをプレス加工する際の説明図である。
(車体骨格)
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、車体1を左斜め後方からみた斜視図である。なお、以下の説明において、前後上下左右等の向きは、特に記載がなければ車体1の向きと同一とする。すなわち、以下の説明では、車両進行方向前方を単に前方と称し、車両進行方向後方を単に後方と称し、運転席からみて車幅方向右側を単に右側と称し、車幅方向左側を単に左側と称し、重力方向上側を単に上側と称し、重力方向下側を単に下側と称して説明する。また、車体1は、左右対称に構成されており、以下の説明では、車体1の車幅方向中央から左側についてのみ説明し、右側についての説明は省略する。
図1に示すように、車体1は、いわゆるワゴンタイプのものであり、車体1の左右の外観意匠を構成するボディサイドパネル2と、ボディサイドパネル2の後部の左右に配置され、上下方向に延びるリヤピラー3と、左右のリヤピラー3の下端に跨るように車幅方向に延びるリヤパネル4と、を備えている。
リヤピラー3の下端とリヤパネル4の車幅方向外側端とを接合することにより、ドア開口部5が形成される。リヤピラー3とリヤパネル4との接合部、およびこの接合部の近傍は、コーナ部6として構成される。なお、ドア開口部5は、不図示のバックドアによって開閉されるように構成されている。
ボディサイドパネル2は、車体1の左右に設けられた車体骨格(不図示)を車幅方向外側から覆うように形成されている。ボディサイドパネル2に覆われる車体骨格は、車体1の上部に配置され前後方向に延びるルーフサイドレール、このルーフサイドレールの前端から斜め下方に向かって延出するフロントピラーインナ、ルーフサイドレールの前後方向中央から下方に向かって延出するセンターピラーインナ、ルーフサイドレールの後端から下方に向かって延出するリヤクォータピラーインナ(何れも不図示)、およびリヤクォータピラーインナよりも後方に配置されるリヤピラー3により構成されている。また、ボディサイドパネル2のリヤクォータピラーインナとリヤピラー3との間には、給油口2aが形成されている。
(リヤピラー)
図2は、図1のコーナ部6の拡大図である。図3は、図2の状態から各アウタを取り外した状態を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、リヤピラー3は、車室内側に設けられたリヤピラーインナ7と車室外側に設けられたリヤピラーアウタ8とにより構成される。リヤピラー3は、リヤピラーインナ7とリヤピラーアウタ8とにより形成された閉断面構造を有する。
リヤピラーインナ7は、金属板にプレス加工を施して実質的にクランク状断面に形成した部材である。すなわち、リヤピラーインナ7は、不図示の前部片と、前部片よりも車幅方向内側に位置している後部片7aと、前部片と後部片7aとを連結する段差片7bとが連続するように形成されている。リヤピラーインナ7は、前部片および後部片7aの面方向が車体1の前後方向および上下方向に沿うように、かつ段差片7bの面方向が車幅方向に沿うように配置されている。
リヤピラーインナ7の下部は、車幅方向内側に向かって僅かに湾曲形成されている。この湾曲形成された部位は、コーナ部6の一部を構成している。さらに、リヤピラーインナ7の後部片7aの側縁部には、後方に向かってリヤピラーインナフランジ9が延出形成されている。また、後部片7aの側縁部には、リヤピラーインナフランジ9の延在方向(上下方向)に沿ってビード10が形成されている。
リヤピラーアウタ8は、金属板にプレス加工を施して板状に形成されており、リヤピラーアウタ8の面方向が車幅方向および上下方向に沿うように配置されている。リヤピラーアウタ8の板厚は、例えば、0.6mmに設定されている。なお、リヤピラーアウタ8の板厚の数値は一例であり、これに限定されない。
リヤピラーアウタ8の下部は、リヤピラーインナ7の下部に対応するように、車幅方向内側に向かって僅かに湾曲形成されている。この湾曲形成された部位も、コーナ部6の一部を構成している。
リヤピラーアウタ8の車幅方向内側の側縁部には、後方に向かってリヤピラーアウタフランジ11が延出形成されている。換言すれば、リヤピラーアウタフランジ11は、リヤピラーインナフランジ9に沿って延びている。リヤピラーインナフランジ9とリヤピラーアウタフランジ11は、互いに重なり合ってスポット溶接により接合されている。なお、スポット溶接の詳細については後述する。
さらに、リヤピラーアウタ8の車幅方向内側の側縁部には、リヤピラーアウタフランジ11の延在方向(上下方向)に沿ってビード12が形成されている。
(リヤパネル)
図4は、図1のB−B線に沿う断面図である。
図2〜図4に示すように、リヤパネル4は、車室内側に設けられたリヤパネルインナ13と車室外側に設けられたリヤパネルアウタ14とにより構成される。リヤパネル4は、リヤパネルインナ13とリヤパネルアウタ14とにより形成された閉断面構造を有する。
リヤパネルインナ13は、金属板にプレス加工を施して実質的にL字状断面に形成されている。すなわち、リヤパネルインナ13は、車幅方向に延び、その面方向が車幅方向および上下方向に沿うリヤパネルインナ本体13aと、リヤパネルインナ本体13aの上端側縁部から後方に向かって屈曲延出する上部片13bとにより構成されている。また、上部片13bの後部側縁には、さらに後方に向かって延出するリヤパネルインナフランジ15が延出形成されている。
リヤパネルインナ13の車幅方向両外側端部は、上方に向かって僅かに湾曲形成されており、リヤピラーインナ7の下部と滑らかに連なるように形成されている。リヤパネルインナ13の車幅方向両外側端部は、リヤピラーインナ7の下部とスポット溶接により接合されている。リヤパネルインナ13の車幅方向両外側端部における湾曲形成されている部位は、コーナ部6の一部を構成している。
リヤパネルインナ13の上部片13bには、リヤパネルインナフランジ15の延在方向(車幅方向)に沿ってビード16,17が2か所形成されている。
リヤパネルアウタ14は、車幅方向中央に配置された第1リヤパネルアウタ18と、第1リヤパネルアウタ18の車幅方向両側、つまり、コーナ部6に対応する箇所に配置された2つの第2リヤパネルアウタ19とにより、分割構成されている。
第1リヤパネルアウタ18は、金属板にプレス加工を施して実質的にL字状断面に、かつ後方からみて実質的に長方形状に形成されている。すなわち、第1リヤパネルアウタ18は、車幅方向に延び、その面方向が車幅方向および上下方向に沿う第1リヤパネルアウタ本体18aと、第1リヤパネルアウタ本体18aの下端側縁部から前方に向かって屈曲延出する下部片18bとにより構成されている。なお、第1リヤパネルアウタ18の板厚は、例えば、0.6mmに設定されている。
第1リヤパネルアウタ本体18aの上下方向の幅は、リヤパネルインナ本体13aの上下方向の幅の約半分に設定されている。第1リヤパネルアウタ本体18aの車幅方向中央よりもやや左側には、開口部18cが形成されている。開口部18cは、車室内側から車室外側にハーネス(不図示)等を引き回す際に利用される。
第1リヤパネルアウタ本体18aの上端側縁部には、後方に向かって屈曲延出する第1リヤパネルアウタフランジ21(リヤパネルアウタフランジ)が一体形成されている。換言すれば、第1リヤパネルアウタフランジ21は、リヤパネルインナフランジ15に沿って延びている。さらに、第1リヤパネルアウタ本体18aの上端側縁部よりもやや下方には、第1リヤパネルアウタフランジ21の延在方向(車幅方向)に沿ってビード22が形成されている。
一方、下部片18bの前端側縁部には、下方に向かって屈曲延出する下部フランジ23が一体成形されている。
第1リヤパネルアウタフランジ21とリヤパネルインナフランジ15は、互いに重なり合ってスポット溶接により接合されている。一方、下部フランジ23は、リヤパネルインナ本体13の上下方向中央よりもやや下側で、リヤパネルインナ本体13と重なり合い、スポット溶接により接合されている。
図2に示すように、第2リヤパネルアウタ19は、コーナ部6を構成する。第2リヤパネルアウタ19は、リヤパネルインナ13の車幅方向両外側端部の湾曲形成された部位を覆うように形成されている。
第2リヤパネルアウタ19は、金属板にプレス加工を施して実質的にL字状断面に形成されている。すなわち、第2リヤパネルアウタ19は、後方からみて、第1リヤパネルアウタ18とリヤピラーアウタ8とを滑らかに連結するように湾曲形成されている第2リヤパネルアウタ本体19aと、第2リヤパネルアウタ本体19aの車幅方向外側縁から前方に向かって屈曲延出する側部片19bとを有している。なお、第2リヤパネルアウタ19の板厚は、例えば、1mmに設定されている。
第2リヤパネルアウタ本体19aの上端側縁部には、後方に向かって屈曲延出する第2リヤパネルアウタフランジ24(リヤパネルアウタフランジ)が一体形成されている。第2リヤパネルアウタフランジ24もリヤパネルインナフランジ15に沿って延びている。
第2リヤパネルアウタ本体19aの上端側縁部よりもやや下方には、第2リヤパネルアウタフランジ24の延在方向に沿ってビード25が形成されている。
図1、図2に示すように、第2リヤパネルアウタ19の側部片19bは、前端側縁部の頂点T1が、第1リヤパネルアウタ本体18aの下辺よりも下側に突出するように形成されている。頂点T1の位置は、不図示のリヤフレームの角部と実質的に一致するように構成されている。これにより、第2リヤパネルアウタ19に後部から衝撃が加わった場合であっても、不図示のリヤフレームに荷重が分散される。
側部片19bの前端側縁部には、車幅方向外側に向かって屈曲延出する側部フランジ26が一体成形されている。側部フランジ26には、3つのビード27a,27b,27cが上下方向に並んで形成されている。ビード27a,27b,27cにより、側部フランジ26の剛性を高めることができる。
このように構成された側部フランジ26は、リヤピラー3の下部に配置されているホイールハウスインナ28にスポット溶接により接合されている。
図5は、図1のC−C線に沿う断面図である。
図5に示すように、第2リヤパネルアウタ19のリヤピラー3側の端部(車幅方向外側端部)は、リヤピラー3の延在方向に沿うように、上方に向かって延出されており、リヤピラーインナ7とリヤピラーアウタ8との間に介在した状態になっている。換言すれば、第2リヤパネルアウタ19の車幅方向外側端部は、リヤパネルインナ13の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側で、かつ上方に向かって延出されており、リヤピラーインナ7とリヤピラーアウタ8との間に介在した状態になっている。
このような構成のもと、車室側から順にリヤピラーインナフランジ9、第2リヤパネルアウタフランジ24、リヤピラーアウタフランジ11の順に3枚のフランジ9,24,11が重なった状態になっている。リヤピラーインナフランジ9、第2リヤパネルアウタフランジ24、リヤピラーアウタフランジ11は、3枚まとめてスポット溶接により接合されている。
(フランジのスポット溶接による接合状態)
次に、図6に基づいて、リヤピラーインナフランジ9、リヤピラーアウタフランジ11、リヤパネルインナフランジ15、および第2リヤパネルアウタフランジ24のスポット溶接による接合状態について詳述する。
図6は、各フランジ9,11,15,24のスポット溶接による接合状態の説明図であって、図2に対応している。
図6に示すように、リヤピラー3からリヤパネル4に至る間には、第1スポット溶接部SP1、第2スポット溶接部SP2、第3スポット溶接部SP3の3つのスポット溶接部SP1,SP2,SP3(図6におけるX印)が形成されている。
第1スポット溶接部SP1は、リヤパネルインナフランジ15と第2リヤパネルアウタフランジ24とが重なり合う箇所に形成されている。第2スポット溶接部SP2は、リヤピラーインナフランジ9とリヤピラーアウタフランジ11とが重なり合う箇所に形成されている。第3スポット溶接部SP3は、リヤピラーインナフランジ9、第2リヤパネルアウタフランジ24、およびリヤピラーアウタフランジ11が重なり合う箇所に形成されている。
各スポット溶接部SP1〜SP3の数は、例えば以下のように設定されている。図6において、第1スポット溶接部SP1の数は5つに設定され、第2スポット溶接部SP2の数は4つに設定され、第3スポット溶接部SP3の数は5つに設定されている。
なお、各スポット溶接部SP1〜SP3の数は、上述の数に限られるものではなく、任意に設定することが可能である。
第1スポット溶接部SP1の溶接ピッチPT1(第1溶接ピッチ)と、第2スポット溶接部SP2の溶接ピッチPT2(第2溶接ピッチ)は、実質的に同一ピッチに設定されている。第3スポット溶接部SP3の溶接ピッチPT3(第3溶接ピッチ)は、溶接ピッチPT1,PT2よりも短いピッチに設定されている。具体的には、溶接ピッチPT1,PT2は、約25mmに設定されている。溶接ピッチPT3は、約16.5mmに設定されている。
各スポット溶接部SP1,SP2,SP3の溶接順序は、溶接ピッチが同ピッチである溶接部をまとめて行うことができる。このため、各スポット溶接部SP1,SP2,SP3の溶接順序としては、例えば、第1スポット溶接部SP1および第2スポット溶接部SP2を最初にまとめて形成した後、第3スポット溶接部SP3を形成する。または、第3スポット溶接部SP3を最初に形成し、その後、第1スポット溶接部SP1および第2スポット溶接部SP2を形成する。このように行うことで、溶接作業を効率化できる。
溶接時のジュール発熱Qは、一般的に下記式によって表すことができる。
Q=0.24・I・r・t
I:電流、r:抵抗、t:通電時間
すなわち、溶接ピッチが狭くなると、1つの溶接点(以下、先の溶接点という)を形成した後、次に溶接点(以下、後の溶接点という)を形成する際、先の溶接点に分流が発生し、後の溶接点に流れる電流が減少する。このため、分流分の電流をカバーするため、ジュール発熱公式における電流Iを大きく設定する、または、通電時間tを長く設定する必要がある。
(効果)
上述のように、本実施形態では、リヤピラー3、およびリヤパネル4によってドア開口部5を形成する際、後突時等による衝撃の応力が集中するコーナ部6を構成する第2リヤパネルアウタ19とリヤピラー3との接合箇所に、リヤピラーインナフランジ9、第2リヤパネルアウタフランジ24、およびリヤピラーアウタフランジ11の3枚のフランジ9,24,11を重ねている。このため、コーナ部6の剛性を高めることができる。
また、3枚のフランジ9,24,11を重ねた箇所に、第3スポット溶接部SP3を形成し、第3スポット溶接部SP3の溶接ピッチPT3を、他のスポット溶接部SP1,SP2と比較して狭く設定している。このため、コーナ部6にあっては、外部から受ける衝撃を、より狭い間隔で各スポット溶接部(図6におけるX印)に分散させることができる。つまり、外部から受ける衝撃を効果的に分散させてコーナ部6の衝撃による耐性を高めることができる。
よって、従来のように、レインフォースメントのような補強部材を設ける必要がないので、車体1の重量を増加させることなくコーナ部6の剛性を高めることができる。
また、リヤパネルアウタ14は、車幅方向中央に配置された第1リヤパネルアウタ18と、第1リヤパネルアウタ18の車幅方向両外側、つまり、コーナ部6に対応する箇所に配置された2つの第2リヤパネルアウタ19とにより、分割構成されている。
このため、リヤパネルアウタ14を分割構成とせずに第1リヤパネルアウタ18と第2リヤパネルアウタ19とを一体に形成する場合と比較して、リヤパネルアウタ14をプレス加工する際の材料コストを低減できる。このことについて、以下に具体的に説明する。
図7は、リヤパネルアウタ14をプレス加工する際の説明図である。
図7に示すように、リヤパネルアウタ14を分割構成しない場合、リヤパネルアウタ14をプレス加工するのに必要な母材(母材をカットした際のブランク)は、リヤパネルアウタ14を分割構成する場合と比較して大きくなる。このため、図7に示す2点鎖線で示すハッチ部分が、ブランクからリヤパネルアウタ14を打ち抜いた際のデッドスペースとなる。
一方、リヤパネルアウタ14を分割構成する場合、第1リヤパネルアウタ18をプレス加工するのに必要な母材と、第2リヤパネルアウタ19をプレス加工するのに必要な母材とをそれぞれ別々とすることができる。このため、この分、母材を小さくできる。この結果、図7に示すドットハッチ部分が、ブランクからリヤパネルアウタ14(第1リヤパネルアウタ18および第2リヤパネルアウタ19)を打ち抜いた際のデッドスペースとなる。
このように、リヤパネルアウタ14を分割構成することにより、リヤパネルアウタ14を分割構成としない場合と比較してデッドスペースの面積を減少させることができる。よって、プレス加工時の歩留まりのよいリヤパネルアウタを提供できる。
また、リヤパネルアウタ14を分割構成することにより、第1リヤパネルアウタ18と第2リヤパネルアウタ19との板厚を変えることができる。例えば、本実施形態では、第1リヤパネルアウタ18の板厚を0.6mmに設定し、第2リヤパネルアウタ19の板厚を1mmに設定している。
このように、第2リヤパネルアウタ19の板厚を厚く設定し、剛性、強度を向上できる。つまり、後突時等による衝撃の応力が集中するコーナ部6の板厚を厚く設定し、剛性、強度を向上できる。これに対し、コーナ部6ほど剛性、強度を必要としない第1リヤパネルアウタ18の板厚を薄く設定し、軽量化を図ることができる。
さらに、第2リヤパネルアウタ19の車幅方向外側端部は、リヤパネルインナ13の車幅方向外側端部よりも車幅方向外側で、かつ上方に向かって延出されており、リヤピラーインナ7とリヤピラーアウタ8との間に介在した状態になっている。そして、リヤピラーインナフランジ9、第2リヤパネルアウタフランジ24、リヤピラーアウタフランジ11が3枚まとめてスポット溶接により接合される(第3スポット溶接部SP3)。
このように、分割されて小型化された第2リヤパネルアウタ19を、車幅方向外側で、かつ上方に向かって延出することにより、第2リヤパネルアウタ19を歩留まりの良い形状とすることができ、コストダウンを図ることができる。
すなわち、分割しないリヤパネルインナ13を車幅方向外側で、かつ重力方向上方側に延ばした場合、またはリヤピラーインナ7若しくはリヤピラーアウタ8を車幅方向中央側で、かつ重力方向下方側に延ばした場合、歩留まりの悪い形状となる。そして、リヤパネルインナ13およびリヤパネルアウタ14の成形時の母材をカットした際のブランクのデッドスペースの面積が広くなってしまう。この結果、材料コストが増大してしまう。しかしながら、分割されて小型化された第2リヤパネルアウタ19を車幅方向外側で、かつ上方に向かって延出することにより、コストダウンを図ることができる。
また、リヤピラーインナフランジ9の近傍にビード10を形成している。さらに、リヤピラーアウタフランジ11の近傍にビード12を形成している。そして、リヤパネルインナフランジ15の近傍にビード16,17を形成している。また、第1リヤパネルアウタフランジ21の近傍にビード22を形成している。さらに、第2リヤパネルアウタフランジ24の近傍にビード25を形成している。
このように構成することで、各フランジ9,11,15,21,24の剛性、強度を向上させることができる。よって、リヤピラー3やリヤパネル4の板厚が無駄に厚くならず、軽量で、剛性、強度の高い車体1を提供することが可能になる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、上述の実施形態では、車体1は、いわゆるワゴンタイプのものであり、リヤピラー3の下端とリヤパネル4の車幅方向外側端とを接合することにより、ドア開口部5を形成している場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、リヤピラー3の下端とリヤパネル4の車幅方向外側端とを接合することにより、ドア開口部5を形成するさまざまな車種に上述の実施形態を採用することができる。
また、上述の実施形態では、第1リヤパネルアウタ18の板厚を0.6mmに設定し、第2リヤパネルアウタ19の板厚を1mmに設定した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、第1リヤパネルアウタ18の板厚および第2リヤパネルアウタ19の板厚は、任意に設定することが可能である。
さらに、上述の実施形態では、第1スポット溶接部SP1の溶接ピッチPT1、および第2スポット溶接部SP2の溶接ピッチPT2を約25mmに設定し、第3スポット溶接部SP3の溶接ピッチPT3を約16.5mmに設定した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、溶接ピッチPT1や溶接ピッチPT2と比較して溶接ピッチPT3が短く設定されていればよく、各溶接ピッチPT1,PT2,PT3は、任意に設定することが可能である。
そして、上述の実施形態では、リヤピラーインナ7とリヤピラーアウタ8との間に第2リヤパネルアウタ19を介在させ、リヤピラーインナフランジ9、第2リヤパネルアウタフランジ24、リヤピラーアウタフランジ11を3枚まとめてスポット溶接により接合した場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、コーナ部6において、リヤピラーインナフランジ9、リヤピラーアウタフランジ11、リヤパネルインナフランジ15、および第2リヤパネルアウタフランジ24のうちの少なくとも3枚を重ねあわせ、この重ね合わさった部位をスポット溶接により接合すればよい。
1…車体
3…リヤピラー
4…リヤパネル
5…ドア開口部
6…コーナ部
7…リヤピラーインナ
8…リヤピラーアウタ
9…リヤピラーインナフランジ
10,12,16,17,22,25…ビード
11…リヤピラーアウタフランジ
13…リヤパネルインナ
14…リヤパネルアウタ
15…リヤパネルインナフランジ
18…第1リヤパネルアウタ
19…第2リヤパネルアウタ
21…第1リヤパネルアウタフランジ(リヤパネルアウタフランジ)
24…第2リヤパネルアウタフランジ(リヤパネルアウタフランジ)
PT1,PT2,PT3…溶接ピッチ
SP1…第1スポット溶接部
SP2…第2スポット溶接部
SP3…第3スポット溶接部

Claims (6)

  1. 車体後部で車幅方向に延びるリヤパネルと、
    前記リヤパネルの車幅外側端部から上方に立ち上がるリヤピラーと、
    前記リヤパネルと前記リヤピラーとの連結部に形成されるコーナ部と、を備え、
    前記リヤパネル、前記リヤピラー、および前記コーナ部と、によりドア開口部が形成され、
    前記リヤパネルは、車室内側のリヤパネルインナと、車室外側のリヤパネルアウタと、を備え、
    前記リヤピラーは、重力方向下端が前記リヤパネルインナの車幅方向外側端部に接合されて重力方向上方に立ち上がるリヤピラーインナと、重力方向下端が前記リヤパネルアウタの車幅方向外側端部に接合されて重力方向上方に立ち上がるリヤピラーアウタと、を備え、
    前記リヤパネルインナは、重力方向上端部から車体後方側に延びるリヤパネルインナフランジを備え、
    前記リヤパネルアウタは、前記リヤパネルインナフランジに沿って延びるリヤパネルアウタフランジを備え、
    前記リヤピラーインナは、車幅方向内側端部から車体後方側に延びるリヤピラーインナフランジを備え、
    前記リヤピラーアウタは、前記リヤピラーインナフランジに沿って延びるリヤピラーアウタフランジを備え、
    前記リヤパネルインナフランジと前記リヤパネルアウタフランジとをスポット溶接によって接合する複数の第1スポット溶接部が、前記ドア開口部の周方向に沿って第1溶接ピッチで設けられ、
    前記リヤピラーインナフランジと前記リヤピラーアウタフランジとをスポット溶接によって接合する複数の第2スポット溶接部が、前記ドア開口部の周方向に沿って第2溶接ピッチで設けられ、
    前記コーナ部において、前記リヤパネルインナフランジ、前記リヤパネルアウタフランジ、前記リヤピラーインナフランジ、および前記リヤピラーアウタフランジのうちの少なくとも3つが重なる部位をスポット溶接によって接合する複数の第3スポット溶接部が、前記ドア開口部の周方向に沿って第3溶接ピッチで設けられ、
    前記第3溶接ピッチは、前記第1溶接ピッチおよび前記第2溶接ピッチよりも短く設定されていることを特徴とする車体後部構造。
  2. 前記リヤパネルアウタは、車幅方向中央側の第1リヤパネルアウタと、前記第1リヤパネルアウタの車幅方向外側端部に接合される第2リヤパネルアウタと、により分割構成されることを特徴とする請求項1に記載の車体後部構造。
  3. 前記第2リヤパネルアウタの板厚は、前記リヤピラーアウタの板厚および前記第1リヤパネルアウタの板厚よりも厚く設定されていることを特徴とする請求項2に記載の車体後部構造。
  4. 前記第2リヤパネルアウタの車幅方向外側端部は、前記リヤパネルインナの車幅方向外側端部よりも車幅方向外側で、かつ重力方向上方側に延びると共に、前記リヤピラーインナと前記リヤピラーアウタとの間に介在された状態で、前記第3スポット溶接部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車体後部構造。
  5. 前記第2リヤパネルアウタの車幅方向外側端部は、前記リヤパネルインナの車幅方向外側端部よりも車幅方向外側で、かつ重力方向上方側に延びると共に、前記リヤピラーインナと前記リヤピラーアウタとの間に介在された状態で、前記第3スポット溶接部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車体後部構造。
  6. 前記リヤパネルインナフランジ、前記リヤパネルアウタフランジ、前記リヤピラーインナフランジ、および前記リヤピラーアウタフランジのそれぞれの近傍に、各々フランジの延在方向に沿ってビードが形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車体後部構造。
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