JP6022522B2 - 車体構造 - Google Patents
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また、本発明によれば、第1スポット溶接部と第2スポット溶接部の間の第2溶接ピッチが、第1スポット溶接部同士の第1溶接ピッチよりも短いため、第1スポット溶接部及び第2スポット溶接部周辺の部材間の接合強度を高めることができる。これにより、リヤピラーアウタとリヤルーフレールとの間のコーナ部の剛性が向上するとともに、リヤピラーアウタに対するルーフパネルの接合強度が向上する。
ルーフコンプ1は、左右のサイドコンプ2,2間に設置されている。ルーフコンプ1は、車体上面を構成するルーフパネル11と、ルーフパネル11の後端の下方で車幅方向に延びるリヤルーフレール12と、を備えている。図示は省略するが、ルーフコンプ1は、その他に、前後方向に沿って相互に離隔配置された複数のルーフレールを備える。
ルーフパネル11は、車両Vの上側の意匠面を形成する板状の金属部材である。図2に示すように、ルーフパネル11の左側縁には、側方フランジ部11aが折曲形成されている。側方フランジ部11aは、車幅方向外側へ向かう程下方に位置するように階段状に折り曲げられている。側方フランジ部11aは、後記するサイドアウタパネル21やエクステンション25にスポット溶接される部位である。ルーフパネル11の後縁には、後フランジ部11bが折曲形成されている。後フランジ部11bは、後方へ向かう程下方に位置するように階段状に折り曲げられている。後フランジ部11bは、後記するアッパアウタ23の延出部23aの一部を後方から被覆する部位であるとともに、延出部23aにスポット溶接される部位である。スポット溶接による接合箇所については、後に詳しく説明する。
図1に示すように、リヤルーフレール12は、ルーフパネル11を補強するための板状の金属部材である。リヤルーフレール12の車外側端部は、ルーフパネル11やアッパアウタ23等に溶接で接合されている。
サイドコンプ2は、ルーフコンプ1の左端部を下方から支持している。サイドコンプ2は、車体側面を構成するサイドアウタパネル21と、サイドアウタパネル21の後方で上下方向に延びるリヤピラーアウタ22と、リヤピラーアウタ22の上端の前方に配置されるエクステンション25と、を備えている。
サイドアウタパネル21は、車両Vの左側の意匠面を形成する板状の金属部材である。図3に示すように、サイドアウタパネル21の上縁には、上フランジ部21aが折曲形成されている。上フランジ部21aは、車幅方向内側へ向かう程下方に位置するように階段状に折り曲げられている。上フランジ部21aは、ルーフパネル11やエクステンション25にスポット溶接される部位である。スポット溶接による接合箇所については、後に詳しく説明する。
図1に示すように、リヤピラーアウタ22は、リヤピラーの一部を構成し、ルーフパネル11の後端の左側を下方から支持するフレーム部材である。リヤピラーアウタ22の上端の適所は、リヤルーフレール12の車外側端部に前後に重ね合わされて接合されており、リヤピラーアウタ22とリヤルーフレール12は、ドア開口部4の上側のコーナ部4aを構成している。リヤピラーアウタ22は、上側のアッパアウタ23と下側のロアアウタ24の2部材に分割されて構成されている。
エクステンション25は、延出部23aの前方に配置される金属部材であって、一枚の金属板をプレス成形して所定形状に形成されている。図4に示すように、エクステンション25は、水平面となる基部25aと、基部25aの車外側端部から立ち上がる側壁部25bと、基部25a及び側壁部25bの後端から延出するフランジ部25cとで構成されている。
次に、図2、図3、図5〜図7を参照して、スポット溶接による接合箇所について詳しく説明する。なお、各図中のX印は、スポット溶接による接合箇所を示している。
Q=0.24・I2・r・t
I:電流、r:抵抗、t:通電時間
第1スポット溶接部S1及び第2スポット溶接部S2を順次形成する場合、すなわち、第1スポット溶接部S1を形成した後に第2スポット溶接部S2を形成する場合には、第2スポット溶接部S2の形成時において第1スポット溶接部S1に分流が発生し、第2スポット溶接部S2に流れる電流が減少する。そのため、本実施形態では、分流分の電流をカバーするため、ジュール発熱公式における電流Iを大きくする、又は、通電時間tを長くすることで適切な短ピッチスポット溶接を実現している。
具体的には、アッパアウタ23とエクステンション25との2枚を第1スポット溶接部S1によって相互に接合する。また、エクステンション25とサイドアウタパネル21との2枚を図示しないスポット溶接部によって相互に接合する。さらに、サイドアウタパネル21とアッパアウタ23との2枚を図示しないスポット溶接部によって相互に接合する。
具体的には、アッパアウタ23とルーフパネル11との2枚を第2スポット溶接部S21によって相互に接合する。また、アッパアウタ23とルーフパネル11とリヤルーフレール12との3枚を第2スポット溶接部S22によって相互に接合する。さらに、エクステンション25とサイドアウタパネル21とルーフパネル11との3枚を第3スポット溶接部S3によって相互に接合する。
本実施形態では、アッパアウタ23の凹部23dを水平断面視において前側が凸となり後側が凹となるV字状に形成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば水平断面視において前側が凸となり後側が凹となるハット状に形成してもよい。
1 ルーフコンプ
11 ルーフパネル
12 リヤルーフレール
2 サイドコンプ
21 サイドアウタパネル
22 リヤピラーアウタ
23 アッパアウタ
23a 延出部
23d 凹部
25 エクステンション
4 ドア開口部
4a コーナ部
S1 第1スポット溶接部
S2 第2スポット溶接部
S3 第3スポット溶接部
P1 第1溶接ピッチ
P2 第2溶接ピッチ
Claims (2)
- 車体上面を構成するルーフパネルと、前記ルーフパネルの後端下方で車幅方向に延びるリヤルーフレールと、から成るルーフコンプと、
車体側面を構成するサイドアウタパネルと、前記サイドアウタパネルの後方で上下方向に延びるとともに上端から車幅方向内側へ向けて延出する延出部を有するリヤピラーアウタと、前記延出部の前方に配置されるとともに前記延出部及び前記サイドアウタパネルに接合されるエクステンションと、から成るサイドコンプと、
を備えた車体構造であって、
前記延出部と前記エクステンションとをスポット溶接した第1スポット溶接部と、
前記延出部と前記ルーフパネルとをスポット溶接した第2スポット溶接部と、を有しており、
前記第1スポット溶接部は、相互に所定の第1溶接ピッチを空けて複数配置されており、
前記第2スポット溶接部は、前記第1スポット溶接部に対して、前記第1溶接ピッチよりも短い第2溶接ピッチを空けて配置されていることを特徴とする車体構造。 - 前記延出部は、前記ルーフパネルによって後方から被覆される被覆部と、前記被覆部に形成され前記ルーフパネルから離間する方向へ窪む凹部と、を有しており、
少なくとも1つの前記第1スポット溶接部は、前記凹部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
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