JPH1134921A - カウルトップサイド結合構造 - Google Patents

カウルトップサイド結合構造

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JPH1134921A
JPH1134921A JP19616897A JP19616897A JPH1134921A JP H1134921 A JPH1134921 A JP H1134921A JP 19616897 A JP19616897 A JP 19616897A JP 19616897 A JP19616897 A JP 19616897A JP H1134921 A JPH1134921 A JP H1134921A
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JP
Japan
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front pillar
top side
cowl top
outer panel
panel
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Pending
Application number
JP19616897A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiro Notake
二郎 野武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH1134921A publication Critical patent/JPH1134921A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体重量の増加無しに、カウルトップサイド
とフロントピラーとの結合部の変形を抑える。 【解決手段】 フロントピラーリインフォースメント2
4の側壁部24Bは、フロントピラーアウタパネル20
の側壁部20Bの車幅方向内側面に結合点S1において
ツインスポット溶接によって溶着されている。また、カ
ウルトップサイドアッパパネル12のフランジ12Eが
フロントピラーアウタパネル20の側壁部20Bの車幅
方向外側面に結合点S2においてツインスポット溶接に
よって溶着されている。これらの結合点S2と結合点S
1とは接近した位置に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカウルトップサイド
結合構造に係り、特に、自動車におけるカウルトップサ
イドとフロントピラーとを結合するカウルトップサイド
結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車におけるカウルトップサイ
ドとフロントピラーとを結合するカウルトップサイド結
合構造は、その一例が特開平8−72747号公報に示
されている。
【0003】図7に示される如く、このカウルトップサ
イド結合構造では、カウル100の車幅方向外側部に配
設されたカウルトップサイド102が結合されるフロン
トピラー104のアウタパネルが、ダッシュパネル10
4及びカウルトップサイド102が接合された第1のフ
ロントピラーアウタパネル106と、フロントサイドド
アの開口部108を区画する第2のフロントピラーアウ
タパネル110とを備えており、車両走行時等にカウル
トップサイド102からフロントピラー104に作用す
る加重やモーメントは、第1のフロントピラーアウタパ
ネル106が受けて第2のフロントピラーアウタパネル
110に分散され、第1のフロントピラーアウタパネル
106及び第2のフロントピラーアウタパネル110の
両者によって支持されるので、十分な剛性を確保するこ
とができる。この結果、カウルトップサイド102とフ
ロントピラー104との結合部の変形を抑えることがで
きるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ウルトップサイド結合構造においては、フロントピラー
102のアウタパネルが第1のフロントピラーアウタパ
ネル106と第2のフロントピラーアウタパネル110
との2枚構造であるため、車体重量が大幅に増加すると
いう不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、車体重量の増
加無しに、カウルトップサイドとフロントピラーとの結
合部の変形を抑えることができるカウルトップサイド結
合構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、カウルトップサイドとフロントピラーとの結合部に
おけるカウルトップサイド結合構造において、前記フロ
ントピラーの内側部に配設されたフロントピラーリイン
フォースメントを有し、前記カウルトップサイドと前記
フロントピラーとの結合点と、前記フロントピラーと前
記フロントピラーリインフォースメントとの結合点と、
を接近させたことを特徴としている。
【0007】従って、カウルトップサイドに車両前方か
ら荷重が入力されて、カウルトップサイドとフロントピ
ラーとの結合部にモーメントが作用しても、カウルトッ
プサイドとフロントピラーとの結合点と、フロントピラ
ーとフロントピラーリインフォースメントとの結合点
と、が接近しているため、このモーメントをカウルトッ
プサイドとフロントピラーとリインフォースメントとの
3つの部材で受けることができる。この結果、カウルト
ップサイドとフロントピラーとの結合部の変形を抑える
ことができる。また、結合点の変更のみで対応できるた
め、車体重量の増加も無い。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のカウルトップサイド結合
構造の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0009】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0010】図1に示される如く、本実施形態では、カ
ウルトップサイド10が、カウルトップサイドアッパパ
ネル12とカウルトップサイドアンダパネル14とで構
成されている。カウルトップサイドアッパパネル12は
車両前後方向に沿って配設されており、その車両前方か
ら見た断面形状は、開口部を下方へ向けたコ字状とされ
ている。カウルトップサイドアンダパネル14は車両前
後方向に沿って配設されている。カウルトップサイドア
ンダパネル14には、車幅方向内側端部に上方へ向けて
フランジ14Aが形成されており、このフランジ14A
がカウルトップサイドアッパパネル12の車幅方向内側
壁部12Aの下端部における、車幅方向外側面に溶着さ
れている。また、カウルトップサイドアンダパネル14
には、車幅方向外側端部に下方へ向けてフランジ14B
が形成されており、このフランジ14Bがカウルトップ
サイドアッパパネル12の車幅方向外側壁部12Bの下
端部における、車幅方向内側面に溶着されている。
【0011】従って、カウルトップサイド10はカウル
トップサイドアッパパネル12とカウルトップサイドア
ンダパネル14とで車両前後方向へ延びる断面矩形状の
構造となっている。
【0012】カウルトップサイドアッパパネル12の後
方には、フロントピラーアウタパネル20が配設されて
おり、このフロントピラーアウタパネル20は、前壁部
20A、側壁部20B、上壁部20C、後壁部20Dを
備えており、後壁部20Dの車幅方向内側端部には、車
両後方へ向けてフランジ20Eが形成されている。
【0013】カウルトップサイドアッパパネル12の上
壁部12Cの後端部には、上方へ向けてフランジ12D
が形成されており、このフランジ12Dはフロントピラ
ーアウタパネル20の前壁部20Aに溶着されている。
カウルトップサイドアッパパネル12の車幅方向外側壁
部12Bの後端部には、後方へ向けてフランジ12Eが
形成されており、このフランジ12Eはフロントピラー
アウタパネル20の側壁部20Bの車幅方向外側面に溶
着されている。
【0014】カウルトップサイドアッパパネル12の車
幅方向外側壁部12Bの後部には、下方へ向けて膨出部
12Fが形成されている。この膨出部12Fの略中央部
には、水抜き用の切欠16が形成されており、膨出部1
2Fの下部及び後部は、フロントピラーアウタパネル2
0の側壁部20Bの車幅方向外側面に溶着されている。
【0015】なお、フロントピラーアウタパネル20の
側壁部20Bの車幅方向外側面には、ドアヒンジブラケ
ット22が溶着されている。
【0016】フロントピラーアウタパネル20の車幅方
向方向内側部には、フロントピラーアウタパネル20に
沿ってフロントピラーリインフォースメント24が配設
されている。
【0017】図2に示される如く、フロントピラーリイ
ンフォースメント24は、前壁部24A、側壁部24
B、上壁部24C、後壁部24Dを備えており、後壁部
24Dの車幅方向内側端部には、車両後方へ向けてフラ
ンジ24Eが形成されている。
【0018】図3に示される如く、フロントピラーリイ
ンフォースメント24の前壁部24Aは、フロントピラ
ーアウタパネル20の前壁部20Aの後方に配設されて
おり、フロントピラーリインフォースメント24の後壁
部24Dは、フロントピラーアウタパネル20の後壁部
20Dの前方に配設されている。また、フロントピラー
リインフォースメント24のフランジ24Eは、フロン
トピラーアウタパネル20のフランジ20Eに溶着され
ている。
【0019】フロントピラーリインフォースメント24
の側壁部24Bは、フロントピラーアウタパネル20の
側壁部20Bの車幅方向内側面に結合点S1において、
ツインスポット溶接によって溶着されている。また、カ
ウルトップサイドアッパパネル12のフランジ12Eが
フロントピラーアウタパネル20の側壁部20Bの車幅
方向外側面に結合点S2において、ツインスポット溶接
によって溶着されている。
【0020】図1に示される如く、結合点S2は、カウ
ルトップサイドアッパパネル12のフランジ12Eの上
部と下部に一点づつ設定されている。結合点S2は上下
の結合点S2の中間部と、フランジ12Eの上部近傍と
下部近傍に各一点づつ設定されていると共に、フランジ
12Eの後部近傍に上下一点づつ設定されている。
【0021】即ち、本実施形態のカウルトップサイド結
合構造では、図3及び図4に示される如く、カウルトッ
プサイドアッパパネル12とフロントピラーアウタパネ
ル20との結合点S2と、フロントピラーアウタパネル
20とフロントピラーリインフォースメント24との結
合点S1とが接近した位置に設定されている。
【0022】なお、図3に示される結合点S1の溶接点
ピッチP1、図4に示される結合点S1の溶接点ピッチ
P1及び結合点S2の溶接点ピッチP2は、それぞれス
ポット溶接通電時に分流しない最小ピッチとすることが
好ましい。
【0023】また、図3の符号30は、フロントピラー
インナパネルを示しており、図5及び図6に示される如
く、カウルトップサイド10の前部内側には、フロント
スプリングサポート36が配設されている。
【0024】次に、本実施形態の作用を説明する。フロ
ントスプリングサポート36は、車両走行中に常時、上
下方向(図6の矢印F1方向及び矢印F1の反対方
向)、左右方向(図5の矢印Y方向)、前後方向(図5
の矢印X方向)等のあらゆる方向に入力を受ける。その
中でも特に上下方向の入力が大きく、図6に示される如
く、フロントスプリングサポート36への上方への入力
F1を受けて、カウルトップサイドアッパパネル12と
フロントピラーアウタパネル20との結合点S2は、入
力F1のモーメントとしてF2という入力を受ける。こ
の際、カウルトップサイドアッパパネル12とフロント
ピラーアウタパネル20との結合点S2は、通常、図3
に二点鎖線で示した如く、車幅方向外側へ変形しようと
する。
【0025】しかしながら、本実施例の自動車のカウル
サイド部構造では、図3及び図4に示される如く、カウ
ルトップサイドアッパパネル12とフロントピラーアウ
タパネル20との結合点S2と、フロントピラーアウタ
パネル20とフロントピラーリインフォースメント24
との結合点S1と、が接近して配設されているため、カ
ウルトップサイドアッパパネル12とフロントピラーア
ウタパネル20との結合点S2が受けるモーメントF2
を、結合点S1によって、フロントピラーリインフォー
スメント24でも支持することができる。
【0026】この結果、モーメントF2をカウルトップ
サイドアッパパネル12とフロントピラーアウタパネル
20とフロントピラーリインフォースメント24との3
つの部材で受けることができるため、図3に二点鎖線で
示されるような、カウルトップサイドアッパパネル12
とフロントピラーアウタパネル20と結合部の車幅方向
外側への変形を抑えることができる。
【0027】また、本実施例の自動車のカウルサイド部
構造では、従来構造の様に、フロントピラーのアウタパ
ネルを2枚構造とする必要もないので、車体重量の増加
も無い。
【0028】従って、本実施例の自動車のカウルサイド
部構造では、車体重量の増加無しに、カウルトップサイ
ドとフロントピラーとの結合部の変形を抑えることがで
きる。
【0029】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは明らかである。例えば、
本実施形態では、結合点S1及び結合点S2をツインス
ポット溶接によって溶着したが、結合点S1及び結合点
S2の結合はツインスポット溶接に限定されず、他の溶
接、または、接着等の他の結合にしても良い。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、カウルトップ
サイドとフロントピラーとの結合部におけるカウルトッ
プサイド結合構造において、フロントピラーの内側部に
配設されたフロントピラーリインフォースメントを有
し、カウルトップサイドとフロントピラーとの結合点
と、フロントピラーとフロントピラーリインフォースメ
ントとの結合点と、を接近させたため、車体重量の増加
無しに、カウルトップサイドとフロントピラーとの結合
部の変形を抑えることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るカウルトップサイド
結合構造を示す車両前方斜め外側から見た斜視図であ
る。
【図2】本発明の一実施形態に係るカウルトップサイド
結合構造を示す車両前方斜め外側から見た分解斜視図で
ある。
【図3】図1の3−3線に沿った断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の一実施形態に係るカウルトップサイド
結合構造が適用された車体のサスペンションタワー及び
その近傍を示す概略平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係るカウルトップサイド
結合構造が適用された車体のサスペンションタワー及び
その近傍を示す概略側面図である。
【図7】従来の実施形態に係るカウルトップサイド結合
構造を示す車両前方斜め外側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 カウルトップサイド 12 カウルトップサイドアッパパネル 14 カウルトップサイドアンダパネル 20 フロントピラーアウタパネル 24 フロントピラーリインフォースメント S1 フロントピラーリインフォースメントとフロン
トピラーアウタパネルとの結合点 S2 カウルトップサイドアッパパネルとフロントピ
ラーアウタパネルとの結合点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルトップサイドとフロントピラーと
    の結合部におけるカウルトップサイド結合構造におい
    て、 前記フロントピラーの内側部に配設されたフロントピラ
    ーリインフォースメントを有し、 前記カウルトップサイドと前記フロントピラーとの結合
    点と、前記フロントピラーと前記フロントピラーリイン
    フォースメントとの結合点と、を接近させたことを特徴
    とするカウルトップサイド結合構造。
JP19616897A 1997-07-22 1997-07-22 カウルトップサイド結合構造 Pending JPH1134921A (ja)

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JP19616897A JPH1134921A (ja) 1997-07-22 1997-07-22 カウルトップサイド結合構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296794A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Kanto Auto Works Ltd カウルサイド構造
JP2013075564A (ja) * 2011-09-29 2013-04-25 Toyota Motor Corp 自動車の車体側部構造
JP2016088447A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 本田技研工業株式会社 車体構造

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