JP6097193B2 - タイヤ加硫金型及びタイヤの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤのサイドウォール部に接するサイド成形面に複数のベントホールが設けられたタイヤ加硫金型と、それを用いたタイヤの製造方法とに関する。
従来、空気入りタイヤの加硫成形に用いられるタイヤ加硫金型では、タイヤのサイドウォール部に接するサイド成形面に複数のベントホールが設けられている(例えば、特許文献1,2)。かかる構成によれば、タイヤとサイド成形面との間の余分なエアを金型の外部に排出し、ライトネスやベアと呼ばれるゴム欠損の原因となるエア溜まりの発生を防いで、良好なタイヤ外観の成形を図ることができる。
一方で、サイドウォール部の表面に突起部を設けた空気入りタイヤが公知である。この突起部は、例えば、タイヤの意匠性や装飾性を高めるために文字や数字、図形などの表示を構成し、或いは岩場のような悪路での走破性や耐外傷性を向上するためにリブを構成する。この場合、タイヤ加硫金型のサイド成形面には、突起部に対応した凹部が設けられている。
ところが、そのような凹部はサイド成形面のプロファイルよりも凹んでいるため、加硫成形時に所要量のゴムが充填されるまでに時間が掛かり、凹部内でのゴム流れが低下しがちであった。その結果、凹部内でエア溜まりが発生しやすく、それに起因した突起部のゴム欠損によってタイヤの外観不良となる恐れがあった。
特開2008−265502号公報 特開平8−47929号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、凹部内でのエア溜まりの発生を抑制できるタイヤ加硫金型と、それを用いたタイヤの製造方法を提供することにある。
上記目的は、下記の如き本発明により達成することができる。即ち、本発明に係るタイヤ加硫金型は、タイヤのサイドウォール部に接するサイド成形面に複数のベントホールが設けられたタイヤ加硫金型において、前記サイド成形面に、前記サイド成形面のプロファイルからタイヤ幅方向外側に向けて凹んだ凹部が設けられ、前記凹部内で開口するベントホールの径が、前記サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径よりも大に設定されているものである。
このタイヤ加硫金型では、凹部内で開口するベントホールの径が、プロファイル上で開口するベントホールの径よりも大きいため、加硫成形時のゴムが凹部内へ積極的に引き込まれる。これにより、凹部内でのゴム流れが促進されるとともにエアが分散され、その凹部内でエア溜まりの発生を抑制できる。また、サイド成形面のプロファイル上ではゴム流れの低下が見られないため、そのプロファイル上で開口するベントホールの径を相対的に小さくすることで、無駄にゴムを引き込むことなく、タイヤにおいて必要なゴム厚みを適切に確保することができる。
前記凹部が、凹み量が相対的に大きい第1凹部と、凹み量が相対的に小さい第2凹部とを含む場合には、前記第1凹部内で開口するベントホールの径が、前記第2凹部内で開口するベントホールの径よりも大に設定され、その第2凹部内で開口するベントホールの径が、前記サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径よりも大に設定されていることが好ましい。これにより、凹部内でのゴム流れが、その凹部の凹み量に応じて大きくなるため、各部位に適した度合いでゴム流れを改善することによりエア溜まりの発生を抑制できる。
前記凹部内で開口する前記ベントホールの径が2.2mm以下に設定されていることが好ましい。これにより、ベントホールに流れ込んだゴムによって形成されるゴム突起が大きくなり過ぎることを防ぎ、ゴム突起のトリミング作業の煩雑化を防止できる。また、ベントホールによる排気性能を確保するうえで、前記サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径が0.6mm以上に設定されていることが好ましい。
本発明に係るタイヤの製造方法は、上述したタイヤ加硫金型のキャビティに未加硫タイヤをセットし、その未加硫タイヤに加熱加圧を施して加硫を行う工程を含むものである。かかる方法によれば、上述のように凹部内でのゴム流れを促進してエア溜まりの発生を防止できることから、良好なタイヤ外観を成形することができる。
本発明に係るタイヤ加硫金型の一例を概略的に示す縦断面図 サイド成形面の拡大図 本発明の別実施形態に係るサイド成形面の拡大図
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すタイヤ加硫金型10には、破線で輪郭を示した未加硫タイヤTがタイヤ軸を上下にしてセットされている。即ち、図1では、上下方向がタイヤ幅方向、左右方向がタイヤ径方向となる。タイヤ加硫金型10は、キャビティ30にセットされたタイヤTのサイドウォール部に接するサイド成形面1と、タイヤTのトレッド部に接するトレッド成形面2とを備える。サイド成形面1には、加硫成形時にタイヤTとサイド成形面1との間の余分なエアを排出するために、金型10の内部(キャビティ30)と外部とを連通させる複数のベントホール11,12が設けられている。
タイヤ加硫金型10は、タイヤTのサイドウォール部を成形するサイドプレート91,92と、タイヤTのトレッド部を成形する環状のトレッドリング93とを備える。サイド成形面1はサイドプレート91,92の各々の内面を構成し、トレッド成形面2はトレッドリング93の内面を構成している。図示していないが、トレッド成形面2には、トレッドパターンに対応した凹凸模様が形成されるとともに、トレッド成形面2で開口する複数のベントホールが設けられている。
この金型10は、所謂セグメンテッドモールドであり、タイヤ周方向に分割された複数のセクターによってトレッドリング93が構成されている。型開き時には、サイドプレート92とトレッドリング93が上昇するとともに、各セクターが放射状に広がるようにしてタイヤ径方向外側に変位し、タイヤの出し入れが可能になる。型締め時には、セクターが寄り集まることによりトレッドリング93が円環状に連続し、図1のようにサイド成形面1とトレッド成形面2とがタイヤTの外表面に密着しうる状態になる。
図2に拡大して示すように、サイド成形面1には、サイド成形面1のプロファイルPRからタイヤ幅方向外側に向けて凹んだ凹部3が設けられている。そのため、この金型10を用いて加硫成形したタイヤのサイドウォール部の表面には、凹部3に対応した突起部が設けられる。この突起部は、例えば、タイヤの意匠性や装飾性を高めるために文字や数字、図形などの表示を構成し、或いは岩場のような悪路での走破性や耐外傷性を向上するためにリブを構成する。
サイド成形面1のプロファイルPRは、キャビティ30側に中心を有してタイヤ幅方向外側に凸形状となる円弧により形成される。このプロファイルPRを構成する円弧は、単一の円弧でも構わないが、曲率半径が異なる複数の円弧を滑らかに連ねたものでもよい。凹部3は、最大幅点WPよりもタイヤ径方向外側に配置されているが、最大幅点WPに跨って配置されても構わない。最大幅点WPは、プロファイルPRにおいて最もタイヤ幅方向外側に位置する点であり、凹部3がこれに跨って配置される場合でもプロファイルPRを基準にして定められる(図3参照)。
サイドプレート91には、ビード部のリムプロテクタを成形するための部分が設けられている。この部分は、ビードヒールからタイヤ径方向外側に向かって延び且つタイヤ外側に中心を有してタイヤ幅方向内側に凸形状となる円弧に面している。最大幅点WPは、このリムプロテクタを成形するための部分を除外して定められ、プロファイルPRから凹んだ凹部にもこの部分を勘案しない。
凹部3では、それが設けられていない箇所に比べて、加硫成形時に所要量のゴムが行き渡るのに時間が掛かり、その傾向は凹部3の凹み量D3が2mmを越えると顕在化しやすい。それ故、少なくとも凹み量が2mmを越える凹部では、後述するようにベントホールの径を相対的に大きくすることが好ましい。本実施形態では、凹み量D3が3mmを越えた凹部3を例示するが、これが5mmを越え、更には7mmを越える場合もあり得る。凹み量D3は、プロファイルPRを基準とした凹部3の深さであり、プロファイルPRの法線方向に沿って測定される。
この金型10では、凹部3内で開口するベントホール11の径φ11が、サイド成形面1のプロファイルPR上で開口するベントホール12の径φ12よりも大に設定されており、そのため加硫成形時にゴムが凹部3内へ積極的に引き込まれる。これにより、凹部3内でのゴム流れが促進されるとともにエアが分散され、その凹部3内でエア溜まりの発生を抑制できる。また、サイド成形面1のプロファイルPR上では、凹部3が設けられていないのでゴム流れが低下する問題が無く、ベントホール12の径φ12を相対的に小さくすることで、無駄にゴムを引き込むことなく、タイヤにおいて必要なゴム厚みを適切に確保できる。
上記のように、ベントホール11は、余分なエアを逃がすという本来の作用よりも、寧ろゴムを引き込んで凹部3内でのゴム流れを促すという作用に主眼が置かれており、ゴムを積極的に動かすことによって凹部3内のエアの分散を図るものである。凹部3内のエアが適度に分散されると、エア溜まりの発生は抑制され、その結果、突起部のゴム欠損を防いで、良好なタイヤ外観が得られる。
上述の作用を発揮するうえでは、凹み量D3が最も大きい箇所にベントホール11を設けることが効果的であり、本実施形態では、断面が台形状をなす凹部3の底面の中央部でベントホール11が開口している。このベントホール11は、ゴムの引き込みにより凹部3内でのゴム流れを促進するものであるため、エア溜まりが凹部3の角部で発生しやすい場合であっても、ベントホール11を角部に設定する必要はない。無論、凹部3の角部にベントホール11を設定することは別に構わない。
ベントホール11の径φ11は、ゴムの引き込みにより凹部3内でのゴム流れを促進する効果を確保する観点から0.8mm以上に設定されていることが好ましく、ゴム突起のトリミング作業の煩雑化を防ぐうえで2.2mm以下に設定されていることが好ましい。このゴム突起は、ベントホール11に流れ込んだゴムによって、加硫成形後のタイヤのサイドウォール部の表面に形成され、スピューとも呼ばれる。また、ベントホール12の径φ12は、ベントホール12による排気性能を確保するうえで0.6mm以上に設定されていることが好ましい。
実用上、相対的に大径となるベントホールの径は、相対的に小径となるベントホールの径の1.2〜1.4倍であることが好適である。したがって、径の大きさが相異なる2種のベントホール11,12においては、径φ11が径φ12の1.2〜1.4倍であることが好適である。この変化比率に基づく径寸法については有効桁数を勘案し、余分な桁は四捨五入により丸める。
図2で示していないサイドプレート92のサイド成形面1にも、サイドプレート91と同様にベントホール11,12が設けられている。また、ベントホール11,12は、それぞれタイヤ周方向に間隔を置いて多数が配列されている。これらのベントホール11,12は、同一のタイヤ子午線断面に現れなくても構わない。
図3に、本発明の別実施形態に係るサイド成形面を示す。以下に説明する構成の他は、前述の実施形態と同様の構成及び作用であるので、共通点を省略して主に相違点について説明する。また、既出の構成と同一の構成については、同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図3に示すように、このサイド成形面1には、タイヤ径方向に互いに離れて位置する複数の(本実施形態では2つの)凹部3,4が設けられるとともに、ビード部のリムプロテクタを成形するための部分は設けられていない。凹部3の凹み量D3は、凹部4の凹み量D4よりも大きく設定されている。したがって、本実施形態では、サイド成形面1に設けられた凹部が、凹み量D3が相対的に大きい凹部3(第1凹部に相当)と、凹み量D4が相対的に小さい凹部4(第2凹部に相当)とを含む。
この例では、凹部3内で開口するベントホール11の径φ11が、凹部4内で開口するベントホール13の径φ13よりも大に設定されている。それでいて、その凹部4内で開口するベントホール13の径φ13が、サイド成形面1のプロファイルPR上で開口するベントホール12の径φ12よりも大に設定されている。これによって、凹部3,4内でのゴム流れが、その凹部3,4の凹み量に応じて大きくなるため、各部位に適した度合いでゴム流れを改善することによりエア溜まりの発生を抑制できる。
ベントホール11の径φ11は、ゴムの引き込みにより凹部3内でのゴム流れを促進する効果を確保する観点から0.8mm以上に設定されていることが好ましく、ゴム突起のトリミング作業の煩雑化を防ぐうえで2.2mm以下に設定されていることが好ましい。また、ベントホール12の径φ12は、ベントホール12による排気性能を確保するうえで0.6mm以上に設定されていることが好ましい。ベントホール13の径φ13は、その径φ11と径φ12との間となる大きさに設定される。
実用上、相対的に大径となるベントホールの径は、相対的に小径となるベントホールの径の1.2〜1.4倍であることが好適である。径の大きさが相異なる3種のベントホール11〜13においては、径φ11が径φ13の1.2〜1.4倍であり、径φ13が径φ12の1.2〜1.4倍であることが好適である。この変化比率に基づく径寸法については有効桁数を勘案し、余分な桁は四捨五入により丸める。ベントホールの径を相対的に異ならせる設定は、凹み量の差が1mm以上となる凹部に(本実施形態では凹部3と凹部4とに)適用することが好ましい。
図2では、径の大きさが相異なる2種のベントホールを例示し、図3では、径の大きさが相異なる3種のベントホールを例示したが、4種以上のベントホールの適用も可能である。また、前述の実施形態では、ベントホールが径一定の丸孔である例を示したが、これに限られず、例えば開口部にザグリを有する形状でもよい。その場合、ベントホールの径は、ザグリではなくベントホールの本体部で測定されるものとする。
この金型10を用いたタイヤの製造方法は、金型10のキャビティ30に未加硫タイヤをセットし、その未加硫タイヤに加熱加圧を施して加硫を行う工程を含む。この金型10によれば、上述のように凹部内でのエア溜まりの発生を防止できるため、サイドウォール部の突起部にゴム欠損の無い良好なタイヤ外観を有する空気入りタイヤを製造することができる。
本発明に係るタイヤ加硫金型は、サイド成形面に設けられるベントホールを上記の如く構成したこと以外は、通常のタイヤ加硫金型と同等であり、従来公知の形状や材質、機構などが何れも本発明に採用することができる。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。したがって、例えば、前述の実施形態では、タイヤ加硫金型がセグメンテッドモールドであったが、これに限られず、トレッド部の中央部で上下に二分割された所謂2ピースモールドであってもよい。
本発明の構成と効果を具体的に示すために、タイヤの加硫成形を行ってエア溜まりの発生状況を確認した。評価に供したタイヤ加硫金型は図3に示したサイド成形面を備え、凹部3の凹み量は3.5mm、凹部4の凹み量は2.5mmである。成形したタイヤが突起部のゴム欠損により外観不良となる場合は、加硫成形時にエア溜まりが発生したものとして「×」とし、突起部にゴム欠損が無く良好なタイヤ外観が得られた場合は、加硫成形時にエア溜まりが発生しなかったものとして「○」とした。
Figure 0006097193
比較例1では、凹部3,4の両方でエア溜まりが発生し、特に凹部3で多く確認された。比較例2では、凹部3においてエア溜まりが発生した。また、比較例2では、サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径が無駄に大きいため、その周辺でタイヤにおけるゴム厚みの確保が懸念される。これに対し、実施例1,2では、エア溜まりの発生を抑制できた。
1 サイド成形面
3 凹部
4 凹部
10 タイヤ加硫金型
11 ベントホール
12 ベントホール
13 ベントホール
30 キャビティ
91 サイドプレート
92 サイドプレート

Claims (5)

  1. タイヤのサイドウォール部に接するサイド成形面に複数のベントホールが設けられたタイヤ加硫金型において、
    前記サイド成形面に、前記サイド成形面のプロファイルからタイヤ幅方向外側に向けて凹んだ凹部が設けられ、
    前記凹部内で開口するベントホールの径が、前記サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径よりも大に設定されていることを特徴とするタイヤ加硫金型。
  2. 前記凹部が、凹み量が相対的に大きい第1凹部と、凹み量が相対的に小さい第2凹部とを含み、
    前記第1凹部内で開口するベントホールの径が、前記第2凹部内で開口するベントホールの径よりも大に設定され、その第2凹部内で開口するベントホールの径が、前記サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径よりも大に設定されている請求項1に記載のタイヤ加硫金型。
  3. 前記凹部内で開口する前記ベントホールの径が2.2mm以下に設定されている請求項1又は2に記載のタイヤ加硫金型。
  4. 前記サイド成形面のプロファイル上で開口するベントホールの径が0.6mm以上に設定されている請求項1〜3いずれか1項に記載のタイヤ加硫金型。
  5. 請求項1〜4いずれか1項に記載のタイヤ加硫金型のキャビティに未加硫タイヤをセットし、その未加硫タイヤに加熱加圧を施して加硫を行う工程を含むタイヤの製造方法。
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