JP6091901B2 - 固形物の分別装置 - Google Patents

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本発明は固形物の分別装置に係り、例えば、砂利等の塊状の廃棄物と紙等のシート状の廃棄物とが混合された状態となっている混合廃棄物等を分別する固形物の分別装置に関するものである。
混合廃棄物は砂利やコンクリート片等の塊状の廃棄物と、紙やビニールシート等のシート状の廃棄物などが混在している。
この混合廃棄物を再利用するためには、砂利等の不燃物と紙等の可燃物に分別する必要がある。
混合廃棄物の分別を行うための装置としては、特許文献1に記載された風力選別機がある。この風力選別機は比重が小さいものほど風力によって遠くに飛ばされる原理を利用したものである。混合廃棄物のうち、概して不燃物は比重が大きく、可燃物は比重が小さいため、風力選別機によれば混合廃棄物を不燃物と可燃物とにある程度分別することができる。
特開平7−100435号公報
しかしながら、上記従来の風力選別機では、風で飛ばされるか否かによって分別しているため、混合廃棄物を構成する個々の固形物の大きさ等によって風で飛ばされるか否かが大きく左右されてしまい安定した分別を行うことが困難であり、混合廃棄物を高い精度で分別することは不可能である。また、混合廃棄物が水分を含んでいる場合には混合廃棄物の重量が大きくなり、風で飛ばすことができなくなってしまい混合廃棄物を分別することができないという問題がある。
更に、上記従来の風力選別機は大型で複雑な構造となっているため、製造コストが高いという問題がある。また、大きな風力を発生させるため、ランニングコストが嵩んでしまうという問題もある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、混合廃棄物等の固形物から構成される被分別物を高い精度で分別することができ、しかも被分別物が水分を含んでいても分別を行うことが可能であって、しかも小型で簡単な構造であるため、製造コストを低く抑えることができ、使用の際のランニングコストも低く抑えることが可能な固形物の分別装置の提供を、その目的とする。
請求項1の発明は、周回走行する走行体を備えたコンベア装置と、前記走行体の外周面に向かって紙やビニールシート等のシート状の可燃物と砂利やコンクリート片等の塊状の不燃物が混合された固形物によって構成される被分別物を落下させる被分別物供給手段と、前記走行体の走行方向の位置及び勾配を変更可能に、前記コンベア装置を支持する変更装置とを具備する固形物の分別装置であって、前記走行体は無端ベルトで、前記被分別物が落下する側で走行方向先側に上り勾配となる傾斜姿勢で備えられており、前記走行体の外周面側が所定の弾性を有し、且つ、前記外周面は摩擦係数が大きくなるように粗面となっており、前記被分別物を前記走行体の外周面に落下させ、前記被分別物が前記走行体に衝突したとき、塊状の不燃物は前記走行体から搬送されずに脱落して前記塊状の不燃物の落下空間に落下し、シート状の可燃物は前記走行体にそのまま載り滑り落ちることなく搬送されて前記走行体の走行方向先側の端より前記シート状の可燃物の落下空間に落下することで分別が行われることを特徴とする固形物の分別装置である。
請求項の発明は、請求項に記載した固形物の分別装置において、走行体は合成樹脂によって構成され、その内部には多数の気泡が形成されてスポンジ様になっていることを特徴とする固形物の分別装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した固形物の分別装置において、コンベア装置の下方には、無端ベルトの外周面に付着した被分別物を除去するブラシローラーが設けられており、前記ブラシローラーは、前記無端ベルトの外周面に摺接し、且つ可燃物落下空間の上部に位置していることを特徴とする固形物の分別装置である。
本発明の固形物の分別装置では、混合廃棄物等を紙やビニールシートのようなシート状の固形物と、砂利やコンクリート片のような塊状の固形物とに高い精度で分別することができる。
また被分別物が水分を含んでいても分別することが可能である。
更に、小型で単純な構造であるため、製造コストを低く抑えることができる。
また、風力を発生させる必要がないため、ランニングコストを低く抑えることができる。
本発明の第一の実施の形態に係る固形物の分別装置の側面図である。 図1の固形物の分別装置の斜視図である。 図1の固形物の分別装置の平面図である。 図1の固形物の分別装置の動作を説明する図である。 本発明の第二の実施の形態に係る固形物の分別装置の側面図である。 図5の固形物の分別装置の斜視図である。 図5に示す矢印Sの方向からコンベア装置を見た状態の図である。 図5の固形物の分別装置の動作を説明する側面図である。 本発明の第三の実施の形態に係る固形物の分別装置の構成、動作を説明するための図である。 本発明の第三の実施の形態に係る固形物の分別装置の構成、動作を説明するための図である。
本発明の第一の実施の形態に係る固形物の分別装置1を図1から図4に従って説明する。
符号2はケース状の本体を示し、この本体2の天板には矩形の投入口3が形成されている。また、本体2内には仕切り板4が設けられ、この仕切り板4は下方から略垂直に延びており、本体2の高さ寸法の4分の1程度の寸法を有している。この仕切り板4を境にして、前方側(図1において右側)が不燃物落下空間5となっており、後方側(図1において左側)が可燃物落下空間6となっている。不燃物落下空間5、可燃物落下空間6の下方は開放されており、開口7、8が形成されている。開口7、8の下には図示しない回収容器がそれぞれ備えられている。
符号9は走行体としてのローラーを示し、このローラー9は金属製のコア部(図示せず)と、合成ゴム製の外周部9bとによって構成されており、その外周面側が所定の弾性を有している。ローラー9の外周面側の弾性をどの程度にするかは後述する混合廃棄物Wに含まれる砂利やコンクリート片のような塊状等の廃棄物Wbの大きさ(重さ)、硬さ等を考慮して決定し、廃棄物Wbを、不燃物落下空間5へ確実に弾き飛ばすことができる程度の弾性に設定する。
外周部9bは比較的大きい表面粗さを有する粗面となっている。ローラー9は、その中心が仕切り板4の延長線上に位置するように備えられている。コア部には支持軸10が固定されており、この支持軸10が図3に示す軸受11に支持されて、ローラー9が回転できるように備えられている。
支持軸10の一端部には大径プーリー12が固定され、支持軸10の他端部には小径プーリー13が固定されている。
また、本体2にはモーター15が備えられており、このモーター15の駆動軸にはプーリー17が固定されている。このプーリー17と大径プーリー12とにはベルト18が掛け渡されている。
ローラー9の斜め下方にはクリーニング手段としてのブラシローラー19が備えられており、このブラシローラー19はローラー9の外周面に摺接している。ブラシローラー19には支持軸20が固定されており、支持軸20は軸受21に支持されている。支持軸20の一端部にはプーリー22が固定されており、このプーリー22と小径プーリー13とにはベルト23が掛け渡されている。
被分別物供給手段としてのコンベア装置25の構成について説明する。
回転自在に備えられた一対のロール26a、26bには無端ベルト27が掛け渡されている。ロール26aは図示しないモーターの動力が伝達されて駆動するようになっている。
コンベア装置25は投入口3のすぐ下側に備えられ、投入口3に対向し、且つローラー9の例えば50〜60cm上方に位置している。
また、コンベア装置25は、その終端がローラー9の支持軸10(回転中心)よりやや前方側(ローラー9の回転方向と逆側)に位置している。
コンベア装置25の終端の下方にはシュート35が取り付けられており、このシュート35は下端側が前方へ傾斜する姿勢となっている。
コンベア装置25はシュート35と共に、図示しない公知のボールねじ機構等からなる位置変更装置によって前後方向の位置を変更することができる。従って、混合廃棄物Wのローラー9に対する落下位置を変更することが可能である。
次に、この固形物の分別装置1の使用方法について説明する。
固形物の分別装置1によって分別する被分別物としての混合廃棄物Wは、砂利やコンクリート片のような塊状等の廃棄物Wbと、紙やビニールシートのようなシート状等の廃棄物Wsとが混在しているものである。
固形物の分別装置1を作動させて、コンベア装置25のロール26aを駆動させ、ロール26bを回転させると共に無端ベルト27を図1において矢印で示す方向へ走行させる。
また、モーター15を駆動させて、ローラー9を矢印で示すように反時計回りの方向へ回転させる。すなわち、ローラー9は周回走行する。
そして、混合廃棄物Wを投入口3から投入して、コンベア装置25の無端ベルト27上へ供給する。無端ベルト27上の混合廃棄物Wは前方へ運ばれて、コンベア装置25の終端からシュート35へ落ち、シュート35にガイドされて、ローラー9の支持軸10(回転中心)よりやや前方側(ローラー9の回転方向と逆側)の外周面に落下する。
ローラー9の外周面に落下した混合廃棄物Wのうち、砂利やコンクリート片のような塊状等の廃棄物Wbは比重が比較的大きく、表面積が小さいため、転がり落ちる速度(落下速度)が大きい。しかも、塊状等の廃棄物Wbは硬いので、弾性力を有する外周部9bに衝突すると、大きく弾かれる。前述のようにコンベア装置25は、その終端がローラー9の支持軸10(回転中心)よりやや前方側に位置しているので、ローラー9の外周面に衝突した塊状等の廃棄物Wbは、不燃物落下空間5側へ弾かれて開口7を通過し、図示しない回収容器に回収される。
また、紙やビニールシートのようなシート状等の廃棄物Wsは比重が比較的小さく、表面積が大きいため、コンベア装置25から転がり落ちる速度(落下速度)が小さい。しかも、シート状等の廃棄物Wsは柔らかいので、弾性力を有する外周部9bに衝突しても弾かれないで、ローラー9上に載ることになる。ローラー9に載ったシート状等の廃棄物Wsはそのまま搬送されて、可燃物落下空間6上でローラー9から滑り落ちて可燃物落下空間6へ落下する。そして、開口8を通過し、図示しない回収容器に回収される。
すなわち、混合廃棄物Wはローラー9の支持軸10(回転中心)よりやや前方側(ローラー9の回転方向と逆側)外周面に落下し、しかもローラー9の外周面側が所定の弾性を有しているので、混合廃棄物Wをローラー9の外周面上に落下させ、混合廃棄物がローラー9に衝突したときローラー9に生じる反発力が一定以上となる塊状等の廃棄物Wbはローラー9によって不燃物落下空間5側へ弾かれてローラー9から脱落し、反発力が一定以下のシート状等の廃棄物Wsはローラー9に載り上記のように可燃物落下空間6上まで搬送されて、混合廃棄物Wの分別が行われる。
なお、外周部9bの表面は比較的大きい表面粗さを有する粗面となっており、摩擦係数が大きいため、ローラー9の上に載ったシート状等の廃棄物Wsは可燃物落下空間6上に搬送されるまでは、ローラー9上に留まる。
ローラー9の外周面に付着した混合廃棄物Wは、図1において反時計回りの方向へ回転するブラシローラー19によって除去される。従って、ローラー9の外周面に粉状の混合廃棄物Wが付着するなどして、摩擦力が小さくなるのを防止することができる。よって、シート状等の廃棄物Wsが可燃物落下空間6に到達する前にローラー9から滑り落ちるのを回避することができる。これにより、廃棄物Wsの搬送を安定して行うことが可能となる。
以上のように、固形物の分別装置1は、風力発生装置などを有していないため、小型で単純な構造であり、製造コストを低く抑えることができる。また、ローラー9等を回転させるためのモーターを備えているだけなので、ランニングコストを低く抑えることができる。
更に、被分別物が弾かれるかどうかによって分別するため、混合廃棄物Wが水分を含んでいても、紙やビニールシートのようなシート状等の廃棄物Wsと、砂利やコンクリート片のような塊状等の廃棄物Wbとに高い精度で分別することができる。
本発明の第二の実施の形態に係る固形物の分別装置41を図5から図8にしたがって説明する。
固形物の分別装置41は、第一の実施の形態に係る固形物の分別装置1のローラー9の代わりにコンベア装置43を備えている点を除き、第一の実施の形態に係る固形物の分別装置1と同様の構成を有するので、同様の構成部分については固形物の分別装置1と同じ符号を付し、その説明を省略する。
コンベア装置43は回転自在に備えられた一対のロール45a、45bを有し、ロール45a、45bには走行体としての無端ベルト46が掛け渡されている。無端ベルト46は所定の弾性を有している。無端ベルト46の外周面をどの程度の弾性をもつものとするかは混合廃棄物Wに含まれる砂利やコンクリート片のような塊状等の廃棄物Wbの大きさ(重さ)、硬さ等を考慮して決定し、廃棄物Wbを、不燃物落下空間5へ確実に弾き飛ばすことができる程度の弾性に設定する。この場合、無端ベルト46を構成する材料だけでなく、無端ベルト46の張り具合を含めて、その外周面がどの程度の弾性力とするかを設定する。
また、ロール45bは図示しないモーターによって駆動されるようになっている。
コンベア装置43の終端部はコンベア装置25の終端部より前方側に位置するように備えられている。
また、コンベア装置43は、無端ベルト46の外周面は、その混合廃棄物Wが落下する側で走行方向側に上り勾配になる傾斜姿勢に備えられている。更に図8に示すように無端ベルト46の外周面は平坦になっている。
このコンベア装置43は図示しない公知のボールねじ機構等からなる位置及び傾斜角度変更装置によって前後方向の位置と傾斜角度を変更できるように支持されており、無端ベルト46の位置と勾配を変更することができる。
コンベア装置43の下方にはクリーニング手段としてのブラシローラー48が備えられており、このブラシローラー48は無端ベルト46の外周面に摺接している。ブラシローラー48には支持軸50が固定されており、支持軸50は図示しないモーターによって回転させられるようになっている。
固形物の分別装置41の使用方法は固形物の分別装置1と同様であり、固形物の分別装置41を作動させて、コンベア装置25の無端ベルト27を図5において矢印で示すように時計回りの方向へ走行させる。また、ロール45bを反時計回りの方向へ駆動させて、ロール45aを反時計回りの方向へ回転させると共に、無端ベルト46を周回走行させて、無端ベルト46の混合廃棄物Wが落下する側を後方向(図5において左方向)へ走行させる。
投入された混合廃棄物Wはコンベア装置25、シュート35を経てコンベア装置43の弾性を有する無端ベルト46の外周面上に落下する。前述のようにコンベア装置43の終端部はコンベア装置25の終端部より前方側に位置するように備えられているので、混合廃棄物Wは、コンベア装置43の無端ベルト46の混合廃棄物Wが落下する側の前端より僅かに後端側へ寄った位置に落下する。
混合廃棄物Wのうち、塊状等の廃棄物Wbはコンベア装置43の無端ベルト46に弾かれて不燃物落下空間5へ落下し、シート状等の廃棄物Wsはコンベア装置43によって可燃物落下空間6へ落下する。
すなわち、無端ベルト46の外周面側が所定の弾性を有しているので、混合廃棄物Wを無端ベルト46の外周面上に落下させ、混合廃棄物Wが無端ベルト46に衝突したとき無端ベルト46に生じる反発力が一定以上となる塊状等の廃棄物Wbは無端ベルト46によって不燃物落下空間5側へ弾かれて無端ベルト46から脱落し、反発力が一定以下のシート状等の廃棄物Wsは無端ベルト46に載り上記のように可燃物落下空間6上まで搬送されて、混合廃棄物Wの分別が行われる。
前述のように無端ベルト46の外周面は平坦となっているので、塊状等の廃棄物Wbは不燃物落下空間5の方向へ確実に弾き飛ばされる。すなわち、例えば無端ベルト46の幅方向の両端部分が、中央部分に向かって傾斜している場合、廃棄物Wbが傾斜する両端部分に衝突すると、廃棄物Wbは無端ベルト46の幅方向へ飛ぶおそれがあるが、無端ベルト46の外周面は平坦にすることで、廃棄物Wbを不燃物落下空間5へ安定して弾き飛ばすことが可能となる。
無端ベルト46の外周面に付着した混合廃棄物Wは、ブラシローラー48によって除去される。従って、無端ベルト46の外周面に粉状の混合廃棄物Wが付着するなどして、摩擦力が小さくなるのを防止することができる。よって、廃棄物Wsが無端ベルト46から滑り落ちるのを回避することができる。これにより、廃棄物Wsの搬送を安定して行うことが可能となる。
なお、上記混合廃棄物Wの落下位置は、無端ベルト46のロール45a、45bに摺接していない部分とする。無端ベルト46の裏面にロール45a、45bが摺接した部分に混合廃棄物Wが落下しても、無端ベルト46が撓まないので、無端ベルト46によって廃棄物Wbが弾かれ難く、廃棄物Wbを不燃物落下空間5へ確実に落下させることができないおそれがあるからである。
次に、本発明の第三の実施の形態に係る固形物の分別装置51を図9、図10に従って説明する。
固形物の分別装置51は次に説明する無端ベルト56の構成を除き第二の実施の形態に係る固形物の分別装置41と同様の構成を有するので、同様の構成部分についての説明を省略する。また、必要に応じて第二の実施の形態において用いた名称、符号を引用する。
無端ベルト56は比較的大きな弾性をもつ合成樹脂によって構成され、また微細な多数の気泡57が形成されてスポンジ様となっている(図9(b)参照)。このため無端ベルト56の外周面56aには微細な孔が多数形成され、その結果表面が摩擦係数の大きい粗面となっている。
この固形物の分別装置51では、図9(a)に示すように混合廃棄物Wを無端ベルト56の外周面上に落下させると、図10(a)に示すように塊状等の廃棄物Wbは無端ベルト56に弾かれて不燃物落下空間5へ落下し、シート状等の廃棄物Wsは走行する無端ベルト56によって可燃物落下空間6へ落下する。
前述のように無端ベルト56は比較的大きな弾性をもつ合成樹脂によって構成され、また微細な多数の気泡57が形成されてスポンジ様となっているので、塊状等の廃棄物Wbが無端ベルト56の外周面上に落下すると、図10(b)に示すように無端ベルト56が大きく弾性変形する。これにより無端ベルト56が大きな反発力を発揮して、上記のように無端ベルト56は塊状等の廃棄物Wbを不燃物落下空間5へ確実に弾き飛ばすことができる。
また、無端ベルト56の外周面56aには微細な孔が多数形成され、その結果表面が摩擦係数の大きい粗面となっているので、廃棄物Wsが無端ベルト56の外周面上から滑り落ちることがなく、その搬送を安定して行うことが可能となる。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、本実施の形態では被分別物として混合廃棄物Wを使用したが、被分別物は固形物であればよく、例えば食品でもよい。
固形物の分別装置1において、コンベア装置25とローラー9との距離、ローラー9の回転方向、回転速度及びにローラー9のどの部分に混合廃棄物Wを落下させるか等は適宜調整することができる。特に、ローラー9の回転速度を変更することによって、廃棄物WsとWbとの分別の程度を調整することが可能である。
固形物の分別装置41において、コンベア装置25とコンベア装置43との距離、コンベア装置43の速度、走行方向、コンベア装置25の速度、及び無端ベルト46のどの部分に混合廃棄物Wを落下させるか等適宜調整することができる。
また、上記実施の形態では、コンベア装置43を、無端ベルト46がその混合廃棄物Wが落下する側で走行方向側に上り勾配になるように傾斜姿勢に備えたが、コンベア装置43を無端ベルト46が水平となる姿勢に備えてもよい。特に、コンベア装置43の傾斜角度を変更することによって、廃棄物WsとWbとの分別の程度を調整することが可能である。
本実施の形態によると、外周部9bは所定の弾力を有しているが、適宜外周部9bの弾力の強弱を変更してもよい。
また、外周部9bは表面粗さを有しているが、被分別物よって表面粗さを適宜変更してもよい。
固形物の分別装置の製造業で利用できる。また、固形物の分別処理業者や、固形物を分別する工程を有する工場等で利用できる。
1…固形物の分別装置 2…本体 3…投入口 4…仕切り板
5…不燃物落下空間 6…可燃物落下空間 7、8…開口
9…ローラー 9b…外周部 10…支持軸
11…軸受 12…大径プーリー 13…小径プーリー
15…モーター 17…プーリー 18…ベルト
19…ブラシローラー 20…支持軸 21…軸受
22…プーリー 23…ベルト 25…コンベア装置
26a、26b…ロール 27…無端ベルト 35…シュート
41…固形物の分別装置 43…コンベア装置
45a、45b…ロール 46…無端ベルト 48…ブラシローラー
50…支持軸 51…固形物の分別装置 56…無端ベルト
56a…無端ベルトの外周面 57…気泡
W…混合廃棄物 Wb…塊状等の廃棄物 Ws…シート状等の廃棄物

Claims (3)

  1. 周回走行する走行体を備えたコンベア装置と、前記走行体の外周面に向かって紙やビニールシート等のシート状の可燃物と砂利やコンクリート片等の塊状の不燃物が混合された固形物によって構成される被分別物を落下させる被分別物供給手段と、前記走行体の走行方向の位置及び勾配を変更可能に、前記コンベア装置を支持する変更装置とを具備する固形物の分別装置であって、前記走行体は無端ベルトで、前記被分別物が落下する側で走行方向先側に上り勾配となる傾斜姿勢で備えられており、前記走行体の外周面側が所定の弾性を有し、且つ、前記外周面は摩擦係数が大きくなるように粗面となっており、前記被分別物を前記走行体の外周面に落下させ、前記被分別物が前記走行体に衝突したとき、塊状の不燃物は前記走行体から搬送されずに脱落して前記塊状の不燃物の落下空間に落下し、シート状の可燃物は前記走行体にそのまま載り滑り落ちることなく搬送されて前記走行体の走行方向先側の端より前記シート状の可燃物の落下空間に落下することで分別が行われることを特徴とする固形物の分別装置。
  2. 請求項1に記載した固形物の分別装置において、走行体は合成樹脂によって構成され、その内部には多数の気泡が形成されてスポンジ様になっていることを特徴とする固形物の分別装置。
  3. 請求項1または2に記載した固形物の分別装置において、コンベア装置の下方には、無端ベルトの外周面に付着した被分別物を除去するブラシローラーが設けられており、
    前記ブラシローラーは、前記無端ベルトの外周面に摺接し、且つ可燃物落下空間の上部に位置していることを特徴とする固形物の分別装置。
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