JP2007222756A - 廃棄物の粗選別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】廃棄物の大きさに応じた選別を確実に行い得る廃棄物の粗選別装置を提供することである。
【解決手段】廃棄物の粗選別装置1は、外表面に複数の突起体14の設けられたエンドレスベルト10が循環動する第1のコンベア装置100と、外表面に複数の突起体24の設けられたエンドレスベルト20が循環動する第2のコンベア装置200とを有し、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200は、上方が離隔し、下方が接近するように傾斜配置され、エンドレスベルト10及び20における廃棄物の投入される外表面が下から上に向けて移動するように構成される。
【選択図】図1
【解決手段】廃棄物の粗選別装置1は、外表面に複数の突起体14の設けられたエンドレスベルト10が循環動する第1のコンベア装置100と、外表面に複数の突起体24の設けられたエンドレスベルト20が循環動する第2のコンベア装置200とを有し、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200は、上方が離隔し、下方が接近するように傾斜配置され、エンドレスベルト10及び20における廃棄物の投入される外表面が下から上に向けて移動するように構成される。
【選択図】図1
Description
本発明は、飲料容器、食品容器、生活用品等のプラスチック廃材、食品残渣、建築廃材、木質系廃棄物、繊維、ゴム、ガラス、金属、陶器くず等の様々な廃棄物をその大きさに応じて選別する廃棄物の粗選別装置に関する。
従来、空きペットボトル、空き缶、空き瓶等の資源ごみにビニール袋等のプラスチックフィルムが混在している廃棄物から空きペットボトル、空き缶、空き瓶等の資源ごみとビニール袋等のプラスチックフィルムとを分離する廃棄物分離装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この従来の廃棄物分離装置は、外表面全体にスパイク状突起の形成されたエンドレスベルトが循環動するベルトコンベアを有し、そのベルトコンベアを傾斜させた状態で使用される。露出しているスパイク状突起が下方から上方に向かうように循環動されるエンドレスベルト上に空きペットボトル、空き缶、空き瓶等の資源ごみとビニール袋等のプラスチックフィルムの混在した廃棄物が投入されると、ベルトコンベアの傾斜によって空きペットボトル、空き缶、空き瓶は、エンドレスベルトに沿って下方に転動落下する一方、ビニール袋等のプラスチックフィルムはスパイク状突起に引っ掛かって上方に搬送される。そして、ベルトコンベアの上端まで搬送されたプラスチックフィルムは、エンドレスベルトの循環動によりその上端から落下する。これにより、空きペットボトル、空き缶、空き瓶等の資源ごみとビニール袋等のプラスチックフィルムとが混在した廃棄物からその資源ごみとプラスチックフィルムとを分離することができる。
また、前記廃棄物分離装置では、空きペットボトル、空き缶、空き瓶等をスパイク状突起に引っ掛かることなく確実にエンドレスベルトに沿って下方に転動落下させるために、エンドレスベルトに連続的に打撃を加える槌打装置が設けられている。この槌打装置によりエンドレスベルトに対して連続的に振動が加えられることにより、スパイク状突起に一時的に引っ掛かった空き缶等もその振動によって確実にエンドレスベルトの下方に転動落下するようになる。
ところで、前述したような廃棄物分離装置の機構は、飲料容器、食品容器、生活用品等のプラスチック廃材、食品残渣、建築廃材、木質系廃棄物、繊維、ゴム、ガラス、金属、陶器等の廃棄物を破砕して得られる廃棄物片をその大きさ等に応じておおまかに選別する廃棄物の粗選別装置に適用することができる。この場合、比較的大きい廃棄物片は、スパイク状突起に引っ掛かってベルトコンベアの上端まで搬送され、一方、比較的小さい廃棄物片は、スパイク状突起に引っ掛かることなくベルトコンベアの下端に落下する。これにより、破砕済みの廃棄物片をその大きさに応じておおまかに選別することができるようになる。
特開平9−85179号公報
しかしながら、前述した廃棄物の粗選別装置では、比較的大きい廃棄物片と比較的小さい廃棄物片との選別が必ずしも十分になされていないため、選別の確実性の向上が要求されていた。
本発明は、このような従来の問題を解決するためになされたものであり、廃棄物の大きさに応じた選別を確実に行い得る廃棄物の粗選別装置を提供するものである。
本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、外表面に複数の突起体の設けられたベルトが循環動する第1及び第2のコンベア装置を有し、前記第1及び第2のコンベア装置が、上方が離隔し、下方が接近するように傾斜配置され、前記ベルトにおける廃棄物の投入される外表面が下から上に向けて移動することを特徴とする。
この構成によれば、第1及び第2のコンベア装置が上方が離隔し、下方が接近するように傾斜配置され、これらに囲まれた空間に廃棄物が投入されると、当該廃棄物のうち、比較的大きい廃棄物片は、ベルトの外表面に設けられた突起体に引っ掛かって第1及び第2のコンベア装置の上端まで搬送され、比較的小さい廃棄物片は、突起体に引っ掛かることなく第1及び第2のコンベア装置の間から下方に落下する。従って、廃棄物片を大きさに応じて選別することができる。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1及び第2のコンベア装置の間の上部に設けられる前記廃棄物の投入口の下方に配置され、軸と、該軸から下方に傾斜して延在する第1及び第2の板状体とにより構成され、前記投入口からの廃棄物を前記第1のコンベア装置と前記第2のコンベア装置とに分配する分配機構を有するようにしてもよい。
この構成によれば、投入口からの廃棄物を可能な限り均等に第1のコンベア装置と第2のコンベア装置とに分配し、効率的な選別が可能となる。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1及び第2の板状体が、前記廃棄物によって下方から押圧された場合に、前記軸を中心に回転自在であるようにしてもよい。
この構成によれば、第1及び第2の板状体が第1及び第2のコンベア装置のベルトによって搬送されて上端に向かう廃棄物の移動の妨げになることが抑制される。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体と、前記第2のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体とは、前記ベルトにおける前記廃棄物の投入される外表面の下部において略同一水平面に位置するようにしてもよい。
この構成によれば、略同一水平面上に位置する第1及び第2のコンベア装置の突起体によって、比較的大きな廃棄物片を巻き上げやすくなり、当該比較的大きな廃棄物片が比較的小さい廃棄物片に混じって、第1及び第2のコンベア装置の間から下方に落下することが抑制される。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1のコンベア装置が、前記第2のコンベア装置の下端部の下方まで延在するようにしてもよい。
この構成によれば、比較的大きな廃棄物片が第2のコンベア装置の突起体に引っ掛からずに落下した場合でも、第1のコンベア装置の突起体に引っ掛かって上端まで搬送させることが可能となる。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体の配置間隔が、前記第2のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体の配置間隔よりも狭いようにしてもよい。
この構成によれば、最も大きな廃棄物片は、第2のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体に引っ掛かって当該第2のコンベア装置の上端まで搬送され、次に大きい廃棄物片は、第1のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体に引っ掛かって当該第1のコンベア装置の上端まで搬送され、小さい廃棄物片は、いずれの突起体に引っ掛かることなく第1及び第2のコンベア装置の間から下方に落下するため、廃棄物片を大きさに応じて3種類に選別することができる。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1及び第2のコンベア装置のベルトの外表面を振動させる加振機構を有するようにしてもよい。
この構成によれば、比較的小さい廃棄物片が突起体に引っ掛かることがベルトの外表面の振動によって抑制され、第1及び第2のコンベア装置の間から下方に落下させることができる。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1及び第2のコンベア装置が、それぞれ独立に配置角度が自在に調整されるようにしてもよい。
この構成によれば、選別すべき廃棄物片の大きさに応じて、適切な配置角度とすることができる。
また、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、前記第1及び第2のコンベア装置の配置間隔が自在に調整されるようにしてもよい。
この構成によれば、選別すべき廃棄物片の大きさに応じて、適切な配置間隔とすることができる。
本発明に係る廃棄物の粗選別装置によれば、比較的大きい廃棄物片は、外表面に設けられた突起体に引っ掛かって第1及び第2のコンベア装置の上端まで搬送され、比較的小さい廃棄物片は、突起体に引っ掛かることなく第1及び第2のコンベア装置の間から下方に落下するため、廃棄物片を大きさに応じて選別することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る第1の廃棄物の粗選別装置の構成を示す図である。
図1に示す廃棄物の粗選別装置1は、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200と、当該第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200を内包する筐体300と、当該筐体300を支持する脚部400とにより構成される。
第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200とは、上方が離隔し、下方が接近するように傾斜配置されている。これら第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200との間の上部には、廃棄物片の投入口50が設けられている。
第1のコンベア装置100は、エンドレスベルト10を有している。このエンドレスベルト10は、筐体300に回転自在に支持された駆動ローラ11と従動ローラ12とに巻き掛けられている。駆動ローラ11には動力源(例えば、モータ)から動力が伝達するようになっている(図示略)。エンドレスベルト10は、この駆動ローラ11の回転によって、投入口50からの廃棄物が投入される外表面が下から上(方向A)に移動するように循環動を行う。また、エンドレスベルト10の外表面には所定間隔で配列された複数の突起体14が取り付けられている。
同様に、第2のコンベア装置200は、エンドレスベルト20を有している。このエンドレスベルト20は、筐体300に回転自在に支持された駆動ローラ21と従動ローラ22とに巻き掛けられている。駆動ローラ21には動力源から動力が伝達するようになっており、エンドレスベルト20は、この駆動ローラ21の回転によって、投入口50からの廃棄物が投入される外表面が下から上(方向B)に移動するように循環動を行う。また、エンドレスベルト20の外表面には所定間隔で配列された複数の突起体24が取り付けられている。
投入口50からの種々の大きさの廃棄物片が第1のコンベア装置100のエンドレスベルト10や第2のコンベア装置200のエンドレスベルト20に投入されると、比較的大きい廃棄物片は、突起体14及び24に引っ掛かって第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200の上端部まで搬送されて、その上端部から落下し、第1のコンベア装置100の下部外側に設けられた排出口60や第2のコンベア装置200の下部外側に設けられた排出口70から排出される。一方、比較的小さい廃棄物片は、突起体14及び24に引っ掛かることなく下方に落下して第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200との間の下部に設けられた排出口80から排出される。すなわち、廃棄物片は、その大きさに応じて選別されることになる。
なお、廃棄物の粗選別装置1において、図2(a)に示すように、廃棄物の投入口50の下方に配置され、軸32と、当該軸32から下方に傾斜して延在する第1の板状体34及び第2の板状体36とにより構成される分配機構30を設けるようにしてもよい。この分配機構30により、投入口50からの廃棄物は、二手に分かれ、第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200とに可能な限り均等に分配される。このため、廃棄物片が第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200とのいずれかに偏って投入されることが防止され、効率的な選別が可能となる。
更には、図2(b)に示すように、第1の板状体34が第1のコンベア装置100のエンドレスベルト10によって上方へ搬送される廃棄物片P1によって下方から押圧された場合に、軸32を中心として回転する構成とすることが好ましい。この構成によって、第1の板状体34がエンドレスベルト10によって搬送される廃棄物片の移動の妨げになることが抑制される。また、第2の板状体36についても、同様に、第2のコンベア装置200のエンドレスベルト20によって上方へ搬送される廃棄物片によって下方から押圧された場合に、軸32を中心として回転する構成とすることが好ましい。
また、エンドレスベルト10及び20を振動させる加振機構を設けるようにしてもよい。加振機構は、例えば、エンドレスベルト10及び20の内方側に、表面に突起を有する複数の加振ローラ(図示略)が所定の間隔で配列されて構成される。加振機構によってエンドレスベルト10及び20が振動することにより、比較的小さい廃棄物片が突起体14及び24に引っ掛かることが抑制され、第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200との間から下方に落下させることができる。
図3は、本発明の実施の一形態に係る第2の廃棄物の粗選別装置の構成を示す図である。
図3に示す廃棄物の粗選別装置2は、図1に示す廃棄物の粗選別装置1と比較すると、第1のコンベア装置100において、従動ローラ12の直下に、筐体300に回転自在に支持された従動ローラ13が設けられ、エンドレスベルト10は、駆動ローラ11と従動ローラ12及び13とに巻き掛けられている。同様に、第2のコンベア装置200において、従動ローラ22の直下に、筐体300に回転自在に支持された従動ローラ23が設けられ、エンドレスベルト20は、駆動ローラ21と従動ローラ22及び23とに巻き掛けられている。
従動ローラ12と従動ローラ13との間に位置するエンドレスベルト10の外表面に取り付けられた突起体14と、従動ローラ22と従動ローラ23との間に位置するエンドレスベルト20の外表面に取り付けられた突起体24とは、略同一水平面上に位置している。これら略同一水平面上に位置する突起体14及び24が、エンドレスベルト10及び20の循環動に伴って上方に移動することによって、比較的大きな廃棄物片を巻き上げやすくなり、当該比較的大きな廃棄物片が比較的小さい廃棄物片に混じって、コンベア装置10と第2のコンベア装置200との間から下方に落下し、排出口80から排出されてしまうことが抑制される。
なお、廃棄物の粗選別装置2においても、廃棄物の粗選別装置1と同様、分配機構30を設けて、投入口50からの廃棄物を第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200とに可能な限り均等に分配するようにしてもよい。更には、廃棄物の粗選別装置2においても、エンドレスベルト10及び20を振動させる加振機構を設けて、比較的小さい廃棄物片が突起体14及び24に引っ掛かることを抑制するようにしてもよい。
図4は、本発明の実施の一形態に係る第3の廃棄物の粗選別装置の構成を示す図である。
図4に示す廃棄物の粗選別装置3は、図1に示す廃棄物の粗選別装置1と比較すると、第1のコンベア装置100が第2のコンベア装置200の下端部の下方まで延在し、第1のコンベア装置100のエンドレスベルト10の外表面に取り付けられた突起体14の配置間隔が、第2のコンベア装置200のエンドレスベルト20の外表面に設けられた突起体24の配置間隔よりも狭くなっている。更に、投入口50は、当該投入口50からの廃棄物片が第2のコンベア装置200のエンドレスベルト20の外表面に投入されるように設けられている。
この構成により、投入口50からの種々の大きさの廃棄物片が第2のコンベア装置200のエンドレスベルト20に投入されると、最も大きい廃棄物片は、突起体24に引っ掛かって第2のコンベア装置200の上端部まで搬送されて、その上端部から落下し、排出口70から排出される。また、次に大きい廃棄物片は、突起体24には引っ掛からずに落下し、突起体14に引っかかって第1のコンベア装置100の上端まで搬送されて、その上端部から落下し、排出口60から排出される。また、小さい廃棄物片は、突起体14及び24に引っ掛かることなく第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200との間から下方に落下し、排出口80から排出される。すなわち、廃棄物片は、その大きさに応じて3種類に選別されることになる。
なお、廃棄物の粗選別装置3においても、エンドレスベルト10及び20を振動させる加振機構を設けて、比較的小さい廃棄物片が突起体14及び24に引っ掛かることを抑制するようにしてもよい。
このように、本実施形態の廃棄物の粗選別装置1乃至3では、第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200とがV字状に配置され、これら第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200とによって囲まれた空間に廃棄物が投入されると、当該廃棄物のうち、比較的大きい廃棄物片は、エンドレスベルト10及び20の外表面に設けられた突起体14及び24に引っ掛かって、第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200の上端まで搬送され、比較的小さい廃棄物片は、突起体14及び24に引っ掛かることなく第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200との間から下方に落下する。従って、廃棄物片を大きさに応じて選別することができる。
なお、エンドレスベルト10の外表面に設けられる複数の突起体14や、エンドレスベルト20の外表面に設けられる複数の突起体24の配列態様(エンドレスベルト10及び20の幅方向及び長手方向の配列)や長さは、選別すべき廃棄物片の大きさに応じて適宜設定することができる。
また、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200の配置角度も、選別すべき廃棄物片の大きさに応じて、それぞれ独立に適宜設定することができる。例えば、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200は、それぞれ中心に回転軸を有し、当該軸を軸受け孔に嵌合させ、油圧、電動、手動等の動力によって回転自在とすることにより、適切な配置角度とすることができる。更には、第1のコンベア装置100と第2のコンベア装置200との配置間隔についても、選別すべき廃棄物片の大きさに応じて適宜設定することができる。例えば、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200は、それぞれ中心に軸を有し、当該軸を水平方向に延在する軸受け孔に嵌合させ、油圧、電動、手動等の動力によって水平方向に移動自在とすることにより、適切な配置間隔とすることができる。また、エンドレスベルト10及び20の搬送速度も、選別すべき廃棄物片の大きさに応じて、それぞれ独立に適宜設定することができる。
また、前述した例では、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200は、エンドレスベルト10及び20を用いた所謂ベルトコンベアであったが、エプロンコンベアであってもよい。この場合、帯状にエンドレスに配列された複数の搬送体全体が本件発明におけるベルトとなる。更に、この場合においても、加振機構が、エプロンコンベアの外表面を振動させるようにしてもよい。
また、加振機構が、第1のコンベア装置100及び第2のコンベア装置200の全体を振動させるようにしてもよい。
また、前述した例では、廃棄物の粗選別装置3において、第1のコンベア装置100のエンドレスベルト10の外表面に取り付けられた突起体14の配置間隔が、第2のコンベア装置200のエンドレスベルト20の外表面に設けられた突起体24の配置間隔よりも狭くなるようにしたが、廃棄物の粗選別装置1及び2においても、同様に、突起体14の配置間隔が、突起体24の配置間隔よりも狭くなるようにしてもよい。一方、廃棄物の粗選別装置3において、突起体14の配置間隔と突起体24の配置間隔とが同一であってもよい。
また、前述した廃棄物の粗選別装置1乃至3は、飲料容器、食品容器、生活用品等のプラスチック廃材、食品残渣、建築廃材、木質系廃棄物、繊維、ゴム、ガラス、金属、陶器等の廃棄物を破砕して得られた廃棄物片をその大きさに応じて選別するものであったが、選別すべき廃棄物の種類は特に限定されず、従来のように、空きペットボトル、空き缶、空き瓶等の資源ごみにビニール袋等のプラスチックフィルムが混在している廃棄物から空きペットボトル、空き缶、空き瓶等の資源ごみとビニール袋等のプラスチックフィルムとを分離するための装置として利用することもできる。また、エンドレスベルト10及び20の外表面に設けられる各突起体14及び24に比較的引っ掛かり易い紙片、プラスチックフィルム片、木片等を他の廃棄物片(金属缶片、金属材片等)から選別し易くなり、例えば、RPF(Refuse Paper and Plastic Fuel)やRDF(Refuse Derived Fuel)の原料を取出す際の前処理(粗選別)に利用することもできる。
以上、説明したように、本発明に係る廃棄物の粗選別装置は、廃棄物の大きさに応じた選別を確実に行い得るという効果を有し、飲料容器、食品容器、生活用品等のプラスチック廃材、食品残渣、建築廃材、木質系廃棄物、繊維、ゴム、ガラス、金属、陶器くず等の様々な廃棄物をその大きさに応じて選別する廃棄物の粗選別装置として有用である。
1、2、3 粗選別装置
10、20 エンドレスベルト
11、21 駆動ローラ
12、13、22、23 従動ローラ
14、24 突起体
30 分配機構
32 軸
34 第1の板状体
36 第2の板状体
50 投入口
60、70、80 排出口
100 第1のコンベア装置
200 第2のコンベア装置
300 筐体
400 脚部
10、20 エンドレスベルト
11、21 駆動ローラ
12、13、22、23 従動ローラ
14、24 突起体
30 分配機構
32 軸
34 第1の板状体
36 第2の板状体
50 投入口
60、70、80 排出口
100 第1のコンベア装置
200 第2のコンベア装置
300 筐体
400 脚部
Claims (9)
- 外表面に複数の突起体の設けられたベルトが循環動する第1及び第2のコンベア装置を有し、
前記第1及び第2のコンベア装置は、上方が離隔し、下方が接近するように傾斜配置され、前記ベルトにおける廃棄物の投入される外表面が下から上に向けて移動することを特徴とする廃棄物の粗選別装置。 - 前記第1及び第2のコンベア装置の間の上部に設けられる前記廃棄物の投入口の下方に配置され、軸と、該軸から下方に傾斜して延在する第1及び第2の板状体とにより構成され、前記投入口からの廃棄物を前記第1のコンベア装置と前記第2のコンベア装置とに分配する分配機構を有することを特徴とする請求項1に記載の廃棄物の粗選別装置。
- 前記第1及び第2の板状体は、前記廃棄物によって下方から押圧された場合に、前記軸を中心に回転自在であることを特徴とする請求項2に記載の粗選別装置。
- 前記第1のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体と、前記第2のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体とは、前記ベルトにおける前記廃棄物の投入される外表面の下部において略同一水平面に位置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の廃棄物の粗選別装置。
- 前記第1のコンベア装置は、前記第2のコンベア装置の下端部の下方まで延在することを特徴とする請求項1乃至4に記載の廃棄物の粗選別装置。
- 前記第1のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体の配置間隔は、前記第2のコンベア装置のベルトの外表面に設けられた突起体の配置間隔よりも狭いことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の廃棄物の粗選別装置。
- 前記第1及び第2のコンベア装置のベルトの外表面を振動させる加振機構を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の廃棄物の粗選別装置。
- 前記第1及び第2のコンベア装置は、それぞれ独立に配置角度が自在に調整されるようにした請求項1乃至7のいずれかに記載の廃棄物の粗選別装置。
- 前記第1及び第2のコンベア装置の配置間隔が自在に調整されるようにした請求項1乃至8のいずれかに記載の廃棄物の粗選別装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115280972A (zh) * | 2022-02-11 | 2022-11-04 | 重庆三峡学院 | 一种软体果蔬采摘收集一体化装置 |
-
2006
- 2006-02-22 JP JP2006045779A patent/JP2007222756A/ja active Pending
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