JP6075597B2 - 素子収納用パッケージおよび実装構造体 - Google Patents

素子収納用パッケージおよび実装構造体 Download PDF

Info

Publication number
JP6075597B2
JP6075597B2 JP2012145970A JP2012145970A JP6075597B2 JP 6075597 B2 JP6075597 B2 JP 6075597B2 JP 2012145970 A JP2012145970 A JP 2012145970A JP 2012145970 A JP2012145970 A JP 2012145970A JP 6075597 B2 JP6075597 B2 JP 6075597B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic plate
package
plate portion
storage package
side walls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012145970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014011271A (ja
Inventor
作本 大輔
大輔 作本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012145970A priority Critical patent/JP6075597B2/ja
Publication of JP2014011271A publication Critical patent/JP2014011271A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6075597B2 publication Critical patent/JP6075597B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Led Device Packages (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、素子を実装することが可能な素子収納用パッケージ、および素子を実装した実装構造体に関する。
近年、機器の小型化とともに、半導体素子、発光ダイオード、圧電素子、水晶振動子、レーザーダイオードまたはホトダイオード等の素子を実装することが可能な小型の素子収納用パッケージが開発されている(例えば、特許文献1参照)。なお、上記特許文献1で提案されたパッケージは、パッケージの3つの側面がセラミックスからなり、該側面にリード端子が設けられている。
特開平11−17041号公報
上記特許文献1で提案されたパッケージでは、セラミック端子部材を搭載ベースに接合する際やシールリングをセラミック端子部材に接合する際に外部から加えられる熱、またカバーをパッケージに接合する際に外部から加えられる熱、および半導体モジュールを作動させる際に生じる光半導体素子からの熱が、パッケージの隣接する側面同士の合わさった箇所に集中することで、パッケージの角にクラックが発生する虞がある。特に、高周波用の素子収納用パッケージは、一般的に誘電率が樹脂よりも小さい、セラミックパッケージを用いるため、パッケージの角にクラックが発生しやすい。
本発明は、パッケージにクラックが発生するのを抑制することが可能な素子収納用パッケージおよび実装構造体を提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る素子収納用パッケージは、上面に素子を実装するための実装領域を有する矩形状の板体と、前記板体上に前記板体の外縁に沿って設けられた、前記実
装領域を取り囲む4つの側壁と、前記4つの側壁のうち3つの側壁が切り欠かれており、切り欠かれた切欠きに外側に向けて設けられたリード端子とを有したパッケージと、を備え、前記リード端子が設けられた前記側壁のそれぞれは、前記リード端子が設けられた第1セラミック板部と、前記第1セラミック板部上であって前記第1セラミック板部の外縁の内側に設けられた第2セラミック板部とを有し、前記第1セラミック板部および前記第2セラミック板部は、前記パッケージの3つの前記側壁が位置する3辺に沿ってそれぞれ角において連続しており、隣接する前記第2セラミック板部同士の連続した箇所に、前記第1セラミック板部の連続した箇所の外縁に向かって張り出した張出部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明の一実施形態に係る実装構造体は、前記素子収納用パッケージと、前記素子収納用パッケージの前記実装領域に実装された素子とを備えたことを特徴とする。
本発明は、パッケージにクラックが発生するのを抑制することが可能な素子収納用パッケージおよび実装構造体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る実装構造体の一方向から見た概観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る実装構造体の他方向から見た概観斜視図である。 本発明の一実施形態に係る素子収納用パッケージの分解斜視図である。 図2のA部分を拡大した部分拡大図である。
以下、本発明の一実施形態に係る素子収納用パッケージおよび実装構造体について、図面を参照しながら説明する。
<実装構造体の構成>
実装構造体1は、素子収納用パッケージ2と、素子収納用パッケージ2の実装領域Rに設けられた素子3と、を備えている。素子収納用パッケージ2は、例えば、半導体素子、トランジスタ、レーザーダイオード、ホトダイオードまたはサイリスタ等の能動素子、あるいは抵抗器、コンデンサ、太陽電池、圧電素子、水晶振動子またはセラミック発振子等の受動素子からなる素子3を実装するのに用いるものである。
素子3は、台座3a上に実装される。台座3aは、素子収納用パッケージ2の内部の実装領域Rに設けられる。台座3aは、素子3を実装するものであって、素子3の高さ位置を調整することができる。台座3aは、絶縁材料からなり、台座3aの上面に素子3と電気的に接続される電気配線が形成されている。
素子収納用パッケージ2は、高耐圧化、大電流化や大電力化または高速・高周波化に対応している素子を実装して機能させるのに適しており、素子3の一例として半導体素子を実装するものである。また、素子収納用パッケージ2は、上面に素子3を実装する実装領域Rを有する矩形状の板体4と、板体4上に板体4の外縁に沿って設けられ実装領域Rを取り囲む4つの側壁5(5a、5b)と、4つの側壁5(5a、5b)のうち3つの側壁5bに外側に向けて設けられたリード端子6と、を有するパッケージ7を備えている。
リード端子6が設けられた側壁5bのそれぞれは、リード端子6を設ける第1セラミック板部5bxと、第1セラミック板部5bx上に第1セラミック板部5bxの外縁の内側に設けられた第2セラミック板部5byを有している。第1セラミック板部5bxは、パッケージ7の3辺に沿って連続している。第2セラミック板部5byは、パッケージ7の3辺に沿って連続している。隣接する第2セラミック板部5by同士の連続した箇所は、第1セラミック板部5bxの外縁に向かって張り出した張出部8が設けられている。
板体4は、矩形状の金属板であって、例えば、銅、鉄、タングステン、モリブデン、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、あるいはこれらの金属材料を含有する合金から成る。なお、板体4の熱伝導率は、例えば15W/(m・K)以上450W/(m・K)以下に設定されている。板体4の熱膨張係数は、例えば3×10−6/K以上28×10−6/K以下に設定されている。
また、板体4は、溶融した金属材料を型枠に鋳込んで固化させたインゴットに対して、従来周知の圧延加工または打ち抜き加工等の金属加工法を用いることで、所定形状に製作される。なお、板体4は、平面視したときの一辺の長さは、例えば5mm以上50mm以下に設定されている。また、板体4の上下方向の厚みは、例えば0.3mm以上5mm以下に設定されている。
また、板体4の表面は、酸化腐食を防止するために、電気めっき法または無電解めっき法を用いて、ニッケルまたは金等の金属層が形成されている。なお、金属層の厚みは、例
えば0.5μm以上9μm以下に設定されている。
板体4上に設けられた側壁5は、板体4の実装領域Rを取り囲む枠状部材である。枠状部材の4辺のうち、3辺が切り欠かれており、切り欠かれた切欠きCにリード端子6が取付けられる入出力端子が設けられる。リード端子6が取り付けられない側壁5aは、板体4と一体となった金属部材であって、平面方向に貫通孔Hが形成されている。リード端子6が取り付けられる側壁5bは、板体4と一体となった金属部材の部分と、入出力端子の部分とからなる。なお、側壁5aや金属部材からなる側壁5bの一部は、板体4と別体として設けられてもよく、それぞれが銀銅ロウ等のろう材によって接合される。
枠状部材のうち、板体4と一体となった3辺が切りかかれてない部分4Aは、例えば、銅、鉄、タングステン、モリブデン、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、あるいはこれらの金属材料を含有する合金から成る。かかる部分4Aは、素子3から発生する熱を効率良く外部に放熱する機能や熱応力を吸収したり、分散させたりする機能を備えている。なお、部分4Aの熱伝導率は、例えば15W/(m・K)以上450W/(m・K)以下に設定されている。部分4Aの熱膨張係数は、例えば3×10−6/K以上28×10−6/K以下に設定されている。
また、枠状部材の切欠きCを除いた、上下の厚みは、例えば0.5mm以上10mm以下に設定されている。また、枠状部材の切欠きCを含めた、上下の厚みは、例えば5mm以上20mm以下に設定されている。また、枠状部材を平面視したときの枠の厚みは、例えば0.5mm以上3mm以下に設定されている。
また、側壁5aの貫通孔Hに、外部に設ける光ファイバから伝わる光を側壁5で囲まれる領域にまで通す光透過性部材が設けられる。貫通孔Hには、例えば、レンズ、プラスチック、ガラスまたはサファイア基板等の光透過性部材を嵌めこむことが可能な保持部材が設けられる。保持部材は、側壁5外から光透過性部材近傍にまで光ファイバの先端を近づけて、保持することができる。なお、貫通孔Hは、パッケージ7の内外で高周波信号が伝送される同軸コネクタが設けられ、同軸コネクタは素子3と電気的に接続されてもよい。パッケージ7は、外部と素子3との間で同軸コネクタを介して高周波信号を入出力することができる。
入出力端子は、枠状部材の切欠きCに設ける部材である。入出力端子は、複数の絶縁層を積層した構造であって、第1セラミック板部5bxと、第1セラミック板部5bx上に積層された第2セラミック板部5byを含んでいる。
第1セラミック板部5bxは、リード端子6が設けられる。第1セラミック板部5bx上には、リード端子6と電気的に接続されるメタライズ層9が設けられている。メタライズ層9は、第1セラミック板部5bx上に第2セラミック板部5byを設けた状態で、平面視して第2セラミック板部5byを横切ってパッケージ7で囲まれる領域にまで設けられている。なお、メタライズ層9は、例えば、タングステン、モリブデンまたはマンガン等の高融点金属材料から成る。
第1セラミック板部5bxは、絶縁材料であって、例えば、酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、窒化珪素質焼結体またはガラスセラミックス等のセラミック材料から成る。なお、第1セラミック板部5bxの熱膨張係数は、例えば3×10−6/K以上8×10−6/K以下に設定されている。
第2セラミック板部5byは、第1セラミック板部5bx上に、メタライズ層9を横切
って設けられている。第2セラミック板部5byは、第1セラミック板部5bxよりも幅が小さく、第1セラミック板部5bx上に設けたときに、パッケージ7外にはリード端子6を設けるメタライズ層9の一端が露出し、パッケージ7内にはメタライズ層9の他端が露出する。そして、パッケージ7内に露出したメタライズ層9が素子3とボンディングワイヤを介して電気的に接続される。その結果、リード端子6と素子3とを電気的に接続することができる。なお、第2セラミック板部5byは、第1セラミック板部5bxと同様の絶縁材料からなる。また、第2セラミック板部5byは、隣接する第2セラミック板部5byの上面にわたって、シールリング10がろう材を介して接合されるメタライズ層が形成される。
張出部8は、第2セラミック板部5by同士の連続した箇所に設けられている。張出部8は、第2セラミック板部5byの外側面からパッケージ7外に向かって張り出している。張出部8は、第1セラミック板部5bxの外縁と重なる位置まで張り出している。また、張出部8の上部の高さ位置と第2セラミック板部5byの上部の高さ位置が同じである。張出部8は、第2セラミック板部5byと一体に設けられており、第2セラミック板部5byと同一材料からなる。また、張出部8は、隣接する第2セラミック板部5byの上面にわたって設けられたメタライズ層に連続するメタライズ層が上面に設けられる。
張出部8が設けられている箇所には、第1セラミック板部5bxが延在しており、隣接する第1セラミック板部5bx同士が連続して接続されている。さらに、隣接する第1セラミック板部5bx同士が接続された個所上に、張出部8が位置するように設けられている。
ここで、3辺の側壁5bに設けられる、第1セラミック板部5bx、第2セラミック板部5by、リード端子6、張出部8およびメタライズ層9を含む入出力端子の作製方法について説明する。
第1セラミック板部5bx、第2セラミック板部5byおよび張出部8が、例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合であれば、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウムおよび酸化カルシウム等の原料粉末に、有機バインダー、可塑剤または溶剤等を添加混合して混合物を得るとともにシート状に形成する。そして、3辺が連続した第1セラミック板部5bxとなるように型抜きされ、未焼成の3辺が連続した第1セラミック板部5bxを準備することができる。さらに、3辺が連続した第2セラミック板部5byおよび張出部8が一体となるように型抜きされ、未焼成の3辺が連続した第2セラミック板部5byおよび張出部8を準備することができる。
また、メタライズ層9の原料となる、タングステンまたはモリブデン等の高融点金属粉末を準備し、この粉末に有機バインダー、可塑剤または溶剤等を添加混合して金属ペーストを得る。そして、未焼成の3辺が連続した第1セラミック板部5bxの所定箇所に、メタライズパターンを印刷する。
そして、未焼成の3辺が連続した第1セラミック板部5bx上に、未焼成の3辺が連続した第2セラミック板部5byおよび張出部8を所定位置に積層する。そして、有機バインダー、可塑剤または溶剤等をタングステンまたはモリブデン等の高融点金属粉末に添加混合した金属ペーストが、未焼成の3辺が連続した第2セラミック板部5byおよび張出部8の上面にメタライズパターンとして印刷される。
さらに、これらの未焼成の一体ものは、所定の温度で同時に焼成されることによって一体的に形成することができる。さらに、リード端子6を第1セラミック板部5bx上に露出したメタライズ層9にろう材を介して接続する。このようにして、入出力端子を作製す
ることができる。
リード端子6は、外部の電子機器等と素子3とを電気的に接続するための部材である。リード端子6は、ろう材を介してメタライズ層9上に接続される。そして、メタライズ層9とリード端子6とが電気的に接続される。また、隣接するメタライズ層9同士の間を空けて設けることで、隣接するメタライズ層9同士を電気的に絶縁する。そして、各リード端子6を各メタライズ層9に設けることで、隣接するリード端子6同士は、電気的に絶縁されている。また、メタライズ層9は、素子3に設けられた電極と、例えば、ボンディングワイヤによって電気的に接続される。なお、リード端子6は、導電材料からなり、例えば、銅、鉄、タングステン、モリブデン、ニッケルまたはコバルト等の金属材料、あるいはこれらの金属材料を含有する合金から成る。
また、第2セラミック板部5byの上面に設けられたメタライズ層を含む、パッケージ7の四つの側壁5上に沿って連続してシールリング10がろう材を介して設けられている。シールリング10は、パッケージ7内を覆うように蓋体11を設けるときに、蓋体11と接続するものである。なお、シールリング10は、蓋体11とのシーム溶接性に優れた、例えば銅、タングステン、鉄、ニッケルまたはコバルト等の金属、あるいはこれらの金属を複数種含む合金からなる。なお、シールリング10の熱膨張係数は、例えば4×10−6/K以上16×10−6/K以下に設定されている。
また、蓋体11は、パッケージ7内の素子3を覆うように、シールリング10上に設けられる。蓋体11は、パッケージ7で囲まれる領域を気密封止するものである。蓋体11は、例えば、銅、タングステン、鉄、ニッケル又はコバルト等の金属、或いはこれらの金属を複数種含む合金、或いは酸化アルミニウム質焼結体、ムライト質焼結体、炭化珪素質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体、窒化珪素質焼結体またはガラスセラミックス等のセラミックスから成る。また、蓋体11は、シールリング10上に、例えば半田またはろう材等の接合部材を介して接合される。
パッケージ7で囲まれた領域は、真空状態または窒素ガス等が充填されており、蓋体11をシールリング10上に設けることで、パッケージ7で囲まれる領域を気密封止された状態にすることができる。蓋体11は、所定雰囲気で、シールリング10上に載置され、シーム溶接を行なうことによりシールリング10上に取り付けられる。また、蓋体11は、例えばろう材、ガラス接合材または樹脂接合材等の接合材を介して取り付けることができる。
本実施形態に係る素子収納用パッケージ2は、パッケージ7の隣接する第2セラミック板部5by同士の連続した箇所に、パッケージ7外に向かって張り出した張出部8が設けられている。素子収納用パッケージ2は、ろう材を介して入出力端子を切欠きCに接合する際やシールリング10を側壁5上に接合する際に外部から加えられる熱、また蓋体11をシールリング10に接合する際に外部から加えられる熱、および実装される素子3が駆動時に発生する熱によって、それぞれの部材の熱膨張差に起因した熱応力が生じるとともに、この熱応力によって隣接する側壁5b同士のセラミックスから成る箇所に応力が集中する。特に、高周波用の素子収納用パッケージ2は、素子収納用パッケージ2内で発生する高周波にノイズが発生しにくいようにするために、樹脂よりも誘電率の低いセラミック材料をパッケージ7の一部に用いる。そのため、隣接する側壁5b同士のセラミックスからなる箇所に応力が集中してしまう。応力が集中するパッケージ7の角に張出部8を設けることで、パッケージ7の耐久性を向上させることができ、パッケージ7が破壊される虞を低減することができる。その結果、パッケージ7にクラックが発生するのを抑制することが可能な素子収納用パッケージ2および実装構造体1を提供することができる。
また、本実施形態に係る素子収納用パッケージ2は、張出部8が、第1セラミック板部5bxの外縁と重なる位置まで張り出している。張出部8は、張出部8の外縁が第1セラミック板部5bxの外縁と一致するように設けることで、パッケージ7の角の耐久性を向上させるとともに、素子収納用パッケージ2が必要以上に大型化することがないようにすることができる。
また、本実施形態に係る素子収納用パッケージ2は、張出部8の上部の高さ位置と第2セラミック板部5byの上部の高さ位置が合っている。張出部8の上部の高さと、第2セラミック板部5byの上部の高さを一致させるようにすることで、張出部8を大きくし、パッケージ7の角の耐久性を向上させるとともに、シールリング10または蓋体11を設けるのに邪魔にならないようにすることができる。また、張出部8は、隣接する第2セラミック板部5byの上面にわたって設けられたメタライズ層に連続したメタライズ層が上面に設けられることにより、シールリング10を側壁5bに接合する際の余剰のろう材は、張出部8の上面に形成されたメタライズ層に濡れ広がることができる。よって、張出部8は、余剰のろう材によって生じるシールリング10の傾きや、ろう材の厚さ変動を抑制することができることから、側壁5bやろう材、シールリング10に生じる応力は抑制される。
本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
<実装構造体の製造方法>
ここで、図1または図2に示す実装構造体1の製造方法を説明する。まず、素子収納用パッケージ2と素子3を準備する。素子収納用パッケージ2の板体4および側壁5aと一体となった金属部材の部分は、溶融した金属材料を型枠に鋳込んで固化させたインゴットに対して、従来周知の圧延加工または打ち抜き加工等の金属加工法を用いることで、所定形状に製作される。また、入出力端子の第1セラミック板部5bxのメタライズ層9に、ろう材を介して接続されたリード端子6が取り付けられた側壁5bを含む入出力端子は、上述した製造方法を用いて作製することができる。
そして、板体4および側壁5aを含む金属部材の部分と入出力端子とをろう材を介して接続する。さらに、側壁5aの貫通孔Hに、光透過性部材を実装した保持部材をろう材を介して嵌めて接続する。このようにして、素子収納用パッケージ2を作製することができる。さらに、素子収納用パッケージ2の実装領域Rに素子3を実装して、素子3の電極とパッケージ7内のメタライズ層9とをボンディングワイヤを介して電気的に接続する。さらに、素子収納用パッケージ2にシールリング10および蓋体11を取り付けて、実装構造体1を作製することができる。
1 実装構造体
2 素子収納用パッケージ
3 素子
4 板体
5(5a、5b) 側壁
5bx 第1セラミック板部
5by 第2セラミック板部
6 リード端子
7 パッケージ
8 張出部
9 メタライズ層
10 シールリング
11 蓋体
R 実装領域
C 切欠き
H 貫通孔

Claims (4)

  1. 上面に素子を実装するための実装領域を有する矩形状の板体と、前記板体上に前記板体の外縁に沿って設けられた、前記実装領域を取り囲む4つの側壁と、前記4つの側壁のうち3つの側壁が切り欠かれており、切り欠かれた切欠きに外側に向けて設けられたリード端子とを有したパッケージと、を備え、
    前記リード端子が設けられた前記側壁のそれぞれは、前記リード端子が設けられた第1セラミック板部と、前記第1セラミック板部上であって前記第1セラミック板部の外縁の内側に設けられた第2セラミック板部とを有し、前記第1セラミック板部および前記第2セラミック板部は、前記パッケージの3つの前記側壁が位置する3辺に沿ってそれぞれ角において連続しており、
    隣接する前記第2セラミック板部同士の連続した箇所に、前記第1セラミック板部の連続した箇所の外縁に向かって張り出した張出部が設けられていることを特徴とする素子収納用パッケージ。
  2. 請求項1に記載の素子収納用パッケージであって、
    前記張出部は、外縁が前記第1セラミック板部の外縁と重なる位置まで張り出していることを特徴とする素子収納用パッケージ。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載の素子収納用パッケージであって、
    前記張出部の上部の高さ位置と前記第2セラミック板部の上部の高さ位置とが同じであることを特徴とする素子収納用パッケージ。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の素子収納用パッケージと、
    前記素子収納用パッケージの前記実装領域に実装された素子と、を備えたことを特徴とする実装構造体。
JP2012145970A 2012-06-28 2012-06-28 素子収納用パッケージおよび実装構造体 Active JP6075597B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145970A JP6075597B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 素子収納用パッケージおよび実装構造体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012145970A JP6075597B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 素子収納用パッケージおよび実装構造体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014011271A JP2014011271A (ja) 2014-01-20
JP6075597B2 true JP6075597B2 (ja) 2017-02-08

Family

ID=50107701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012145970A Active JP6075597B2 (ja) 2012-06-28 2012-06-28 素子収納用パッケージおよび実装構造体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6075597B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6718224B2 (ja) * 2015-11-30 2020-07-08 フォトンリサーチ株式会社 半導体レーザー光源モジュール、レーザー光源装置、半導体レーザー光源モジュールの製造方法、及びレーザー光源装置の製造方法
JP7207602B2 (ja) * 2020-08-03 2023-01-18 日本電信電話株式会社 パッケージおよびその製造方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63187658A (ja) * 1987-01-30 1988-08-03 Sumitomo Electric Ind Ltd 半導体素子用パツケ−ジのリ−ドフレ−ム取付構造
JP2603310B2 (ja) * 1988-09-26 1997-04-23 日本電信電話株式会社 高周波集積回路用パッケージ
JPH04287950A (ja) * 1991-02-28 1992-10-13 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置用パッケージ
JPH0810198Y2 (ja) * 1991-07-25 1996-03-27 京セラ株式会社 半導体素子収納用パッケージ
JPH06112352A (ja) * 1992-09-29 1994-04-22 Shinko Electric Ind Co Ltd 高周波素子用パッケージ
JPH1117041A (ja) * 1997-06-20 1999-01-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光半導体用パッケージ
JP4003579B2 (ja) * 2002-08-09 2007-11-07 住友電気工業株式会社 コプレーナ線路構造、伝送モジュール用パッケージ及び伝送モジュール
JP2004153165A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Sumitomo Metal Electronics Devices Inc 半導体素子収納用パッケージ及びその実装構造
JP4836760B2 (ja) * 2006-11-28 2011-12-14 京セラ株式会社 接続端子ならびにこれを用いた電子部品収納用パッケージおよび電子装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014011271A (ja) 2014-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5902825B2 (ja) 素子収納用パッケージおよび実装構造体
JPWO2015129731A1 (ja) 電子部品収納用パッケージおよび電子装置
JP5873174B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置
JP6181777B2 (ja) 素子収納用パッケージおよび実装構造体
JP6075597B2 (ja) 素子収納用パッケージおよび実装構造体
JP5837187B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージ、半導体装置および実装構造体
JP6030371B2 (ja) 素子収納用パッケージおよび実装構造体
WO2015088028A1 (ja) 素子収納用パッケージおよび実装構造体
JP2007095956A (ja) 電子部品収納用パッケージ
JP7160940B2 (ja) 電子部品収納用パッケージおよび電子装置
JP2007227739A (ja) 電子部品収納用パッケージ及び電子部品装置
JP2019009376A (ja) 光半導体素子収納用パッケージおよび光半導体装置
JP5905728B2 (ja) 素子収納用パッケージ、および実装構造体
JP2014049563A (ja) 電子部品収納用パッケージおよび実装構造体
JP5213663B2 (ja) 電子装置の実装構造
JP5791258B2 (ja) 電子部品収納用パッケージおよび実装構造体
JP5992785B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置
JP6162520B2 (ja) 半導体素子収納用パッケージおよびこれを備えた実装構造体
JP5969317B2 (ja) 光半導体素子収納用パッケージおよび実装構造体
JPWO2013161660A1 (ja) 半導体素子収納用パッケージおよび半導体装置
JP2018018939A (ja) 半導体パッケージ、および半導体装置
JP5791263B2 (ja) 電子部品収納用パッケージおよび実装構造体
JP6219693B2 (ja) 素子収納用パッケージおよびこれを備えた実装構造体
JP2013251318A (ja) 電子部品収納用容器および電子装置
JP2012175011A (ja) 半導体素子収納用パッケージ、およびこれを備えた半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6075597

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150