JP6069055B2 - 傾斜角度調整装置、船舶推進機 - Google Patents

傾斜角度調整装置、船舶推進機 Download PDF

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Description

本発明は、傾斜角度調整装置および船舶推進機に関する。
従来、船体と船舶推進機本体との間に連結したシリンダ装置を伸縮させることで、船体に対する船舶推進機本体の角度を変更する装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載のチルト・トリム装置は、以下のように構成されている。すなわち、推進ユニット(船舶推進機本体)を船舶に取付けるブラケットと、推進ユニットの間に油圧シリンダを介装し、電動駆動モータのアップ側とダウン側の通電作動回路をオン/オフ操作して油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプにより圧送される作動油を油圧シリンダのピストン側油室又はピストンロッド側油室に供給することにより、油圧シリンダを伸縮し、結果として推進ユニットをアップ側又はダウン側にチルト・トリム動作させる。そして、駆動モータのアップ側とダウン側の通電作動回路をオン/オフ操作する操作スイッチを有しており、操作スイッチに手動操作力を付加して押している間だけオン状態で、手を離すとオフ状態になる。
実公平7−32385号公報
操作スイッチを押し続けることで船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整する構成では、傾斜角度を所望の角度に合わせることが難しい。特に、操船初心者が高速走行時に走行姿勢を保つために所望の角度に合わせることは難しい。それゆえ、例えば、所望の傾斜角度に合わせるべく、傾斜角度を大きくするためのボタンを押し続けその所望の傾斜角度を超えてしまい、再度傾斜角度を小さくするためのボタンを押して所望の傾斜角度に合わせなければならない。その結果、電動モータを無駄に駆動させる必要が生じたり、素早く傾斜角度を合わせることが難しかったりする。
本発明は、船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を、簡易に精度高く走行状態に適した傾斜角度に合わせることができる装置を提供することを目的とする。
かかる目的のもと、本発明は、船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、前記船体の水面に対する角度である船体角度を検出する検出手段からの出力に応じて前記傾斜角度を変更するように前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、前記傾斜角度を調整するために操作される操作手段と、を備え、前記モータ制御手段は、前記操作手段が操作された場合には、当該操作手段から出力された信号に基づいて前記モータの駆動を制御し、当該操作手段が操作されていない場合には、前記船体に設けられて前記船体角度を検出する検出手段からの信号に基づいて把握した当該船体角度が予め定められた所定角度よりも大きい場合には当該モータを一方の回転方向に回転させ、当該船体角度が当該所定角度よりも小さい場合には当該モータを他方の回転方向に回転させることを特徴とする傾斜角度調整装置である。
他の観点から捉えると、本発明は、船体に対して推進力を与える船舶推進機であって、プロペラを有する船舶推進機本体と、前記船体に対する前記船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、当該船体の水面に対する角度である船体角度に応じて当該傾斜角度を変更するように当該モータの駆動を制御するモータ制御手段と、前記傾斜角度を調整するために操作される操作手段と、を有する傾斜角度調整装置と、を備え、前記傾斜角度調整装置の前記モータ制御手段は、前記操作手段が操作された場合には、当該操作手段から出力された信号に基づいて前記モータの駆動を制御し、当該操作手段が操作されていない場合には、前記船体に設けられて前記船体角度を検出する検出手段からの信号に基づいて把握した当該船体角度が予め定められた所定角度よりも大きい場合には当該モータを一方の回転方向に回転させ、当該船体角度が当該所定角度よりも小さい場合には当該モータを他方の回転方向に回転させることを特徴とする船舶推進機である。
本発明によれば、船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を、簡易に精度高く走行状態に適した傾斜角度に合わせることができる。
本実施の形態に係る船舶の概略構成図である。 船舶推進機の概略構成図である。 傾斜角度調整装置の外観図である。 シリンダ装置とポンプ室の断面図である。 モータ支持部の断面図である。 給排油装置により給排される作動油の流路および流路上に設けられた弁の配置を示す概略図である。 制御装置の概略構成図である。 船舶の走行状態と船体角度との関係を示す図である。 目標電流決定部が行う目標電流決定処理の手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る船舶1の概略構成図である。図1(a)は、船舶1を上方から見た図である。図1(b)は、(a)のIb部の拡大図である。以下の説明において、船舶1の前進状態における進行方向を前方、進行方向の左側を左方向、進行方向の右側を右方向とする。
船舶1は、船体2と、この船体2に設けられた船室2aの前部に設けられたインパネに回転自在に取り付けられた輪状のハンドル3と、船室2aの前右部に設けられたリモコンボックス10と、推進力を発生する船舶推進機20と、を備えている。
また、船舶1は、船室2aにおけるハンドル3付近に配置されて、水平面に対する船体2の前後方向の傾き角度である船体角度θsに応じた信号を出力する船体角度センサ4を備えている。船体角度センサ4は、磁石が取り付けられた振子(不図示)を備え、その鉛直軸からのずれをリードスイッチ(不図示)などで検出して船体角度θsに応じた信号を出力する。船体角度センサ4は、船体角度θsが後述する所定角度θ0以下のときにLo信号を、所定角度θ0より大きいときにHi信号を出力するセンサであることを例示することができる。
リモコンボックス10には、後述する、船体2に対する船舶推進機20の船舶推進機本体20aの傾斜角度θ(図2参照)を調整するための操作手段の一例としての傾斜角度調整スイッチ102が設けられている。
次に、船舶推進機20について説明する。
図2は、船舶推進機20の概略構成図である。
船舶推進機20は、推進力を発生する船舶推進機本体20aと、傾斜角度θを調整する傾斜角度調整装置30と、を備えている。
船舶推進機本体20aは、クランク軸(不図示)の軸方向が水面に対して垂直方向(上下方向)に向くように置かれたエンジン(不図示)と、そのクランク軸の下端に回転一体に連結されて鉛直下方に延びるドライブ軸(不図示)と、このドライブ軸とべべルギヤ機構を介して連結されたプロペラ軸21と、このプロペラ軸21の後端に装着されたプロペラ22とを有する。
また、船舶推進機本体20aは、垂直方向(上下方向)に設けられたスイベルシャフト23(図1参照)と、水面に対して水平方向に設けられた水平軸24と、スイベルシャフト23が回動自在に収容されるスイベルケース25と、スイベルケース25を船体2に接続するスターンブラケット26と、を有している。
次に、傾斜角度調整装置30について説明する。
傾斜角度調整装置30は、この傾斜角度調整装置30の作動を制御する制御装置100と、傾斜角度θを検出する傾斜角度センサ101と、傾斜角度θを調整するための傾斜角度調整スイッチ102(図1参照)と、を有している。
傾斜角度センサ101は、例えば、船体2の後端部と船舶推進機本体20aとの間の距離を検出する光学式のセンサであることを例示することができる。また、傾斜角度センサ101は、スターンブラケット26に対するスイベルケース25の回転角度を検出する物であればいかなる構成でもよい。
傾斜角度調整スイッチ102は、左部と右部とを押すことが可能なシーソースイッチであり、左部(UP側)を押すと傾斜角度θが大きくなり、右部(DOWN側)を押すと傾斜角度θが小さくなる。
図3は、傾斜角度調整装置30の外観図である。図4は、後述するシリンダ装置とポンプ室の断面図である。図5は、後述するモータ支持部の断面図である。
傾斜角度調整装置30は、スイベルケース25とスターンブラケット26との間に接続されて両者の間の距離を変更するために伸縮するシリンダ装置31と、シリンダ装置31を伸縮させるために作動油を循環させる給排油装置32とを備えている。
先ずは、シリンダ装置31について説明する。
シリンダ装置31は、円筒部を有し、この円筒部の中心線方向(図4では上下方向)の一方の端部が塞がれた有底円筒状のシリンダ41を有するハウジング40を備えている。以下では、シリンダ41の円筒部の中心線方向を、単に「中心線方向」と称す。
また、シリンダ装置31は、中心線方向に移動可能にシリンダ41内に挿入されたピストン42と、中心線方向に延びるとともに中心線方向の一方の端部(図4では下端部)にピストン42が取り付けられるピストンロッド43と、を有している。また、シリンダ装置31は、ピストンロッド43の一方の端部に形成された雄ねじとともにピストン42を支持するナット46と、シリンダ41の他方の端部側の開口部を塞ぐように配置されるとともにピストンロッド43をガイドするロッドガイド44と、ピストンロッド43のストロークを調整するための円筒状のスリーブ45と、を有している。
ハウジング40は、シリンダ41と、後述するモータ支持部60と、タンク室63とを一体的に備えている。そして、後述するように、これらシリンダ41、モータ支持部60、タンク室63の周りには作動油が流れる通路である流路が形成されている。そして、このハウジング40における中心線方向の一方の端部には、傾斜角度調整装置30をスターンブラケット26に接続するためのピンを支持するピン孔40aが形成されている。
ピストン42は、中央部にピストンロッド43を通す孔が形成された円筒状のピストン本体42aと、ピストン本体42aの外周部に取付けられたOリング等のシール部材42bと、を有している。ピストン本体42aの外周部には、外周面から凹んだ溝42cが全周に渡って形成され、溝42cにシール部材42bが嵌め込まれている。そして、ピストン42は、シリンダ41の内周面に接触し、シリンダ41内の作動油が封入された空間を、ピストン42よりも中心線方向の一方の端部側の第1油室Y1と、ピストン42よりも中心線方向の他方の端部側の第2油室Y2とに区分する。
ピストンロッド43は、円柱状のロッド部43aを有するとともに、中心線方向の一方の端部にピストン42を取り付けるための雄ねじが形成され、中心線方向の他方の端部に、このピストンロッド43をスイベルケース25に接続するためのピンを支持するピン孔43bが形成されている。
ロッドガイド44は、中央部にピストンロッド43を通す孔が形成された略円筒状のロッドガイド本体44aと、中心線方向の中央部においてピストンロッド43に摺接するシール部材44bと、中心線方向の他方の端部において水などの液体がシリンダ41内に入り込むのを抑制するウォータシール44cと、を備える。ロッドガイド本体44aの内周部には、内周面から凹んだ溝が形成されており、この溝にシール部材44bが嵌め込まれている。また、ロッドガイド本体44aにおける中心線方向の他方の端部には、端面から凹んだ凹部が形成されており、この凹部にウォータシール44cが嵌め込まれている。
スリーブ45は、円筒状であり、その内周径はピストン42のピストン本体42aの外径よりも小さい。そして、スリーブ45は、シリンダ41における中心線方向の一方の端部側に配置されて、ピストン42およびピストンロッド43の一方の端部側への移動を規制する。
次に、給排油装置32について説明する。
給排油装置32は、シリンダ装置31のシリンダ41内に作動油を供給するポンプ61と、ポンプ61を駆動するモータ62と、モータ62を支持するモータ支持部60と、を備えている。また、給排油装置32は、ポンプ61に給排される作動油を貯留するタンク室63と、タンク室63の開口部を塞ぐ給油プラグ64と、を備えている。
モータ支持部60は、上述したハウジング40に、中心線方向と交差する方向にシリンダ41と隣り合うように設けられている。つまり、ハウジング40がシリンダ41とモータ支持部60とを一体的に備えている。そして、このモータ支持部60における中心線方向の他方の端部側(図4では上側)に、モータ62がボルトにて固定される。また、モータ支持部60は、モータ62が固定される部位より中心線方向の一方の端部側(図4では下側)が凹んでおり、この凹みにてポンプ61を収容するポンプ室60aを形成する。ポンプ室60aは、作動油を収容するとともに、ポンプ61をこの作動油中に浸漬する状態で保持する。
ポンプ61は、カセットポンプ構造の例えばギヤポンプであり、ドライブギヤとドリブンギヤとから構成されるギヤユニットをケースの中に有し、ドライブギヤに結合される駆動軸61aがモータ62の出力軸62aに位置合わせられるように、ポンプ室60a内にボルト61bにてモータ支持部60に固定される。また、ポンプ61は、両方向に回転可能であり、正転用と逆転用の2個の吐出ポート(不図示)をモータ支持部60に形成された流路に連絡し、正転用と逆転用の2個の吸込ポート(不図示)をポンプ室60aに開口している。
モータ62は、ポンプ室60aの上方に位置するように、鉄製のヨークがボルトにてモータ支持部60に取付けられている。モータ62の出力軸62aは、ドライブジョイント62bを介して、ポンプ61の駆動軸61aに接続され、両方向に回転する。
タンク室63は、中心線方向と交差する方向にシリンダ41と隣り合うように設けられている。そして、モータ支持部60は、タンク室63とポンプ室60aとを連通する。
次に、傾斜角度調整装置30に形成された作動油の流路について説明する。
傾斜角度調整装置30には、第1油室Y1とポンプ室60aとを連通する第1流路71と、第2油室Y2とポンプ室60aとを連通する第2流路72とが形成されている。
第1流路71は、シリンダ41における中心線方向の一方の端部(図4においては下端部)よりも一方の端部側(図4においては下側)のハウジング40に形成された油路71a、ポンプ室60aよりも中心線方向の一方の端部側(図4においては下側)のモータ支持部60に形成された油路(不図示)などから構成される。
第2流路72は、図4に示すように、シリンダ41と隣り合うようにハウジング40に中心線方向に形成された油路72aと、ロッドガイド44に形成された油路72bと、油路72aと油路72bとを連通するようにシリンダ41に形成された油路72cと、ポンプ室60aよりも中心線方向の一方の端部側(図4においては下側)のモータ支持部60に形成された油路72dなどから構成される。
図6は、給排油装置32により給排される作動油の流路および流路上に設けられた弁の配置を示す概略図である。
給排油装置32は、図6に示すように、シャトル式切替弁80、逆止弁91,92、縮側リリーフ弁93、伸側リリーフ弁94、手動兼サーマル弁95を備える。
シャトル式切替弁80は、シャトルピストン81と、シャトルピストン81の両側に配置された第1チェック弁82aおよび第2チェック弁82bとを有している。そして、シャトル式切替弁80には、シャトルピストン81の第1チェック弁82a側に第1シャトル室83aが形成され、シャトルピストン81の第2チェック弁82b側に第2シャトル室83bが形成されている。
第1チェック弁82aは、ポンプ61の正転によって管路99を介して第1シャトル室83aに加えられる送油圧力によって開作動可能とされ、第2チェック弁82bは、ポンプ61の逆転によって管路99を介して第2シャトル室83bに加えられる送油圧力によって開作動可能とされている。また、シャトルピストン81は、ポンプ61の正転による送油圧力によって第2チェック弁82bを開作動可能とし、ポンプ61の逆転による送油圧力によって第1チェック弁82aを開作動可能としている。シャトル式切替弁80の第1チェック弁82aは第1流路71に接続され、第2チェック弁82bは第2流路72に接続されている。
逆止弁91,92は、ポンプ61とタンク室63との接続流路の中間部に配置されている。縮側リリーフ弁93は、第2流路72に接続され、伸側リリーフ弁94は、シャトルピストン81に内蔵されている。手動兼サーマル弁95は、第1流路71の油路71a(図4参照)に接続され、第1油室Y1をタンク室63に接続する。この手動兼サーマル弁95は、サーマルリリーフ弁95aを備えており、シリンダ41の作動油の圧力が熱等により異常に上昇したとき、予め定められた圧力で回路圧をタンク室63に逃がす。
次に、傾斜角度調整装置30の作用について説明する。
モータ62を正転させてポンプ61を正転させると、ポンプ61の吐出油はシャトル式切替弁80の第1チェック弁82aを開くとともに、シャトルピストン81を介して第2チェック弁82bも開く。これにより、ポンプ61の吐出油は、第1チェック弁82a、第1流路71を通ってシリンダ装置31の第1油室Y1に供給され、シリンダ装置31の第2油室Y2の作動油は第2流路72、第2チェック弁82bを通ってポンプ61に戻り、シリンダ装置31を伸張させる。その結果、傾斜角度θ(図2参照)が大きくなる。
この傾斜角度θを大きくするための動作の際には、シリンダ41の容積は、ピストンロッド43の退出容積だけ増加するため作動油の循環油量が不足することから、逆止弁92が開き、タンク室63からポンプ61に循環油量の不足分が補償され得る。また、傾斜角度θを大きくするための動作の際に、ピストン42が最大伸張位置に達して傾斜角度θを大きくするための動作が完了した後にポンプ61が作動し続け、回路圧が予め定められた圧力よりも高くなった場合に伸側リリーフ弁94が開き回路圧をポンプ吸入側に逃がす。
他方、モータ62を逆転させてポンプ61を逆転させると、ポンプ61の吐出油はシャトル式切替弁80の第2チェック弁82bを開くとともに、シャトルピストン81を介して第1チェック弁82aも開く。これにより、ポンプ61の吐出油は、第2チェック弁82b、第2流路72を通ってシリンダ装置31の第2油室Y2に供給され、シリンダ装置31の第1油室Y1の作動油は第1流路71、第1チェック弁82aを通ってポンプ61に戻り、シリンダ装置31を収縮させる。その結果、傾斜角度θが小さくなる。
この傾斜角度θを小さくするための動作の際には、シリンダ41の容積は、ピストンロッド43の進入容積だけ減少するため作動油の循環油量が余ることから、縮側リリーフ弁93が開き、循環油量の余剰分をタンク室63へ戻す。また、ピストン42が最大収縮位置に達して傾斜角度θを小さくするための動作が完了し、第1油室Y1からポンプ61への戻り油がなくなった後にもポンプ61が作動する場合に、逆止弁91が開き、タンク室63から作動油を供給可能としている。また、傾斜角度θを小さくするための動作が完了した後にポンプ61が作動し続け、回路圧が予め定められた圧力よりも高くなった場合にも、縮側リリーフ弁93が開き回路圧をタンク室63に逃がす。
なお、シリンダ装置31が手動で収縮された場合には、手動兼サーマル弁95が開くため、傾斜角度θが小さくなり得る。
次に、制御装置100について説明する。
図7は、制御装置100の概略構成図である。
制御装置100は、CPU、ROM、RAM、バックアップRAM等からなる算術論理演算回路である。制御装置100には、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが出力信号に変換された船体角度信号、傾斜角度調整スイッチ102の左部が押された旨の信号であるアップ信号、傾斜角度調整スイッチ102の右部が押された旨の信号であるダウン信号などが入力される。
そして、制御装置100は、船体角度信号、アップ信号、ダウン信号に基づいて傾斜角度調整装置30のモータ62に供給する目標電流Itを決定する目標電流決定部110と、目標電流決定部110が決定した目標電流Itに基づいてフィードバック制御などを行う制御部120とを有している。このように、制御装置100は、モータ62の駆動を制御するモータ制御手段の一例として機能する。目標電流決定部110については後で詳述する。
先ずは、制御部120について説明する。
制御部120は、図7に示すように、傾斜角度調整装置30のモータ62の作動を制御するモータ駆動制御部130と、モータ62を駆動させるモータ駆動部140と、モータ62に実際に流れる実電流Imを検出するモータ電流検出部150とを有している。
モータ駆動制御部130は、目標電流決定部110にて決定された目標電流Itと、モータ電流検出部150にて検出されたモータ62へ供給される実電流Imとの偏差に基づいてフィードバック制御を行うフィードバック(F/B)制御部131と、モータ62をPWM駆動するためのPWM(パルス幅変調)信号を生成するPWM信号生成部132とを有している。
モータ駆動部140は、4個の電力用電界効果トランジスタをH型ブリッジ回路の構成で接続したモータ駆動回路と、4個の中から選択した2個の電界効果トランジスタのゲートを駆動してこれらの電界効果トランジスタをスイッチング動作させるゲート駆動回路部とを有している。ゲート駆動回路部は、PWM信号生成部132から出力されたPWM信号(駆動制御信号)に基づいて、2個の電界効果トランジスタを選択し、選択した2個の電界効果トランジスタをスイッチング動作させることにより、モータ62の駆動を制御する。
モータ電流検出部150は、モータ駆動部140に接続されたシャント抵抗の両端に生じる電圧からモータ62に流れる実電流Imの値を検出する。
次に、目標電流決定部110について説明する。
図8は、船舶の走行状態と船体角度との関係を示す図である。図8において、船体2の前後方向を符号dで、水面を符号sで、海水あるいは淡水を符号wで示している。
図8(a)には、船舶1が停止あるいは比較的低速で走行される状態を示す。かかる状態から、船舶推進機20の推進力が加速されて船体2の速度が上昇すると、船体2は、図8(b)に示す如く、船首2fが持ち上がる一方、船尾2bが沈み込む状態となる。この状態では、船体角度センサ4にあっては、船体角度θsが後述する所定角度θ0より大きくなるため、Hi信号を出力する。
その後、加速が終了すると、船舶1の速度は安定するとともに、船舶1は、図8(c)に示すように、上がっていた船体2の船首2fが下がって滑走状態となる。船舶1が滑走状態になると、船体角度センサ4にあっては、船体角度θsが所定角度θ0以下まで減少するため、Lo信号を出力する。
なお、所定角度θ0は、加速が終了して船舶1が滑走状態にあると判断できる値に設定され、例えば5degであることを例示することができる。
目標電流決定部110は、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0より大きい場合には、傾斜角度θが大きくなるようにモータ62の駆動を制御するべく、予め定められた所定電流It0を目標電流Itとして決定する。他方、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0より小さい場合には、傾斜角度θが小さくなるようにモータ62の駆動を制御するべく、目標電流決定部110は、所定電流It0に「−1」を乗算することにより得た値(=−It0)を目標電流Itとして決定する。また、目標電流決定部110は、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0と同じである場合には、零を目標電流Itとして決定する。なお、目標電流Itの符号は、モータ62が正転する方向をプラス、逆転する方向をマイナスとし、所定電流It0は正の値である。
ただし、目標電流決定部110は、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0と異なっても、傾斜角度調整スイッチ102の左部が押された旨の信号であるアップ信号を取得した場合には、傾斜角度θを大きくするべくモータ62を正転させる方向の所定電流It0を目標電流Itとして決定する。また、目標電流決定部110は、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0と異なっても、傾斜角度調整スイッチ102の右部が押された旨の信号であるダウン信号を取得した場合には、傾斜角度θを小さくするべくモータ62を逆転させる方向の「−It0」を目標電流Itとして決定する。
次に、フローチャートを用いて、目標電流決定部110が行う目標電流決定処理の手順について説明する。
図9は、目標電流決定部110が行う目標電流決定処理の手順を示すフローチャートである。目標電流決定部110は、この目標電流決定処理を予め定めた期間毎に繰り返し実行する。
先ず、目標電流決定部110は、アップ信号を取得したか否かを判別する(S901)。そして、アップ信号を取得している場合(S901でYES)、目標電流Itを、モータ62を正転させる方向の所定電流It0に決定する(S902)。他方、アップ信号を取得していない場合(S901でNO)、ダウン信号を取得したか否かを判別する(S903)。そして、ダウン信号を取得している場合(S903でYES)、目標電流Itを、モータ62を逆転させる方向の「−It0」に決定する(S904)。
他方、ダウン信号を取得していない場合(S903でNO)、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0であるか否かを判別する(S905)。船体角度θsが所定角度θ0ではない場合(S905でNO)、船体角度θsが所定角度θ0よりも大きいか否かを判別する(S906)。そして、船体角度θsが所定角度θ0よりも大きい場合(S906でYES)、目標電流Itを、モータ62を正転させる方向の所定電流It0に決定する(S907)。他方、船体角度θsが所定角度θ0よりも大きくない場合(S906でNO)、船体角度θsが所定角度θ0よりも小さいと考えられるので、目標電流Itを、モータ62を逆転させる方向の「−It0」に決定する(S908)。
一方、船体角度θsが所定角度θ0である場合(S905でYES)、目標電流Itを零に決定する(S909)。
以上のように構成された傾斜角度調整装置30においては、傾斜角度調整スイッチ102が押されていない場合に、船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0ではない場合には、船体角度θsが所定角度θ0となるようにモータ62に供給される目標電流Itが決定される。その結果、船体角度θsが、良好な走行状態となる所定角度θ0に調整される。このように、本実施の形態に係る傾斜角度調整装置30においては、船体角度θsが走行に良好な角度である所定角度θ0となるように精度高く自動的に調整される。したがって、操船初心者でも船舶1の走行姿勢を良好に保つことができる。
そして、本実施の形態に係る傾斜角度調整装置30においては、上述した利点を、船舶1に設けられている船体角度センサ4にて検出された船体角度θsが所定角度θ0となるようにモータ62に供給する電流を変更するという簡易な構成で実現している。
なお、上述した実施の形態においては、船体角度θsが、所定角度θ0と同じであるか、所定角度θ0よりも小さいか、あるいは所定角度θ0よりも大きいかに応じて目標電流Itを変更しているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、船体角度θsが、所定角度θ0を中心とする所定範囲内であるか、その所定範囲よりも小さいか、あるいは所定範囲よりも大きいかに応じて目標電流Itを変更してもよい。つまり、傾斜角度調整スイッチ102が押されていない場合に、船体角度θsが所定角度θ0を中心とする所定範囲内である場合には目標電流Itを零に決定し、船体角度θsが所定範囲よりも大きい場合には目標電流ItをIt0に決定し、船体角度θsが所定範囲よりも小さい場合には目標電流Itを−It0に決定してもよい。なお、所定角度θ0を中心とする所定範囲とは、θ0±0.5度であることを例示することができる。
また、上述した実施の形態においては、傾斜角度調整スイッチ102が押されていることに起因して決定する目標電流Itと、船体角度θsが所定角度θ0と異なることに起因して決定する目標電流Itとの絶対量を同じにしているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、傾斜角度調整スイッチ102が押されていることに起因して決定する目標電流Itの絶対量を、所定電流It0よりも大きな電流にしてもよい。これにより、傾斜角度調整スイッチ102が押された場合の傾斜角度θの変更速度を、船体角度θsが所定角度θ0と異なることに起因して変更する場合よりも大きくすることができる。
1…船舶、2…船体、3…ハンドル、4…船体角度センサ、10…リモコンボックス、20…船舶推進機、20a…船舶推進機本体、30…傾斜角度調整装置、31…シリンダ装置、32…給排油装置、100…制御装置、102…傾斜角度調整スイッチ、110…目標電流決定部、120…制御部

Claims (2)

  1. 船体に対する船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、
    前記船体の水面に対する角度である船体角度を検出する検出手段からの出力に応じて前記傾斜角度を変更するように前記モータの駆動を制御するモータ制御手段と、
    前記傾斜角度を調整するために操作される操作手段と、
    を備え
    前記モータ制御手段は、前記操作手段が操作された場合には、当該操作手段から出力された信号に基づいて前記モータの駆動を制御し、当該操作手段が操作されていない場合には、前記船体に設けられて前記船体角度を検出する検出手段からの信号に基づいて把握した当該船体角度が予め定められた所定角度よりも大きい場合には当該モータを一方の回転方向に回転させ、当該船体角度が当該所定角度よりも小さい場合には当該モータを他方の回転方向に回転させることを特徴とする傾斜角度調整装置。
  2. 船体に対して推進力を与える船舶推進機であって、
    プロペラを有する船舶推進機本体と、
    前記船体に対する前記船舶推進機本体の傾斜角度を調整するモータと、当該船体の水面に対する角度である船体角度に応じて当該傾斜角度を変更するように当該モータの駆動を制御するモータ制御手段と、前記傾斜角度を調整するために操作される操作手段と、を有する傾斜角度調整装置と、
    を備え
    前記傾斜角度調整装置の前記モータ制御手段は、前記操作手段が操作された場合には、当該操作手段から出力された信号に基づいて前記モータの駆動を制御し、当該操作手段が操作されていない場合には、前記船体に設けられて前記船体角度を検出する検出手段からの信号に基づいて把握した当該船体角度が予め定められた所定角度よりも大きい場合には当該モータを一方の回転方向に回転させ、当該船体角度が当該所定角度よりも小さい場合には当該モータを他方の回転方向に回転させることを特徴とする船舶推進機。
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