JP6067129B2 - 基板収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェーハ等の基板を収納する基板収納容器に関する。
半導体ウェーハ等の基板を収納する容器としては、容器本体と、蓋体と、被係止部とを備える構成のものが、従来より知られている。
容器本体は、一端部に容器本体開口部が形成され、他端部が閉塞された筒状の壁部を有する。壁部は、奥壁と、上壁と、下壁と、第1側壁と、第2側壁とを有している。容器本体内には基板収納空間が形成されている。基板収納空間は、壁部により取り囲まれて形成されており、複数の基板を収納可能である。蓋体は、容器本体開口部に対して着脱可能であり、容器本体開口部を閉塞可能である。被係止部は、硬い樹脂から形成される剛体であって、上壁の中央部に設けられている。被係止部は、ウェーハ搬送装置等において基板収納容器を吊り上げる際に、ウェーハ搬送装置の吊り上げ部材に掛けられる。これにより基板収納容器は、吊り上げ部材に吊り上げられる。
基板収納容器は、このようにウェーハ搬送装置の吊り上げ部材によって吊り上げられて搬送されるため、ウェーハ搬送装置で発生する振動が、吊り上げ部材から被係止部を介して容器本体へ直接伝わる。容器本体へ伝わった振動は、基板収納容器に収納されるウェーハに伝わり、収納されているウェーハが振動する。ウェーハの振動は、ウェーハとウェーハを保持する溝板とを互いに擦れさせ、ウェーハの損傷、パーティクルの発生、静電気の発生の原因になる。また、発生した静電気は、基板収納容器に収納されたウェーハにパーティクル等を付着させる。
国際公開第99/39994号パンフレット
基板収納容器の搬送時において、基板収納容器内で発生するウェーハに起因したパーティクルや静電気、又はウェーハ損傷等を抑えるために、ウェーハ搬送装置から基板収納容器に収納されたウェーハに伝わる振動を抑える必要があった。
本発明は、基板収納容器に収納されたウェーハへの振動の伝達を、簡単な構造によって抑えることができる基板収納容器を提供することを目的とする。
本発明は、半導体ウェーハからなる基板を収納する基板収納容器であって、一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁、上壁、下壁、及び一対の側壁を有し前記上壁の一端部、前記下壁の一端部、及び前記側壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記上壁の内面、前記下壁の内面、前記側壁の内面、及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、前記上壁の中央部に配置され、前記容器本体を吊り上げ可能な吊り上げ部材に係止される被係止部とを有し、前記被係止部は、前記上壁に下面が対向する板状のフランジ部と、前記フランジ部の下面、及び/又は、前記フランジ部の周縁部に設けられた弾性変形可能な弾性部材とを有し、前記被係止部は、前記フランジ部と前記吊上げ部材との間に前記弾性部材を挟んだ状態で前記吊り上げ部材に係止される基板収納容器に関する。
また、前記弾性部材の上面は、前記フランジ部に形成された貫通孔に係合可能な係合部を有し、前記弾性部材の下面は、平坦面により構成され、前記平坦面には、前記吊り上げ部材が当接可能であることが好ましい。
また、前記弾性部材の上面は、前記フランジ部に形成された貫通孔に係合可能な係合部を有し、前記弾性部材の下面は、複数の凸部を有し、前記凸部には、前記吊り上げ部材が当接可能であることが好ましい。
また、前記係合部は、成形された前記フランジ部に対して流動性を有する前記弾性部材をインサート成形することにより前記貫通孔内に流入した前記弾性部材により構成されることが好ましい。
また、前記フランジ部は周縁に凸部を有し、前記弾性部材の周縁部は、前記フランジ部の周縁の凸部に係合可能な凹部を有することが好ましい。
また、上面と下面とを有する剛性体を備え、前記剛性体の上面は、前記弾性部材の下面に対して固定され、前記剛性体の下面には、前記吊上げ部材が当接可能であり、前記被係止部は、前記弾性部材に前記吊上げ部材が当接せずに前記剛性体の下面に前記吊上げ部材が当接し、且つ前記フランジ部と前記吊上げ部材との間に前記弾性部材と前記剛性体とを挟んだ状態で前記吊り上げ部材に係止されることが好ましい。
本発明によれば、本発明は、基板収納容器に収納されたウェーハへの振動の伝達を、簡単な構造によって抑えることができる基板収納容器を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る基板収納容器を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器の被係止部が吊り上げ部材に挟持された状態を示す背面図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とが係合した状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とを示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とが係合した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とが係合した状態を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とが係合した状態を示す斜視図である。 本発明の第1〜4実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材との係合を示した断面図である。 本発明の第5実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材との係合を示した断面図である。 本発明の第6実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材との係合を示した断面図である。 本発明の第7実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材との係合を示した断面図である。 本発明の第8実施形態に係る基板収納容器の被係止部の、フランジ部41Gと弾性部材42Gとの係合を示した平面の断面略図である。 図11AのA−A線に沿った断面図である。 図11AのB−B線に沿った断面図である。 図11AのC−C線に沿った断面図である。 本発明の第9実施形態に係る基板収納容器の被係止部の、フランジ部41Hと弾性部材42Hと剛性体45Hとを示した断面図である。
以下、本発明の第1実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図1Aは、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器を示す斜視図である。図1Bは、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器を示す分解斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器の被係止部が吊り上げ部材に挟持された状態を示す背面図である。図3Aは、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とを示す斜視図である。図3Bは、本発明の第1実施形態に係る基板収納容器の被係止部のフランジ部と弾性部材とが係合した状態を示す斜視図である。
ここで、説明の便宜上、後述の容器本体2から蓋体3へ向かう方向(図1Bにおける左下方向)を前方向D11と定義し、その反対の方向を後方向D12と定義し、これらを前後方向D1と定義する。また、後述の下壁24から上壁23へと向かう方向(図1Bにおける上方向)を上方向D21と定義し、その反対の方向を下方向D22と定義し、これらを上下方向D2と定義する。また、後述する第2側壁26から第1側壁25へと向かう方向(図1Bにおける左上方向)を左方向D31と定義し、その反対の方向を右方向D32と定義し、これらを左右方向D3と定義する。
また、基板収納容器1に収納される基板(図示せず)は、円盤状のシリコンウェーハ、ガラスウェーハ、サファイアウェーハ等であり、産業に用いられる薄いものである。本実施形態における基板は、直径450mmのシリコンウェーハである。
図1A、1Bに示すように、基板収納容器1は、容器本体2と、蓋体3と、被係止部としてのトップフランジ4とを有している。
容器本体2は、一端部に容器本体開口部21が形成され、他端部が閉塞された筒状の壁部20を有する。容器本体2内には基板収納空間27が形成されている。基板収納空間27は、壁部20により取り囲まれて形成されている。壁部20の部分であって基板収納空間27を形成している部分には、基板支持板状部5が配置されている。基板収納空間27には、複数の基板を収納可能である。
基板支持板状部5は、基板収納空間27内において左右方向D3に対をなすように壁部20に設けられている。基板支持板状部5は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されていないときに、隣接する基板同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板の縁部を支持可能である。基板支持板状部5の奥側には、奥側基板支持部(図示せず)が設けられている。奥側基板支持部(図示せず)は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、複数の基板の縁部の後部を支持可能である。
蓋体3は、容器本体開口部21に対して着脱可能であり、容器本体開口部21を閉塞可能である。蓋体3の部分であって蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに基板収納空間27に対向する部分(図1に示す蓋体3の裏側の面)には、フロントリテーナ(図示せず)が設けられている。フロントリテーナ(図示せず)は、奥側基板支持部(図示せず)と対をなすように配置されている。
フロントリテーナ(図示せず)は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、複数の基板の縁部の前部を支持可能である。フロントリテーナ(図示せず)は、蓋体3によって容器本体開口部21が閉塞されているときに、奥側基板支持部(図示せず)と協働して複数の基板を支持することにより、隣接する基板同士を所定の間隔で離間させて並列させた状態で、複数の基板を保持する。以下、各部について、詳細に説明する。
図1A、図1Bに示すように、容器本体2の壁部20は、奥壁22と上壁23と下壁24と第1側壁25と第2側壁26とを有する。奥壁22、上壁23、下壁24、第1側壁25、及び第2側壁26は、プラスチック材等により構成されており、ポリカーボネートにより一体成形されて構成されている。
第1側壁25と第2側壁26とは対向しており、上壁23と下壁24とは対向している。上壁23の後端、下壁24の後端、第1側壁25の後端、及び第2側壁26の後端は、全て奥壁22に接続されている。上壁23の前端、下壁24の前端、第1側壁25の前端、及び第2側壁26の前端は、奥壁22に対向する位置関係を有し、略長方形状をした容器本体開口部21を形成する開口周縁部28を構成する。
開口周縁部28は、容器本体2の一端部に設けられており、奥壁22は、容器本体2の他端部に位置している。壁部20の外面により形成される容器本体2の外形は箱状である。壁部20の内面、即ち、奥壁22の内面、上壁23の内面、下壁24の内面、第1側壁25の内面、及び第2側壁26の内面は、これらによって取り囲まれた基板収納空間27を形成している。開口周縁部28に形成された容器本体開口部21は、壁部20により取り囲まれて容器本体2の内部に形成された基板収納空間27に連通している。基板収納空間27には、最大で25枚の基板を、基板の上面及び下面が略水平となる位置関係で収納可能である。
図1Bに示すように、上壁23及び下壁24の部分であって、開口周縁部28の近傍の部分には、基板収納空間27の外方へ向かって窪んだラッチ係合凹部231A、231B、241B、ラッチ係合凹部(図示せず)が形成されている。ラッチ係合凹部231A、231B、241B、ラッチ係合凹部(図示せず)は、上壁23及び下壁24の左右両端部近傍に1つずつ、計4つ形成されている。
図2に示すように、上壁23の外面においては、複数のフランジ固定部7が上壁23と一体成形されて設けられている。複数のフランジ固定部7は、上壁23の中央部に配置されている。
被係止部としてのトップフランジ4は、図3Aに示すように、フランジ部41と、弾性部材42と、トップフランジ基部43とを有し、図1A、図1Bに示すように、フランジ固定部7に螺子8で固定される。
トップフランジ基部43は、ポリカーボネート等の熱可塑性プラスチック材から形成され、上方向D21から見て略四角形状を有している。トップフランジ基部43には、図3A、図3Bに示すように、固定孔431が複数設けられている。固定孔431は、円柱形状を有し、上下方向においてトップフランジ基部43を貫通する。また、固定孔431は、トップフランジ基部43の下方向D22において、上壁23の複数のフランジ固定部7と対向する位置関係を有している。
フランジ部41は、ポリカーボネート等の熱可塑性プラスチック材から構成されており、トップフランジ基部43と一体成形され、上壁23に下面が対向する厚さ4mmの板状を有している。フランジ部41は、トップフランジ基部43の上面に対して上方向に一定の段差を有する位置にあり、所定の幅を有してトップフランジ基部43の周縁を取り囲むように形成されている。フランジ部41には、図3Aに示すように、係合孔411が複数形成されている。係合孔411は、円柱形状を有し、上下方向においてフランジ部41を貫通する貫通孔により構成されている。
弾性部材42は、厚さ3.5mmのエラストマーにより構成され、弾性変形可能である。弾性部材42は、図3Aに示すように、輪郭がフランジ部41と一致する形状を有している。弾性部材42は、フランジ部41の下面を覆うように設けられている。弾性部材42の上面は、図7に示すように、係合孔411に一致する形状を有する凸状の係合部421を複数有している。係合部421は、弾性部材42の上方向において、フランジ部41の係合孔411と対向する位置関係を有している。係合部421は、フランジ部41の下面側から係合孔411に係合可能である。
弾性部材42の上面に設けられた複数の係合部421は、フランジ部41の下面側から、フランジ部41に設けられた複数の係合孔411に係合する。これにより、フランジ部41と弾性部材42とが係合してトップフランジ4が組まれる。トップフランジ4は、図1A、図1Bに示すように、トップフランジ基部43の固定孔431(図示せず)に挿入される螺子8によって、トップフランジ基部43の下方向D22に位置するフランジ固定部7に螺子止めされて固定される。これにより、トップフランジ4は、容器本体2の上壁23の外面に固定される。弾性部材42の下面は、平坦面により構成されている。
被係止部としてのトップフランジ4は、容器本体2を吊り上げ可能な吊り上げ部材としてのアーム6に係止される。また、弾性部材42の下面を構成する平坦面は、吊り上げ部材としてのアーム6に当接可能である。具体的には、図2に示すように、トップフランジ4は、AMHS(自動ウェーハ搬送システム)、PGV(ウェーハ基板搬送台車)等において基板収納容器1を吊り上げる際に、吊り上げ部材としてのこれらの機械のアーム6に左右方向D3から掛けられ、これにより基板収納容器1は、アーム6に吊り上げられる。このとき、トップフランジ4の弾性部材42は、アーム6に当接しており、トップフランジ4は、フランジ部41と吊上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6の間に弾性部材42を挟んだ状態で、吊り上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6に係止される。尚、トップフランジ4は、吊り上げ部材としてのこれらの機械のアーム6に前後方向D1から掛けられてもよい。
図1Bに示すように、蓋体3は、容器本体2の開口周縁部28の形状と略一致する略長方形状を有している。蓋体3は容器本体2の開口周縁部28に対して着脱可能であり、開口周縁部28に蓋体3が装着されることにより、蓋体3は、容器本体開口部21を閉塞可能である。蓋体3の内面(図1Bに示す蓋体3の裏側の面)であって、蓋体3が容器本体開口部21を閉塞しているときの開口周縁部28のすぐ後方向D12の位置に形成された段差の部分の面(シール面281)に対向する面には、環状のシール部材31が取り付けられている。シール部材31は、弾性変形可能なポリエステル系、ポリオレフィン系など各種熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム製、シリコンゴム製等である。シール部材31は、蓋体3の外周縁部を一周するように配置されている。
蓋体3が開口周縁部28に装着されたときに、蓋体3の外周縁部は、シール部材31を介して容器本体2の開口周縁部28の内周縁部に当接する。これにより、シール部材31は蓋体3の外周縁部と開口周縁部28の内周縁部とにより挟まれて弾性変形し、蓋体3は、容器本体開口部21を密閉した状態で閉塞する。開口周縁部28から蓋体3が取り外されることにより、容器本体2内の基板収納空間27に対して、基板を出し入れ可能となる。
蓋体3においては、ラッチ機構が設けられている。ラッチ機構は、蓋体3の左右両端部近傍に設けられており、図1Bに示すように、蓋体3の上辺から上方向D21へ突出可能な2つの上側ラッチ部32Aと、蓋体3の下辺から下方向D22へ突出可能な2つの下側ラッチ部(図示せず)と、を備えている。2つの上側ラッチ部32Aは、蓋体3の上辺の左右両端近傍に配置されており、2つの下側ラッチ部は、蓋体3の下辺の左右両端近傍に配置されている。
蓋体3の外面においては操作部33が設けられている。操作部33を蓋体3の前側から操作することにより、上側ラッチ部32A、下側ラッチ部(図示せず)を蓋体3の上辺、下辺から突出させることができ、また、上辺、下辺から突出しない状態とさせることができる。上側ラッチ部32Aが蓋体3の上辺から上方向D21へ突出して、容器本体2のラッチ係合凹部231A、231Bに係合し、且つ、下側ラッチ部が蓋体3の下辺から下方向D22へ突出して、容器本体2のラッチ係合凹部(図示せず)、ラッチ係合凹部241Bに係合することにより、蓋体3は、容器本体2の開口周縁部28に固定される。
蓋体3の内側においては、基板収納空間27の外方へ窪んだ凹部(図示せず)が形成されている。凹部は、蓋体3の左右方向D3の中央位置に形成されている。凹部を形成している蓋体3の内面においては、フロントリテーナ係止部(図示せず)が左右方向D3において対をなして設けられている。
上記構成の本実施形態1に係る基板収納容器1によれば、以下のような効果を得ることができる。
基板収納容器1は、半導体ウェーハからなる基板を収納するためのものであって、一端部に容器本体開口部21が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部20であって、奥壁22、上壁23、下壁24、及び一対の側壁としての第1側壁25と第2側壁26とを有し上壁23の一端部、下壁24の一端部、及び側壁としての第1側壁25と第2側壁26との一端部によって容器本体開口部21が形成された壁部20を備え、上壁23の内面、下壁24の内面、側壁としての第1側壁25と第2側壁26の内面、及び奥壁22の内面によって、複数の基板を収納可能であり容器本体開口部21に連通する基板収納空間27が形成された容器本体2と、容器本体開口部21に対して着脱可能であり、容器本体開口部21を閉塞可能な蓋体3と、上壁23の中央部に配置され、容器本体2を吊り上げ可能な吊り上げ部材としてのアーム6に係止される被係止部としてのトップフランジ4とを有し、被係止部としてのトップフランジ4は、上壁23に下面が対向する板状のフランジ部41と、フランジ部41の下面を覆うように設けられた弾性変形可能な弾性部材42とを有し、被係止部としてのトップフランジ4は、フランジ部41と吊上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6の間に弾性部材42を挟んだ状態で吊り上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6に係止される。
この構成により、基板収納容器1は、ウェーハ搬送装置のアーム6がトップフランジ4の下面の周縁部に設けられた弾性部材42に当接した状態で、吊り上げられて搬送される。このとき、ウェーハ搬送装置で発生した振動が、アーム6を介してトップフランジ4へ伝わるが、トップフランジ4へ伝わった振動は、トップフランジ4の下面の周縁部に設けられる弾性部材42によって吸収される。従って、ウェーハ搬送装置で発生した振動が、基板収納容器1に伝わることを抑え、基板収納容器1に収納される基板の振動も抑えることができる。この結果、基板収納容器1内においては、ウェーハとウェーハを保持する溝板とが互いに擦れることを軽減でき、基板収納容器1内で発生するウェーハに起因したパーティクルや静電気、又はウェーハ損傷等を抑えることができる。フランジ部41の下面に設けられた弾性部材42は、トップフランジ4と容器本体2との接合部に集中して発生する振動による応力を低減させる。
また、弾性部材42の上面は、フランジ部41に形成された貫通孔としての係合孔411に係合可能な係合部421を有し、弾性部材42の下面は、平坦面により構成され、平坦面には、吊り上げ部材としてのアーム6が当接可能である。
この構成により、弾性部材42をフランジ部41に簡単に取り付けることができ、基板収納容器1に収納されたウェーハへの振動の伝達を、簡単な構造によって抑えることができる。
以下、本発明の第2実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図4Aは、本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41と弾性部材42Aとを示す斜視図である。図4Bは、本発明の第2実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41と弾性部材42Aとが係合した状態を示す斜視図である。
第2実施形態では、図4A、図4Bに示すように、弾性部材42Aの下面が、弾性部材42Aの下面の中心から放射状に形成される直線形状の複数の凸部423Aを有する点において、第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第2実施形態において、弾性部材42Aの下面は、図4A、図4Bに示すように、弾性部材42Aの下面の中心から放射状に形成される直線形状の複数の凸部423Aを有し、凸部423Aには、吊り上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6が当接可能である。
ウェーハ搬送装置のアーム6は、基板収納容器1を搬送する際に、トップフランジ4の弾性部材42Aの下面に設けられた直線形状の複数の凸部423Aに当接する。アーム6に当接した複数の凸部423Aは、ウェーハ搬送装置のアーム6に対して滑り止めの効果を有する。これにより、ウェーハ搬送装置のアーム6は、基板収納容器1を搬送する際に、前後方向D1及び左右方向D3に滑りにくい状態で基板収納容器1を挟持することができる。また、弾性部材42Aは、下面に設けられた直線形状の複数の凸部423Aにより、ウェーハ搬送装置のアーム6から基板収納容器1へ伝わる振動を吸収する。
以下、本発明の第3実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図5は、本発明の第3実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41と弾性部材42Bとが係合した状態を示す斜視図である。
第3実施形態では、図5に示すように、弾性部材42Bの下面が、前後方向D1に平行に延びる直線形状の複数の凸部423Bを有する点において、第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第3実施形態において、弾性部材42Bの下面は、図5に示すように、前後方向D1に平行に延びる直線形状の複数の凸部423Bを有し、凸部423Bには、吊り上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6が当接可能である。
この構成により、ウェーハ搬送装置のアーム6は、基板収納容器1を搬送する際に、トップフランジ4の弾性部材42Bの下面に設けられた前後方向D1に平行に延びる直線形状の複数の凸部423Bに当接する。アーム6に当接した複数の凸部423Bは、ウェーハ搬送装置のアーム6に対して滑り止めの効果を有する。これにより、ウェーハ搬送装置のアーム6は、基板収納容器1を搬送する際に、前後方向D1及び左右方向D3に滑りにくい状態で基板収納容器1を挟持することができる。また、弾性部材42Bは、下面に設けられた直線形状の複数の凸部423Bにより、ウェーハ搬送装置のアーム6から基板収納容器1へ伝わる振動を吸収する。
以下、本発明の第4実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図6は、本発明の第4実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41と弾性部材42Cとが係合した状態を示す斜視図である。
第4実施形態では、図6に示すように、弾性部材42Cの下面が、下方向D22方向に突出した半球形状の複数の凸部423Cを有する点において、第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第4実施形態において、弾性部材42Cの下面は、図6に示すように、下方向D22方向に突出した半球形状の複数の凸部423Cを有し、凸部423Cには、吊り上げ部材としてのウェーハ搬送装置のアーム6が当接可能である。
この構成により、ウェーハ搬送装置のアーム6は、基板収納容器1を搬送する際に、トップフランジ4の弾性部材42Cの下面に設けられた下方向D22方向に突出した半球形状の複数の凸部423Cに当接する。アーム6に当接した複数の凸部423Cは、ウェーハ搬送装置のアーム6に対して滑り止めの効果を有する。これにより、ウェーハ搬送装置のアーム6は、基板収納容器1を搬送する際に、前後方向D1及び左右方向D3に滑りにくい状態で基板収納容器1を挟持することができる。また、弾性部材42Cは、下面に設けられた半球形状の複数の凸部423Cにより、ウェーハ搬送装置のアーム6から基板収納容器1へ伝わる振動を吸収する。
以下、本発明の第5実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明の第5実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41Dと弾性部材42Dとの係合を示した断面図である。
第5実施形態では、図8に示すように、弾性部材42Dの係合部421Dはフック形状を有し、フランジ部41Dの係合孔411Dは階段構造を有する点において、第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第5実施形態において、図8に示すように、弾性部材42Dの上面は、上部にフック形状部425Dが設けられた複数の係合部421Dを有する。フランジ部41Dには、貫通孔としての係合孔411Dが複数設けられている。係合孔411Dを形成する側壁は、段差部415Dを備える階段構造を有している。弾性部材42Dのフック形状部425Dは、フランジ部41Dの段差部415Dに係止される。これにより、弾性部材42Dは、フランジ部41Dと係合する。
この構成により、弾性部材42Dはフランジ部41Dに簡単に取り付けられ、基板収納容器1に収納されたウェーハへの振動の伝達を、フック形状部425Dと段差部415Dによる簡単な構造を有するトップフランジ4によって抑えることができる。
以下、本発明の第6実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図9は、本発明の第6実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41Eと弾性部材42Eとの係合を示した断面図である。
第6実施形態では、図9に示すように、被係止部としてのトップフランジ4は、フランジ部41Eの下面、及びフランジ部41Eの周縁部を覆うように設けられた弾性変形可能な弾性部材42Eとを有する点において、第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第6実施形態において、図9に示すように、弾性部材42Eの周縁は、コの字形状に形成される凹部としての係合凹部422Eを有し、フランジ部41Eは、周縁に凸部としての係合凸部412Eを有する。弾性部材42Eの係合凹部422Eは、フランジ部41Eの係合凸部412Eに係合する。
この構成により、弾性部材42Eはフランジ部41Eに簡単に取り付けられ、基板収納容器1に収納されたウェーハへの振動の伝達を、係合凹部422Eと係合凸部412Eによる簡単な構造を有するトップフランジ4によって抑えることができる。
以下、本発明の第7実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図10は、本発明の第7実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41Fと弾性部材42Fとの係合を示した断面図である。
第7実施形態では、図10に示すように、弾性部材42Fの係合部421Fは、成形されたフランジ部41Fに対して流動性を有する弾性部材42Fをインサート成形することにより、フランジ部41Fの係合孔411Fに流入した弾性部材42Fにより構成される点において、第1、第2、第4実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1、第2、第4実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第7実施形態において、図10に示すように、フランジ部41Fは、左右方向D3の左端付近に、左右方向D3に所定の間隔を有して並ぶように位置する、2つの貫通孔としての係合孔411Fを有する。また、フランジ部41Fは、左右方向D3の左端付近に、フランジ部41Fの上面に対して下方向D22に一定の段差を有し、2つの係合孔411Fを取り囲む位置に設けられた段差部415Fを有する。2つの係合孔411Fは、段差部415Fと連通している。このように成形されたフランジ部41Fの係合孔411F及び段差部415Fは、フランジ部41Fの前端付近、後端付近、左端付近、右端付近にそれぞれ複数設けられている。係合孔411F及び段差部415Fに対して流動性を有する弾性部材42Fがインサート成形されることにより、弾性部材42Fの係合部421Fは、フランジ部41Fの係合孔411Fに流入した弾性部材42Fにより構成される。これによって、弾性部材42Fは、フランジ部41Fに係合する。段差部415Fに流入した弾性部材42Fの上面は、フランジ部41上面に面一となる。
このようなインサート成形により、弾性部材42Fはフランジ部41Fから外れ難くなり、これによって、弾性部材42Fの脱離に起因するウェーハ搬送装置の基板収納容器1の搬送トラブルを減少させることができる。
以下、本発明の第8実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図11Aは、本発明の第8実施形態に係る基板収納容器1の、フランジ部41Gと弾性部材42Gとの係合を示した平面の断面略図である。図11Bは、図11AのA−A線に沿った断面図である。図11Cは、図11AのB−B線に沿った断面図である。図11Dは、図11AのC−C線に沿った断面図である。なお、図11Bにおいては、便宜上中央部分の詳細について図示を省略している。
第8実施形態では、図11Dに示すように、弾性部材42Gの係合部421Gは、成形されたフランジ部41Gに対して流動性を有する弾性部材42Gをインサート成形することにより、フランジ部41Gの係合孔411Gに流入した弾性部材42Gにより構成される点において、第1、第2、第4実施形態とは異なる。また、係合孔411G、係合部421Gの形状は、第7実施形態における係合孔411F、係合部421Fの形状とは異なる。
第8実施形態において、図11Dに示すように、フランジ部41Gは、周縁端部付近に、周縁から一定の距離を有する位置に周縁に沿って延びるように配置され、上下方向D2にフランジ部41Gを貫通する係合孔411Gを複数有する。係合孔411Gよりもフランジ部41Gの周縁寄りのフランジ部41Gの前側端部、後側端部、右側端部及び左側端部は、上下方向における厚さがフランジ部41Gの他の部分よりも薄い。弾性部材42Gの係合部421Gは、このように成形されたフランジ部41Gの係合孔411Gに対して流動性を有する弾性部材42Gをインサート成形することにより、フランジ部41Gの係合孔411Gに流入した弾性部材42Gにより構成される。これによって、弾性部材42Gは、フランジ部41Gに係合する。即ち、弾性部材42Gは、フランジ部41Gの上面、下面及びフランジ部41Gの周縁部を覆うように設けられている。トップフランジ4の上面において、弾性部材42Gは、フランジ部41Gと面一になるように成形される。また、図11Bに示すように、トップフランジ4の下面において、弾性部材42Gは、フランジ部41Gの下面よりも下方向D22に突出して成形される。
このようなインサート成形により、弾性部材42Gはフランジ部41Gに対してより強固に係合して、弾性部材42Gはフランジ部41Gから外れ難くなり、これによって、弾性部材42Gの脱離に起因するウェーハ搬送装置の基板収納容器1の搬送トラブルを減少させることができる。
以下、本発明の第9実施形態に係る、基板収納容器1について、図面を参照しながら説明する。図12は、本発明の第9実施形態に係る基板収納容器1のフランジ部41H、弾性部材42H、剛性体45Hを示した断面図である。
第9実施形態では、図12に示すように、被係止部としてのトップフランジ4は、上面と下面とを有する剛性体45Hを備える点において、第1実施形態とは異なる。これ以外の構成については、第1実施形態と同一であるため、同一の部材については、同一の符号で図示し、説明を省略する。
第9実施形態において、図12に示すように、剛性体45Hの上面には、係合部451Hが複数設けられている。剛性体45Hの係合部451Hと対向する弾性部材42Hの部分、フランジ部41Hの部分には、弾性部材42H、フランジ部41Hをそれぞれ貫通する係合孔422H、係合孔411Hが複数設けられている。剛性体45Hは、係合部451Hが、係合孔422H及び係合孔411Hに、弾性部材42H及びフランジ部41Hの下面側から係合することで、被係止部としてのトップフランジ4に取り付けられ、剛性体45Hの上面は、弾性部材42Hの下面に対して固定される。
この構成により、基板収納容器1は、ウェーハ搬送装置のアーム6が弾性部材42Hに当接せずに弾性部材42Hの下面に固定された剛性体45Hに当接した状態で、且つフランジ部41Hとウェーハ搬送装置のアーム6との間に弾性部材42Hと剛性体45Hとを挟んだ状態で、ウェーハ搬送装置のアーム6に吊り上げられて搬送されるため、ウェーハ搬送装置のアーム6と弾性部材42Hとが擦れることによって出るパーティクルを防ぐことが出来る。
本発明は、上述した実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的範囲において変形が可能である。例えば、実施形態1〜4において、弾性部材は、弾性部材の上面に設けられた係合部が、フランジ部の下面からフランジ部の係合孔に係合することで、フランジ部に装着されていたが、弾性部材の係合部は、フランジ部の係合孔に対してインサート成形により構成されてもよい。このようなインサート成形により、弾性部材はフランジ部から外れ難くなり、これによって弾性部材の脱離に起因するウェーハ搬送装置の基板収納容器の搬送トラブルを減少させることができる。また、基板収納容器1収納される基板は、本実施形態では直径450mmのシリコンウェーハとしていたが、これに限定されない。例えば、基板は、直径300mmであったり、材質がガラスウェーハ、サファイアウェーハ等でもよい。
また、基板収納容器は、本実施形態の形状、寸法及び材質のものに限定されない。
また、弾性部材は、本実施形態の厚さ及び材質のものに限定されない。
また、剛性体は、剛性体45Hの係合部451Hが弾性部材42Hの係合孔422H及びフランジ部41Hの係合孔411Hに、弾性部材42H及びフランジ部41Hの下面側から係合することで、被係止部としてのトップフランジ4に取り付けられていたが、この構成に限定されない。例えば、剛性体の係合部は、弾性部材の係合孔及びフランジ部の係合孔に対して流動性を有する剛性体をインサート成形することにより、弾性部材の係合孔及びフランジ部の係合孔に流入した剛性体により構成されることで、剛性体は、被係止部としてのトップフランジに取り付けられ、剛性体の上面は、弾性部材42Hの下面に対して固定されてもよい。
また、剛性体は、剛性体の上面が弾性部材の下面と熱溶着により固定され、弾性部材の上面がフランジ部の下面と熱溶着により固定されることで、被係止部としてのトップフランジに取り付けられ、剛性体の上面は、弾性部材42Hの下面に対して固定されてもよい。
1 基板収納容器
2 容器本体
3 蓋体
4 トップフランジ(被係止部)
6 アーム(吊り上げ部材)
20 壁部
21 容器本体開口部
22 奥壁
23 上壁
24 下壁
25 第1側壁(側壁)
26 第2側壁(側壁)
27 基板収納空間
41、41D、41E、41F、41G、41H フランジ部
411、411D、411F、411G、411H 係合孔(貫通孔)
42、42A、42B、42C、42D、42E、42F、42G、42H 弾性部材
421、421D、421F、421G 係合部

Claims (6)

  1. 半導体ウェーハからなる基板を収納する基板収納容器であって、
    一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁、上壁、下壁、及び一対の側壁を有し前記上壁の一端部、前記下壁の一端部、及び前記側壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記上壁の内面、前記下壁の内面、前記側壁の内面、及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、
    前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、
    前記上壁の中央部に配置され、前記容器本体を吊り上げ可能な吊り上げ部材に係止される被係止部とを有し、
    前記被係止部は、前記上壁に下面が対向する板状のフランジ部と、前記フランジ部の下面、及び/又は、前記フランジ部の周縁部に設けられた弾性変形可能な弾性部材と、を有し、
    前記弾性部材の上面は、前記フランジ部に形成された貫通孔に係合可能な係合部を有し、前記被係止部は、前記フランジ部と前記吊り上げ部材との間に前記弾性部材を挟んだ状態で前記吊り上げ部材に係止される基板収納容器。
  2. 前記弾性部材の下面は、平坦面により構成され、前記平坦面には、前記吊り上げ部材が当接可能である請求項1に記載の基板収納容器。
  3. 前記弾性部材の下面は、複数の凸部を有し、前記凸部には、前記吊り上げ部材が当接可能である、請求項1に記載の基板収納容器。
  4. 前記係合部は、成形された前記フランジ部に対して流動性を有する前記弾性部材をインサート成形することにより前記貫通孔内に流入した前記弾性部材により構成される、請求項2〜3のいずれかに記載の基板収納容器。
  5. 半導体ウェーハからなる基板を収納する基板収納容器であって、
    一端部に容器本体開口部が形成され他端部が閉塞された筒状の壁部であって、奥壁、上壁、下壁、及び一対の側壁を有し前記上壁の一端部、前記下壁の一端部、及び前記側壁の一端部によって前記容器本体開口部が形成された壁部を備え、前記上壁の内面、前記下壁の内面、前記側壁の内面、及び前記奥壁の内面によって、複数の基板を収納可能であり前記容器本体開口部に連通する基板収納空間が形成された容器本体と、
    前記容器本体開口部に対して着脱可能であり、前記容器本体開口部を閉塞可能な蓋体と、
    前記上壁の中央部に配置され、前記容器本体を吊り上げ可能な吊り上げ部材に係止される被係止部とを有し、
    前記被係止部は、前記上壁に下面が対向する板状のフランジ部と、前記フランジ部の下面、及び/又は、前記フランジ部の周縁部に設けられた弾性変形可能な弾性部材と、を有し、
    前記フランジ部は周縁に凸部を有し、前記弾性部材の周縁部は、前記フランジ部の周縁の凸部に係合可能な凹部を有し、
    前記被係止部は、前記フランジ部と前記吊り上げ部材との間に前記弾性部材を挟んだ状態で前記吊り上げ部材に係止される基板収納容器。
  6. 上面と下面とを有する剛性体を備え、前記剛性体の上面は、前記弾性部材の下面に対して固定され、前記剛性体の下面には、前記吊り上げ部材が当接可能であり、
    前記被係止部は、前記弾性部材に前記吊り上げ部材が当接せずに前記剛性体の下面に前記吊り上げ部材が当接し、且つ前記フランジ部と前記吊り上げ部材との間に前記弾性部材と前記剛性体とを挟んだ状態で前記吊り上げ部材に係止される請求項1〜請求項5のいずれかに記載の基板収納容器。
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