JP6030377B2 - 集積回路チップ、これを含むシステム及び動作方法、メモリ及びメモリシステム - Google Patents

集積回路チップ、これを含むシステム及び動作方法、メモリ及びメモリシステム Download PDF

Info

Publication number
JP6030377B2
JP6030377B2 JP2012178163A JP2012178163A JP6030377B2 JP 6030377 B2 JP6030377 B2 JP 6030377B2 JP 2012178163 A JP2012178163 A JP 2012178163A JP 2012178163 A JP2012178163 A JP 2012178163A JP 6030377 B2 JP6030377 B2 JP 6030377B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
memory
power supply
time
supply voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012178163A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013041584A (ja
Inventor
ギ チャン クォン
ギ チャン クォン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SK Hynix Inc
Original Assignee
SK Hynix Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SK Hynix Inc filed Critical SK Hynix Inc
Publication of JP2013041584A publication Critical patent/JP2013041584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6030377B2 publication Critical patent/JP6030377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/02Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters
    • G11C29/023Detection or location of defective auxiliary circuits, e.g. defective refresh counters in clock generator or timing circuitry
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C5/00Details of stores covered by group G11C11/00
    • G11C5/14Power supply arrangements, e.g. power down, chip selection or deselection, layout of wirings or power grids, or multiple supply levels
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers

Description

本発明は、集積回路チップに関し、より詳細には、集積回路チップの性能に合う最適のレイテンシを設定するための技術に関する。
各種の集積回路チップ(chip)は、それ自体で動作するものではなく、周辺の他のチップとデータ(信号)などを互いにやりとりして動作する。その例として、メモリコントローラ(memory controller)がメモリに読み出し命令を印加すれば、メモリは、格納されたデータをメモリコントローラに伝達する。ところが、メモリは、読み出し命令を印加されると同時に直ちにデータをメモリコントローラに伝達することは不可能である。メモリの内部的にも、格納されたデータを呼び出し、出力する用意をする時間が必要なためである。
チップAとチップBとが相互動作をするためには、チップAがチップBにある動作を要請し、要請に対応してチップBが動作をするまでは所定の待機時間が必要である。このような待機時間をレイテンシ(latency)という。例えば、メモリとメモリコントローラの場合、CASレイテンシ(CL:Cas Latency)が7に設定されたときは、メモリコントローラがメモリに読み出し命令を印加すれば、メモリは、読み出し命令の印加時点から7クロック以後にデータをメモリコントローラに伝達する。
最近の集積回路チップは、決まった1つの電源電圧下のみで動作せず、所定レンジ内の電源電圧レベル下での動作を支援する傾向に変わっている。すなわち、1つのチップが種々のレベルの電源電圧下での動作を支援することが最近の傾向である。ところが、チップの動作電源電圧が変更されるとチップの動作速度も変更されるので、チップ間のレイテンシを最適に設定するのが難しくなるという問題がある。
米国特許出願公開第2009/0190414 米国特許出願公開第2003/0133331
本発明は、上記のような従来技術の問題を解決するために提案されたものであって、スレーブチップに動作命令を印加するマスタチップがスレーブチップの動作速度と関連した情報を取得するようにし、最適のレイテンシ設定が可能なようにすることにその目的がある。
特に、マスタチップがスレーブチップに印加される電源電圧変動によるスレーブチップの動作速度の変化を把握することができるようにし、スレーブチップが動作する電源電圧別に最適のレイテンシを設定可能なようにすることにその目的がある。
そこで、上記の目的を達成するための本発明に係るシステムは、第1のチップと第2のチップとを備え、前記第1のチップが前記第2のチップにトレーニング命令を印加すれば、前記第2のチップは、前記トレーニング命令に対応する動作の動作所要時間を前記第1のチップに報知する(transfer)ことができる。ここで、前記第1のチップの前記トレーニング命令の印加と前記第2のチップの前記動作所要時間の報知とは、前記第2のチップに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることができる。
また、本発明に係るシステムは、第1のチップと第2のチップとを備え、前記第1のチップが前記第2のチップにトレーニング命令を印加すれば、前記第2のチップは、前記トレーニング命令に対応する動作の動作所要時間を格納することができる。ここで、前記第1のチップの前記トレーニング命令の印加と前記第2のチップの前記動作所要時間の格納とは、前記第2のチップに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることができる。そして、前記第2のチップに格納されたそれぞれの電源電圧に対応する動作所要時間は、前記第1のチップに伝達されることができる。
また、本発明に係る集積回路チップは、1つ以上の命令信号を復号化して所定の動作の実行を指示する信号を生成するデコーダと、前記所定の動作の実行を指示するトレーニング命令に対応する動作を行う内部回路と、前記内部回路の動作所要時間を格納する格納回路とを備えることができる。ここで、前記集積回路チップは、複数レベルの電源電圧下での動作を支援(サポート)し、前記格納回路には、それぞれの電源電圧での前記動作所要時間が格納され得る。そして、前記格納回路に格納された動作所要時間は、前記集積回路チップに前記1つ以上の命令信号を印加する制御チップに伝送されることができる。
また、本発明に係る集積回路チップの動作方法は、前記集積回路チップに第1の電源電圧が印加される第1のステップと、前記集積回路チップが前記第1の電源電圧で動作する状況で前記集積回路チップにトレーニング命令が印加される第1−1のステップと、前記トレーニング命令に対応する動作の第1の動作所要時間が測定される第1−2のステップと、前記第1の動作所要時間が格納される第1−3のステップと、前記集積回路チップに第2の電源電圧が印加される第2のステップと、前記集積回路チップが前記第2の電源電圧で動作する状況で前記集積回路チップに前記トレーニング命令が印加される第2−1のステップと、前記トレーニング命令に対応する動作の第2の動作所要時間が測定される第2−2のステップと、前記第2の動作所要時間が格納される第2−3のステップとを含むことができる。ここで、前記第1の動作所要時間と前記第2の動作所要時間とを前記集積回路チップを制御する制御チップに伝達するステップをさらに含むことができる。そして、前記制御チップは、前記第1の動作所要時間を用いて前記第1の電源電圧下での前記集積回路チップの前記動作に対するレイテンシを設定し、前記第2の動作所要時間を用いて前記第2の電源電圧下での前記集積回路チップの前記動作に対するレイテンシを設定することができる。
また、本発明に係るシステムは、所定の動作を行うための第1のチップと、前記第1のチップの前記所定の動作を命令する第2のチップとを備え、前記第1のチップは、動作電圧別に前記所定の動作の動作所要時間を格納する格納回路を備え、前記第2のチップに、前記格納回路に格納された情報を伝送することができる。ここで、前記第2のチップは、前記第1のチップから伝達された前記動作所要時間を用いて、前記第1のチップの前記所定の動作に対するレイテンシを設定することができる。
また、本発明に係るメモリシステムは、メモリと、メモリコントローラとを備え、前記メモリコントローラは、前記メモリに読み出し動作の実行時間を知るためのトレーニング命令を印加し、前記メモリは、前記トレーニング命令の印加時点からデータ出力可能時点までの時間であるデータ出力所要時間を前記コントローラに報知することができる。ここで、前記メモリコントローラの前記トレーニング命令の印加と前記メモリの前記データ出力所要時間の報知とは、前記メモリに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることができる。
また、本発明に係るメモリシステムは、メモリと、メモリコントローラとを備え、前記メモリコントローラが前記メモリに読み出し動作の実行時間を知るためのトレーニング命令を印加すれば、前記メモリは、前記トレーニング命令の印加時点からデータ出力可能時点までの時間であるデータ出力所要時間を格納することができる。ここで、前記メモリコントローラのトレーニング命令の印加と前記メモリの前記データ出力所要時間の格納とは、前記メモリに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることができる。
また、本発明に係るメモリは、データを格納するセルアレイ領域と、1つ以上の命令信号を復号化して読み出し動作の実行時間を知るためのトレーニング命令を認識する命令デコーダと、前記トレーニング命令のタイミングを制御してデータ出力信号を生成する制御回路と、前記データ出力信号に応じて前記セルアレイ領域から読み出されたデータを出力するデータ出力回路と、前記トレーニング命令の印加時点から前記データ出力回路のデータ出力時点までのデータ出力所要時間を測定する測定回路と、前記データ出力所要時間を格納する格納回路とを備えることができる。ここで、測定回路は、前記トレーニング命令の活性化時点から前記データ出力信号の活性化時点までの時間を測定することができる。前記メモリに印加される電源電圧のレベルは少なくとも1回以上変更され、それぞれの電源電圧で前記メモリに前記トレーニング命令が指示され、前記格納回路にはそれぞれの電源電圧での前記データ出力所要時間が格納され得る。前記格納回路に格納されたデータ出力所要時間はメモリコントローラに伝送され、前記メモリコントローラは、前記メモリから報知された電源電圧別のデータ出力所要時間を用いて、前記メモリの電源電圧別のCASレイテンシを設定することができる。前記メモリは、1つ以上のアドレス信号と1つ以上の命令信号とのうち、少なくとも1つ以上を復号化して、現在時点でメモリに印加された電源電圧に対する情報である電源情報を知るケースデコーダをさらに備え、前記格納回路は、前記電源情報と前記データ出力所要時間とをマッチングさせて格納することができる。
本発明によれば、マスタチップの指示によりスレーブチップの特定動作に対する動作速度が電源電圧別に測定され、この結果がマスタチップに伝送されるか、スレーブチップに格納された特定動作に対する電源電圧別の動作速度がマスタチップに伝送される。
したがって、マスタチップは、スレーブチップの特定動作に対する電源電圧別の性能を把握することが可能となり、その結果、スレーブチップのレイテンシ及び動作などのより効果的な制御が可能となる。
本発明に係る第1のチップと第2のチップとを備える集積回路システムの第1の実施形態の構成図である。 図1の第2のチップ120の一実施形態の構成図である。 図1及び図2において説明した集積回路システムの動作を示した順序図である。 本発明に係る第1のチップと第2のチップとを備える集積回路システムの第2の実施形態の構成図である。 図4の第2のチップ420の一実施形態の構成図である。 図4及び図5において説明した集積回路システムの動作を示した順序図である。 本発明に係るメモリシステムの第1の実施形態の構成図である。 図7のメモリ720の一実施形態の構成図である。 図7及び図8において説明したメモリシステムの動作を示した順序図である。 本発明に係るメモリシステムの第2の実施形態の構成図である。 図10のメモリ1020の一実施形態の構成図である。 図10及び図11において説明したメモリシステムの動作を示した順序図である。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有した者が本発明の技術的思想を容易に実施できるように詳細に説明するために、本発明の最も好ましい実施形態を添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る第1のチップと第2のチップとを備える集積回路システムの第1の実施形態の構成図である。
図1に示すように、集積回路システムは、第1のチップ110、第2のチップ120、及びパワーサプライ130を備える。
第1のチップ110は、第2のチップ120に特定動作を命令するマスタ(master)チップであり、第2のチップ120は、第1のチップ110の命令(command)に対応する動作を行うスレーブ(slave)チップである。例えば、第1のチップ110は、メモリコントローラであり、第2のチップ120は、メモリコントローラが命令する読み出し/書き込み動作などを行うメモリでありうる。
パワーサプライ130は、第1のチップ110と第2のチップ120に電源電圧VDD1、VDD2を供給する。パワーサプライ130が第1のチップ110に供給する電源電圧VDD1のレベルと第2のチップ120に供給する電源電圧VDD2のレベルとは同じこともあり、互いに異なることもある。パワーサプライ130が第1のチップ110と第2のチップ120とに供給する電源電圧VDD1、VDD2のレベルは、第1のチップ110により変更可能である。または、パワーサプライ130が第1のチップ110に供給する電源電圧VDD1のレベルは固定であり、パワーサプライ130が第2のチップ120に供給する電源電圧VDD2のレベルのみが第1のチップ110により変更可能でありうる。図面の「LEVEL」は、パワーサプライ130が供給する電源のレベルが第1のチップ110の制御により決定されるということを意味する。
第1のチップ110は、第2のチップ120に動作X(第1のチップの命令を受けて第2のチップが行うどのような動作にもなり得る)に対するトレーニング(training)を実施しろというトレーニング命令を印加する(図面に「トレーニングX命令」として示される)。すると、第2のチップ120は、内部的に特定動作Xを実施し、動作Xにかかった時間を測定して、その結果を第1のチップ110に伝送する(図面に「動作X所要時間」として示される)。第1のチップ110と第2のチップ120とのこのような動作は、第2のチップに印加される電源電圧VDD2のレベルを変更しつつ、繰り返される。すると、第1のチップ110は、第2のチップ120が動作Xを行うのにかかった時間が電源電圧VDD2別にどれほど変わるかが分かるようになる。
第2のチップ120が第1のチップ110に「動作所要時間」(情報)を伝達する方法としては、次の2つがありうる。
(1)第1のチップ110が第2のチップ120に「トレーニングX命令」を印加する度に第2のチップ120が自身のX動作に対する所要時間を測定した後、第1のチップ110に「動作X所要時間」を報知することもできる。すなわち、別に第1のチップ110が第2のチップ120に「動作X所要時間」を要請せずとも、第2のチップ120は、「動作X所要時間」の測定が完了すれば、自動で第1のチップ110にこれを伝達する。
(2)第1のチップ110が第2のチップ120に「トレーニングX命令」を印加すれば、第2のチップは「動作Xの所要時間」を測定して内部的に格納しておき、第1のチップ110が「動作Xの所要時間」を要請するとき、すなわち「所要時間読み出し命令」を印加するときに、内部的に格納されている「動作X所要時間」を伝達するようにすることもできる。
次の表1は、電源電圧別に測定された「動作X所要時間」を例示する。表1において、動作X所要時間の単位は時間を表すどのような単位にもなり得る。例えば、時間を表す単位はms、μs、クロック数になり得る。
Figure 0006030377
第1のチップ110が表1のような情報の伝達を受けると、第1のチップ110は、それぞれの動作電圧下で第2のチップ120のX動作に対する所要時間を把握することができる。したがって、第1のチップ110が第2のチップ120のX動作に対するレイテンシ(latency)などの制御を一層容易にすることができる。例えば、第2のチップ120の動作電圧VDD2が1.0Vの場合は、第1のチップ110が第2のチップ120のX動作に対するレイテンシ(第1のチップが第2のチップにX動作を命令した時点から第2のチップがX動作の結果値を第1のチップ伝送する時点)を9単位以上の値に設定し、第2のチップ120の動作電圧VDD2が1.3Vの場合は、第1のチップ110が第2のチップ120のX動作に対するレイテンシを6単位以上の値に設定することができる。すなわち、第1のチップ110の動作電圧VDD2が変動しても第2のチップ120は第1のチップ110のX動作に対するレイテンシ値を常に最適化することができる。
図1では、第1のチップ110が第2のチップ120のX動作に対する動作所要時間を知るために、第1のチップ110と第2のチップ120との間に伝送されるべき情報のみを図示した。第1のチップ110が第2のチップ120に印加する「トレーニングX命令」と「所要時間読み出し命令」とは、複数の信号線を含む命令チャネルまたは制御チャネルを介して伝達されることができ、第2のチップ120が第1のチップ110に伝達する「動作X所要時間」は、データチャネルまたは制御チャネルなどに伝送されることができる。どのような信号線またはチャネルを使用しても第1のチップから第2のチップには「トレーニングX命令」及び「所要時間読み出し命令」が伝達され、第2のチップから第1のチップには「動作X所要時間」が伝達されればよい。
図1に示された第1のチップ110から第2のチップ120に伝達される「電源電圧レベル情報」は、現在、第2のチップ120に印加された電源電圧VDD2のレベルが何であるかに対する情報を意味する。
図2は、図1の第2のチップ120の一実施形態の構成図である。
図2に示すように、第2のチップ120は、バッファ201、202、203、命令デコーダ210、ケースデコーダ220、動作X実行回路230、カウンタ240、格納回路250、及び出力回路260を備える。
バッファ201、202、203は、第2のチップ120の外部から伝送される信号を受信する。バッファ201は、第1のチップ110から伝送される1つ以上の命令信号(CMD、xMはM個の信号を表す)を受信し、バッファ202は、第1のチップ110から伝送される1つ以上の制御信号(CONTROL、xNはN個の信号を表す)を受信し、バッファ203は、第1のチップ110または外部のさらに他のチップから伝送されるクロックCLKを受信する。
命令デコーダ210は、バッファ201を介して入力された1つ以上の命令信号CMDを復号化して動作Xに対するトレーニングを実施しろという「トレーニングX命令」(X TRAINING)を認識する。また、命令デコーダ210は、バッファ201を介して入力された1つ以上の命令信号CMDを復号化して「所要時間読み出し命令」(TIME READ)を認識する。命令デコーダ210は、「トレーニングX命令」(X TRAINING)と「所要時間読み出し命令」(TIME READ)のみならず、第2のチップ120が行うべき動作を指示する命令(例えば、X動作の実行を指示する命令)も復号化するが、これは、本発明と直接関係した内容ではないので、ここでは、これに対する図示を省略する。
ケースデコーダ220は、バッファ202を介して入力された1つ以上の制御信号CONTROLを復号化して、現在、第2のチップ120に印加された電源電圧VDD2のレベルが何であるかを表す「電源電圧レベル情報」(VDD INFO)を認識する。
動作X実行回路230は、第1のチップ110から命令されたX動作を行う回路である。命令デコーダ210が「トレーニングX命令」(X TRAINING)を認識すれば、動作X実行回路230はX動作をそのまま行う。すなわち、動作X実行回路230は、命令デコーダ210が「動作Xを実行しろとの命令」を認識する場合と、「トレーニングX命令」(X TRAINING)を認識する場合とに同様に動作する。動作X実行回路230から出力される信号OUTは、「トレーニングX命令」(X TRAINING)により動作X実行回路230がX動作を行った後に出る結果信号である。例えば、動作X実行回路230が特定数式を演算する回路であれば、動作X実行回路230は、「トレーニングX命令」の指示時点から特定数式の演算を開始し、特定数式の演算が完了すれば、その結果を出力信号OUTに出力する。動作X実行回路230は、命令デコーダ210が動作Xを実行しろと指示する場合にもこれと同様に動作する。
カウンタ240は、動作X実行回路230の動作所要時間を測定する回路である。カウンタ240は、「トレーニングX命令」の活性化時点から動作X実行回路の出力信号OUTが出力される時点までクロックCLKの活性化回数をカウントして、時間情報(TIME<0:3>、時間情報が4ビットであるものと例示する)を生成する。
格納回路250は、カウンタ240で測定された時間情報TIME<0:3>を格納する。格納回路250には、「電源電圧レベル情報」VDD_INFOも伝達されるが、これを用いて格納回路は時間情報と電源電圧レベル情報VDD_INFOとをマッチングさせて格納することができる。すなわち、格納回路250には、表1のように、動作所要時間TIME<0:3>と電源電圧情報VDD_INFOとがマッチングされて格納されることができる。格納回路250に「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が伝達されれば、格納回路250に格納された情報は出力回路260に伝達され、出力回路260は、これを第1のチップ110に伝達する。ノーマル動作時(すなわち、トレーニング動作でないとき)に出力回路260は、動作X実行回路230で動作Xを行った結果生成された結果信号OUTを第1のチップに伝達することができる。
図3は、図1〜図2において説明した集積回路システムの動作を示した順序図である。図3を参照して、集積回路システムの全体動作を説明する。
ステップS310で、第2のチップ120に電源電圧VDD2が第1のレベル(例えば、1.0V)で印加される。前述したように、第2のチップ120に印加される電源電圧VDD2のレベルは、第1のチップ110がパワーサプライ130を制御することにより決定される。
次に、第2のチップ120が第1のレベル(例えば、1.0V)の電源電圧VDD2で動作する状況でステップS311ないしステップS313が実行される。ステップS311で、第1のチップ110から第2のチップ120に動作Xに対する所要時間を測定することを指示する「トレーニングX命令」(X TRAINING)が印加される。すると、ステップS312で、第2のチップ120は内部的にX動作を行い、X動作の実行時間が測定される。これは、図2において説明したように、「トレーニングX命令」(X TRAINING)の印加時点から動作X実行回路230の結果信号OUTが出力される時点までの時間を測定すればよい。ステップS312で測定された動作Xに対する所要時間は、ステップS313で第2のチップ120内部の格納回路250に格納される。これにより、第1のレベル(例えば、1.0V)の電源電圧VDD2下で第2のチップ120が動作Xを行うのにどれほどの時間がかかるかを測定する動作が仕上げられる。
ステップS320で、第2のチップ120に印加される電源電圧VDD2のレベルが第1のレベル(例えば、1.0V)から第2のレベル(1.2V)に変更される。第2のチップ120に印加される電源電圧VDD2のレベル変更は、第1のチップ110がパワーサプライ130を制御することによりなされ得る。
次いで、第2のチップ120が第2のレベル(例えば、1.2V)の電源電圧VDD2で動作する状況でステップS321ないしステップS323が行われる。ステップS321で、第1のチップ110から第2のチップ120に動作Xに対する所要時間を測定することを指示する「トレーニングX命令」(X TRAINING)が印加される。すると、ステップS322で、第2のチップ120は内部的にX動作を行い、X動作の実行時間が測定される。ステップS322で測定された動作Xに対する所要時間は、ステップS323で第2のチップ120内部の格納回路250に格納される。これにより、第2のレベル(例えば、1.2V)の電源電圧VDD2下で第2のチップ120が動作Xを行うのにどれほどの時間がかかるかを測定する動作が仕上げられる。
ステップS330で、第1のチップ110から第2のチップ120に「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が印加される。そして、これに応答して、ステップS340で、第2のチップ120から第1のチップ110にそれぞれの電源電圧VDD2レベル別の動作Xの所要時間が伝達される。すなわち、表1のような情報が第2のチップ120から第1のチップ110に伝達される。
ステップS350で、第1のチップ110は、第2のチップ120から伝達された情報に基づいて第2のチップ120のX動作に関するパラメータを設定する。例えば、第1のチップ110は、第2のチップ120のX動作に関するレイテンシを電源電圧VDD2が1.0Vで動作する場合は8に設定し、電源電圧VDD2が1.2Vで動作する場合は6に設定することができる。
図3では、2つのレベルの電源電圧VDD2下で第2のチップ120のX動作に対する所要時間が測定されることを例示したが、より多くのレベルの電源電圧VDD2下で第2のチップ120のX動作に対する所要時間が測定され得ることは当然である。また、図3の動作は、第1のチップ110が第2のチップ120の電源電圧VDD2別の性能を把握して、第2のチップ120に対する制御を改善できるようにするのにその主な目的があるものであるから、図3の動作は、第1のチップ110と第2のチップ120とが相互動作を始める初期化過程でなされることが好ましい。
図4は、本発明に係る第1のチップと第2のチップとを備える集積回路システムの第2の実施形態の構成図である。
図4の実施形態では、第2のチップ420のX動作に対する所要時間が測定されず、第2のチップ420内部に自身のX動作に対する所要時間が既に格納されており、この情報が第1のチップ410に伝達される実施形態を図示する。
図4に示すように、集積回路システムは、第1のチップ410、第2のチップ420、及びパワーサプライ430を備える。
第1のチップ410は、第2のチップ420に特定動作を命令するマスタチップであり、第2のチップ420は、第1のチップ410の命令に対応する動作を行うスレーブチップである。例えば、第1のチップ410は、メモリコントローラであり、第2のチップ420は、メモリコントローラが命令する読み出し・書き込み動作などを行うメモリでありうる。
パワーサプライ430は、第1のチップ410と第2のチップ420に電源電圧VDD1、VDD2を供給する。パワーサプライが第1のチップ410に供給する電源電圧VDD1のレベルと第2のチップ420に供給する電源電圧VDD2のレベルとは同じこともあり、互いに異なることもある。パワーサプライ430が第1のチップ410と第2のチップ420とに供給する電源電圧VDD1、VDD2のレベルは、第1のチップ410により変更可能である。または、パワーサプライ430が第1のチップ410に供給する電源電圧VDD1のレベルは固定であり、パワーサプライ430が第2のチップ420に供給する電源電圧VDD2のレベルのみが第1のチップ410により変更可能でありうる。図面の「LEVEL」は、パワーサプライ430が供給する電源のレベルが第1のチップ410の制御により決定されるということを意味する。
第1のチップ410は、第2のチップ420に動作X(第1のチップの命令を受けて第2のチップが行うどのような動作にもなり得る)に対する所要時間情報を要請する「所要時間読み出し命令」を伝達する。すると、第2のチップ420は、内部に格納されている自身の動作Xに対する所要時間(図面に「動作X所要時間」として示される)を第1のチップ410に伝達する。第2のチップ420が第1のチップ410に伝達する「動作X所要時間」は、電源電圧VDD2とマッチングされた表1のような情報でありうる。第2のチップ420から「動作X所要時間」が伝達された第1のチップ410は、第2のチップ420に印加される電源電圧VDD2のレベル別に第2のチップ420の性能を把握することができ、これに基づいてより効率的な第2のチップ420に対する制御をすることができるようになる。
第2のチップ420内部には、自身のX動作に対する所要時間が電源電圧VDD2のレベル別に格納されるが、これは、第2のチップ420の製造会社によりなされ得る。集積回路チップの製造時、多くのテストを行うようになるが、製造会社は、第2のチップ420を製造した後に第2のチップ420のX動作に対するテスト過程を経てから、第2のチップ420内部に電源電圧VDD2別に第2のチップ420がX動作を行うのにどれほどの時間がかかるかを格納しておくことができる。
図5は、図4の第2のチップ420の一実施形態の構成図である。
図5に示すように、第2のチップ420は、バッファ501、命令デコーダ510、動作X実行回路530、格納回路550、及び出力回路560を備える。
バッファ501は、第1のチップ410から伝送される1つ以上の命令信号(CMD、xMはM個の信号を表す)を受信する。
命令デコーダ510は、バッファ501を介して入力された1つ以上の命令信号CMDを復号化して、第2のチップ420が動作Xを行うのにかかる所要時間に関する情報を要請する「所要時間読み出し命令」(TIME READ)を認識する。命令デコーダ510は、「所要時間読み出し命令」以外に、第1のチップ410が第2のチップ420に指示する数多い命令を認識するが、これは、本発明と直接関係した内容ではないので、ここではこれに対する図示を省略する。
動作X実行回路530は、命令デコーダ510で動作Xの実行を指示する命令が指示された場合、X動作を行う。図面の「X OPERATION」は、命令デコーダ510が認識したX動作実行命令が動作X実行回路530に伝達されることを表す。
格納回路550は、動作X実行回路530が動作を行うのにかかる時間に関する情報を第2のチップ420に印加される電源電圧VDD2のレベル別に格納する。すなわち、格納回路550は、表1のような情報を格納する。そして、命令デコーダ510により「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が認識されれば、格納回路550に格納された情報が出力回路560を介して第1のチップに伝達される。ノーマル動作時に出力回路560は、動作X実行回路530で動作Xを行った結果生成された結果信号OUTを第1のチップ410に伝達することができる。
図6は、図4及び図5において説明した集積回路システムの動作を示した順序図である。図6を参照して、集積回路システムの全体動作を説明する。
ステップS610で、第1のチップ410から第2のチップ420に「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が印加される。すると、これに応答してステップS620で、第2のチップ420の格納回路550に格納された情報が伝達される。
ステップS630で、第1のチップ410は、第2のチップ420から伝達された情報に基づいて第2のチップのX動作に対するパラメータを設定する。例えば、第1のチップ410は、第2のチップ420のX動作に関するレイテンシを電源電圧VDD2が1.0Vで動作する場合は8に設定し、電源電圧VDD2が1.2Vで動作する場合は6に設定することができる。
図7は、本発明に係るメモリシステムの第1の実施形態の構成図である。
図7のメモリシステムの実施形態は、図1の集積回路システムの実施形態に対応する。第1のチップ110はメモリコントローラ710に対応し、第2のチップ120はメモリ720に対応する。そして、図1で測定しようとする動作Xの所要時間は、図7で測定しようとする読み出し動作の所要時間に対応する。
図7に示すように、メモリシステムは、メモリコントローラ710、メモリ720、及びパワーサプライ730を備える。
メモリコントローラ710は、メモリ720に命令、アドレス、及びデータなどを印加してメモリを制御し、メモリ720は、メモリコントローラ710の制御を受けてデータを格納し、格納されたデータをメモリコントローラ710に伝達する。
パワーサプライ730は、メモリコントローラ710とメモリ720とに電源電圧VDD1、VDD2を供給する。パワーサプライ730がメモリ720に供給する電源電圧VDD2のレベルとメモリコントローラ710に供給する電源電圧VDD1のレベルとは同じこともあり、互いに異なることもある。パワーサプライ730がメモリコントローラ710とメモリ720とに供給する電源電圧VDD1、VDD2のレベルは、メモリコントローラ710により変更可能である。または、パワーサプライ730がメモリコントローラ710に供給する電源電圧VDD1のレベルは固定であり、パワーサプライ730がメモリ720に供給する電源電圧VDD2のレベルのみがメモリコントローラ710により変更可能でありうる。図面の「LEVEL」は、パワーサプライ730が供給する電源電圧VDD2のレベルがメモリコントローラ710の制御により決定されるということを意味する。
メモリコントローラ710は、メモリ720に読み出し動作に対するトレーニングを実施しろというトレーニング命令を印加する(図面に「読み出しトレーニング命令」として示される)。すると、メモリ720は、内部的に読み出し動作を行い、読み出し動作にかかる時間を測定して、その結果をメモリコントローラに伝送する(図面に「読み出し所要時間」として示される)。メモリコントローラ710とメモリ720とのこのような動作は、メモリ720に印加される電源電圧VDD2のレベルを変更しつつ、繰り返される。すると、メモリコントローラ710は、メモリ720が読み出し動作を行うのにかかる時間が電源電圧VDD2別にどれほど変わるかが分かるようになる。
メモリ720がメモリコントローラ710に「読み出し所要時間」を伝達する方法には、次の2つがありうる。
(1)メモリコントローラ710がメモリ720に「読み出しトレーニング命令」を印加する度にメモリ720が自身の読み出し動作に対する所要時間を測定した後、メモリコントローラ710に「読み出し所要時間」を報知することができる。すなわち、別にメモリコントローラ710がメモリ720に「読み出し所要時間」を要請せずとも、メモリ720は、「読み出し所要時間」の測定が完了すれば、自動でメモリコントローラ710にこれを伝達する。
(2)メモリコントロールで710がメモリ720に「読み出しトレーニング命令」を印加すれば、メモリ720は、「読み出し所要時間」を測定して内部的に格納しておき、メモリコントローラ710が「読み出し所要時間」を要請するとき、すなわち、「所要時間読み出し命令」を印加するときに、内部的に格納されている「読み出し所要時間」を伝達してくれることができる。
次の表2は、電源電圧VDD2別に測定された「読み出し所要時間」を例示する。表2において、「読み出し所要時間」の単位はクロック数である。ここでの「読み出し所要時間」とは、tAA(アドレスアクセスタイム)をいうものであり、これは、読み出しコマンド印加時点からメモリ720がデータを出力できるようになる時点までの時間を意味する。
Figure 0006030377
メモリコントローラ710が表2のような情報の伝達を受けると、メモリコントローラ710は、メモリ720がそれぞれの電源電圧VDD2下で読み出し動作を行うのにどれほどの時間がかかるのかが分かる。したがって、メモリコントローラ710がメモリ720の読み出し動作に対するレイテンシなどの設定及び制御を一層容易にすることができる。例えば、メモリコントローラ710は、メモリ720が1.1Vで動作する場合は、メモリ720のCASレイテンシ(CL、Cas Latency)を11に設定し、メモリ720が1.3Vで動作する場合は、メモリ720のCASレイテンシを7に設定することができる。すなわち、メモリコントローラ710は、それぞれの動作電圧VDD2に対するメモリ720の読み出し動作実行速度を知っているので、メモリ720の動作電圧VDD2が変わっても常にメモリ720のCASレイテンシなどを最適化することができる。
図7では、メモリコントローラ710がメモリ720の読み出し動作に対する動作所要時間を知るために、メモリコントローラ710とメモリ720との間に伝送されるべき情報のみを図示した。図7において、メモリコントローラ710からメモリ720に印加される「読み出しトレーニング命令」と「所要時間読み出し命令」とは、命令チャネルを介して伝達されることができ、メモリ720からメモリコントローラ710に伝達される「読み出し所要時間」は、データチャネルを介して伝達されることができる。図7において、メモリコントローラ710からメモリ720に伝達される「電源電圧レベル情報」は、現在、メモリ720に印加された電源電圧VDD2のレベルが何であるかに対する情報であり、このような情報は、アドレスチャネルを介して伝達されることができる。
図8は、図7のメモリ720の一実施形態の構成図である。
図8に示すように、メモリ720は、バッファ801、802、803、命令デコーダ810、ケースデコーダ820、読み出し制御回路830、カウンタ840、格納回路850、出力回路860、セルアレイ870、及びパイプラッチ880を備える。
バッファ801、802、803は、メモリ720がメモリコントローラ710から伝送される信号を受信する。バッファ801は、メモリコントローラ710から伝送される1つ以上の命令信号(CMD、xMはM個の信号を表す)を受信し、バッファ802は、メモリコントローラ810から伝送される1つ以上のアドレス信号(ADD、xNはN個の信号を表す)を受信し、バッファ803は、メモリコントローラ810から伝送されるクロックCLKを受信する。
命令デコーダ810は、バッファ810を介して入力された1つ以上の命令信号CMDを復号化して、読み出し動作に対するトレーニングを実施しろという「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)を認識する。また、命令デコーダ810は、バッファ801を介して入力された1つ以上の命令信号CMDを復号化して、「所要時間読み出し命令」(TIME READ)を認識する。命令デコーダ810は、「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)と「所要時間読み出し命令」(TIME READ)のみならず、メモリ720が行うべき様々な動作(例えば、ノーマル読み出し、アクティブ、書き込み等)を指示する命令も復号化するが、これは、本発明と直接関係した内容ではないので、ここでは、これに対する図示を省略する。
ケースデコーダ820は、バッファ802を介して入力された1つ以上のアドレス信号ADDを復号化して、現在、メモリ720に印加された電源電圧VDD2のレベルが何であるかを表す「電源電圧レベル情報」VDD_INFOを認識する。
読み出し制御回路830は、メモリコントローラ810から読み出し動作が命令されると、読み出し命令を遅延させてセルアレイ870から読み出されたデータをパイプラッチ(pipe latch)880に入力させるためのパイプ入力信号PINを生成するロジック回路である。すなわち、読み出し制御回路830は、読み出し動作と関連した制御信号を生成する回路である。読み出し制御回路830は、「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)が認識される場合にも読み出し命令が指示される場合と同様に動作する。すなわち、命令デコーダ810により読み出し動作が認識されても、「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)が認識されても、読み出し制御回路830は同様に動作する。
カウンタ840は、読み出し制御回路830の動作所要時間を測定する回路である。カウンタ840は、「読み出しトレーニング命令」の活性化時点から読み出し制御回路830の出力信号であるパイプ入力信号PINが活性化される時点までクロックCLKの活性化回数をカウントして時間情報(TIME<0:3>、時間情報が4ビットであるものと例示する)を生成する。
パイプラッチ880は、読み出し動作時、セルアレイ870から読み出されたデータを格納し、データを出力可能な形態で整列する回路である。パイプラッチ880は、クロックCLKに同期して動作するので、出力データがパイプラッチ880に留まる時間は常に一定である。すなわち、メモリ720に印加される電源電圧VDD2のレベル変化は、パイプラッチ880の動作時間には影響を与えない。
格納回路850は、カウンタ840で測定された時間情報TIME<0:3>を格納する。格納回路850には、「電源電圧レベル情報」VDD_INFOも伝達されるが、これを利用して格納回路は、時間情報TIME<0:3>と電源電圧レベル情報VDD_INFOとをマッチングさせて格納することができる。すなわち、格納回路850には、表2のような情報が格納される。メモリ720の読み出し動作所要時間は、メモリ720が読み出し命令を認識した後から読み出し制御回路830とパイプラッチ880との動作が仕上げられる時間までである。したがって、格納回路850には、カウンタ840で測定された時間情報TIME<0:3>(これは、読み出し制御回路の動作時間を表す)にパイプラッチ880の動作時間(前述したように、これは、固定された値である)を加えた値が格納されることができる。
格納回路850に「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が伝達されれば、格納回路850に格納された情報は出力回路860に伝達され、出力回路860は、これをメモリコントローラ710に伝達する。ノーマル動作時(すなわち、トレーニング動作でないとき)に出力回路860は、パイプラッチ880により整列されているセルアレイ870から読み出されたデータを出力する。
図9は、図7及び図8において説明したメモリシステムの動作を示した順序図である。図9を参照して、メモリシステムの全体動作を説明する。
ステップS910で、メモリ720に電源電圧VDD2が第1のレベル(例えば、1.0V)に印加される。前述したように、メモリ720に印加される電源電圧VDD2のレベルは、メモリコントローラ710がパワーサプライ730を制御することにより決定される。
次に、メモリ720が第1のレベル(例えば、1.0V)の電源電圧VDD2で動作する状況でステップS911ないしステップS913が行われる。ステップS911でメモリコントローラ710からメモリ720に読み出し動作に対する所要時間を測定することを指示する「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)が印加される。「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)は、単一の命令で印加されることができ、メモリコントローラ710がメモリ720をトレーニングモードに進入するように制御した後に印加されることもできる。例えば、「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)は、メモリ720がトレーニングモードに進入した後にメモリ720に印加される読み出し命令でありうる。
ステップS911で印加された「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)に応答して、ステップS912でメモリ720は、内部的に読み出し動作を行い、読み出し動作の実行時間が測定される。これは、図8において説明したように、「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)の印加時点から読み出し制御回路830の出力信号であるパイプ入力信号が活性化される時点までの時間を測定すればよい。ステップS912で測定された読み出し動作の所要時間は、ステップS913でメモリ720内部の格納回路850に格納される。これにより、第1のレベル(例えば、1.0V)の電源電圧VDD2下でメモリ720が読み出し動作を行うのにどれほど時間がかかるかを測定する動作が仕上げられる。
ステップS920で、メモリ720に印加される電源電圧VDD2のレベルが第1のレベル(例えば、1.0V)から第2のレベル(1.2V)に変更される。メモリ720に印加される電源電圧VDD2のレベル変更は、メモリコントローラ710がパワーサプライ730を制御することによりなされ得る。
次いで、メモリ720が第2のレベル(例えば、1.2V)の電源電圧VDD2で動作する状況でステップS921ないしステップS923が行われる。ステップS921でメモリコントローラ710からメモリ720に読み出し動作に対する所要時間を測定することを指示する「読み出しトレーニング命令」(RD TRAINING)が印加される。すると、ステップS922でメモリ720は、内部的に読み出し動作を行い、読み出し動作の実行時間が測定される。ステップS922で測定された読み出し動作に対する所要時間は、ステップS923でメモリ720内部の格納回路850に格納される。これにより、第2のレベル(例えば、1.2V)の電源電圧VDD2下でメモリ720が読み出し動作を行うのにどれほどの時間がかかるかを測定する動作が仕上げられる。
ステップS330で、メモリコントローラ710からメモリ720に「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が印加される。そして、これに応答して、ステップS940で、メモリ720からメモリコントローラ710にそれぞれの電源電圧VDD2レベル別の読み出し動作の所要時間が伝達される。すなわち、表2のような情報がメモリ720からメモリコントローラ710に伝達される。
ステップS950でメモリコントローラ710は、メモリ720から伝達された情報に基づいてメモリ720の読み出し動作に関するパラメータを設定する。例えば、メモリコントローラ710は、メモリ120の読み出し動作に関するレイテンシであるCASレイテンシを電源電圧VDD2が1.0Vで動作する場合は13に設定し、電源電圧VDD2が1.2Vで動作する場合は9に設定することができる。
図9では、2つのレベルの電源電圧VDD2下でメモリ720の読み出し動作に対する所要時間が測定されることを例示したが、より多くのレベルの電源電圧VDD2下でメモリ720の読み出し動作に対する所要時間が測定され得ることは当然である。また、図9の動作は、メモリコントローラ710がメモリ720の電源電圧VDD2別の読み出し動作性能を把握してメモリ720に対する読み出し動作の制御を改善できるようにするのにその主な目的があるものであるため、図9の動作は、メモリコントローラ710とメモリ720とが相互動作を始める初期化過程でなされることが好ましい。
図10は、本発明に係るメモリシステムの第2の実施形態の構成図である。
図10の実施形態では、メモリ1020の読み出し動作に対する所要時間が測定されず、メモリ1020内部に自身の読み出し動作に対する所要時間が既に格納されており、この情報がメモリコントローラ1010に伝達される実施形態を図示する。
図10に示すように、メモリシステムは、メモリコントローラ1010、メモリ1020、及びパワーサプライ1030を備える。
メモリコントローラ1010は、メモリ1020に命令、アドレス、及びデータなどを印加してメモリを制御し、メモリ1020は、メモリコントローラ1010の制御を受けてデータを格納し、格納されたデータをメモリコントローラ1010に伝達する。
パワーサプライ1030は、メモリコントローラ1010とメモリ1020とに電源電圧VDD1、VDD2を供給する。パワーサプライ1030がメモリ1020に供給する電源電圧VDD2のレベルとメモリコントローラ1010に供給する電源電圧VDD1のレベルとは同じこともあり、互いに異なることもある。パワーサプライ1030がメモリコントローラ1010とメモリ1020とに供給する電源電圧VDD1、VDD2のレベルは、メモリコントローラ1010により変更可能である。または、パワーサプライ1030がメモリコントローラ1010に供給する電源電圧VDD1のレベルは固定であり、パワーサプライ1030がメモリ1020に供給する電源電圧VDD2のレベルのみがメモリコントローラ1010により変更可能でありうる。図面の「LEVEL」は、パワーサプライ1030が供給する電源電圧VDD2のレベルがメモリコントローラ1010の制御により決定されるということを意味する。
メモリコントローラ1010は、メモリ1020に読み出し動作に対する所要時間情報を要請する「所要時間読み出し命令」を伝達する。すると、メモリ1020は、内部に格納されている自身の読み出し動作所要時間(図面に「読み出し所要時間」として示される)をメモリコントローラ1010に伝達する。メモリ1020がメモリコントローラ1010に伝達する「読み出し所要時間」は、電源電圧VDD2とマッチングされた表2のような情報でありうる。メモリ1020から「読み出し所要時間」の伝達を受けたメモリコントローラ1010は、メモリ1020に印加される電源電圧VDD2のレベル別にメモリ1020の性能を把握することができ、これに基づいてより効率的なメモリ1020に対する読み出し動作制御をすることができる。
メモリ1020内部には、自身の読み出し動作に対する所要時間が電源電圧VDD2レベル別に格納されるが、これは、メモリ1020製造社によりなされ得る。メモリ1020は、製造過程で種々の動作に対する多くのテストを行うようになるが、製造社は、メモリ1020を製造した後、メモリ1020の読み出し動作に対するテスト過程を経てから、メモリ1020内部に電源電圧VDD2レベル別にメモリ1020が読み出し動作を行うのにどれほどの時間がかかるかを格納しておくことができる。
図11は、図10のメモリ1020の一実施形態の構成図である。
図11では、メモリ1020内部の数多い構成のうち、メモリ1020内部に格納された「読み出し所要時間」をメモリコントローラ1010に伝達するために使用される構成のみを図示する。
図11に示すように、メモリ1020は、バッファ1101、命令デコーダ1110、格納回路1150、及び出力回路1160を備える。
バッファ1101は、メモリコントローラ1010から伝送される1つ以上の命令信号(CMD、xMはM個の信号を表す)を受信する。命令デコーダ1110は、バッファ1101を介して入力された1つ以上の命令信号CMDを復号化して「所要時間読み出し命令」(TIME READ)を認識する。命令デコーダ1110で認識された「所要時間読み出し命令」は格納回路1150に伝達され、これに応答して格納回路1150に格納された読み出し動作の所要時間に関する情報が出力回路1160を介してメモリコントローラ1010に伝達される。
格納回路1150に格納される情報(表2のような情報)は、メモリ1020の製造過程で格納されるので、格納回路1150としてはヒューズ回路が用いられることが好ましい。
図12は、図10及び図11において説明したメモリシステムの動作を示した順序図である。図12を参照して、集積回路システムの全体動作を説明する。
ステップS1210で、メモリコントローラ1010からメモリ1020に「所要時間読み出し命令」(TIME READ)が印加される。すると、これに応答してステップS1220で、メモリ1020の格納回路1150に格納された情報が伝達される。
ステップS1230でメモリコントローラ1010は、メモリ1020から伝達された情報に基づいてメモリ1020の読み出し動作に対するパラメータを設定する。例えば、メモリコントローラ1010は、メモリ1020のCASレイテンシを、電源電圧VDD2が1.0Vで動作する場合は13に設定し、電源電圧VDD2が1.2Vで動作する場合は9に設定することができる。
図12のステップS1210ないしステップS1230は、メモリコントローラ1010がメモリ1020の読み出し動作性能を知り、これに基づいて読み出し動作に対する説明をするのに主な目的があるものであるから、図12の動作は、メモリコントローラ1010とメモリ1020との動作初期化過程でなされることが好ましい。
本発明の技術思想は、上記好ましい実施形態によって具体的に記述されたが、前記した実施形態は、その説明のためのものであり、その制限のためのものではないことに注意すべきである。また、本発明の技術分野における通常の専門家であれば、本発明の技術思想の範囲内で様々な実施形態が可能であることが分かるであろう。
110 第1のチップ
120 第2のチップ
130 パワーサプライ

Claims (24)

  1. 第1のチップと、
    第2のチップと、
    を備え、
    前記第1のチップが前記第2のチップにトレーニング命令を印加すると、前記第2のチップは、前記トレーニング命令に対応する動作の動作所要時間を前記第1のチップに報知し、
    前記第1のチップの前記トレーニング命令の印加と前記第2のチップの前記動作所要時間の報知は、前記第2のチップに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることを特徴とするシステム。
  2. 前記第1のチップの前記トレーニング命令の印加と前記第2のチップの前記動作所要時間の報知は、動作所要時間測定モードで行われることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 前記第2のチップに電源電圧を供給するパワーサプライをさらに備え、
    前記パワーサプライが前記第2のチップに供給する電源電圧のレベルは、前記第1のチップにより制御されることを特徴とする請求項に記載のシステム。
  4. 前記第1のチップは、前記第2のチップから報知された前記動作所要時間を用いて、前記第2のチップの前記動作に対するレイテンシを設定することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 第1のチップと、
    第2のチップと、
    を備え、
    前記第1のチップが前記第2のチップにトレーニング命令を印加すると、前記第2のチップは、前記トレーニング命令に対応する動作の動作所要時間を格納し、
    前記第1のチップの前記トレーニング命令の印加と前記第2のチップの前記動作所要時間の格納は、前記第2のチップに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることを特徴とするシステム。
  6. 前記第2のチップに格納されたそれぞれの電源電圧に対応する動作所要時間は、前記第1のチップに伝達されることを特徴とする請求項に記載のシステム。
  7. 前記第2のチップに前記電源電圧を供給するパワーサプライをさらに備え、
    前記パワーサプライが前記第2のチップに供給する電源電圧のレベルは、前記第1のチップにより制御されることを特徴とする請求項に記載のシステム。
  8. 前記第1のチップは、前記第2のチップから伝達された前記動作所要時間を用いて、前記第2のチップの前記動作に対するレイテンシを設定することを特徴とする請求項に記載のシステム。
  9. 1つ以上の命令信号を復号化して所定の動作の実行を指示する信号を生成するデコーダと、
    前記所定の動作の実行を指示するトレーニング命令に対応する動作を行う内部回路と、
    前記内部回路の動作所要時間を格納する格納回路と、
    を備え
    前記集積回路チップは、複数レベルの電源電圧下での動作を支援し、
    前記格納回路には、それぞれの電源電圧での前記動作所要時間が格納されることを特徴とする集積回路チップ。
  10. 前記格納回路に格納された動作所要時間は、
    前記集積回路チップに前記1つ以上の命令信号を印加する制御チップに伝送されることを特徴とする請求項に記載の集積回路チップ。
  11. 集積回路チップの動作方法であって、
    前記集積回路チップに第1の電源電圧が印加される第1のステップと、
    前記集積回路チップが前記第1の電源電圧で動作する状況で前記集積回路チップにトレーニング命令が印加される第1−1のステップと、
    前記トレーニング命令に対応する動作の第1の動作所要時間が測定される第1−2のステップと、
    前記第1の動作所要時間が格納される第1−3のステップと、
    前記集積回路チップに第2の電源電圧が印加される第2のステップと、
    前記集積回路チップが前記第2の電源電圧で動作する状況で前記集積回路チップに前記トレーニング命令が印加される第2−1のステップと、
    前記トレーニング命令に対応する動作の第2の動作所要時間が測定される第2−2のステップと、
    前記第2の動作所要時間が格納される第2−3のステップと、
    を含むことを特徴とする集積回路チップの動作方法。
  12. 前記第1の動作所要時間と前記第2の動作所要時間とを前記集積回路チップを制御する制御チップに伝達するステップをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の集積回路チップの動作方法。
  13. 前記制御チップは、
    前記第1の動作所要時間を用いて、前記第1の電源電圧下での前記集積回路チップの前記動作に対するレイテンシを設定し、
    前記第2の動作所要時間を用いて、前記第2の電源電圧下での前記集積回路チップの前記動作に対するレイテンシを設定することを特徴とする請求項12に記載の集積回路チップの動作方法。
  14. メモリと、
    メモリコントローラと、
    を備え、
    前記メモリコントローラは、前記メモリに読み出し動作の実行時間を知るためのトレーニング命令を印加し、
    前記メモリは、前記トレーニング命令の印加時点からデータ出力可能時点までの時間であるデータ出力所要時間を前記コントローラに報知し、
    前記メモリコントローラの前記トレーニング命令の印加と前記メモリの前記データ出力所要時間の報知は、前記メモリに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることを特徴とするメモリシステム。
  15. 前記メモリコントローラの前記トレーニング命令の印加と前記メモリの前記データ出力所要時間の報知は、トレーニングモードで行われることを特徴とする請求項14に記載のメモリシステム。
  16. 前記メモリに電源電圧を供給するパワーサプライをさらに備え、
    前記パワーサプライが前記メモリに供給する電源電圧のレベルは、前記メモリコントローラにより制御されることを特徴とする請求項14に記載のメモリシステム。
  17. 前記メモリコントローラは、前記メモリから報知された電源電圧別のデータ出力所要時間を用いて、前記メモリの電源電圧別のCASレイテンシを設定することを特徴とする請求項14に記載のメモリシステム。
  18. メモリと、
    メモリコントローラと、
    を備え、
    前記メモリコントローラが前記メモリに読み出し動作の実行時間を知るためのトレーニング命令を印加すると、前記メモリは、前記トレーニング命令の印加時点からデータ出力可能時点までの時間であるデータ出力所要時間を格納し、
    前記メモリコントローラのトレーニング命令の印加と前記メモリの前記データ出力所要時間の格納は、前記メモリに印加される電源電圧を変更しつつ、複数回行われることを特徴とするメモリシステム。
  19. 前記メモリに格納されたそれぞれの電源電圧に対応するデータ出力所要時間は前記メモリコントローラに報知され、
    前記メモリコントローラは、前記メモリから報知された電源電圧別のデータ出力所要時間を用いて、前記メモリの電源電圧別のCASレイテンシを設定することを特徴とする請求項18に記載のメモリシステム。
  20. データを格納するセルアレイ領域と、
    1つ以上の命令信号を復号化して読み出し動作の実行時間を知るためのトレーニング命令を認識する命令デコーダと、
    前記トレーニング命令のタイミングを制御してデータ出力信号を生成する制御回路と、
    前記データ出力信号に応じて前記セルアレイ領域から読み出されたデータを出力するデータ出力回路と、
    前記トレーニング命令の印加時点から前記データ出力回路のデータ出力時点までのデータ出力所要時間を測定する測定回路と、
    前記データ出力所要時間を格納する格納回路と、
    を備え
    前記メモリに印加される電源電圧のレベルは少なくとも1回以上変更され、
    それぞれの電源電圧で前記メモリに前記トレーニング命令が指示され、
    前記格納回路には、それぞれの電源電圧での前記データ出力所要時間が格納されることを特徴とするメモリ。
  21. 前記測定回路は、
    前記トレーニング命令の活性化時点から前記データ出力信号の活性化時点までの時間を測定することを特徴とする請求項20に記載のメモリ。
  22. 前記格納回路に格納されたデータ出力所要時間はメモリコントローラに伝送され、
    前記メモリコントローラは、前記メモリから報知された電源電圧別のデータ出力所要時間を用いて、前記メモリの電源電圧別のCASレイテンシを設定することを特徴とする請求項20に記載のメモリ。
  23. 前記トレーニング命令は、
    トレーニングモードで印加される読み出し命令であることを特徴とする請求項20に記載のメモリ。
  24. 1つ以上のアドレス信号と1つ以上の命令信号とのうち、少なくとも1つ以上を復号化して、現在、メモリに印加された電源電圧に対する情報である電源情報を知るケースデコーダをさらに備え、
    前記格納回路は、前記電源情報と前記データ出力所要時間とをマッチングさせて格納することを特徴とする請求項20に記載のメモリ。
JP2012178163A 2011-08-16 2012-08-10 集積回路チップ、これを含むシステム及び動作方法、メモリ及びメモリシステム Active JP6030377B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020110081317A KR101804521B1 (ko) 2011-08-16 2011-08-16 집적회로 칩, 이를 포함하는 시스템 및 동작방법, 메모리 및 메모리 시스템
KR10-2011-0081317 2011-08-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013041584A JP2013041584A (ja) 2013-02-28
JP6030377B2 true JP6030377B2 (ja) 2016-11-24

Family

ID=47712557

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012178163A Active JP6030377B2 (ja) 2011-08-16 2012-08-10 集積回路チップ、これを含むシステム及び動作方法、メモリ及びメモリシステム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8902684B2 (ja)
JP (1) JP6030377B2 (ja)
KR (1) KR101804521B1 (ja)
CN (1) CN103150274B (ja)
TW (1) TWI570744B (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9754648B2 (en) * 2012-10-26 2017-09-05 Micron Technology, Inc. Apparatuses and methods for memory operations having variable latencies
US9740485B2 (en) 2012-10-26 2017-08-22 Micron Technology, Inc. Apparatuses and methods for memory operations having variable latencies
US9734097B2 (en) 2013-03-15 2017-08-15 Micron Technology, Inc. Apparatuses and methods for variable latency memory operations
US9563565B2 (en) 2013-08-14 2017-02-07 Micron Technology, Inc. Apparatuses and methods for providing data from a buffer
US9727493B2 (en) 2013-08-14 2017-08-08 Micron Technology, Inc. Apparatuses and methods for providing data to a configurable storage area
US10365835B2 (en) 2014-05-28 2019-07-30 Micron Technology, Inc. Apparatuses and methods for performing write count threshold wear leveling operations
KR20160043579A (ko) * 2014-10-13 2016-04-22 삼성전자주식회사 반도체 장치의 사용시간 매니징 방법 및 그에 따른 사용시간 매니징 부를 구비한 반도체 장치
KR102174338B1 (ko) 2014-12-29 2020-11-04 삼성전자주식회사 멀티 임베디드 타이밍 컨트롤러, 디스플레이 패널, 그리고 이를 포함하는 컴퓨터 시스템
KR102536657B1 (ko) * 2016-07-12 2023-05-30 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 장치 및 반도체 시스템
KR20190026233A (ko) * 2017-09-04 2019-03-13 에스케이하이닉스 주식회사 패키지모듈 및 칩들의 동작을 테스트하는 방법
US11354064B2 (en) * 2018-12-26 2022-06-07 Micron Technology, Inc. Detection of illegal commands
KR20200124937A (ko) * 2019-04-25 2020-11-04 에스케이하이닉스 주식회사 컨트롤러 및 그것의 동작방법
KR20230032776A (ko) * 2021-08-31 2023-03-07 에스케이하이닉스 주식회사 파이프래치회로를 포함하는 반도체장치
CN115017069B (zh) * 2022-06-28 2023-11-07 长江存储科技有限责任公司 一种电平适配装置、存储系统及供电方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0612537A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Fuji Photo Film Co Ltd Icメモリカード
US5329491A (en) * 1993-06-30 1994-07-12 Intel Corporation Nonvolatile memory card with automatic power supply configuration
JP4299428B2 (ja) 2000-01-19 2009-07-22 三星電子株式会社 可変容量半導体記憶装置
JP2003099333A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Ricoh Co Ltd フラッシュメモリ管理システム
US6880094B2 (en) 2002-01-14 2005-04-12 Micron Technology, Inc. Cas latency select utilizing multilevel signaling
US7324458B2 (en) 2003-03-21 2008-01-29 Intel Corporation Physical layer loopback
KR100586841B1 (ko) * 2003-12-15 2006-06-07 삼성전자주식회사 가변 딜레이 제어 방법 및 회로
US6980042B2 (en) * 2004-04-05 2005-12-27 Micron Technology, Inc. Delay line synchronizer apparatus and method
KR100641704B1 (ko) * 2004-10-30 2006-11-03 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 소자 및 그 비트라인 센스앰프 옵셋전압측정방법
US7673111B2 (en) * 2005-12-23 2010-03-02 Intel Corporation Memory system with both single and consolidated commands
US20070260841A1 (en) * 2006-05-02 2007-11-08 Hampel Craig E Memory module with reduced access granularity
US7292487B1 (en) 2006-05-10 2007-11-06 Micron Technology, Inc. Independent polling for multi-page programming
EP2158544B1 (en) * 2007-06-12 2012-08-08 Rambus Inc. In-dram cycle-based levelization
US8751755B2 (en) * 2007-12-27 2014-06-10 Sandisk Enterprise Ip Llc Mass storage controller volatile memory containing metadata related to flash memory storage
JP2009181638A (ja) 2008-01-30 2009-08-13 Elpida Memory Inc 半導体記憶装置
JP5579979B2 (ja) * 2008-10-30 2014-08-27 ピーエスフォー ルクスコ エスエイアールエル 半導体装置、内部信号タイミング回路、及び遅延時間測定方法
KR101045070B1 (ko) * 2010-04-30 2011-06-29 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 장치와 반도체 메모리 장치를 포함하는 반도체 시스템 및 그 동작방법
KR101751045B1 (ko) * 2010-05-25 2017-06-27 삼성전자 주식회사 3d 반도체 장치
JP2012027964A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Panasonic Corp メモリ装置及びcpuの制御方法
KR20120044668A (ko) * 2010-10-28 2012-05-08 에스케이하이닉스 주식회사 반도체 메모리 장치 및 그를 포함하는 반도체 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
TW201324533A (zh) 2013-06-16
CN103150274A (zh) 2013-06-12
CN103150274B (zh) 2018-08-03
TWI570744B (zh) 2017-02-11
KR20130019257A (ko) 2013-02-26
KR101804521B1 (ko) 2017-12-07
US20130044553A1 (en) 2013-02-21
JP2013041584A (ja) 2013-02-28
US8902684B2 (en) 2014-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6030377B2 (ja) 集積回路チップ、これを含むシステム及び動作方法、メモリ及びメモリシステム
CN104810043A (zh) 突发长度控制电路
TWI620190B (zh) 記憶體控制電路與記憶體測試方法
EP3846170A1 (en) Storage device and operating method thereof
TW201926352A (zh) 半導體記憶體
KR20150057397A (ko) 데이터 저장 장치
CN105489237A (zh) 选通信号间隔检测电路及包括其的存储系统
CN106611621A (zh) 补偿电路和补偿方法
KR20170005328A (ko) 반도체 장치 및 반도체 시스템
TW201826273A (zh) 記憶體、記憶體控制器及記憶體系統之訓練方法
US8537624B2 (en) Semiconductor memory device and method of operating the same
JP2013206492A (ja) 半導体装置およびその駆動方法
US20150048870A1 (en) Semiconductor device, semiconductor system including the same, and method for operating the same
JP2011210354A (ja) モジュール制御回路、半導体モジュール、及び半導体モジュールの制御方法
TW201308076A (zh) 半導體記憶體裝置及操作其之方法
KR20110001587A (ko) 불휘발성 메모리 장치 및 이를 이용한 동작 방법
KR20120003247A (ko) 테스트 신호 생성장치, 이를 이용하는 반도체 메모리 장치 및 이의 멀티 비트 테스트 방법
JP2007095262A (ja) 半導体メモリ装置及びその駆動方法
TW201511029A (zh) 用於減少延遲時間之方法及裝置
JP2013196476A (ja) データ処理装置およびメモリ制御装置
US9196323B2 (en) Memory device and memory system including the same
KR101115453B1 (ko) 반도체 메모리 장치 및 그 동작방법
JP2007128402A (ja) メモリ装置
KR100856059B1 (ko) 반도체메모리소자
KR20130025655A (ko) 비휘발성 메모리 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161011

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161020

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6030377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250