JP6013248B2 - ステアリング装置およびハウジング構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリング装置およびハウジング構造に関する。
車両等のステアリング装置では、ステアリングホイールなどの操舵部からの操舵力の入力を受ける入力部と、操舵力の伝達を受けて車輪などの被操舵部へと操舵力を伝達する出力部とが設けられる。そして、ステアリング装置は、入力部から出力部への力の伝達に、ピニオン軸と、ピニオン軸のピニオンと接続するラックを有するラック軸と、これらを収容するハウジングとが用いられる。
例えば特許文献1に記載のハウジングは、ラック軸を収納したラック収納部と、ピニオン軸を収納したピニオン収納部と、補助トルク伝達機構を収納した伝達機構収納部と、ラック軸のうち反ラック面を押出すラックガイドを収納したガイド収納部と、ラック収納部を車体に取付ける複数の取付部とを、一体的に備える。また、ピニオンとラックの噛み合い部分に最も近い取付部を、ガイド収納部の近傍に且つ伝達機構収納部から離れた位置に寄せて配置した。さらに、ラック収納部は、その長手方向に長い横長の補強リブを外周面に一体に備える。この補強リブは、ガイド収納部に対してラック収納部の径方向反対側に且つ伝達機構収納部側に配置される。
特開2003−226248号公報
ところで、車両等のステアリング装置において、例えば被操舵部から路面反力等の外力を受けた際に、ラック軸を介してピニオン軸はこの外力を受ける。
本発明の目的は、ピニオン軸を収容するハウジングの剛性を高めることにより、ピニオン軸の撓みを抑制することにある。
かかる目的のもと、本発明は、操舵部の操舵に対するアシスト力を付与するモータと、前記モータからの駆動力が伝達されるウォームホイールと、前記ウォームホイールが取り付けられるピニオン軸と、前記ピニオン軸を回転可能に支持する軸受と、前記ピニオン軸のピニオンに押し付けられながら当該ピニオンと噛み合うラック軸と、前記ピニオン軸を覆うハウジングと、前記ハウジングの外面にて前記軸受側から前記ウォームホイール側に向けて延びる複数のリブであって、当該複数のリブの各々における径方向外側の頂部の間隔が当該軸受側よりも当該ウォームホイール側で広くなるように配置された複数のリブとを備えることを特徴とするステアリング装置である。
ここで、前記ハウジングは、前記外面において、前記複数のリブと交差する向きに延びかつ前記軸受の外周に沿って当該複数のリブを跨ぐように配置される交差リブを備えるとよい。
また、前記複数のリブは、前記ピニオン軸の中心軸と交差する向きの断面において、当該中心軸から放射状に延びる向きに突出するとよい。
また、前記複数のリブは、前記ピニオン軸の中心軸と交差する向きの断面において、前記ハウジングの前記外面から一方向に向けて突出するとよい。
他の観点から捉えると、本発明は、操舵部の操舵に対するアシスト力を付与するモータからの駆動力が伝達されるウォームホイールを収納するウォームホイール収納部と、前記ウォームホイールが取り付けられるピニオン軸を収納するピニオン軸収納部と、前記ピニオン軸を回転可能に支持する軸受を収納する軸受収納部と、前記ピニオン軸のピニオンに押し付けられながら当該ピニオンと噛み合うラック軸を収納するラック軸収納部と、前記ピニオン軸の中心軸を挟んで、当該ピニオン軸の前記ピニオンと前記ラック軸のラックとが噛み合う領域とは反対側における外面に、前記軸受側から前記ウォームホイール側に向けて放射状に拡がるように配置された複数のリブとを備えることを特徴とするハウジング構造である。
本発明によれば、ピニオン軸を収容するハウジングの剛性を高めることにより、ピニオン軸の撓みを抑制することができる。
電動パワーステアリング装置の概略構成を示す図である。 図1に示す電動パワーステアリング装置のII−II線の断面図である。 従来技術のピニオンハウジングを説明するための図である。 本実施の形態におけるピニオンハウジングを説明するための図である。 本実施の形態におけるピニオンハウジングの詳細を示す図である。 実施形態2のピニオンハウジングを説明するための図である。 実施形態2のピニオンハウジングの詳細を示す図である。 実施形態3のピニオンハウジングを説明するための図である。 実施形態4のピニオンハウジングを説明するための図である。 実施形態5のピニオンハウジングを説明するための図である。 図5(b)に示すピニオンハウジングの変形例である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<実施形態1>
<ステアリング装置1>
図1は、電動パワーステアリング装置1の概略構成を示す図である。
図2は、図1に示す電動パワーステアリング装置1のII−II線の断面図である。
本実施形態の電動パワーステアリング装置1(以下、単に「ステアリング装置1」と呼ぶ。)は、乗り物の進行方向を任意に変えるためのかじ取り装置であり、本実施形態においては自動車に適用した構成を例示している。また、本実施形態のステアリング装置1は、いわゆるピニオンアシストタイプの装置である。
図1に示すように、ステアリング装置1は、ドライバが操作するホイール状のステアリングホイール(ハンドル、操舵部、不図示)からの操舵力が伝達される入力部10と、例えばタイヤ(不図示)に連結してタイヤの向きを変更するラック軸21と、入力部10からトルクを受けてラック軸21を軸方向に移動させるピニオン軸22(図2参照)とを備える。
また、ステアリング装置1は、ラック軸21の端部に設けられてナックルアーム(不図示)を介して例えばタイヤに連結するタイロッド23A,23Bと、各種部材を収容するハウジング30と、ステアリング装置1は、ピニオン軸22に操舵補助力を与えるアシスト部40とを備えている。
また、図2に示すように、ステアリング装置1は、ラック軸21をピニオン軸22に向けて押し込むラックガイド24と、ステアリングホイールの操舵トルクを検出するトルク検出装置50と、電子制御ユニット(ECU)60とを備える。
入力部10は、図2に示すように、ドライバが操作するハンドルからの操舵力が伝達される入力軸11と、入力軸11の内側に取り付けられるトーションバー12とを有している。
ラック軸21は、長尺状の円柱形状の部材であって、軸方向に並べられた複数の歯によって構成されるラック21Rを有する。また、ラック軸21は、ラック21Rがピニオン軸22の後述するピニオン22Pに噛み合って取り付けられる。そして、ラック軸21は、ピニオン軸22の回転を受けて軸方向に移動する。
ピニオン軸22は、図2に示すように、ピニオン22Pが形成された部材である。そして、上述のとおり、ピニオン軸22は、ピニオン22Pがラック軸21のラック21Rに接続する。そして、ピニオン軸22とラック軸21とによって、ピニオン軸22の回転力をラック軸21の軸方向の移動に変換する。
また、ピニオン軸22は、トーションバー12に接続される。従って、ピニオン軸22は、トーションバー12を介して入力軸11から操舵力を受けて回転する。また、本実施形態では、ピニオン軸22には、アシスト部40の後述するウォームホイール43が接続する。従って、ピニオン軸22は、入力軸11からの操舵力に加えてアシスト部40からの補助操舵力を受けて回転する。
ハウジング(ハウジング構造)30は、図1に示すように、主にラック軸21を収納するラックハウジング(ラック軸収納部)31Rと、主にピニオン軸22を収納するピニオンハウジング(ピニオン軸収納部)31Pとによって構成される。
ラックハウジング31Rは、軸方向に長く伸びる略円筒状の部材であって、ラック軸21の軸方向に沿うように構成される。そして、ラックハウジング31Rは、不図示のブッシュを介してラック軸21を保持し、ラック軸21を軸方向に移動可能に収納する。
ピニオンハウジング31Pは、略円筒状の概形を有している。そして、ピニオンハウジング31Pは、ラックハウジング31Rの軸方向に対してして円筒軸方向が交差する方向に設けられる。このピニオンハウジング31Pは、図2に示すように、第1軸受35および第2軸受(軸受)36を介してピニオン軸22を回転可能に保持する。また、ピニオンハウジング31Pの開口部には、カバー33が取り付けられる。カバー33は、第3軸受37を介して入力軸11を回転可能に保持する。なお、このカバー33をピニオンハウジング31Pの一部として捉えることもできる。
なお、図示の例においては、ピニオン軸22の軸方向(以下、単に「軸方向」とも呼ぶことがある。)における中央部側から端部側に向けてウォームホイール43、第1軸受35および第2軸受36の順で配置されている。また、ピニオンハウジング31Pにおいて、ウォームホイール43を内側に収容する部分を第1外周部(ウォームホイール収納部)31A、第1軸受35を内側に収容する部分を第2外周部31B、第2軸受36を内部に収容する部分を第3外周部(軸受収納部)31Cとする。また、図示の例においては、ウォームホイール43により近い第1軸受35は、第2軸受36よりも径が大きく構成されている。
アシスト部40は、図2に示すように、電動モータ(モータ)41と、ウォームギヤ42と、ウォームホイール43とを備えて構成される。
電動モータ41は、例えば3相ブラシレスモータである。そして、この電動モータ41は、電子制御ユニット60により制御されて、ウォームギヤ42を回転駆動する。
ウォームギヤ42は、電動モータ41の出力軸に連結される。また、ウォームギヤ42は、ウォームホイール43に接続して電動モータ41からの駆動力をウォームホイール43に伝達する。従って、電動モータ41の回転力がウォームホイール43により減速されてピニオン軸22に伝達される。
トルク検出装置50は、入力軸11とピニオン軸22との相対角度に基づいて、言い換えればトーションバー12の捩れ量に基づいてステアリングホイールの操舵トルクを検出する。トルク検出装置50によって検出した操舵トルクは、電子制御ユニット60に送られる。
電子制御ユニット60は、各種演算処理を行うCPUと、CPUにて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROMと、CPUの作業用メモリ等として用いられるRAMとを有する。そして、トルク検出装置50から得た操舵トルクに基づいて、アシスト部40の電動モータ41の駆動を制御する。
以上のように構成されたステアリング装置1においては、ステアリングホイールに加えられた操舵トルクが入力軸11とピニオン軸22との相対回転角度として現れることから、トルク検出装置50が入力軸11とピニオン軸22との相対回転角度に基づいて操舵トルクを把握する。そして、トルク検出装置50の出力値に基づいて電子制御ユニット60が操舵トルクを把握し、把握した操舵トルクに基づいて電動モータ41の駆動を制御する。
そして、電動モータ41の発生トルクは、ウォームギヤ42およびウォームホイール43を介してピニオン軸22に伝達される。これにより、電動モータ41の発生トルクが、ステアリングホイールに加えるドライバの操舵力をアシストする。つまり、ピニオン軸22は、ステアリングホイールの回転によって発生する操舵トルクと電動モータ41から付与される補助トルクとで回転する。さらに、ピニオン軸22の回転を受けてラック軸21が軸方向に移動することで舵が切られる。
<ピニオンハウジング31P>
次に、図1乃至図5を参照しながら、ピニオンハウジング31Pについて説明をする。なお、図3は、従来技術のピニオンハウジング310Pを説明するための図であり、図4は、本実施の形態におけるピニオンハウジング31Pを説明するための図であり、図5は、本実施の形態におけるピニオンハウジング31Pの詳細を示す図である。ここで、図5(a)は、図4におけるVaからみたピニオンハウジング31Pを示す図であり、図5(b)は、図4におけるVb−Vb線の断面図である。
まず、上述のとおり、ラック軸21は、タイロッド23A,23B等を介してタイヤなどの被操舵部に連結している。そのため、ラック軸21は、被操舵部からの荷重(外力)を受ける。このラック軸21が受ける外力は、ピニオン軸22を押圧する。
また、上述のとおり、ピニオン軸22に設けられるとともに、電動モータ41(図2参照)により駆動されるウォームホイール43は、駆動系の外乱等を受けることにより振動(偏心)することがある。
そして、このような外力をピニオン軸22が受けると、ピニオン軸22が撓み、ウォームギヤ42およびウォームホイール43との噛み合いが不安定となり得る。
このピニオン軸22の撓みを抑制するためには、ピニオンハウジング31Pの剛性を高める対策が考えられる。そして、図3に示すように、従来技術においては、ピニオンハウジング310Pの一部である基部31Fの外面に、ピニオン軸22の軸方向に沿って互いに平行なリブ320を設ける構成が採用されていた。
ここで、リブ320は、ピニオン軸22の中心軸を挟んで、ピニオン軸22のピニオン22Pとラック軸21のラック21Rとが噛み合う領域とは反対側に位置するピニオンハウジング310Pの外面に設けられる。また、このリブ320は、ピニオンハウジング310Pの外面から、ピニオン軸22の中心軸からみた外側に向かって突出する突出部である。さらに、このリブ320は、ピニオン軸22の軸方向においてピニオン軸22のピニオン22Pとラック軸21のラック21Rとが噛み合う領域を挟んで設けられる、第1軸受35および第2軸受36との間を結ぶ方向に沿って延びる。なお、図示の例においては、リブ320は板状部材として形成されている。
このピニオン軸22方向に沿ったリブ320を設けることにより、ピニオンハウジング310Pにおけるピニオン軸22に沿う長手方向の曲げ剛性が向上する。
しかしながら、リブ320をピニオン軸22の軸方向に沿って構成した場合、ピニオンハウジング310Pの剛性を高める部分の外径が異なる場合には、外径が大きい部分の外面の一部をリブと連続させることが困難となる。
例えば、図3に示すピニオンハウジング310Pにおいては、第1軸受35を内側に収容する第2外周部31Bと、第2軸受36を内側に収容する第3外周部31Cとの間において、ピニオン軸22方向に沿うリブ320が設けられる。
ここで、第2外周部31Bおよび第3外周部31Cの関係をみると、第2外周部31Bの方が外径が大きい。この場合、外径が大きな第2外周部31Bにおける、ピニオン軸22の軸方向と交差する方向の端部に、リブ320を形成できない部分が生じる(図3の円内参照)。したがって、この構成においては第2外周部31Bの外周面の一部とリブ320とを連続させることができない。
また、このピニオン軸22の軸方向に沿ったリブ320を設ける構成において、ピニオンハウジング310Pの曲げ剛性をさらに向上させようとする場合、リブ320の数を増す構成が考えられる。しかしながら、リブ320の数を増す構成においては、リブ320が互いに近接し、例えばリブ320どうしがつながる状態となり得る。リブ320どうしがつながると、リブ320に余肉が形成されることとなり、ピニオンハウジング310P(ハウジング30)の重量が増加する。
そこで、本実施の形態においては、次のようなリブ32をピニオンハウジング31Pに設けた。すなわち、図4に示すように、隣接するリブ32における径方向外側の頂部32Pの間隔が、第3外周部31C側よりも第2外周部31B側が拡がるようにリブ32が配置される。言い替えると、リブ32どうしの間隔は、第2軸受36側よりもウォームホイール43側が拡がるように複数のリブ32が放射状に配置される。さらに言い替えると、ピニオン軸22の軸方向における端部側からウォームホイール43が設けられる中央側に向けて拡がるように複数のリブ32が配置される。
なお、図示の例においては、複数のリブ32が設けられる基部31Fの形状は、第3外周部31C側よりも第2外周部31B側の外径が広い略円錐台状である。
この構成により、ピニオンハウジング31Pをコンパクトな形状としつつ、ピニオンハウジング31Pの剛性を高めることが可能となる。さらに説明をすると、ラック軸21によりピニオン軸22が押されても、高剛性のピニオンハウジング31Pに収納されているピニオン軸22の撓みは抑制される。また、ピニオン軸22が撓むことにともない、ピニオン軸22における第2軸受36によって支持される側の端部が変位することが抑制される。
また、第2外周部31Bの外周面における軸方向と交差する方向の両端と、リブ32とが連続する。さらに説明をすると、軸方向と交差する方向において、第2外周部31Bの外周面をリブ32が挟み込む。
また、特に第2外周部31B側において、隣接するリブ32の間隙が拡がることにより、リブ32どうしが離間され、隣接するリブ32どうしがつながることによる余肉が抑制される。
これらのことにより、ウォームギヤ42およびウォームホイール43との噛み合いを安定させ、ステアリング装置1が路面反力を受けた際にも安定した操舵アシストを行うことができる。
付言すると、図2に示すように、本実施の形態におけるリブ32は、ピニオン軸22の直径方向における高さが、第3外周部31C側から第2外周部31B側に向かうに従い高くなる。すなわち、図2においてリブ32は、略三角形の形状である。このリブ32の形状は、ピニオンハウジング31Pにおけるウォームホイール43により近い第1軸受35側の剛性を、第2軸受36側よりもさらに高める構成として捉えることができる。
なお、図2における基部31Fは、図4等に示す場合と異なり、便宜上、第3外周部31C側および第2外周部31B側の外径が一致する略円柱状として描かれている。なお、基部31Fの形状は、図4等に示すように略円錐台状等他の形状であってよい。
また、リブ32は、ピニオン軸22の軸方向における一端側において、頂部32Pが第2外周部31Bの外周面と連続し、他端側において第3外周部31Cの外周面と連続するように構成してもよい。
また、図5(a)に示すように、リブ32は、ピニオン軸22の軸方向と交差する断面において、ピニオン軸22の直径方向にそれぞれ突出して形成されている。すなわち、この断面において、ピニオン軸22の中心軸から放射状に延びる向きに突出して形成される。
また、リブ32は、ピニオン軸22のピニオン22Pとラック軸21のラック21Rとが噛み合う領域(図2参照)を挟んで、ラックガイド24(図2参照)とは反対側の外面において、概ね半周の範囲に設けられる。なお、図示の例においては、リブ32が3本設けられているが、リブ32の本数は限定されるものではない。
<実施形態2>
次に、図6および図7を参照しながら、ピニオンハウジング31Pの実施形態2について説明をする。なお、図6は、実施形態2のピニオンハウジング31Pを説明するための図であり、図7は、実施形態2のピニオンハウジング31Pの詳細を示す図である。ここで、図7(a)は、図6におけるVIIaからみたピニオンハウジング31Pを示す図であり、図7(b)は、図6におけるVIIb−VIIb線の断面図である。
図6に示すように、実施形態2のピニオンハウジング31Pは、互いの間隔、あるいは頂部321Pの間隔が第3外周部31C側よりも第2外周部31B側が拡がるように設けられた複数のリブ321を備える点では図4等のピニオンハウジング31Pと同様である。
一方、図7(a)に示すように、実施形態2のリブ321は、ピニオン軸の中心軸を挟んで、ピニオン軸22のピニオン22Pとラック軸21のラック21Rとが噛み合う領域(図2参照)とは反対側におけるピニオンハウジング31Pの外面から、一方向に向けてそれぞれが突出する。さらに説明をすると、図7(b)に示すように、ピニオンハウジング31Pの外周面から、ラックガイド24(図2参照)から離間する向きに突出し、ピニオン軸22の軸方向と直交する断面においてリブ321が互いに平行をなす。このリブ321は、いわば扇状に設けられている。
このように構成されるリブ321は、図4等を用いて説明したようにリブ32がピニオン軸22の直径方向に延びる場合と比較して、ピニオンハウジング31P(ハウジング30)を製造する際の型割りが簡略化される。
また、ラック軸21から力を受けたピニオン軸22が移動し得る向き(図中矢印参照)において、ピニオンハウジング31Pの剛性をより高めることができる。
<実施形態3>
次に、図8を参照しながら、ピニオンハウジング31Pの実施形態3について説明をする。なお、図8は、実施形態3のピニオンハウジング31Pを説明するための図である。
実施形態1および2の説明においては、リブ32が第2外周部31Bの外周面と連続するように設けられることを説明した。しかしながら、例えば図8に示すように、ウォームホイール43を内側に収容する第1外周部31Aの外周面と連続するようにリブ322を設けてもよい。
第1外周部31Aの外周面と連続するようにリブ322を構成することで、第1外周部31A周辺でピニオンハウジング31Pの剛性が高められる。さらに説明をすると、第1外周部31Aおよび第2外周部31Bとを連続するようにリブ322が配置される。このことにより、ピニオンハウジング31Pの剛性がさらに高められる。
<実施形態4>
次に、図9を参照しながら、ピニオンハウジング31Pの実施形態4について説明をする。なお、図9は、実施形態4のピニオンハウジング31Pを説明するための図である。
まず、図9に示すように、ピニオンハウジング31Pは、リブ323どうしの間隔が第3外周部31C側よりも第2外周部31B側が拡がるように構成されることに加えて、ピニオンハウジング31Pの第3外周部31Cに、ピニオン軸22の中心軸に直交(交差)する横方向に延びる交差リブ324が設けられている。なお、この交差リブ324は、ピニオン軸22の中心軸に対して全周あるいはほぼ全周にわたって設けられている。
このことにより、ピニオンハウジング31Pが第2軸受36を強固に支持することが可能となる。さらに説明をすると、例えば、ピニオン軸22がラック軸21を介して外力を受けた際に、第3外周部31Cが変形することが抑制される。また、例えばピニオン軸22がウォームホイール43の偏心による荷重を受けた際に、第1軸受35を支点として第3外周部31Cが変形することが抑制される。このことにより、ピニオン軸22の撓みが抑制される。
また、図示の例においては、交差リブ324とリブ323とが交差して配置され、交差リブ324とリブ323とが互いに連続する構成である。すなわち、交差リブ324がリブ323を跨ぐように形成されている。
このことにより、ラック軸21から力を受けたピニオン軸22が、ピニオンハウジング31Pの内側からピニオンハウジング31Pを押し広げるような力、すなわちリブ323どうしが離間するような力を加えた場合、交差リブ324がリブ323を保持する。このことにより、ピニオンハウジング31Pの剛性が高まる。
<実施形態5>
次に、図10を参照しながら、ピニオンハウジング31Pの実施形態5について説明をする。なお、図10は、実施形態5のピニオンハウジング31Pを説明するための図である。
まず、図10に示すように、ピニオンハウジング31Pは、リブ325どうしの間隔が第3外周部31C側よりも第2外周部31B側が拡がるように構成されることに加えて、ピニオンハウジング31Pの第2外周部31Bに、ピニオン軸22の中心軸に直交(交差)する横方向に延びる交差リブ326が設けられている。なお、この交差リブ326は、ピニオン軸22の中心軸に対して全周あるいはほぼ全周にわたって設けられている。
このことにより、ピニオンハウジング31Pが第1軸受35を強固に支持することが可能となり、ピニオン軸22の撓みが抑制される。
また、交差リブ326とリブ325とは交差し、交差リブ326とリブ325とが互いに連続する。すなわち、交差リブ326がリブ325を跨ぐように形成されている。
このことから、ピニオン軸22がピニオンハウジング31Pに対して、ピニオンハウジング31Pの内側からリブ325どうしを離間させる向きに力を加えた場合、交差リブ326がリブ325を保持する。つまり、ピニオンハウジング31Pの剛性が高まる。
<変形例>
次に、図11を参照しながら変形例について説明をする。図11は、図5(b)に示すピニオンハウジング31Pの変形例である。
上述の図5(b)に示すピニオンハウジング31Pは、ピニオン軸22の軸方向と交差する断面において、複数のリブ32のピニオン軸22の直径方向における高さが、互いに一致する構成を説明したが、リブ32の高さは互いに異なる構成であってもよい。
例えば、図11に示すように、ピニオン軸22の中心軸を挟んで、ラックガイド24(図2参照)と対峙する位置側に形成される中央側リブ32Aが、この中央側リブ32Aよりも円周方向においてラックガイド24寄りの位置に設けられる側方側リブ32Bと比較して、より高くなるように形成してもよい。このように構成することにより、ラック軸21から力を受けたピニオン軸22が移動し得る向き(図中矢印参照)において、ピニオンハウジング31Pの剛性をより高めることができる。
また、上記の説明においてリブ32の幅が一定である構成を前提として説明をした。しかしながら、このリブ32の幅をピニオン軸22の軸方向における位置に対応して変化させる構成であってもよい。例えば、図示は省略するが、第2外周部31B側のリブ32の幅を広くし第3外周部31C側のリブ32の幅を狭くする構成により、第2外周部31B側の剛性を高めてもよい。
また、上記の説明においては、第1軸受35および第2軸受36との間に設けられるリブ32を説明したが、軸方向においてウォームホイール43から離間する箇所からウォームホイール43が設けられる箇所に向けて拡がるように延びるリブ32であれば、例えば、軸方向において第1軸受35およびウォームホイール43との間や、第3軸受37(図2参照)およびウォームホイール43との間にリブ32を設けてもよい。
さて、図9および図10においては、それぞれ第3外周部31Cに交差リブ324を設け、第2外周部31Bに交差リブ326を設けることを説明したが、第1外周部31Aの外周においてピニオン軸22の中心軸に直交(交差)する横方向に延びるリブ(不図示)を設けてもよい。
また、図9および図10においては、交差リブ324,326のいずれか一方を設ける構成としたが、交差リブ324,326、および上述の第1外周部31Aに設けられるリブのうち、2つ以上を組み合わせて構成してもよい。
1…ステアリング装置、21…ラック軸、21R…ラック、22…ピニオン軸、22P…ピニオン、31R…ラックハウジング、31A…第1外周部、31B…第2外周部、31C…第3外周部、32…リブ

Claims (5)

  1. 操舵部の操舵に対するアシスト力を付与するモータと、
    前記モータからの駆動力が伝達されるウォームホイールと、
    前記ウォームホイールが取り付けられるピニオン軸と、
    前記ピニオン軸を回転可能に支持する軸受と、
    前記ピニオン軸のピニオンに押し付けられながら当該ピニオンと噛み合うラック軸と、
    前記ピニオン軸を覆うハウジングと、
    前記ハウジングの外面にて前記軸受側から前記ウォームホイール側に向けて延びる複数のリブであって、当該複数のリブの各々における径方向外側の頂部の間隔が当該軸受側よりも当該ウォームホイール側で広くなるように配置された複数のリブと
    を備えることを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記ハウジングは、前記外面において、前記複数のリブと交差する向きに延びかつ前記軸受の外周に沿って当該複数のリブを跨ぐように配置される交差リブを備えることを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  3. 前記複数のリブは、前記ピニオン軸の中心軸と交差する向きの断面において、当該中心軸から放射状に延びる向きに突出することを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  4. 前記複数のリブは、前記ピニオン軸の中心軸と交差する向きの断面において、前記ハウジングの前記外面から一方向に向けて突出することを特徴とする請求項1記載のステアリング装置。
  5. 操舵部の操舵に対するアシスト力を付与するモータからの駆動力が伝達されるウォームホイールを収納するウォームホイール収納部と、
    前記ウォームホイールが取り付けられるピニオン軸を収納するピニオン軸収納部と、
    前記ピニオン軸を回転可能に支持する軸受を収納する軸受収納部と、
    前記ピニオン軸のピニオンに押し付けられながら当該ピニオンと噛み合うラック軸を収納するラック軸収納部と、
    前記ピニオン軸の中心軸を挟んで、当該ピニオン軸の前記ピニオンと前記ラック軸のラックとが噛み合う領域とは反対側における外面に、前記軸受側から前記ウォームホイール側に向けて放射状に拡がるように配置された複数のリブと
    を備えることを特徴とするハウジング構造。
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