JP5994751B2 - 熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法 - Google Patents

熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法 Download PDF

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本発明は、糸状又は帯状の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法に関するものである。
近年、電気・電子部品の小型化、高性能化にともない部品内での発熱が顕著となり、熱の蓄積による機器の性能低下が問題となっている。そこで、安全性や信頼性の観点から熱伝導性に優れた材料が求められている。従来、高い熱伝導性を必要とする材料には金属材料が用いられてきたが、部品の小型化、高性能化のため材料には軽量性や易成形加工性が要求されており、樹脂への代替が進んでいる。しかしながら、樹脂は熱伝導性が元々低く、樹脂自体の高熱伝導化には限界がある。
従来は熱伝導率の高い無機フィラーを高充填することで熱伝導率を向上させるのが主な技術であった。ナノフィラーを単独で用いる技術が見られるが、熱伝導率を向上させるには高充填する必要がある。ナノフィラーの大量充填は均一な分散が難しく、流動性も悪くなるので成形性が悪くなる上に、ナノフィラー自体が高価であるため実用的でない。
カーボンファイバー(CF)とその他の熱伝導性ナノフィラーの組み合わせにより熱伝導率を上げる方法もあるが、本質はナノフィラーを高充填して熱伝導率を向上させるものであり、ナノフィラーの分散性の悪さや、CF、ナノフィラーの価格が高いという面からやはり実用的ではない。また、CFとナノフィラーの組み合わせでは、線として存在するCFは、ナノフィラーと熱伝導パスを形成する能力において、面として存在する平板状フィラーよりも劣る。また、平板状フィラーとナノフィラーの組み合わせの組成物もあるが、ナノフィラーの特殊構造により熱伝導率を向上させており、本質的にはナノフィラーを高充填して熱伝導率を向上させるという考え方である。
CFと比べると平板状フィラーで若干のコスト低減効果の可能性はあるものの、ナノフィラー大量充填は分散性の悪さや価格の面からやはり実用的ではない。樹脂に、フレーク状アルミニウムフィラーとカーボンナノチューブ(CNT)を混合し熱伝導率を向上させる技術もある(特許文献1)。この技術は熱伝導率をある程度まで向上させる手法としては効果的であるが、金属の中でも軟らかいアルミを用いているためアルミニウムフィラーが互いに接触する程の量を充填すると成形加工段階でアルミニウムが変形してしまい、熱伝導率向上に重要な層構造を形成できなくなる。これは特許文献1の実施例で熱伝導率の異方性がそれほど大きくないところから推察できる。従って、フレーク状アルミフィラーとCNTの組み合わせからなる熱伝導性樹脂組成物は、金属並の高熱伝導率(10W/m・K以上)を実現するのは困難である。
そこで、本出願人は、(a)熱硬化性樹脂又は熱可塑性樹脂からなるベース樹脂中に、共に熱伝導性を有する(b)鱗片状フィラー及び(c)繊維状フィラーを充填し、1つ以上の鱗片状フィラーの面が互いに同一平面内に並んだ平面構造を形成し、該平面構造が同一平面方向を向いた1つ以上の層構造を形成し、該平面構造に接触する樹脂層において繊維状フィラーの分散層を形成し、繊維状フィラーが層間に熱伝導パスを形成してなることを特徴とする熱伝導性樹脂組成物を提案している(特願2013−126030)。しかし、ベース樹脂は耐熱の高い熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を用いており、鱗片状フィラーで十分な層構造を形成し、層間に分散させた繊維状フィラーで熱伝導パスを形成し、熱伝導率を向上させるためには、成形方法は熱プレスのバッチ式を採用せざるを得ない。尚、材料を2軸混練押出機にそのまま投入し押出成形、カレンダ成形やフィルム成形等の連続成形方法もあるが、この方法で作製すると鱗片状フィラーによる層構造が不完全になり、また層間を繊維状フィラーで効果的に熱伝導パスを形成することができず、その結果、熱伝導率はあまり高くならない。
特開2012−072363号公報
ベース樹脂として耐熱性の高い熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を用いると、十分な熱伝導率向上効果が得られる層構造を形成するには、熱プレスによるバッチ式で行なうしかなく、生産効率が悪い。また、連続成形では層構造の形成及び繊維状フィラーの分散が不十分であり、十分な熱伝導率向上効果が得られないという難点があった。一般的な熱可塑性樹脂では成形時の附形性能が低く、熱伝導率の向上効果がある組成の領域で、糸状あるいは帯状に加工しようとすると溶融張力不足と脆さから加工が困難であった。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、ベース樹脂として熱可塑性エラストマーを選び、熱伝導性フィラーの特定の組み合わせを用いて、高熱伝導性を有するとともに、連続成形性に優れ、糸状あるいは帯状の成形物を得ることができる熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、(a)主として熱可塑性エラストマーからなるベース樹脂中に、共に熱伝導性を有する(b)鱗片状フィラー及び(c)繊維状フィラーを充填した熱伝導性樹脂組成物を、混練押出機に投入して溶融・混練押出し後、ストランドをロールドラムで延伸して断面が円形又は楕円形の糸状の成形物を連続成形し、該成形物は、1つ以上の鱗片状フィラーの面が互いに同一平面内に並んだ平面構造を形成し、該平面構造が同一平面方向を向いた1つ以上の層構造を形成し、該平面構造に接触する樹脂層において繊維状フィラーが分散した分散層を形成し、繊維状フィラーが層間に熱伝導パスを形成してなることを特徴とする熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法を構成した(請求項1)。
本発明の場合、前記糸状成形物は、直径若しくは長径が0.1mm以上5mm以下、長径と短径の比が0.7〜1.0であり、長さが1m以上であることが好ましい(請求項2)。そして、(b)鱗片状フィラーの面方向の径が0.1μm〜200μmでアスペクト比が10以上であり、(c)繊維状フィラーの直径が10nm〜30μm、繊維長が1μm〜3mmであり、アスペクト比が100以上であることが好ましい(請求項)。
また本発明は、(a)主として熱可塑性エラストマーからなるベース樹脂中に、共に熱伝導性を有する(b)鱗片状フィラー及び(c)繊維状フィラーを充填した熱伝導性樹脂組成物を、混練押出機に投入して溶融・混練押出し後、ストランドをロールドラムで延伸した後、ロールドラムで圧延して断面が四角形又は長円形の帯状成形物を連続成形し、該成形物は、1つ以上の鱗片状フィラーの面が互いに同一平面内に並んだ平面構造を形成し、該平面構造が同一平面方向を向いた1つ以上の層構造を形成し、該平面構造に接触する樹脂層において繊維状フィラーが分散した分散層を形成し、繊維状フィラーが層間に熱伝導パスを形成してなることを特徴とする熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法を構成した(請求項4)。
本発明の場合、前記帯状成形物は、厚みと幅の比(アスペクト比)が1より大きく、長さが1m以上であることが好ましい(請求項)。そして、(b)鱗片状フィラーの面方向の径が0.1μm〜200μmでアスペクト比が10以上であり、(c)繊維状フィラーの直径が10nm〜30μm、繊維長が1μm〜3mmであり、アスペクト比が100以上であることが好ましい(請求項6)。
以上にしてなる本発明の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法は、混練押出機に投入して溶融・混練押出し後、ストランドをロールドラムで延伸すれば、断面が円形又は楕円形の糸状の成形物を連続成形することができ、またストランドを延伸した後、ロールドラムで圧延すれば、断面が四角形又は長円形の帯状成形物を連続成形することができる。混練機にてフィラーの分散を十分に行い、得られたストランドを延伸あるいはロールにより延伸、圧延することで、鱗片状フィラーにより熱伝導率を向上させるのに十分な層構造を形成するとともに、層間が狭まって繊維状フィラーにより層間に十分な熱伝導パスを形成することが可能である。更に、附形性能の高い熱可塑性エラストマー(TPE)を用いることで初めて、先願特許では困難だった糸状、帯状成形物に連続的に加工することが可能である。
本発明の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法によって、糸状又は帯状成形物を連続成形する装置の概念図を示している。 本発明の熱伝導性樹脂組成物を用いた成形物の断面構造を模式的示したものであり、(a)は層構造に平行な面の断面、(b)は層構造に直交する面の断面を示している。
次に、本発明の詳細を実施例に基づいて更に説明する。先ず、本発明に係る連続成形可能な熱伝導性樹脂組成物は、(a)主として熱可塑性エラストマーからなるベース樹脂中に、共に熱伝導性を有する(b)鱗片状フィラー及び(c)繊維状フィラーを充填し、溶融・混練押出し後、延伸あるいは延伸と圧延によって、1つ以上の鱗片状フィラーの面が互いに同一平面内に並んだ平面構造を形成し、該平面構造が同一平面方向を向いた1つ以上の層構造を形成し、該平面構造に接触する樹脂層において繊維状フィラーの分散層を形成し、繊維状フィラーが層間に熱伝導パスを形成してなるものである。
ここで、(a)ベース樹脂、(b)鱗片状フィラー、(c)繊維状フィラーの合計を100体積%とした場合に、(b)鱗片状フィラーと(c)繊維状フィラーの合計体積が、5〜70体積%であり、更に(c)繊維状フィラーの配合量は0.1〜15体積%であることが望ましい。
そして、(b)鱗片状フィラーの面方向の径が0.1μm〜200μmでアスペクト比が10以上であり、(c)繊維状フィラーの直径が10nm〜30μm、繊維長が1μm〜3mmであり、アスペクト比が100以上であることが好ましい。具体的には、(b)鱗片状フィラーが、グラファイト、グラフェンからなる群より選ばれる1種以上の導電性鱗片状フィラーであり、(c)繊維状フィラーが、カーボンナノファイバー(CNF)、カーボンナノチューブ(CNT)からなる群より選ばれる1種以上の導電性繊維状フィラーである。
図1には、本発明の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法によって、糸状又は帯状成形物を連続成形する装置の概念図を示し、図中符号1は2軸混練押出機、2はニーディング入りスクリュー、3はホッパー、4はダイヘッド、5はロールドラムを示している。2軸混練押出機1のホッパー3に投入された熱伝導性樹脂組成物(材料)6は、ニーディング入りスクリュー2で溶融・混練され、ダイヘッド4から押し出される。前記ダイヘッド4から押し出されてストランド7は、温度調節されながらロールドラム5で2〜3倍に延伸され、更にロールドラム5を通過する際に圧延されて所定断面形状の成形物8が得られる。前記ダイヘッド4から押し出される際に、ベース樹脂中で前記鱗片状フィラーは、ストランド7の長手方向と平行に面が向くように初期配向され、延伸によって配向がより完全となり互いに重なって層構造を形成する。更に、ストランド7が圧延されることにより、鱗片状フィラーの層構造がより緻密になって長手方向の熱伝導パスを形成するとともに、層間に鱗片状フィラーにより伝導パスを形成する。
図2には、鱗片状フィラーと繊維状フィラーを添加した樹脂成形物の断面構造を模式的示している。図2(a)は層構造に平行な面の断面、図2(b)は層構造に直交する面の断面を示し、図中符号11はベース樹脂、12は鱗片状フィラー、13は繊維状フィラーを示している。
本発明では、射出成形に用いられる一般的な熱可塑性樹脂と比較して融点付近でも附形性能の高い熱可塑性エラストマー(TPE)をベース樹脂とし、該TPE樹脂ベースの熱伝導性組成物を混練押出機1によって溶融・混練し、得られたストランド7を延伸しながら引き取ると、鱗片状フィラーが層構造となった成形物8が得られ、このときダイヘッド4の吐出孔が円形であった場合、糸状成形物となる。ここで糸状成形物8とは、円形又は楕円形の断面を有し、直径が0.1mm以上5mm以下、長径と短径の比0.7〜1.0であり、長さ1m以上の連続して得られる糸状の成形物8である。更に、上下にロールドラム5を有するロールプレス機に該ストランド7を通してせん断力をかけることにより、層状の鱗片状フィラー構造を有する帯状成形物8へ加工することが可能となる。ここで言う帯状成形物8とは四角形又は長円形の断面形状を有し、厚みと幅の比(アスペクト比)が1より大きく、長さ1m以上の連続して得られる帯形状の成形物8である。尚、幅は厚みよりも大きいとする。上記工程を経ることで連続して成形物を得ることが可能となり、生産性と形状の自由度を向上させることが可能となり、従来の課題を解決できる。ここまでの工程で糸状成形物を最終的な成形物としても熱伝導率を向上させる効果のある構造を有するし、最終的な成形物を帯状としても熱伝導率を向上させる効果のある構造を有する。
本発明の熱伝導性樹脂組成物は、ベース樹脂に燐片状フィラーと繊維状フィラーとを混合することで得られるもので、混練には1軸混練押出機、2軸混練押出機等を用いて行なうが、中でもせん断力が比較的高くベース樹脂の溶融及びフィラーの混合が十分に可能な2軸押出混練機が好適である。混練に用いるスクリューは、窒化鋼、Fe系工具鋼、ステンレス工具鋼、Co系バイメタル等の材質で作製された物で、スクリューデザインは添加するフィラーに応じて適切な物を選択するが、フィラー(特にカーボンナノファイバー及びカーボンナノチューブ)を十分分散させるという点から1セグメント以上のニーディングを有するスクリューデザインが望ましい。スクリュー回転速度は、加工温度、樹脂粘度、樹脂の状態に応じて適切なせん断力がかかる速度を選択する。比較的高スクリュー回転速度の方が高せん断力を得られるが、同時に樹脂温度も上昇するため、樹脂の分解が起きない回転速度にとどめておくべきである。
混練する前の繊維状フィラーについて、粉末状態の繊維状フィラーを用いてもよいし、熱伝導性樹脂組成物に用いる樹脂と同種の樹脂を繊維状フィラーとあらかじめ混合して、ペレットにしたマスターバッチを用いてもよい。尚、混練するにあたって上記3成分の混合順は、特に制限されることなく、同時に添加してもよいし、適当な順で添加してもよい。また、サイドフィード等により溶融した樹脂にフィラーを添加しても良く、このような順序で混練することにより、混練時に鱗片状フィラー及び繊維状フィラーに加わるせん断応力等の機械的負荷を最小限に抑制することができ、これらが破壊されるのを防ぐことができる。特に、計量精度が高く、且つフィラーの投入順を適切にすることでせん断によるフィラーの折損等に起因する機能低下を招き難いサイドフィードが好ましい。
加工温度は、用いる樹脂に適した温度で行なわれる。例えばSBS系エラストマーの場合、160℃以上230℃以下であることが望ましい。このような温度で混練することにより、樹脂へのせん断力を適切に調節することができる。
ストランドの形状を決めるダイヘッドの金型は窒化鋼やNi基合金等の一般的な材質で作製されたもので、形状は直径0.1mm以上の円形の穴を1個以上有する円形穴ダイが糸状成形物を成形する場合には好適であり、また帯状成形物の成形には円形穴ダイを用いても良いが、厚み0.1mm以上で厚みと幅のアスペクト比が1より大きいT字形状のダイを持つT字型ダイ(Tダイ)がプレス時に材料の温度分布ムラが少なく寸法精度の良い帯状成形物が得られるためより好適である。ダイヘッドを通る樹脂の圧力は3MPa以上が好ましい。それ以下の場合、得られるストランド内部に空気層が生成し断熱層となり成形物の放熱性能を低下させる一因となる。
ダイヘッドより得られたストランドを空冷や赤外線ヒーター等により温度調節し、用いた樹脂が破断しない程度の応力をかけながら延伸する。ストランドを圧延するロールドラムの材質については、圧延するストランドの温度よりも高い耐熱性を有する材質を選ばなければならない。また、ロールドラムは温度調節されていることが望ましく、温度調節することにより樹脂の粘度をコントロールでき、より効率よく層構造を形成することができ、更に成形物の寸法精度や表面外観を向上させることができる。温度調節の方法としては、ロールドラムによるプレス前のストランドに赤外線ヒーターを照射し温度を調整する方法、ロールドラム内に加熱ヒーターを設置してロールドラムを温め、プレス時のストランドの温度を調整する方法、プレス前のストランドに冷風を吹き付けて温度を調整する方法等が挙げられる。また、プレス圧はベース樹脂の所定の温度における溶融弾性率に応じて適切な圧力をかける必要があり、圧力が不足する場合にはシート状に変形せず層構造の形成も不十分となり、逆に圧力が過剰な場合はシートが断裂する。圧力を印加する方法は重量式、機械式、ロール間のギャップ調整等一般的な手法から適切なものを選ぶものとする。通常は、ギャップを調整したロールドラムにより圧延し、必要であればロールギャップを段階的に狭めた複数のロールにより圧延する。
ストランドを圧延する際にシート、メッシュ、織物等、機能を付加する効果を持つ素材と同時にプレスすることで積層材又は複合材となっても、本発明の範疇である。具体的には、電磁波シールド性能を有するシートや金属メッシュ、熱拡散を向上させるアルミ箔等の金属シートや炭素繊維織物又は機械特性を向上させるガラス繊維織物等の何れか一つあるいは複数を前記成形物と組み合わせてもよい。
前述の成形方法により連続で得られた糸状又は帯状成形物は、トムソン刃等で所定の長さで裁断しても良く、ストランドカッター等で3mm程度の長さに裁断してペレット形状にしても良い。
次に、本発明で使用する材料について説明する。
<ベース樹脂>
ベース樹脂(a)は、熱可塑性エラストマーであれば特に限定されず、下記のものを使用することができる。また、これらは1種単独あるいは2種以上の併用もできる。
スチレン系TPEとして、
SBS:(硬質相;ポリスチレン[PS]、軟質層;ポリブタジエン[PB])、
SIS:(硬質相;PS、軟質層;ポリイソプレン[PI])、
SEBS:(硬質相;PS、軟質層;ポリエチレンブテン[PEB])、
SEPS:(硬質相;PS、軟質層;ポリエチレンプロピレン[PEP])、
SEBC:(硬質相;PS又はポリエチレン[PE]、軟質層;ポリエチレンブテン[PEB])、
SIBS:(硬質相;PS、軟質層;ポリイソブチレン[PIB])、
SEEPS:(硬質相;PS、軟質層;ポリエチレン・エチレン・プロピレン[PEEP])、
等を用いることができる。
オレフィン系TPEとして、
TPO:(硬質相;ポリプロピレン[PP]又はPE、軟質相;エチレンプロピレンゴム[EPM]又はエチレンプロピレンジエンゴム[EPDM]又はエチレン−1−ブテンゴム[EBR]又はエチレン−1−オクテンゴム[EOR])、
R−TPO:(硬質相;PP、軟質相;EPM)、
TPV:(硬質相;PP、軟質相;非晶PP又は架橋EPDM)、
TEEA:(硬質相;PE、軟質相;エチレンビニルアセテート[EVA])、
TPNR:(硬質相;PP、軟質相;天然ゴム)、
MPR:(硬質相;PE、軟質相;塩素化ポリオレフィン)、
等を用いることができる。
ジエン系TPEとして、
1,2−PB:(硬質相;syn−1,2PB、軟質相;非晶1,2PB)、
trans−PI:(硬質相;transPI、軟質相;非晶trans−PI)、
等を用いることができる。
ハロゲン系TPEとして、
TPVC:(硬質相;ポリ塩化ビニル[PVC]、軟質相;可塑化PVC又はアクリロニトリルブタジエンゴム[NBR]又はポリウレタン[PU])、
フッ素ポリマー:(硬質相;フッ素樹脂、軟質相;フッ素ゴム)、
等を用いることができる。
エンプラ系TPEとして、
ウレタン系:(硬質相;ウレタン構造、軟質相;ポリエーテル[PET]又はポリエステル[PES])、
エステル系(TPEE):(硬質相;PES、軟質相;PET又はPES)、
エステル系:(硬質相;PES、軟質相;シリコーンゴム)、
アミド系(TPAE):(硬質相;ポリアミド[PA]、軟質相;PET)、
アミド系:(硬質相;PA、軟質相;シリコーンゴム)、
イミド系(硬質相;ポリエーテルイミド[PEI]、軟質相;シリコーンゴム)、
等を用いることができる。
液晶系TPEとして、
ブロック:(硬質相;p−カルボキシ(トリベンゾイルオキシ)ユニット、軟質相;ポリオレフィン)、
マルチブロック:(硬質相;クオーターフェニルユニット、軟質相;PES)、
等を用いることができる。
架橋系TPEとして、
アイオノマー系:(硬質相;PE又は金属カルボキシレート、軟質相;非晶PE)、
アイオネン系:(硬質相;ポリオキシテトラメチレン[POT]、軟質相;非晶POT)、
水素結合系:(硬質相;アミノトリアゾール/カルボン酸、軟質相;イソプロピレンゴム[IR])、
等を用いることができる。
延伸時の溶融張力の調整やシートへ成形した後の表面硬度、強度、弾性率等の調整のために上記熱可塑性エラストマー以外にPP、PE、PBT、PLAからなる群より選択される少なくとも一つ以上の熱可塑性樹脂を同時に混合しても良い。また、これら2種以上の樹脂の相溶性を向上させる相溶化剤を添加しても良い。
前記ベース樹脂に、混練機より得られたストランドを延伸する際に溶融張力を調整するためにPTFE等の添加剤を添加しても良い。ロールプレスする際にシートへの附形性を向上させるために可塑剤を添加しても良い。また、前記ベース樹脂に、成形後の製品の機械特性を向上させるために、無機ウィスカーや炭素繊維、アラミド繊維等の補強効果を持つフィラーを充填しても良い。その他、前記ベース樹脂に、酸化防止剤、難燃剤、難燃助剤等の第3成分を添加しても良く、これらの第3成分はいずれも本特許の技術を阻害する物ではなく、製品性能向上に寄与する。
<鱗片状フィラー>
鱗片状フィラーとは、鱗片状のもの以外に、平板状若しくはフレーク状であれば限定されることはないが、特にグラファイト(黒鉛)が良好である。グラファイトの種類として、αグラファイト及びβグラファイトどちらでも良い。また、天然グラファイト、人工グラファイトのどちらでも良い。グラファイト以外には、グラフェン等が挙げられる。また、グラファイトとグラフェンを組み合わせても良い。
<繊維状フィラー>
繊維状フィラーは、直径が10nm〜30μm、繊維長が1μm〜3mmであり、アスペクト比が100以上であることが好ましい。特に、繊維状フィラーが、カーボンナノファイバー(CNF)、カーボンナノチューブ(CNT)からなる群より選ばれる1種以上の導電性繊維状フィラーであることがより好ましい。カーボンナノチューブ(CNT)は、シングルウォールでもマルチウォールでも良い。また、カーボンナノファイバー(CNF)は、直径がナノメートルサイズで、繊維長がマイクロメートルサイズであることが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
<実施例1〜4及び比較例1〜6>
各実施例及び各比較例の熱伝導性樹脂組成物は、以下の各成分を表1に示す混合比となるようにして後述する方法により得られたものである。以下に使用する材料を示す。
(1)ベース樹脂
エラストマー:製品名;エラストマーAR AR−SC−0(アロン化成工業株式会社製)、
ポリプロピレン:製品名;プライムポリプロ Bs一Mu(プライムポリマー株式会社製)、
エポキシ樹脂:製品名;エピクロン850(DIC株式会社製)。
硬化剤:酸無水物;EPICLON B−570(DIC株式会社製)。
(2)鱗片状フィラー
グラファイト:CB150、平均粒子径40μm(日本黒鉛株式会社製)。
(3)繊維状フィラー
(3−1)ナノ繊維
CNF:平均繊維径150nm及び平均繊維長10μmのカーボンナノファイバー(製品名:VGCF−H(昭和電工株式会社製))。
(3−2)炭素繊維
炭素繊維:平均繊維径11μm及び平均繊維長6mmのピッチ系炭素繊維(製品名:ダイアリードK6371T(三菱樹脂株式会社製))。
これらを2軸混練押出機により混合分散し、各実施例及び各比較例の熱伝導性樹脂組成物を作製し、得られたストランドを延伸及び圧延することによりシート状物を得た。比較例4に関してはストランドを得た時点で延伸も圧延も行なわず、そのままの形状を貼り合わせた後、切削によりシート状物を得た。比較例6に関しては上記フィラーをエポキシ樹脂ワニスに混合し、超音波装置を用いて分散し、これを面板温度180℃で所定の圧力にてプレス成形することにより、シート状物を得た。
Figure 0005994751
<特性評価>
上記で得られた各実施例及び各比較例の熱伝導性樹脂組成物の熱伝導率を評価するために、シート状物を切削加工し、10.0mm×10.0mm×厚み1mmtの試験片を準備した。この試験片の密度、比熱、熱拡散率及び熱伝導率をそれぞれ、下記の方法によって測定した。その結果を以下の表1に示す。
(密度)
室温(25℃)で水中置換法によって測定した。
(比熱)
測定方法:示差走査熱量測定法(DSC:Differential scanning calorimetry)。
測定装置:入力補償型示差走査熱量測定装置(装置名:DSC6220 /エスアイアイ・ナノテクノロジー))。
昇温速度:10℃/min。
試料量:10mg。
(熱拡散率)
測定方法:レーザフラッシュ法
測定装置:熱物性測定装置(製品名:TC−7000(アルバック理工))
測定方向:面内方向の熱拡散率を測定。
(熱伝導率)
上記で得られた密度、比熱、及び熱拡散率の各値をそれぞれ、下記の式に代入することにより熱伝導率を算出した。なお、この熱伝導率の値が高いほど、放熱性に優れる。
熱伝導率(W/m・K)=密度(kg/m3)×比熱(kJ/kg・K)×熱拡散率(m/s)×1000(kJ/J)
(溶融弾性率)
測定法:引張りモード
測定装置:動的粘弾性測定装置(装置名:Rheogel-E4000/株式会社ユービーエム)。
測定温度:160℃
試料寸法:5mm×0.5mm×30mm。
<評価結果及び考察>
表1において、実施例1と比較例6の対比において、延伸及び圧延による成形により得られた帯状成形物は熱プレスにより成形された板状成形物と略同じ熱伝導率を有することがわかる。これは延伸及び圧延による加工と、熱プレスによる加工どちらにおいても鱗片状フィラーの層構造及びその層間に繊維状フィラーが分散する構造を形成できることを示している。
表1において、例えば実施例1〜3と比較例1〜3とを対比すると、グラファイトの充填量が同じでも高々2体積%の僅かの量のカーボンナノファイバー(CNF)を添加することによって、熱伝導性樹脂組成物の面内方向の熱伝導率が大幅に増加することがわかる。例えば実施例3(グラファイト35体積%、CNF0.5体積%)の熱伝導率は、36W/m・Kであるのに対し、比較例3(グラファイト35体積%)の熱伝導率は10W/m・Kである。つまり、燐片状フィラーに少量の繊維状フィラーを添加することの効果は歴然である。この理由としては、実施例1〜3においては、鱗片状フィラーと繊維状フィラーを併用することによって、鱗片状フィラーが作る層構造の間を繊維状フィラーで熱伝導パスを効率良く形成することで熱伝導率を高めることができたのに対し、比較例1〜3においては、鱗片状フィラーによる層構造のみが形成され、層間はベース樹脂層が存在して熱伝導パスが充分に形成されず、熱伝導率を高められなかったものと考えられる。
また、実施例1と比較例4の対比では、ストランドを延伸した後ロールに通し圧延した実施例3の熱伝導率が36W/m・Kであるのに対し、比較例4では11W/m・Kである。グラファイト及びCNFの充填量が同じであっても延伸且つ圧延することで熱伝導率が大幅に増加することがわかる。この理由としては、圧延することで鱗片状フィラーが平面構造を形成し、層間にCNFが分散する構造となり熱伝導率を高めることが出来たのに対し、比較例4ではこの構造を形成できずに熱伝導率を高められなかった物と考えられる。
また、実施例1と比較例5の対比では、実施例1が幅10mm、厚み0.5mm、長さ10m以上の帯状成形物を得られたのに対し、比較例5では用いた熱可塑性樹脂の溶融弾性率が実施例1の1/10と低いため、延伸中に自重で破断してしまい、成形物を得ることができなかった。また、実施例4では熱可塑性エラストマー(TPE)にポリプロピレンを添加する形で併用することで比較例5と比べて溶融弾性率が4倍向上し、帯状成形物を得ることが可能となった。
以上の結果から、本発明の熱伝導性樹脂組成物及び製造方法は、2軸押出混練機にてフィラーの分散が十分に可能であり、得られたストランドを延伸かつ又はロールにより圧延することで熱伝導率を向上させるのに十分な層構造を形成することが可能であることがわかった。同時に、附形性能の高いTPEを用いることで初めて、熱伝導率向上に十分な層構造を形成し、かつ糸状及び帯状のような成形物の連続した加工が可能となった。
以上のように本発明の実施の形態及び実施例について説明を行なったが、上述の各実施の形態及び実施例の構成を適宜組み合わせることも当初から予定している。今回開示された実施の形態及び実施例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 2軸混練押出機、
2 スクリュー、
3 ホッパー、
4 ダイヘッド、
5 ロールドラム、
6 熱伝導性樹脂組成物、
7 ストランド、
8 成形物、
11 ベース樹脂、
12 鱗片状フィラー、
13 繊維状フィラー。

Claims (6)

  1. (a)主として熱可塑性エラストマーからなるベース樹脂中に、共に熱伝導性を有する(b)鱗片状フィラー及び(c)繊維状フィラーを充填した熱伝導性樹脂組成物を、混練押出機に投入して溶融・混練押出し後、ストランドをロールドラムで延伸して断面が円形又は楕円形の糸状の成形物を連続成形し、該成形物は、1つ以上の鱗片状フィラーの面が互いに同一平面内に並んだ平面構造を形成し、該平面構造が同一平面方向を向いた1つ以上の層構造を形成し、該平面構造に接触する樹脂層において繊維状フィラーが分散した分散層を形成し、繊維状フィラーが層間に熱伝導パスを形成してなることを特徴とする熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法。
  2. 前記糸状成形物は、直径若しくは長径が0.1mm以上5mm以下、長径と短径の比が0.7〜1.0であり、長さが1m以上である請求項記載の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法。
  3. (b)鱗片状フィラーの面方向の径が0.1μm〜200μmでアスペクト比が10以上であり、(c)繊維状フィラーの直径が10nm〜30μm、繊維長が1μm〜3mmであり、アスペクト比が100以上である請求項1又は2記載の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法。
  4. (a)主として熱可塑性エラストマーからなるベース樹脂中に、共に熱伝導性を有する(b)鱗片状フィラー及び(c)繊維状フィラーを充填した熱伝導性樹脂組成物を、混練押出機に投入して溶融・混練押出し後、ストランドをロールドラムで延伸した後、ロールドラムで圧延して断面が四角形又は長円形の帯状成形物を連続成形し、該成形物は、1つ以上の鱗片状フィラーの面が互いに同一平面内に並んだ平面構造を形成し、該平面構造が同一平面方向を向いた1つ以上の層構造を形成し、該平面構造に接触する樹脂層において繊維状フィラーが分散した分散層を形成し、繊維状フィラーが層間に熱伝導パスを形成してなることを特徴とする熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法。
  5. 前記帯状成形物は、厚みと幅の比(アスペクト比)が1より大きく、長さが1m以上である請求項記載の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法。
  6. (b)鱗片状フィラーの面方向の径が0.1μm〜200μmでアスペクト比が10以上であり、(c)繊維状フィラーの直径が10nm〜30μm、繊維長が1μm〜3mmであり、アスペクト比が100以上である請求項4又は5記載の熱伝導性樹脂成形物の連続成形方法。
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