JP5984691B2 - 水田作業機 - Google Patents

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    • A01C7/00Sowing
    • A01C7/06Seeders combined with fertilising apparatus

Description

本発明は、水田作業機に関する。
従来、たとえば特許文献1に示されるように、乗用型走行機体と、乗用型走行機体の後部に油圧シリンダーにより作動する昇降リンクを介して装着された播種施肥装置とを備えた播種機があった。播種施肥装置には、左右方向に複数組の播種施肥機構が所定間隔毎に設けられている。播種施肥機構には、前側の種子タンクと後側の肥料タンクとが一体的に連結されて設けられている。種子タンク及び肥料タンクには、それぞれ種子繰出部および肥料繰出部が2組ずつ設けられ、種子繰出部および肥料繰出部には、それぞれ種子導管および肥料導管が接続されている。播種用の溝を作溝する播種溝作溝器及び施肥用の溝を作溝する施肥溝作溝器が設けられ、播種溝に種子導管からの種子が排出され、施肥溝に肥料導管からの肥料が排出されるように構成されている。
特開平9−248019号公報
運転座席が装備された自走車体と、前記自走車体から自走車体後方向きに上下揺動操作自在に延出されたリンク機構と、前記リンク機構の上下揺動操作によって前記自走車体に対して一体に昇降操作される状態で前記リンク機構に支持され、農用資材を圃場に供給する第1供給作業部及び第2供給作業部とを備え、第1供給作業部に、農用資材を貯留する第1タンクと、前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクから農用資材を繰り出す第1繰出部と、前記第1繰出部からの農用資材を圃場に供給する第1供給部とを備え、第2供給作業部に、農用資材を貯留する第2タンクと、前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクから農用資材を繰り出す第2繰出部と、前記第2繰出部からの農用資材を圃場に供給する第2供給部とを備え、自走車体平面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも車体前方側に前記第2タンクと車体前後方向に並んで位置する状態で前記第1タンク及び前記第2タンクを配備して、水田作業機を構成すれば、種子と肥料、薬剤と種子、2品種の肥料など、2種類の農用資材を第1タンクと第2タンクとに入れ分けることにより、2種類の農用資材を圃場に供給する供給作業が可能になる。
このように2種類の農用資材を圃場に供給する供給作業が可能な水田作業機を構成するのに、上記した従来の技術を採用した場合、タンクに対する農用資材の投入に関する問題が生じがちである。
すなわち、この種の水田作業機にあっては、一般に、第1タンクに農用資材を投入するには、リンク機構の上昇操作によって第1供給作業部を自走車体に対して上昇させ、これによって自走車体に対して上昇した第1タンクに第1タンクの前方の車体上から農用資材を投入する投入方法が採用される。第2タンクに農用資材を投入するには、リンク機構の下降操作によって第2供給作業部を自走車体に対して下降させ、これによって自走車体に対して下降した第2タンクに第2タンクの後方の地上から農用資材を投入する投入方法が採用される。
上記した従来の技術を採用した場合、リンク機構の上昇操作によって第1供給作業部を自走車体に対して上昇させることで、第1タンクの対自走車体高さが適切になり、第1タンクに対する車体上からの農用資材の投入が容易になるよう構成すると、リンク機構の下降操作によって第2供給作業部を自走車体に対して下降させることで、第2タンクを自走車体に対して下降させても、第2タンクの対地高さが高く、第2タンクに対する農用資材の投入が行い難くなる。
リンク機構の下降操作によって第2供給作業部を自走車体に対して下降させて、第2タンクを自走車体に対して下降させることで、第2タンクの対地高さが適切になって、第2タンクに対する農用資材の投入が容易になるように構成すると、リンク機構の上昇操作によって第1供給作業部を自走車体に対して上昇させることで、第1タンクを自走車体に対して上昇させても、第1タンクの対自走車体高さが低く、第1タンクに対する農用資材の投入が行い難くなる。
本発明の目的は、2種類の農用資材を圃場に供給する供給作業が可能であるのみならず、第1及び第2タンクのいずれにも農用資材を投入し易い水田作業機を提供することにある。
本第1発明による水田作業機は、
運転座席が装備された自走車体と、
前記自走車体から自走車体後方向きに上下揺動操作自在に延出されたリンク機構と、
前記リンク機構の上下揺動操作によって前記自走車体に対して一体に昇降操作される状態で前記リンク機構に支持され、農用資材を圃場に供給する第1供給作業部及び第2供給作業部を備え、
前記第1供給作業部に、農用資材を貯留する第1タンクと、前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクから農用資材を繰り出す第1繰出部と、前記第1繰出部からの農用資材を圃場に供給する第1供給部とを備え、
前記第2供給作業部に、農用資材を貯留する第2タンクと、前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクから農用資材を繰り出す第2繰出部と、前記第2繰出部からの農用資材を圃場に供給する第2供給部とを備え、
前記第1タンク及び前記第2タンクに、自走車体上方向きに開口した投入口、及び前記投入口を開閉する蓋体を備え、
自走車体平面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも車体前方側に前記第2タンクと車体前後方向に並んで位置し、かつ自走車体側面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも高い配置高さに位置する状態で前記第1タンク及び前記第2タンクを配備し、
前記第1タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体後方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し、
前記第2タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体前方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し
前記第1供給作業部及び前記第2供給作業部は、前記リンク機構の後部に連結された作業装置フレームに支持されており、
車体側面視において、前記第1タンクの前端が前記リンク機構の上方における前記リンク機構の前後幅内箇所に位置していることを特徴とする。
本第1発明の構成によると、第1及び第2タンクに農用資材を投入すると、第1タンクに投入した農用資材は、第1繰出部によって第1タンクから繰り出され、第1供給部によって第1繰出部から受け継がれて圃場に供給される。第2タンクに投入した農用資材は、第2繰出部によって第2タンクから繰り出され、第2供給部によって第2繰出部から受け継がれて圃場に供給される。
第1タンクが第2タンクよりも車体前方側に位置し、第1タンクが第2タンクよりも高い配置高さに位置するという位置関係に第1タンクと第2タンクとの位置関係があることにより、リンク機構の上昇操作によって第1供給作業部を上昇させることで第1タンクを自走車体に対して上昇させた際、第1タンクの対自走車体高さが第1タンクに車体上から農用資材を投入するのに好都合な対自走車体高さになり、リンク機構の下降操作によって第2供給作業部を下降させることで第2タンクを自走車体に対して下降させた際、第2タンクの対地高さが第2タンクに地上から農用資材を投入するのに好都合な対地高さになるようにできる。
第1タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体後方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成してあることにより、第1タンクに第1タンク前方の車体上から農用資材を投入する際、第1タンクの蓋体を自走車体後方側に上昇揺動させて第1タンクの投入口を開くことになり、蓋体が第1タンクに農用資材を投入することの障害物になり難い。
第2タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体前方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成してあることにより、第2タンクに第2タンク後方の地上から農用資材を投入する際、第2タンクの蓋体を自走車体前方側に上昇揺動させて第2タンクの投入口を開くことになり、蓋体が第2タンクに農用資材を投入することの障害物になり難い。
従って、本第1発明によると、種子と肥料、薬剤と種子、2品種の肥料など2種類の農用資材を第1タンクと第2タンクとに入れ分けることにより、2種類の農用資材を圃場に供給する供給作業を行うことができるものでありながら、第1タンク及び第2タンクのいずれに農用資材を投入する場合でも、第1タンク及び第2タンクを適切な対自走車体高さや対地高さに位置させることができて、かつ蓋体が障害物になり難くて投入し易い。
本第2発明では、前記第1繰出部と、前記第2タンクにおける閉じ状態の前記蓋体の上端とが同じ配置高さに位置する。
本第2発明の構成によると、第1タンクの全体が第2タンクに対して自走車体上方側に位置ずれした位置関係に第1タンクと第2タンクとの位置関係がなり、第1タンク及び第2タンクの容量を大にすることによって、第1タンク及び第2タンクの自走車体前後方向での大きさが大きくなっても、第1タンクの後端部の直下やその付近に第2タンクの前端部が位置するなど、第1タンクと第2タンクとを自走車体前後方向に極力寄り合う状態で配備できる。
従って、本第2発明によると、第1タンク及び第2タンクを大容量タンクにし、第1タンク及び第2タンクに農用資材を補給するための作業中断回数を少なく済ませて能率よく作業できる水田作業機を、第1タンク及び第2タンクを自走車体前後方向長さが極力短いスペースに設置したコンパクトな状態で得ることができる。
本第3発明では、前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクを支持する自走車体横向きの第1支持フレームを備え、前記第1支持フレームが前記第2タンクの閉じ状態の蓋体の上端よりも高い配置高さに位置する。
本第3発明の構成によると、第1タンクの全体またはほぼ全体が第2タンクに対して自走車体上方側に位置ずれした位置関係に第1タンクと第2タンクとの位置関係がなり、第1タンク及び第2タンクの容量を大にすることによって、第1タンク及び第2タンクの自走車体前後方向での大きさが大きくなっても、第1タンクと第2タンクとを自走車体前後方向に極力寄り合う状態で配備できる。
従って、本第3発明によると、第1タンク及び第2タンクを大容量タンクにし、第1タンク及び第2タンクに農用資材を補給するための作業中断回数を少なく済ませて能率よく作業できる水田作業機を、第1タンク及び第2タンクを自走車体前後方向長さが極力短いスペースに設置したコンパクトな状態で得ることができる。
本第4発明では、前記第1タンクの下端が前記第2タンクにおける閉じ状態の前記蓋体の上端よりも高い配置高さに位置する。
本第4発明の構成によると、第1タンクの全体が第2タンクに対して自走車体上方側に位置ずれした位置関係に第1タンクと第2タンクとの位置関係がなり、第1タンク及び第2タンクの容量を大にすることによって、第1タンク及び第2タンクの自走車体前後方向での大きさが大きくなっても、第1タンクと第2タンクとを自走車体前後方向に極力寄り合う状態で配備できる。
従って、本第4発明によると、第1タンク及び第2タンクを大容量タンクにし、第1タンク及び第2タンクに農用資材を補給するための作業中断回数を少なく済ませて能率よく作業できる水田作業機を、第1タンク及び第2タンクを自走車体前後方向長さが極力短いスペースに設置したコンパクトな状態で得ることができる。
本第5発明は
運転座席が装備された自走車体と、
前記自走車体から自走車体後方向きに上下揺動操作自在に延出されたリンク機構と、
前記リンク機構の上下揺動操作によって前記自走車体に対して一体に昇降操作される状態で前記リンク機構に支持され、農用資材を圃場に供給する第1供給作業部及び第2供給作業部を備え、
前記第1供給作業部に、農用資材を貯留する第1タンクと、前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクから農用資材を繰り出す第1繰出部と、前記第1繰出部からの農用資材を圃場に供給する第1供給部とを備え、
前記第2供給作業部に、農用資材を貯留する第2タンクと、前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクから農用資材を繰り出す第2繰出部と、前記第2繰出部からの農用資材を圃場に供給する第2供給部とを備え、
前記第1タンク及び前記第2タンクに、自走車体上方向きに開口した投入口、及び前記投入口を開閉する蓋体を備え、
自走車体平面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも車体前方側に前記第2タンクと車体前後方向に並んで位置し、かつ自走車体側面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも高い配置高さに位置する状態で前記第1タンク及び前記第2タンクを配備し、
前記第1タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体後方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し、
前記第2タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体前方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し、
前記リンク機構に自走車体前後向きのローリング軸芯まわりにローリング自在に支持され、前記第1供給作業部及び前記第2供給作業部を支持する自走車体横向きのメインフレームと、
前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクを支持する自走車体横向きの第1支持フレームと、
前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクを支持する自走車体横向きの第2支持フレームとを備え、
前記第1支持フレームが前記メインフレームの上方に位置し、
前記第2支持フレームが前記メインフレームの後方に前記第1支持フレームよりも低い配置高さで位置していることを特徴とする
本第5発明の構成によると、自走車体が硬盤の傾斜や凹凸によって左右に傾斜しても、リンク機構に対するメインフレームのローリングにより、第1供給作業部及び第2供給作業部が圃場面に対して平行又はほぼ平行な状態に維持されるようにできる。
第1支持フレームがメインフレームの上方に位置し、第2支持フレームがメインフレームの後方に第1支持フレームよりも低い配置高さで位置した簡素な構造のフレーム構造体によって第1供給作業部及び第2供給作業部を支持させながら、第1タンクが第2タンクよりも車体前方側に位置し、第1タンクが第2タンクよりも高い配置高さに位置するという位置関係で第1タンク及び第2タンクを支持させることができ、かつ、第1供給作業部及び第2供給作業部をローリング自在に支持させることができる。
従って、本第5発明によると、段落〔0008〕〜〔0011〕に記載された作用、効果と同じ作用、効果を備え、さらに、2種類の農用資材を圃場に供給する供給作業を行うことができるのみならず、第1タンク及び第2タンクのいずれにも農用資材を投入し易く、かつ自走車体の左右傾斜にかかわらず、第1供給作業部及び第2供給作業部を圃場面に対して平行又はほぼ平行な状態に維持できる水田作業機を、簡素な構造のフレーム構造によって軽量な状態で得ることができる。
本第6発明では、前記第1支持フレームの自走車体横方向での複数個所に上端側が各別に連結され、下端側が前記メインフレーム側に連結された複数の自走車体上下向きの第1連結部材を備えている。
本第6発明の構成によると、第1支持フレームとメインフレームとを複数の第1連結部材による連結によって強固に連結することができ、第1供給作業部の自走車体横方向での作業範囲を広くすることによって、メインフレーム及び第1支持フレームの自走車体横方向長さが長くなっても、メインフレーム及び第1支持フレームを歪み難くできる。
従って、本第6発明によると、第1供給作業部の自走車体横方向での作業範囲を広くして能率よく作業できる水田作業機を、メインフレーム及び第1支持フレームの歪みによる左右の作業深さの相違が生じにくい状態で得ることができる。
本第7発明では、自走車体横方向での複数個所で前記第2支持フレーム側に後端側が各別に連結され、前端側が前記メインフレームに連結された複数の自走車体前後向きの第2連結部材を備えている。
本第7発明の構成によると、第2支持フレームとメインフレームとを複数の第2連結部材による連結によって強固に連結することができ、第2供給作業部の自走車体横方向での作業範囲を広くすることによって、メインフレーム及び第2支持フレームの自走車体横方向長さが長くなっても、メインフレーム及び第2支持フレームを歪み難くできる。
従って、本第7発明によると、第2供給作業部の自走車体横方向での作業範囲を広くして能率よく作業できる水田作業機を、メインフレーム及び第2支持フレームの歪みによる左右の作業深さの相違が生じにくい状態で得ることができる。
本第8発明では、前記メインフレーム側に前端側が連結され、後端側が前記第2支持フレーム側に連結され、後端部が前記第2支持フレームよりも自走車体後方側に位置する車体前後向きの支持フレームを備え、前記支持フレームの後端部に、脱着自在な農用資材散布装置のための連結部を設けてある。
本第8発明の構成によると、支持フレームの連結部に農用資材散布装置を連結すれば、農用資材散布装置の荷重が掛かる支持フレームがメインフレームと第2支持フレームとによって支持されることにより、簡素な構造の支持フレームを採用しても、農用資材散布装置を強固に支持させることができる。
支持フレームの連結部に農用資材散布装置を連結することにより、第1供給作業部と第2供給作業部とによって2種類の農用資材を圃場に供給する供給作業を行うに併せ、農用散布装置によって薬剤などの農用資材を散布する散布作業を行うことができる。
従って、本第8発明によると、第1供給作業部と第2供給作業部とによって種子と肥料とを圃場に供給しながら、農用資材散布装置によって薬剤を圃場に供給するなど、3種類の農用資材を圃場に供給するのに一挙に行うことができるのみならず、簡素な構造の支持フレームを採用して安価にできる。
本第9発明では、前記自走車体に、前記運転座席の後方箇所に配置した作業用ステップ、及び前記作業用ステップの上方に自走車体横向きに配置した手摺りを備え、前記手摺りが最上昇位置に上昇した状態の前記第1タンクの投入口よりも高い配置高さに位置する。
本第9発明の構成によると、第1タンクに農用資材を投入するのに、作業用ステップ及び手摺りを使用して身体を安定させながら、かつ農用資材が入っている袋などの容器を手摺りに載せて支持させながらできる。
従って、本第9発明によると、第1タンクに農用資材を投入するのに、リンク機構の上昇操作によって第1タンクを適切な対自走車体高さに持ち上げることができるのに加え、身体を安定させながら、かつ容器を手摺りに支持させながらできて、楽にかつ迅速にできる。
水田作業機の全体を示す側面図である。 水田作業機の全体を示す平面図である。 作業装置を示す側面図である。 作業装置フレームを示す斜視図である。 作業装置を示す後面図である。 第1供給作業部を示す後面図である。 第1及び第2タンクの開き状態での作業装置を示す側面図である。 手摺りの利用を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す側面図である。図2は、本発明の実施例に係る水田作業機の全体を示す平面図である。図1,2に示すように、本発明の実施例に係る水田作業機は、左右一対の操向操作自在な前車輪1,1及び左右一対の後車輪2,2が車体前部に設けたエンジン3からの駆動力によって駆動されて自走するように構成した自走車と、自走車の車体フレーム4の後部から自走車体後方向きに上下揺動自在に延出され、油圧シリンダで成る昇降シリンダ(図示せず)によって揺動昇降操作されるリンク機構5と、リンク機構5の後部部材5aに支持され、リンク機構5によって下降作業状態と上昇非作業状態とに昇降操作される播種、施肥及び薬剤散布のための作業装置6とを備えている。
この水田作業機は、作業装置6を下降作業状態にして自走車を走行させることにより、圃場面の自走車体横方向での6箇所に農用資材としての水稲用の鉄コーテイング種子(以下、種子と略称する。)を供給する6条播種の播種作業と、6条の播種箇所それぞれの横側近くに農用資材としての肥料を供給する6条施肥の施肥作業と、播種及び施肥後の圃場面に農用資材としての除草用薬剤を散布する薬剤散布作業とを作業装置6によって行うものであり、詳しくは、次の如く構成してある。
自走車について説明する。
図1,2に示すように、自走車は、車体後部に設けた運転座席7aと、運転座席7aの前方に回転操作自在に設けたステアリングハンドル7bとが装備された運転部7を備え、運転部7に搭乗して運転するように乗用型になっている。
運転座席7aの両横側方に、運転部7に対する乗降の際の支えに使用可能に構成された固定ハンドル8aを設けてある。自走車体のうちの運転座席7aの後方に位置する部位に、作業装置6に設けた第1タンク11に対する肥料投入を行う際に使用するよう構成した作業用ステップ9を備えてある。作業用ステップ9の両横端部は、後車輪2の上方を覆う形状に形成してあり、作業用ステップ9は、後輪フェンダの機能を備えている。作業用ステップ9の上方に、作業用ステップ9の全幅又はほぼ全幅にわたって自走車体横向きに位置するバー型の手摺り8bを設けてある。手摺り8bは、左右の固定ハンドル8aに架設されている。手摺り8bは、リンク機構5の上昇操作によって最上昇位置に上昇した状態の第1タンク11の投入口11E(図7参照)よりも高い配置高さに位置し、図8に示す如く第1タンク11に投入する肥料が入った袋などの容器Aを載置して支持させる支持部材に利用可能になっている。
作業装置6について説明する。
図1,2,3に示すように、作業装置6には、リンク機構5を構成する後部部材5aに自走車体前後向きのローリング軸芯Pまわりにローリング自在に支持された作業装置フレーム6Fと、作業装置フレーム6Fの下部に自走車体横方向に並べて設けた3つの接地フロート6aと、自走車体前後方向に並ぶ第1タンク11、第2タンク21、第3タンク31のうちの最も前側の第1タンク11を有した第1供給作業部10と、第1タンク11、第2タンク21、第3タンク31のうちの中央の第2タンク21を有した第2供給作業部20と、第1タンク11、第2タンク21、第3タンク31のうちの最も後側の第3タンク31を有した農用資材散布装置30とを備えてある。
作業装置6は、リンク機構5によって自走車体に対して下降操作され、接地フロート6aが圃場面(泥面)に接地することによって下降作業状態になり、第1供給作業部10によって施肥作業を行い、第2供給作業部20によって播種作業を行い、農用資材散布装置30によって薬剤散布作業を行う。このとき、自走車体が硬盤の傾斜や凹凸によって左右に傾斜しても、接地フロート6aの圃場面への接地によって作業装置フレーム6Fがリンク機構5に対してローリングし、作業装置6は、圃場面に沿って左右に水平又はほぼ水平になる。作業装置6は、リンク機構5によって自走車体に対して上昇操作され、接地フロート6aが圃場面から高く上昇することによって上昇非作業状態になる。
第1供給作業部10について説明する。
図3,5,6に示すように、第1供給作業部10は、作業装置フレーム6Fの前部に支持された第1タンク11と、第1タンク11の下部に自走車体横方向に並べて連結された6つの第1繰出部本体12を有した第1繰出部13と、各接地フロート6aの後部の両横側部に一つずつ取付けられ、自走車体横方向に一列に並ぶ合計6つの作溝施肥器14を有した第1供給部15とを備えている。
各第1繰出部本体12は、第1タンク11の下部に設けられたロート部の下部に上端部が連結された繰出しケース12aと、繰出しケース12aの内部に駆動回転自在に設けられた繰出し回転体(図示せず)とを備えている。繰出し回転体は、周面に回転方向に並べて設けてある繰出し凹部(図示せず)により第1タンク11から肥料を設定量ずつ繰り出す。繰出しケース12aは、下部から延出された送出筒12bを備え、繰出し回転体によって繰り出された肥料を送出筒12bから送り出す。6つの第1繰出部本体12のうちの隣り合う2つずつの第1繰出部本体12における繰出し回転体が一つの回転支軸16に一体回転自在に支持され、各回転支軸16と、入力ケース17から回転軸17a、クランク体17b、押引き連動機構17cを介して伝動されて回転駆動される1本の第1繰出し駆動軸18とがギヤ連動機構16aを介して連動されており、入力ケース17に回転軸19(図1参照)を介して入力されるエンジン3からの駆動力によって6つの繰出し回転体が回転駆動されるようになっている。
第1供給部15は、6つの作溝施肥器14と、6つの作溝施肥器14を第1繰出部13の6つの送出筒12bに各別に接続して、送出筒12bからの肥料を作溝施肥器14に落下させて供給する施肥管14aとを備えている。各施肥管14aの自走車体側面視での形状を、作溝施肥器14に連通する下端側部が送出筒12bに連通する上端側部に対して自走車体後方側に偏倚し、下端側部と上端側部との間に位置する中間部に対して下端側部及び上端側部が傾斜するように屈曲した形状にしてある。施肥管14aの中間部は、回転軸17a,17d(図6参照)の前付近を鉛直線に沿って車体上下方向に通っている。
従って、第1供給作業部10は、第1タンク11に貯留された肥料を、第1繰出部13によって第1タンク11から繰り出し、第1供給部15によって圃場の泥土部のうちの第2供給作業部20による6条の播種箇所それぞれの横側近くに供給する。
すなわち、第1繰出部13における各第1繰出部本体12が繰出し回転体によって第1タンク11から肥料を繰り出す。各第1繰出部本体12の送出筒12bからの肥料を第1供給部15における施肥管14aが受け継いで作溝施肥器14に落下させる。各作溝施肥器14は、圃場の泥土部に溝を形成し、形成した溝に施肥管12cからの肥料を供給する。肥料を供給した後の溝は、接地フロート6aの底面に設けてある埋戻し体14b(図3参照)によって泥土を掻き寄せられて埋められる。
第2供給作業部20について説明する。
図3,5に示すように、第2供給作業部20は、作業装置フレーム6Fの後部に支持された第2タンク21と、第2タンク21の下部に自走車体横方向に並べて連結された6つの第2繰出部本体22を有した第2繰出部23と、各第2繰出部本体22における繰出しケース22aの下部から下方向きに1つずつ延出され、自走車体横方向に一列に並ぶ合計6つの播種筒24を有した第2供給部25とを備えている。
各第2繰出部本体22は、第2タンク21の下部に設けられたロート部の下部に上端部が連結された繰出しケース22aと、繰出しケース22aの内部に駆動回転自在に設けられた繰出し回転体(図示せず)とを備えている。繰出し回転体は、周面に回転方向に並べて設けてある繰出し凹部(図示せず)により第2タンク21から種子を設定量ずつ繰り出す。繰出しケース22aは、繰出し回転体によって繰り出された種子を播種筒24に落下させる。各第2繰出部本体22における繰出し回転体の回転支軸26(図7参照)と、入力ケース17から回転軸17d(図6参照)、伝動チェーンケース27を介して伝動されて回転駆動される一つの第2繰出し駆動軸28とがギヤ連動機構29を介して連動されており、入力ケース17に回転軸19を介して入力されるエンジン3からの駆動力によって6つの繰出し回転体が回転駆動されるようになっている。
従って、第2供給作業部20は、第2タンク21に貯留された種子を、第2繰出部23によって第2タンク21から繰り出し、第2供給部25によって圃場面の自走車体横方向での6箇所に落下させて供給する。
すなわち、第2繰出部23における各第2繰出部本体22が繰出し回転体によって第2タンク21から種子を繰り出す。各第2繰出部本体22の繰出しケース22aからの種子を第2供給部25における播種筒24が圃場面(泥土面)に落下させる。
農用資材散布装置30について説明する。
図1に示すように、農用資材散布装置30は、作業装置フレーム6Fの後端部に連結された散布ケース32を有した電動型の散布装置本体33と、散布装置本体33の上部に連結され、薬剤を貯留するように構成された第3タンク31とを備えて構成してあり、第3タンク31に貯留された薬剤を、散布装置本体33によって第3タンク31から繰り出して、散布ケース32から下方に飛散させることにより、第1供給作業部10及び第2供給作業部20による播種及び施肥作業が行われた後の圃場面に散布する。
作業装置フレーム6Fについて説明する。
図4は、作業装置フレーム6Fを示す斜視図である。図4に示すように、作業装置フレーム6Fは、作業装置フレーム6Fの前端部に自走車体横向きに位置する自走車体横方向に長いメインフレーム40と、メインフレーム40の上方に自走車体横向きに位置する第1支持フレーム41と、メインフレーム40の後方に第1支持フレーム41より低い配置高さで自走車体横向きに位置する第2支持フレーム42と、作業装置フレーム6Fの自走車体横方向での中央部に自走車体前後向きに位置する支持フレーム43とを備えている。
メインフレーム40は、縦断面形状が矩形の鋼管材によって構成してある。図3,4に示すように、メインフレーム40の自走車体横方向での中央部に板金部材を固定して構成したケース支持部40aが設けられ、このケース支持部40aに固定された連結部材40bがリンク機構5における後部部材5aに設けた支持部5bにローリング軸芯Pまわりに回動自在に支持されており、メインフレーム40は、リンク機構5にローリング軸芯Pまわりにローリング自在に支持されている。ケース支持部40aには、入力ケース17が固定されている。
第1支持フレーム41は、これの自走車体横方向での3箇所に上端側が各別に連結され、下端側がメインフレーム40側に連結された3つの自走車体上下向きの第1連結部材44A,44Bによってメインフレーム40に連結されている。図3,6に示すように、第1支持フレーム41の前面側が第1繰出部本体12における各繰出しケース12aの上端部に自走車体後方側から当て付けて連結されており、第1支持フレーム41は、第1繰出部13を支持するようになっている。第1タンク11の下部11Aが各繰出しケース12aの上端部のうちの第1支持フレーム41が連結している箇所よりも上側の部位に外嵌した状態で連結されており、第1支持フレーム41は、繰出しケース12aを介して第1タンク11の下部11Aに連結されて、第1タンク11を支持するようになっている。
第2支持フレーム42は、メインフレーム40の自走車体横方向での5箇所に前端側が各別に連結され、自走車体横方向での5箇所で後端側が第2支持フレーム42側に連結された5つの自走車体前後向きの第2連結部材45A,45Bによってメインフレーム40に連結され、5つの第2連結部材45A,45Bを介してメインフレーム40に支持されている。図5,7に示すように、第2支持フレーム42の後面側が第2繰出部本体22の各繰出しケース22aの上端部に自走車体前方側から当て付けて連結されており、第2支持フレーム42は、第2繰出部23を支持するようになっている。第2タンク21の下部21Aが各繰出しケース22aの上端部のうちの第2支持フレーム42が連結している箇所よりも上側の部位に外嵌した状態で連結されており、第2支持フレーム42は、繰出しケース22aを介して第2タンク21の下部21Aに連結されて第2タンク21を支持するようになっている。
支持フレーム43の前端側がメインフレーム側に連結され、支持フレーム43の後端側が第2支持フレーム42側に連結されており、支持フレーム43は、メインフレーム40及び第2支持フレーム42に支持されている。支持フレーム43は、メインフレーム40及び第2支持フレーム42に連結されている自走車体前後向きの基端側部43Aと、基端側部43Aの後端部から自走車体上方向きに立ち上がり、かつ第2支持フレーム42よりも自走車体後方側に位置した先端側部43Bとを備えている。先端側部43Bの上端部に板金部材によって構成した連結部43cを設けられている。図1に示すように、支持フレーム43は、農用資材散布装置30を連結部43cに脱着自在に連結されて支持するようになっている。
5つの第2連結部材45A,45Bのうち、両横外側の第2連結部材45Aを除く3つの第2連結部材45Bの後端部に板金部材によって構成したフロート支持部45cが設けられ、フロート支持部45cに接地フロート6aの後端側が回動自在に連結されるようになっており、各第2連結部材45Bは、接地フロート6aの後端側を上下回動自在に支持するようになっている。
従って、メインフレーム40は、リンク機構5にローリング自在に支持されながら、第1供給作業部10、第2供給作業部20及び農用資材散布装置30を支持し、第1供給作業部10及び第2供給作業部20の自走車体に対するローリングを可能にする。
3つの第1連結部材44A,44Bのうちの両横外側の第1連結部材44Aの下端側は、メインフレーム40に前端側が連結された自走車体前後向きの第2連結部材45Aに板金部材を取り付けて設けた支持部45aや支持部45bに連結され、支持部45a、45b、第2連結部材45Aを介してメインフレーム40に連結されている。3つの第1連結部材44A,44Bのうちの中央の第1連結部材44Bの下端側は、メインフレーム40に設けたケース支持部40aに連結され、ケース支持部40aを介してメインフレーム40に連結されている。第1連結部材44A,44Bとしては、下端側が支持部45a、支持部45b、第2連結部材45A、ケース支持部40aを介してメインフレーム40に連結されるものに替え、下端側が支持部45a、支持部45b、第2連結部材45A、ケース支持部40aを介せずにメインフレーム40に直接に連結されるものを採用して実施してもよい。
5つの第2連結部材45A,45Bの後端側は、第2連結部材45A,45Bの後端側に板金部材や鋼管部材を取り付けて設けた支持部45bに連結され、支持部45bを介して第2支持フレーム42に連結されている。第2連結部材45A,45Bとしては、後端側が支持部45bを介して第2支持フレーム42に連結されるものに替え、後端側が支持部45bを介さずに第2支持フレーム42に直接に連結されるものを採用してもよい。
支持フレーム43の前端側は、第1連結部材44Bの下端側に板金部材を取り付けて設けた連結部44cに連結され、この連結部44c及びケース支持部40aを介してメインフレーム40に連結されている。支持フレーム43の後端側は、支持フレーム43に板金部材を取り付けて設けた連結部43dを介して第2支持フレーム42に連結されている。支持フレーム43としては、前端側が連結部44c及びケース支持部40aを介してメインフレーム40に連結され、後端側が連結部43dを介して第2支持フレーム42に連結されるものに替え、前端側がメインフレーム40に直接に連結され、後端側が第2支持フレーム42に直接に連結されるものを採用してもよい。
メインフレーム40の前側に配備された左右一対のブラケット46,46は、泥避け部材46a(図3参照)を後車輪2の後方に配置して支持させるものである。メインフレーム40から前方向きに延出された左右一対の支持アーム47,47は、横外側の接地フロート6aと中央の接地フロート6aとの間の圃場面に作用する整地レーキ47a(図3参照)を支持させるものである。第1支持フレーム41から前方向きに延出された左右一対のブラケット48,48は、リンク機構5に一端側が支持されたローリングバネ(図示せず)の他端側を支持させるものである。
第1タンク11及び第2タンク21について説明する。
図1,2,3,5に示すように、第1タンク11及び第2タンク21は、自走車体平面視で第1タンク11が第2タンク21よりも車体前方側に第2タンク21と車体前後方向に並んで位置する状態で配備されている。
第1タンク11及び第2タンク21は、自走車体側面視で第1タンク11が第2タンク21よりも高い配置高さに位置する状態で配備されている。具体的には、第1タンク11の下端11Bが第2タンク21の閉じ状態の蓋体21Cの上端21tよりも高い配置高さに位置する状態で第1タンク11及び第2タンク21を配備することにより、第1タンク11の配置高さが第2タンク21の配置高さよりも高くなっている。第1タンク11の下部11Aに連結されて第1タンク11を支持する第1支持フレーム41が第2タンク21の閉じ状態の蓋体21Cの上端21tよりも高い配置高さに位置する状態で第1タンク11及び第2タンク21を配備することにより、第1タンク11の配置高さが第2タンク21の配置高さよりも高くなっている。第1タンク11の下部11Aに連結されている第1繰出部13が第2タンク21の閉じ状態の蓋体21Cの上端21tと同じ配置高さに位置する状態で第1タンク11及び第2タンク21を配備することにより、詳述すると第1タンク11の下部に連結されている第1繰出部13における繰出し回転体の回転軸芯Xが第2タンク21の閉じ状態の蓋体21Cの上端21tと同じ又はほぼ同じ配置高さに位置する状態で第1タンク11及び第2タンク21を配備することにより、第1タンク11の配置高さが第2タンク21の配置高さよりも高くなっている。
第1タンク11は、自走車体横方向に一列に並べて第1支持フレーム41に支持され、下部に第1繰出部本体12が3つずつ連結された左右一対の分割第1タンク11x、11xによって構成してある。
従って、第1タンク11のタンク本体11Dは、左右の分割第1タンク11xが備える分割タンク本体11dによって構成され、第1タンク11のタンク本体11Dが自走車体上方向きに開口する状態で備える投入口11Eは、左右の分割第1タンク11xにおける分割タンク本体11dが備える分割投入口11eによって構成され、第1タンク11の投入口11Eを開閉する蓋体11Cは、左右の分割第1タンク11xが備える分割蓋体11cによって構成される。
左右の分割蓋体11cは、分割蓋体11cの自走車体後方側部位に位置する自走車体横向き開閉軸芯11Zまわりに上下揺動開閉自在に分割タンク本体11dに支持されており、第1タンク11の蓋体11Cは、蓋体11Cの自走車体後方側部位に位置する自走車体横向き開閉軸芯11Zまわりに上下揺動開閉自在に支持された構成を備える。
従って、第1タンク11は、図7に示す如く蓋体11Cを自走車体後方側に上昇揺動させることによって投入口11Eを開放する構造になっている。
第2タンク21は、自走車体横方向に一列に並べて第2支持フレーム42に支持され、下部に第2繰出部本体22が3つずつ連結された左右一対の分割第2タンク21x、21xによって構成してある。
従って、第2タンク21のタンク本体21Dは、左右の分割第2タンク21xが備える分割タンク本体21dによって構成され、第2タンク21のタンク本体21Dが自走車体上方向きに開口する状態で備える投入口21Eは、左右の分割第2タンク21xにおける分割タンク本体21dが備える分割投入口21eによって構成され、第2タンク21の投入口21Eを開閉する蓋体21Cは、左右の分割第2タンク21xが備える分割蓋体21cによって構成される。
左右の分割蓋体21cは、分割蓋体21cの自走車体前方側部位に位置する自走車体横向き開閉軸芯21Zまわりに上下揺動開閉自在に分割タンク本体21dに支持されており、第2タンク21の蓋体21Cは、蓋体21Cの自走車体前方側部位に位置する自走車体横向き開閉軸芯21Zまわりに上下揺動開閉自在に支持された構成を備える。
従って、第2タンク21は、図7に示す如く蓋体21Cを自走車体前方側に上昇揺動させることによって投入口21Eを開放する構造になっている。
〔別実施例〕
(1)上記した実施例では、第1供給作業部10によって施肥作業を行い、第2供給作業部20によって播種作業を行うよう構成した例を示したが、第1供給作業部10によって播種作業を行い、第2供給作業部20によって施肥播種作業を行うように構成して、あるいは第1供給作業部10と第2供給作業部20とによって異なる品種の2種の肥料を供給する施肥作業を行うように構成して、あるいは、第1供給作業部10と第2供給作業部20の一方によって殺虫剤等の薬剤を供給する薬剤供給作業を行い、他方によって播種作業を行うように構成して実施してもよい。要するに、品種や性状が異なる2種の農用資材を第1供給作業部10と第2供給作業部20とによって供給するよう構成して実施してもよい。
(2)上記した実施例では、第1タンク11及び第2タンク21を左右の分割第1タンク11xや左右の分割第2タンク21xによって構成した例を示したが、6つの第1繰出部本体12や6つの第2繰出部本体22が連結する部位を一体形成した一つのタンクに構成して実施してもよい。
(3)上記した実施例では、第1タンク11及び第2タンク21に6つの第1繰出部本体12や6つの第2繰出部本体22を連結し、6条播種の播種作業及び6条施肥の施肥作業を行うよう構成した例を示したが、5つ以下や7つ以上の第1繰出部本体12や第2繰出部本体22を連結し、5条播種以下や7条播種以上の播種作業、及び5条施肥以下や7条施肥以上の施肥作業を行うよう構成して実施してもよい。
(4)上記した実施例では、3つの第1連結部材44A,45Bを設けた例を示したが、2つあるいは4つ以上の第1連結部材44A,44Bを設けて実施してもよい。
(5)上記した実施例では、5つの第2連結部材45A,45Bを設けた例を示したが、4つ以下あるいは6つ以上の第2連結部材45A,45Bを設けて実施してもよい。
本発明は、施肥作業及び播種作業のための水田作業機の他、品種や性状が異なる2種の肥料を供給する施肥作業や、薬剤供給作業と播種作業のための水田作業機にも利用可能である。
5 リンク機構
6F 作業装置フレーム
7a 運転座席
8b 手摺り
9 作業用ステップ
10 第1供給作業部
11 第1タンク
11A 下部
11B 下端
11C 蓋体
11E 投入口
13 第1繰出部
15 第1供給部
20 第2供給作業部
21 第2タンク
21A 下部
21C 蓋体
21E 投入口
21t 上端
23 第2繰出部
25 第2供給部
30 農用資材散布装置
40 メインフレーム
41 第1支持フレーム
42 第2支持フレーム
43 支持フレーム
43c 連結部
44A,44B 第1連結部材
45A,45B 第2連結部材

Claims (9)

  1. 運転座席が装備された自走車体と、
    前記自走車体から自走車体後方向きに上下揺動操作自在に延出されたリンク機構と、
    前記リンク機構の上下揺動操作によって前記自走車体に対して一体に昇降操作される状態で前記リンク機構に支持され、農用資材を圃場に供給する第1供給作業部及び第2供給作業部を備え、
    前記第1供給作業部に、農用資材を貯留する第1タンクと、前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクから農用資材を繰り出す第1繰出部と、前記第1繰出部からの農用資材を圃場に供給する第1供給部とを備え、
    前記第2供給作業部に、農用資材を貯留する第2タンクと、前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクから農用資材を繰り出す第2繰出部と、前記第2繰出部からの農用資材を圃場に供給する第2供給部とを備え、
    前記第1タンク及び前記第2タンクに、自走車体上方向きに開口した投入口、及び前記投入口を開閉する蓋体を備え、
    自走車体平面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも車体前方側に前記第2タンクと車体前後方向に並んで位置し、かつ自走車体側面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも高い配置高さに位置する状態で前記第1タンク及び前記第2タンクを配備し、
    前記第1タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体後方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し、
    前記第2タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体前方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し
    前記第1供給作業部及び前記第2供給作業部は、前記リンク機構の後部に連結された作業装置フレームに支持されており、
    車体側面視において、前記第1タンクの前端が前記リンク機構の上方における前記リンク機構の前後幅内箇所に位置している水田作業機。
  2. 前記第1繰出部と、前記第2タンクにおける閉じ状態の前記蓋体の上端とが同じ配置高さに位置する請求項1に記載の水田作業機。
  3. 前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクを支持する自走車体横向きの第1支持フレームを備え、
    前記第1支持フレームが前記第2タンクの閉じ状態の蓋体の上端よりも高い配置高さに位置する請求項1に記載の水田作業機。
  4. 前記第1タンクの下端が前記第2タンクにおける閉じ状態の前記蓋体の上端よりも高い配置高さに位置する請求項1に記載の水田作業機。
  5. 運転座席が装備された自走車体と、
    前記自走車体から自走車体後方向きに上下揺動操作自在に延出されたリンク機構と、
    前記リンク機構の上下揺動操作によって前記自走車体に対して一体に昇降操作される状態で前記リンク機構に支持され、農用資材を圃場に供給する第1供給作業部及び第2供給作業部を備え、
    前記第1供給作業部に、農用資材を貯留する第1タンクと、前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクから農用資材を繰り出す第1繰出部と、前記第1繰出部からの農用資材を圃場に供給する第1供給部とを備え、
    前記第2供給作業部に、農用資材を貯留する第2タンクと、前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクから農用資材を繰り出す第2繰出部と、前記第2繰出部からの農用資材を圃場に供給する第2供給部とを備え、
    前記第1タンク及び前記第2タンクに、自走車体上方向きに開口した投入口、及び前記投入口を開閉する蓋体を備え、
    自走車体平面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも車体前方側に前記第2タンクと車体前後方向に並んで位置し、かつ自走車体側面視で前記第1タンクが前記第2タンクよりも高い配置高さに位置する状態で前記第1タンク及び前記第2タンクを配備し、
    前記第1タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体後方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し、
    前記第2タンクの蓋体を、この蓋体の自走車体前方側部位に位置する自走車体横向きの開閉軸芯まわりに上下揺動開閉自在に構成し、
    前記リンク機構に自走車体前後向きのローリング軸芯まわりにローリング自在に支持され、前記第1供給作業部及び前記第2供給作業部を支持する自走車体横向きのメインフレームと、
    前記第1タンクの下部に連結され、前記第1タンクを支持する自走車体横向きの第1支持フレームと、
    前記第2タンクの下部に連結され、前記第2タンクを支持する自走車体横向きの第2支持フレームとを備え、
    前記第1支持フレームが前記メインフレームの上方に位置し、
    前記第2支持フレームが前記メインフレームの後方に前記第1支持フレームよりも低い配置高さで位置している水田作業機。
  6. 前記第1支持フレームの自走車体横方向での複数個所に上端側が各別に連結され、下端側が前記メインフレーム側に連結された複数の自走車体上下向きの第1連結部材を備えている請求項5に記載の水田作業機。
  7. 自走車体横方向での複数個所で前記第2支持フレーム側に後端側が各別に連結され、前端側が前記メインフレームに連結された複数の自走車体前後向きの第2連結部材を備えている請求項5又は6に記載の水田作業機。
  8. 前記メインフレーム側に前端側が連結され、後端側が前記第2支持フレーム側に連結され、後端部が前記第2支持フレームよりも自走車体後方側に位置する車体前後向きの支持フレームを備え、
    前記支持フレームの後端部に、脱着自在な農用資材散布装置のための連結部を設けてある請求項5〜7のいずれか一項に記載の水田作業機。
  9. 前記自走車体に、前記運転座席の後方箇所に配置した作業用ステップ、及び前記作業用ステップの上方に自走車体横向きに配置した手摺りを備え、
    前記手摺りが最上昇位置に上昇した状態の前記第1タンクの投入口よりも高い配置高さに位置する請求項1〜8のいずれか一項に記載の水田作業機。
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