JP5983224B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、感光体に形成されたトナー像を用紙等の転写材に転写する画像形成装置に関し、特に、トナー像を転写した転写材をローラとベルトとの間に挟み込んで加圧加熱することによりトナー像を定着させる画像形成装置に関する。
帯電させた感光体を画像データに基づいて露光して静電潜像を形成し、この感光体にトナーを付着させることによりトナー像を形成し、このトナー像を用紙等の転写材(以下単に用紙とも呼ぶ)に転写し、トナー像を転写した用紙を定着部で加圧加熱することによりトナー像を定着させるようにした複写機,プリンタ,ファクシミリ,複合機等の画像形成装置が普及している。
こうした画像形成装置において、ベルトを張架したローラとローラとの間に用紙を挟み込む構成の定着部を用いる場合、ベルトが用紙の幅方向(通紙方向と直交する方向)上で片寄ることを防止するため、従来からベルトステアリングという技法が採用されている。このベルトステアリングは、センサでベルト端部の位置を検知し、ベルトを張架するローラの軸のベルト回転方向に対する角度を変化させることにより、ベルトの片寄りを抑制するものである。
センサで定着部のベルト端部の位置を検知する場合、ベルトの温度が約200℃にまで達するため、高熱によるセンサの誤作動や故障を防止することが必要となる。そのため、従来は、センサをできるだけベルトから遠く離して配置したり、センサを冷却するための専用のファンやダクトを設置したり、特別に耐熱性能を高めた高価なセンサを使用していた。
また、定着部のベルト端部の位置を検知するセンサに関するものではないが、定着部の近傍に配置されて用紙の搬送ベルト上の補正用パッチマーク画像を検知するセンサの温度上昇を防止する技術が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開2008−52215号公報
しかし、センサをベルトから遠く離して配置することは、定着部や画像形成装置全体の大型化に繋がってしまう。また、センサを冷却するための専用のファンやダクトを設置することは、消費電力の増加や部品点数の増加によるコストアップに繋がってしまう。また、特別に耐熱性能を高めた高価なセンサを使用することも、コストアップに繋がってしまう。
また、上記の特許文献1に開示された技術も、画像形成装置内のダクト及び吸気口の配置や構成を変更するものであるため、画像形成装置の大型化やコストアップが懸念される。
本発明は、上述の点に鑑み、画像形成装置の大型化やコストアップを招くことなく、定着部のベルト端部の位置を検知するセンサの高熱による誤作動や故障を防止することを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、トナー像を転写材に転写する転写部と、トナー像を転写された転写材をベルトとローラとの間に挟み込んで加圧加熱することによりトナー像を定着させる定着部と、ベルトを張架するローラの軸のベルト回転方向に対する角度を変化させる角度変化機構と、定着部の周辺に設置されたエアダクトと、定着部のベルトの端部の位置を検知するエアダクト内に配置されたセンサと、センサの検知結果に基づき角度変化機構を制御してベルトステアリングを行う制御部と、加圧加熱された用紙をベルトから分離するためのエア分離機構と、を備える。また、エアダクトは、エア分離機構が有するエアダクトである。
本発明の画像形成装置によれば、定着部のベルトの端部の位置を検知するセンサを、定着部の周辺に設置されているエアダクト内に配置して冷却する。これにより、高熱の影響によるセンサの誤作動や故障を防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部,中間転写ベルト,2次転写部,定着部等の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の定着部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のベルト位置検知部の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のベルト位置検知部の設置位置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置のベルト位置検知部の設置位置を示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるステアリング検知パターンのテーブルデータを示す図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置におけるダクトファンの制御処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の画像形成部,中間転写ベルト,2次転写部,定着部等の構成を示す。この画像形成装置1は、電子写真方式により用紙に画像を形成するものであり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色のトナーを重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。画像形成装置1は、原稿搬送部10と、用紙収納部20と、画像読取部30と、画像形成部40と、中間転写ベルト50と、2次転写部70と、定着部80を有する。
原稿搬送部10は、原稿をセットする原稿給紙台11と、複数のローラ12とを有している。原稿搬送部10の原稿給紙台11にセットされた原稿Gは、複数のローラ12によって、画像読取部30の読取位置に1枚ずつ搬送される。画像読取部30は、原稿搬送部10により搬送された原稿G又は原稿台13に載置された原稿の画像を読み取って、画像信号を生成する。
用紙収納部20は、装置本体の下部に配置されており、用紙Sのサイズに応じて複数設けられている。この用紙Sは、給紙部21により給紙されて搬送部23に送られ、搬送部23によって転写位置である2次転写部70に搬送される。また、用紙収納部20の近傍には、手差部22が設けられている。この手差部22からは、用紙収納部20に収納されていないサイズの用紙やタグを有するタグ紙、OHPシート等の特殊紙が転写位置へ送られる。
画像読取部30と用紙収納部20の間には、画像形成部40と中間転写ベルト50が配置されている。画像形成部40は、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色のトナー像を形成するために、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを有する。
第1の画像形成ユニット40Yは、イエローのトナー像を形成し、第2の画像形成ユニット40Mは、マゼンダのトナー像を形成する。また、第3の画像形成ユニット40Cは、シアンのトナー像を形成し、第4の画像形成ユニット40Kは、ブラックのトナー像を形成する。これら4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kは、それぞれ同一の構成を有しているため、ここでは第1の画像形成ユニット40Yについて説明する。
第1の画像形成ユニット40Yは、ドラム状の感光体41と、感光体41の周囲に配置された帯電部42と、露光部43と、現像部44と、クリーニング部45を有している。感光体41は、不図示の駆動モータによって反時計回りに回転する。帯電部42は、感光体41に電荷を与え感光体41の表面を一様に帯電する。露光部43は、原稿Gから読み取られた画像データに基づいて、感光体41の表面に対して露光走査を行い感光体41上に静電潜像を形成する。
現像部44は、像担持体である感光体41に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させる。これにより、感光体41の表面は、イエローのトナー像が形成される。なお、第2の画像形成ユニット40Mの現像部44は、感光体41にマゼンタのトナーを付着させ、第3の画像形成ユニット40Cの現像部44は、感光体41にシアンのトナーを付着させる。そして、第4の画像形成ユニット40Kの現像部44は、感光体41にブラックのトナーを付着させる。
感光体41上に付着したトナーは、像担持体の一例を示す中間転写ベルト50に転写される。クリーニング部45は、中間転写ベルト50に転写した後の感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。
中間転写ベルト50は、無端状に形成されており、不図示の駆動モータで感光体41の回転方向とは逆方向の時計回りに回転する。中間転写ベルト50における各画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kの感光体41と対向する位置には、1次転写部51が設けられている。この1次転写部51は、中間転写ベルト50にトナーと反対の極性を印加させることで、感光体41上に形成されたトナー像を中間転写ベルト50に転写させる。
そして、中間転写ベルト50が回転することで、中間転写ベルト50の表面には、4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kで形成されたトナー像が順次転写される。これにより、中間転写ベルト50上には、イエロー、マゼンダ、シアン及びブラックのトナー像が重なり合いカラー画像が形成される。
中間転写ベルト50の近傍で、かつ搬送部23の下流には、2次転写部70が配置されている。2次転写部70は、ローラ状に形成されており、搬送部23によって送られてきた用紙Sを中間転写ベルト50側に押圧する。そして、2次転写部70は、搬送部23によって送られてきた用紙S上に中間転写ベルト50に形成されたカラー画像を転写する。クリーニング部52は、用紙Sに転写した後中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去する。また、2次転写部70における用紙Sの排出側には、定着部80が設けられている。定着部80は、用紙Sに転写されたトナー像を加圧加熱定着させる。定着部80と中間転写ベルト50との境界には、定着部80の熱が中間転写ベルト50に影響を与えないようにするために、断熱用のエアダクト90が設置されている。エアダクト90の上端部は、画像形成装置1内に設けられた不図示のメインダクトの吸気口に連通されている。エアダクト90の上端部付近にはダクトファン91が設けられており、画像形成装置1の外部の空気がダクトファン91によりエアダクト90内に吸入される。また、エアダクト90の下端部は上述のメインダクトの排気口に連通されており、エアダクト90内の空気が画像形成装置1の外部に排出される。
定着部80の下流には、切換ゲート24が配置されている。切換ゲート24は、定着部80を通過した用紙Sの搬送経路を切り替える。すなわち、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースアップ排紙を行う場合に、用紙Sを直進させる。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。また、切換ゲート24は、片面画像形成におけるフェースダウン排紙及び両面画像形成を行う場合に、用紙Sを下方に案内する。
フェースダウン排紙を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転して上方に搬送する。これにより、用紙Sは、一対の排紙ローラ25によって排紙される。
両面画像形成を行う場合は、切換ゲート24によって用紙Sを下方に案内した後に、用紙反転搬送部26によって表裏を反転し、再給紙路27により再び転写位置へ送られる。
また、一対の排紙ローラ25の下流側に、用紙Sを折ったり、用紙Sに対してステープル処理等を行ったりする後処理装置を配置してもよい。
図2は、図1に示した定着部80の詳細な構成を、ベルトステアリングのために用いるベルト位置検知部86とともに示すものであり、図2Aは図1と同じ方向から見た側面図、図2Bは斜視図である。なお、画像形成装置1内におけるベルト位置検知部86の実際の設置位置については、後で図4及び図5を用いて説明する。定着部80は、無端状のベルト81と加圧ローラ85との間に用紙Sを挟み込むことにより、用紙Sに転写されたトナー像を加圧加熱定着させる。
ベルト81は、加熱・ステアリングローラ82,加圧ローラ83及び補助ローラ84に張架されている。加熱・ステアリングローラ82は、熱源である不図示の発熱ランプを内部に有しており、ベルト81の温度を約200℃にまで上昇させる。加熱・ステアリングローラ82は、不図示の駆動モータによって時計回りに回転して、ベルト81を回転させる。また、定着部80には、ベルト81の回転方向に対する加熱・ステアリングローラ82の軸の角度を変化させるための不図示のステッピングモータ等の角度変化機構が設けられている。
ベルト位置検知部86は、ベルト81の端部の位置を検知するためのものである。図3は、このベルト位置検知部86の構成を示しており、図3Aは上面図、図3Bは斜視図である。ベルト位置検知部86は、細長い軸棒状のアクチュエータ87と、2つのベルト位置検知センサ88と、フェールセーフセンサ89とを、透明な素材を用いた台に取り付けたものである。
アクチュエータ87は、バネにより付勢されて先端部がベルト81の端部に押し付けられ、図中矢印方向に示すベルト81の用紙幅方向(図3Aでは縦方向)上の位置の変化に追従して傾きが変化する。
ベルト位置検知センサ88,フェールセーフセンサ89は、発光部及び受光部を有する反射型の光学センサであり、アクチュエータ87の傾き位置を検知することによってベルト81の端部の位置を検知する。このうち、ベルト位置検知センサ88は、2つのセンサの出力信号の組合せにより、ベルト81の端部が図3AのP0−P3のうちのいずれに位置しているかを検知するためのものである。他方、フェールセーフセンサ89は、何らかの異常(例えばベルト81を張架している図2の加熱・ステアリングローラ82,加圧ローラ83または補助ローラ84の破損)が発生したことによりベルト81の位置を制御不能になり、ベルト81の端部が脱輪の恐れのある所定の限度位置に達したことを検知するためのものである。
ベルト位置検知センサ88,フェールセーフセンサ89の耐熱温度は、約90℃である。これに対し、ベルト81の温度は上述のように約200℃にまで達するため、高熱によるこれらのセンサ88,89の誤作動や故障を防止することが必要となる。しかし、センサ88,89をベルト81から遠く離して配置したり、センサ88,89を冷却するための専用のダクトファンやダクトを設置したり、センサ88,89として特別に耐熱性能を高めた高価なものを使用することは、画像形成装置の大型化やコストアップに繋がってしまう。
そこで、図4に示すように、定着部80の熱が中間転写ベルト50に影響を与えないように、定着部80と中間転写ベルト50との境界に設置されている図1の断熱用のエアダクト90内に、ベルト位置検知部86を配置する。エアダクト90の隔壁のうちベルト位置検知部86を配置した部分には、透明な素材が用いられている。また、エアダクト90の隔壁には、アクチュエータ87を通すための穴が設けられている。
図5は、エアダクト90内のベルト位置検知部86の配置をさらに詳細に示す。フェールセーフセンサ89は、上述のようにベルト81の位置を制御不能になったことを検知する重要な役割を果たすものであり、特に誤作動や故障が許されないため、エアダクト90内の空気の流れFの方向(図1の上側から下側に向かう方向)上において、ベルト位置検知センサ88よりも上流側に設置されている。また、エアダクト90の隔壁には、エアダクト90内の空気の流れFをフェールセーフセンサ89に導くためのリブ92が形成されている。これにより、フェールセーフセンサ89はベルト位置検知センサ88よりも優先して冷却されるようになっている。
図6は、画像形成装置1の制御系の構成を示す。画像形成装置1は、例えばCPU(Central Processing Unit)101と、CPU101が実行するプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)102と、CPU101の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)103と、を有する。さらに、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)104と、操作表示部105を有する。なお、ROM102としては、通常電気的に消去可能なプログラマブルROMが用いられる。
CPU101は、制御部の一例であり、ROM102、RAM103、HDD104及び操作表示部105にそれぞれシステムバス107を介して接続され、装置全体を制御する。また、CPU101は、画像読取部30、画像処理部110、画像形成部40、給紙部21、定着部80、ベルト位置検知部86、エアダクト90内のダクトファン91にシステムバス107を介して接続されている。
HDD104は、画像読取部30で読み取って得た原稿画像の画像データを記憶したり、出力済みの画像データ等を記憶したりする。操作表示部105は、液晶表示装置(LCD)又は有機ELD(Electro Luminescence Display)等のディスプレイからなるタッチパネルである。この操作表示部105は、ユーザに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。さらに、操作表示部105は、複数のキーを備え、ユーザのキー操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付けて入力信号を出力する。
画像読取部30は、原稿画像を光学的に読み取って電気信号に変換する。例えば、カラー原稿を読み取る場合は、一画素当たりRGB各10ビットの輝度情報をもつ画像データを生成する。画像読取部30によって生成された画像データや、画像形成装置1に接続された外部装置の一例を示すPC(パーソナルコンピュータ)120から送信される画像データは、画像処理部110に送られ、画像処理される。画像処理部110は、受信した画像データをアナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮等の処理を行う。
なお、本例では、外部装置としてパーソナルコンピュータを用いた例を説明したが、これに限定されるものではなく、外部装置は、例えばファクシミリ装置等その他各種の装置を用いることができる。
例えば、画像形成装置1でカラー画像を形成する場合、画像読取部30等によって生成されたR・G・Bの画像データを画像処理部110における色変換LUT(look up table)に入力する。そして、画像処理部110は、R・G・BデータをY・M・C・Bkの画像データに色変換する。そして、色変換した画像データに対して、階調再現特性の補正、濃度補正LUTを参照した網点などのスクリーン処理、あるいは細線を強調するためのエッジ処理などを行う。
画像形成部40は、画像処理部110によって画像処理された画像データを受け取り、用紙S上に画像を形成する。
ベルト位置検知部86からは、ベルト位置検知センサ88,フェールセーフセンサ89によるベルト81の端部の位置の検知結果を示す信号が、CPU101に送信される。
CPU101は、ベルト位置検知センサ88の検知結果に基づき、ROM102内に格納された図7に示すようなステアリング検知パターンのテーブルデータを用いて定着部80の角度変化機構を制御することにより、ベルト81のベルトステアリングを行う。このテーブルデータのうち、「状態遷移」の「遷移前」,「遷移後」におけるP0,P1,P2,P3は、図3Aに示したベルト81の端部の位置P0−P3を表している。この図7に示しているように、例えばベルト81の端部の位置がP1からP2に変化すると、CPU101は、加熱・ステアリングローラ82の角度を18°変化させることにより、ベルト81をP1側に誘導する。また、例えばベルト81の端部の位置がP2からP1に変化すると、CPU101は、加熱・ステアリングローラ82の角度を−18°(P1からP2に変化した場合とは逆向きに18°)変化させることにより、ベルト81をP2側に誘導する。
また、CPU101は、フェールセーフセンサ89によってベルト81が上述の限度位置に達したことが検知されると、加熱・ステアリングローラ82を回転させている駆動モータを直ちに停止させる。
図8は、CPU101がエアダクト90内のダクトファン91を制御するために実行する処理を示す。この処理は、画像形成装置1の電源がオンにされるとスタートし、CPU101は、画像形成装置1の立ち上げ動作を行い(ステップS1)、定着部80が起動したか否かの判断を、起動するまで繰り返す(ステップS2)。そして、定着部80が起動すると、CPU101は、それに同期してダクトファン91の動作を開始させて(ステップS3)、処理を終了する。
この実施の形態に係る画像形成装置によれば、定着部80のベルト81の端部の位置を検知するベルト位置検知センサ88,フェールセーフセンサ89を取り付けたベルト位置検知部86を、定着部80の熱が中間転写ベルト50に影響を与えないようにするために定着部80と中間転写ベルト50との境界に元々設置されているエアダクト90内に配置して冷却する。これにより、これらのセンサ88,89をベルト81から遠く離して配置したり、センサ88,89を冷却するための専用のファンやダクトを設置したり、センサ88,89として特別に耐熱性能を高めた高価なものを使用したりする必要がなくなる。このため、画像形成装置の大型化やコストアップを招くことなく、高熱の影響によるセンサ88,89の誤作動や故障を防止することができる。
また、図5に示したように、ベルト位置検知センサ88,フェールセーフセンサ89のうち、ベルト81の位置を制御不能になったことを検知する重要な役割を果たすフェールセーフセンサ89を、ベルト位置検知センサ88よりも優先して冷却することができる。
〔変形例〕
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上述の実施の形態では、画像形成部40に4つの画像形成ユニット40Y,40M,40C,40Kを設けてカラー画像を形成する例を説明したが、画像形成ユニットを1つだけ設けた単色画像を形成する画像形成装置に適用してもよい。
また、感光体41に形成されたトナー像を転写させる転写材として中間転写ベルト50を設け、この中間転写ベルト50から用紙Sに画像を2次転写させた例を説明したが、感光体から用紙に直接トナー像を転写させる画像形成装置に適用してもよい。
また、上述の実施の形態では、ベルト位置検知部86を、定着部80の熱が中間転写ベルト50に影響を与えないようにするために定着部80と中間転写ベルト50との境界に設置されている断熱用のエアダクト90内に配置している。しかし、これに限らず、定着部80と中間転写ベルト50との境界以外の場所であって定着部80の周辺に設置されているエアダクト内にベルト位置検知部86を配置してもよい。例えば、定着部80と排紙部(図1の排紙ローラ25)との境界に断熱用のエアダクトが設置されている場合には、そのエアダクト内にベルト位置検知部86を配置してもよい。あるいは、ベルト81及び加圧ローラ85で加圧加熱された用紙をベルト81及び加圧ローラ85から分離するためのエア分離機構が設けられている場合には、そのエア分離機構が有するエアダクト内にベルト位置検知部86を配置してもよい。
また、上述の実施の形態では、図8に示したように、エアダクト90内のダクトファン91を、画像形成装置1の立ち上げ動作を行った後定着部80の起動と同期して動作させている。しかし、これに限らず、画像形成装置1の立ち上げ動作の開始に同期してダクトファン91を動作させたり、定着部80の起動後ベルト81の回転開始に同期してダクトファン91を動作させてもよい。さらに、ベルト81の回転が開始した後、加熱・ステアリングローラ82内部の発熱ランプの点灯開始に同期してダクトファン91を動作させてもよい。
また、上述の実施の形態では、アクチュエータ87,ベルト位置検知センサ88及びフェールセーフセンサ89を有するベルト位置検知部86を、エアダクト90内に配置している。しかし、アクチュエータを利用せずにベルト81の端部の位置を直接センサで検知する場合に、そのセンサをエアダクト90内に配置してもよい。
1…画像形成装置、 10…原稿搬送部、 20…用紙収納部、 21…給紙部、 22…手差部、 23…搬送部、 30…画像読取部、 40…画像形成部、 40Y,40M,40C,40K…画像形成ユニット、 41…感光体、 50…中間転写ベルト、 70…2次転写部、 80…定着部、 81…ベルト、 82…加熱・ステアリングローラ、 83…加圧ローラ、 85…加圧ローラ、 86…ベルト位置検知部、 87…アクチュエータ、 88…ベルト位置検知センサ、 89…フェールセーフセンサ、 90…エアダクト、 91…ダクトファン、 92…リブ、 101…CPU、 102…ROM

Claims (5)

  1. 像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像を転写材に転写する転写部と、
    前記トナー像を転写された転写材をベルトとローラとの間に挟み込んで加圧加熱することによりトナー像を定着させる定着部と、
    前記ベルトを張架するローラの軸のベルト回転方向に対する角度を変化させる角度変化機構と、
    前記定着部の周辺に設置されたエアダクトと、
    前記定着部の前記ベルトの端部の位置を検知する前記エアダクト内に配置されたセンサと、
    前記センサの検知結果に基づき前記角度変化機構を制御してベルトステアリングを行う制御部と、
    前記加圧加熱された用紙を前記ベルトから分離するためのエア分離機構と、
    を備え
    前記エアダクトは、前記エア分離機構が有するエアダクトである
    画像形成装置。
  2. 像担持体にトナー像を形成する画像形成部と、
    前記トナー像を転写材に転写する転写部と、
    前記トナー像を転写された転写材をベルトとローラとの間に挟み込んで加圧加熱することによりトナー像を定着させる定着部と、
    前記ベルトを張架するローラの軸のベルト回転方向に対する角度を変化させる角度変化機構と、
    前記定着部の周辺に設置されたエアダクトと、
    前記定着部の前記ベルトの端部の位置を検知する前記エアダクト内に配置されたセンサと、
    前記センサの検知結果に基づき前記角度変化機構を制御してベルトステアリングを行う制御部と、を備え、
    前記センサには、前記ベルトの端部が所定の限度位置に達したことを検知して前記ベルトの回転を停止させるためのフェールセーフセンサが含まれており、
    前記フェールセーフセンサが、前記エアダクト内の空気の流れの方向上において他のセンサよりも上流側に設置されている
    画像形成装置。
  3. 感光体に形成されたトナー像を転写する中間転写ベルトを備えており、
    前記エアダクトは、前記定着部と前記中間転写ベルトとの境界に設置されている
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着部によりトナー像を定着された用紙を排紙する排紙部を備えており、
    前記エアダクトは、前記定着部と前記排紙部との境界に設置されている
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記センサには、前記ベルトの端部が所定の限度位置に達したことを検知して前記ベルトの回転を停止させるためのフェールセーフセンサが含まれており、
    前記エアダクト内に、前記フェールセーフセンサに空気の流れを導くためのリブが形成されている
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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