JP2010122622A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写ベルトを効率的に冷却し、画像形成不良を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写面21aにトナー像が転写されると共に無端回走する中間転写ベルト21と、上記トナー像を加熱することによりシート材に定着させる定着装置5とを有する複写機であって、転写面21aに冷却用気体を噴き付ける冷却装置7と、上記噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口81と、上記冷却用気体を外部に排気する排気口82と、吸気口81と排気口82とを連通させると共に中間転写ベルト21と定着装置5との間に配設されるダクト83とを備える排気装置8とを有するという構成を採用する。
【選択図】図2
【解決手段】転写面21aにトナー像が転写されると共に無端回走する中間転写ベルト21と、上記トナー像を加熱することによりシート材に定着させる定着装置5とを有する複写機であって、転写面21aに冷却用気体を噴き付ける冷却装置7と、上記噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口81と、上記冷却用気体を外部に排気する排気口82と、吸気口81と排気口82とを連通させると共に中間転写ベルト21と定着装置5との間に配設されるダクト83とを備える排気装置8とを有するという構成を採用する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複写機、プリンタ、またはファクシミリ装置等の画像形成装置に関するものである。
トナー像が転写される転写ベルトを備える画像形成装置においては、定着装置からの熱や感光ドラムからの熱により転写ベルトが過熱されると、トナー像が転写面上に融着する等して画像形成不良を引き起こすため、転写ベルトを冷却する冷却装置を設けることがなされている(特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1には、転写ベルトの転写面に沿って外気(冷却用気体)を流通させることにより、転写ベルトに冷却処理を施す画像形成装置が開示されている。
特許文献2には、転写ベルトユニットの内部に外部空気を流通させるダクトを通し、転写ベルトを背面側から冷却する画像形成装置が開示されている。
特開2007−240703号公報
特開2007−271688号公報
特許文献2には、転写ベルトユニットの内部に外部空気を流通させるダクトを通し、転写ベルトを背面側から冷却する画像形成装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の画像形成装置においては、排気口が冷却用気体の噴き付け位置から離れた位置に設けられているため、冷却用気体が装置内に滞留し易く、滞留した冷却用気体が熱を得て装置内の温度を上昇させ、画像形成不良を引き起こす虞がある。また、特許文献2に記載の画像形成装置においては、転写ベルトを背面側から冷却する構成であるため、転写ベルトの厚さによっては、十分に転写面を冷却できない虞がある。
本発明は、上述する課題点に鑑みてなされたもので、転写ベルトを効率的に冷却し、画像形成不良を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、転写面にトナー像が転写されると共に無端回走する転写ベルトと、上記トナー像を加熱することによりシート材に定着させる定着装置とを有する画像形成装置であって、上記転写面に冷却用気体を噴き付ける冷却装置と、 上記噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口と、上記冷却用気体を外部に排気する排気口と、上記吸気口と上記排気口とを連通させると共に上記転写ベルトと上記定着装置との間に配設される管路とを備える排気装置とを有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、冷却装置により冷却用気体を転写面に噴き付けることで、転写面を直接冷却する。また、冷却用気体は、吸気口から吸気され、転写ベルトと定着装置との間に配設される管路を経て、排気口から排気される。このため、装置内に冷却用気体が滞留することなく、また同時に、転写ベルトと定着装置との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層を形成することが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、冷却装置により冷却用気体を転写面に噴き付けることで、転写面を直接冷却する。また、冷却用気体は、吸気口から吸気され、転写ベルトと定着装置との間に配設される管路を経て、排気口から排気される。このため、装置内に冷却用気体が滞留することなく、また同時に、転写ベルトと定着装置との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層を形成することが可能となる。
また、本発明においては、上記転写ベルトと接するローラを備えて、上記ローラは、上記管路内に設けられているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路内に設けられたローラが管路内に流通する冷却用気体により冷却され、このローラが転写ベルトと接することで転写ベルトが冷却される。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路内に設けられたローラが管路内に流通する冷却用気体により冷却され、このローラが転写ベルトと接することで転写ベルトが冷却される。
また、本発明においては、上記ローラは、上記転写面と接しているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路内に設けられたローラが管路内に流通する冷却用気体により冷却されるため、転写面上に残留したトナー等の異物が該ローラに融着することが抑制される。したがって、該ローラの寿命(耐久性)の低下や画像形成不良が抑制される。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路内に設けられたローラが管路内に流通する冷却用気体により冷却されるため、転写面上に残留したトナー等の異物が該ローラに融着することが抑制される。したがって、該ローラの寿命(耐久性)の低下や画像形成不良が抑制される。
また、本発明においては、上記ローラは、上記転写ベルトの回走軌道を内側に凹ませるように上記転写面と接しているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、該ローラと転写ベルトとの接触面積が大きくなるため、該ローラは熱を得やすい。このため、該ローラを管路内に設けて冷却することで、該ローラへのトナー等の異物の融着を抑制する。
このような構成を採用することによって、本発明では、該ローラと転写ベルトとの接触面積が大きくなるため、該ローラは熱を得やすい。このため、該ローラを管路内に設けて冷却することで、該ローラへのトナー等の異物の融着を抑制する。
また、本発明においては、上記排気装置は、上記管路に連通すると共に上記吸気口と異なる位置で気体を吸気する第2吸気口を有するという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、吸気口及び第2吸気口から吸気した気体により断熱層を形成することが可能となる。また、冷却装置が停止した場合であっても、第2吸気口から気体を吸気することで転写ベルトと定着装置との間に断熱層を形成することが可能となる。
このような構成を採用することによって、本発明では、吸気口及び第2吸気口から吸気した気体により断熱層を形成することが可能となる。また、冷却装置が停止した場合であっても、第2吸気口から気体を吸気することで転写ベルトと定着装置との間に断熱層を形成することが可能となる。
また、本発明においては、上記排気口は、上記転写ベルトより高い位置に設けられているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、煙突効果により、転写ベルトを冷却し熱を得た冷却用気体が、転写ベルトより高い位置に設けられた排気口から効率よく排気される。
このような構成を採用することによって、本発明では、煙突効果により、転写ベルトを冷却し熱を得た冷却用気体が、転写ベルトより高い位置に設けられた排気口から効率よく排気される。
また、本発明においては、上記排気口は、上記管路のうち最も高い位置に設けられているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路内に熱が籠ることなく排気口から効率よく熱が外部に排気される。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路内に熱が籠ることなく排気口から効率よく熱が外部に排気される。
また、本発明においては、上記転写面に残留したトナーを回収するクリーニング装置を備えて、上記管路は、上記クリーニング装置と上記定着装置との間まで延在しているという構成を採用する。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路をクリーニング装置と定着装置との間まで延在させ、両者間を断熱することにより、クリーニング装置内に回収したトナーの定着装置の熱による融着を防止する。
このような構成を採用することによって、本発明では、管路をクリーニング装置と定着装置との間まで延在させ、両者間を断熱することにより、クリーニング装置内に回収したトナーの定着装置の熱による融着を防止する。
本発明によれば、転写面にトナー像が転写されると共に無端回走する転写ベルトと、上記トナー像を加熱することによりシート材に定着させる定着装置とを有する画像形成装置であって、上記転写面に冷却用気体を噴き付ける冷却装置と、上記噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口と、上記冷却用気体を外部に排気する排気口と、上記吸気口と上記排気口とを連通させると共に上記転写ベルトと上記定着装置との間に配設される管路とを備える排気装置とを有するという構成を採用することによって、冷却装置により冷却用気体を転写面に噴き付けることで、転写面を直接冷却する。また、冷却用気体は、吸気口から吸気され、転写ベルトと定着装置との間に配設される管路を経て、排気口から排気される。このため、装置内に冷却用気体が滞留することなく、また、転写ベルトと定着装置との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層を形成することが可能となる。
したがって、本発明では、転写ベルトを効率的に冷却し、画像形成不良を抑制することができる画像形成装置を提供することができる効果がある。
したがって、本発明では、転写ベルトを効率的に冷却し、画像形成不良を抑制することができる画像形成装置を提供することができる効果がある。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明においては、本発明を複写機(画像形成装置)に適応した場合の例について説明する。また、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
先ず、図1を参照して、本発明の第1実施形態における複写機Pの構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における複写機Pの構成を示す概略図である。
複写機Pは、図1に示すように、画像を形成する画像形成部2と、用紙を収容する給紙カセット3と、画像形成部2にて形成された画像を用紙に転写する二次転写装置4と、転写された画像を用紙上に定着させる定着装置5と、給紙カセット3から二次転写装置4、定着装置5の順に用紙を搬送する搬送路6と、中間転写ベルト(転写ベルト)21を冷却する冷却装置7と、冷却装置7が吹き付ける冷却用気体を外部に排気する排気装置8とを有する。
先ず、図1を参照して、本発明の第1実施形態における複写機Pの構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態における複写機Pの構成を示す概略図である。
複写機Pは、図1に示すように、画像を形成する画像形成部2と、用紙を収容する給紙カセット3と、画像形成部2にて形成された画像を用紙に転写する二次転写装置4と、転写された画像を用紙上に定着させる定着装置5と、給紙カセット3から二次転写装置4、定着装置5の順に用紙を搬送する搬送路6と、中間転写ベルト(転写ベルト)21を冷却する冷却装置7と、冷却装置7が吹き付ける冷却用気体を外部に排気する排気装置8とを有する。
画像形成部2は、無端回走する中間転写ベルト21と、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各色にそれぞれ対応したトナー像を形成すると共に、形成したトナー像を中間転写ベルト21の転写面21aに転写する画像形成ユニットF(FY、FM、FC、FK)と、中間転写ベルト21の転写面21aに残留したトナーを除去するベルトクリーニング装置(クリーニング装置)30とを有する。
画像形成ユニットFは、感光体10と、帯電器11と、露光装置12と、現像装置13と、一次転写ローラ14と、感光体クリーニング装置15とを概略備える。
感光体10は、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー像が形成されるものである。帯電器11は、感光体10に対して対向配置され、感光体10の周面を帯電状態とするものである。露光装置12は、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を帯電状態の感光体10の周面において走査するものである。現像装置13は、感光体10の周面に対してトナーを供給することによって感光体10の周面上に静電潜像に基づくトナー像を現像するものである。一次転写ローラ14は、中間転写ベルト21を挟んで感光体10と対向配置され、感光体10に現像されたトナー像を中間転写ベルト21に一次転写するものである。感光体クリーニング装置15は、一次転写後に感光体10に残留したトナーを除去・回収するものである。
感光体10は、円柱に形状設定され、その周面に静電潜像及び当該静電潜像に基づくトナー像が形成されるものである。帯電器11は、感光体10に対して対向配置され、感光体10の周面を帯電状態とするものである。露光装置12は、印刷形式の画像データに基づいて射出されるレーザ光を帯電状態の感光体10の周面において走査するものである。現像装置13は、感光体10の周面に対してトナーを供給することによって感光体10の周面上に静電潜像に基づくトナー像を現像するものである。一次転写ローラ14は、中間転写ベルト21を挟んで感光体10と対向配置され、感光体10に現像されたトナー像を中間転写ベルト21に一次転写するものである。感光体クリーニング装置15は、一次転写後に感光体10に残留したトナーを除去・回収するものである。
中間転写ベルト21は、複数のローラにより張架されて、図1において時計回りに無端回走する構成となっている。この中間転写ベルト21は、回転自在に支持されて転写面21a側から接するテンションローラ(ローラ)22によりテンションを与えられ、また、テンションローラ22が接する位置で回走軌道が内側に凹む構成となっている。
ベルトクリーニング装置30は、周面にブラシ等が設けられるクリーニングローラ31を備えて、転写面21aに付着したトナーや異物を掻き落して回収部32に回収する構成となっている。
ベルトクリーニング装置30は、周面にブラシ等が設けられるクリーニングローラ31を備えて、転写面21aに付着したトナーや異物を掻き落して回収部32に回収する構成となっている。
給紙カセット3は、装置本体に対して引き出し自在であり、用紙のサイズに応じて複数設けられる。
二次転写装置4は、中間転写ベルト21上に形成された画像を用紙に二次転写するものであって、中間転写ベルト21を駆動させる駆動ローラ23と、中間転写ベルト21を挟んで該駆動ローラ23と対向配置される二次転写ローラ41とを備える。
二次転写装置4は、中間転写ベルト21上に形成された画像を用紙に二次転写するものであって、中間転写ベルト21を駆動させる駆動ローラ23と、中間転写ベルト21を挟んで該駆動ローラ23と対向配置される二次転写ローラ41とを備える。
定着装置5は、用紙上に二次転写された画像を定着させるものであり、加圧・加熱することによりトナーを定着させる定着ローラ51及び加圧ローラ52を備える。定着ローラ51は、内部にヒータ53を備える加熱ローラ54とベルト55を介して接続され、定着温度まで加熱される構成となっている。加圧ローラ52は、定着ローラ51に圧接してニップ(圧接部)を形成する構成となっている。
搬送路6は、給紙カセット3から用紙を搬出するピックアップローラ61、用紙を搬送する給紙ローラ62、用紙を排紙する排紙ローラ63等を備える。
搬送路6は、給紙カセット3から用紙を搬出するピックアップローラ61、用紙を搬送する給紙ローラ62、用紙を排紙する排紙ローラ63等を備える。
次に、冷却装置7及び排気装置8の構成について図2〜図4を参照して詳しく説明する。
図2は、本発明の第1実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す断面図である。
図3は、本発明の第1実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す斜視図である。
図4は、本発明の第1実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す部分分解斜視図である。
なお、図中、冷却用気体の流れを矢印で示すことがある。
図2は、本発明の第1実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す断面図である。
図3は、本発明の第1実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す斜視図である。
図4は、本発明の第1実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す部分分解斜視図である。
なお、図中、冷却用気体の流れを矢印で示すことがある。
冷却装置7は、冷却用気体(外気)を噴き付ける冷却ファン71と、冷却ファン71による冷却用気体を中間転写ベルト21に導くシール部材72とを有する。
冷却ファン71は、図3に示すように、中間転写ベルト21の幅方向に複数(本実施形態では3つ)設けられ、中間転写ベルト21の転写面21aを幅方向全体に亘って冷却する構成となっている。
シール部材72は、冷却ファン71の噴出口に対応する位置にそれぞれ開口部73が形成され、各開口部73を介して導入した冷却用気体を、中間転写ベルト21が巻回されて回走方向が逆になるターン部21Aに導く構成となっている(図2参照)。
冷却ファン71は、図3に示すように、中間転写ベルト21の幅方向に複数(本実施形態では3つ)設けられ、中間転写ベルト21の転写面21aを幅方向全体に亘って冷却する構成となっている。
シール部材72は、冷却ファン71の噴出口に対応する位置にそれぞれ開口部73が形成され、各開口部73を介して導入した冷却用気体を、中間転写ベルト21が巻回されて回走方向が逆になるターン部21Aに導く構成となっている(図2参照)。
排気装置8は、ターン部21Aに噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口81と、該冷却用気体を外部に排気する排気口82と、吸気口81と排気口82とを連通させるダクト(管路)83とを有する。また、排気装置8は、中間転写ベルト21を挟んで排気口82が設けられる側と逆側に、ダクト83に連通する吸気口(第2吸気口)85を有する(図3及び図4参照)。
吸気口81は、シール部材72と協働して、ターン部21Aに噴き付けた冷却用気体が外部に漏れないように遮風空間を形成する構成となっている。
排気口82は、中間転写ベルト21よりも高い位置であって、ダクト83の最も高い位置に設けられる。また、排気口82には、排気ファン84が設けられており、ダクト83内の気体を複写機P外部に排気する構成となっている。
吸気口85は、吸気口81よりも下方に形成され、複写機P内部の気体を吸気する構成となっている。
排気口82は、中間転写ベルト21よりも高い位置であって、ダクト83の最も高い位置に設けられる。また、排気口82には、排気ファン84が設けられており、ダクト83内の気体を複写機P外部に排気する構成となっている。
吸気口85は、吸気口81よりも下方に形成され、複写機P内部の気体を吸気する構成となっている。
ダクト83は、中間転写ベルト21と定着装置5との間に配設される(図2参照)。このダクト83は、中間転写ベルト21の幅方向全体に亘って延在すると共に、ターン部21Aからテンションローラ22が設けられる位置まで中間転写ベルト21に沿って配設される。
ダクト83には、内部にテンションローラ22が設けられており、テンションローラ22が転写面21aと接するための開口部83aが中間転写ベルト21側に設けられる。
ダクト83には、内部にテンションローラ22が設けられており、テンションローラ22が転写面21aと接するための開口部83aが中間転写ベルト21側に設けられる。
続いて、上記構成の冷却装置7及び排気装置8の動作について説明する。
複写機Pは、図1に示す給紙カセット3から用紙を搬送すると共に、画像形成部2において形成したトナー像を二次転写装置4により転写する。転写されたトナー像は、定着装置5により加圧・加熱され、用紙上に定着する。
このとき、感光体10は、帯電器11から電圧が印加されることや、露光装置12からレーザ光が照射されることにより加熱され、この熱が中間転写ベルト21に伝熱される。また、定着装置5において、トナーを定着させるための熱が発生する。
複写機Pは、図1に示す給紙カセット3から用紙を搬送すると共に、画像形成部2において形成したトナー像を二次転写装置4により転写する。転写されたトナー像は、定着装置5により加圧・加熱され、用紙上に定着する。
このとき、感光体10は、帯電器11から電圧が印加されることや、露光装置12からレーザ光が照射されることにより加熱され、この熱が中間転写ベルト21に伝熱される。また、定着装置5において、トナーを定着させるための熱が発生する。
図2に示すように、冷却装置7は、各冷却ファン71を駆動させる。また同時に、排気装置8は、排気ファン84を駆動させる。冷却ファン71及び排気ファン84の駆動により、吸気口81からダクト83を経て排気口82に繋がる流路と、吸気口85からダクト83を経て排気口82に繋がる流路とが形成される(図4参照)。
冷却ファン71は、図2に示すように冷却用気体を中間転写ベルト21に向けて噴き付ける。この冷却用気体は、シール部材72の作用により、開口部73を介してターン部21Aに導かれ、転写面21aを直接冷却する。
転写面21aを冷却した冷却用気体は、外部に漏れることなく吸気口81から吸気され、ダクト83内を流通する。ダクト83内を流通する冷却用気体は、中間転写ベルト21と定着装置5との間を流通することになり、中間転写ベルト21と定着装置5との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層を形成する。このダクト83の作用により、定着装置5の熱が、中間転写ベルト21に伝熱されることが抑制される。
転写面21aを冷却した冷却用気体は、外部に漏れることなく吸気口81から吸気され、ダクト83内を流通する。ダクト83内を流通する冷却用気体は、中間転写ベルト21と定着装置5との間を流通することになり、中間転写ベルト21と定着装置5との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層を形成する。このダクト83の作用により、定着装置5の熱が、中間転写ベルト21に伝熱されることが抑制される。
また、ダクト83内を流通する冷却用気体は、中間転写ベルト21に沿って流通し、テンションローラ22が設けられる位置に至る。この冷却用気体は、テンションローラ22を冷却する。中間転写ベルト21は、冷却されたテンションローラ22と接することにより冷却される。
また、テンションローラ22は、中間転写ベルト21の回走軌道を内側に凹ませるように転写面21aと接しているため、接触面積が他のローラと比べて大きく熱(摩擦熱)を得やすい。そのため、転写面21aに残留したトナーがこの熱によりテンションローラ22の周面に融着し易いが、ダクト83内に設けて冷却することにより、トナーを融点まで昇温させることなくテンションローラ22への融着を抑制することが可能となる。
また、テンションローラ22は、中間転写ベルト21の回走軌道を内側に凹ませるように転写面21aと接しているため、接触面積が他のローラと比べて大きく熱(摩擦熱)を得やすい。そのため、転写面21aに残留したトナーがこの熱によりテンションローラ22の周面に融着し易いが、ダクト83内に設けて冷却することにより、トナーを融点まで昇温させることなくテンションローラ22への融着を抑制することが可能となる。
そして、冷却用気体は、排気ファン84により排気口82から漸次排出され、ダクト83内の冷却用気体が入れ替わり、温度が上昇することが低減される。
なお、複写機Pの動作終了後、冷却ファン71及び排気ファン84が停止した場合であっても、排気口82が、中間転写ベルト21よりも高い位置であって、ダクト83の最も高い位置に設けられるため、煙突効果によりダクト83内に熱が籠ることが低減される。また、複写機P内に籠った熱が煙突効果により吸気口85及びダクト83を経て排気口82から排気されるため、複写機P内の温度を速やかに下げることができる。
なお、複写機Pの動作終了後、冷却ファン71及び排気ファン84が停止した場合であっても、排気口82が、中間転写ベルト21よりも高い位置であって、ダクト83の最も高い位置に設けられるため、煙突効果によりダクト83内に熱が籠ることが低減される。また、複写機P内に籠った熱が煙突効果により吸気口85及びダクト83を経て排気口82から排気されるため、複写機P内の温度を速やかに下げることができる。
したがって、上述の第1実施形態によれば、転写面21aにトナー像が転写されると共に無端回走する中間転写ベルト21と、上記トナー像を加熱することによりシート材に定着させる定着装置5とを有する複写機Pであって、転写面21aに冷却用気体を噴き付ける冷却装置7と、上記噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口81と、上記冷却用気体を外部に排気する排気口82と、吸気口81と排気口82とを連通させると共に中間転写ベルト21と定着装置5との間に配設されるダクト83とを備える排気装置8とを有するという構成を採用することによって、冷却装置7により冷却用気体を転写面21aに噴き付けることで、転写面21aを直接冷却する。また、冷却用気体は、吸気口81から吸気され、中間転写ベルト21と定着装置5との間に配設されるダクト83を経て、排気口82から排気される。このため、装置内に冷却用気体が滞留することなく、また、中間転写ベルト21と定着装置5との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層を形成することが可能となる。
したがって、第1実施形態では、中間転写ベルト21を効率的に冷却し、画像形成不良を抑制することができる複写機Pを提供することができる効果がある。
したがって、第1実施形態では、中間転写ベルト21を効率的に冷却し、画像形成不良を抑制することができる複写機Pを提供することができる効果がある。
また、第1実施形態においては、中間転写ベルト21の回走軌道を内側に凹ませるように転写面21aと接するテンションローラ22を備えて、テンションローラ22は、ダクト83内に設けられているという構成を採用することによって、ダクト83内に設けられたテンションローラ22がダクト83内に流通する冷却用気体により冷却され、このテンションローラ22が中間転写ベルト21と接することで中間転写ベルト21が冷却される。また、テンションローラ22が冷却されるため、転写面21a上に残留したトナー等の異物が該テンションローラ22に融着することが抑制される。したがって、テンションローラ22の寿命(耐久性)の低下や画像形成不良が抑制される。
また、第1実施形態においては、排気装置8は、ダクト83に連通すると共に吸気口81と異なる位置で気体を吸気する吸気口85を有するという構成を採用することによって、吸気口81及び吸気口85から吸気した気体により断熱層を形成することが可能となる。また、冷却装置7が停止した場合であっても、吸気口85から気体を吸気することで中間転写ベルト21と定着装置5との間に断熱層を形成することが可能となる。
また、第1実施形態においては、排気口82は、中間転写ベルト21より高い位置で且つダクト83のうち最も高い位置に設けられているという構成を採用することによって、煙突効果により、中間転写ベルト21を冷却し熱を得た冷却用気体が、中間転写ベルト21より高い位置に設けられた排気口82から効率よく排気される。
(第2実施形態)
続いて、図5及び図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と構成を同じくする部分の説明は割愛することとする。
図5は、本発明の第2実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す断面図である。
図6は、本発明の第2実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す斜視図である。
続いて、図5及び図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と構成を同じくする部分の説明は割愛することとする。
図5は、本発明の第2実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す断面図である。
図6は、本発明の第2実施形態における冷却装置7及び排気装置8の構成を示す斜視図である。
第2実施形態のダクト83は、ベルトクリーニング装置30と定着装置5との間まで延在している。より詳しくは、ダクト83は、中間転写ベルト21に沿って延在すると共に、ベルトクリーニング装置30が設けられる位置の手前で下方に屈曲する形状を有する。このダクト83の屈曲した端部には、下方に開口する吸気口(第2吸気口)86が中間転写ベルト21の幅方向に沿って複数設けられる。また、このダクト83には、中間転写ベルト21を挟んで排気口82が設けられる側と逆側に、吸気口85が該屈曲部位を含むように形成されている(図6参照)。
この構成を採用することによって、冷却ファン71及び排気ファン84を駆動させると、吸気口81からダクト83を経て排気口82に繋がる流路と、吸気口85からダクト83を経て排気口82に繋がる流路と、吸気口86からダクト83を経て排気口82に繋がる流路とが形成される。また、ダクト83が、ベルトクリーニング装置30と定着装置5との間まで延在しているため、ベルトクリーニング装置30と定着装置5との間に冷却用気体による断熱性の高い断熱層が形成される。この両者間を断熱することにより、定着装置5の熱によるベルトクリーニング装置30内に回収したトナーの融着が防止される。このため、ベルトクリーニング装置30のメンテナンス性が向上する。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
P…複写機(画像形成装置)、5…定着装置、7…冷却装置、8…排気装置、21…中間転写ベルト(転写ベルト)、21a…転写面、22…テンションローラ(ローラ)、30…ベルトクリーニング装置(クリーニング装置)、81…吸気口、82…排気口、83…ダクト(管路)、85…吸気口(第2吸気口)、86…吸気口(第2吸気口)
Claims (8)
- 転写面にトナー像が転写されると共に無端回走する転写ベルトと、前記トナー像を加熱することによりシート材に定着させる定着装置とを有する画像形成装置であって、
前記転写面に冷却用気体を噴き付ける冷却装置と、
前記噴き付けた冷却用気体を吸気する吸気口と、前記冷却用気体を外部に排気する排気口と、前記吸気口と前記排気口とを連通させると共に前記転写ベルトと前記定着装置との間に配設される管路とを備える排気装置とを有することを特徴とする画像形成装置。 - 前記転写ベルトと接するローラを備えて、
前記ローラは、前記管路内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記ローラは、前記転写面と接していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記ローラは、前記転写ベルトの回走軌道を内側に凹ませるように前記転写面と接していることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記排気装置は、前記管路に連通すると共に前記吸気口と異なる位置で気体を吸気する第2吸気口を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記排気口は、前記転写ベルトより高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記排気口は、前記管路のうち最も高い位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記転写面に残留したトナーを回収するクリーニング装置を備えて、
前記管路は、前記クリーニング装置と前記定着装置との間まで延在していることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008298387A JP2010122622A (ja) | 2008-11-21 | 2008-11-21 | 画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013134471A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
JP2014059380A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Konica Minolta Inc | 画像形成装置 |
JP2014106284A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Ricoh Co Ltd | 冷却システム、及び画像形成装置 |
-
2008
- 2008-11-21 JP JP2008298387A patent/JP2010122622A/ja active Pending
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