JP5971639B2 - インクジェット記録用水性インクセット、インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
前記水性イエローインクが、イエロー着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、
前記イエロー着色剤が、下記のイエロー染料(Y−1)およびイエロー染料(Y−2)を含み、
前記水性イエローインクにおける前記イエロー染料(Y−1)と前記イエロー染料(Y−2)との重量比が、イエロー染料(Y−1):イエロー染料(Y−2)=60:40〜95:5であり、
前記水性マゼンタインクが、マゼンタ着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、
前記マゼンタ着色剤が、下記のマゼンタ染料(M−1)およびマゼンタ染料(M−2)を含み、
前記マゼンタ染料(M−1)およびマゼンタ染料(M−2)が、下記(A)および(B)のいずれか一方の条件を満たすように前記水性マゼンタインクに配合されており、
(A)前記マゼンタ染料(M−2)が、下記マゼンタ染料(M−2a)であり、
前記水性マゼンタインクにおける前記マゼンタ染料(M−1)と前記マゼンタ染料(M−2)との重量比が、マゼンタ染料(M−1):マゼンタ染料(M−2)=60:40〜20:80である
(B)前記マゼンタ染料(M−2)が、下記マゼンタ染料(M−2b)、C.I.アシッドレッド1およびC.I.アシッドレッド254からなる群から選択される染料であり、
前記水性マゼンタインクにおける前記マゼンタ染料(M−1)と前記マゼンタ染料(M−2)との重量比が、マゼンタ染料(M−1):マゼンタ染料(M−2)=70:30〜90:10である
前記水性シアンインクが、シアン着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、
前記シアン着色剤が、下記のシアン染料(C−1)を含み、
前記水性ブラックインクが、ブラック着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、前記ブラック着色剤が、カーボンブラックを含み、
前記水性イエローインク、前記水性マゼンタインクおよび前記水性シアンインクの表面張力が、それぞれ、28.8mN/m〜35mN/mであり、
前記水性ブラックインクの表面張力が、30mN/m〜40mN/mであり、
前記水性イエローインク全量に対し、前記イエロー着色剤の総配合量が、2重量%〜6重量%であり、
前記水性マゼンタインク全量に対し、前記マゼンタ着色剤の総配合量が、2重量%〜6重量%であり、
前記水性シアンインク全量に対し、前記シアン着色剤の総配合量が、2重量%〜6重量%であることを特徴とするインクジェット記録用水性インクセット。
イエロー染料(Y−1):一般式(Y−1)で表される染料
イエロー染料(Y−2):C.I.ダイレクトイエロー86、C.I.ダイレクトイエロー132およびC.I.ダイレクトイエロー142からなる群から選択される染料
マゼンタ染料(M−1):一般式(M−1)で表される染料
マゼンタ染料(M−2):一般式(M−2a)で表される染料、一般式(M−2b)で表される染料、C.I.アシッドレッド1およびC.I.アシッドレッド254からなる群から選択される染料
シアン染料(C−1):一般式(C−1)で表される染料
R1、R2、Y1およびY2は、それぞれ、一価の基であり、R1、R2、Y1およびY2は互いに同一でも異なっていてもよく、
X1およびX2は、それぞれ、電子吸引性基であり、X1およびX2は互いに同一でも異なっていてもよく、
Z1およびZ2は、それぞれ、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のヘテロ環基であり、Z1およびZ2は互いに同一でも異なっていてもよく、
M1は、水素原子、アルカリ金属原子、NH4またはNR4(Rは、アルキル基またはアリール基)である。
n1は、1または2であり、
3つのMは、それぞれ、ナトリウムまたはアンモニウムであり、3つのMは互いに同一でも異なっていてもよく、
R0は、カルボキシ基で置換された炭素原子数1〜8のモノアルキルアミノ基である。
R11は、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基であり、
R12は、水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基であり、
R13は、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のヘテロ環基であり、
R14、R15、R16およびR17は、それぞれ、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のヘテロ環基、置換または無置換のスルホニル基、置換または無置換のアシル基であり、R14、R15、R16およびR17は互いに同一でも異なっていてもよいが、R14とR15が共に水素原子であることはなく、R16とR17が共に水素原子であることはなく、
A1およびA2は、双方が置換または無置換の炭素原子であるか、若しくは一方が置換または無置換の炭素原子であり、且つ、他方が窒素原子である。
rは、0、1または2であり、
R18、R19およびR20は、それぞれ、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキシル基、置換または無置換のカルバモイル基、置換または無置換のスルファモイル基、置換または無置換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステル基、置換または無置換のアルキルスルホニル基、置換または無置換のアリールスルホニル基、カルボキシ基、カルボン酸エステル基であり、R18、R19およびR20は互いに同一でも異なっていてもよく、
R21、R22およびR23は、それぞれ、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の脂環基、置換または無置換のヘテロ環基であり、R21、R22およびR23は互いに同一でも異なっていてもよい。
環A31、A32およびA33は、それぞれ、ベンゼン環、2,3−ピリジン環および3,2−ピリジン環からなる群から選択される少なくとも一つであり、且つ、環A31、A32およびA33の少なくとも一つは、2,3−ピリジン環または3,2−ピリジン環であり、環A31、A32およびA33は互いに同一でも異なっていてもよく、
aは、1.0≦a≦3.0を満たし、bは、0.2≦b≦1.8を満たし、cは、0.8≦c≦1.6を満たし、且つ、a、bおよびcは、0≦a+b+c≦4を満たし、
zは、1≦z≦3を満たす整数であり、
R30は、炭素原子数1〜6の直鎖アルキレン基である。
前述のとおり、前記水性イエローインクは、イエロー着色剤、水および水溶性有機溶剤を含む。前記イエロー着色剤は、前記イエロー染料(Y−1)および前記イエロー染料(Y−2)を含む。
前述のとおり、前記水性マゼンタインクは、マゼンタ着色剤、水および水溶性有機溶剤を含む。前記マゼンタ着色剤は、前記マゼンタ染料(M−1)および前記マゼンタ染料(M−2)を含む。
前記マゼンタ染料(M−1)は、単一の前記化合物で構成されていてもよいし、2種以上の前記化合物を含む混合物であってもよい。
前記Mは、水性マゼンタインク中で電離して、イオン(Na+およびNH4 +の少なくとも一方)となっていてもよい。
rは、0であり、
R18は、カルボキシ基、カルバモイル基、トリフルオロメチル基またはスルファモイル基であり、
R19、R20およびR22は、それぞれ、水素原子であり、
R21は、カルボキシ基またはスルファモイル基で置換されてもよいフェニル基またはカルボキシアルキル基であり、
R23は、水素原子またはアルキル基である態様があげられる。
rは、0であり、
R18は、アゾ基に結合するフェニル基の2位に位置するカルボキシ基であり、
R19、R20およびR22は、それぞれ、水素原子であり、
R21は、2−カルボキシフェニル基であり、
R23は、水素原子である態様である。化学式(M−2b−1)で表される化合物において、ナフタレン環の3位および6位に位置するスルホン酸は、アンモニウム塩となっている。
rは、0であり、
R18は、アゾ基に結合するフェニル基の2位に位置するカルバモイル基であり、
R19、R20およびR22は、それぞれ、水素原子であり、
R21は、2−カルボキシフェニル基であり、
R23は、水素原子である態様である。化学式(M−2b−2)で表される化合物において、ナフタレン環の3位および6位に位置するスルホン酸は、ナトリウム塩となっている。
rは、0であり、
R18は、アゾ基に結合するフェニル基の3位に位置するスルファモイル基であり、
R19、R20およびR22は、それぞれ、水素原子であり、
R21は、2−スルファモイルフェニル基であり、
R23は、イソプロピル基である態様である。化学式(M−2b−3)で表される化合物において、ナフタレン環の3位および6位に位置するスルホン酸は、エチルアンモニウム塩となっている。
rは、0であり、
R18は、アゾ基に結合するフェニル基の2位に位置するトリフルオロメチル基であり、
R19、R20およびR22は、それぞれ、水素原子であり、
R21は、1−カルボキシ−2−メチルブチル基であり、
R23は、メチル基である態様である。化学式(M−2b−4)で表される化合物において、ナフタレン環の3位および6位に位置するスルホン酸は、メチルアンモニウム塩となっている。
rは、0であり、
R18は、アゾ基に結合するフェニル基の2位に位置するカルボキシ基であり、
R19、R20およびR22は、それぞれ、水素原子であり、
R21は、フェニル基であり、
R23は、水素原子である態様である。化学式(M−2b−5)で表される化合物において、ナフタレン環の3位および6位に位置するスルホン酸は、アンモニウム塩となっている。
前述のとおり、前記水性シアンインクは、シアン着色剤、水および水溶性有機溶剤を含む。前記シアン着色剤は、前記シアン染料(C−1)を含む。前記シアン染料(C−1)を含むことで、発色性、耐オゾン性、耐光性および噴射安定性に優れた水性インクを得ることができる。
前記シアン染料(C−1)は、単一の前記化合物で構成されていてもよいし、2種以上の前記化合物を含む混合物であってもよい。
環A31、A32およびA33は、それぞれ独立に、2,3−ピリジン環および/または3,2−ピリジン環であり、
aは、1.0であり、bは、1.8であり、cは、1.2であり、a、bおよびcは、混合物における平均値である。
環A31およびA32は、それぞれ独立に、2,3−ピリジン環および/または3,2−ピリジン環であり、環A33は、ベンゼン環であり、
aは、2.4であり、bは、0.6であり、cは、1.0であり、a、bおよびcは、混合物における平均値である。
環A31、A32およびA33は、それぞれ独立に、2,3−ピリジン環および/または3,2−ピリジン環であり、
aは、3.0であり、bは、0.2であり、cは、0.8であり、a、bおよびcは、混合物における平均値である。
環A31は、ベンゼン環であり、環A32およびA33は、それぞれ独立に、2,3−ピリジン環および/または3,2−ピリジン環であり、
aは、1.8であり、bは、0.9であり、cは、1.3であり、a、bおよびcは、混合物における平均値である。
環A31、A32およびA33は、それぞれ独立に、2,3−ピリジン環および/または3,2−ピリジン環であり、
aは、1.1であり、bは、1.3であり、cは、1.6であり、a、bおよびcは、混合物における平均値である。
環A31およびA33は、それぞれ独立に、2,3−ピリジン環および/または3,2−ピリジン環であり、環A32は、ベンゼン環であり、
aは、0であり、bは、1.8であり、cは、2.2であり、a、bおよびcは、混合物における平均値である。
シアン染料(C−2):一般式(C−2a)で表される染料、一般式(C−2b)で表される染料、C.I.ダイレクトブルー199およびC.I.ダイレクトブルー86からなる群から選択される少なくとも一種の染料
Pc(Cu)は、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核であり、
R31、R32、R33およびR34は、それぞれ、−SO2Ra、−SO2NRbRcおよび−CO2Raからなる群から選択される置換基であり、R31、R32、R33およびR34のすべてが互いに同一であることはなく、R31、R32、R33およびR34の少なくとも一つは、イオン性親水性基を置換基として有し、R31、R32、R33およびR34の少なくとも一つは、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核中の4つのベンゼン環A、B、CおよびDのそれぞれに存在し、Raは、置換または無置換のアルキル基であり、Rbは、水素原子、置換または無置換のアルキル基であり、Rcは、置換または無置換のアルキル基であり、
kは、0<k<8を満たし、lは、0<l<8を満たし、mは、0≦m<8を満たし、nは、0≦n<8を満たし、且つ、k、l、mおよびnは、4≦k+l+m+n≦8を満たす。
Pc(Cu)は、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核であり、
M0は、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびアンモニウムのいずれかであり、
xは、0<x<4を満たし、yは、0<y<4を満たし、且つ、xおよびyは、2≦x+y≦5を満たし、
SO3M0基およびSO2NH2基は、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核中の4つのベンゼン環A、B、CおよびDのいずれかに存在する。
前記水性シアンインクでは、一般式(C−2b)において、xおよびyは、x+y=4を満たしてもよい。
前述のとおり、前記水性ブラックインクは、ブラック着色剤、水および水溶性有機溶剤を含む。前記ブラック着色剤は、カーボンブラックを含む。前記カーボンブラックとしては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等があげられる。前記カーボンブラックは、自己分散型カーボンブラックであってもよい。前記自己分散型カーボンブラックは、例えば、カーボンブラック粒子にカルボニル基、ヒドロキシル基、カルボキシ基、スルホ基、リン酸基等の親水性官能基およびそれらの塩の少なくとも一種が、直接または他の基を介して化学結合により導入されていることによって、分散剤を使用しなくても水に分散可能なものである。
施例および比較例により限定および制限されない。
水性イエローインク組成(表2)の各成分を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブレンフィルタ(孔径0.20μm)を用いてろ過することで、水性イエローインクY1〜Y12およびY13c〜Y17cを得た。なお、表2において、イエロー染料(Y−1a)〜(Y−1e)は、それぞれ、化学式(Y−1a)〜(Y−1e)で表される化合物である。
水性マゼンタインク組成(表3)の各成分を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブレンフィルタ(孔径0.20μm)を用いてろ過することで、水性マゼンタインクM1〜M18およびM19c〜M27cを得た。なお、表3において、マゼンタ染料(M−1a)〜(M−1e)は、それぞれ、表1に示すマゼンタ染料(M−1a)〜(M−1e)で表される化合物であり、マゼンタ染料(M−2a−1)〜(M−2a−5)は、それぞれ、化学式(M−2a−1)〜(M−2a−5)で表される化合物であり、マゼンタ染料(M−2b−2)、(M−2b−4)および(M−2b−5)は、それぞれ、化学式(M−2b−2)、(M−2b−4)および(M−2b−5)で表される化合物である。
水性シアンインク組成(表4)の各成分を、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製の親水性ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)タイプメンブレンフィルタ(孔径0.20μm)を用いてろ過することで、水性シアンインクC1〜C19およびC20c〜C27cを得た。なお、表4において、シアン染料(C−1a)〜(C−1e)は、それぞれ、化学式(C−1a)〜(C−1e)で表される化合物であり、シアン染料(C−2a−1)、(C−2a−2)および(C−2a−5)は、それぞれ、化学式(C−2a−1)、(C−2a−2)および(C−2a−5)で表される化合物であり、シアン染料(C−2b−2)および(C−2b−3)は、それぞれ、化学式(C−2b−2)および(C−2b−3)で表される化合物である。
水性ブラックインク組成(表5)における、自己分散型カーボンブラックの水分散体を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、前記自己分散型カーボンブラックの水分散体に前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)を用いてろ過することで、水性ブラックインクK1〜K7を得た。
〔インクジェット記録用水性インクセットの構成〕
表6および表7に示すように水性イエローインク、水性マゼンタインク、水性シアンインクおよび水性ブラックインクを組み合わせて、インクジェット記録用水性インクセットを構成した。
実施例および比較例の水性インクセットについて、カラーインクの(a)保存安定性評価、(b)発色性評価、(c)耐オゾン性評価および(d)耐光性評価と、カラーインクおよびブラックインクの(e)噴射安定性評価と、カラーインクとブラックインクとの間の(f)ブリーディング評価と、(g)総合評価とを、下記の方法により行った。なお、(c)耐オゾン性評価および(d)耐光性評価に用いるサンプルは、つぎのようにして準備した。
まず、実施例および比較例の水性インクセットを構成する水性イエローインク、水性マゼンタインクおよび水性シアンインクを、それぞれインクカートリッジに充填した。ついで、前記インクカートリッジを、ブラザー工業(株)製のインクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cに装着した。つぎに、ブラザー工業(株)製の写真光沢紙BP71GAに前記水性インクの単色グラデーションサンプルをプリントし、初期OD値1.0の各単色パッチを得た。前記OD値は、Gretag Macbeth社製の分光測色計Spectrolino(光源:D65;視野:2°;status A)により測定した。
実施例および比較例の水性インクセットを構成する各水性インクを純水によって1600倍に希釈した希釈液の最大吸収ピーク波長における吸光度を、(株)島津製作所製の紫外可視近赤外分光光度計UV3600を用いて測定した。前記吸光度の測定には、セル長10mmの測定セルを用いた。ついで、別途、前記水性インクを密閉容器に入れ、温度60℃の環境下で、2週間保存した。つぎに、前記保存後の前記水性インクを純水によって1600倍に希釈した希釈液の吸光度を、保存前と同様にして、測定した。つぎに、下記式(I)により吸光度減少率(%)を求め、水性インクセットとしての保存安定性を下記の評価基準に従って評価した。なお、前記吸光度減少率が小さいほど、保存安定性に優れていたことになる。
吸光度減少率(%)={(X−Y)/X}×100 ・・・(I)
X:保存前の吸光度
Y:保存後の吸光度
AA:水性インクの吸光度減少率がいずれも5%未満
A :少なくとも一色の水性インクの吸光度減少率が5%以上10%未満であり、残りの水性インクの吸光度減少率が5%未満
C :少なくとも一色の水性インクの吸光度減少率が10%以上
実施例および比較例の水性インクセットを構成する水性イエローインク、水性マゼンタインクおよび水性シアンインクを、それぞれインクカートリッジに充填した。ついで、前記インクカートリッジを、前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cに装着した。つぎに、前記写真光沢紙BP71GAに自然画像サンプル(JIS SCID No.2)をプリントした。この自然画像サンプルを、目視にて観察し、単色または各色を組み合わせた色が充分に表現されているか否かを、下記の評価基準に従って評価した。
AA:単色および各色を組み合わせた色が充分に表現できている。
A ;単色がそれぞれ、充分に表現できている。
C :単色および各色を組み合わせた色のいずれも充分に表現できていない。
スガ試験機(株)製のオゾンウェザーメーターOMS−Hを用いて、オゾン濃度1ppm、槽内温度24℃、槽内相対湿度60%の条件下に前記各単色パッチを40時間放置した。ついで、前記放置後の前記各単色パッチのOD値を、前述と同様にして、測定した。つぎに、下記式(II)によりOD値減少率(%)を求め、耐オゾン性を、下記の評価基準に従って評価した。なお、前記OD値減少率が小さいほど、画質の劣化が少なく、耐オゾン性に優れていたこととなる。
OD値減少率(%)={(X−Y)/X}×100 ・・・(II)
X:1.0(初期OD値)
Y:放置後のOD値
AA:水性インクのOD値減少率がいずれも20%未満であって、各水性インク間のOD値減少率の最大差が20%未満
A :少なくとも1色の水性インクのOD値減少率が20%以上30%未満であって、各水性インク間のOD値減少率の最大差が20%未満
C :少なくとも一色の水性インクのOD値減少率が30%以上であるか、いずれかの水性インク間のOD値減少率の差の最大値が20%以上
スガ試験機(株)製のスーパーキセノンウェザーメーターSX75を用いて、槽内温度23℃、槽内相対湿度50%、照度81klxの条件下、前記各単色パッチにキセノンランプ光を100時間照射した。ついで、前記照射後の前記各単色パッチのOD値を、前述と同様にして、測定した。つぎに、下記式(III)によりOD値減少率(%)を求め、耐光性を、下記の評価基準に従って評価した。なお、前記OD値減少率が小さいほど、画質の劣化が少なく、耐光性に優れていたこととなる。
OD値減少率(%)={(X−Y)/X}×100 ・・・(III)
X:1.0(初期OD値)
Y:照射後のOD値
A :少なくとも一色の水性インクのOD値減少率が20%以上30%未満であって、各水性インク間のOD値減少率の最大差が20%未満
C :少なくとも一色の水性インクのOD値減少率が30%以上であるか、いずれかの水性インク間のOD値減少率の差の最大値が20%以上
実施例および比較例の水性インクセットを構成する水性イエローインク、水性マゼンタインク、水性シアンインクおよび水性ブラックインクのそれぞれについて、前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cを使用し、富士通コワーコ(株)製のオフィス用紙W(記録用紙)上に、1億ドット(約3万枚)の連続記録を行った。前記連続記録の結果を、下記の評価基準に従って評価した。不吐出とは、インクジェットヘッドのノズルが目詰まりし、前記水性インクが吐出されない状態である。吐出曲がりとは、インクジェットヘッドのノズルの一部が目詰まりし、前記水性インクが、前記記録用紙に対して垂直に吐出されず、斜めに吐出される状態である。
AA:連続記録中において、全ての水性インクに不吐出および吐出曲がりが全くなかった。
A :連続記録中において、少なくとも一色の水性インクに不吐出若しくは吐出曲がりが僅かにあったが、前記不吐出若しくは吐出曲がりが、共に5回以内のパージによって回復した。
C :連続記録中において、少なくとも一色の水性インクに不吐出および吐出曲がりが多数有り、前記不吐出および吐出曲がりが、共に5回のパージでは回復しなかった。
前記インクジェットプリンタ搭載デジタル複合機DCP−385Cを使用して、普通紙3紙(International Paper社製のRey Copy Paper、Xerox社製のBusinessおよびRecycled Supreme)上に、実施例および比較例の水性インクセットを構成する水性イエローインクと水性マゼンタインクとの混色部(レッド部)、水性イエローインクと水性シアンインクとの混色部(グリーン部)および水性マゼンタインクと水性シアンインクとの混色部(ブルー部)を、それぞれ2つずつ形成した。ついで、2つの前記各混色部間に、実施例および比較例の水性インクセットを構成する水性ブラックインクを用いて黒色のラインを形成し評価サンプルを作成した。前記評価サンプルにおけるブリーディングは、クオリティ・エンジニアリング・アソシエイツ(QEA)社製のハンディ型画像評価システム「PIAS(登録商標)−II」によりラギットネス(Raggedness)を測定し、下記評価基準に従って評価した。前記ラギットネスの測定は、ISO−13660に準拠して実施し、各普通紙について3回行った。ここで、各普通紙における測定結果は、それぞれ、3回測定した値の平均値の小数第1位を四捨五入したものであり、「3紙平均」は、前記各普通紙のそれぞれの前記平均値(小数第1位を四捨五入する前の値)の和を3で除した3紙の測定結果の平均値について小数第1位を四捨五入したものである。
AA:3紙平均のラギットネスが、27μm未満
A :3紙平均のラギッドネスが、27μm以上32μm未満
C :3紙平均のラギッドネスが、32μm以上
各水性インクセットについて、前記(a)〜(f)の結果から、下記の評価基準に従って総合評価を行った。
G :評価結果のいずれにもCはなかった。
NG:評価結果のいずれかにCがあった。
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置
Claims (4)
- 水性イエローインク、水性マゼンタインク、水性シアンインクおよび水性ブラックインクを含むインクジェット記録用水性インクセットであって、
前記水性イエローインクが、イエロー着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、
前記イエロー着色剤が、下記のイエロー染料(Y−1)およびイエロー染料(Y−2)を含み、
前記水性イエローインクにおける前記イエロー染料(Y−1)と前記イエロー染料(Y−2)との重量比が、イエロー染料(Y−1):イエロー染料(Y−2)=60:40〜95:5であり、
前記水性マゼンタインクが、マゼンタ着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、
前記マゼンタ着色剤が、下記のマゼンタ染料(M−1)およびマゼンタ染料(M−2)を含み、
前記マゼンタ染料(M−1)およびマゼンタ染料(M−2)が、下記(A)および(B)のいずれか一方の条件を満たすように前記水性マゼンタインクに配合されており、
(A)前記マゼンタ染料(M−2)が、下記マゼンタ染料(M−2a)であり、
前記水性マゼンタインクにおける前記マゼンタ染料(M−1)と前記マゼンタ染料(M−2)との重量比が、マゼンタ染料(M−1):マゼンタ染料(M−2)=60:40〜20:80である
(B)前記マゼンタ染料(M−2)が、下記マゼンタ染料(M−2b)、C.I.アシッドレッド1およびC.I.アシッドレッド254からなる群から選択される染料であり、
前記水性マゼンタインクにおける前記マゼンタ染料(M−1)と前記マゼンタ染料(M−2)との重量比が、マゼンタ染料(M−1):マゼンタ染料(M−2)=70:30〜90:10である
前記水性シアンインクが、シアン着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、
前記シアン着色剤が、下記のシアン染料(C−1)を含み、
前記水性ブラックインクが、ブラック着色剤、水および水溶性有機溶剤を含み、前記ブラック着色剤が、カーボンブラックを含み、
前記水性イエローインク、前記水性マゼンタインクおよび前記水性シアンインクの表面張力が、それぞれ、28.8mN/m〜35mN/mであり、
前記水性ブラックインクの表面張力が、30mN/m〜40mN/mであり、
前記水性イエローインク全量に対し、前記イエロー着色剤の総配合量が、2重量%〜6重量%であり、
前記水性マゼンタインク全量に対し、前記マゼンタ着色剤の総配合量が、2重量%〜6重量%であり、
前記水性シアンインク全量に対し、前記シアン着色剤の総配合量が、2重量%〜6重量%であることを特徴とするインクジェット記録用水性インクセット。
イエロー染料(Y−1):一般式(Y−1)で表される染料
イエロー染料(Y−2):C.I.ダイレクトイエロー86、C.I.ダイレクトイエロー132およびC.I.ダイレクトイエロー142からなる群から選択される染料
マゼンタ染料(M−1):一般式(M−1)で表される染料
マゼンタ染料(M−2):一般式(M−2a)で表される染料、一般式(M−2b)で表される染料、C.I.アシッドレッド1およびC.I.アシッドレッド254からなる群から選択される染料
シアン染料(C−1):一般式(C−1)で表される染料
R1、R2、Y1およびY2は、それぞれ、一価の基であり、R1、R2、Y1およびY2は互いに同一でも異なっていてもよく、
X1およびX2は、それぞれ、電子吸引性基であり、X1およびX2は互いに同一でも異なっていてもよく、
Z1およびZ2は、それぞれ、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアルキニル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のヘテロ環基であり、Z1およびZ2は互いに同一でも異なっていてもよく、
M1は、水素原子、アルカリ金属原子、NH4またはNR4(Rは、アルキル基またはアリール基)である。
n1は、1または2であり、
3つのMは、それぞれ、ナトリウムまたはアンモニウムであり、3つのMは互いに同一でも異なっていてもよく、
R0は、カルボキシ基で置換された炭素原子数1〜8のモノアルキルアミノ基である。
R11は、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基であり、
R12は、水素原子、ハロゲン原子またはシアノ基であり、
R13は、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のヘテロ環基であり、
R14、R15、R16およびR17は、それぞれ、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換のヘテロ環基、置換または無置換のスルホニル基、置換または無置換のアシル基であり、R14、R15、R16およびR17は互いに同一でも異なっていてもよいが、R14とR15が共に水素原子であることはなく、R16とR17が共に水素原子であることはなく、
A1およびA2は、双方が置換または無置換の炭素原子であるか、若しくは一方が置換または無置換の炭素原子であり、且つ、他方が窒素原子である。
rは、0、1または2であり、
R18、R19およびR20は、それぞれ、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルコキシ基、ハロゲン原子、水素原子、ヒドロキシル基、置換または無置換のカルバモイル基、置換または無置換のスルファモイル基、置換または無置換のアミノ基、ニトロ基、スルホン酸エステル基、置換または無置換のアルキルスルホニル基、置換または無置換のアリールスルホニル基、カルボキシ基、カルボン酸エステル基であり、R18、R19およびR20は互いに同一でも異なっていてもよく、
R21、R22およびR23は、それぞれ、水素原子、置換または無置換のアルキル基、置換または無置換のアルケニル基、置換または無置換のアリール基、置換または無置換の脂環基、置換または無置換のヘテロ環基であり、R21、R22およびR23は互いに同一でも異なっていてもよい。
環A31、A32およびA33は、それぞれ、ベンゼン環、2,3−ピリジン環および3,2−ピリジン環からなる群から選択される少なくとも一つであり、且つ、環A31、A32およびA33の少なくとも一つは、2,3−ピリジン環または3,2−ピリジン環であり、環A31、A32およびA33は互いに同一でも異なっていてもよく、
aは、1.0≦a≦3.0を満たし、bは、0.2≦b≦1.8を満たし、cは、0.8≦c≦1.6を満たし、且つ、a、bおよびcは、0≦a+b+c≦4を満たし、
zは、1≦z≦3を満たす整数であり、
R30は、炭素原子数1〜6の直鎖アルキレン基である。 - 前記シアン着色剤が、さらに、下記のシアン染料(C−2)を含み、
前記水性シアンインクにおける前記シアン染料(C−1)と前記シアン染料(C−2)との重量比が、シアン染料(C−1):シアン染料(C−2)=70:30〜95:5である請求項1に記載のインクジェット記録用水性インクセット。
シアン染料(C−2):一般式(C−2a)で表される染料、一般式(C−2b)で表される染料、C.I.ダイレクトブルー199およびC.I.ダイレクトブルー86からなる群から選択される染料
Pc(Cu)は、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核であり、
R31、R32、R33およびR34は、それぞれ、−SO2Ra、−SO2NRbRcおよび−CO2Raからなる群から選択される置換基であり、R31、R32、R33およびR34のすべてが互いに同一であることはなく、R31、R32、R33およびR34の少なくとも一つは、イオン性親水性基を置換基として有し、R31、R32、R33およびR34の少なくとも一つは、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核中の4つのベンゼン環A、B、CおよびDのそれぞれに存在し、Raは、置換または無置換のアルキル基であり、Rbは、水素原子、置換または無置換のアルキル基であり、Rcは、置換または無置換のアルキル基であり、
kは、1≦k≦7を満たし、lは、1≦l≦7を満たし、mは、0≦m≦6を満たし、nは、0≦n≦6を満たし、且つ、k、l、mおよびnは、4≦k+l+m+n≦8を満たす。
M0は、リチウム、ナトリウム、カリウムおよびアンモニウムのいずれかであり、
xは、0<x<4を満たし、yは、0<y<4を満たし、且つ、xおよびyは、2≦x+y≦5を満たし、
SO3M0基およびSO2NH2基は、一般式(Pc)で表される銅フタロシアニン核中の4つのベンゼン環A、B、CおよびDのいずれかに存在する。
- 記録媒体に水性インクセットを構成する水性インクをインクジェット方式により吐出して記録するインクジェット記録方法であって、
前記水性インクセットが、請求項1または2のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクセットであることを特徴とするインクジェット記録方法。 - インクセット収容部およびインク吐出手段を含むインクジェット記録装置であって、
前記インクセット収容部に、請求項1または2のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクセットが収容され、
前記インクジェット記録用水性インクセットを構成する4色の水性インクが、それぞれ、前記インク吐出手段によって記録媒体に吐出されることを特徴とするインクジェット記録装置。
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