JP5586865B2 - インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、記録ユニット、及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Description
(一般式(I)中、R1、R2、Y1及びY2はそれぞれ独立に、一価の基であり、X1及びX2はそれぞれ独立に、ハメットのσp値が0.20以上の電子吸引性基である。また、Z1及びZ2はそれぞれ独立に、水素原子又は下記の置換基の群から選ばれるいずれかの基である。置換基の群は、置換若しくは無置換のアルキル基、置換若しくは無置換のアルケニル基、置換若しくは無置換のアルキニル基、置換若しくは無置換のアラルキル基、置換若しくは無置換のアリール基、及び置換若しくは無置換のヘテロ環基からなる。また、Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
(前記一般式(I)中、R1、R2、Y1及びY2はそれぞれ独立に、一価の基であり、X1及びX2はそれぞれ独立に、ハメットのσp値が0.20以上の電子吸引性基であり、Z1及びZ2はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基、又はヘテロ環基であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。)
なお、本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。また、以下の記載において、一般式(I)、一般式(II)、及び、一般式(III)で表される化合物は、それぞれ「一般式(I)の化合物」、「一般式(II)の化合物」、及び「一般式(III)の化合物」と省略して記載することがある。さらに、本発明において、有機溶剤や含窒素有機溶剤は、常温(20〜25℃)で固体であっても、水に溶解させて水溶液とした場合に、色材などの成分を溶解ないしは分散させる溶媒となりうるものであれば、有機溶剤や含窒素有機溶剤に含まれるものとする。
以下、本発明のインクジェット用インク(以下、単にインクと呼ぶこともある)を構成する成分や、インクの物性などについて詳細に述べる。
〔一般式(I)で表される化合物、又は一般式(II)で表される化合物〕
本発明のインクは、画像の堅牢性や発色性に優れるという特徴を有する、下記一般式(I)の化合物を色材として含有することが必要である。下記一般式(I)の化合物の中でも特に、下記一般式(II)の化合物を使用することが好ましい。以下、これらの一般式について説明する。
ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子、及びヨウ素原子などが挙げられ、中でも、塩素原子又は臭素原子が好ましく、特には、塩素原子が好ましい。
アシル基(例えば、アセチル基)。アルコキシカルボニル基(例えば、ドデシルオキシカルボニル基)。アリールオキシカルボニル基(例えば、m−クロロフェノキシカルボニル基)。アルキルスルフィニル基(例えば、n−プロピルスルフィニル基)。アリールスルフィニル基(例えば、フェニルスルフィニル基)。スルファモイル基(例えば、N−エチルスルファモイル基、N,N−ジメチルスルファモイル基)。ハロゲン化アルキル基(例えば、トリフロロメチル基)。
アシルオキシ基(例えば、アセトキシ基)。カルバモイル基(例えば、N−エチルカルバモイル基、N,N−ジブチルカルバモイル基)。ハロゲン化アルコキシ基(例えば、トリフロロメチルオキシ基)。ハロゲン化アリールオキシ基(例えば、ペンタフロロフェニルオキシ基)。スルホニルオキシ基(例えば、メチルスルホニルオキシ基)。ハロゲン化アルキルチオ基(例えば、ジフロロメチルチオ基)。2つ以上のσp値が0.15以上の電子吸引性基で置換されたアリール基(例えば、2,4−ジニトロフェニル基、ペンタクロロフェニル基)、複素環(例えば、2−ベンゾオキサゾリル基、2−ベンゾチアゾリル基、1−フェニル−2−ベンズイミダゾリル基)。
本発明者らは、上記で説明したような構造を有する一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物が、該化合物(色材)と併用する有機溶剤の種類によって分解性が異なることを、次の方法で検証した。ここでは、一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物として、上記例示化合物5を例に挙げて具体的に説明する。先ず、例示化合物5:3.0質量%、下記表1に示す各有機溶剤:25.0質量%、水:72.0質量%を混合して、インク1〜5を得た。得られた各インクをそれぞれ温度70℃の条件で7日間保存し、保存前後のインクについて高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて色材のピークを測定した。そして、保存前後における色材のピーク面積の減少率を求め、これを色材の分解率とした。各インクに用いた有機溶剤の種類と、上記の方法で求めた例示化合物5の分解率の値とを表1に示した。また、有機溶剤のMOH/MWの値と、一般式(I)の化合物の分解率との関係を図1のグラフに示した。図1より、MOH/MWの値と一般式(I)の化合物の分解率との間にはよい相関が見られ、MOH/MWの値が大きいほど分解率も大きくなっているのがわかった。また、一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物と同様にトリアジン環を有する、ジスアゾ系のイエロー染料として一般的なC.I.ダイレクトイエロー86に関しても同様な実験を行ったが、染料の分解は生じていなかった。
インク中の色材(一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物)の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、1.0質量%以上10.0質量%以下であることが好ましい。色材の含有量の合計が1.0質量%未満であると、画像の堅牢性や発色性が十分に得られない場合があり、含有量の合計が10.0質量%を超えると、耐固着性などのインクジェット特性が得られない場合がある。
本発明のインクは、pHが7.0以上10.0以下であることが好ましい。インクのpHが10.0を超えると、インクカートリッジやインクジェット記録装置のインクと接触する部材を構成する材料において、その材料の種類によっては、以下の問題が起こる場合があるためである。すなわち、不純物がインク中に溶出して、インクの性能が低下する場合がある。また、インクと接触する部材を構成する材料が劣化する場合がある。さらに、長期間連続して記録を長期間行う際に、記録ヘッドの発熱部接液面の劣化(溶解)や、配線の断線が起きる場合がある。一方、インクのpHが7.0未満であると、一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物の溶解性が低下するため、インクの保存安定性が低下する場合がある。
本発明のインクには、水及び有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を用いることができる。本発明のインクに含有させる有機溶剤の種類や含有量に関しては、一般式(I)の化合物又は一般式(II)の化合物の耐分解性、耐固着性、吐出安定性の点から適切なものを選択しなければならない。具体的には、有機溶剤の分子量に占める水酸基の割合(MOH/MWの値)が、0以上0.2未満の有機溶剤Aと0.2以上0.4未満の有機溶剤Bと0.4以上1.0未満の有機溶剤Cの3つをインク中に含有していなければならない。すなわち、本発明のインクは、有機溶剤A、B及びCのそれぞれを少なくとも1種ずつ含有してなることを要する。なお、本発明における有機溶剤とは、水に対して溶解し、該有機溶剤又は該有機溶剤の水溶液が色材を溶解することができるものである。インク中の有機溶剤の総含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、5.0質量%以上90.0質量%以下、さらには5.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。また、水は、脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、50.0質量%以上90.0質量%以下であることが好ましい。
本発明で使用する有機溶剤Aに分類される有機溶剤は、分子量に占める水酸基の割合(MOH/MWの値)が、0以上0.2未満の化合物であるが、本発明のインク中に、少なくとも1種が含有されていることを要する。さらに、本発明のインクにおいては、有機溶剤Aに分類される有機溶剤のうちの80.0%以上が含窒素有機溶剤からなることを要する。含窒素有機溶剤は、保湿性に優れ、水分と共存すると水分を吸収、又は、水分を逃がしにくくする特性がある。インク中の有機溶剤Aの含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、3.0質量%以上12.0質量%以下、さらには4.0質量%以上11.0質量%以下であることが好ましい。含有量が3.0質量%未満であると、吐出安定性を向上する効果が十分に得られない場合がある。また、含有量が12.0質量%を超えると、インクの粘度が高くなることにより、吐出不良が起き、結果として吐出安定性を向上する効果が十分に得られない場合がある。また、有機溶剤Aに該当する有機溶剤を2種以上使用する場合、質量基準で、80.0%以上は含窒素有機溶剤とする必要がある。これは、有機溶剤Aのうち含窒素有機溶剤が80.0%未満である場合には、吐出安定性を向上する効果が不十分になるからである。なお、本発明においては、有機溶剤Aに該当する有機溶剤のうち80.0%以上が含窒素有機溶剤であることを満足することを要するため、インクが1種類のみの有機溶剤Aを含有してなる場合は、該有機溶剤Aが含窒素有機溶剤であることが必要である。
本発明で使用する有機溶剤Bに分類される有機溶剤は、分子量に占める水酸基の割合(MOH/MWの値)が、0.2以上0.4未満の化合物である。インク中の有機溶剤Bの含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、3.0質量%以上15.0質量%以下、さらには4.0質量%以上14.0質量%以下であることが好ましい。有機溶剤Bの含有量が3.0質量%未満であると、耐固着性などのインクの信頼性が得られない場合がある。また、インク中における有機溶剤Bの含有量が15.0質量%を超えると、インクの粘度が上昇して、吐出不良が起き、結果として吐出安定性を向上する効果が十分に得られない場合がある。本発明で使用することができる具体的な有機溶剤Bとしては、下記のものが挙げられる。例えば、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、3−メトキシ−1,2−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジプロピレングリコール。1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ビス(2−ヒドロキシエチル)スルホン、トリエタノールアミンなどが挙げられる。勿論、本発明においては、有機溶剤Bの定義に包含されるものであれば、上記の化合物に限られるものではない。これらの有機溶剤Bは、本発明のインク中に少なくとも1種類含有されていることを要するが、2種類以上を含有してもよい。
本発明で使用する有機溶剤Cに分類される有機溶剤は、分子量に占める水酸基の割合(MOH/MWの値)が、0.4以上1.0未満の化合物である。インク中の有機溶剤Cの含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、2.0質量%以上12.0質量%以下、さらには3.0質量%以上11.0質量%以下であることが好ましい。有機溶剤Cの含有量が2.0質量%未満であると、耐固着性などのインクの信頼性が得られない場合がある。また、有機溶剤Cの含有量が12.0質量%を超えると、一般式(I)の化合物の耐分解性の低下が起きる場合がある。
本発明のインクは、上記で挙げた成分以外にも、界面活性剤を含有することが好ましい。インク中の界面活性剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として2.0質量%未満であることが好ましい。界面活性剤の含有量が上記した範囲より多いと、インクをインクジェット記録装置に用いる場合に吐出安定性が十分に得られない場合がある。また、インク中の界面活性剤の含有量(質量%)の下限は、インク全質量を基準として、0.0質量%を超えることが好ましく、さらには0.1質量%以上であることが好ましい。界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びアニオン性界面活性剤などが挙げられる。本発明のインクにおいては、ノニオン性界面活性剤を用いることが好ましく、特には、アセチレングリコール系の界面活性剤を用いることが好ましい。アセチレングリコール系の界面活性剤としては、例えば、アセチレノールEH、E100(以上、川研ファインケミカル製)、サーフィノール104、82、465、オルフィンSTG(以上、日信化学製)などが挙げられる。なお、本発明においては、界面活性剤は有機溶剤に含まれないものとする。
本発明のインクは、上記で挙げた成分以外にも必要に応じて、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、及び水溶性ポリマーなど、種々の添加剤を含有してもよい。なお、本発明においては、添加剤は有機溶剤に含まれないものとする。
本発明のインクは、インクジェット記録方法などに好適に用いられるが、フルカラー画像などを形成するために、本発明のインクを、本発明のインクとは別の色調を有するインクと組み合わせて用いることができる。本発明のインクは、例えば、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、グリーンインク及びブルーインクなどから選択される少なくともいずれか1種のインクと共に用いることが好ましい。また、これらのインクと実質的に同一の色調を有する、所謂淡インクをさらに組み合わせて用いることもできる。これらのインク又は淡インクの色材は、公知の染料であっても、新規に合成された色材であっても用いることができる。
本発明のインクは、インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行う本発明のインクジェット記録方法に用いることが特に好ましい。インクジェット記録方法には、インクに力学的エネルギーを作用することによりインクを吐出する記録方法や、インクに熱エネルギーを作用することによりインクを吐出する記録方法などがあるが、本発明のインクは、いずれにも適用できる。本発明のインクジェット記録方法においては、特に、熱エネルギーを利用するインクジェット記録方法を用いることが好ましい。
本発明のインクカートリッジは、本発明のインクを収容してなるインク収容部を備えてなることを特徴とする。
本発明の記録ユニットは、本発明のインクを収容してなるインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えてなることを特徴とする。特に、前記記録ヘッドが、記録信号に対応した熱エネルギーをインクに作用することによりインクを吐出する記録ユニットである形態が好ましい。特に、本発明の記録ユニットにおいては、金属及び/又は金属酸化物を含有する発熱部接液面を有する記録ヘッドを具備するものであることが好ましい。前記発熱部接液面を構成する金属及び/又は金属酸化物の具体的なものとしては、例えば、Ta、Zr、Ti、Ni、若しくはAlなどの金属、又はこれらの金属の酸化物などが挙げられる。
本発明のインクジェット記録装置は、本発明のインクを収容してなるインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えてなることを特徴とする。好ましい形態としては、前記インクを収容するインク収容部を有する記録ヘッドの内部のインクに、記録信号に対応した熱エネルギーを作用することによりインクを吐出する方式のインクジェット記録装置が挙げられる。
ヘッドカートリッジH1000の構成について説明する。図5は、ヘッドカートリッジH1000の構成を示した図であり、また、ヘッドカートリッジH1000にインクカートリッジH1900を装着する様子を示した図である。ヘッドカートリッジH1000は、記録ヘッドH1001と、インクカートリッジH1900を搭載する手段、及びインクカートリッジH1900から記録ヘッドにインクを供給する手段を有しており、キャリッジM4000に対して着脱可能に搭載される。
[例示化合物5の合成と特性値の測定]
以下に示す合成フロー及び手順にしたがって、例示化合物5(カリウム塩)を合成した。
炭酸水素ナトリウム25.5g及びイオン交換水150mLを混合して40℃に加温し、これに塩化シアヌル(東京化成製;化合物a)25.0gを10分ごとに5等分して添加し、1時間撹拌して溶液を調製した。得られた溶液を、ヒドラジン一水和物52.8mL及びイオン交換水47mLの混液(8℃)中に、内温が10℃を超えないようにして滴下した。その後、内温を50℃に昇温して、30分撹拌した。析出した結晶をろ過して、23.4gの化合物b(ヒドラジン誘導体、融点>300℃)を得た。収率は94.7%であった。
上記で得られた化合物b(ヒドラジン誘導体)35.0gをエチレングリコール420mLに懸濁し、内温を50℃にして撹拌した。これに、濃塩酸59mLを添加し、次にピバロイルアセトニトリル(東京化成製)60.1gを添加し、温度50℃で10時間撹拌した。これに、濃塩酸95mL、メタノール145mLを添加して、さらに8時間撹拌した。室温になるまで冷却した後、析出した結晶をろ別し、81.6gの化合物c(5−アミノピラゾール誘導体、融点=233〜235℃)を得た。収率は94.2%であった。
化合物d(東京化成製)90.57gを、水500mLに懸濁して、これに、130mLの濃塩酸を添加し、添加後の内温が5℃以下になるまで冷却した。次に、亜硝酸ナトリウム36.23gを含む70mLの水溶液を内温4〜6℃の範囲で滴下し、さらに内温を5℃以下として30分撹拌した。次に、159gの亜硫酸ナトリウム及び636mLの水を、内温を20℃以下に保ちながら添加し、さらに内温を25℃として250mLの濃塩酸を添加し、続いて内温を90℃として1時間撹拌した。その後、内温を室温まで冷却した後、ろ過を行い、200mLの水で洗浄した後、風乾して、80.0gの化合物eを得た。
上記で得た23.3gの化合物eを、209mLのエタノールに懸濁して、これに、トリエチルアミン28mLを室温で滴下した。その後、これに、12.2gのエトキシメチレンマロノニトリル(ALDRICH製)を数回に分けて添加した。さらに、3時間還流を行った後、室温まで冷却して、ろ過を行い、400mLのイソプロピルアルコールで洗浄した後、乾燥して、23.57gの化合物fを得た。
内温を4℃以下として硫酸32.4mLに酢酸145.56mLを添加し、内温を7℃以下として撹拌下で40質量%のニトロシル硫酸15.9mL(ALDRICH製)を滴下した。これに、上記で得た32.4gの化合物fを数回に分けて添加し、内温を10℃として60分撹拌した。その後、尿素1.83gを添加した18.8gの化合物cを470mLのメタノールに懸濁した溶液中に、内温を0℃未満として化合物fのジアゾニウム塩を滴下して、内温を0℃未満として30分撹拌した。その後、反応液の内温を室温まで昇温した後、ろ過を行い、メタノールで洗浄し、さらに水で洗浄して、粗結晶を得た。得られた粗結晶をメタノール400mLに懸濁して、還流下で60分撹拌した後、室温まで冷却して、ろ過を行い、メタノール、水、メタノールの順序でそれぞれ洗浄した後、75℃で一晩乾燥して、例示化合物5の遊離酸型結晶34.4gを得た。得られた結晶を水に溶解して10質量%の水溶液(25℃:pH≒8.3:KOH水溶液で調整)とした後、内温50℃でイソプロパノールを添加して晶析した後、冷却して、ろ過を行い、さらにイソプロパノールで洗浄して、乾燥した。このようにして、35.0gの例示化合物5(カリウム塩)を得た。
インクの調製に用いた各有機溶剤について、MOH/MWの値を求めた結果を下記表2に示した。
上記で得られたイエロー色材である例示化合物5を用い、下記表3に示した各成分をそれぞれ混合して、十分撹拌した。その後、ポアサイズ0.2μmのフィルターにて加圧ろ過を行い、各インクを調製した。
(耐分解性)
各インク中の色材がどの程度分解しているかの検証は、インクを70℃/7日間保存し、保存前後のインクを高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて色材のピークを測定し、保存前後における色材のピーク面積の減少率を色材の分解率として行った。
・カラム:SunFire C18(日本ウォーターズ製)2.1mm×150mm
・カラム温度:40℃
・流速:0.2mL/min
・PDA:200nm〜700nm
・移動相及びグラジエント条件:下記表4
A:分解率が20%未満であった。
B:分解率が20%以上25%未満であった。
C:分解率が25%以上であった。
上記で得られた各インクをそれぞれ、インクジェット記録装置(商品名:PIXUS iP8600;キヤノン製)用のインクカートリッジに充填した。このインクカートリッジを前記インクジェット記録装置のヘッドカートリッジに装着した。その後、ヘッドカートリッジをインクジェット記録装置から取り外して、吐出口を露出した状態で、温度35℃、湿度10%の環境下で2週間保存した。その後、ヘッドカートリッジを再度上記と同様のインクジェット記録装置に装着して、吸引を所定の回数行い、回復性を確認することで、インクの耐固着性の評価を行った。なお、吸引とは、前記インクジェット記録装置に具備された機能の一つである、「プリントヘッドのクリーニング」のことである。耐固着性の評価基準は以下の通りである。得られた評価結果を表5に示した。なお、本発明においては、下記の評価基準でB2以上を許容できるレベルとし、中でも、B1が良好であるレベル、Aが優れているレベルとし、また、Cが許容できないレベルとした。
B1:5回の吸引で全ての吐出口が問題なく吐出できる状態に回復した。
B2:6回の吸引で全ての吐出口が問題なく吐出できる状態に回復した。
C:7回以上の吸引を行っても吐出できない吐出口があった。
上記で得られた各インクをそれぞれ、インクジェット記録装置(商品名:PIXUS iP8600;キヤノン製)用のインクカートリッジに充填した。このインクカートリッジを前記インクジェット記録装置のヘッドカートリッジに装着した。その後、インクジェット装置を温度15℃、湿度10%の環境に放置し、その後、あるノズルからインクを吐出させ、そのノズルをキャッピングしない状態で1分間放置した。次に、そのノズルからインクを吐出して形成した記録物を目視で確認して、吐出安定性の評価を行った。吐出安定性の評価基準は以下の通りである。得られた評価結果を表5に示した。なお、本発明においては、下記の評価基準でB2以上を許容できるレベルとし、中でも、B1が良好であるレベル、Aが優れているレベルとし、また、Cが許容できないレベルとした。
B1:2ノズル未満において記録の乱れがあった。
B2:2ノズル以上5ノズル未満において記録の乱れがあった。
C:吐出できない吐出口があった。
比較例1〜8、実施例1〜4、7〜18、及び参考例5、6の結果から、含窒素有機溶剤80.0%以上からなる有機溶剤Aを含有するインクの方が、吐出安定性に優れているのがわかる。また、実施例3、4及び参考例5、6の結果から吐出安定性に効果がある有機溶剤Aの含有量は、3.0質量%以上12.0質量%以下であるのがわかる。また、実施例2と15の結果から、用いる有機溶剤Aは、含窒素有機溶剤の中でも環状の含窒素有機溶剤の方が耐分解性、耐固着性に優れているのがわかる。
比較例6の結果から、有機溶剤Bを含有していないインクにおいては耐分解性と耐固着性の両立が図れていないのがわかる。また、実施例7〜10の結果から吐出安定性と耐固着性の両立がよく図れる有機溶剤Bの含有量は、3.0質量%以上15.0質量%以下であるのがわかる。
比較例7の結果から、有機溶剤Cを含有していないインクでは耐固着性が著しく低いのがわかる。また、実施例11〜14の結果からインクの耐分解性と耐固着性の両立が図れる有機溶剤Cの含有量は、2.0質量%以上12.0質量%以下であるのがわかる。
実施例16と17の結果から、吐出安定性に影響を与えない界面活性剤の含有量は2.0質量%未満であるのがわかる。
Claims (8)
- 下記一般式(I)で表される化合物及び有機溶剤を含有するインクジェット用インクであって、
前記有機溶剤が、前記有機溶剤の分子量に占める水酸基の分子量の割合MOH/MWが0以上0.2未満である有機溶剤A、前記MOH/MWが0.2以上0.4未満である有機溶剤B、及び前記MOH/MWが0.4以上1.0未満である有機溶剤Cを含み、
前記有機溶剤Aが含窒素有機溶剤を含み、
前記有機溶剤Aの全質量を基準とした、前記含窒素有機溶剤の含有量が80.0質量%以上であり、
前記有機溶剤Aの含有量が、インク全質量を基準として、3.0質量%以上12.0質量%以下であることを特徴とするインクジェット用インク。
(前記一般式(I)中、R1、R2、Y1及びY2はそれぞれ独立に、一価の基であり、X1及びX2はそれぞれ独立に、ハメットのσp値が0.20以上の電子吸引性基であり、Z1及びZ2はそれぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アラルキル基、アリール基、又はヘテロ環基であり、Mは、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムである。) - 前記有機溶剤Bの含有量が、インク全質量を基準として、3.0質量%以上15.0質量%以下である請求項1又は2に記載のインクジェット用インク。
- 前記有機溶剤Cの含有量が、インク全質量を基準として、2.0質量%以上12.0質量%以下である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインクジェット用インク。
- インクをインクジェット方式で吐出して記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法であって、前記インクが、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット用インクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
- インクを収容してなるインク収容部を備えたインクカートリッジであって、前記インクが、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット用インクであることを特徴とするインクカートリッジ。
- インクを収容してなるインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えた記録ユニットであって、前記インクが、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット用インクであることを特徴とする記録ユニット。
- インクを収容してなるインク収容部と、インクを吐出するための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、前記インクが、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクジェット用インクであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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