JP5954007B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、感光体に現像剤を供給する現像ローラと記録シートを搬送する搬送ローラを備えた画像形成装置に関する。
プリンタなどの画像形成装置として、例えば、特許文献1に開示されているように、用紙などを搬送する排紙ローラと、感光体に現像剤を供給する現像ローラとを共通のモータで駆動させるものが知られている。特許文献1の画像形成装置は、モータの回転方向が切り替わることで、排紙ローラの回転方向が切り替わるように構成されている。
特開2011−203361号公報
ところで、用紙などを搬送する搬送ローラと現像ローラとを共通のモータで駆動させる構成において、搬送ローラの回転方向が切り替わったときに、現像ローラの回転方向が切り替わると、感光体の表面と現像ローラの表面との接触状態が変化することで、これらの表面に摩耗や傷などのダメージを与える可能性がある。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、現像ローラや感光体の表面へのダメージを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、現像剤像が形成される回転可能な感光体と、感光体に接触した状態で当該感光体に現像剤を供給する現像ローラと、記録シートを搬送する搬送ローラと、現像ローラおよび搬送ローラに駆動力を与え、回転方向を切替可能に構成された第1駆動源と、感光体に駆動力を与える第2駆動源と、第1駆動源の駆動力を現像ローラに伝達する現像駆動ギヤ機構と、第1駆動源の駆動力を搬送ローラに伝達する搬送駆動ギヤ機構とを備える。
搬送駆動ギヤ機構は、第1駆動源が一方向に回転するときの搬送ローラの回転方向と、第1駆動源が前記一方向とは逆方向の他方向に回転するときの搬送ローラの回転方向とを逆方向にするように構成されている。
現像駆動ギヤ機構は、第1駆動源が前記一方向に回転するときの現像ローラの回転方向と、第1駆動源が前記他方向に回転するときの現像ローラの回転方向を同じ方向とする現像駆動切替機構を有する。
このような構成によれば、第1駆動源の回転方向が切り替わっても現像ローラは同じ方向に回転するので、感光体の表面と現像ローラの表面との接触状態の変化を小さくすることができる。これにより、感光体や現像ローラの表面へのダメージを抑制することができる。
前記した画像形成装置において、現像駆動切替機構は、現像駆動太陽ギヤと、当該現像駆動太陽ギヤの周りを揺動可能な現像駆動揺動ギヤとを含んで構成され、第1駆動源の回転方向が切り替わると現像駆動揺動ギヤが揺動して噛み合うギヤが変わる構成とすることができる。
前記した画像形成装置において、現像駆動切替機構は、第1駆動源からの駆動力を現像ローラに伝達可能な第1伝達位置と、第1駆動源からの駆動力を現像ローラに伝達不能な第1遮断位置との間で揺動可能な第1揺動ギヤと、第1駆動源からの駆動力を現像ローラに伝達可能な第2伝達位置と、第1駆動源からの駆動力を現像ローラに伝達不能な第2遮断位置との間で揺動可能であり、第1揺動ギヤとは回転方向が逆の第2揺動ギヤと、を含んで構成され、第1駆動源が前記一方向に回転すると、第1揺動ギヤが第1遮断位置に揺動するとともに第2揺動ギヤが第2伝達位置に揺動し、第1駆動源が前記他方向に回転すると、第1揺動ギヤが第1伝達位置に揺動するとともに第2揺動ギヤが第2遮断位置に揺動する構成とすることができる。
前記した画像形成装置は、記録シートに転写された現像剤像を熱定着する定着器と、第1揺動ギヤが第1遮断位置に揺動したときに噛み合うことで駆動力を定着器に伝達可能とし、第1揺動ギヤが第1伝達位置に揺動したときに噛み合いが解除されることで駆動力を定着器に伝達不能とする定着駆動出力ギヤとを備える構成とすることができる。
これによれば、第1駆動源が一方向に回転するときには、第1揺動ギヤを定着器に駆動力を伝達するギヤとして利用できるので、第1揺動ギヤを有効に利用できるとともに、装置全体としてギヤ(部品)の数を減らすことができる。また、第1駆動源が他方向に回転するときには、駆動力が定着器に伝達されないので、定着器の逆回転が防止され定着器に不要な負荷などがかかることを抑制することができる。
前記した画像形成装置において、現像ローラは、第1駆動源から駆動力が与えられる第1現像ローラと、第1駆動源の駆動力が伝達されずに第2駆動源から駆動力が与えられる第2現像ローラとから構成され、感光体は、前記第1現像ローラと前記第2現像ローラのそれぞれに対応して設けられている構成とすることができる。
前記した画像形成装置は、黒色の現像剤のみを使用してモノクロ画像を形成するモノクロモードと、複数の色の現像剤を使用してカラー画像を形成するカラーモードとを実行可能に構成することができる。
前記した画像形成装置は、第1現像ローラが、黒色の現像剤を供給する現像ローラである構成とすることができる。
前記した画像形成装置は、配列された複数の感光体に対向して配置された無端状のベルトを備え、ベルトは、第2駆動源から駆動力が与えられるように構成することができる。
前記した画像形成装置において、第1現像ローラは、第2現像ローラよりも定着器の近くに配置されている構成とすることができる。
これによれば、第1伝達位置に揺動した第1揺動ギヤを現像ローラ(第1現像ローラ)に駆動力を伝達するギヤとして利用し、第1遮断位置に揺動した第1揺動ギヤを定着器に駆動力を伝達するギヤとして利用する構成を、装置全体としてのギヤの総数を減らしつつ、実現することができる。
前記した画像形成装置において、現像駆動切替機構は、第1駆動源の駆動力が入力され、第2揺動ギヤが周りを揺動可能な第1太陽ギヤと、第1太陽ギヤと噛み合い、第1揺動ギヤが周りを揺動可能な第2太陽ギヤと、第1揺動ギヤまたは第2揺動ギヤが噛み合うことで駆動力を現像ローラに伝達可能な現像駆動出力ギヤと、を含んで構成され、第1駆動源が前記一方向に回転すると、第2揺動ギヤが現像駆動出力ギヤと噛み合い、第1駆動源が前記他方向に回転すると、第1揺動ギヤが現像駆動出力ギヤに噛み合う構成とすることができる。
本発明によれば、現像ローラや感光体の表面へのダメージを抑制することができる。
一実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す図である。 カラーモードのときの駆動機構の概略構成を示す図である。 モノクロモードのときの駆動機構の概略構成を示す図である。 第1モータが順方向に回転するときの第1現像駆動ギヤ機構、搬送駆動ギヤ機構、定着駆動ギヤ機構、供給駆動ギヤ機構および再搬送駆動出力ギヤを示す図である。 第1モータが逆方向に回転するときの第1現像駆動ギヤ機構、搬送駆動ギヤ機構、定着駆動ギヤ機構、供給駆動ギヤ機構および再搬送駆動出力ギヤを示す図である。 第1揺動ギヤ、第2揺動ギヤ、現像駆動出力ギヤおよびアイドルギヤの側面図であり、第1モータが順方向に回転するときを示す図(a)と、第1モータが逆方向に回転するときを示す図(b)である。 感光体駆動ギヤ機構およびベルト駆動ギヤ機構を示す図である。 カラーモードのときの第2現像駆動ギヤ機構およびカム駆動ギヤ機構の構成を示す図である。 モノクロモードのときの第2現像駆動ギヤ機構およびカム駆動ギヤ機構の構成を示す図である。 第1モータの回転方向と、レジストローラ、現像ローラ、定着器、搬送ローラおよび再搬送ローラの回転方向との関係を示す表である。 変形例に係る現像駆動切替機構を示す図(a),(b)である。
次に、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの概略構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、記録シートの一例としての用紙Sの両面に画像を形成可能に構成されており、本体筐体2内に、給紙部3と、画像形成部4と、定着器8と、搬送部9とを主に備えている。本体筐体2は、その前側に用紙Sを挿入するための手差し用の開口21が形成されており、上面に本体筐体2内から排出された用紙Sが載置される排紙トレイ22が形成されている。
給紙部3は、本体筐体2内の主に下部に設けられ、用紙Sを収容する給紙トレイ31と、用紙押圧板32と、給紙ローラ33と、分離ローラ34と、搬送用ローラ36と、用紙Sを本体筐体2内に供給する供給ローラとして使用されるレジストローラ37とを主に備えている。
給紙トレイ31内の用紙Sを画像形成部4に供給する場合、まず、用紙押圧板32によって給紙トレイ31内の用紙Sが給紙ローラ33に寄せられる。その後、用紙Sは、給紙ローラ33によって分離ローラ34に向けて送り出され、分離ローラ34によって1枚ずつ分離され、搬送用ローラ36とレジストローラ37によって画像形成部4に向けて供給される。一方、手差し用の開口21から用紙Sを画像形成部4に供給する場合、まず、ユーザが手差し用の開口21に用紙Sを挿入する。そうすると、詳細については後述するが、レジストローラ37によって挿入された用紙Sの先端部が挟持される。その後、挟持された用紙Sは、レジストローラ37によって本体筐体2内の画像形成部4に供給される。
画像形成部4は、4つのLEDユニット5と、4つのプロセスユニット6と、転写ユニット7とを主に備えている。
LEDユニット5は、感光体ドラム63の上方に配置され、その下端に左右方向に配列された図示しない複数のLED(Light Emitting Diode)を備えている。このLEDユニット5は、画像データに基づいてLEDが明滅することで、感光体ドラム63の表面を露光する。
プロセスユニット6は、排紙トレイ22と給紙トレイ31の間で前後に並んで配置され、それぞれ、ドラムカートリッジ61と、ドラムカートリッジ61に対して着脱可能な現像カートリッジ62とを備えて構成されている。各ドラムカートリッジ61は、それぞれ、感光体の一例としての感光体ドラム63や帯電器64などを有し、各現像カートリッジ62は、それぞれ、現像ローラ65や、符号を省略して示すトナー供給ローラ、層厚規制ブレード、現像剤の一例としてのトナーを収容するトナー収容部などを有している。
プロセスユニット6は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの各色のトナーが入った6Y,6M,6C,6Kの符号で示すものが前側からこの順で並んで配置されている。以下、本明細書および図面において、トナーの色に対応した感光体ドラム63や現像ローラ65などを特定する場合には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれに対応させて、Y、M、C、Kの記号を付することとする。
転写ユニット7は、給紙トレイ31とプロセスユニット6の間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状のベルトの一例としての搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えて構成されている。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72の間に張設され、外側の面が配列された4つの感光体ドラム63に対向して配置されており、その内側には各転写ローラ74が各感光体ドラム63との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
画像形成部4では、回転駆動する感光体ドラム63の表面が、帯電器64により一様に帯電された後、LEDユニット5によって露光されることで、感光体ドラム63上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、トナー収容部内のトナーは、トナー供給ローラを介して現像ローラ65に供給され、現像ローラ65と層厚規制ブレードの間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ65上に担持される。
現像ローラ65上に担持されたトナーは、現像ローラ65が感光体ドラム63に接触するときに、感光体ドラム63上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム63上に現像剤像としてのトナー像が形成される。その後、画像形成部4に供給された用紙Sが、感光体ドラム63と搬送ベルト73の間を搬送されることで、感光体ドラム63上のトナー像が用紙S上に転写される。
定着器8は、画像形成部4の後方に設けられ、加熱ローラ81と、加熱ローラ81と対向配置されて加熱ローラ81を押圧する加圧ローラ82とを主に備えて構成されている。この定着器8では、トナー像が転写された用紙Sが、加熱ローラ81と加圧ローラ82の間を通過することでトナー像が熱定着され、用紙S上に画像が形成される。トナー像が熱定着された用紙Sは、搬出ローラ83によって定着器8から搬送経路91に搬出される。
搬送部9は、画像形成部4から搬出された用紙Sを本体筐体2外または再度画像形成部4に向けて搬送する構成であり、搬送経路91と、搬送ローラ92と、排出ローラ93と、再搬送経路94と、再搬送経路94上に設けられた複数の再搬送ローラ95とを主に備えている。
搬送経路91は、搬出ローラ83付近から上方に向けて延びた後、前方に湾曲するように延びている。また、再搬送経路94は、搬出ローラ83の後方付近から下方に向けて延び、前方に湾曲して給紙トレイ31の下を前方に向けて延びた後、上方に湾曲して搬送用ローラ36に向かうように延びている。
搬送ローラ92と排出ローラ93は、用紙Sを本体筐体2外に向けて搬送する方向である順搬送方向と、挟持している用紙Sを再搬送経路94に向けて搬送する方向である逆搬送方向とに回転方向を切替可能に構成されている。
搬送部9では、用紙Sの一方の面のみに画像を形成する場合、画像形成部4から搬出された用紙Sは、順搬送方向に回転する搬送ローラ92と排出ローラ93によって本体筐体2外に排出されて排紙トレイ22上に載置される。一方、用紙Sの両面に画像を形成する場合、用紙Sの後端が搬送ローラ92の間から抜け出る前のタイミングで搬送ローラ92と排出ローラ93が逆搬送方向に回転することで、一方の面にトナー像が熱定着された用紙Sは、再搬送経路94に案内される。その後、用紙S(破線参照)は、再搬送ローラ95によって再搬送経路94を搬送されることで表裏が反転し、搬送用ローラ36とレジストローラ37によって再び画像形成部4に案内される。画像形成部4で他方の面に画像が形成された用紙Sは、画像形成部4から搬出され、順搬送方向に回転する搬送ローラ92と排出ローラ93によって本体筐体2外に排出されて排紙トレイ22上に載置される。
カラープリンタ1は、プロセスユニット6Kのみを使用してモノクロ画像を形成するモノクロモードと、すべてのプロセスユニット6Y,6M,6C,6Kを使用してカラー画像を形成するカラーモードとを実行可能に構成されている。カラーモードを実行するとき、すべての現像ローラ65は、図2に示すように、対応する感光体ドラム63に接触している。一方、モノクロモードを実行するとき、現像ローラ65Y,65M,65Cは、図3に示すように、対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cから離間している。
<カラープリンタの駆動機構の構成>
次に、カラープリンタ1の駆動機構の構成について説明する。
図2に示すように、カラープリンタ1は、第1駆動源の一例としての第1モータ110と、第2駆動源の一例としての第2モータ210と、搬送駆動ギヤ機構120と、本発明の現像駆動ギヤ機構の一例としての第1現像駆動ギヤ機構130と、定着駆動ギヤ機構140と、供給駆動ギヤ機構150と、感光体駆動ギヤ機構220と、ベルト駆動ギヤ機構230と、第2現像駆動ギヤ機構240と、カム駆動ギヤ機構330(図8,9参照)とを備えている。
第1モータ110は、ブラックの現像剤を供給する第1現像ローラとしての現像ローラ65Kや搬送ローラ92、排出ローラ93などに駆動力を与えるモータであり、搬送ローラ92と排出ローラ93を順搬送方向に回転させる順方向と、搬送ローラ92と排出ローラ93を逆搬送方向に回転させる逆方向とに、回転方向を切替可能に構成されている。ここで、順方向は、請求項に記載の一方向に相当し、逆方向は、請求項に記載の他方向に相当する。また、第2モータ210は、感光体ドラム63や第2現像ローラとしての現像ローラ65Y,65M,65C、搬送ベルト73などに駆動力を与えるモータであり、同一方向に回転駆動する。第1モータ110の駆動/停止や回転方向の切り替え、および、第2モータ210の駆動/停止は、後述する制御装置10によって制御される。
各ギヤ機構は、主に複数のギヤから構成されており、本実施形態においては、異なるギヤ機構同士で同一のギヤを共有している場合がある。なお、図4や図5などにおいて、括弧内の数字は、括弧の付されたギヤが駆動力を伝達する対象の符号を示している。すなわち、例えば、「123(92,93)」は、搬送ローラギヤ123が駆動力を搬送ローラ92と排出ローラ93に伝達することを意味している。また、図4や図5などにおいて、太い破線は、駆動力の伝達径路を示している。
図4および図5に示すように、搬送駆動ギヤ機構120は、第1モータ110の駆動力を搬送ローラ92に伝達する機構であり、入力ギヤ101と、第1太陽ギヤ102と、第2太陽ギヤ103と、アイドルギヤ121と、搬送ローラギヤ123とを有するギヤ列である。
入力ギヤ101は、第1モータ110の回転軸と一体に回転する駆動ギヤ111と噛み合うギヤである。また、第1太陽ギヤ102は、入力ギヤ101と噛み合い、入力ギヤ101から第1モータ110の駆動力が入力されるギヤであり、第2太陽ギヤ103は、第1太陽ギヤ102と噛み合い、アイドルギヤ121を介して駆動力を搬送ローラギヤ123に伝達するギヤである。
搬送ローラギヤ123は、搬送ローラ92の回転軸と一体に回転するギヤである。本実施形態において、搬送ローラギヤ123は、排出ローラ93の回転軸と一体に回転する図示しない排出ローラギヤに駆動力を伝達するギヤ列と噛み合っている。
第1現像駆動ギヤ機構130は、第1モータ110の駆動力を現像ローラ65Kに伝達する機構であり、入力ギヤ101と、現像駆動切替機構131と、アイドルギヤ135A〜135Cと、第1現像ローラギヤ137とを有している。
第1現像ローラギヤ137は、現像ローラ65Kなどに駆動力を入力するために、現像カートリッジ62に設けられたカップリングと係合する装置側のカップリングと同軸で一体に回転するギヤである。
現像駆動切替機構131は、第1モータ110の回転方向に関わらず、現像ローラ65Kの回転方向を同じ方向とする機構であり、第1太陽ギヤ102と、第2太陽ギヤ103と、第1揺動ギヤ104と、第2揺動ギヤ105と、現像駆動出力ギヤ133とを有して構成されている。
第1揺動ギヤ104は、第2太陽ギヤ103と噛み合い、第2太陽ギヤ103の周りを揺動可能なギヤであり、第1揺動ギヤ104の回転軸が第2太陽ギヤ103周りに揺動するように軸支されている。より詳細に、第1揺動ギヤ104は、現像駆動出力ギヤ133と噛み合う第1伝達位置(図5参照)と、現像駆動出力ギヤ133との噛み合いが解除される第1遮断位置(図4参照)との間で揺動可能である。
第2揺動ギヤ105は、第1太陽ギヤ102と噛み合い、第1太陽ギヤ102の周りを揺動可能なギヤであり、第2揺動ギヤ105の回転軸が第1太陽ギヤ102周りに揺動するように軸支されている。より詳細に、第2揺動ギヤ105は、現像駆動出力ギヤ133と噛み合う第2伝達位置(図4参照)と、現像駆動出力ギヤ133との噛み合いが解除される第2遮断位置(図5参照)との間で揺動可能である。なお、第2揺動ギヤ105には、第1太陽ギヤ102から直接駆動力が入力され、第1揺動ギヤ104には、第2太陽ギヤ103を介して第1太陽ギヤ102からの駆動力が入力されるので、第1揺動ギヤ104と第2揺動ギヤ105は、互いに回転方向が逆の方向となる。
現像駆動出力ギヤ133は、第1伝達位置に揺動した第1揺動ギヤ104または第2伝達位置に揺動した第2揺動ギヤ105が噛み合うことでアイドルギヤ135A〜135Cや第1現像ローラギヤ137を介して駆動力を現像ローラ65Kに伝達可能なギヤである。この現像駆動出力ギヤ133は、図6(a),(b)に示すように、アイドルギヤ135Aと噛み合う大径ギヤ133Aと、大径ギヤ133Aの両側面に設けられた大径ギヤ133Aよりも小径で互いに同径の小径ギヤ133B,133Cとを同軸に有している。
小径ギヤ133Bには、第2伝達位置に揺動した第2揺動ギヤ105が噛み合い(図6(a)参照)、小径ギヤ133Cには、第1伝達位置に揺動した第1揺動ギヤ104が噛み合う(図6(b)参照)。図4および図5において、小径ギヤ133Bは大径ギヤ133Aの紙面奥側に位置し、小径ギヤ133Cは大径ギヤ133Aの紙面手前側に位置している。
定着駆動ギヤ機構140は、第1モータ110の駆動力を定着器8に伝達する機構であり、入力ギヤ101と、第1太陽ギヤ102と、第2太陽ギヤ103と、定着駆動遮断機構として機能する第1揺動ギヤ104と、定着駆動出力ギヤ143とを有している。
定着駆動出力ギヤ143は、加熱ローラ81と同軸で一体に回転する図示しない加熱ローラギヤと噛み合い、駆動力を加熱ローラ81に伝達可能なギヤである。
定着駆動遮断機構としての第1揺動ギヤ104は、定着駆動出力ギヤ143と噛み合う噛合位置(図4参照)と、定着駆動出力ギヤ143との噛み合いが解除される解除位置(図5参照)との間で揺動可能である。なお、本実施形態において、図4に示す噛合位置は、前記した第1遮断位置と同位置であり、また、図5に示す解除位置は、前記した第1伝達位置と同位置である。従って、第1揺動ギヤ104は、噛合位置に揺動したときに現像駆動出力ギヤ133との噛み合いが解除され(図4参照)、解除位置に揺動したときに現像駆動出力ギヤ133に噛み合う(図5参照)。
供給駆動ギヤ機構150は、第1モータ110の駆動力をレジストローラ37に伝達する機構であり、入力ギヤ151と、アイドルギヤ153A,153Bと、供給駆動切替機構154と、供給駆動出力ギヤ161と、アイドルギヤ163A〜163Eと、レジストローラギヤ165と、電磁クラッチ167とを有している。
入力ギヤ151は、第1モータ110の駆動ギヤ111と噛み合うギヤであり、レジストローラギヤ165は、レジストローラ37の回転軸と同軸で回転するギヤである。
供給駆動切替機構154は、第1モータ110の回転方向に関わらず、レジストローラ37の回転方向を同じ方向とする機構であり、供給駆動太陽ギヤ155と、供給駆動揺動ギヤ156と、第1供給駆動ギヤ157と、第2供給駆動ギヤ158A,158Bとを有して構成されている。
供給駆動太陽ギヤ155は、入力ギヤ151とアイドルギヤ153A,153Bを介して、第1モータ110の駆動力が入力されるギヤである。
供給駆動揺動ギヤ156は、供給駆動太陽ギヤ155と噛み合い、供給駆動太陽ギヤ155の周りを揺動可能なギヤである。より詳細に、供給駆動揺動ギヤ156は、第1供給駆動ギヤ157と噛み合う位置(図4参照)と、第2供給駆動ギヤ158Aと噛み合う位置(図5参照)との間で揺動可能である。
第1供給駆動ギヤ157は、供給駆動出力ギヤ161と噛み合い、入力された駆動力を供給駆動出力ギヤ161に伝達するギヤである。また、第2供給駆動ギヤ158A,158Bは、ギヤ列を構成し、第2供給駆動ギヤ158Bが供給駆動出力ギヤ161と噛み合い、第2供給駆動ギヤ158Aに入力された駆動力を供給駆動出力ギヤ161に伝達するギヤである。本実施形態においては、第1供給駆動ギヤ157が奇数個(1つ)であり、第2供給駆動ギヤ158A,158Bが偶数個(2つ)となっている。
供給駆動出力ギヤ161は、第1供給駆動ギヤ157と第2供給駆動ギヤ158Bに噛み合うことでアイドルギヤ163A〜163Eやレジストローラギヤ165を介して入力された駆動力をレジストローラ37に伝達可能なギヤである。
電磁クラッチ167は、レジストローラギヤ165に入力された駆動力をレジストローラ37に伝達するか否かを切り替える公知のクラッチである。
本実施形態において、供給駆動揺動ギヤ156が直接噛み合う第1供給駆動ギヤ157には、再搬送駆動出力ギヤ170が直接噛み合っている。再搬送駆動出力ギヤ170は、再搬送ローラ95の回転軸と一体に回転するギヤに駆動力を伝達するギヤ列と噛み合い、駆動力を再搬送ローラ95に伝達可能なギヤである。
供給駆動揺動ギヤ156が第1供給駆動ギヤ157と噛み合うとき、再搬送駆動出力ギヤ170には、供給駆動太陽ギヤ155から駆動力が供給駆動揺動ギヤ156および第1供給駆動ギヤ157の2つのギヤを介して入力され、供給駆動揺動ギヤ156が第2供給駆動ギヤ158Aと噛み合うとき、再搬送駆動出力ギヤ170には、供給駆動太陽ギヤ155から駆動力が供給駆動揺動ギヤ156、第2供給駆動ギヤ158A,158B、供給駆動出力ギヤ161および第1供給駆動ギヤ157の5つのギヤを介して入力される。これにより、再搬送駆動出力ギヤ170の回転方向は、第1モータ110の回転方向に関わらず、同じ方向、詳細には、再搬送ローラ95が再搬送経路94内で用紙Sを画像形成部4に向けて搬送するときの回転方向となる。
図7に示すように、感光体駆動ギヤ機構220は、第2モータ210の駆動力を4つの感光体ドラム63に伝達する機構であり、入力ギヤ221と、アイドルギヤ223A,223B,225A,225Bと、ドラムギヤ227Y,227M,227C,227Kとを有している。本実施形態において、アイドルギヤ223A,225Aおよびドラムギヤ227Y,227Mと、アイドルギヤ223B,225Bおよびドラムギヤ227C,227Kとは、入力ギヤ221を基準として図示左右対称に設けられている。
入力ギヤ221は、第2モータ210の回転軸と一体に回転する駆動ギヤ211と噛み合うギヤである。また、ドラムギヤ227Y,227M,227C,227Kは、対応する感光体ドラム63Y,63M,63C,63Kと同軸で一体に回転する図示しないギヤと噛み合い、駆動力を対応する感光体ドラム63Y,63M,63C,63Kに伝達可能なギヤである。
ベルト駆動ギヤ機構230は、第2モータ210の駆動力を搬送ベルト73に伝達する機構であり、入力ギヤ221と、アイドルギヤ223B,225B,231,233と、駆動ローラギヤ235とを有するギヤ列である。
駆動ローラギヤ235は、駆動ローラ71の回転軸と一体に回転する図示しないギヤと噛み合い、第2モータ210の駆動力を駆動ローラ71を介して搬送ベルト73に伝達可能なギヤである。
図8に示すように、第2現像駆動ギヤ機構240は、第2モータ210の駆動力を現像ローラ65Y,65M,65Cに伝達する機構であり、入力ギヤ241と、アイドルギヤ242と、現像太陽ギヤ243と、現像揺動ギヤ244と、前後方向に並ぶギヤ列を形成する第2現像ローラギヤ247Y、アイドルギヤ245、第2現像ローラギヤ247M、アイドルギヤ246および第2現像ローラギヤ247Cとを有している。
入力ギヤ241は、第2モータ210の駆動ギヤ211と噛み合うギヤである。
現像太陽ギヤ243は、入力ギヤ241とアイドルギヤ242を介して、第2モータ210の駆動力が入力されるギヤである。
現像揺動ギヤ244は、現像太陽ギヤ243と噛み合い、現像太陽ギヤ243の周りを揺動可能なギヤである。より詳細に、現像揺動ギヤ244は、アイドルギヤ245と噛み合う接続位置(図8参照)と、アイドルギヤ245との噛み合いが解除される非接続位置(図9参照)との間で揺動可能である。
カム駆動ギヤ機構330は、離間カム310と切替カム320を駆動させる機構であり、アイドルギヤ331A〜331Gと、離間カム駆動ギヤ335と、切替カム駆動ギヤ337と、電磁クラッチ339とを有している。このカム駆動ギヤ機構330には、アイドルギヤ331Aに噛み合う供給駆動太陽ギヤ155から第1モータ110(図4,5参照)の駆動力が入力される。
離間カム駆動ギヤ335は、離間カム310の下部前端に設けられたラックギヤ311と噛み合い、駆動力を離間カム310に伝達可能なギヤである。また、切替カム駆動ギヤ337は、切替カム320の下部に設けられたラックギヤ321と噛み合い、駆動力を切替カム320に伝達可能なギヤである。供給駆動太陽ギヤ155から入力された駆動力は、アイドルギヤ331Eから、離間カム駆動ギヤ335に噛み合うアイドルギヤ331Fと、切替カム駆動ギヤ337に噛み合うアイドルギヤ331Gとに分岐し、離間カム駆動ギヤ335と切替カム駆動ギヤ337にそれぞれ伝達される。
電磁クラッチ339は、アイドルギヤ331Dに入力された駆動力をアイドルギヤ331Eに伝達するか否かを切り替える公知のクラッチである。
離間カム310は、現像ローラ65Y,65M,65Cを対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cに対して接触または離間させるためのカムであり、プロセスユニット6の側方に設けられ、本体筐体2に対して前後方向に移動可能に支持されている。
切替カム320は、現像揺動ギヤ244を接続位置(図8参照)または非接続位置(図9参照)に揺動させるカムであり、本体筐体2に対して前後方向に移動可能に支持されている。この切替カム320は、側面視略矩形状に形成されており、現像揺動ギヤ244の回転軸244Aが係合する略前後方向に長いガイド孔322が設けられている。ガイド孔322は、前縁から後方に向けてまっすぐ延びる前ガイド部322Aと、前ガイド部322Aの後端から後斜め下方に延びる傾斜部322Bと、傾斜部322Bの後端から後方に向けてまっすぐ延びる後ガイド部322Cとを有している。前ガイド部322Aの上縁および下縁の高さ位置は、後ガイド部322Cの上縁および下縁の高さ位置よりも高くなっている。
<駆動機構の動作>
次に、駆動機構の動作、詳細には、(1)第1モータ110が順方向に回転するときの動作と逆方向に回転するときの動作、(2)本体筐体2の開口21から用紙Sを画像形成部4に供給するときの動作(制御)、および、(3)離間カム310と切替カム320を駆動させるときの動作について、それぞれ説明する。
ここで、駆動機構を制御するための構成について簡単に説明すると、図2に示すように、カラープリンタ1は、制御装置10と、用紙センサ38と、定着器8の温度を検出する温度センサ84とを備えている。
用紙センサ38は、本体筐体2の開口21に用紙Sが挿入されたか否かを検出するセンサであり、本体筐体2内で開口21とレジストローラ37の間の用紙Sの供給経路上に設けられている。この用紙センサ38は、一例として、挿入された用紙Sが当接することで揺動するアクチュエータと、このアクチュエータの揺動を検出する光センサとから主に構成されている。
制御装置10は、第1モータ110や第2モータ210、電磁クラッチ167,339などを制御する装置であり、本体筐体2内の適宜な位置に配置されている。この制御装置10は、図示しないCPU、RAM、ROM、入出力インターフェースなどを備えて構成されており、用紙センサ38や温度センサ84などの検出結果や予め設定されたプログラムなどに基づいて各演算処理を行うことで制御を実行する。
[第1モータが順方向に回転するときの動作と逆方向に回転するときの動作]
制御装置10は、例えば、感光体ドラム63上にトナー像を形成しつつ用紙Sを画像形成部4に向けて供給し、感光体ドラム63上に形成されたトナー像を供給された用紙Sに転写して熱定着した後、用紙Sを本体筐体2外に向けて搬送するという一連の画像形成動作を実行するときなどに第1モータ110を順方向に回転させる。また、制御装置10は、例えば、用紙Sの両面に画像を形成するために、搬送ローラ92と排出ローラ93に挟持されている用紙Sを再搬送経路94(図1参照)に案内する再搬送動作を実行するときなどに、第1モータ110を逆方向に回転させる。さらに、制御装置10は、画像形成動作や再搬送動作を実行するときに、第2モータ210を駆動させる。ここで、第2モータ210の回転方向は、画像形成動作を実行するときと、再搬送動作を実行するときとで同一方向である。なお、第1モータ110の回転方向を切り替える制御自体は公知であるため、本明細書では詳細な説明を省略する。
図4に示すように、第1モータ110が順方向に回転すると、第1揺動ギヤ104は現像駆動出力ギヤ133と噛み合わない第1遮断位置であって定着駆動出力ギヤ143と噛み合う噛合位置に揺動し、第2揺動ギヤ105は現像駆動出力ギヤ133と噛み合う第2伝達位置に揺動し、供給駆動揺動ギヤ156は第1供給駆動ギヤ157と噛み合う位置に揺動する。そして、駆動力が伝達されると、搬送ローラギヤ123、第1現像ローラギヤ137、定着駆動出力ギヤ143、レジストローラギヤ165および再搬送駆動出力ギヤ170は、それぞれ、図4の矢印方向に回転する。
また、第2モータ210が駆動すると、図7に示すように、ドラムギヤ227Y,227M,227C,227Kおよび駆動ローラギヤ235は、それぞれ、図7の矢印方向に回転し、図8に示すように、第2現像ローラギヤ247Y,247M,247Cは、それぞれ、第1現像ローラギヤ137と同じ回転方向である図8の矢印方向に回転する。なお、用紙Sへ画像を形成する場合、制御装置10は、電磁クラッチ339を制御して、アイドルギヤ331Dに入力された駆動力がアイドルギヤ331Eに伝達されるのを遮断する。従って、この場合、アイドルギヤ331E,331F,331G、離間カム駆動ギヤ335および切替カム駆動ギヤ337は、停止している。
以上のような各ギヤの回転により、図2に示すように、レジストローラ37、各感光体ドラム63、駆動ローラ71、搬送ベルト73、加熱ローラ81、搬送ローラ92、排出ローラ93および再搬送ローラ95は、いずれも実線で示す矢印方向である順搬送方向に回転し、各現像ローラ65は、図2の反時計回り方向に回転する。ここで、以下の説明において、現像ローラ65についての図2の反時計回り方向を、現像ローラ65についての「順搬送方向」という。
一方、図5に示すように、第1モータ110が逆方向に回転すると、第1揺動ギヤ104は定着駆動出力ギヤ143との噛み合いが解除される解除位置であって現像駆動出力ギヤ133と噛み合う第1伝達位置に揺動し、第2揺動ギヤ105は現像駆動出力ギヤ133との噛み合いが解除される第2遮断位置に揺動し、供給駆動揺動ギヤ156は第2供給駆動ギヤ158Aと噛み合う位置に揺動する。このとき、第1揺動ギヤ104が現像駆動出力ギヤ133と噛み合った後に、第2揺動ギヤ105と現像駆動出力ギヤ133の噛み合いが解除されるように揺動する。そして、駆動力が伝達されると、上記ギヤの揺動によって介在するギヤの数が偶数個から奇数個に、または、奇数個から偶数個に変化することで、レジストローラギヤ165、再搬送駆動出力ギヤ170および第1現像ローラギヤ137は、それぞれ、第1モータ110が順方向に回転しているときと同じ方向に回転する。一方、搬送ローラギヤ123は、介在するギヤの数が変化しないため、第1モータ110が順方向に回転しているときと逆方向に回転する。また、定着駆動出力ギヤ143は、駆動力が入力されないため、停止する。
また、第2モータ210は、同一方向に回転駆動するため、ドラムギヤ227Y,227M,227C,227K、駆動ローラギヤ235および第2現像ローラギヤ247Y,247M,247Cは、それぞれ、第1モータ110が順方向に回転しているときと同じ方向に回転する(図7,8参照)。
以上のような各ギヤの回転により、図2および図10に示すように、レジストローラ37、各感光体ドラム63、現像ローラ65、駆動ローラ71、搬送ベルト73および再搬送ローラ95は、第1モータ110が順方向に回転しているときと同じ順搬送方向に回転する。また、搬送ローラ92および排出ローラ93は、第1モータ110が順方向に回転しているときとは逆の破線で示す矢印方向である逆搬送方向に回転する。さらに、定着器8の加熱ローラ81は、停止する。
カラープリンタ1では、第1モータ110の回転方向が切り替わっても、現像ローラ65Kは同じ方向に回転するので、感光体ドラム63Kの表面と現像ローラ65Kの表面との接触状態の変化を小さくすることができる。より詳細に、現像ローラ65Kと感光体ドラム63Kとは、第1モータ110の回転方向に関わらず、互いに逆方向に回転するため、互いの接触する面は、常に同じ方向に向けて移動する。これにより、第1モータ110の回転方向に関わらず、現像ローラ65Kの表面と感光体ドラム63Kの表面との擦れ合いが抑制されるので、第1モータ110の回転方向の切り替えによる感光体ドラム63Kの表面と現像ローラ65Kの表面との接触状態の変化を小さくすることができる。その結果、現像ローラ65Kの表面や感光体ドラム63Kの表面の摩耗や傷などのダメージを抑制することができる。
なお、カラープリンタ1では、第1モータ110の順方向回転時(図4参照)には第1揺動ギヤ104を加熱ローラ81に駆動力を伝達するギヤとして利用し、第1モータ110の逆方向回転時(図5参照)には第1揺動ギヤ104を現像ローラ65Kに駆動力を伝達するギヤとして利用している。これにより、第1揺動ギヤ104を有効に利用できるとともに、装置全体としてギヤ(部品)の数を減らすことができる。また、第1モータ110の逆方向回転時には、定着器8が停止するので、加熱ローラ81などの逆回転が防止され、加熱ローラ81や加熱ローラ81に対して従動回転する加圧ローラ82などに不要な負荷などがかかることを抑制することができる。
また、現像ローラ65Kが現像ローラ65Y,65M,65Cよりも定着器8の近くに配置されていることで(図1参照)、上記した、第1揺動ギヤ104を、現像ローラ65Kに駆動力を伝達するギヤと、加熱ローラ81に駆動力を伝達するギヤの両方として利用する構成を、ギヤの総数を減らしつつ実現することが容易となっている。
また、カラープリンタ1では、再搬送駆動出力ギヤ170が第1供給駆動ギヤ157に噛み合っていることで、第1供給駆動ギヤ157を再搬送ローラ95に駆動力を伝達するギヤとしても利用している。これにより、第1供給駆動ギヤ157を有効に利用できるとともに、ギヤの数を減らすことができる。
さらに、再搬送駆動出力ギヤ170が供給駆動揺動ギヤ156に直接噛み合う第1供給駆動ギヤ157に直接噛み合っていることで、第1モータ110が図4に示す順方向に回転して再搬送ローラ95が用紙Sを搬送するときに、供給駆動揺動ギヤ156から入力される駆動力を、第1供給駆動ギヤ157だけを介して再搬送駆動出力ギヤ170に伝達することができる。これにより、複数のギヤを介する構成と比較してトルクのロスを低減できるので、再搬送ローラ95に負荷がかかる用紙Sを搬送する場合において、駆動力を効率良く伝達することができる。なお、制御装置10は、第1モータ110が図5に示す逆方向に回転している状態において、再搬送経路94に案内された用紙Sの後端が搬送ローラ92の間から抜け出た後の適宜なタイミングで、第1モータ110を図4に示す順方向に回転させる。
[本体筐体の開口から用紙を画像形成部に供給するときの動作]
図2に示すように、制御装置10は、画像形成開始の指示や画像データなどを含む印刷ジョブが入力されたとき、画像形成の準備として、定着器8の温度を上昇させていき、定着器8の温度が予め設定された所定温度を超えた場合、第1モータ110を順方向に回転させるとともに、第2モータ210を駆動させる。これにより、レジストローラ37、感光体ドラム63、現像ローラ65、搬送ベルト73、加熱ローラ81、搬送ローラ92および排出ローラ93が、上記したとおり、それぞれ順搬送方向に回転し、感光体ドラム63へのトナー像の形成や用紙Sの供給などを実行する画像形成動作が開始される。
一方、制御装置10は、印刷ジョブが入力されたとき、開口21に用紙Sが挿入されていることを用紙センサ38が検出し、かつ、定着器8の温度が所定温度以下である場合、まず、第1モータ110を逆方向に回転させるとともに、第2モータ210を駆動させる。これにより、レジストローラ37、感光体ドラム63、現像ローラ65および搬送ベルト73は、それぞれ順搬送方向に回転し、搬送ローラ92および排出ローラ93は、それぞれ逆搬送方向に回転する。また、加熱ローラ81は、駆動せず、停止した状態に維持される。そして、制御装置10は、モータ110,210の駆動を開始してから所定時間が経過した後、電磁クラッチ167(図5参照)を制御して、レジストローラギヤ165に入力された駆動力がレジストローラ37に伝達されるのを遮断する。これにより、レジストローラ37は回転を停止する。
上記一連の動作において、開口21に挿入された用紙Sは、順搬送方向に回転するレジストローラ37によって挟持され、その後のレジストローラ37の停止により、レジストローラ37に挟まれた状態で保持されることとなる。その後、定着器8の温度が所定温度を超えた場合、制御装置10は、第1モータ110を順方向に回転させ、さらに、駆動力がレジストローラ37に伝達されるように電磁クラッチ167を制御して、画像形成を開始する。これにより、レジストローラ37に挟持された用紙Sが画像形成部4に供給され、画像が形成されることとなる。
以上のような動作によれば、開口21に用紙Sが挿入されている場合に定着器8の温度が所定温度以下であるときは、定着器8の加熱ローラ81を駆動させないので、定着器8の低温駆動に起因する、例えば、加熱ローラ81や加圧ローラ82の表面に付着したトナーの飛散などの不具合を抑制することができる。一方、定着器8の温度が所定温度以下であっても、レジストローラ37は、用紙Sを本体筐体2内に供給する方向に回転するので、開口21に挿入されている用紙Sをレジストローラ37によって挟持することができる。これにより、ユーザが開口21に挿入した用紙Sを自身で保持する必要がなくなるため、手差し供給を利用するときの操作性を向上させることができる。
また、カラープリンタ1は、低温環境下など、定着器8の温度が所定温度を超えるまでにある程度時間がかかる場合であっても、電磁クラッチ167によってレジストローラ37の駆動を適宜停止させることができるので、定着器8が適温になるまでは用紙Sを本体筐体2内に供給することなく、挟持した状態でしばらく保持することができる。これにより、手差し供給を利用するときの操作性をより向上させることができる。
なお、制御装置10は、印刷ジョブが入力されたとき、開口21に用紙Sが挿入され、かつ、定着器8の温度が所定温度以下である場合、第1モータ110を逆方向に回転させるように構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、制御装置10は、印刷ジョブが入力されたか否かに関わらず、開口21に用紙Sが挿入され、かつ、定着器8の温度が所定温度以下である場合、第1モータ110を逆方向に回転させるように構成されていてもよい。これによれば、印刷ジョブの入力前に予め手差し用の用紙Sを開口21にセットしておくことができるので、手差し供給を利用するときの操作性を向上させることができる。
[離間カムと切替カムを駆動させるときの動作]
図8に示すように、離間カム310と切替カム320を駆動させるとき、制御装置10は、駆動力がアイドルギヤ331Eに伝達可能となるように電磁クラッチ339を制御するとともに、第1モータ110を駆動させる。
より詳細に、制御装置10は、現像ローラ65Y,65M,65Cを対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cから離間させるとき、第1モータ110を逆方向(図5参照)に回転させる。これにより、離間カム310が、図8に示す位置から前方の図9に示す位置に移動するため、離間カム310に設けられた図示しない公知のカム機構によって現像カートリッジ62Y,62M,62Cが持ち上げられ、現像ローラ65Y,65M,65Cが対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cから離間する(図3参照)。
このとき、切替カム320も、離間カム310と同様に、図8に示す位置から前方の図9に示す位置に移動する。これにより、現像揺動ギヤ244の回転軸244Aは、ガイド孔322内を、前ガイド部322Aから傾斜部322Bを通って後ガイド部322Cに相対移動することで押し下げられるため、現像揺動ギヤ244がアイドルギヤ245との噛み合いが解除される非接続位置に揺動する。
その結果、カラープリンタ1では、現像ローラ65Y,65M,65Cが対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cから離間するモノクロモードのときには、第2モータ210から第2現像ローラギヤ247Y,247M,247Cへの駆動力の伝達が遮断されるため、現像ローラ65Y,65M,65Cは回転しないようになっている。これにより、感光体ドラム63から離間した現像ローラ65の回転によるトナーの飛散などを抑制することができる。
一方、制御装置10は、現像ローラ65Y,65M,65Cを対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cに接触させるとき、第1モータ110を順方向(図4参照)に回転させる。これにより、離間カム310が、図9に示す位置から後方の図8に示す位置に移動するため、公知のカム機構によって支持されることで持ち上がっていた現像カートリッジ62Y,62M,62Cが下に下がり、現像ローラ65Y,65M,65Cが対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cに接触する(図2参照)。
このとき、切替カム320も、離間カム310と同様に、図9に示す位置から後方の図8に示す位置に移動する。これにより、現像揺動ギヤ244の回転軸244Aは、ガイド孔322内を、後ガイド部322Cから傾斜部322Bを通って前ガイド部322Aに相対移動することで持ち上げられるため、現像揺動ギヤ244がアイドルギヤ245と噛み合う接続位置に揺動する。
その結果、カラープリンタ1では、現像ローラ65Y,65M,65Cが対応する感光体ドラム63Y,63M,63Cに接触するカラーモードのときには、第2モータ210から第2現像ローラギヤ247Y,247M,247Cへの駆動力が伝達されるため、現像ローラ65Y,65M,65Cが回転するようになっている。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、現像駆動切替機構131(図4,5参照)が2つの太陽ギヤ102,103と2つの揺動ギヤ104,105を有して構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、現像駆動切替機構431は、太陽ギヤと揺動ギヤを1つずつ有する構成であってもよい。補足すると、図11に示す現像駆動切替機構431は、入力ギヤ101とアイドルギヤ101Aを介して第1モータ110の駆動力が入力される現像駆動太陽ギヤ106と、現像駆動太陽ギヤ106と噛み合い、現像駆動太陽ギヤ106の周りを揺動可能な現像駆動揺動ギヤ107と、アイドルギヤ108,109A,109Bとを有して構成されている。現像駆動揺動ギヤ107は、第1モータ110が順方向に回転するときにアイドルギヤ108と噛み合い(図11(a)参照)、第1モータ110が逆方向に回転するときにアイドルギヤ109Aと噛み合う(図11(b)参照)。現像駆動揺動ギヤ107の揺動によって現像駆動揺動ギヤ107と現像駆動出力ギヤ133との間に介在するギヤの数が奇数個から偶数個、または、偶数個から奇数個に変化することで、現像ローラ65Kは、第1モータ110の回転方向に関わらず、同じ方向に回転する。
前記実施形態では、供給ローラとしてレジストローラ37を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。言い換えると、供給ローラは、手差し用の開口に挿入された用紙を挟持しつつ装置本体内に供給するローラであればよく、例えば、図1を参考にして説明すると、レジストローラ37と開口21との間に設けられた用紙搬送用のローラであってもよい。また、前記実施形態では、搬送ローラとして、搬出ローラ83と排出ローラ93との間に設けられた搬送ローラ92を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、搬送ローラは、前記実施形態の排出ローラ93などであってもよい。
前記実施形態で示した画像形成部4の構成は一例であり、本発明は前記した構成に限定されるものではない。例えば、前記実施形態では、感光体ドラム63を露光する部材としてLEDユニット5を例示したが、これに限定されず、レーザスキャナなどであってもよい。また、前記実施形態では、感光体として感光体ドラム63を例示したが、これに限定されず、例えば、感光体ベルトなどであってもよい。また、前記実施形態では、無端状のベルトとして搬送ベルト73を例示したが、これに限定されず、例えば、中間転写ベルトなどであってもよい。
前記実施形態では、加熱ローラ81と加圧ローラ82を備える定着器8を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、ベルト定着方式の定着器などであってもよい。
前記実施形態では、現像ローラは、第1駆動源としての第1モータ110から駆動力が与えられる第1現像ローラとしての現像ローラ65Kと、第1駆動源の駆動力が伝達されずに第2駆動源としての第2モータ210から駆動力が与えられる第2現像ローラとしての現像ローラ65Y,65M,65Cとから構成されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、すべての現像ローラに対し、第1駆動源から駆動力が与えられる構成であってもよい。
前記実施形態では、定着駆動遮断機構として第1揺動ギヤ104を例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4を参考にして説明すると、定着駆動遮断機構は、第2太陽ギヤ103から定着駆動出力ギヤ143に駆動力を伝達可能とするギヤ列と、ギヤ列間で駆動力を伝達するか否かを切り替えるクラッチとを有して構成されていてもよい。
前記実施形態で示した供給駆動切替機構154は、第1供給駆動ギヤ157が1つ(奇数個)であり、第2供給駆動ギヤ158A,158Bが2つ(偶数個)であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1駆動源から供給ローラまでの距離が長い場合には、各供給駆動ギヤの数を増やしてもよい。また、供給駆動揺動ギヤの回転方向によっては、第1供給駆動ギヤ157を偶数個とし、第2供給駆動ギヤを奇数個としてもよい。
前記実施形態では、再搬送駆動出力ギヤ170は、供給駆動揺動ギヤ156が直接噛み合う第1供給駆動ギヤ157に直接噛み合っていたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図4を参考にして説明すると、再搬送駆動出力ギヤ170は、第2供給駆動ギヤ158Aに噛み合っていてもよいし、第2供給駆動ギヤ158Bに噛み合っていてもよい。
前記実施形態では、異なるギヤ機構同士で同一のギヤを共有している場合があったが、本発明はこれに限定されず、例えば、ギヤ機構は、それぞれ、ギヤを共有することなく独立して設けられていてもよい。
前記実施形態では、画像形成装置として、カラー画像とモノクロ画像の両方を形成可能なカラープリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、モノクロ画像のみを形成するプリンタであってもよい。言い換えると、前記実施形態では、複数の現像ローラ65と、各現像ローラ65(第1現像ローラおよび第2現像ローラ)のそれぞれに対応して設けられた感光体を備えるカラープリンタ1を例示したが、本発明はこれに限定されず、現像ローラと感光体を1つずつ備えるプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、フラットベッドスキャナなどの原稿読取装置を備える複写機や複合機などであってもよい。
前記実施形態では、記録シートとして、いわゆる普通紙やはがきなどの用紙Sを例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
1 カラープリンタ
8 定着器
63 感光体ドラム
65 現像ローラ
73 搬送ベルト
92 搬送ローラ
102 第1太陽ギヤ
103 第2太陽ギヤ
104 第1揺動ギヤ
105 第2揺動ギヤ
106 現像駆動太陽ギヤ
107 現像駆動揺動ギヤ
110 第1モータ
120 搬送駆動ギヤ機構
130 第1現像駆動ギヤ機構
131 現像駆動切替機構
133 現像駆動出力ギヤ
143 定着駆動出力ギヤ
210 第2モータ
S 用紙

Claims (9)

  1. 現像剤像が形成される回転可能な感光体と、
    前記感光体に接触した状態で当該感光体に現像剤を供給する現像ローラと、
    記録シートを搬送する搬送ローラと、
    前記現像ローラおよび前記搬送ローラに駆動力を与え、回転方向を切替可能に構成された第1駆動源と、
    前記感光体に駆動力を与える第2駆動源と、
    前記第1駆動源の駆動力を前記現像ローラに伝達する現像駆動ギヤ機構と、
    前記第1駆動源の駆動力を前記搬送ローラに伝達する搬送駆動ギヤ機構と、を備え、
    前記搬送駆動ギヤ機構は、前記第1駆動源が一方向に回転するときの前記搬送ローラの回転方向と、前記第1駆動源が前記一方向とは逆方向の他方向に回転するときの前記搬送ローラの回転方向とを逆方向にするように構成され、
    前記現像駆動ギヤ機構は、前記第1駆動源が前記一方向に回転するときの前記現像ローラの回転方向と、前記第1駆動源が前記他方向に回転するときの前記現像ローラの回転方向を同じ方向とする現像駆動切替機構を有し、
    前記現像駆動切替機構は、
    前記第1駆動源からの駆動力を前記現像ローラに伝達可能な第1伝達位置と、前記第1駆動源からの駆動力を前記現像ローラに伝達不能な第1遮断位置との間で揺動可能な第1揺動ギヤと、
    前記第1駆動源からの駆動力を前記現像ローラに伝達可能な第2伝達位置と、前記第1駆動源からの駆動力を前記現像ローラに伝達不能な第2遮断位置との間で揺動可能であり、前記第1揺動ギヤとは回転方向が逆の第2揺動ギヤと、
    前記第1揺動ギヤまたは前記第2揺動ギヤが噛み合うことで駆動力を前記現像ローラに伝達可能な現像駆動出力ギヤと、を含んで構成され、
    前記第1駆動源が前記一方向に回転すると、前記第1揺動ギヤが前記第1遮断位置に揺動するとともに前記第2揺動ギヤが前記第2伝達位置に揺動し、前記第2揺動ギヤが前記現像駆動出力ギヤと噛み合い、
    前記第1駆動源が前記他方向に回転すると、前記第1揺動ギヤが前記第1伝達位置に揺動するとともに前記第2揺動ギヤが前記第2遮断位置に揺動し、前記第1揺動ギヤが前記現像駆動出力ギヤに噛み合うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 記録シートに転写された現像剤像を熱定着する定着器と、
    前記第1揺動ギヤが前記第1遮断位置に揺動したときに噛み合うことで駆動力を前記定着器に伝達可能とし、前記第1揺動ギヤが前記第1伝達位置に揺動したときに噛み合いが解除されることで駆動力を前記定着器に伝達不能とする定着駆動出力ギヤと、を備えたことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記現像ローラは、前記第1駆動源から駆動力が与えられる第1現像ローラと、前記第1駆動源の駆動力が伝達されずに前記第2駆動源から駆動力が与えられる第2現像ローラとから構成され、
    前記感光体は、前記第1現像ローラと前記第2現像ローラのそれぞれに対応して設けられていることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 黒色の現像剤のみを使用してモノクロ画像を形成するモノクロモードと、複数の色の現像剤を使用してカラー画像を形成するカラーモードとを実行可能であることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1現像ローラは、黒色の現像剤を供給する現像ローラであることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 配列された複数の前記感光体に対向して配置された無端状のベルトを備え、
    前記ベルトは、前記第2駆動源から駆動力が与えられるように構成されたことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1現像ローラは、前記第2現像ローラよりも前記定着器の近くに配置されていることを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記現像駆動切替機構は、
    前記第1駆動源の駆動力が入力され、前記第2揺動ギヤが周りを揺動可能な第1太陽ギヤと、
    前記第1太陽ギヤと噛み合い、前記第1揺動ギヤが周りを揺動可能な第2太陽ギヤと、を含んで構成されことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 現像剤像が形成される回転可能な感光体と、
    前記感光体に接触した状態で当該感光体に現像剤を供給する現像ローラと、
    記録シートを搬送する搬送ローラと、
    前記現像ローラおよび前記搬送ローラに駆動力を与え、回転方向を切替可能に構成された第1駆動源と、
    前記感光体に駆動力を与える第2駆動源と、
    前記第1駆動源の駆動力を前記現像ローラに伝達する現像駆動ギヤ機構と、
    前記第1駆動源の駆動力を前記搬送ローラに伝達する搬送駆動ギヤ機構と、を備え、
    前記搬送駆動ギヤ機構は、前記第1駆動源が一方向に回転するときの前記搬送ローラの回転方向と、前記第1駆動源が前記一方向とは逆方向の他方向に回転するときの前記搬送ローラの回転方向とを逆方向にするように構成され、
    前記現像駆動ギヤ機構は、前記第1駆動源が前記一方向に回転するときの前記現像ローラの回転方向と、前記第1駆動源が前記他方向に回転するときの前記現像ローラの回転方向を同じ方向とする現像駆動切替機構を有し、
    前記現像駆動切替機構は、
    他のギヤの周りを揺動可能な少なくとも1つの揺動ギヤを含んで構成され、
    前記少なくとも1つの揺動ギヤは、前記第1駆動源が前記一方向に回転するときの前記第1駆動源から前記現像ローラへの駆動力の伝達経路を第1経路とし、前記第1駆動源が前記他方向に回転するときの前記第1駆動源から前記現像ローラへの駆動力の伝達経路を第2経路とし、
    前記第1経路および前記第2経路のうち一方は、前記第1駆動源と前記現像ローラとの間に介在するギヤの数が奇数個であり、前記第1経路および前記第2経路のうち他方は、前記第1駆動源と前記現像ローラとの間に介在するギヤの数が偶数個であることを特徴とする画像形成装置。
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