JP6861947B2 - 粉体搬送路の粉体凝集防止機構及び画像形成装置 - Google Patents

粉体搬送路の粉体凝集防止機構及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は粉体搬送路の粉体凝集防止機構及び画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ装置、プリンタ或いはこれらの複合機等の画像形成装置は、感光体や転写ベルト上に残った残トナー等の粉体を粉体回収容器に搬送する粉体搬送路を有する。当該粉体搬送路は粉体が凝集しやすいため、例えば特許文献1(特開2014−119644号公報)のように粉体搬送路内に撹拌部材を揺動可能に配設したり、或いは粉体搬送路自体を振動したりして、粉体搬送路内の粉体凝集を防止するようにしている。
従来、撹拌部材の揺動や粉体搬送路の振動は、粉体搬送装置に使用される搬送スクリュー等の駆動機構を利用することが多かった。このため、撹拌部材の揺動や粉体搬送路の振動が高頻度又は連続的に行われることが多く、揺動や振動の伝達部材が早期に摩耗して寿命が早期に低下する傾向があった。
本発明の目的は、撹拌部材や粉体搬送路の揺動・振動用として駆動頻度の低い間欠駆動体を使用し、粉体凝集発生を防止しつつ、揺動・振動の伝達部材の摩耗による寿命低下を防止することを目的とする。
前記課題を解決するための本発明は、粉体を搬送する粉体搬送路と、当該粉体搬送路の外側にあって間欠的に作動する間欠駆動体と、当該間欠駆動体の駆動力を前記粉体搬送路の粉体に伝達する間欠駆動伝達部材と、を有することを特徴とする粉体搬送路の粉体凝集防止機構である。
本発明によれば、粉体搬送路の粉体凝集発生を防止しつつ、間欠駆動伝達部材の早期摩耗を防止して寿命増大を図ることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 二次転写ユニットの斜視図である。 二次転写ユニットの残トナー排出パイプの断面図である。 二次転写ユニットの端面図であって、(a)はユニットが下側に回動した非通紙時、(b)はユニットが上側に回動した通紙時の端面図である。 二次転写ユニットの端面斜視図であって、(a)はユニットが下側に回動した非通紙時、(b)はユニットが上側に回動した通紙時の端面斜視図である。 残トナー搬送路の一例を示すもので、(a)は撹拌板を正面から見た断面図、(b)は撹拌板を側方から見た断面図である。 二次転写ユニットの側方に配置された残トナー搬送路の内部斜視図であって、(a)はユニットが下側に回動した非通紙時、(b)はユニットが上側に回動した通紙時の内部斜視図である。 二次転写ユニットの側方に配置された残トナー搬送路の断面図であって、(a)はユニットが下側に回動して撹拌板が下降した状態、(b)はユニットが上側に回動して撹拌板が上昇した状態の断面図である。 画像形成装置のコントローラを含むブロック図である。 コントローラによる制御例1を示すフローチャートである。 コントローラによる制御例2を示すフローチャートである。 コントローラによる制御例3を示すフローチャートである。 コントローラによる制御例4を示すフローチャートである。 コントローラによる制御例5を示すフローチャートである。 撹拌板に引張スプリングを付加した変形実施形態1を示す断面図である。 撹拌板の下降時ストッパを付設した変形実施形態2を示す断面図であって、(a)は撹拌板が上昇した状態、(b)は撹拌板が下降した状態の図である。 残トナー搬送路に二次転写ユニットに取り付けた打撃部を間欠的に当てる変形実施形態3を示す概略斜視図である。 残トナー搬送路に二次転写ユニットで重りを間欠的に載置する変形実施形態4を示す概略斜視図である。 感光体の外側に残トナー搬送路が配置された画像形成装置の作像部の断面図である。 図12Aの作像部の残トナー搬送路に本発明を適用した変形実施形態5を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
(カラー複写装置)
図1は、本発明による画像形成装置の一実施形態としてのタンデム型間接転写方式の電子写真装置であるカラー複写装置の内部の概略構成を示す図である。このカラー複写装置は、プリンタ部100と、そのプリンタ部100が載置される給紙テーブル200と、プリンタ部100上に取り付けられたスキャナ部300と、そのスキャナ部300上に搭載された原稿自動搬送装置(ADF)400等によって構成されている。
プリンタ部100は、その上下方向の中間部に転写ユニット17を配置している。その転写ユニット17には、中間転写体としての無端ベルト状の中間転写ベルト10を備えている。中間転写ベルト10は、図1において手前側から見た形状が逆三角形状になる姿勢で、駆動ローラ14と従動ローラ15及び二次転写対向ローラ16に掛け回されている。その中間転写ベルト10は、駆動ローラ14の回転駆動によって、図1において時計回り方向(矢示A方向)に周回移動(回動という)される。
中間転写ベルト10の上方には、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)のトナー像を形成するための4つの画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kが、中間転写ベルト10の移動方向に沿って等間隔に並んで配設されている。画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kは、それぞれ像担持体である感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kと、現像ユニット61Y,61M,61C,61K(61Yと61Kのみ符号を付し、他の現像ユニットの符号は図示の都合で省略している)と、感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63K(63Yのみ符号を付し、他の感光体クリーニング装置の符号は図示の都合で省略している)とを有している。
感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kは、それぞれ中間転写ベルト10に当接してY,M,C,K用の一次転写ニップを形成しながら、図示しない駆動手段によって図1において反時計回り方向(矢印方向)に回転駆動される。中間転写ベルト10等を具備する転写ユニット17は、中間転写ベルト10のループ内側に一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kを有している。各1次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kは、Y,M,C,K用の一次転写ニップの裏側で中間転写ベルト10を感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに向けて押圧している。
現像ユニット61Y,61M,61C,61Kは、それぞれ感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに形成された静電潜像を、Y,M,C,Kの現像剤としてのトナーによって現像する。また、感光体クリーニング装置63Y,63M,63C,63Kは、一次転写ニップを通過した後の感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに付着している転写残トナーをクリーニングする。このプリンタ部100では、中間転写ベルト10の移動方向に沿って並んで配設された4個の画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kによって、像担持体上にトナー像を形成する画像形成部が構成されている。
さらに、この画像形成部の上方には、光書込ユニット21が配設されている。この光書込ユニット21は、矢印方向に回転駆動される感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの表面に対し、光走査による光書込処理を施して静電潜像を形成する。各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの表面は、それぞれその光書込処理に先立って、各画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kの帯電手段(帯電チャージャ等)によって一様に帯電される。
(スキャナ部)
スキャナ部300は、コンタクトガラス32上に載置された原稿の画像情報を読取センサ36で読み取り、その読み取った画像情報をプリンタ部100のコントローラ500へ送る。当該コントローラは、スキャナ部300から受け取った画像情報に基づいて、プリンタ部100の光書込ユニット21におけるレーザーダイオードやLED等の光源を制御する。
それによって、光書込ユニット21がY,M,C,K用のレーザー書込光を出射して、各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kを光走査する。この光走査により、各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの表面に静電潜像が形成される。その各静電潜像は、それぞれ現像ユニット61Y,61M,61C,61Kによる所定の現像プロセスを経て、Y,M,C,Kトナー像に現像される。
(給紙テーブル)
給紙テーブル200内には、ペーパバンク43と、そのペーパバンク43内に多段に配設された給紙カセット44からシート状体を送り出す給紙ローラ42、送り出されたシート状体を分離して給紙路46に導く分離ローラ45、プリンタ部100の給紙路48にシート状体を搬送する搬送ローラ47等を備えている。
給紙に関しては、給紙テーブル200以外に、手差し給紙も可能となっている。そのため、手差しトレイ51、手差しトレイ51上のシート状体を送り出す給紙ローラ50、送り出されたシート状体を手差し給紙路53に向けて一枚ずつ分離する分離ローラ52も設けられている。プリンタ部100内において、手差し給紙路53は給紙路48に合流している。
給紙路48の末端付近には、位置決めローラ対(「レジストローラ対」ともいう)49が配設されている。この位置決めローラ対49は、給紙路48内を搬送されてくるシート状体をローラ間に挟み込んだ後、所定のタイミングで二次転写ニップに向けて送り込む。
(二次転写ユニット)
中間転写ベルト10の下側には図2Aに示す二次転写ユニット24が配設されている。この二次転写ユニット24は軸線を互いに平行に配置した大径ローラ24aと小径ローラ24bとの間に、中間転写ベルト10と同幅のベルト24cを架け渡したものである。ユニット本体24dは図3A、図3Bのように回動軸Cを中心として上下方向に揺動可能に構成され、これにより、二次転写部材である二次転写対向ローラ16に対して、記録媒体であるシート状体を接離可能に構成している。
二次転写対向ローラ16は中間転写ベルト10を裏面から支持し、二次転写ユニット24のユニット本体24dが上方に回動することにより、大径ローラ24aが中間転写ベルト10を介して二次転写対向ローラ16と当接することで、当該当接部に二次転写ニップを形成する。この二次転写ニップにシート状体が所定のタイミングで送り込まれる。そして、中間転写ベルト10上に転写された4色重ね合わせのトナー像が、当該二次転写ニップにおいてシート状体上に一括転写される。
二次転写ユニット24の大径ローラ24aの下方に、図2Aのように残トナー排出パイプ70が配設されている。この残トナー排出パイプ70はベルト24cに付着した残トナーを上方から受け入れて側方に排出するためのもので、図2Bのように硬質の本体パイプ70aと、当該本体パイプ70aの一端部に接続されたフレキシブルパイプ70bとで構成されている。残トナー排出パイプ70とベルト24cの間に清掃部材が配設され、ベルト24cに付着した残トナーは当該清掃部材で掻き取られて残トナー排出パイプ70に落下するように構成されている。
本体パイプ70aの一端部とフレキシブルパイプ70bは、二次転写ユニット24の一端部から側方に突出している。そして硬質の本体パイプ70aは、後述のように撹拌板82や残トナー搬送路80に対する間欠駆動伝達部材として機能するように構成されている。
残トナー排出パイプ70の内部には、残トナーを排出するため図2Bのように中心軸を有する直線状の搬送スクリュー71と、中心軸を持たないで屈曲可能なコイルスクリュー72が配設されている。搬送スクリュー71は本体パイプ70aの内部に配設され、コイルスクリュー72はフレキシブルパイプ70bの内部に配設されている。搬送スクリュー71とコイルスクリュー72は端部同士が連結され、搬送スクリュー71の他端部に接続されたモータによって搬送スクリュー71とコイルスクリュー72が一体的に回転駆動されるようになっている。
残トナーは搬送スクリュー71とコイルスクリュー72によって図2Bで残トナー排出パイプ70の左側から右側へと搬送され、フレキシブルパイプ70bの先端から下流側に排出される。排出された残トナーは図4の残トナー搬送路80等を経由して残トナータンクへと送られる。
(カラー複写装置の作動)
このカラー複写装置によって、カラー画像のコピーをとるときには、ADF400の原稿台30上に原稿をセットするか、あるいはADF400を開いてスキャナ部300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、ADF400を閉じて原稿を押さえる。そして、図示していない走査パネルのスタートスイッチを押す。すると、原稿がADF400にセットされている場合には、原稿がコンタクトガラス32上に搬送される。
その後、スキャナ部300が駆動を開始し、第1走行体33及び第2走行体34が原稿面に沿って走行を開始する。そして、第1走行体33の光源から発した光で原稿面を照射するとともに、原稿面からの反射光を折り返して第2走行体34に向ける。その折り返し光は、第2走行体34のミラーで更に折り返された後、結像レンズ35を通して読取センサ36に入射される。これにより、原稿内容が読み取られる。
プリンタ部100は、スキャナ部300から画像情報を受け取ると、画像情報に応じたサイズのシート状体を、給紙テーブル200又は手差しトレイ51から給紙路48又は手差し給紙路53に給紙する。また、これに伴って、図示していない駆動モータで駆動ローラ14を回転駆動して、中間転写ベルト10を時計回り方向に回動させる。
同時に、画像形成ユニット18Y,18M,18C,18Kの感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの回転駆動を開始した後、感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kに対する帯電処理、光書込処理、現像処理などを行う。これらの処理によって、各感光体ドラム20Y,20M,20C,20Kの表面上に形成されたY,M,C,Kのトナー像は、Y,M,C,K用の一次転写ニップで順次重ね合わせて中間転写ベルト10上に一次転写され、4色重ね合わせのトナー像になる。
給紙テーブル200では、給紙ローラ42の1つがシート状体のサイズに応じて選択的に回転され、3つの給紙カセット44のうちの1つからシート状体が送り出される。その送り出されたシート状体は、分離ローラ45で1枚ずつ分離されてから給紙路46に導入された後、搬送ローラ47を経由してプリンタ部100内の給紙路48に送られる。また、手差しトレイ51を用いる場合には、給紙ローラ50が回転駆動して、手差しトレイ51上のシート状体を送り出し、そのシート状体を分離ローラ52で分離しながら手差し給紙路53に送り込み、給紙路48の末端付近に搬送する。
このようにして給紙路48の末端付近に送られたシート状体は、先端を位置決めローラ対49に突き当てて止まる。その後、中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に同期し得るタイミングで、位置決めローラ対49が回転駆動すると、シート状体が二次転写部の二次転写ニップ内に送り込まれ、中間転写ベルト10上の4色重ね合わせトナー像に密着する。そして、ニップ圧や転写用電界などの作用によってシート状体上に4色重ね合わせトナー像が一括二次転写される。
二次転写ニップで4色重ね合わせトナー像が二次転写されたシート状体は、駆動ローラ23aと従動ローラ23bとの間に掛け渡された用紙搬送ベルト22によって、定着装置25内に送り込まれる。そして、そのシート状体が定着装置25内で加圧ローラ27と定着ベルト26との間の定着ニップに挟み込まれ、加圧・加熱処理によって4色重ね合わせトナー像が表面に定着される。このようにしてカラー画像が形成されたシート状体は、排出ローラ対56によって機外の排紙トレイ57上に排出され、そこにスタックされる。
なお、シート状体のもう一方の面にも画像が形成する場合には、一方の面に画像が形成されたシート状体は、定着装置25から排出された後、切替爪55による進路切り換えによってシート反転装置58に送られる。そして、上下反転された後、再び位置決めローラ対49に戻され、所定のタイミングで2次転写ニップへ送り込まれて、他方の面にトナー像が二次転写される。その後、再び定着装置25を経由して排紙トレイ57上に排出される。
中間転写ベルト10は二次転写ニップを通過した後、4色のうちで一次転写工程が最も上流となるY用の一次転写ニップに進入する前に、ベルトクリーニング装置によって、表面に残った転写残トナーが除去される。
(残トナー搬送路)
図4は残トナー搬送路80の一例を示したものである。この残トナー搬送路80は、対向する垂直な側板81a、81bを所定隙間を空けて配置した偏平なケース81を有し、一方の側板81aの内面に沿って粉体凝集防止用の撹拌部材である撹拌板82が上下動可能に配設されている。図4の(a)は撹拌板82を正面から見た断面図であり、(b)は撹拌板82を側方から見た断面図である。
ケース81の上端部には、水平な残トナー搬送スクリュー83の排出端が接続されている。中間転写ベルト10の表面に残留した残トナーはクリーニングブレードで掻き取られ、当該残トナー搬送スクリュー83に落下する。そして残トナーは残トナー搬送スクリュー83で水平方向に搬送された後、残トナー搬送路80の上端部に投入される。一方、ケース81の下端部には水平な残トナー搬送スクリュー84の入口端が接続されている。残トナー搬送路80の内部を重力で落下した残トナーは、残トナー搬送スクリュー84によって残トナータンクへと搬送される。
撹拌板82は側板81aの形に対応した平板状であり、その下端部は水平方向にL字状に折曲されて当接部82aを形成している。そして当接部82aの下方に、残トナー排出パイプ70の本体パイプ70aの端部が配置されている。
本体パイプ70aは図5A、図5Bのように、側板81aの下部を貫通して残トナー搬送路80のケース81内に突出している。本体パイプ70aが貫通する部分は側板81aに縦長穴81a1が形成され、この縦長穴81a1はシール部材によってトナーが漏出しないように対策されている。
前述の中間転写ベルト10上に転写されたトナー画像をシート状体に転写する際、二次転写ユニット24は回動軸Cを中心として回動することで中間転写ベルト10に対する接離作動を行う。この接離作動は二次転写ニップに対するシート状体の供給と連動して間欠的に(ジョブ毎に)行われ、転写時に二次転写ユニット24が上方に回動して中間転写ベルト10に当接する。したがって、二次転写ユニット24と一体の本体パイプ70aによって、撹拌板82が図5B(a)の下降位置と図5B(b)の上昇位置との間を間欠的に昇降移動する。
本体パイプ70aはシート状体の供給と連動して間欠的に昇降するので、本体パイプ70aと当接部82aとの当接頻度は、従来の搬送スクリューと連動したカム駆動に比べて大幅に低減することができ、当接部分の摩耗低減と寿命増大を実現することができる。また二次転写ユニット24は残トナー搬送路80の近傍に配設されている既存の装置であり、当該二次転写ユニット24を間欠駆動体として使用することで、新規の間欠駆動体を配置しなくて済み、その分省スペースと省コストを図ることができる。
(コントローラとその制御例)
図6は画像形成装置のコントローラ500を含むブロック図である。機内温度センサ98によって画像形成装置の機内温度(プリンタ部10の環境温度)が検知され、当該検知結果がコントローラ500に入力される。そしてコントローラ500によって、プリンタ部100、給紙テーブル200、スキャナ部300、原稿自動搬送装置400等が制御される。
(制御例1)
図7Aは、コントローラ500による制御例1を示すフローチャートである。この制御例1は、プリンタ部100の連続通紙枚数が増えると、残トナー搬送路80でトナー架橋が起こりやすくなることに着目している。
すなわち、連続通紙枚数が増えた分だけ残トナー搬送路80で搬送される残トナーの量が増大するのに対し、二次転写ユニット24の間欠駆動の頻度は逆に少なくなる。二次転写ユニット24は連続通紙の1ジョブが終了するまで図3A(b)の接触状態を維持するからである。このため二次転写ユニット24の間欠駆動による撹拌板82の昇降移動にも関わらず、トナー架橋が起こりやすくなるのである。そこで、このような場合は以下に説明するように二次転写ユニット24を強制的に作動してその作動頻度を本来の作動頻度よりも高めることにした。
図7Aにおいて「印刷開始」のコマンドで印刷ジョブが開始されると、給紙テーブル200からプリンタ部100に供給されるシート状体の連続供給シート数(連続通紙枚数)のカウントが、コントローラ500内で開始される(ステップS1)。そして当該カウントが増える度にコントローラ500によって連続通紙枚数が所定値を超えたか否かが判定される(ステップS2)。
所定値を超えた場合は給紙テーブル200からプリンタ部100に対する通紙を一時停止する(ステップS3)。連続通紙枚数の当該「所定値」は画像形成装置の機種等に応じて適宜変更可能である。
当該一時停止と同時に、間欠駆動体としての二次転写ユニット24を1回又は必要に応じ複数回、中間転写ベルト10に対して接離するように上下作動(接離作動)する(ステップS3)。当該接離作動により、二次転写ユニット24と一体の本体パイプ70aによって、撹拌板82が図5B(a)の下降位置と図5B(b)の上昇位置との間を1回又は複数回往復移動する。このように、制御例1によれば、連続通紙枚数が所定値を超えると必ず撹拌板82が昇降するので、残トナー搬送路80内の残トナーの凝集発生を確実に防止しつつ、間欠駆動伝達部材として機能する本体パイプ70aや撹拌板82の当接部82aの早期摩耗を防止して寿命増大を図ることができる。
二次転写ユニット24の接離作動と同時に、コントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す(ステップS3)。連続通紙枚数が所定値を超えていない場合は、ステップS4に移動し、給紙テーブル200からプリンタ部100への連続通紙が続行している間は、ステップS2に戻って連続通紙枚数のカウントをコントローラ500内で続行する。連続通紙が続行していなければ、ステップS5でコントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す。
(制御例2)
図7Bは、コントローラ500による制御例2を示すフローチャートである。この制御例2は、プリンタ部100で印刷される記録媒体の所定枚数当たりの平均画像面積率が増えると、残トナー搬送路80でトナー架橋が起こりやすくなることに着目している。すなわち、平均画像面積率が増えた分だけ残トナー搬送路80で搬送される残トナーの量が増大するため、二次転写ユニット24の間欠駆動による撹拌板82の昇降移動にも関わらず、トナー架橋が起こりやすくなるのである。そこで、このような場合は以下に説明するように二次転写ユニット24を強制的に作動してその作動頻度を本来の作動頻度よりも高めることにした。
図7Bにおいて「印刷開始」のコマンドで印刷ジョブが開始されると、ステップS1において、プリンタ部100に通される直近の記録媒体の所定枚数当たりの平均画像面積率がコントローラ500で計算され、当該平均画像面積率が所定値以上か否かが判定される。平均画像面積率の当該「所定値」は画像形成装置の機種等に応じて適宜変更可能である。
平均画像面積率が所定値以上の場合はステップS2で通紙枚数のカウントを開始する(カウント中のときはカウントを継続する)。そしてステップS3で通紙枚数のカウントが所定値を超えたと判定されると、ステップS4で給紙テーブル200からプリンタ部100に対する通紙を一時停止する。当該一時停止と同時に、間欠駆動体としての二次転写ユニット24を1回又は必要に応じ複数回、中間転写ベルト10に対して接離するように強制的に上下作動(接離作動)する。当該接離作動による撹拌板82の昇降は前述した制御例1と同じである。
また二次転写ユニット24の接離作動と同時に、コントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す。連続通紙枚数が所定値を超えていない場合は、ステップS1に戻って再度平均画像面積率の判定を行う。ステップS1で平均画像面積率が所定値以下と判定された場合はステップS5で通紙枚数のカウントをリセットする。
(制御例3)
図7Cは、コントローラ500による制御例3を示すフローチャートである。この制御例3は、プリンタ部100で印刷される記録媒体の所定枚数当たりの平均画像面積率が減ると、残トナー搬送路80でトナー架橋が起こりやすくなることに着目している。
すなわち、平均画像面積率が減った分だけ残トナー搬送路80で搬送される残トナーの量は減少するのであるが、画像面積率の低い画像を出力し続けると、現像回数あたりに消費されるトナーの量が少なくなり、同じトナーが現像手段内で繰り返し撹拌されてしまう。このため、現像剤に対して過度な撹拌ストレスが掛かり、トナーの外添剤が埋没したり、トナーがチャージアップ(過帯電)したりしてしまうなどのトナー(キャリア)の劣化の問題が発生する。
そこで、低画像面積率の出力が続いた場合に、劣化トナーを感光体に強制的に吐き出してニュートナーと入れ替える「吐き出し制御モード」を有する画像形成装置が知られている。この種の画像形成装置では、吐き出しトナーは紙に転写されないため全量が残トナーとなるからその量が多く、またトナー内にキャリアを含む機種であれば通常の残トナーよりもキャリアの成分が少なくなって流動性が悪い残トナーとなる。
そのため、残トナー搬送路80内の架橋が起こりやすくなってしまう。したがって、二次転写ユニット24の間欠駆動による撹拌板82の昇降移動にも関わらず、トナー架橋が起こりやすくなるのである。そこで、このような場合は以下に説明するように二次転写ユニット24を強制的に作動してその作動頻度を本来の作動頻度よりも高めることにした。
図7Cにおいて「印刷開始」のコマンドで印刷ジョブが開始されると、ステップS1において、プリンタ部100に通される直近の記録媒体の所定枚数当たりの平均画像面積率がコントローラ500で計算され、当該平均画像面積率が所定値以下か否かが判定される。平均画像面積率の当該「所定値」は画像形成装置の機種等に応じて適宜変更可能である。
平均画像面積率が所定値以下の場合はステップS2で通紙枚数のカウントを開始する(カウント中のときはカウントを継続する)。そしてステップS3で通紙枚数のカウントが所定値を超えたと判定されると、ステップS4で給紙テーブル200からプリンタ部100に対する通紙を一時停止する。当該一時停止と同時に、間欠駆動体としての二次転写ユニット24を1回又は必要に応じ複数回、中間転写ベルト10に対して接離するように強制的に上下作動(接離作動)する。当該接離作動による撹拌板82の昇降は前述した制御例1〜2と同じである。
また二次転写ユニット24の接離作動と同時に、コントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す。連続通紙枚数が所定値を超えていない場合は、ステップS1に戻って再度平均画像面積率の判定を行う。ステップS1で平均画像面積率が所定値以下ではないと判定された場合はステップS5で通紙枚数のカウントをリセットする。
(制御例4)
図7Dは、コントローラ500による制御例4を示すフローチャートである。この制御例4は、機内温度が高いと残トナーの流動性が悪くなり、残トナー搬送路80内のトナー架橋が起こりやすくなることに着目している。
すなわち、機内温度が所定値までなら二次転写ユニット24の間欠駆動によって撹拌板82を昇降移動することでトナー架橋を防止可能であっても、機内温度が所定値を超えると撹拌板82の間欠的撹拌作用では流動性の悪化に逆らえずトナー架橋が起こりやすくなるのである。そこで、このような場合は以下に説明するように二次転写ユニット24を強制的に作動してその作動頻度を本来の作動頻度よりも高めることにした。
図7Dにおいて「印刷開始」のコマンドで印刷ジョブが開始されると、ステップS1において機内温度が所定値を超えているか否かが判定される。機内温度の当該「所定値」は画像形成装置の機種等に応じて適宜変更可能である。
機内温度が所定値を超えている場合はステップS2で通紙枚数のカウントを開始する(カウント中のときはカウントを継続する)。そしてステップS3で通紙枚数のカウントが所定値を超えたと判定されると、ステップS4で給紙テーブル200からプリンタ部100に対する通紙を一時停止する。当該一時停止と同時に、間欠駆動体としての二次転写ユニット24を1回又は必要に応じ複数回、中間転写ベルト10に対して接離するように強制的に上下作動(接離作動)する。当該接離作動による撹拌板82の昇降は前述した制御例1〜3と同じである。
また二次転写ユニット24の接離作動と同時に、コントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す。連続通紙枚数が所定値を超えていない場合は、ステップS1に戻って再度機内温度の判定を行う。ステップS1で機内温度が所定値を超えていないと判定された場合はステップS5で通紙枚数のカウントをリセットする。
(制御例5)
図7Eは、コントローラ500による制御例5を示すフローチャートである。この制御例5は、前述した制御例2と制御例4を組み合わせたものである。これにより、平均画像面積率の増大によるトナー架橋と機内温度の上昇によるトナー架橋の両方に対処することができる。
図7Eにおいて「印刷開始」のコマンドで印刷ジョブが開始されると、ステップS1において、プリンタ部100に通される直近の記録媒体の所定枚数当たりの平均画像面積率がコントローラ500で計算され、当該平均画像面積率が所定値以上か否かが判定される。平均画像面積率の当該「所定値」は画像形成装置の機種等に応じて適宜変更可能である。
平均画像面積率が所定値以上の場合はステップS2で通紙枚数のカウントを開始する(カウント中のときはカウントを継続する)。そしてステップS3で通紙枚数のカウントが所定値を超えたと判定されると、ステップS4で給紙テーブル200からプリンタ部100に対する通紙を一時停止する。当該一時停止と同時に、間欠駆動体としての二次転写ユニット24を1回又は必要に応じ複数回、中間転写ベルト10に対して接離するように強制的に上下作動(接離作動)する。当該接離作動による撹拌板82の昇降は前述した制御例1〜4と同じである。
また二次転写ユニット24の接離作動と同時に、コントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す。連続通紙枚数が所定値を超えていない場合は、ステップS1に戻って再度平均画像面積率の判定を行う。ステップS1で平均画像面積率が所定値以下と判定された場合はステップS5に移動し、機内温度が所定値を超えているか否かが判定される。
機内温度が所定値を超えている場合はステップS6で通紙枚数のカウントを開始する(カウント中のときはカウントを継続する)。そしてステップS7で通紙枚数のカウントが所定値を超えたと判定されると、前述のステップS4と同様にステップS8で給紙テーブル200からプリンタ部100に対する通紙を一時停止する。当該一時停止と同時に、二次転写ユニット24を1回又は必要に応じ複数回、中間転写ベルト10に対して接離するように強制的に上下作動(接離作動)する。
また二次転写ユニット24の接離作動と同時に、コントローラ500内の連続通紙枚数のカウントをリセットしてゼロに戻す。連続通紙枚数が所定値を超えていない場合は、ステップS1に戻って平均画像面積率の判定を行う。ステップS5で機内温度が所定値を超えていないと判定された場合はステップS9で通紙枚数のカウントをリセットした後、ステップS1に戻って平均画像面積率の判定を行う。
以上のように、コントローラ500の制御例1〜5は、プリンタ部100のジョブ内容又はプリンタ部100の環境(機内温度)に応じて、間欠駆動体の作動頻度を本来の作動頻度よりも強制的に高めるようにコントローラ500で二次転写ユニット24の作動を制御する。したがって、連続通紙枚数の多寡や平均画像面積率の多寡やプリンタ部100の環境(機内温度)に関わらず、残トナー搬送路80のトナー凝集発生を防止しつつ、残トナー排出パイプ70の本体パイプ70aの早期摩耗を防止して寿命増大を図ることができる。
(変形実施形態1)
図8は変形実施形態1を示すもので、撹拌板82が垂直な引張バネ93によって下方に付勢されている。引張バネ93の上端は撹拌板82の張出部82bに連結され、下端は残トナー搬送路80のケース81の内側に固定されている。
この変形実施形態では、撹拌板82が引張バネ93で下方に付勢されているので、本体パイプ70aが垂直方向に下がると同時に勢い良く下方に移動する。したがって、撹拌板82の表面に付着した粉体にせん断力が作用し、粉体凝集を効果的に防止する。
(変形実施形態2)
図9は変形実施形態2を示すもので、残トナー搬送路80のケース81の内側に段付きストッパ81cを形成し、撹拌板82が下降する際に撹拌板82の張出部82bが段付きストッパ81cに当接して停止する構成にしている。したがって、この変形実施形態2では、図9(a)のように撹拌板82の当接部82aに本体パイプ70aが当接して撹拌板82が持ち上げられた状態から、図9(b)のように本体パイプ70aが下降して撹拌板82が下降すると、張出部82bが段付きストッパ81cに衝突して停止する。
この衝突時の衝撃で撹拌板82とその周囲の粉体との間にせん断力が作用し、粉体凝集を効果的に防止することができる。また、張出部82bが段付きストッパ81cに当たっている間は本体パイプ70aが当接部82aから離間するので、本体パイプ70aと当接部82aの摩耗を低減することができると共に、二次転写ユニット24の上下動の負荷も低減することができる。なお、この変形実施形態2と図8の変形実施形態1を組み合わせることも可能である。
(変形実施形態3)
図10は変形実施形態3を示すもので、二次転写ユニット24の回動軸Cから離れた方の端部から側方に延びた腕部91を設け、この腕部91の先端に打撃部97を取り付けている。腕部91や打撃部97は間欠駆動伝達部材を構成する。そして図10(a)から図10(b)のように二次転写ユニット24が回動軸Cを中心に上方に回動する通紙時に、当該打撃部97を残トナー搬送路80の外側壁に当てて残トナー搬送路80全体を振動させる。これにより残トナー搬送路80の内面に付着した粉体全体に振動を付与し、粉体凝集を効果的に防止する。なお、前記腕部91を前述した残トナー排出パイプ70で構成することも可能である。
(変形実施形態4)
図11は変形実施形態4を示すもので、残トナー搬送路80の外側に水平な張出部81dを形成し、当該張出部81dの上に重り90を載せている。一方、二次転写ユニット24の回動軸Cから離れた方の端部に、側方に向けて水平に張り出した腕部91を設けている。この腕部91は間欠駆動伝達部材を構成する。
腕部91は、重り90を張出部81d(重り受け部)から昇降させる係合部として機能する。すなわち、腕部91の先端を重り90の把手部90aに係合させ、当該重り90を通紙時の二次転写ユニット24の上昇と同時に図11(a)から図11(b)のように持ち上げる。なお、腕部91を前述した残トナー排出パイプ70で構成することも可能である。
二次転写ユニット24が非通紙時に図11(a)のように下降すると、重り90が張出部81dに垂直に衝突する。この時の衝撃で残トナー搬送路80全体に振動が付与される。これにより、残トナー搬送路80の内面に付着した粉体全体に振動を付与して粉体凝集を効果的に防止する。
(変形実施形態5)
図12Bは図12Aの画像形成装置の作像部に適用する変形実施形態5を示すものである。図12Aは画像形成装置の作像部に配置される感光体20の周囲に付着した残トナーを、感光体クリーニング装置63のクリーニングブレード63aで除去する構成を示している。除去された残トナーは、感光体クリーニング装置63の内部において感光体20の軸線方向と平行に配設された粉体搬送路63b及び搬送スクリュー63cによって、感光体クリーニング装置63の側方に向けて排出される。
この粉体搬送路63b内でも斜線Pで示すように搬送スクリュー63cの周囲領域で粉体が凝集する傾向があるので、本発明の凝集防止機構を例えば図12Bの形で適用することができる。すなわち、図12Bは一次転写ユニットを構成する一次転写ローラ62を、回動レバー94の中間部に回転自在に支持し、当該回動レバー94の下端部を回動支軸95により固定側機枠フレーム等に回動自在に支持する。回動レバー94の上端部に横長円柱状の打撃部96を固定し、当該打撃部96を感光体クリーニング装置63の外壁に衝突可能に構成している。
この変形実施形態5では、一次転写ローラ62を昇降するために回動レバー94が回動支軸95を中心として上下方向に揺動すると、打撃部96が感光体クリーニング装置63の外壁を間欠的に打撃する。この打撃により粉体搬送路63b全体が振動し、粉体搬送路63b内の粉体凝集を効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば前記実施形態では「間欠駆動体」のとして一次転写ユニットや二次転写ユニットを例示したが、それ以外の駆動体も「間欠駆動体」として利用することができる。例えば用紙搬送ベルトから用紙を分離する分離爪の駆動体(駆動源)も「間欠駆動体」として利用可能である。
また、前記実施形態では制御例1〜4に加えて制御例2と制御例4を組み合わせた制御例5を説明したが、制御例1〜4の任意の2例、3例又は4例を組み合わせた制御も可能である。また機内温度の制御例4と他の制御例1〜3を組み合わせる場合、間欠駆動体を強制作動する通紙枚数の所定値を、機内温度と相関させて自動的に増減するようにしてもよい。
通紙枚数の所定値を固定的に設定した場合、機内温度によっては当該所定値未満であってもトナー架橋が発生する可能性があるからである。また同様の理由により、制御例2と3のステップS1の平均画像面積率の所定値を、機内温度と相関させて自動的に増減するようにしてもよい。
また撹拌部材としては撹拌板82を例示したが、撹拌板82以外の粉体凝集防止に有効な任意の部材を使用可能であることは勿論である。さらに間欠駆動伝達部材として残トナー排出パイプ70や腕部91を例示したが、これら以外の間欠駆動体の駆動力を粉体搬送路の粉体に伝達可能な任意の部材を使用可能であることも勿論である。
また本発明は、ドラムクリーニングユニットやベルトクリーニングユニットなど、他のユニット内の残トナー搬送路の粉体凝集防止にも適用可能である。また本発明は図1に示したカラー複写装置に限らず、カラープリンタ、カラーファクシミリ装置や、それらの複数の機能を備えた複合機など、本発明による二次転写部の作動を実行し得る機構を備えた各種の画像形成装置にも適用可能である。
また以上の実施形態では記録媒体をシート状体として説明したが、記録媒体乃至シート状体は転写紙、普通紙、カット紙、転写シートや記録材等とも称され、紙あるいは樹脂シート又は皮革や布などでも、トナー像を転写できるシート状体であればよい。その他、本発明の実施形態は、特許請の範囲に規定する範囲内で、その構成を適宜追加、変更又は省略することができる。
10:中間転写ベルト 14:駆動ローラ
15:従動ローラ 16:二次転写対向ローラ
17:転写ユニット 18Y,18M,18C,18K:画像形成ユニット
20Y,20M,20C,20K:感光体ドラム 21:光書込ユニット
22:用紙搬送ベルト 23a:駆動ローラ
23b:従動ローラ 24:二次転写ユニット
24a:大径ローラ 24b:小径ローラ
24c:ベルト 24d:ユニット本体
25:定着装置 26:定着ベルト
27:加圧ローラ 30:原稿台
32:コンタクトガラス 33:走行体
34:走行体 35:結像レンズ
36:読取センサ 42:給紙ローラ
43:ペーパバンク 44:給紙カセット
45:分離ローラ 46:給紙路
47:搬送ローラ 48:給紙路
49:ローラ対 50:給紙ローラ
51:トレイ 52:分離ローラ
53:給紙路 55:切替爪
56:排出ローラ対 57:排紙トレイ
58:シート反転装置 61Y,61M,61C,61K:現像ユニット
62:一次転写ローラ 62Y,62M,62C,62K:一次転写ローラ
62Y,62M,62C,62K:次転写ローラ 63:感光体クリーニング装置
63Y,63M,63C,63K:感光体クリーニング装置 63a:クリーニングブレード
63b:粉体搬送路 63c:搬送スクリュー
70:残トナー排出パイプ 70a:本体パイプ
70b:フレキシブルパイプ 71:搬送スクリュー
72:コイルスクリュー 80:残トナー搬送路
81:ケース 81a、81b:側板
81a1:縦長穴 81c:ストッパ
81d:張出部 82:撹拌板
82a:当接部 82b:張出部
83:残トナー搬送スクリュー 84:残トナー搬送スクリュー
90a:把手部 91:腕部
93:引張バネ 94:回動レバー
95:回動支軸 96:打撃部
97:打撃部 98:機内温度センサ
100:プリンタ部 200:給紙テーブル
300:スキャナ部 C:回動軸
特開2014−119644号公報

Claims (4)

  1. 粉体を搬送する粉体搬送路と、当該粉体搬送路の外側において画像形成装置の一次転写ベルトに対して接離可能に配設されて間欠的に作動する二次転写ユニットと、当該二次転写ユニットの駆動力を前記粉体搬送路の粉体に伝達する間欠駆動伝達部材と、を有する粉体凝集防止機構であって、前記粉体搬送路には他のユニットおよび前記二次転写ユニットからの粉体が搬送され、
    前記二次転写ユニットが、前記一次転写ベルトに対して接離可能な二次転写ローラと、当該二次転写ローラの外周面に付着した残トナーを除去する清掃部材と、当該清掃部材によって除去された残トナーを受け入れて前記二次転写ユニットの一端側に排出する残トナー排出パイプとを有し、
    前記残トナー排出パイプが前記間欠駆動伝達部材を構成し、前記二次転写ユニットの接離作動に伴う前記残トナー排出パイプの上下動によって、前記粉体搬送路の内部に配設された撹拌部材又は前記粉体搬送路自体を間欠的に上下方向に揺動又は振動することを特徴とする粉体搬送路の粉体凝集防止機構。
  2. 前記撹拌部材がバネによって付勢されていることを特徴とする請求項1の粉体凝集防止機構。
  3. 前記撹拌部材がその揺動端において、前記粉体搬送路に形成されたストッパに当接すると共に、前記残トナー排出パイプが前記撹拌部材から離間することを特徴とする請求項1の粉体凝集防止機構。
  4. 請求項1から3のいずれか1項の粉体凝集防止機構を有することを特徴とする画像形成装置。
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