JP5947653B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、耐久性の低下を最小限に抑えつつ、反発性能を効率的に向上し得るゴルフクラブヘッドに関する。
下記特許文献1には、フェース部とソール部との接続部を含むフェース下側の領域に最小肉厚部が形成された中空構造のゴルフクラブヘッドが記載されている。しかしながら、このゴルフクラブヘッドは、最小肉厚部が形成されるトウ・ヒール方向の範囲については、十分に考慮されていない。従って、特許文献1のヘッドは、耐久性が大きく低下するおそれがある。
下記特許文献2には、フェースの周辺に、該フェースの周縁に沿ってのびかつヘッド内側に達する屈曲部が形成されたゴルフクラブヘッドが記載されている。しかしながら、このゴルフクラブヘッドも、屈曲部が形成されるトウ・ヒール方向の範囲について、十分に考慮されていない。従って、特許文献2のヘッドも、耐久性が大きく低下するおそれがある。
下記特許文献3には、フェースの周辺のクラウン側及びソール側に、該フェースの周縁に沿ってのびるスリットが設けられたゴルフクラブヘッドが記載されている。しかしながら、このゴルフクラブヘッドも、スリットが形成されるトウ・ヒール方向の範囲について、十分に考慮されていない。従って、特許文献3のヘッドは、耐久性が大きく低下するおそれがある。
下記特許文献4には、クラウン部又はソール部のフェース側に、薄肉部が形成されたゴルフクラブヘッドが記載されている。しかしながら、このゴルフクラブヘッドも、薄肉部が形成されるトウ・ヒール方向の範囲について、十分に考慮されていない。従って、特許文献4のヘッドも、耐久性が大きく低下するおそれがある。
特開2009−56060号公報 特開2002−52099号公報 特開2003−210621号公報 特開2003−210627号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、フェースの周縁に連なってヘッド後方にのびるフェース周縁部に、凹部又はスリットからなる剛性低下部を設け、該剛性低下部の形成位置を一定範囲に限定することを基本として、耐久性の低下を最小限に抑えつつ、反発性能を効率的に向上し得るゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打撃する面であるフェースと、該フェースの周縁に連なりかつヘッド後方にのびるフェース周縁部とを有し、かつ、内部に中空部が設けられているゴルフクラブヘッドであって、前記フェース周縁部には、前記フェースの前記周縁に沿ってのびる凹部又はスリットからなる剛性低下部が設けられており、シャフト軸中心線を任意の垂直面内に配しかつ規定のライ角で傾けるとともに、フェースをロフト角に保持してヘッドが水平面に置かれた基準状態において、前記剛性低下部は、前記フェースの面積重心よりもトウ側に設けられているトウ側の剛性低下部と、前記面積重心よりもヒール側に設けられているヒール側の剛性低下部とからなり、この基準状態のゴルフクラブヘッドを前記フェースの前記面積重心に立てた法線の方向から見て、前記トウ側の剛性低下部は、前記面積重心と前記トウ側の剛性低下部の長さの中央の点とを結んだ第1直線が、前記面積重心からトウ側かつクラウン側にのび、しかも前記水平面に対して20〜60°の角度θtで傾くもののみからなり、かつ、前記ヒール側の剛性低下部は、前記面積重心と前記ヒール側の剛性低下部の長さの中央の点とを結んだ第2直線が、前記面積重心からヒール側かつソール側にのび、しかも前記水平面に対して10〜70°の角度θhで傾くもののみからなることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記フェースと、該フェースの前記周縁からヘッド後方にのびて前記フェース周縁部を構成する返し部とを一体に具えている略カップ状のフェース部材、及び、該フェース部材の後側に固着されているヘッド本体とを含んでいる請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記剛性低下部の長手方向の長さが5〜60mmであり、前記剛性低下部の長手方向と直角方向の幅は0.2〜3.0mmである請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記剛性低下部は、前記中空部側に設けられた凹部であり、該凹部の長手方向と直角な断面での深さが0.2〜1.0mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項5記載の発明は、前記剛性低下部は、前記中空部側に設けられた凹部であり、該凹部の長手方向と直角な断面の輪郭線が滑らかな曲線で形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項6記載の発明は、前記剛性低下部は、前記中空部側に設けられた凹部であり、該凹部の長手方向と直角な断面において、前記凹部は、前記フェース周縁部と前記フェースの裏面とに跨って形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項7記載の発明は、前記剛性低下部は、前記フェース周縁部を貫通する前記スリットからなり、該スリットの長手方向と直角方向の幅が0.5〜1.5mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項8記載の発明は、前記フェース周縁部は、前記フェースの前記周縁からヘッド後方に10mm以内の領域である請求項1乃至7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
また請求項9記載の発明は、前記第1直線の前記角度θtは30〜45°であり、前記第2直線の前記角度θhは30〜50°である請求項1乃至8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
本発明のゴルフクラブヘッドは、ボールを打撃する面であるフェースと、該フェースの周縁に連なりかつヘッド後方にのびるフェース周縁部とを有し、かつ、内部に中空部が設けられている。そして、フェース周縁部には、フェースの周縁に沿ってのびる凹部又はスリットからなる剛性低下部が設けられている。このような剛性低下部は、フェース周縁部の剛性を低下させ、変形し易くする。従って、本発明のヘッドは、大きな変形の復元力をボールに伝えるいわゆるスプリング効果を発揮し、反発性能が向上する。
図8には、発明者らの実験によって得られた標準的なアベレージゴルファーの主な打撃位置がゴルフクラブヘッドのフェースに黒丸で示されている。図8から明らかなように、アベレージゴルファーの打撃位置は、フェースのトウ側かつクラウン側からヒール側かつソール側に向かって右下がりで傾く領域内でばらつく傾向があることが判明した。
本発明では、上述の剛性低下部が、トウ側の剛性低下部とヒール側の剛性低下部とに分けて設けられる。さらに、本発明では、基準状態のゴルフクラブヘッドを、フェースの面積重心に立てた法線を水平面と平行に配して該法線方向から見たときに、トウ側の剛性低下部は、フェースの面積重心とトウ側の剛性低下部の長さの中央の点とを結んだ第1直線が、フェースの面積重心からトウ側かつクラウン側にのび、しかも水平面に対して20〜60°の角度θtで傾くもののみとされる。また、ヒール側の剛性低下部は、フェースの面積重心とヒール側の剛性低下部の長さの中央の点とを結んだ第2直線が、フェースの面積重心からヒール側かつソール側にのび、しかも水平面に対して10〜70°の角度θhで傾くもののみとされる。つまり、本発明では、剛性低下部の形成範囲が限定される。
このような剛性低下部は、アベレージゴルファーの頻度の高い打撃位置、即ち、フェース周縁部のトウ側かつクラウン側の領域、及び、フェース周縁部のヒール側かつソール側の領域の剛性をそれぞれ効果的に低下させることができる。従って、本発明のゴルフクラブヘッドは、耐久性の低下が最小限に抑えられ、かつ、頻度の高い打撃位置での大きなヘッドの撓みが実現され、反発性能がより効率的に向上する。
本発明の一実施形態のゴルフクラブヘッドの基準状態の平面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの正面図である。 (a)はゴルフクラブヘッドの正面図、(b)はそのE1断面図である。 図1のゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。 (a)は、図1のゴルフクラブヘッドにおけるフェース部材の裏面図、(b)はそのA−A断面図である。 図5(a)のB−B拡大断面図である。 図1のゴルフクラブヘッドをフェースの面積重心を通る法線の方向から見た図である。 図7のゴルフクラブヘッドのフェースに、アベレージゴルファーの打撃位置を示した図である。 剛性低下部の他の実施形態を示す図5(a)のB−B位置に相当する断面図である。 剛性低下部の他の実施形態を示す図5(a)のB−B位置に相当する断面図である。 実施例及び比較例のフェース部の厚さの分布を示すヘッドの正面図である。 比較例5のゴルフクラブクラブヘッドであり、フェースの面積重心を通る法線の方向から見た図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1及び図2には、本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」又は「クラブヘッド」ということがある。)1の基準状態が示されている。
ここで、ヘッド1の基準状態とは、シャフト軸中心線CLを任意の垂直面VP内に配しかつ規定のライ角αで傾けるとともに、フェース2をロフト角に保持(フェース角は零にセットされる)してヘッド1が水平面HPに置かれた状態とする。特に言及されていない場合、クラブヘッド1は、この基準状態にあるものとする。なお、ロフト角は、0度よりも大きい角度として与えられる。また、フェース2にロールが設けられている場合、ロフト角は、フェース2のスイートスポットSSを通る接線を基準に確定される。
また、本明細書において、前後方向とは、図1に示されるように、基準状態における平面視において、ヘッド重心Gからフェース2に下ろした法線Nと平行な方向THとする。また、トウ・ヒール方向とは、前記平面視における法線Nと直角な方向TKとする。なお、前記法線Nとフェース2との交点が前記スイートスポットSSになる。
ヘッド1は、フェース部3、クラウン部4、ソール部5、サイド部6及びホーゼル部7を含んでいる。フェース部3は、ボールを打撃する打撃面をなすフェース2を有している。
クラウン部4は、フェース2の上縁2aに連なり、ヘッド上面を構成している。ソール部5は、フェース2の下縁2bに連なり、ヘッド底面を構成している。サイド部6は、クラウン部4とソール部5との間を継ぎ、フェース2のトウ側縁2cからヘッド後方を通りフェース2のヒール側縁2dにのびている。ホーゼル部7は、クラウン部4のヒール側に設けられる。また、ホーゼル部7は、ゴルフクラブシャフト(図示省略)の先端が挿入されるシャフト差込孔7aを有した円筒状に形成されている。
ホーゼル部7のシャフト差込孔7aに、ゴルフクラブシャフト(図示省略)が取り付けられることにより、ゴルフクラブ(図示省略)が構成される。なお、クラブヘッド1にシャフトが装着されていない場合、シャフト軸中心線CLとして、シャフト差込孔7aの中心線が代用される。
フェース2は、上縁2a、トウ側縁2c、下縁2b及びヒール側縁2dからなる周縁2Aで区画されている。フェースの周縁2Aは、明瞭な稜線がある場合には該稜線として定められる。このような稜線がない場合、図3(a)に示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ直線(法線N)を含む各断面E1、E2、E3…において、図3(b)に示されるように、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポット側からフェース外側に向かって初めて200mmとなる位置Peがフェース2の周縁2Aとして定義される。
本実施形態のヘッド1は、内部に中空部i(図4に示される)が設けられたウッド型として構成されている。ウッド型のゴルフクラブヘッドとは、少なくともドライバー(#1)、ブラッシー(#2)、スプーン(#3)、バフィ(#4)及びクリーク(#5)を含み、かつ、これらとは番手ないし名称が異なるが、ほぼ類似した形状を持つヘッドを含む概念である。
特に限定されるものではないが、ドライバーの場合、ヘッド1の体積は、好ましくは350cm以上、より好ましくは420cm以上である。また、番手が#2以降のフェアウェイウッドの場合、ヘッド1の体積は、好ましくは90cm以上、より好ましくは120cm以上である。このような大きい体積は、ヘッド1の慣性モーメントを増大させたり、ヘッド重心をより深くするのに役立つ。他方、ヘッド1の体積が大きすぎても、ヘッド重量の増加、スイングバランスの悪化及びゴルフ規則違反等の問題があるため、好ましくは460cm以下とされる。
ヘッド1の質量は、小さすぎるとヘッドの運動エネルギーが小さくなり、飛距離の向上が期待できない傾向がある。逆に、ヘッドの質量が大きすぎると、スイングが困難になり、打球の方向安定性や飛距離が悪化する傾向がある。このような観点より、ドライバーの場合、ヘッド1の質量は、好ましくは160g以上、より好ましくは170g以上であり、好ましくは220g以下、より好ましくは210g以下である。また、フェアウェイウッドの場合、ヘッド1の質量は、好ましくは180g以上、より好ましくは190g以上であり、好ましくは250g以下、より好ましくは240g以下である。
図4に示されるように、本実施形態のヘッド1は、少なくともフェース部3の一部を含む(本実施形態では全部)フェース部材1Aと、フェース部材1Aの後側に固着されているヘッド本体1Bとから形成されている。
本実施形態のフェース部材1Aは、フェース2と、該フェース2の周縁2Aからヘッド後方にのびる返し部8とを含んだ略カップ状に形成されている。フェース部材1Aは、耐久性を確保するために、金属材料から形成されている。この金属材料としては、特に限定されないが、例えば、比強度の大きいステンレス合金、マレージング鋼、チタン、チタン合金、マグネシウム合金又はアルミニウム合金が特に望ましい。
ヘッド本体1Bは、クラブヘッド1からフェース部材1Aを除いた部分、即ち、クラウン後部4a、ソール後部5a、サイド後部6a及び前記ホーゼル部7を含んでいる。クラウン後部4aは、クラウン部4の後方部分を形成している。ソール後部5aは、ソール部5の後方部分を形成している。サイド後部6aは、サイド部6の後方部分を形成している。ヘッド本体1Bの前側には、フェース部材1Aが固着される開口部Oが形成されている。
ヘッド本体1Bを形成する材料としては、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、チタン合金、アルミ合金又はマグネシウム合金等の金属材料が好適である。また、ヘッド本体1Bは、その一部が比重の小さい繊維強化樹脂のような非金属材料で形成されても良い。また、ヘッド本体1Bには、比重が大きい錘部材などが固着されても良い(いずれも図示省略)。
本実施形態において、ヘッド本体1Bとフェース部材1Aとが溶接で固着されている。この溶接位置は、フェース2の周縁2Aよりもヘッド後方になる。このため、ヘッド1の中空部i側に残存する溶接ビードが、フェース部3の剛性を過度に高めることがなく、ひいては反発性能の低下が抑制される。
図5(a)には、フェース部材1Aの裏面図が示されており、図5(b)には、図5(a)のA−A断面図が示されている。図5(a)及び(b)に示されるように、フェース部3は、フェース2のほぼ中央に配される中央厚肉部11と、該中央厚肉部11よりも厚さが小さい周辺薄肉部12とを具えている。
フェース部3の中央厚肉部11は、一定の厚さで形成される主部11aと、該主部11aと周辺薄肉部12との間に設けられかつ厚さが周辺薄肉部12に向かって漸減する環状の厚さ変化部11bとを含んでいる。
中央厚肉部11の主部11aは、フェース部3の中で最も大きい厚さt1を有している。該主部11aは、好ましくは、フェース2のスイートスポットSSを含んでいる。これにより、フェース2の主たる打撃位置であるスイートスポットSSの強度が向上する。主部11aの厚さt1は、特に限定されないが、小さくなると耐久性が低下しやすく、大きくなると反発性能の向上が期待できないおそれがある。このような観点より、主部11aの厚さt1は、好ましくは2.8mm以上、より好ましくは3.0mm以上であり、好ましくは4.0mm以下、より好ましくは3.8mm以下である。
フェース部3の周辺薄肉部12は、フェース部3の中で最も小さい厚さt2を有し、本実施形態では、実質的に一定の厚さで形成されている。周辺薄肉部12は、フェース2を撓みやすくし、反発性能を高め、打球の飛距離を向上させる。周辺薄肉部12の厚さt2は、特に限定されないが、小さくなると耐久性が低下しやすく、大きくなると反発性能の向上が期待できないおそれがある。このような観点より、周辺薄肉部12の厚さt2は、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは1.7mm以上であり、好ましくは2.5mm以下、より好ましくは2.3mm以下である。
図4に示されるように、フェース部材1Aの返し部8は、クラウン部4の前側を形成するクラウン側返し部8a、ソール部5の前側を形成するソール側返し部8b、サイド部6のトウ側を形成するトウ側返し部8c、及び、サイド部6のヒール側を形成するヒール側返し部8dを含んでいる。各返し部8a乃至8dは、フェース2の回りで環状に連続している。この返し部8は、フェース2の周縁からヘッド後方にのびるフェース周縁部Fを構成する。
図1、図2及び図5(a)に示されるように、フェース周縁部Fには、フェース2の周縁2Aに沿ってのびる剛性低下部9が設けられている。本実施形態の剛性低下部9は、図5(a)のB−B断面である図6に示されるように、中空部i側に設けられかつフェース2の周縁2Aに沿ってのびる溝状の凹部からなる。剛性低下部9が設けられたフェース周縁部Fは、曲げ剛性等が小さくなり、ボール打撃時の衝撃によって相対的に大きく変形する。このようなヘッド1は、大きな変形の復元力をボールに伝えるスプリング効果を発揮する。従って、本発明のゴルフクラブヘッド1は、反発性能が向上する。
剛性低下部9に関し、「フェース2の周縁2Aに沿ってのびる」とは、剛性低下部9の長手方向が、フェース2の周縁2Aに沿った方向であれば良く、必ずしも剛性低下部9がフェース2の周縁2Aと平行であることまでは要求されない。
図7には、基準状態のヘッド1が、フェース2の面積重心Zcに立てた法線の方向から見た図が示されている。図7に示されるように、本実施形態の剛性低下部9は、一つのトウ側の剛性低下部9Aと、一つのヒール側の剛性低下部9Bとからなる。トウ側の剛性低下部9Aは、その全部が、フェース2の面積重心Zcよりもトウ側に設けられている。ヒール側の剛性低下部9Bは、その全部が、フェース2の面積重心Zcよりもヒール側に設けられている。これらの剛性低下部9A及び9Bは、互いに接続されることなく設けられている。本実施形態では、これらの剛性低下部9A、9Bのみがフェース周縁部Fに設けられている。
本発明では、トウ側の剛性低下部9A及びヒール側の剛性低下部9Bの各々の形成位置が以下に述べるように、一定範囲に限定される。これにより、耐久性の低下を最小限にとどめながら、反発性能の効率的な向上を図り得るヘッド1が提供される。
図8には、発明者らの実験によって得られた標準的なアベレージゴルファーの主なボールの打撃位置がヘッド1のフェース2の上に黒丸で示されている。この図は、フェース2の面積重心Zcに立てた法線を水平面HPと平行に配して該法線方向から見た正面図である。アベレージゴルファーの打撃位置はばらついている。しかし、アベレージゴルファーの打撃位置は、フェース2のトウ側かつクラウン側からヒール側かつソール側に向かって右下がりに傾いた領域内にほぼ集中している。
図8には、フェース2の面積重心Zcよりもトウ側の打撃位置、及び、面積重心Zcよりもヒール側の打撃位置について、それぞれ面積重心Zcを通る近似直線f1、f2が描かれている。近似直線f1及びf2の水平線に対する角度θ1、θ2は、それぞれ約40°である。このような近似直線f1、f2は、トウ側及びヒール側それぞれにおいて、各打撃位置からの距離が最小となり、アベレージゴルファーの主な打撃位置を代表していると考えられる。
また、フェース2の面積重心Zcよりもトウ側の打撃位置は、近似直線f1を中心としてその両側に約20°の範囲で分布している。他方、フェース2の面積重心Zcよりもヒール側の打撃位置は、近似直線f2を中心としてその両側に約30°の範囲で分布している。
以上のようなアベレージゴルファーの打撃位置の分布に対し、本発明では、剛性低下部9が、打撃時にヘッドを最も効率的に撓ませる領域に形成される。即ち、図7に示されるように、トウ側の剛性低下部9Aは、フェース2の面積重心Zcに立てた法線を水平面HPと平行に配して該法線方向から見て、面積重心Zcとトウ側の剛性低下部9Aの長さの中央の点P1とを結んだ第1直線m1が、面積重心Zcからトウ側かつクラウン側にのびており、しかも、この第1直線m1は水平面HPに対して20〜60°の角度θtで傾いている。もし、トウ側に、剛性低下部9が複数ある場合、全てが前記角度θtの規定を満たす。このようなヘッド1では、フェース2の面積重心Zcよりもトウ側において、第1直線m1上でボールを打撃したときに、トウ側の剛性低下部9Aが有効に機能し、ヘッド1の大きな撓みが得られる。
同様に、図7において、ヒール側の剛性低下部9Bは、面積重心Zcとヒール側の剛性低下部9Bの長さの中央の点P2とを結んだ第2直線m2が、面積重心Zcからヒール側かつソール側にのびており、しかも、この第2直線m2は、水平面HPに対して10〜70°の角度θhで傾いている。もし、ヒール側に、剛性低下部9が複数ある場合、全てが前記角度θhの規定を満たす。このようなヘッド1では、フェース2の面積重心Zcよりもヒール側では、第2直線m2上でボールを打撃すると、ヒール側の剛性低下部9Bが有効に機能し、やはりヘッド1の大きな撓みが得られる。
そして、第1直線m1及び第2直線m2は、アベレージゴルファーの主要な打撃位置と考えられるので、本発明のクラブヘッド1では、フェース2のトウ側及びヒール側の領域で打撃した場合でも、フェース2乃至ヘッド1を効率的に撓ませて反発性能を高める。また、剛性低下部9は、アベレージゴルファーの頻度の高い打撃位置に対応するフェース周縁部Fのトウ側かつクラウン側の領域、及び、フェース周縁部Fのヒール側かつソール側の領域の剛性をそれぞれ効果的に低下させることができる。従って、本発明のクラブヘッド1は、耐久性の低下が最小限に抑えられ、かつ、頻度の高い打撃位置での大きなヘッドの撓みが実現され、反発性能が効率的に向上する。
上述の作用をより効果的に発揮させるため、第1直線m1の水平面HPに対する角度θtは、好ましくは30〜45°である。同様に、第2直線m2の水平面HPに対する角度θhは、好ましくは30〜50°である。なお、第2直線m2の角度θhの範囲10〜70゜が、第1直線m1の角度θtの範囲20〜60゜よりも大きいのは、図8に示したように、ヒール側の打撃位置の分布範囲が、トウ側の打撃位置の分布範囲に比して大きいことに対応させたものである。
ヘッド1の耐久性の低下をさらに抑えるために、トウ側の剛性低下部9Aは、クラウン側返し部8aのみに形成され、トウ側返し部8cには形成されていないのが望ましい。なお、クラウン側返し部8aとトウ側返し部8cとの境界は、図1に示したように、基準状態のヘッド1の平面視において、トウ側に現れるヘッド輪郭線PLで定められる。同様に、ヒール側の剛性低下部9Bは、ヒール側返し部8d又はソール側返し部8bに設けられ、クラウン側返し部8aにまでのびることなく形成されているのが望ましい。なお、クラウン側返し部8aとヒール側返し部8dとの境界も、図1に示したように、基準状態のヘッド1の平面視において、ヒール側に現れるヘッド輪郭線PLで定められる。
図7において、各剛性低下部9A又は9Bの長さLaは、好ましくは5mm以上、より好ましくは20mm以上であり、好ましくは60mm以下、より好ましくは40mm以下である。剛性低下部9A又は9Bの長さLaが5mm未満の場合、フェース2の反発性能の向上効果が十分に得られないおそれがある。逆に、剛性低下部9A又は9Bの長さLaが60mmを超える場合、ヘッド1の耐久性が悪化するおそれがある。なお、各剛性低下部9A又は9Bの長さLaは、フェース2の面積重心Zcに立てた法線と直角な平面に投影された長さとして定められる。
図6に示したように、各剛性低下部9A又は9Bの長手方向と直角方向の幅Waは、好ましくは0.2mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.0mm以下である。各剛性低下部9A又は9Bの幅Waが0.2mm未満の場合、反発性能の向上効果が十分に得られないおそれがある。逆に、剛性低下部9A又は9Bの幅Waが3.0mmを超える場合、ヘッド1の耐久性が悪化するおそれがある。剛性低下部9の幅Waは、剛性低下部9の長手方向と直角方向の断面において、凹部の両縁9e、9eを結ぶ直線Kの長さとする。
各剛性低下部9A又は9Bの深さDは、好ましくは0.2mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、好ましくは1.0mm以下、より好ましくは0.9mm以下である。剛性低下部9A又は9Bの深さDが大きい場合、その底部分に応力が集中しやすく、耐久性が悪化するおそれがある。逆に、深さDが小さい場合、底部分を起点としたヘッド1の変形が小さくなり、反発性能が悪化するおそれがある。なお、深さDは、前記直線Kから該直線Kと直角方向に測定される凹部までの最大長さとして測定される。
図6に示されるように、剛性低下部9A又は9Bは、断面の輪郭線が滑らかな曲線で形成されている。滑らかな曲線としては、円弧状又はU字状が挙げられ、鋭い角部を有しないものが望ましい。本実施形態の剛性低下部9A又は9Bは、断面円弧状で形成されている。このような凹部からなる剛性低下部9は、凹部内の特定の部位への応力集中を防止し、ヘッドの耐久性の悪化を最小限に抑えることができる。
剛性低下部9は、フェース2の周縁2Aからヘッド後方に10mm以内の領域Yに形成されていることが望ましい。即ち、剛性低下部9の全部が、フェース2の周縁2Aからヘッド後方に10mm以内の領域Yに収まることが望ましい。剛性低下部9が、フェース2の周縁2Aからヘッド後方に遠ざかると、ヘッド1の大きな撓みが得られにくく、反発性能が悪化するおそれがある。
図6の実施形態の剛性低下部9は、返し部8に形成されたものを示した。しかし、図9に示されるように、凹部からなる剛性低下部9は、フェース周縁部Fである返し部8と、フェース2の裏面とに跨って形成されても良い。このような剛性低下部9は、より効果的にフェース部3の剛性を低下させるため、ボール打撃時のフェース部3の撓みをさらに大きくして反発性能を向上させることができる。
また、上記各実施形態では、剛性低下部9が溝状の凹部で形成されたものを示した。しかし、図10に示されるように、剛性低下部9は返し部8を貫通してフェース2の周縁2Aに沿ってのびるスリットで形成されても良い。幅が同一である場合、スリットは、凹部よりも剛性を低下させる作用が大きい。従って、剛性低下部9がスリットからなる場合、その長手方向の長さ及び幅の寸法は、凹部の場合に比して小さい寸法範囲とされるのが望ましい。具体的には、スリットからなる剛性低下部9の長さLaは、より好ましくは10mm以上であり、より好ましくは30mm以下である。また、スリットからなる剛性低下部9の幅Waは、好ましくは0.2mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、より好ましくは1.5mm以下である。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されることなく種々の態様に変更して実施され得る。
本発明の効果を確認するために、図1、図2、図4、図5(a)、(b)、図6、図7及び図10の構成を基調として、表1及び表2の仕様に基づいたウッド型ゴルフクラブヘッド(ドライバー)が試作された。各実施例及び比較例では、剛性低下部は、フェースの周縁からヘッド後方に5mmの領域Y(図6参照)に収まるように形成された。また、比較例5のヘッドのみ、図12に示されるように、さらに2つの剛性低下部a、bが追加されたものである(合計4つの剛性低下部がある)。追加された2つの剛性低下部の仕様は次の通りである。
剛性低下部aの仕様
角度θs:15.0°
幅Wa:1.0mm
長さLa:35.0mm
深さD:0.5.0mm
剛性低下部bの仕様
角度θc:20.0°
幅Wa:1.0mm
長さLa:10.0mm
深さD:0.5mm
各供試ヘッドには、ダンロップスポーツ株式会社製のカーボンシャフト(SV−3020J、フレックスS)が装着され、45インチのウッド型クラブが製造された。そして、各クラブについて、反発性能及び耐久性についてのテストが行なわれた。
上記各ヘッドは、Ti−6Al−4Vのロストワックス精密鋳造品からなるヘッド本体と、Ti−6Al−4Vのプレス成形品からなるカップ状のフェース部材とがレーザー溶接で固着された2ピース構造とした。各ヘッドは、表1に示されているパラメータ以外はすべて同一の仕様とした。各ヘッドの主な共通仕様は、次の通りである。
ライ角:58°
ロフト角:10.5°
ヘッド体積:455cm
ヘッド質量:190g
フェース部の厚さ:図11に示される厚さ分布を持っている。領域Aは3.4mm、領域Bは2.1mm、領域Cは2.0mmで形成された。ハッチングが付された部分は、その両側につながる領域の厚さになめらかに変化している。
テスト方法は、次の通りである。
<耐久性>
上記の各供試クラブがミヤマエ株式会社製のスイングロボットに取り付けられ、フェースの面積重心で3ピースゴルフボール(ダンロップスポーツ株式会社製の「XXIO XD」)が繰り返し打撃させた。ヘッドスピードは54m/sとされた。そして、100球毎にヘッドの損傷の有無を肉眼で観察し、損傷が生じた打球数が調べられた。結果は、損傷が発見されるまでの打撃数であり、数値が大きいほど耐久性に優れていることを示している。4500打撃数までに損傷の発見されなかったクラブは、実用上、十分な耐久性を具えていると言える。
<反発性能>
上記ドライバーでのヘッドスピードが35〜45m/sである10名のアベレージゴルファーが、上記各供試クラブで、上記ボールを各10球ずつ打撃した。そして、打撃直前のヘッドスピードH.Sとボールの打ち出し初速B.Sとが計測され、その速度比B.S/H.Sが計算された。結果は、10打撃の速度比の平均値が示されており、数値が大きいほど良好である。
剛性低下部が凹部からなるヘッドについて、テスト結果等が表1に示される。
Figure 0005947653
剛性低下部がスリットからなるヘッドについて、テスト結果等が表2に示される。
Figure 0005947653
テストの結果、実施例のヘッドは、比較例のヘッドに比して、耐久性の低下を抑えながら、反発性能が顕著に向上していることが確認された。
1 ゴルフクラブヘッド
1A フェース部材
1B ヘッド本体
2 フェース
2A 周縁
3 フェース部
8 返し部
9 剛性低下部
9A トウ側の剛性低下部
9B ヒール側の剛性低下部
F フェース周縁部
HP 水平面
i 中空部
Zc フェースの面積重心

Claims (9)

  1. ボールを打撃する面であるフェースと、該フェースの周縁に連なりかつヘッド後方にのびるフェース周縁部とを有し、かつ、内部に中空部が設けられているゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース周縁部には、前記フェースの前記周縁に沿ってのびる凹部又はスリットからなる剛性低下部が設けられており、
    シャフト軸中心線を任意の垂直面内に配しかつ規定のライ角で傾けるとともに、フェースをロフト角に保持してヘッドが水平面に置かれた基準状態において、
    前記剛性低下部は、前記フェースの面積重心よりもトウ側に設けられているトウ側の剛性低下部と、前記面積重心よりもヒール側に設けられているヒール側の剛性低下部とからなり、この基準状態のゴルフクラブヘッドを前記フェースの前記面積重心に立てた法線の方向から見て、
    前記トウ側の剛性低下部は、前記面積重心と前記トウ側の剛性低下部の長さの中央の点とを結んだ第1直線が、前記面積重心からトウ側かつクラウン側にのび、しかも前記水平面に対して20〜60°の角度θtで傾くもののみからなり、
    かつ、前記ヒール側の剛性低下部は、前記面積重心と前記ヒール側の剛性低下部の長さの中央の点とを結んだ第2直線が、前記面積重心からヒール側かつソール側にのび、しかも前記水平面に対して10〜70°の角度θhで傾くもののみからなることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記フェースと、該フェースの前記周縁からヘッド後方にのびて前記フェース周縁部を構成する返し部とを一体に具えている略カップ状のフェース部材、及び、該フェース部材の後側に固着されているヘッド本体とを含んでいる請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記剛性低下部の長手方向の長さが5〜60mmであり、前記剛性低下部の長手方向と直角方向の幅は0.2〜3.0mmである請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記剛性低下部は、前記中空部側に設けられた凹部であり、該凹部の長手方向と直角な断面での深さが0.2〜1.0mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記剛性低下部は、前記中空部側に設けられた凹部であり、該凹部の長手方向と直角な断面の輪郭線が滑らかな曲線で形成されている請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 前記剛性低下部は、前記中空部側に設けられた凹部であり、該凹部の長手方向と直角な断面において、前記凹部は、前記フェース周縁部と前記フェースの裏面とに跨って形成されている請求項1乃至5のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 前記剛性低下部は、前記フェース周縁部を貫通する前記スリットからなり、該スリットの長手方向と直角方向の幅が0.5〜1.5mmである請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  8. 前記フェース周縁部は、前記フェースの前記周縁からヘッド後方に10mm以内の領域である請求項1乃至7のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 前記第1直線の前記角度θtは30〜45°であり、前記第2直線の前記角度θhは30〜50°である請求項1乃至8のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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