JP2003210627A - フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド - Google Patents
フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP2003210627A JP2003210627A JP2002012242A JP2002012242A JP2003210627A JP 2003210627 A JP2003210627 A JP 2003210627A JP 2002012242 A JP2002012242 A JP 2002012242A JP 2002012242 A JP2002012242 A JP 2002012242A JP 2003210627 A JP2003210627 A JP 2003210627A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 強度を確保しつつ、打球時におけるフェース
の弾性的な撓みを増大させ、反発性に優れ、ボールの飛
距離を増大させることの出来るゴルフクラブへッドを提
供する。 【解決手段】 中空型のゴルフクラブ、又は中空型の背
面に開口部を有し、トップ部の後方から下方へ延びる上
側後背部若しくはソール部の後方から上方へ延びる下側
後背部の少なくとも一方を有するボックス型若しくはポ
ケット型と称されるゴルフクラブヘッドであって、フェ
ース部の上端から後方に延びるトップ部のフェース部近
傍又はフェース部の下端から後方に延びるソール部のフ
ェース部近傍の少なくとも一方に、薄肉部を設ける。
の弾性的な撓みを増大させ、反発性に優れ、ボールの飛
距離を増大させることの出来るゴルフクラブへッドを提
供する。 【解決手段】 中空型のゴルフクラブ、又は中空型の背
面に開口部を有し、トップ部の後方から下方へ延びる上
側後背部若しくはソール部の後方から上方へ延びる下側
後背部の少なくとも一方を有するボックス型若しくはポ
ケット型と称されるゴルフクラブヘッドであって、フェ
ース部の上端から後方に延びるトップ部のフェース部近
傍又はフェース部の下端から後方に延びるソール部のフ
ェース部近傍の少なくとも一方に、薄肉部を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、ゴルフクラブヘ
ッドの構造に関し、特に、フェース部を薄肉化するなど
して反発性を向上させたゴルフクラブにおいて、フェー
ス部のみならずフェース部の周辺まで薄肉化することに
より、打球時における弾性的な撓みを増加させ、これに
よってボールの飛距離の向上を図ったものである。
ッドの構造に関し、特に、フェース部を薄肉化するなど
して反発性を向上させたゴルフクラブにおいて、フェー
ス部のみならずフェース部の周辺まで薄肉化することに
より、打球時における弾性的な撓みを増加させ、これに
よってボールの飛距離の向上を図ったものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、打球時におけるフェース部の
弾性的な撓みの量を増加させたり、周波数を適切にする
ことにより、反発性が向上し、ボールの飛距離が向上す
ることが知られている。
弾性的な撓みの量を増加させたり、周波数を適切にする
ことにより、反発性が向上し、ボールの飛距離が向上す
ることが知られている。
【０００３】特開平１０−１５５９４３号公報には、打
球時の撓みを増加させるため、フェース部の内周角縁部
を薄肉化したゴルフクラブヘッドが記載されている。同
公報には、これを実現する具体的構造として、打球面の
外周縁部が打球方向の後方に折曲する断面コ字形のフェ
ース部材と、このフェース部材の後面側をバックアップ
するバック部材とを備えることも記載されている。
球時の撓みを増加させるため、フェース部の内周角縁部
を薄肉化したゴルフクラブヘッドが記載されている。同
公報には、これを実現する具体的構造として、打球面の
外周縁部が打球方向の後方に折曲する断面コ字形のフェ
ース部材と、このフェース部材の後面側をバックアップ
するバック部材とを備えることも記載されている。
【０００４】また、特開平５−３１７４６６号公報に
は、フェース部及びフェース部からヘッド後方に向けて
延出する延出部が一体成形されたフェース部材を有し、
該延出部はヘッド後方側の肉厚が薄い楔状に形成されて
いることを特徴とするゴルフクラブヘッドが記載されて
いる。
は、フェース部及びフェース部からヘッド後方に向けて
延出する延出部が一体成形されたフェース部材を有し、
該延出部はヘッド後方側の肉厚が薄い楔状に形成されて
いることを特徴とするゴルフクラブヘッドが記載されて
いる。
【０００５】以上の通り、フェース部の縁部やフェース
部に近い部分の構造が、フェース部の弾性的な撓みに大
きな影響を有し、ひいてはボールの飛距離を支配するこ
とは従来より知られていた。
部に近い部分の構造が、フェース部の弾性的な撓みに大
きな影響を有し、ひいてはボールの飛距離を支配するこ
とは従来より知られていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェー
ス部の内周角縁部は打球時に応力の集中する部分であ
り、この部分を薄肉化することは、強度上の問題も大き
い。また、内周角縁部のみを薄肉化しても、薄肉化され
た範囲が小さすぎ、打球時における弾性的な撓みは十分
に大きくならない。
ス部の内周角縁部は打球時に応力の集中する部分であ
り、この部分を薄肉化することは、強度上の問題も大き
い。また、内周角縁部のみを薄肉化しても、薄肉化され
た範囲が小さすぎ、打球時における弾性的な撓みは十分
に大きくならない。
【０００７】また、フェース部からヘッド後方に向けて
延出する延出部を後方にむけて楔状にした場合、フェー
ス部の内周角縁部周辺は厚肉のため、強度は十分である
が、フェース部を支えるフェース部の周辺付近は剛性が
高く、打球時におけるフェースの弾性的な撓みを十分に
増大させるに至らない。
延出する延出部を後方にむけて楔状にした場合、フェー
ス部の内周角縁部周辺は厚肉のため、強度は十分である
が、フェース部を支えるフェース部の周辺付近は剛性が
高く、打球時におけるフェースの弾性的な撓みを十分に
増大させるに至らない。
【０００８】本願発明は、これらを鑑み、強度を確保し
つつ、打球時におけるフェースの弾性的な撓みを増大さ
せ、反発性に優れ、ボールの飛距離を増大させることの
出来るゴルフクラブへッドを提供することを課題とす
る。
つつ、打球時におけるフェースの弾性的な撓みを増大さ
せ、反発性に優れ、ボールの飛距離を増大させることの
出来るゴルフクラブへッドを提供することを課題とす
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ため、本願発明に係るゴルフクラブヘッドは、中空型の
ゴルフクラブ、又は中空型の背面に開口部を有し、トッ
プ部の後方から下方へ延びる上側後背部若しくはソール
部の後方から上方へ延びる下側後背部の少なくとも一方
を有するボックス型若しくはポケット型と称されるゴル
フクラブヘッドであって、フェース部の上端から後方に
延びるトップ部のフェース部近傍又はフェース部の下端
から後方に延びるソール部のフェース部近傍の少なくと
も一方に、薄肉部を設けたものである。
ため、本願発明に係るゴルフクラブヘッドは、中空型の
ゴルフクラブ、又は中空型の背面に開口部を有し、トッ
プ部の後方から下方へ延びる上側後背部若しくはソール
部の後方から上方へ延びる下側後背部の少なくとも一方
を有するボックス型若しくはポケット型と称されるゴル
フクラブヘッドであって、フェース部の上端から後方に
延びるトップ部のフェース部近傍又はフェース部の下端
から後方に延びるソール部のフェース部近傍の少なくと
も一方に、薄肉部を設けたものである。
【００１０】
【実施例】図１はウッド形ゴルフクラブヘッドにおける
実施例である。薄肉部３ａは、フェース部３の上端から
後方へ延びるトップ部１とフェース部３の下端から後方
へ延びるソール部のフェース近傍に設けられており、フ
ェース部の周辺部に設けたものではない。薄肉とは、当
該薄肉部が設けられたトップ部あるいはソール部の当該
薄肉部より後方の部分よりも肉厚が小さいことを意味し
ている。薄肉部３ａはトップ部１側、ソール部２側のい
ずれか一方に設けるのみでも良いが、図１のように双方
に設けるのが効果的であり、更にトップ側やヒール側に
も設けることも出来る。トップ部１、ソール部２による
フェース部３の拘束が緩やかとなり、フェース部がより
弾性的に撓みやすくなるからである。また、薄肉部３ａ
は、フェース部３に接する位置に設けるのが最適であ
る。
実施例である。薄肉部３ａは、フェース部３の上端から
後方へ延びるトップ部１とフェース部３の下端から後方
へ延びるソール部のフェース近傍に設けられており、フ
ェース部の周辺部に設けたものではない。薄肉とは、当
該薄肉部が設けられたトップ部あるいはソール部の当該
薄肉部より後方の部分よりも肉厚が小さいことを意味し
ている。薄肉部３ａはトップ部１側、ソール部２側のい
ずれか一方に設けるのみでも良いが、図１のように双方
に設けるのが効果的であり、更にトップ側やヒール側に
も設けることも出来る。トップ部１、ソール部２による
フェース部３の拘束が緩やかとなり、フェース部がより
弾性的に撓みやすくなるからである。また、薄肉部３ａ
は、フェース部３に接する位置に設けるのが最適であ
る。
【００１１】本実施例においては図４に示すとおり、フ
ェース部３とフェース部３から後方に延びる薄肉の延出
部を一体的に成形し、これに延出部より厚肉に形成した
後方部材を溶接した。この場合、延出部は後方部材のト
ップ部又はソール部より薄肉に形成する。図５に示す様
に接合部を斜めにしたり、段を設けるなどにより接合面
の面積を増大することで接合強度をアップを図ることも
出来る。
ェース部３とフェース部３から後方に延びる薄肉の延出
部を一体的に成形し、これに延出部より厚肉に形成した
後方部材を溶接した。この場合、延出部は後方部材のト
ップ部又はソール部より薄肉に形成する。図５に示す様
に接合部を斜めにしたり、段を設けるなどにより接合面
の面積を増大することで接合強度をアップを図ることも
出来る。
【００１２】フェース部３とフェース部から後方へ延び
る延出部を一体成形し、該延出部の一部に薄肉部を設け
ることも好適である。その場合のフェース部３と延出部
を構成する部材を図３に示す。図３に示す通り、フェー
ス部３の上端及び下端から後方に延びる延出部におい
て、延出部の後端より肉厚を薄くした薄肉部３ａがフェ
ース部３の直後に設けてある。このようにすることで、
薄肉部をフェースになるべく近づけるたため、打球時に
フェースはより撓みやすくなり、且つ部材の接合部をフ
ェースから離しているので強度的にも有利となる。
る延出部を一体成形し、該延出部の一部に薄肉部を設け
ることも好適である。その場合のフェース部３と延出部
を構成する部材を図３に示す。図３に示す通り、フェー
ス部３の上端及び下端から後方に延びる延出部におい
て、延出部の後端より肉厚を薄くした薄肉部３ａがフェ
ース部３の直後に設けてある。このようにすることで、
薄肉部をフェースになるべく近づけるたため、打球時に
フェースはより撓みやすくなり、且つ部材の接合部をフ
ェースから離しているので強度的にも有利となる。
【００１３】フェース部３と延出部を一体成形する場合
において強度を考慮するならば、当該部材はその後方を
形成する部材よりも高強度の部材を使用すること、また
塑性加工で成形することも好適である。なお、図３に示
すような複雑な部材を塑性加工する場合には、恒温鍛造
が有利である。
において強度を考慮するならば、当該部材はその後方を
形成する部材よりも高強度の部材を使用すること、また
塑性加工で成形することも好適である。なお、図３に示
すような複雑な部材を塑性加工する場合には、恒温鍛造
が有利である。
【００１４】図３に示したその一部に薄肉部３ａを形成
した延出部とフェース部３が一体成形され部材は、薄肉
部３ａがアンダーとなるため、鍛造等の塑性加工にて成
形するのが難しい場合がある。その場合は、下記のよう
に２以上の段階を経て加工するのが好適である。方法
１、図８のようにフェース部３と延出部を塑性成形した
後、切削加工等により薄肉部３ａを形成し、図３の形状
にする。方法２、図９のように外側に凸形状となる延出
部とフェース部３を塑性成形した後、延出部のフェース
部近傍を破線部まで研磨し、延出部のフェース部近傍を
薄肉にする。図９の部材と後方部材を接合した後、研磨
を行って薄肉部３ａを設けることも出来る。方法３、ま
ず図１０のように、延出部が外側に開いた形状に塑性加
工した後、延出部を更に内側に曲げると同時に薄肉部を
形成する塑性加工を行い、図３の形状にする。
した延出部とフェース部３が一体成形され部材は、薄肉
部３ａがアンダーとなるため、鍛造等の塑性加工にて成
形するのが難しい場合がある。その場合は、下記のよう
に２以上の段階を経て加工するのが好適である。方法
１、図８のようにフェース部３と延出部を塑性成形した
後、切削加工等により薄肉部３ａを形成し、図３の形状
にする。方法２、図９のように外側に凸形状となる延出
部とフェース部３を塑性成形した後、延出部のフェース
部近傍を破線部まで研磨し、延出部のフェース部近傍を
薄肉にする。図９の部材と後方部材を接合した後、研磨
を行って薄肉部３ａを設けることも出来る。方法３、ま
ず図１０のように、延出部が外側に開いた形状に塑性加
工した後、延出部を更に内側に曲げると同時に薄肉部を
形成する塑性加工を行い、図３の形状にする。
【００１５】以上の実施例においてフェース部３と延出
部を構成する部材とその後方を構成する部材との接合
は、各種の溶接法（融接、ビーム溶接、レーザー溶接、
ブレージング等）が好ましいが、他の方法（勘合、カシ
メ等）と溶接法の併用も可能である。少なくとも、材料
の組織レベルで結合する接合方法を併用するのが好まし
く、ねじ止め、勘合或いはカシメ等の機械的接合のみと
するのは適当ではない。微細な相対運動が生じやすく、
摩擦等によるエネルギーロスが発生し、反発性が低下す
るおそれがあるからである。
部を構成する部材とその後方を構成する部材との接合
は、各種の溶接法（融接、ビーム溶接、レーザー溶接、
ブレージング等）が好ましいが、他の方法（勘合、カシ
メ等）と溶接法の併用も可能である。少なくとも、材料
の組織レベルで結合する接合方法を併用するのが好まし
く、ねじ止め、勘合或いはカシメ等の機械的接合のみと
するのは適当ではない。微細な相対運動が生じやすく、
摩擦等によるエネルギーロスが発生し、反発性が低下す
るおそれがあるからである。
【００１６】なお薄肉部は、範囲を広げすぎても反発性
が低下するので、幅１５ｍｍ程度を上限とすべきと考え
られる。直径１０１．６ｍｍ、肉厚２．９ｍｍを有する
円形の打球部Ａを有し、その後方に円筒上の本体部を有
するダミーヘッドでゴルフボールを打撃した場合のシミ
ュレーションを行った結果、本体部全体を薄肉にした場
合（１）は、薄肉部の幅が１０ｍｍの場合（２）に比べ
て反発係数が低下したからである。その結果を下表１、
場合（１）のダミーヘッドの断面を図６、場合（２）の
ダミーヘッドの断面を図７に示す。いずれの場合も薄肉
部Ｂは肉厚１ｍｍ、場合（２）の薄肉部Ｂの後方の厚肉
部分は肉厚２ｍｍである。
が低下するので、幅１５ｍｍ程度を上限とすべきと考え
られる。直径１０１．６ｍｍ、肉厚２．９ｍｍを有する
円形の打球部Ａを有し、その後方に円筒上の本体部を有
するダミーヘッドでゴルフボールを打撃した場合のシミ
ュレーションを行った結果、本体部全体を薄肉にした場
合（１）は、薄肉部の幅が１０ｍｍの場合（２）に比べ
て反発係数が低下したからである。その結果を下表１、
場合（１）のダミーヘッドの断面を図６、場合（２）の
ダミーヘッドの断面を図７に示す。いずれの場合も薄肉
部Ｂは肉厚１ｍｍ、場合（２）の薄肉部Ｂの後方の厚肉
部分は肉厚２ｍｍである。
【００１７】
【表１】
【００１８】薄肉部の幅は、フェースの剛性に対し相対
的に適切な値が決まると考えられるため、フェース肉厚
の５倍以下と考えても良い。
的に適切な値が決まると考えられるため、フェース肉厚
の５倍以下と考えても良い。
【００１９】上記ダミーヘッドの場合は薄肉部の肉厚を
後方部の肉厚の１/２としたが、強度等を考慮すると現
実のヘッドでは後方部の８０〜９５％とするのが妥当で
あろう。昨今の大型ヘッドにおいては後方部もかなり薄
肉となっており、フェース近傍部を極端に薄肉にすると
打撃時に割れるおそれがあるからである。薄肉部にショ
ットピーニング、つぶし鍛造、ＷＰＣ処理を行うことで
耐久性の向上を図るのも好適である。なお、ゴルフクラ
ブヘッドをチタン合金などの熱処理金属で構成する場合
は、熱処理を行った後に上記ショットピーニング等を行
うべきである。熱処理によってショットピーニング等の
効果が失われるおそれがあるからである。
後方部の肉厚の１/２としたが、強度等を考慮すると現
実のヘッドでは後方部の８０〜９５％とするのが妥当で
あろう。昨今の大型ヘッドにおいては後方部もかなり薄
肉となっており、フェース近傍部を極端に薄肉にすると
打撃時に割れるおそれがあるからである。薄肉部にショ
ットピーニング、つぶし鍛造、ＷＰＣ処理を行うことで
耐久性の向上を図るのも好適である。なお、ゴルフクラ
ブヘッドをチタン合金などの熱処理金属で構成する場合
は、熱処理を行った後に上記ショットピーニング等を行
うべきである。熱処理によってショットピーニング等の
効果が失われるおそれがあるからである。
【００２０】本願発明はウッド形ゴルフクラブヘッドの
みならず、アイアン形ゴルフクラブヘッドにおいても適
用可能である。中空型の背面に開口部を有し、トップ部
の後方から下方へ延びる後背部若しくはソール部の後方
から上方へ延びる後背部の少なくとも一方を有するボッ
クス型若しくはポケット型と称されるゴルフクラブヘッ
ドは反発性の高いアイアン形ゴルフクラブヘッドとして
知られているが、そのトップ部１やソール部２のフェー
ス近傍に薄肉部３ａを設けることで、一層高反発化する
からである。
みならず、アイアン形ゴルフクラブヘッドにおいても適
用可能である。中空型の背面に開口部を有し、トップ部
の後方から下方へ延びる後背部若しくはソール部の後方
から上方へ延びる後背部の少なくとも一方を有するボッ
クス型若しくはポケット型と称されるゴルフクラブヘッ
ドは反発性の高いアイアン形ゴルフクラブヘッドとして
知られているが、そのトップ部１やソール部２のフェー
ス近傍に薄肉部３ａを設けることで、一層高反発化する
からである。
【００２１】
【効果】フェース部３の近傍に薄肉部３ａを設けたこと
により、フェース部３に対するトップ部１やソール部２
の拘束が弱まり、フェース部３は弾性的に撓みやすくな
り、打球時における反発性が向上し、ボールの飛距離を
延ばすことが出来る。更に、薄肉部３ａを含む延出部と
フェース部３を一体構造とすることにより、応力集中或
いは疲労による破壊を防止することができる。
により、フェース部３に対するトップ部１やソール部２
の拘束が弱まり、フェース部３は弾性的に撓みやすくな
り、打球時における反発性が向上し、ボールの飛距離を
延ばすことが出来る。更に、薄肉部３ａを含む延出部と
フェース部３を一体構造とすることにより、応力集中或
いは疲労による破壊を防止することができる。
【図１】ウッド形ゴルフクラブヘッドにおける実施例の
断面図。
断面図。
【図２】アイアン形ゴルフクラブにおける実施例の断面
図。
図。
【図３】フェース部とその上端、下端から後方に延びる
延出部を一体構造とし、延出部の前方に薄肉部を設けた
実施例の断面図
延出部を一体構造とし、延出部の前方に薄肉部を設けた
実施例の断面図
【図４】フェース部とその上端、下端から後方に延びる
延出部を一体構造とした実施例の断面図
延出部を一体構造とした実施例の断面図
【図５】フェース部とその上端、下端から後方に延びる
延出部を一体構造とした他の実施例の断面図
延出部を一体構造とした他の実施例の断面図
【図６】本体部を全て薄肉にしたダミーヘッドの断面図
【図７】薄肉部の幅を１０ｍｍとしたダミーヘッドの断
面図
面図
【図８】フェース部と延出部を一体構造とした部材の薄
肉部形成前の断面図
肉部形成前の断面図
【図９】フェース部と延出部を一体構造とした部材の薄
肉部形成前の断面図
肉部形成前の断面図
【図１０】フェース部と延出部を一体構造とした部材の
薄肉部形成前の断面図
薄肉部形成前の断面図
１：トップ部
２：ソール部
３：フェース部
３ａ：薄肉部
４：後背部
Ａ：ダミーヘッドの打球部
Ｂ：ダミーヘッドの薄肉部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Ｆターム(参考） 2C002 AA02 CH02 CH06 MM04 PP02
PP03
Claims (3)
- 【請求項１】 中空型のゴルフクラブ、又は中空型の背
面に開口部を有し、トップ部の後方から下方へ延びる上
側後背部若しくはソール部の後方から上方へ延びる下側
後背部の少なくとも一方を有するボックス型若しくはポ
ケット型と称されるゴルフクラブヘッドであって、フェ
ース部の上端から後方に延びるトップ部のフェース部近
傍又はフェース部の下端から後方に延びるソール部のフ
ェース部近傍の少なくとも一方に、薄肉部を設けたこと
を特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項２】 フェース部とフェース部から後方へ延び
る延出部を一体成形し、該延出部の一部に薄肉部を設け
たことを特徴とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッ
ド。 - 【請求項３】 薄肉部にショットピーニング、ビーズブ
ラスト、つぶし鍛造又はＷＰＣ加工を施したことを特徴
とする請求項１に記載のゴルフクラブヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002012242A JP2003210627A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002012242A JP2003210627A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004000014A Division JP2004097846A (ja) | 2004-01-05 | 2004-01-05 | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド |
| JP2005063226A Division JP2005193069A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003210627A true JP2003210627A (ja) | 2003-07-29 |
| JP2003210627A5 JP2003210627A5 (ja) | 2004-12-16 |
Family
ID=27649493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002012242A Pending JP2003210627A (ja) | 2002-01-22 | 2002-01-22 | フェース部近傍に薄肉部を有する高反発ゴルフクラブヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003210627A (ja) |
Cited By (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004101079A1 (ja) * | 2003-10-17 | 2004-11-25 | Maruman & Co.,Ltd. | ゴルフクラブヘッドの製造方法 |
| JP2009000166A (ja) * | 2007-06-19 | 2009-01-08 | Sri Sports Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| JP2010088630A (ja) * | 2008-10-07 | 2010-04-22 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフクラブヘッド |
| US7785214B2 (en) | 2008-11-26 | 2010-08-31 | Sri Sports Limited | Golf club head |
| US20110218053A1 (en) * | 2010-03-05 | 2011-09-08 | Callaway Golf Company | Golf club head |
| US20120135821A1 (en) * | 2010-11-30 | 2012-05-31 | Nike, Inc. | Golf Club Heads Or Other Ball Striking Devices Having Distributed Impact Response |
| US8721471B2 (en) | 2010-06-01 | 2014-05-13 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Hollow golf club head having sole stress reducing feature |
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