JP2002000777A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JP2002000777A
JP2002000777A JP2000186851A JP2000186851A JP2002000777A JP 2002000777 A JP2002000777 A JP 2002000777A JP 2000186851 A JP2000186851 A JP 2000186851A JP 2000186851 A JP2000186851 A JP 2000186851A JP 2002000777 A JP2002000777 A JP 2002000777A
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club head
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JP2000186851A
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Masahide Onuki
正秀 大貫
Norio Sumitomo
教郎 住友
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性を向上しつつフェース部の反発性を高
める。 【解決手段】 ボールを打撃するフェース面2aを有す
る板状のフェース部材2と、該フェース部材2を前面に
配するヘッド本体部3とからなるゴルフクラブヘッド1
である。前記フェース部材2は、その周縁部2eに形成
されかつ厚さt2が2.5mmよりも大の厚肉部4と、こ
の厚肉部4に囲まれかつ厚さt1が1.0〜2.5mmの
薄肉部5とを含む。厚肉部4はヘッド本体部3に接合さ
れる。薄肉部5とヘッド本体部3との間に、ボールの打
撃により変形した薄肉部5の裏面がヘッド本体部3に当
接しない厚さの空隙部7を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐久性を向上しつ
つフェース部の反発性を高めうるゴルフクラブヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は、特公平5−33071号
公報(特許第2130519号)において、いわゆる
「インピーダンスマッチング理論」を提案している。こ
の理論は、ゴルフクラブないしゴルフクラブヘッドのメ
カニカルインピーダンスの1次の極小値を、ボールのメ
カニカルインピーダンスの1次の極小値に近づけること
により、打球時のエネルギーロスを最小限に抑えボール
を高反発状態で打撃でき、打球の飛距離を向上させるも
のである。一般にゴルフクラブヘッドの前記極小値をボ
ールのそれに近づけるためには、ヘッドの重心からフェ
ース面に下した垂線とフェース面とが交わる位置を固定
したヘッドの固有振動数を下げなければならず、そのた
めにはフェース面を構成するフェース部の厚さを極力薄
くすることが有効である。またフェース部の厚さを小と
した場合、打球感が柔らかくなりフィーリングをも向上
できる。
【0003】他方、図11(A)に示すように、、フェ
ース面aを構成する板状のフェース部材bと、このフェ
ース部材bを前面に配するヘッド本体部cとから構成し
たヘッドdが種々提案されている。前記フェース部材b
とヘッド本体部cとは、例えば接着、かしめ、溶接等を
用いて接合される。このようなヘッドdでは、前記フェ
ース部材bの厚さtを薄くし過ぎると、図11(B)に
誇張して示すように、打球時の衝撃力Fにより、フェー
ス部材bが大きく撓み、その周縁部b1でヘッド本体部
cから大きく浮き上がる変位を生じる場合がある。そし
て、例えば前記フェース部材bとヘッド本体部cとをか
しめにより接合している場合、両部材b、cの間に隙間
eが生じやすくなり、該隙間eに土砂等の異物が噛み込
み外観を著しく悪化させるなどの不具合がある。
【0004】またフェース部材bとヘッド本体部cとを
溶接により接合した場合、フェース部材bの厚さtが薄
いと、溶接後の溶融金属の収縮によるヒケ等により、溶
接位置近傍にて残留応力が生じ、接合部が割れやすくな
る他、溶接部分の肉厚が少ないため、溶接自体も不確実
になりやすいという問題もある。
【0005】本発明は、以上のような問題点に鑑み案出
なされたもので、フェース部材を、その周縁部に形成さ
れかつ厚さが2.5mmよりも大の厚肉部と、この厚肉部
に囲まれかつ厚さt1が1.0〜2.5mmの薄肉部とを
含んで構成するとともに、前記厚肉部とヘッド本体部と
を接合することを基本として、厚肉部によりフェース部
材の周縁部の剛性を高めつつ薄肉部で反発性を向上しう
るゴルフクラブヘッドを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、ボールを打撃するフェース面を有する板状
のフェース部材と、該フェース部材を前面に配するヘッ
ド本体部とからなるゴルフクラブヘッドであって、前記
フェース部材は、その周縁部に形成されかつ厚さが2.
5mmよりも大の厚肉部と、この厚肉部に囲まれかつ厚さ
t1が1.0〜2.5mmの薄肉部とを含み、かつ前記厚
肉部と前記ヘッド本体部とを接合するとともに、前記薄
肉部と前記ヘッド本体部との間に、ボールの打撃により
変形した薄肉部の裏面が前記ヘッド本体部に当接しない
厚さの空隙部を形成したことを特徴としている。
【0007】また前記薄肉部の厚さt1と、前記厚肉部
の厚さt2との比(t2/t1)は、1よりも大かつ5
以下とすることができる。また前記フェース部材は、前
記薄肉部の表面積S1と前記フェース部材の表面積Sと
の比(S1/S)を0.5以上とし、かつ前記空隙部の
フェース部材の裏面に投影した表面積S2と、前記フェ
ース部材の表面積Sとの比(S2/S)を0.5以上と
するとともに、フェース部材の周縁部に沿った周縁全長
さLと、この周縁部のうち前記厚肉部を構成する部分の
該周縁部に沿った長さL1との比(L1/L)を0.6
以上とすることが望ましい。
【0008】また前記厚肉部の周縁部の輪郭と直角方向
の巾は、2.5〜10.0mmとすることができる。さら
に前記フェース部材は、引張強度の大きい例えば非晶質
合金からなるとともに、この場合、前記フェース部材の
厚肉部と前記ヘッド本体部とは、接着剤、又は少なくと
も一方を塑性変形させたかしめにより前記接合すること
が望ましい。
【0009】また前記フェース部材は、引張強度の大き
い例えばチタン合金やマルエージング鋼などといった結
晶質合金から構成することもできる。この場合、前記フ
ェース部材の厚肉部と前記ヘッド本体部とは、溶接によ
り接合することもできる。
【0010】さらに前記フェース部材は、前記フェース
面を実質的に曲率を有しない平坦面とし、アイアン型の
ゴルフクラブヘッドとしても構成できる。
【0011】前記フェース部材は、前記フェース面に深
さが0.1mm以上の溝又はパンチマークを含む凹所を具
えていないことが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明のゴルフクラブヘッ
ドの一実施形態としてアイアン型のゴルフクラブヘッド
の分解斜視図、図2はアイアン型のゴルフクラブヘッド
のフェース面側から見た正面図、図3は図2のA−A線
断面図をそれぞれ示している。図において、本実施形態
のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」というこ
とがある。)1は、ボールを打撃するフェース面2aを
有する板状のフェース部材2と、該フェース部材2を前
面に配するヘッド本体部3とから構成される。
【0013】本例のフェース部材2は、引張強度が大き
くかつヤング率が小さい非晶質合金(Zr55Al10Ni
5 Cu30(数字は原子%))からなるものが例示され
る。このような非晶質合金は、フェース部材2の厚さを
薄くしても十分な強度を得ることができ、かつ低ヤング
率の特性と相俟ってフェース部の剛性を小としうる結
果、インピーダンスマッチング理論等に基づき、打球の
飛距離を向上しうる。
【0014】また非晶質合金には、種々の組成のものを
用いうるが、例えば、 一般式:MaXb(a、bは原子%で65≦a≦10
0、0≦b≦35) で示される組成で構成される。ここで、前記Mは、Z
r、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Ti、
Mo、W、Ca、Li、Mg、Si、Al、Pd、Be
より選ばれる1種類以上の金属元素であり、前記Xは、
Y、La、Ce、Sm、Md、Hf、Nb、Taから選
ばれる1種類以上の金属元素からなるものが望ましい。
また好ましくは、前記a、bは、 65≦a≦95.5 0.5≦b≦35 とするのが望ましい。
【0015】前記非晶質合金は、とりわけZr−Al−
Co−Ni−Cu系、Zr−Ti−Al−Ni−Cu
系、Zr−Ti−Nb−Al−Ni−Cu系、Zr−T
i−Hf−Al−Co−Ni−Cu系又はZr−Al−
Ni−Cu系のいずれかの合金からなるものが冷却速度
を小としても非晶質率の度合いの大きい合金を容易に成
形しうる点で好ましいものとなる。特にジルコニウムを
含むジルコニウム系の非晶質合金は、より高い引張強度
と、低いヤング率とを有し、かつ製造時の冷却速度を比
較的小さくでき、鋳型に溶融金属を流し込んで急冷する
ことによりフェース部材2としてバルク状に比較的容易
に一体成形できる点でも実用上好ましい。ただし、非晶
質合金であれば、どのようにして製造されたかは特に限
定されるものではない。
【0016】また前記フェース部材2は、図3に示すよ
うに、フェース面2aを実質的に平坦面で形成するとと
もに、その周縁部2eに裏面側に向けて突出形成されか
つ厚さt2が2.5mmよりも大の厚肉部4と、この厚肉
部4に囲まれかつ厚さt1が1.0〜2.5mmの薄肉部
5とを含んで構成されている。
【0017】前記厚肉部4は、本例では前記フェース部
材2の周縁部2eに沿って連続して環状に形成されたも
のが例示され、この厚肉部4を本例では前記ヘッド本体
部3と接合している。また厚肉部4は、その厚さt2を
限定したことにより、フェース部材2の周縁部2eの剛
性を高め、打球時のフェース部材2の周縁部2eの変形
を抑制するのに役立つ。厚肉部4の厚さが2.5mmより
も小の場合、打球時のフェース部材2の周縁部2eに生
じる変形を十分に抑制することができず、フェース部材
2とヘッド本体部3との接合外れが生じやすくなった
り、また接合部に隙間が生じガタツキや異物の噛み込み
等の原因にもなりやすい。逆に厚肉部4の厚さt2が大
きすぎると、フェース部材2の重量が増すなどの不具合
があるため、該厚さt2は、好ましくは3.0〜10.
0mm、より好ましくは3.0〜7.0mm、さらに好まし
くは3.5〜7.0mmとすることが望ましい。
【0018】なお前記厚肉部4の前記周縁部2eの輪郭
と直角方向の巾W(図2に示す。)は、小さすぎるとフ
ェース部材2の周縁部2eの剛性を効果的に高めること
ができず、逆に大きすぎるとフェース部材2の重量の増
大を招く他、前記薄肉部5の領域を減じることとなり、
飛距離性能の低下などを招くおそれがある。このような
観点より、特に限定されるものではないが、厚肉部4の
前記巾Wは、例えば2.5〜10.0mm、より好ましく
は4.0〜10.0mm、さらに好ましくは4.0〜8.
0mmとすることが望ましい。
【0019】なお本例では厚肉部4をフェース部材2の
周縁部2eに沿って連続して実質的に等巾でかつ環状に
形成したものを例示するが、図4(A)に示すように、
巾を変化させて、前記薄肉部5を円形楕円形等に構成し
たり、また図4(B)に示すように、フェース部材2の
周縁部2eに沿って部分的に途切れるものでも良い。こ
のような途切れ部分を有する厚肉部4の場合、途切れ部
分が大きすぎると、フェース部材2の周縁部2eの剛性
を高める効果が低下するため、フェース部材2の周縁部
2eに沿った周縁全長さLと、この周縁部2eのうち前
記厚肉部4を構成する部分の該周縁部2eに沿ったトー
タルの長さL1との比(L1/L)を0.6以上とする
ことが望ましい。
【0020】また前記薄肉部5は、前記厚肉部4によっ
て囲まれ、かつフェース部材2の実質的に有効な打球エ
リアを構成している。有効な打球エリアには少なくとも
スイートスポット点が含まれうる。この薄肉部5は、厚
さt1を規制したことにより、フェース部材2の前記打
球エリアにおいて、打球時の衝撃力に耐えうる強度を具
えつつ、前記打球エリアの剛性を低下させる。これは前
記インピーダンスマッチング理論に基づく飛距離の増大
効果や、打球感ないし打球音の向上に有効である。ここ
で薄肉部5の厚さt1が1.0mmよりも小の場合、フェ
ース部材2が過度に薄くなるため、例えばヘッドスピー
ドが速いゴルファーが使用すると破損するおそれがあ
り、逆に2.5mmよりも大の場合、フェース部材2の剛
性が高められる結果、反発性が低下し、飛距離の増大効
果が低下する他、打球感、打球音の向上効果が低下する
傾向がある。このような観点より、前記薄肉部5の厚さ
t1は、好ましくは1.5〜2.5mm、より好ましくは
1.5〜2.0mmとすることが特に望ましい。
【0021】また薄肉部5の表面積S1が小さすぎる
と、上述の効果を十分に奏し得ない傾向があり、逆に大
きすぎても厚肉部4とのバランスを失し、フェース部材
2の周縁部2eの剛性向上が確保できない場合がある。
このような観点より、薄肉部5の表面積S1と前記フェ
ース部材2の表面積Sとの比(S1/S)は、0.5以
上、より好ましくは0.5〜0.9、さらに好ましくは
0.6〜0.9とすることが望ましい。
【0022】なお前記薄肉部5の厚さt1と、前記厚肉
部4の厚さt2との比(t2/t1)は、1よりも大で
あるが、好ましくは1よりも大かつ5以下、より好まし
くは1.2〜2.6とすることが望ましい。前記比(t
2/t1)を1.2よりも大とすることにより、フェー
ス部材2の打球時の変形を薄肉部5により効果的に集中
させることができ、その結果、厚肉部4の変形がさらに
抑制されるため接合部の耐久性が大幅に向上しうる。逆
に前記比(t2/t1)が5を超えると、厚肉部4の厚
さが過大になる傾向があり、ヘッドの重量を増大させる
傾向があるため好ましくない。
【0023】また本実施形態のフェース部材2は、前記
の如く、フェース面2aを実質的に曲率を有しない平坦
面として形成している。このようなフェース面2aは、
ヘッドの外方に向かって凸となる凸曲面で形成したフェ
ース面に比べ、打球時に湾曲して凹みやすいため、本発
明を適用した場合により好ましい効果が得られる。
【0024】また本実施形態では、前記薄肉部5の強度
を確保するために、前記フェース部材2は、該フェース
面2aに深さが0.1mm以上の溝又はパンチマークを含
む凹所を具えていないものを例示している。このような
凹所は、その部分で薄肉部5の厚さをさらに減じ、薄肉
部5の剛性を過度に低下させてフェース部材2の割れ、
クラック等の起点となりやすい。なお0.1mm未満であ
れば、フェース面2aに各種の表面処理等を行うことが
できる。
【0025】なおフェース部材2は、図5(A)に示す
ように、前記厚肉部4と薄肉部5との間をなめらかに継
ぐことにより、薄肉部5から厚肉部4への厚さを滑らか
に変化させうる継ぎ部13を介在させても良く、また図
5(B)に示すように、薄肉部5の厚さがフェース部材
2の中央部から周縁部2eに向かって徐々に変化(本例
では増大)するものとしても構成しうる。
【0026】前記ヘッド本体部3は、本実施形態では、
例えばステンレス鋼などの金属材料からなり、本例では
ヘッド上部をなすトップ部3aと、ヘッド下部をなすソ
ール部3bと、ヘッドの先端側でこれらの間を継ぐトウ
部3cと、ネック部3dと、シャフト取付部3eとを含
んで構成されている。またヘッド本体部3は、その前面
に前記フェース部材2を配する凹部6が凹設されてい
る。該凹部6は、本実施形態では、ヘッド本体部3の中
央領域で凹む第1の凹部6aと、この第1の凹部6aを
囲むように環状をなしかつ該第1の凹部6aよりも小深
さで凹む第2の凹部6bとを含むものが例示される。
【0027】図6には、フェース部材2とヘッド本体部
3との接合方法の一例として、かしめを用いた実施形態
を例示している。フェース部材2が非晶質合金から構成
されている場合、溶接すると非晶質組織が結晶化するた
めである。図6(A)に示す如く、フェース部材2は、
先ず前記ヘッド本体部3の前記凹部6に填め込みされ
る。本例では、前記凹部6の内周縁面6iの輪郭は、フ
ェース部材2の外周輪郭に対して、その周囲に例えば0
〜0.05mm程度の小隙間Lが形成されるようフェース
部材2に対して僅かに大で形成されている。また前記凹
部6の内周縁面6iには、この内周縁面6iを小深さで
凹ませた溝部9と、この内周縁面6iに沿って立ち上が
りかつ塑性変形させるためのかしめ用リブ10とが形成
されている。なお、このような填め込みに際して、例え
ば前記フェース部材2の厚肉部4と第2の凹部6bとの
間などに接着剤を介在させても良い。
【0028】しかる後、同図(B)に示すように、例え
ばフェース面2a側からプレス機等の押型Dによって押
圧することにより、前記ヘッド本体部3に形成されてい
たかしめ用リブ10を塑性変形させ、前記フェース部材
2との間の小隙間Lに密に充填させる。この際、凹部6
の内周縁面6iに前記溝部9を形成したことにより、小
隙間Lへのかしめ用リブ10の変形材料の充填が速やか
にかつ円滑に行われ、溝部9を閉じ得る。これにより、
ヘッド本体部3とフェース部材2とを密に接合でき、接
合強度を高めうる。また本例では、前記フェース部材2
を前記ヘッド本体部3に接合することにより、前記厚肉
部4の裏面が、前記凹部6の第2の凹部6bに当接して
保持され、この状態でフェース面2aをヘッド本体部3
と実質的に面一に構成しうる。
【0029】また他のかしめ方法として、図7(A)に
示すように、例えばフェース部材2のフェース面2a
に、前記凹部6の内周縁面6iに向かって下降する切り
欠き斜面11を形成しておき、前記かしめ用リブ10
を、この切り欠き斜面11上を覆うよう塑性変形させる
ことでも良い。このような、かしめには、フェース部材
2、ヘッド本体部3のいずれか一方ないし両方の部材の
一部を塑性変形させることにより両部材2、3を強固に
係合させるものを含む。従って、具体的なかしめ方法は
上記の2つの実施形態に限定されるものではなく、種々
の構成が採用できる。またこのかしめに、接着剤などを
併用することにより、さらに接合強度を高めうるのは前
記の通りである。
【0030】またこのようにして形成されたヘッド1
は、本実施形態では前記薄肉部5と前記ヘッド本体部3
との間に、ボールの打撃により変形した薄肉部5の裏面
が前記ヘッド本体部3に当接しない厚さの空隙部7を形
成する。このような空隙部7は、ボールを打球した際
に、薄肉部5の変形を十分に許容しうるため、薄肉部5
の反発特性を損ねることなく発揮させることができ、飛
距離の増大や打球感の向上をより確実なものとする。空
隙部7の厚さTとしては、薄肉部5の厚さに応じて種々
設定しうるが、例えば1.0〜5.0mm程度に設定する
ことができる。また本実施形態の空隙部7は、前記薄肉
部5の裏面と前記第1の凹部6aとの間で形成されてい
るため、効率よくその厚さを大にできる。なお本例では
ヘッド本体部3により前記空隙部7を閉塞するものを例
示している。この例では重心をバックフェース側に移行
させ、例えば重心深度を大とするのに役立つ。また、第
1の凹部6aは、例えば図13に示すように、ヘッド1
のバックフェースに貫通する孔部10を形成しても良
い。
【0031】以上のように、本実施形態のヘッド1は、
フェース部材2の周縁部2eに厚肉部4を形成すること
により該厚肉部4での剛性を増すことができ、かつこの
厚肉部4をヘッド本体部3と接合している結果、打球時
の衝撃力が作用した場合であっても、フェース部材2の
周縁部2eの変形を抑制でき、フェース部材2とヘッド
本体部3との接合外れなどを効果的に防止しうる。また
フェース部材2は、前記厚肉部4で囲まれる薄肉部5を
具えることにより、フェース部材2の打球部分ではその
剛性を低下させ変形を薄肉部5に集中させることがで
き、飛距離の向上や、柔らかい打球感、優れた打球音な
どを実現できる。
【0032】ここで、前記空隙部7のフェース部材2の
裏面に投影した表面積S2が小さすぎると、薄肉部5の
特性を十分に生かすことができないため、空隙部7の前
記表面積S2と、前記フェース部材2の表面積Sとの比
(S2/S)は、0.5以上、より好ましくは0.5〜
0.9、さらに好ましくは0.6〜0.9とすることが
望ましい。なおアイアン型のヘッドにあっては、この空
隙部7の前記表面積S2を600mm2 以上とすることが
望ましい。
【0033】また上記実施形態では、フェース部材2と
ヘッド本体部3とをかしめにより接合した場合を例示し
たが、これに限定されることなく、例えば接着剤を用い
た接着とすることもできる。接着剤には、接合力の高い
例えば金属粉を含有する熱硬化型エポキシ樹脂系接着剤
などが好適に用いられる。
【0034】図8、図9(A)には、本発明のゴルフク
ラブヘッドの他の実施形態として、ウッド型のゴルフク
ラブヘッド1の断面図を例示している。ヘッド1は、ボ
ールを打撃するフェース面2aを有する板状のフェース
部材2と、該フェース部材2を前面に配するヘッド本体
部3とから構成されている。
【0035】前記フェース部材2、ヘッド本体部3は、
本例では結晶質合金から構成されている。特に前記フェ
ース部材2には、引張強度の大きい例えばチタン合金、
マルエージング鋼などを用いることが望ましい。これに
よってフェース部材2の薄肉部5をより小厚さで構成す
ることが可能となる。前記チタン合金には、例えばTi
−15Mo−5Zr−3AlやTi−15V−3Cr−
3Sn−3Al等のβチタン、その他Ti−6Al−4
Vなど各種のチタン合金を挙げることができる。また前
記フェース部材2は、フェース面2aにバルジ、すなわ
ちヘッド外方に向けて凸となる曲面で構成されている。
このバルジは、例えば曲率半径が10〜12インチ程度
であるのが望ましい。
【0036】また本実施形態では、前記フェース部材
2、ヘッド本体部3をいずれも結晶質合金から構成して
いるため、前記フェース部材2の厚肉部4とヘッド本体
3とを溶接により接合している。溶接は、かしめや接着
の場合に比して、接合力がより高く、フェース部材2の
周縁部2eとヘッド本体部3との接合境界線などが表面
に現れない点で好ましい、また、かしめや接着による接
合方法では、前記接合境界線が表面に現れるため、フェ
ース部材2とヘッド本体部3とを高い精度で加工し正確
に位置合わせする必要があるが、溶接の場合には、ここ
までの高い精度は不要となるため生産性を向上できる。
【0037】また前記フェース部材2の前記厚肉部4
は、上記実施形態で説明した如く、フェース部材2の全
周にわたって形成されていてもよく、また一部で途切れ
る途切れ部分を有するものであっても良い。特に大きな
応力が作用しがちなフェース部材2の上縁(クラウン部
側)及びフェース部材2の下縁(ソール部側)だけに厚
肉部4を設けることもできる。また、本実施形態のフェ
ース部材2は、図9(A)に示すように薄肉部5と厚肉
部4との間を前記継ぎ部13を介して形成している。な
おこの継ぎ部13の曲率半径は、例えば1.0〜20mm
程度とすることが好ましい。なお薄肉部、厚肉部の厚さ
は、フェース面と直角に測定している。
【0038】ヘッド本体部3と前記フェース部材2の周
縁部2eとを溶接により接合する場合、例えば図10に
示す如く、ヘッド本体部3の前面に設けた開口部を囲む
前縁面3fに、フェース部材2の厚肉部4の裏面を当接
させてかつその接合部Eを周囲から溶接する。また接合
部Eには、例えば適宜の溶接用のぬすみ部などを設ける
ことができる。なお本発明は、このような形態に限定さ
れることなく、種々の態様で実施しうる。
【0039】
【実施例】(アイアン型のヘッドの実施例)図1〜3、
図4(A)に示した基本形態を有するスコアラインのな
いアイアン型のゴルフクラブヘッド(5番アイアン)を
表1の仕様により試作するとともに、各供試ヘッドのシ
ャフトを装着し打撃テストを行って性能を評価した。実
施例1〜5は、図1〜3の基本形態を有し、実施例6〜
9は、フェース部材が図4(A)の形態を有するもので
ある。また比較のために、図12に示すように、フェー
ス部材を均一の厚さで形成したゴルフクラブヘッド(比
較例1、2)も合わせて試作し、性能を比較した。
【0040】また各ヘッドとも、ヘッド本体部はステン
レス鋼(SUS431)とし、フェース部材は非晶質合
金(Zr55Al10Ni5 Cu30)を用いてバルク材とし
て一体成形したものを用いた。またフェース部材とヘッ
ド本体部とをかしめにより接合したものは、図7に示し
た方法により接合した。またフェース部材とヘッド本体
部とを接着したものは、エポキシ系の接着剤(住友スリ
ーエム株式会社製の商品名「スコッチウエルドEW−2
010」)を用いて行った。
【0041】また打撃テストは、テスト1として、各供
試クラブをスイングロボットに設置するとともに、ヘッ
ドスピードが45m/s(プロゴルファのアイアンでの
平均的なヘッドスピードを上回る非常に厳しい条件)と
なるように調節してゴルフボール(住友ゴム工業(株)
製「MAXFRI HI−BRID」)を打撃し、フェ
ース部材とヘッド本体部とが外れたときの打球数を測定
した。なお打撃数の上限を10000回とした。またテ
スト2として、天然芝上に置いた前記ゴルフボールを5
番アイアンでの平均ヘッドスピードが34.5m/sの
テスターにより、各クラブで50球ずつ打撃してもら
い、その後フェース面の外観を目視により観察した。テ
ストの結果などを表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】テストの結果、比較例1では、テスト1の
1球目の打撃で異音とともにフェース部材の周縁部がヘ
ッド本体部から少し浮き上がり、フェース剥がれが生じ
た。また比較例2では、10000回打撃してもフェー
ス部材の外れは生じなかったものの、天然芝上からの打
撃であるテスト2の完了後にフェース面を観察すると、
フェース部材の周縁部とヘッド本体部とのカシメ部の境
界に土が入り込み、黒いキズのようになっていることが
確認された。これは、フェース部材がヘッド本体部3か
らは外れなかったものの、フェース部材の周縁部に厚肉
部が設けられていないため、変形により隙間が生じ、そ
こに土砂が入り込んだものと考えられる。なおヘッドス
ピードを考慮すると、実施例1のテスト結果でも実用上
全く問題なしと言うことができる。
【0044】これに対して、かしめによりフェース部材
とヘッド本体部とを接合した実施例2、実施例7では、
テスト1で10000回の打撃をクリアしており、かつ
テスト2においても外観上の変化が無かった。また接着
により接合した実施例1、3、4、5及び6では、10
000回の打撃には耐えられないものの、相当数の打撃
を加えてもフェース部材の外れが防止されていることが
確認できた。またテスト2では、異物の噛み込みなどが
生じておらず、外観も良好のままであった。これはテス
ト2の標準的なヘッドスピードでは、フェース部材の周
縁部の変形が生じていなかったためと考えられる。
【0045】(ウッド型のゴルフクラブヘッドの実施
例)図8、図9(A)に示した基本形態を有するウッド
型のゴルフクラブヘッド(ドライバー)を表2の仕様に
より試作するとともに、各供試ヘッドのシャフトを装着
し打撃テストを行って性能を評価した(実施例10〜1
5)。また比較のために、図9(B)に示すように、フ
ェース部材を均一の厚さで形成したヘッド(比較例3〜
5)も合わせて試作し、性能を比較した。
【0046】また各ヘッドとも、ヘッド本体部はTi−
6Al−4Vのロストワックス鋳造品とし、フェース部
材(スコアラインなし)はTi−15Mo−5Zr−3
Alの鍛造品を用いて形成されている。またフェース部
材とヘッド本体部とは、図10(A)に示したように溶
接(溶接棒:Ti−6Al−4V)により接合し、溶接
箇所を研磨して仕上げすることにより体積350cm3
フェース面の表面積46cm2 であるヘッドとした。なお
バルジは、全体にわたって曲率半径12インチで構成し
た。
【0047】また打撃テストは、各供試クラブをスイン
グロボットに設置するとともに、前記ゴルフボールをフ
ェース面の中央で打撃させることにより耐久性を確認し
た。テストAは、ヘッドスピードを40m/sで100
0回打球、テストBは、ヘッドスピード43m/sで1
000回打球、テストC3は、ヘッドスピード46m/
sで1000回打球させるテストである。評価は、各テ
スト終了時点でフェース部材の外れや割れが発生せず、
かつフェース部材の凹みが1.0mm以下のものを
「○」、溶接部近傍に割れが発生しているものを
「×」、1.0mm以上の凹みが発生したものを「凹
み」、フェース中央部(溶接部近傍でない部分)が割れ
たものを「割れ」と表記した。テストの結果を表2に示
す。
【0048】
【表2】
【0049】テストの結果、比較例3〜5では、比較例
3だけがテストAをクリアしたものの、いずれもテスト
B及びテストCにおいて溶接部近傍に割れが発生してい
た。これに対して、実施例1では、テストB、テストC
において、一部にへこみが生じていたが、実用上、十分
に満足しうる耐久性を具えることが確認できた。
【0050】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のゴルフ
クラブヘッドは、フェース部材の周縁部に厚肉部を形成
することにより該厚肉部での剛性を増すことができ、か
つこの厚肉部をヘッド本体部と接合したことにより、打
球時の衝撃力が作用した場合であっても、フェース部材
の周縁部の変形を抑制でき、フェース部材とヘッド本体
部との接合外れなどを効果的に防止しうる。またフェー
ス部材は、前記厚肉部で囲まれる薄肉部を具えかつその
裏面に空隙部を設けたことにより、フェース部材の打球
時に薄肉部を十分に変形させて高反発状態とすることが
でき、飛距離の向上や、柔らかい打球感、優れた打球音
などを実現しうる。
【0051】また請求項2記載の発明の如く、薄肉部の
厚さt1と、厚肉部の厚さt2との比(t2/t1)を
一定範囲に限定したときには、フェース部材の打球時の
変形を薄肉部により集中させることが可能となり、その
結果、厚肉部の変形がさらに抑制されるため接合部の耐
久性を大幅に向上しうる他、ヘッド重量の大幅な増加な
ども抑制しうる。
【0052】また、請求項3記載の発明の如く、薄肉部
の表面積S1とフェース部材の表面積Sとの比(S1/
S)や、空隙部のフェース部材の裏面に投影した表面積
S2と、フェース部材の表面積Sとの比(S2/S)な
どを規制したときには、薄肉部の高反発性と厚肉部によ
るフェース部材の周縁部の剛性向上効果をより一層確実
なものとする。
【0053】また、請求項4記載の発明の如く、厚肉部
のフェース部材の周縁部の輪郭と直角方向の巾を一定範
囲に限定したときには、フェース部材の周縁部の剛性効
果を向上しつつ、薄肉部の領域をも適切に確保しうる。
【0054】また、請求項5記載の発明の如く、フェー
ス部材を非晶質合金から構成したときには、その大きな
引張強度と低いヤング率により、薄肉部を設けても十分
な強度を得ることができ、かつ低ヤング率と相俟ってフ
ェース部の剛性を小としうる結果、インピーダンスマッ
チング理論等に基づき、打球の飛距離をより一層向上し
うる。またフェース部材の周縁部とヘッド本体部とは、
接着剤、又は少なくとも一方を塑性変形させたかしめに
より前記接合されるため非晶質組織を結晶化させること
も防止できる。
【0055】また、請求項6記載の発明の如く、フェー
ス部材を晶質合金から構成したときには、フェース部材
の周縁部とヘッド本体部とを溶接により接合することが
でき、接合強度をさらに高めかつ生産性を向上しうるの
に役立つ。
【0056】また、請求項7記載の発明の如く、フェー
ス部材は、フェース面を実質的に曲率を有しない平坦面
とし、アイアン型のゴルフクラブヘッドとすしたときに
は、このような湾曲しやすいフェース部材を効果的に撓
ませつつ耐久性を向上でき、本発明のより優れた効果が
発揮できる。
【0057】また、請求項10記載の発明の如く、フェ
ース部材は、フェース面に深さが0.1mm以上の溝又は
パンチマークを含む凹部を具えていないことにより、薄
肉部の強度低下を確実に防止でき、さらに耐久性を向上
するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態としてアイアン型のゴルフクラブヘ
ッドを例示する分解斜視図である。
【図2】アイアン型のヘッドの正面図である。
【図3】そのA−A線断面図である。
【図4】(A)、(B)はフェース部材の他の形態を示
す斜視図である。
【図5】(A)、(B)はフェース部材の他の形態を示
す斜視図である。
【図6】かしめの一例を示す接合部分の要部断面図であ
る。
【図7】かしめの他の例を示す接合部分の要部断面図で
ある。
【図8】他の実施形態としてウッド型のゴルフクラブヘ
ッドを例示する断面図である。
【図9】(A)、(B)はフェース部材を示す断面図で
ある。
【図10】(A)〜(C)は、フェース部材の周縁部と
ヘッド本体部との溶接部分を示す要部断面図である。
【図11】従来の技術を説明する断面図である。
【図12】比較例1、2のヘッドの断面図である。
【図13】本発明の他の形態を示すヘッドの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド 2 フェース部材 2a フェース面 2e フェース部材の周縁部 3 ヘッド本体部 4 厚肉部 5 薄肉部 6 凹部 7 空隙部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボールを打撃するフェース面を有する板状
    のフェース部材と、該フェース部材を前面に配するヘッ
    ド本体部とからなるゴルフクラブヘッドであって、 前記フェース部材は、その周縁部に形成されかつ厚さt
    2が2.5mmよりも大の厚肉部と、この厚肉部に囲まれ
    かつ厚さt1が1.0〜2.5mmの薄肉部とを含み、 かつ前記厚肉部と前記ヘッド本体部とを接合するととも
    に、 前記薄肉部と前記ヘッド本体部との間に、ボールの打撃
    により変形した薄肉部の裏面が前記ヘッド本体部に当接
    しない厚さの空隙部を形成したことを特徴とするゴルフ
    クラブヘッド。
  2. 【請求項2】前記薄肉部の厚さt1と、前記厚肉部の厚
    さt2との比(t2/t1)を1よりも大かつ5以下と
    したことを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】前記フェース部材は、前記薄肉部の表面積
    S1と前記フェース部材の表面積Sとの比(S1/S)
    を0.5以上とし、 かつ前記空隙部のフェース部材の裏面に投影した表面積
    S2と、前記フェース部材の表面積Sとの比(S2/
    S)を0.5以上とするとともに、 フェース部材の周縁部に沿った周縁全長さLと、この周
    縁部のうち前記厚肉部を構成する部分の該周縁部に沿っ
    た長さL1との比(L1/L)を0.6以上としたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッ
    ド。
  4. 【請求項4】前記厚肉部の前記周縁部の輪郭と直角方向
    の巾を2.5〜10.0mmとしたことを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 【請求項5】前記フェース部材は、非晶質合金からなる
    とともに、 前記フェース部材の前記厚肉部と前記ヘッド本体部と
    は、接着剤、又は少なくとも一方を塑性変形させたかし
    めにより前記接合されたことを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  6. 【請求項6】前記フェース部材は、結晶質合金からなる
    とともに、 前記フェース部材の前記厚肉部と前記ヘッド本体部と
    は、溶接により前記接合されたことを特徴とする請求項
    1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
  7. 【請求項7】前記フェース部材は、前記フェース面を実
    質的に曲率を有しない平坦面としてなる請求項1乃至6
    のいずれかに記載のアイアン型のゴルフクラブヘッド。
  8. 【請求項8】前記フェース部材は、チタン合金からなる
    請求項6又は7記載のゴルフクラブヘッド。
  9. 【請求項9】前記フェース部材は、マルエージング鋼か
    らなる請求項6又は7記載のゴルフクラブヘッド。
  10. 【請求項10】前記フェース部材は、前記フェース面に
    深さが0.1mm以上の溝又はパンチマークを含む凹所を
    具えていないことを特徴とする請求項1乃至9のいずれ
    かに記載のゴルフクラブヘッド。
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