JP2004167115A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化したゴルフクラブヘッドのフェース部の周辺強度を高め、打球耐久性が良好なゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】フェース部2及びこのフェース部2の周縁部からヘッド後方に向けて屈曲して延出する延出部11が一体成形されたフェース部材10と、該フェース部材10の延出部端部に接合されて前記中空部を形成するバック部材とを備えてなるゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース部材10の延出部11の周方向の少なくとも一部に、他の部分よりも肉厚が大の厚肉部13が形成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、更に詳しくは、ゴルフクラブヘッドのフェース部周辺の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ウッド型のゴルフクラブヘッドにあっては、慣性モーメントを高めて、より遠くに打球を飛ばす飛距離性能が求められる。打球をより遠くまで効率的に飛ばすためには、ゴルフクラブヘッドの反発性能を向上させることが効果的であり、ボールを打球するフェース部の剛性を下げ撓みやすくする技術が種々提案されている。
【0003】
例えば、特許文献1においては、図8に示すように、フェース部41と該フェース部41からヘッド後方に延出する延出部43及びホーゼル部42が一体的に形成されたフェース側部材44と、このフェース側部材44の後方に接合されるバック側部材45とで形成されており、ホーゼル部42はフェース部41及び延出部43と連続する板状の部材を筒状に成形し突き合わせ部を溶接して形成されたものが開示されている。前記ゴルフクラブヘッドは、フェース部と例えば、クラウン部との境界に溶接部を形成しないことで、フェース部を撓みやすくして、飛距離の増大を図っている。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−317467号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
近年、ゴルフクラブヘッドは、300cc以上の容積を持つ大型ヘッドが主流となり、容積が400ccを超えるものも生産可能になっている。
しかし、このようにゴルフクラブヘッドの容積の大型化が進む中、ゴルフクラブの重量やバランスなどを考慮すると、大型化による重量の増大は避けなければならないため、比強度の高い金属材料を採用し、内部が中空で各構成部位が極めて薄肉の外殻構造になってきている。従って、前記ゴルフクラブヘッドでは、ボールを打撃することによる繰り返しの衝撃荷重にフェース部の周辺の強度が耐えきれず、フェース部に陥没が生じたり、亀裂、割れなどが生じたりする。
【0006】
従来の容積が300cc〜330ccまでの大きさのゴルフクラブヘッドにおいては、ゴルフクラブヘッドのフェース部の厚みが3mm程度の厚みと比較的厚いので、前記特開平5−317467号号公報に記載されているように、延出部43の厚みが、フェース部のクラウン側、ソール側、サイド部側などのどの部分でも均一に形成されていても、長期に使用した場合の耐衝撃特性が充分とは言えず、フェース部41の周辺や、フェース側部材44の延出部43の端部とバック側部材45の端部の境界に、応力が集中し、フェース側部材44の延出部43が破損するといった問題が発生するものであった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、前記問題点を解決し、大型化したゴルフクラブヘッドのフェース部の周辺強度を高め、打球耐久性が良好なゴルフクラブヘッドを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、本発明の請求項1に係るゴルフクラブヘッドは、内部に中空部を有する金属製のゴルフクラブヘッドであって、フェース部及びこのフェース部の周縁部からヘッド後方に向けて屈曲して延出する延出部が一体成形されたフェース部材と、該フェース部材の延出部端部に接合されて前記中空部を形成するバック部材とを備えてなるゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース部材の延出部の周方向の少なくとも一部に、他の部分よりも肉厚が大の厚肉部が形成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0009】
本発明の請求項2に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1に係るゴルフクラブヘッドであって、前記厚肉部の平均厚さt1は、前記延出部の平均厚さt2の1.2倍〜2.5倍に設定されるていることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0010】
本発明の請求項3に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1または請求項2に係るゴルフクラブヘッドであって、前記厚肉部の平均厚さt1は0.8mm〜3.0mmであり、かつ、前記延出部の平均厚さt2が、0.6mm〜1.8mmであることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0011】
本発明の請求項4に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のゴルフクラブヘッドであって、前記厚肉部は、前記フェース部のソール部側とクラウン部側の少なくとも何れか一方に形成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0012】
本発明の請求項5に係るゴルフクラブヘッドは、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のゴルフクラブヘッドであって、前記厚肉部は、延出部の位置に応じて変化して形成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッドである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係るウッド型のゴルフクラブヘッド1を示す全体斜視図であり、図2は、ゴルフクラブヘッド1の分割構造を示す説明図、図3は、フェース部材10の構造を示す説明図である。また、図4は、厚肉部13の断面形状を示す説明図である。図5、図6は、厚肉部13が、延出部の位置に応じて連続的に変化させて形成した状態の説明図である。図7は、フェース部材10の製造方法の説明図である。
【0014】
図1に示すように、ゴルフクラブヘッド1は、内部に中空部を有する金属製の外殻構造を有するもので、フェース部2と該フェース部2から後方に続くクラウン部3、ソール部4、シャフトを装着するためのホーゼル部6及び、前記ソール部4からクラウン部3、ホーゼル部6をつなぐサイド部5から構成されている。また、フェース部2に向かって左右方向一側がトウ8、他側がヒール7と称され、前記フェース部2には、複数の凹溝状のスコアライン2aが形成されている。
【0015】
前記ゴルフクラブヘッド1は、図2に示すように、例えば、チタン、α型チタン合金、β型チタン合金、α+β型のチタン合金あるいは、ステンレスなどの金属材料からなるフェース部材10と、このフェース部材10と同種または異種の金属材料からなるバック部材20とに別成形されたものを溶接等にて互いに接合してなる構成を有する。
【0016】
前記フェース部材10は、フェース部2と該フェース部2の周縁部から打球方向の後方に向けて屈曲して延出する延出部11とが鍛造あるいは鋳造等により一体成形されたものである。延出部11は、クラウン側の延出部11a、トウ側の延出部11b、ソール側の延出部11c及びヒール側の延出部11dを含むフェース部2の周縁全周にわたり設けられている。
【0017】
なお、前記バック部材20は、鍛造あるいは鋳造等により一体的に形成された1つの部材からなるものであってもよく、複数個の部材を組み合わせて構成されたものであってもよい。
【0018】
図3は、前記フェース部材10を、図2とは逆の方向から示した図である。
前記フェース部材10の裏面の、フェース部2と延出部11との境界である周縁屈曲部12からバック側にのびる延出部11の長さLは、好ましくは4mm〜20mm、より好ましくは、6mm〜15mm、さらに好ましくは8mm〜11mm程度とするのが望ましい。この延出部11の長さLが、4mmより小さいとフェース部2のたわみ効果が得られない。また20mm以上に大きいと延出部を有するフェース部材を鍛造、あるいは鋳造による成形が難しいため好ましくない。
【0019】
また、このような、フェース部2の平均厚さは2.0mm〜3.0mm、より好ましくは2.3mm〜2.8mmで形成されるのが望ましい。前記平均厚さを2.0mm以上としてフェース部2の耐久性を確保し、3.0mm以下として剛性を必要以上に高くすることなく、打球時にフェース部2を十分に撓ませることができる。
【0020】
そして、前記延出部11の周方向の少なくとも一部に他の部分よりも肉厚が大である厚肉部13が形成されている。
【0021】
図4に示すように、前記厚肉部13の平均厚さt1は、好ましくは0.8mm〜3.0mm、より好ましくは1.0mm〜2.0mmとするのが望ましい。
前記厚さt1が、0.8未満であると、例えば延出部の肉厚が過度に薄くなって強度低下を招き、一方、3.0mmを超えると厚肉部13の肉厚が過度に厚くなって重量増加を招く傾向があるなど、強度向上と重量増加とのバランスを損ねることになる。
【0022】
前記厚肉部13の平均厚さt1は、好ましくは前記延出部11の平均厚さt2の1.2倍〜2.5倍、より好ましくは、1.3〜2.0倍に設定される。
前記平均厚さt1が1.2倍未満であると、厚肉部13と延出部11との各厚さt1、t2の差がなくなり、強度低下を招き、また、2.5倍を超えると、厚肉部13の肉厚が過度に厚くなって重量増加を招く傾向があるなど、強度向上と重量増加とのバランスを損ねることになる。
【0023】
また、前記延出部11の平均厚さt2は、軽量化と強度の兼ね合いより、好ましくは0.6mm〜1.8mm、より好ましくは0.8mm〜1.3mmとするのが望ましい。前記平均厚さt1が、0.6未満であると、例えば延出部の肉厚が過度に薄くなって強度低下を招き、一方、2.5mmを超えると延出部11の肉厚t2が過度に厚くなって重量増加を招く傾向があるなど、強度向上と重量増加とのバランスを損ねることになる。また、その厚さは、フェース部2の周縁屈曲部12に向かって一定とする。
【0024】
前記厚肉部13を形成する領域は、ゴルフクラブヘッドの形状などによりフェース部2の周縁の打撃時に耐久性で懸念される部分に、かつ、前記延出部11の全周長の20%〜60%の領域に亘り形成されることが望ましい。
【0025】
前記厚肉部13が形成された領域が、フェース部2の延出部11の全周長の20%未満であると、補強領域が少なすぎフェース部2の周辺に凹み、割れ等が生じる可能性があり耐久性の向上に寄与しない。一方、60%を超えると、ゴルフクラブヘッドの重量を大幅に増加させる傾向があるため好ましくない。
例えば、ゴルフクラブヘッドが400ccを超える大型ヘッドの場合には、フェース部の最大幅の部分の延出部11、即ち、クラウン部3側の延出部11aやソール部4側やの延出部11c、あるいは、トウ側8の延出部11bやヒール側7の延出部11dにも形成することもできる。
【0026】
このように、耐久性で懸念される延出部11の補強させたい部分に肉厚が大の厚肉部13を形成することにより、ゴルフクラブヘッドが大型となることで外殻の厚みが薄肉とされた場合、あるいは、フェース部の撓み効果を最大限利用するためにフェース部2の肉厚を薄くする場合などでも、フェース部2の撓みを出来るだけ大きく維持した上で、フェース部2の周辺の強度を向上させ、ボール打撃時の衝撃に耐えうる強度を付与することが可能になる。しかも、厚肉部13を延出部11の必要な部分のみに形成するので、重量の無駄な増加がなくヘッド重量の増加を防ぐことができる。
【0027】
また、前記厚肉部13は、フェース部2から延出部11に亘る断面形状において、周縁屈曲部12から延出部11の端部14に亘る形状を滑らかに湾曲させて形成することができる。従って、肉厚部13を、滑らかに湾曲させて形成されているため、打撃の衝撃力によって生じる応力集中を緩和することができる。
【0028】
本実施形態においては、前記厚肉部13の肉厚を、厚肉部13全体を実質的に一定の厚さに形成してもよいし、部分的に変化させて形成することによりゴルフクラブヘッド1の重量配分や、設計を併せて行うこともできる。
例えば、図5に示すように、厚肉部13の肉厚が、該厚肉部13の中央部付近からヒール、トウ側方向に行くに従って減少されて形成させることにより、フェース部の撓みが得られ、従って大きな反発力が発生してボールの飛距離ロスが防止される。更に、図6に示すように、厚肉部13の肉厚が、ヘッド後方に行くに従って増加されて形成させることにより、フェース部材10の延出部11の端部とバック部材20の端部との境界の強度を向上させることができる。
また、ソール部4側の延出部11cの肉厚を大とすることにより、前記ソール部7側の厚肉部13の重量を増加した場合には、ヘッドの重心位置をより低くすることが可能になり、ひいては球が上がりやすいゴルフクラブヘッドを提供することができる。更に、サイド部5のトウ8側の厚肉部と、ヒール側7の厚肉部13との厚さを変化して形成することにより、ヘッドの重心位置をトウ側寄り又はヒール側寄りに設置することも可能となる。
【0029】
なお、実施形態での厚肉部13の平均厚さt1に関する規定は、厚肉部13の厚さが一定であるときにはその厚さとするものとし、また、厚肉部13の厚さが連続的に変化しているような場合には、少なくともその平均値が前記数値範囲を満たすものとし、好ましくは、変化する厚さの値全てが前記数値範囲を満たすものが良い。
【0030】
次に、前記ゴルフクラブヘッド1の製造方法について説明する。
フェース部材10は、鍛造加工やプレス加工あるいは鋳造によって製造される。
【0031】
例えば、鍛造加工の場合を説明すると、フェース部材10は、フェース部2と該フェース部2の周縁部から打球方向の後方に向けて屈曲して延出する延出部11を、丸棒状や板状や矩形状等の形状を有する金属材料を鍛造加工することにより一体に成形することができる。
前記フェース部材10は、図7に示すような上金型50、下金型51により鍛造装置を用いて成形するもので、前記下金型51内には、肉厚部成形用の厚肉形成部52があらかじめ形成されている。
まず、チタン、チタン合金、ステンレス等の加熱した前記金属材料を、下金型51にセットする。
次に、上金型50が下金型51に接すると共に加圧され、前記金属材料が鍛造され、この後、鍛造品を下金型51から取りだし、ばり取り、研磨、ショットブラストなどの加工を行ってフェース部材10が形成させる。
このフェース部材10の成形工程は1回或いは複数回の鍛造処理によって行われるものである。
本願発明に係る鍛造加工としては、丸棒状の金属材料を熱間鍛造し、その場合に、半密閉型(ばり出し)鍛造の方法でフェース部材を形成することが出来るし、その場合に、仕上型で一気に形成することも出来るし、せぎり型、荒地型、仕上型を順次使用して形成することも可能である。
また、板状の金属材料を熱間鍛造したり、熱間プレスすることも出来るし、冷間鍛造したり、冷間プレスで形成することも可能である。
その後、図1、図2に示す、上記のように鍛造された前記フェース部材10と、鋳造あるいは鍛造によって成形されたバック部材20とを該バック部材20の開口部21に前記フェース部材10とを合わせた状態において、両者を溶接によって接合した後、溶接ビードの外面を研磨することによって、所望のヘッド形状に仕上げ、ゴルフクラブヘッド1を得る。
【0032】
【実施例】
本実施例のゴルフクラブヘッドは、図2に示すように、チタン合金製の板材を鍛造によって得られたフェース部材10と鋳造によって成形されたバック部材20の両者を溶接によって接合し、ウッド型のゴルフクラブヘッド1を形成した。
前記ゴルフクラブヘッド1の全体の容積は、350ccとした。
前記フェース部材10の各部の板厚は、フェース部を2.7mm、延出部の平均肉厚t2を0.8mm、厚肉部の平均肉厚t1を1.2mmとした。
また、図3に示すように、フェース部材10の裏面の延出部11には、厚肉部13をフェース部10の中央領域のクラウン部3側とソール部4側に形成させた。
そして、前記ゴルフクラブを、連続的に打球する耐久試験機に取り付けて、ヘッドスピードを50m/s、打球位置をフェースセンターに設定し、連続的に打球を続け、ある一定の打球数ごとに、フェース輪郭稜線の周辺における亀裂や破断の発生の確認を行ない、ゴルフクラブヘッドが破壊するまでの耐久性を確認する試験を行った。
また、比較のために、上記実施例のゴルフクラブヘッド1と同一の構造であるが、肉厚部が形成されていない構成としたゴルフクラブヘッドを形成し、同様に打撃耐久テストを行った。テストの結果などを表1に示す。
【0033】
【表1】
Figure 2004167115
○:問題なし。×:亀裂発生。
【0034】
表1に示すように、比較例のゴルフクラブヘッドは、1000球の時点での確認時に、フェース部2のの周縁に亀裂が発生しており、実施例のゴルフクラブヘッドは、その後、5000球まで打球を続けたが、亀裂が発生しなかったため試験を中止した。したがって、本実施例の厚肉部が形成されたゴルフクラブヘッドは、打撃の衝撃力によって生じる応力に対して、優れた応力緩和効果が得られるという結果が得られた。
【0035】
【発明の効果】
以上のように、本発明のゴルフクラブヘッドは、耐久性で懸念される延出部の補強させたい部分に肉厚が大の厚肉部を形成することにより、ゴルフクラブヘッドが大型となることで外殻の厚みが薄肉とされた場合、あるいは、フェース部の撓み効果を最大限利用するためにフェース部の肉厚を薄くする場合などでも、フェース部の撓みを出来るだけ大きく維持した上で、フェース部の周辺の強度を向上させ、ボール打撃時の衝撃に耐えうる強度を付与することが可能になる。しかも、厚肉部を延出部の必要な部分のみに形成するので、重量の無駄な増加がなくヘッド重量の増加を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフクラブヘッドを示す全体斜視図。
【図2】ゴルフクラブヘッドの分割構造を示す説明図。
【図3】フェース部材の構造を示す説明図。
【図4】厚肉部の断面形状を示す断面図。
【図5】厚肉部の構造を示す説明図。
【図6】厚肉部の構造を示す断面図。
【図7】フェース部材の製造方法の説明図。
【図8】従来のゴルフクラブヘッドの説明図。
【符号の説明】
1 ゴルフクラブヘッド
2 フェース部
2a スコアライン
3 クラウン部
4 ソール部
5 サイド部
6 ホーゼル部
7 ヒール
8 トウ
10 フェース部材
11 延出部
11a 延出部
11b 延出部
11c 延出部
11d 延出部
12 周縁屈曲部
13 厚肉部
14 端部
20 バック部材
21 開口部
41 フェース部
42 ホーゼル部
43 延出部
44 フェース側部材
45 バック部材
50 上金型
51 下金型
52 肉厚形成部

Claims (5)

  1. 内部に中空部を有する金属製のゴルフクラブヘッドであって、フェース部及びこのフェース部の周縁部からヘッド後方に向けて屈曲して延出する延出部が一体成形されたフェース部材と、該フェース部材の延出部端部に接合されて前記中空部を形成するバック部材とを備えてなるゴルフクラブヘッドにおいて、前記フェース部材の延出部の周方向の少なくとも一部に、他の部分よりも肉厚が大の厚肉部が形成されていることを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記厚肉部の平均厚さt1は、前記延出部の平均厚さt2の1.2倍〜2.5倍に設定されるていることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記厚肉部の平均厚さt1は0.8mm〜3.0mmであり、かつ、前記延出部の平均厚さt2が、0.6mm〜1.8mmであることを特徴とする請求項1または2記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記厚肉部は、前記フェース部のソール部側とクラウン部側の少なくとも何れか一方に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一つに記載のゴルフクラブヘッド。
  5. 前記厚肉部は、延出部の位置に応じて変化して形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一つに記載のゴルフクラブヘッド。
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