JP5174129B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP5174129B2
JP5174129B2 JP2010260340A JP2010260340A JP5174129B2 JP 5174129 B2 JP5174129 B2 JP 5174129B2 JP 2010260340 A JP2010260340 A JP 2010260340A JP 2010260340 A JP2010260340 A JP 2010260340A JP 5174129 B2 JP5174129 B2 JP 5174129B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
face
thick
sole
crown
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010260340A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012110430A (ja
Inventor
智哉 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dunlop Sports Co Ltd
Original Assignee
Dunlop Sports Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dunlop Sports Co Ltd filed Critical Dunlop Sports Co Ltd
Priority to JP2010260340A priority Critical patent/JP5174129B2/ja
Priority to US13/301,513 priority patent/US8574095B2/en
Publication of JP2012110430A publication Critical patent/JP2012110430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5174129B2 publication Critical patent/JP5174129B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0466Heads wood-type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0408Heads characterised by specific dimensions, e.g. thickness
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0408Heads characterised by specific dimensions, e.g. thickness
    • A63B53/0412Volume
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0433Heads with special sole configurations
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/045Strengthening ribs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/045Strengthening ribs
    • A63B53/0454Strengthening ribs on the rear surface of the impact face plate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0458Heads with non-uniform thickness of the impact face plate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B53/00Golf clubs
    • A63B53/04Heads
    • A63B53/0416Heads having an impact surface provided by a face insert

Description

本発明は、ヘッド内面にクラウン側厚肉リブ及びソール側厚肉リブを設けることにより、耐久性を向上させたゴルフクラブヘッドに関する。
近年、厚さが大きい中央厚肉部と、該中央厚肉部を囲む厚さが小さい周辺薄肉部とからなるフェース部を具えた中空構造のゴルフクラブヘッドが種々提案されている(下記特許文献1参照)。このようなゴルフクラブヘッドは、周辺薄肉部の存在により、ボールをフェースの中央から外れた位置で打撃するミスショット時においても、反発性の低下が抑えられる利点がある。しかしながら、このようなフェース部は、中央厚肉部と周辺薄肉部との境界部での耐久性が低い傾向がある。
上述の欠点を防止するために、厚さが大きい中央部から放射状にのびる複数本の補強リブが設けられたフェース部の構造が提案されている(下記特許文献2ないし4参照)。しかしながら、これらのヘッドは、補強リブがいずれもフェース内で終端するものであるため、耐久性においてさらなる改善の余地があった。
特開2002−315854号公報 特開2003−290398号公報 特開2006−175135号公報 特開2009−247497号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、ヘッド内面にフェース部の中央領域に設けられる中央厚肉部からフェースを超えてクラウン部をバックフェース側にのびるクラウン側厚肉リブ及び中央厚肉部からフェースを超えてソール部をバックフェース側にのびるソール側厚肉リブを設けることを基本として、耐久性を向上しうるゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打球するフェースを有するフェース部と、前記フェースの上縁に連なりかつヘッド上面をなすクラウン部と、前記フェースの下縁に連なりヘッド底面をなすソール部と、前記クラウン部とソール部との間をフェースのトウ側縁からバックフェースを通ってヒール側縁までのびるサイド部とを有し、かつ、内部に中空部が設けられたゴルフクラブヘッドであって、前記フェース部の中央領域には、厚さが3.1〜4.2mmの中央厚肉部が設けられる一方、前記フェース部の背面を含むヘッド内面には、前記中央厚肉部からクラウン部側のフェース周縁にのびる上側フェースリブと、該上側フェースリブに連設されかつ前記クラウン部をバックフェース側にのびるクラウンリブとからなるクラウン側厚肉リブ、及び前記中央厚肉部からソール部側のフェース周縁にのびる下側フェースリブと、該下側フェースリブに連設されかつ前記ソール部をバックフェース側にのびるソールリブとからなるソール側厚肉リブが設けられ、前記フェース部は、厚さが1.9〜2.6mmの薄肉部を有し、前記クラウンリブの平均厚さTcrt(mm)及び前記ソールリブの平均厚さTsrt(mm)は、前記薄肉部の平均厚さTp(mm)よりも小さいことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記各リブの厚さが下式(1)乃至(3)を満たす請求項1記載のゴルフクラブヘッドである。
Tru、Trd>Tcrt …(1)
Tru、Trd>Tsrt …(2)
Tsrt>Tcrt …(3)
ただし、符号は次の通りである。
Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
また請求項3記載の発明は、前記中央厚肉部、前記クラウン側厚肉リブ及び前記ソール側厚肉リブは、下式(4)及び(5)を満たす請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッドである。
Tc≧Tru、Trd …(4)
Wc≧Wru、Wrd …(5)
ただし、符号は次の通りである。
Tc:中央厚肉部の厚さ(mm)
Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
Wc:中央厚肉部のトウ・ヒール方向の最大幅(mm)
Wru:クラウン側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅(mm)
Wrd:ソール側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅(mm)
また請求項4記載の発明は、前記中央厚肉部、クラウン側厚肉リブ、ソール側厚肉リブ及び薄肉部は、下式(6)及び()を満たす請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
Tc>Tp …(6)
Tru、Trd>Tp …(7)
ただし、符号は次の通りである。
Tc:中央厚肉部の厚さ(mm)
Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
また請求項5記載の発明は、規定のライ角及びロフト角に保持して水平面に接地させた基準状態において、前記クラウンリブは、スイートスポットを通るヘッド前後方向の垂直面に対してトウ側又はヒール側の一方側に設けられるとともに、前記ソールリブは、前記垂直面に対してトウ側又はヒール側の他方側に設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッドである。
本発明のゴルフクラブヘッドは、フェース部の中央領域には、厚さが3.1〜4.2mmの中央厚肉部が設けられる。このようなゴルフクラブヘッドは、打撃時に最も大きな衝撃力を受けるフェース部の中央領域の耐久性を向上させる。また、フェース部の背面を含むヘッド内面には、中央厚肉部からクラウン部側のフェース周縁にのびる上側フェースリブと、上側フェースリブに連設されかつクラウン部をバックフェース側にのびるクラウンリブとからなるクラウン側厚肉リブ、及び中央厚肉部からソール部側のフェース周縁にのびる下側フェースリブと、下側フェースリブに連設されかつソール部をバックフェース側にのびるソールリブとからなるソール側厚肉リブが設けられる。このようなリブが設けられたゴルフクラブヘッドは、歪が集中し易いフェース部とソール部の境界部やフェース部とクラウン部との境界部を効果的に補強するとともに、クラウン部やソール部をも同時に補強することができる。従って、本発明のゴルフクラブヘッドは、耐久性が向上する。
本発明の実施形態を示すヘッドの基準状態の斜視図である。 その組立前の分解斜視図である。 図1の正面図である。 フェース裏面を示すフェース部材の裏面図である。 基準状態のヘッドを示す平面図である。 (a)は、図3のA−A拡大端面図、(b)は、図3のB−B拡大端面図である。 アベレージゴルファの打撃位置の分布図の一例を示す線図である。 (a)、(b)は、本発明の他の実施形態を示すヘッドの平面図である。 (a)、(b)は、本発明のさらに他の実施形態を示すヘッドの平面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
各図のヘッド1は、基準状態に置かれているものとする。ここで、基準状態とは、図5に示されるように、シャフト軸中心線を任意の垂直面VP内にシャフト軸中心線CLを配しかつ当該クラブヘッド1に定められたライ角及びロフト角に保持してクラブヘッド1を水平面HPに接地させた状態とする。そして、特に断りがない場合、クラブヘッド1はこのような基準状態にあるものとして説明される。
本実施形態のゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」又は「クラブヘッド」ということがある。)1は、ボールを打撃するための面であるフェース2を前側に有するフェース部3と、前記フェース2の上縁2aに連なりかつヘッド上面をなすクラウン部4と、前記フェース2の下縁2bに連なりヘッド底面をなすソール部5と、前記クラウン部4とソール部5との間をフェース2のトウ側縁2cからバックフェースBFを通ってヒール側縁2dまでのびるサイド部6と、図示しないシャフトが装着されるシャフト差込孔7aを有するホーゼル部7とを具え、かつ、内部に中空部iが設けられたウッド型として形成される。なお、クラブヘッド1にシャフトが装着されていない場合、前記シャフト軸中心線CLとして、シャフト差込孔7aの中心線が代用される。
前記クラブヘッド1の体積は、慣性モーメントや重心深度を大きくして打球の方向性を向上する観点より、好ましくは380cm以上、より好ましくは400cm以上、さらに好ましくは420cm以上が望ましい。他方、クラブヘッド1の体積が大きくなると、スイングバランスの悪化、耐久性の低下及びゴルフ規則違反等の問題があるため、好ましくは470cm以下、より好ましくは460cm以下が望ましい。ここで、ヘッド体積は、ホーゼル部7のシャフト差込孔7aを埋めて得られるヘッド外表面にて囲まれる全体の体積とする。
さらに、クラブヘッド1の全重量は、強度を確保しつつ、ヘッド1の質量の過度の増加を抑制してスイング時のタイミングを取り易くする観点より、好ましくは180g以上、より好ましくは185g以上が望ましい。他方、前記全重量が大きくなると、スイング時にクラブを振り切れなくなり、打球の飛距離や方向性を悪化させるおそれがある。このような観点より、クラブヘッド1の全重量は、好ましくは220g以下、より好ましくは215g以下が望ましい。
図2に示されるように、本実施形態のクラブヘッド1は、金属材料からなるフェース部材1Aと、金属材料からなるヘッド本体1Bとを溶接固着することにより形成される2ピース構造である。ただし、クラブヘッド1の構造は、3ないし4ピース構造等やヘッド本体1Bの一部に繊維強化樹脂(図示せず)が用いられたものでも良い。
本実施形態において、前記フェース部材1Aは、例えばフェース部3の実質的全域と、フェース2の各縁2a、2b、2c及び2dからヘッド後方に小長さでのびる延長部9とを含む略カップ状で形成されている。前記延長部9は、クラウン側の延長部9a、ソール側の延長部9b、トウ側の延長部9c及びヒール側の延長部9dを含む。
前記ヘッド本体1Bは、クラブヘッド1から前記フェース部材1Aを除いた部分、即ちクラウン部4、ソール部5及びサイド部6それぞれの後側の主要部を形成するクラウン後部4b、ソール後部5b及びサイド後部6bを一体に有するとともに、ホーゼル部7を含んで構成される。
前記フェース部材1A及びヘッド本体1Bに用いられる金属材料としては、例えば、比強度の大きいステンレス合金、マレージング鋼、チタン、チタン合金、マグネシウム合金又はアルミニウム合金が特に望ましい。とりわけ、チタン合金としては、例えばTi−6Al−4V、Ti−15V−3Cr−3Al−3Sn、Ti−15Mo−5Zr−3Al又はTi−13V−11Cr−3Al等が好適である。なお、フェース部材1Aとヘッド本体1Bとは異なる金属材料で形成されても良いが、互いに溶接可能な金属材料の組み合わせが好ましい。
また、図3及び4に示されるように、フェース2は、フェース溝やパンチマーク(いずれも図示省略)等を除いて実質的に平らな面で形成される。一方、フェース部3の背面であるフェース背面3Fは、後述のリブ等により凹凸面で形成される。
本実施形態において、フェース部3は、その中央領域に、厚さTc(図6に示す)が3.1〜4.2mmである中央厚肉部10と、該中央厚肉部10の厚さTcよりも小さい厚さTpの薄肉部13とを含む。前記中央厚肉部10は、フェース部3において最も大きい厚さを持つ。また、フェース部3の中央領域は、打撃時に最も大きな衝撃力を受ける。従って、中央厚肉部10が該中央領域に設けられることにより、フェース部3の耐久性が向上する。
前記中央厚肉部10の厚さTcが3.1mm未満であると、ボール打撃時の衝撃力によりフェース部の中央領域で割れや破損が生じやすく、耐久性が悪化する。逆に前記厚さTcが4.2mmを超えると、反発性能が悪化する他、クラブ質量が大きくなるため、振り易さが悪化する。このような観点により、前記厚さTcは、好ましくは3.2mm以上、より好ましくは3.3mm以上が望ましく、また好ましくは4.1mm以下、より好ましくは4.0mm以下が望ましい。なお本実施形態において、前記厚さTcは、実質的に一定の厚さで形成されているが、前記範囲内で適宜変化させても良い。また、フェース部3の各部の厚さは、前記フェース溝やパンチマークを埋めた状態で測定されるものとする。
また、フェース部3の中央領域とは、図3及び4に示されるように、フェース部3の中空部i側を向く後面(背面)において、フェース周縁3eの輪郭形状の図心を含む一定の面積を持つ領域であり、フェース周縁3eには達しないものとする。また、フェース周縁3eは、フェース背面3Fと、クラウン部4、ソール部5及びサイド部6の各内側面との間の境界線とする。ただし、応力集中を防止するために、フェース背面3Fと前記各部4ないし6の内側面とが面取り状の円弧を介して接続される場合、フェース周縁3eは、ヘッド断面における当該円弧の長さの中間点として便宜的に定められる。
また、本実施形態の中央厚肉部10は、フェース部3の耐久性をバランス良く向上するため、フェース周縁3eの輪郭形状にほぼ沿ってトウ・ヒール方向に長い楕円又は長円状に形成される。また、図4に示されるように、本実施形態の中央厚肉部10は、高い耐久性とフェース全体の優れた反発性を両立しうる観点より、その面積重心ZcがスイートスポットSSから好ましくは7mm以内、より好ましくは3mm以内の距離δで設けられるのが良い。なお、スイートスポットSSとは、図5に示されるように、ヘッド重心Gからフェース2に立てた法線NLとフェース2との交点である。
また、フェース部3の耐久性、ゴルフクラブの振り易さ及び反発性能をバランスよく向上させるために、中央厚肉部10の面積は、フェース背面3Fの全面積の好ましくは13%以上、より好ましくは15%以上が望ましく、また、好ましくは30%以下、より好ましくは25%以下が望ましい。なお、フェース背面3Fの面積やフェース部3の上記面積Ac(これら以外にも後記する各部の面積についても同様)は、便宜上、該当する領域を図5に示した垂直面VPに投影した二次元形状から求められるものとする。
また、図6(a)及び(b)に示されるように、本実施形態において、フェース背面3Fを含むヘッド内面1nには、中央厚肉部10からクラウン部側のフェース周縁3eaにのびる上側フェースリブ11aと、該上側フェースリブ11aに連設されかつ前記クラウン部4をバックフェースBF側にのびるクラウンリブ11bとからなるクラウン側厚肉リブ11、及び前記中央厚肉部10からソール部側のフェース周縁3ebにのびる下側フェースリブ12aと、該下側フェースリブ12aに連設されかつ前記ソール部5をバックフェースBF側にのびるソールリブ12bとからなるソール側厚肉リブ12が設けられる。
このようなクラブヘッド1は、歪が集中し易いフェース部3とクラウン部4の境界部3aや、フェース部3とソール部5との境界部3bを効果的に補強する。また、クラウン部4やソール部5にもリブが設けられるため、これらの部位の前後剛性やねじり剛性をも同時に補強することができる。従って、本発明のゴルフクラブヘッド1は、耐久性が大きく向上する。また、厚肉リブ11、12をクラウン部、及びソール部までのばすことにより、オフセンターショット時のフェース部3における振動が、厚さの大きい中央厚肉部10や厚肉リブ11、12によって遮られるため、オフセンターショット時では、フェース部3の振動する領域が、厚さの小さいトウ側部分の薄肉部13又はヒール側部分の薄肉部13の小さい領域に限定される。従って、本実施形態のクラブヘッド1では、オフセンターショット時の反発性能の低下を最小限に抑えることが可能になる。なお、本明細書において、前記「リブ」とは、ヘッド内面1nをある幅を持ってのび、かつ、その厚さが他の部分に比べて大きく形成されるものいう。従って、この「リブ」が設けられた部分は、他の部分に比して、その強度が高められる。
本実施形態において、中央厚肉部10、クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12は、下式(4)及び(5)を満たすものが望ましい。
Tc≧Tru、Trd …(4)
Wc≧Wru、Wrd …(5)
ただし、符号は次の通りである。
Tc:中央厚肉部の厚さ(mm)
Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
Wc:中央厚肉部のトウ・ヒール方向の最大幅(mm)
Wru:クラウン側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅(mm)
Wrd:ソール側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅(mm)
即ち、クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12の平均厚さ及び幅(変化する場合は、最大幅とする。)は、中央厚肉部10の厚さ(厚さが変化する場合、最小の厚さとし、以下同様である。)及び最大幅以下に形成される。各厚肉リブ11及び12の厚さTru及びTrdが、中央厚肉部10の厚さTcよりも大きくなると、中央厚肉部10の周辺部の剛性が過大となり、ミスショット時に飛距離の低下が顕著に生じやすい。他方、各厚肉リブ11及び12の厚さTru及びTrdが小さすぎると、フェース部3の周辺領域の耐久性が低下するおそれがある。このような観点により、クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12の平均厚さと中央厚肉部10の厚さとの比Tru/Tc、Trd/Tcは、夫々好ましくは90%以上、より好ましくは93%以上が望ましく、また好ましくは97以下、より好ましくは95以下が望ましい。同様に、クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12の幅Wru、Wrdと中央厚肉部10の前記幅Wcとの比Wru/Wc、Wrd/Wcは、好ましくは0.125以上、より好ましくは0.15以上が望ましく、また好ましくは0.4以下、より好ましくは0.35以下が望ましい。本実施形態のクラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12は、いずれも実質的に一定のトウ・ヒール方向の幅Wru、Wrdでのびる。前記「実質的に一定」とは、クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12の幅中心線に沿った長さの80%以上、より好ましくは90%以上を一定の幅で形成されていることをいう。
図6(a)、(b)に示されるように、本実施形態の上側フェースリブ11aは、中央厚肉部10からクラウン部側のフェース周縁3eaまで実質的に一定の厚さでのびる。また、本実施形態の下側フェースリブ12aも、中央厚肉部10からソール部側のフェース周縁3ebまで実質的に一定の厚さでのびる。このような上側フェースリブ11a及び下側フェースリブ12aは、スパンが小さいフェース部3のクラウン・ソール方向の強度を効果的に高めるのに役立つ。また、本実施形態では、上側フェースリブ11aと下側フェースリブ12aとは同じ厚さで形成されるが、異ならせても良い。例えば、ソール部5側の下側フェースリブ12aの厚さを、上側フェースリブ11aの厚さよりも大きくすることで低重心化が図られる。
また、図3に示されるように、本実施形態のヘッド1は、基準状態の正面視において、上側フェースリブ11aの幅中心線をソール部5にのばした延長線K1が、中央厚肉部10の面積重心Zcよりもヒール側を通る。他方、下側フェースリブ12aの幅中心線をクラウン部4側にのばした延長線K2は、中央厚肉部10の面積重心Zcよりもトウ側を通る。換言すれば、中央厚肉部10の面積重心Zcは、前記延長線K1よりもトウ側かつ延長線K2よりもヒール側に存在する。このため、各厚肉リブ11、12による補強効果は、トウ・ヒール方向に分散されるので一カ所に集中しない。従って、ボール打撃が上側フェースリブ11aと下側フェースリブ12aの位置で行われた場合でもフェース部3が適度に撓むことができ、反発性能の著しい低下が抑制される。これにより、打球位置が上下にばらついても打球の飛距離の低下が最小限に抑えられる。なお、前記「正面視」とは、図5に符号Fで示されるように、フェース2を前記垂直面VPと直交する方向から見たヘッド1の形状として特定される。
また、図7に黒丸で示されるように、アベレージゴルファの打撃位置は、トウ側からヒール側に向かってソール部5側(下側)に傾く直線Nに沿って集中分布している。従って、前記上側フェースリブ11aをヒール側に、かつ、下側フェースリブ12aをトウ側にそれぞれ設けることにより、ミスショット時でもフェース部3を十分に撓ませて反発性能の低下を抑制できるため、打球の飛距離の低下を最小限に抑えることが可能になる。
なお、前記各フェースリブ11a、12aの幅中心線は、図4に示されるように、例えば、各フェースリブ11a、12aと中央厚肉部10との交点a1、a2及びリブとフェース周縁3eとの交点b1、b2をそれぞれ求め、直線a1−a2の中点a3及び直線b1−b2の中点b3を結ぶ直線a3−b3で定められる。そして、この幅中心線をソール部5又はクラウン部4に延長させることで前記延長線K1及びK2が得られる。
図3に示されるように、前記正面視において、前記延長線K1は、クラウン部側からソール部側に向かってトウ側にかつ垂直線に対して10〜40度の角度θ1で傾くのが望ましい。同様に、前記延長線K2も、クラウン側からソール側に向かってトウ側にかつ垂直線に対して10〜40度の角度θ2で傾くのが望ましい。これにより、上側フェースリブ11a及び下側フェースリブ12aは、前記直線Nとほぼ直交する向きに配されるため、フェース部3の耐久性がより高まる。
また、上側フェースリブ11a及び下側フェースリブ12aの各幅Wfu、Wfdは、前記中央厚肉部10の最大幅Wcよりも小さく形成されるのが望ましい。これにより、フェース部3の中央領域の強度が確実に高められるとともに、クラブヘッドの反発係数の低下を防止できる。このような観点より、前記各幅の比Wfu/Wc及びWfd/Wcは、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.25以上が望ましく、また好ましくは0.5以下、より好ましくは0.45以下が望ましい。
また、本実施形態において、クラウン側厚肉リブ11、ソール側厚肉リブ12、クラウンリブ11b及びソールリブ12bの各部の厚さは、下式(1)乃至(3)を満たすものが望ましい。
Tru、Trd>Tcrt …(1)
Tru、Trd>Tsrt …(2)
Tsrt>Tcrt …(3)
ただし、符号は次の通りである。
Tcrt:クラウンリブの平均厚さ(mm)
Tsrt:ソールリブの平均厚さ(mm)
即ち、図6(a)、(b)に示されるように、クラウンリブ11bは、各厚肉リブ11及び12の平均厚さよりも小さい平均厚さTcrtを持つ。また、同様にソールリブ12bも、各厚肉リブ11及び12の平均厚さよりも小さい平均厚さTsrtを持つ。このようなヘッド1は、ボール打撃時に大きな衝撃力が作用するフェース部3の剛性を確保できる。さらに、クラウン部4及びソール部5の質量増加を抑制しつつ、クラウン部4及びソール部5の剛性を大きくする。従って、本実施形態では、ヘッド1の耐久性を確保しつつ、ヘッド1の過度の質量増加を抑制して、クラブヘッド1の振り易さを確保する。
上記作用効果を確保する観点より、前記クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12の平均厚さと、クラウンリブ11bの平均厚さとの比Tru/Tcrt、及びTrd/Tcrtは、好ましくは1.2以上、より好ましくは1.23以上が望ましく、また好ましくは1.5以下、より好ましくは1.45以下が望ましい。同様に、前記クラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12の平均厚さと、ソールリブ12bの平均厚さとの比Tru/Tsrt、及びTrd/Tsrtは、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.15以上が望ましく、また好ましくは1.45以下、より好ましくは1.4以下が望ましい。
また、ソール部5は、スイング時に地面に接触する機会が多く、クラウン部4よりも大きな剛性が求められる。従って、(3)式のように、ソールリブ12bの厚さをクラウンリブ11bの厚さよりも大きくすることにより、ソール部5が補強され、耐久性が向上する。また、ソール部5の質量がクラウン部4の質量よりも大きくなるため、ヘッド1の低重心化を図ることができる。
なお、クラウンリブ11bの平均厚さとソールリブ12bの平均厚さとの比Tcrt/Tsrtは、大きくなると、クラウン部4の質量が過大になるため、ヘッドの重心が高くなるおそれがあり、逆に前記比Tcrt/Tsrtが小さくなると、クラウン部4への補強効果が薄れ耐久性が確保されないおそれがある。このような観点により、前記比Tcrt/Tsrtは、好ましくは0.7以上、より好ましくは0.73以上が望ましく、また好ましくは0.95以下、より好ましくは0.9以下が望ましい。
特に限定されるものではないが、上記作用効果を発揮させるために、前記平均厚さの規定に加え、各リブの実際の厚さを規定することが望ましい。即ち、クラウン側厚肉リブ11の実際の厚さは、好ましくは2.7mm以上が望ましく、また好ましくは3.1mm以下が望ましい。また、ソール側厚肉リブ12の実際の厚さは、好ましくは2.8mm以上が望ましく、また好ましくは3.1mm以下が望ましい。同様に、クラウンリブ11bの実際の厚さは、好ましくは1.8mm以上が望ましく、また好ましくは2.7mm未満が望ましい。同様に、ソールリブ12bの実際の厚さは、好ましくは2.0mm以上が望ましく、また好ましくは2.8mm未満が望ましい。
また、図5に示されるように、前記基準状態において、クラウンリブ11bは、スイートスポットSSを通るヘッド前後方向の垂直面P1に対してトウ側又はヒール側の一方側(本実施形態ではヒール側)に設けられる。また、ソールリブ12bは、前記垂直面P1に対してトウ側又はヒール側の他方側(本実施形態ではトウ側)に設けられる。これは、クラウンリブ11b及びソールリブ12bが、前記垂直面P1に対しトウ側又はヒール側のいずれか一方側のみに形成されると、ヘッド重量が前記一方側に偏るため、ヘッド1の重心Gが大きく移動する。このようなクラブは、クラブ特性が大きく変化するため好ましくない。なお、前記「ヘッド前後方向」とは、前記基準状態において、シャフト差込孔7aの軸中心線CLが含まれる垂直面VPと直角な方向とする。
また、本実施形態のクラウンリブ11bとソールリブ12bとは、ヘッド1の重心Gをトウ‐ヒール方向に挟んで形成されるため、クラウンリブ11bの重量とソールリブの重量とが互いに打ち消し合い、ヘッド1の重心位置が変わり難い。従って、本実施形態のヘッド1は、重心距離GKがあまり変化せず、クラブの特性の変化が小さく抑えられる。なお、「重心距離GK」とは、シャフト差込孔7aの軸中心線CLからヘッド重心Gまでの最短距離をいう。
また、前記平面視において、本実施形態のクラウンリブ11bとソールリブ12bとは、ヘッド前後方向に互いに平行かつ実質的に同じ長さでのびている。また、上述の通り、ソールリブ12bは、クラウンリブ11bより厚さが大きい。従って、このようなクラブヘッド1は、打撃時に地面と接する機会の多いソール部5の耐久性を向上させつつ、ヘッド1の低重心化を図りうる。なお、前記「実質的に同じ長さ」とは、クラウンリブ11b及びソールリブ12bの長さが全く同じ場合や、前記垂直面VPからクラウンリブ11b及びソールリブ12bの終端までの長さが同じ場合を含む。
また、図6(a)、(b)に示されるように、クラウンリブ11b及びソールリブ12bのヘッド1の前後方向の長さLu及びLdは、小さすぎると、クラウン部4及び/又はソール部5の耐久性を向上させ難く、逆に大きすぎると、ヘッド1の質量が大きくなりスイングし難いおそれがある。このような観点により、前記長さLu及びLdは、ヘッド1の前後方向の最大長さLの好ましくは5%以上、より好ましくは7%以上が望ましく、また好ましくは20%以下、より好ましくは18%以下が望ましい。
また、クラウンリブ11b及びソールリブ12bのトウ・ヒール方向の幅(変化する場合は、最大幅とする。)Wcr及びWsrは、好ましくは7mm以上、より好ましくは10mm以上が望ましく、また好ましくは25mm以下、より好ましくは20mm以下が望ましい。なお、上側フェースリブ11aとクラウンリブ11bとは、打球時の衝撃力が大きく作用するフェース周縁3eaの集中荷重を抑制する観点より、同じトウ・ヒール方向の幅で連設されるのが望ましい。同様に、下側フェースリブ12aとソールリブ12bとは、同じトウ・ヒール方向の幅で連設されるのが望ましい。
また、前記クラウンリブ11bの平均厚さTcrt、及びソールリブ12bの平均厚さTsrtと、フェース部3とクラウン部4との境界部3aの厚さTct、及びフェース部3とソール部5との境界部3bの厚さTstは、以下の関係式を満たすのが望ましい。
Tcrt、Tsrt>Tct
Tcrt、Tsrt>Tst
フェース部3からクラウン部4及びソール部5にのびるクラウン側厚肉リブ11及びソール側厚肉リブ12が設けられたクラブヘッド1は、剛性が相対的に小さい境界部3a及び3bの剛性を大きくする。従って、本実施形態のヘッド1は、従来のヘッド1に比して、境界部3aの厚さTct及び境界部3bの厚さTstを小さくして、反発性能を向上できる。
具体的には、前記境界部3aの厚さTctは、1.3mm以下が望ましい。同様に、前記境界部3bの厚さTstは、1.5mm以下が望ましい。なお、両厚さTct及びTstが小さくなると、耐久性が悪化するおそれがあるため、厚さTctは、0.8mm以上が望ましく、厚さTstは、1.0mm以上が望ましい。
また、本実施形態において、クラウン側厚肉リブ11、ソール側厚肉リブ12及び前記薄肉部13は、下式(6)乃至(8)を満たすものとして設定される。
Tc>Tp …(6)
Tru、Trd>Tp …(7)
Tp>Tcrt、Tsrt …(8)
ただし、符号は次の通りである。
Tp:薄肉部の平均厚さ(mm)
即ち、フェース部3に設けられる薄肉部13の平均の厚さTpは、クラウン部4に設けられるクラウンリブ11b及びソール部5に設けられるソールリブ12bよりも大きい。このようなヘッド1は、フェース部3の剛性が確保しつつ、軽量化が図られるため、耐久性及びクラブの振り易さが向上する。
また、本実施形態の薄肉部13は、中央厚肉部10のトウ側に設けられたトウ側薄肉部14と、該中央厚肉部10のヒール側に設けられたヒール側薄肉部15とを含む。トウ側薄肉部14は、トウ側中間薄肉部14aと、このトウ側中間薄肉部14aと上側フェースリブ11aとの間に設けられたトウ・クラウン側薄肉部14bと、トウ側中間薄肉部14aと下側フェースリブ12aとの間に設けられたトウ・ソール側薄肉部14cとからなる。
また、ヒール側薄肉部15は、中央厚肉部10のヒール側に設けられたヒール側中間薄肉部15aと、このヒール側中間薄肉部15aとクラウン側厚肉リブ11との間に設けられたヒール・クラウン側薄肉部15bと、ヒール側中間薄肉部15aとソール側厚肉リブ12との間に設けられたヒール・ソール側薄肉部15cとからなる。
前記薄肉部13の平均厚さTpは、小さくなるとフェース2の耐久性が悪化し、逆に大きくなると、フェース部3の撓みが小さくなり、飛距離のロスが大きくなるおそれがある。このような観点より、前記薄肉部13の平均厚さTpは、好ましくは1.9mm以上、より好ましくは2.0mm以上が望ましく、また好ましくは2.6mm以下、より好ましくは2.5mm以下が望ましい。なお、特に限定されるものではないが、上述の作用効果を発揮させる観点より、薄肉部13の実際の厚さTp1は、好ましくは2.0mm以上が望ましく、また好ましくは2.4mm以下が望ましい。
また、本実施形態のトウ側中間薄肉部14aは、トウ・クラウン側薄肉部14b及びトウ・ソール側薄肉部14cの厚さよりも小さく形成される。同様に、ヒール側中間薄肉部15aは、ヒール・クラウン側薄肉部15b及びヒール・ソール側薄肉部15cの厚さよりも小さく形成される。これにより、フェース部3が軽量化される。また、フェース2のトウ側又はヒール側で打撃するミスショット時においても、フェース部3の薄肉部13を十分に撓ませ、反発性能を確保する。なお、本発明の薄肉部13は、このような態様に限定されるものではなく、全て同じ厚さであってもよい。
前記トウ側中間薄肉部14aの厚さTt及びヒール側中間薄肉部15aの厚さThが過度に小さすぎると、フェース部3の耐久性が悪化するおそれがある。他方、前記各厚さTt及びThは、大きすぎるとミスショット時のフェース部3の撓みが損なわれ、ひいては飛距離のロスが大きくなるおそれがある。このような観点より、各中間薄肉部14a及び15aの厚さTt及びThは、好ましくは1.7mm以上、より好ましくは1.9mm以上が望ましく、また、好ましくは2.3mm以下、より好ましくは2.2mm以下が望ましい。
さらに、トウ側中間薄肉部14aの厚さTt及びヒール側中間薄肉部15aの厚さThと、中央厚肉部10の厚さTcとの比Tc/Tt、Tc/Thは、好ましくは1.4〜2.0が望ましい。これらの比が大きくなると、厚さの差が大きくなり、反発性能は高くなるが、薄肉部14a又は15aと中央厚肉部10との間に応力が集中するおそれがあり、逆に小さくなると、反発性能が低下するおそれがある。
また、図4、図6に示されるように、本実施形態のフェース部3には、前記中央厚肉部10の周りには、フェース周縁3eに向かって厚さが滑らかに減少しかつ環状にのびる第1の厚さ移行部20が含まれる。さらに、上側フェースリブ11aの両側には、該上側フェースリブ11aからその両側の薄肉部14b及び15bそれぞれに向かって厚さが滑らかに減少する第2の厚さ移行部21が設けられる。同様に、下側フェースリブ12aの両側には、該下側フェースリブ12aからその両側の薄肉部14c及び15cそれぞれに向かって厚さが滑らかに減少する第3の厚さ移行部22が設けられる。また、トウ側中間薄肉部14aの両側には、該トウ側中間薄肉部14aからその両側の各薄肉部14b及び14cそれぞれに向かって厚さが滑らかに増加する第4の厚さ移行部23が設けられる。同様に、ヒール側中間薄肉部15aの両側には、該ヒール側中間薄肉部15aからその両側の各薄肉部15b及び15cそれぞれに向かって厚さが滑らかに増加する第5の厚さ移行部24が設けられる。
これらの各厚さ移行部20ないし24は、各部の厚さの差に伴う大きな剛性段差が生じるのを防止し、応力集中などを防いでフェース部3の耐久性を高めるのに役立つ。
図8(a)、(b)には、本発明の他の実施形態として基準状態の平面視が示される。図8(a)では、クラウンリブ11b及びソールリブ12bが、バックフェースBF側に向かって互いに離間する向きにのびている。このようなクラブヘッド1は、図5に示されるクラブヘッド1に比して、両リブ11b、12bが大きい。従って、さらに耐久性が向上する。また、図8(b)では、クラウンリブ11b及びソールリブ12bが、バックフェースBF側に向かって交差してのびる態様が示される。このようなクラブヘッド1は、図8(a)に示されるクラブヘッド1よりも、さらに両リブ11b、12bが大きく形成されるため、耐久性が向上する。なお、図8及び9には、クラウンリブ11b及びソールリブ12bのみが示され、便宜上上側フェースリブ11a及び下側フェースリブ12aは示されていない。
また、図9(a)、(b)には、本発明のさらに他の実施形態が示される。図9(a)では、クラウンリブ11b及びソールリブ12bが、円弧状をなしている。円弧の中心はヒール側、好ましくはシャフト差込孔7aの軸中心線CLにある。このようなクラブヘッド1は、耐久性を向上させつつ、ヘッド1の重心距離GKの移動が図5のクラブヘッド1に比してさらに小さい。従って、クラブの特性の変化を抑制できるため望ましい。また、図9(b)では、クラウンリブ11b及びソールリブ12bのトウ・ヒール方向の幅が、バックフェースBFに向かい漸増した形状をなす。このようなクラブヘッド1は、ヘッド重心Gをバックフェース側に移動できるため、重心深度GLが大きくなり、方向安定性に優れる。なお、本実施形態は、このような態様に限定されるものではなく、クラウンリブ11bがバックフェースBFに向かい漸増、ソールリブ12bが漸減した形状でもよく、クラウンリブ11b及びソールリブ12bともに漸減した形状でも構わない。また、前記「重心深度」とは、ヘッド重心とリーディングエッジとの間の水平距離である。
以上本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されるものではない。例えば、クラブヘッド1は、延長部のない板状のフェース部材と、前面に該フェース部材を装着しうる開口部が設けられたヘッド本体とから構成されても良い(図示しない)。
表1の仕様及び図1〜4の構成を基調として、ウッド型のゴルフクラブヘッドが製造され、それらの反発性能及び耐久性能がテストされた。フェース背面の仕様以外は、全ての実施例及び比較例ともに同一とした。具体的には、各ヘッドは、図2に示したように、Ti−6Al−4Vのロストワックス精密鋳造品からなるヘッド本体と、Ti−6Al−4Vの熱間鍛造品からなるカップ状のフェース部材とをTig溶接することにより形成された2ピース構造である。また、ヘッド体積は460cm、フェース背面の全面積は42.0cmである。
共通仕様は次の通りである。
ヘッド質量:190.5gに統一(ドライバー(1#))
中央厚肉部のトウ・ヒール方向の最大幅:35mm
クラウン側厚肉リブの平均厚さTru:2.85mm、実厚さ2.75〜2.95mm
ソール側厚肉リブの平均厚さTrd:2.9mm、実厚さ2.8〜3.0mm
クラウン側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅:7〜15mm
ソール側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅:7〜15mm
上側フェースリブのトウ・ヒール方向の幅:10〜25mm
下側フェースリブのトウ・ヒール方向の幅:10〜25mm
薄肉部の平均厚さTp:2.15mm
テスト方法は、次の通りである。
<反発性能>
U.S.G.A.の Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2 (February 8, 1999) に従って、反発係数が求められた。ただし、計測位置は、スイートスポットの他、該スイートスポットからトウ側及びヒール側にそれぞれ20mmを隔てたトウ側位置及びヒール側位置、スイートスポットから上下にそれぞれ10mmを隔てたクラウン側位置及びソール側位置の計5カ所とした。表示された値は、各例において、スイートスポットの反発係数を100とした指数であり、スイートスポット以外の4カ所の平均とした。数値が大きいほど良好である。
<耐久性能>
各テストヘッドをSRIスポーツ社製のカーボンシャフト(SV−3003J、フレックスX)に装着して45インチのウッド型クラブを試作し、これをミヤマエ社製のスイングロボットに取り付けてヘッドスピード54m/s、フェースのスイートスポットでゴルフボールを打撃し、ヘッドが破損するまでの打撃数(上限を10000発とする。)が計測された。なお破損の有無は、10球毎に打撃を中止し、肉眼でヘッドを観察することにより行われた。打撃数が大きいほど良好である。
テストの結果を表1に示す。
Figure 0005174129
Figure 0005174129
テストの結果、実施例のクラブは、反発性能の低下率が小さく良好であることが確認できた。つまり、打球位置がばらついても飛距離のロスを小さく抑え得るという有意な効果が確認できた。また、耐久性能について良好であることが確認できた。
1 ゴルフクラブヘッド
1n ヘッド内面
2 フェース
3 フェース部
3B フェース背面
3e フェース裏面周縁部
4 クラウン部
5 ソール部
6 サイド部
10 中央厚肉部
11 クラウン側厚肉リブ
11a上側フェースリブ
11bクラウンリブ
12 ソール側厚肉リブ
12a下側フェースリブ
12bソールリブ

Claims (5)

  1. ボールを打球するフェースを有するフェース部と、前記フェースの上縁に連なりかつヘッド上面をなすクラウン部と、前記フェースの下縁に連なりヘッド底面をなすソール部と、前記クラウン部とソール部との間をフェースのトウ側縁からバックフェースを通ってヒール側縁までのびるサイド部とを有し、かつ、内部に中空部が設けられたゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース部の中央領域には、厚さが3.1〜4.2mmの中央厚肉部が設けられる一方、
    前記フェース部の背面を含むヘッド内面には、前記中央厚肉部からクラウン部側のフェース周縁にのびる上側フェースリブと、該上側フェースリブに連設されかつ前記クラウン部をバックフェース側にのびるクラウンリブとからなるクラウン側厚肉リブ、及び
    前記中央厚肉部からソール部側のフェース周縁にのびる下側フェースリブと、該下側フェースリブに連設されかつ前記ソール部をバックフェース側にのびるソールリブとからなるソール側厚肉リブが設けられ
    前記フェース部は、厚さが1.9〜2.6mmの薄肉部を有し、
    前記クラウンリブの平均厚さTcrt(mm)及び前記ソールリブの平均厚さTsrt(mm)は、前記薄肉部の平均厚さTp(mm)よりも小さいことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
  2. 前記各リブの厚さが下式(1)乃至(3)を満たす請求項1記載のゴルフクラブヘッド。
    Tru、Trd>Tcrt …(1)
    Tru、Trd>Tsrt …(2)
    Tsrt>Tcrt …(3)
    ただし、符号は次の通りである。
    Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
    Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
  3. 前記中央厚肉部、前記クラウン側厚肉リブ及び前記ソール側厚肉リブは、下式(4)及び(5)を満たす請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッド。
    Tc≧Tru、Trd …(4)
    Wc≧Wru、Wrd …(5)
    ただし、符号は次の通りである。
    Tc:中央厚肉部の厚さ(mm)
    Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
    Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
    Wc:中央厚肉部のトウ・ヒール方向の最大幅(mm)
    Wru:クラウン側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅(mm)
    Wrd:ソール側厚肉リブのトウ・ヒール方向の幅(mm)
  4. 記中央厚肉部、クラウン側厚肉リブ、ソール側厚肉リブ及び薄肉部は、下式(6)及び()を満たす請求項1乃至3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
    Tc>Tp …(6)
    Tru、Trd>Tp …(7)
    ただし、符号は次の通りである。
    Tc:中央厚肉部の厚さ(mm)
    Tru:クラウン側厚肉リブの平均厚さ(mm)
    Trd:ソール側厚肉リブの平均厚さ(mm)
  5. 規定のライ角及びロフト角に保持して水平面に接地させた基準状態において、
    前記クラウンリブは、スイートスポットを通るヘッド前後方向の垂直面に対してトウ側又はヒール側の一方側に設けられるとともに、
    前記ソールリブは、前記垂直面に対してトウ側又はヒール側の他方側に設けられる請求項1乃至4のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
JP2010260340A 2010-11-22 2010-11-22 ゴルフクラブヘッド Active JP5174129B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010260340A JP5174129B2 (ja) 2010-11-22 2010-11-22 ゴルフクラブヘッド
US13/301,513 US8574095B2 (en) 2010-11-22 2011-11-21 Golf club head

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010260340A JP5174129B2 (ja) 2010-11-22 2010-11-22 ゴルフクラブヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012110430A JP2012110430A (ja) 2012-06-14
JP5174129B2 true JP5174129B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=46064864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010260340A Active JP5174129B2 (ja) 2010-11-22 2010-11-22 ゴルフクラブヘッド

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8574095B2 (ja)
JP (1) JP5174129B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10888747B2 (en) 2008-07-15 2021-01-12 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11045694B2 (en) 2008-07-15 2021-06-29 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11130026B2 (en) 2008-07-15 2021-09-28 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
JP7423781B2 (ja) 2021-08-18 2024-01-29 株式会社ハシラス Vrアミューズメントプログラムおよび装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5823122B2 (ja) * 2010-12-29 2015-11-25 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP2013027587A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブヘッド
JP2015517880A (ja) 2012-05-31 2015-06-25 ナイキ イノベイト セー. フェー. 薄いスポーク状補強リブを備えた打球プレートを有するゴルフクラブ
US8979672B2 (en) 2013-01-25 2015-03-17 Dunlop Sports Co. Ltd. Golf club head
JP6472161B2 (ja) * 2013-07-31 2019-02-20 住友ゴム工業株式会社 ゴルフクラブヘッド
US10245474B2 (en) * 2014-06-20 2019-04-02 Karsten Manufacturing Corporation Golf club head or other ball striking device having impact-influencing body features
US11697050B2 (en) * 2014-08-26 2023-07-11 Parsons Xtreme Golf, LLC Golf club heads and methods to manufacture golf club heads
US20230014268A1 (en) * 2014-10-24 2023-01-19 Karsten Manufacturing Corporation Golf club heads with energy storage characteristics
TWI636812B (zh) * 2014-10-24 2018-10-01 卡斯登製造公司 具有能量儲存特性的高爾夫球桿頭及其製作方法
US11534663B2 (en) * 2015-01-23 2022-12-27 Karsten Manufacturing Corporation Golf club head having face reinforcing structure
US20160271462A1 (en) * 2015-03-17 2016-09-22 Dean L. Knuth Golf club with low and rearward center of gravity
JP5848840B1 (ja) * 2015-06-05 2016-01-27 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP6892217B2 (ja) * 2015-12-26 2021-06-23 住友ゴム工業株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP7069785B2 (ja) * 2018-02-09 2022-05-18 住友ゴム工業株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP7150586B2 (ja) * 2018-12-12 2022-10-11 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4214754A (en) * 1978-01-25 1980-07-29 Pro-Patterns Inc. Metal golf driver and method of making same
FR2689407A1 (fr) * 1992-04-01 1993-10-08 Taylor Made Golf Co Tête de club de golf composée d'un corps creux plastique et d'un élément d'obturation.
US5419559A (en) * 1994-04-04 1995-05-30 Lisco, Inc. Metal wood with sound dampener bar
US5482279A (en) * 1994-07-25 1996-01-09 Antonious; Anthony J. Golf club metal wood-type head with improved perimeter structure and weight configuration
JP2878980B2 (ja) * 1994-12-08 1999-04-05 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JPH1024128A (ja) * 1996-07-15 1998-01-27 Yamaha Corp ゴルフ用ウッドクラブヘッド
US6527650B2 (en) * 1997-10-23 2003-03-04 Callaway Golf Company Internal weighting for a composite golf club head
JP2002113134A (ja) * 2000-10-11 2002-04-16 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴルフクラブヘッド
JP4460138B2 (ja) * 2000-10-20 2010-05-12 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP2002315854A (ja) 2001-02-14 2002-10-29 Shintomi Golf:Kk ウッド型ゴルフクラブヘッド
JP4057286B2 (ja) * 2001-11-28 2008-03-05 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッドの製造方法
US6840872B2 (en) 2002-01-29 2005-01-11 Yonex Kabushiki Kaisha Golf club head
JP4322104B2 (ja) * 2003-12-09 2009-08-26 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
US7445564B2 (en) * 2004-03-30 2008-11-04 Daiwa Seiko, Inc. Golf club head
JP2006175135A (ja) 2004-12-24 2006-07-06 Yamaha Corp ゴルフクラブヘッド
JP4451797B2 (ja) * 2005-02-25 2010-04-14 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP2007054198A (ja) * 2005-08-23 2007-03-08 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフクラブヘッド
JP4758178B2 (ja) * 2005-08-23 2011-08-24 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP4256405B2 (ja) * 2006-06-07 2009-04-22 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッドの製造方法
JP4326559B2 (ja) * 2006-11-29 2009-09-09 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
US7641568B2 (en) * 2006-11-30 2010-01-05 Taylor Made Golf Company, Inc. Golf club head having ribs
JP2009297047A (ja) * 2007-01-31 2009-12-24 Sumitomo Metal Ind Ltd ゴルフクラブヘッド
US7507168B2 (en) * 2007-03-01 2009-03-24 Advanced International Multitech Co., Ltd. Golf club head
JP5114974B2 (ja) * 2007-03-05 2013-01-09 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP4365871B2 (ja) * 2007-04-05 2009-11-18 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP5260110B2 (ja) * 2008-03-28 2013-08-14 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
JP4944830B2 (ja) 2008-04-03 2012-06-06 Sriスポーツ株式会社 ゴルフクラブヘッド
US8353784B2 (en) * 2009-11-23 2013-01-15 Nike, Inc. Golf club with a support bracket

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10888747B2 (en) 2008-07-15 2021-01-12 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11045694B2 (en) 2008-07-15 2021-06-29 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11130026B2 (en) 2008-07-15 2021-09-28 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11465019B2 (en) 2008-07-15 2022-10-11 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11633651B2 (en) 2008-07-15 2023-04-25 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
US11707652B2 (en) 2008-07-15 2023-07-25 Taylor Made Golf Company, Inc. Aerodynamic golf club head
JP7423781B2 (ja) 2021-08-18 2024-01-29 株式会社ハシラス Vrアミューズメントプログラムおよび装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012110430A (ja) 2012-06-14
US20120129627A1 (en) 2012-05-24
US8574095B2 (en) 2013-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5174129B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4365871B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4944830B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4326559B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5823122B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5451187B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5204826B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4674866B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5185992B2 (ja) ゴルフクラブ
JP5114974B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5583827B1 (ja) ゴルフクラブヘッド
US9017185B2 (en) Golf club set
JP5421147B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5823121B2 (ja) ゴルフクラブ
JP2008188366A (ja) ゴルフクラブヘッド
US8038546B2 (en) Wood-type golf club head
US8591354B2 (en) Golf club head
JP2015036052A (ja) アイアン型ゴルフクラブヘッド
JP2004089440A (ja) アイアン型ゴルフクラブヘッド
JP5548281B2 (ja) アイアン型ゴルフクラブヘッド
JP3641173B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP5175688B2 (ja) アイアン型ゴルフクラブヘッド
JP7181852B2 (ja) ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ
JP2022108598A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2015033474A (ja) ゴルフクラブヘッド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120628

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20120806

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20120911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5174129

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250