JP5940082B2 - 集束装置を備えた繊維機械 - Google Patents

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Description

本発明は、紡績機械においてスライバを集束する装置であって、前記スライバは、ドラフト装置ユニットの出口ローラ対から、サクション空気を供給されかつ駆動されて回転する後続の集束エレメントの、サクションゾーンの吸込み作用を有する案内面に送出され、前記集束エレメントに、前記サクションゾーンに続いて、回転可能に支持された少なくとも1つのニップローラが、ニップラインを形成するために、配設されている、装置に関する。
実地において既に多数の構成が公知であり、この場合、ドラフト装置ユニットから送出された繊維材料(繊維ストランド)をコンパクト化(集束)するために、集束装置が後置されている。このような集束装置に続いて、集束された繊維材料は、ニップ箇所を通過した後で、加撚装置に供給される。このような加撚装置は、例えばリング精紡機では、リングに沿って回転するトラベラから成っており、この場合加撚された糸は、回転する巻管に巻き上げられる。集束装置としては、主として、パーフォレーションを有しかつ吸込み作用を有する回転するサクションドラムか、又はパーフォレーションを備えた循環するエプロンが使用される。この場合、サクションドラムの内部もしくは循環するエプロンの内部に相応な挿入体が使用されて、特殊な吸込み領域が集束エレメントにおいて確定される。このような挿入体は、この場合例えば、相応に成形されたサクションスリットを備えることができ、これらのサクションスリットに負圧が供給され、これによって相応な空気流が、各集束エレメントの周囲において生ぜしめられる。繊維材料の搬送方向に対してほぼ横方向に方向付けられたこの空気流によって、特に、突出している繊維が一緒に包み込まれる。
公知の解決策では、ドラフト装置ユニットから送出された繊維材料は、使用されている集束装置の上か又は下にも案内される。特にリング精紡機における使用時には、サクションゾーンに接続して、撚り止め(Drallsperrung)を形成するために、追加的なニップ箇所を設けることが必要である。
このような装置は、例えばEP947614B1、DE102005010903A1、DE19846268C2、EP1612309B1、DE10018480A1及びCN1712588Aに開示されている。上記明細書に開示された発明では主として、不動に配置された集束装置が設けられており、これらの集束装置は、各ドラフト装置に接続して、不動に配置されている。これらの集束装置の駆動は、例えば、紡績機械の全長にわたって配置されていてサクションローラ又は循環するエプロンと駆動結合されている特殊な駆動軸を介して行われるか、又は、集束装置の相応に配置された押圧ローラに対して不動に設置された駆動結合部を介して、行われる。同様に、上記明細書に開示された実施形態の構成では、集束装置の駆動が追加的な駆動エレメントを介して、ドラフト装置ユニットの出口ローラ対の上側ローラもしくは下側ローラによって行われるようになっている。実地においては、品質的に価値の高い糸の製造を確実に可能にするために、汎用のドラフト装置ユニットを備えた既に存在している紡績機械に、上記のような集束装置を後から取り付けることが、必要なことがある。従って、上記のような集束装置を汎用のドラフト装置に後から取り付けることができる装置が提案されている。このような装置は、例えばDE10227463C1に開示されており、この場合、ドラフト装置ユニットのポンチ部(Stanze)が延長されていて、この延長されたポンチ部は、追加的な駆動ローラを支持するために働き、この駆動ローラは、同様にこの延長部に配置されていて後から取り付けられた集束装置を駆動するために設けられている。駆動ローラはこの場合、紡績機械の全長にわたって延在している。このように集束装置を後から取り付けることは、極めて時間がかかるだけでなく、フレキシブルでもない。すなわち、集束装置を有しない通常のドラフト装置に戻し構成したい場合には、再び、極めて長い時間を要することになる。
CN101613896Aに基づいて公知の構成では、ドラフト装置のポンチ部を延長するために追加的なエレメントがポンチ部にねじ結合される。同時にこの公知の構成では、歯車対を備えた伝動装置段が設けられており、この伝動装置段を介して、追加的な集束装置の駆動が行われるようになっている。この装置もまた、特に伝動装置段を追加的に配設することによっても、後からの取付けにかなりの時間がかかる。
さらに、公開されたDE10050089C2には、集束装置を備えた構成が開示され、この集束装置は、汎用のドラフト装置ユニットに後から取り付けるようになっている。この場合、追加的な駆動部材なしにドラフト装置ユニットに集束装置を後から取り付けることができる装置が、提案されている。この刊行物の実施形態では、種々様々な構成の集束装置が示されており、この場合図示されたすべての装置において、繊維材料のための第2のニップ箇所が、集束装置自体によって、又は、集束装置に結合された駆動エレメントを介して形成される。そして集束装置は、又は集束装置に結合された駆動エレメントは、ドラフト装置ユニットの出口ローラ対の上側ローラに接触している。すなわちこの公知の構成では、集束装置における追加的なニップポイントは設けられておらず、追加的なニップポイントは、ドラフト装置のローラとは無関係に形成される。これによって、ドラフト装置ユニットの出口ローラのニップポイントから送出された繊維材料は、第2のニップポイントの前に位置するサクションゾーンの領域に接触しない。すなわち、ドラフト装置ユニットから送出された繊維材料は、大部分が、サクションゾーンの領域において集束装置の表面に対して間隔をおいて運動する。これによって、コントロールされた集束もしくは突出している繊維の包み込みを、保証することができない。また、追加的に配設される集束装置を紡績機械もしくはドラフト装置ユニットにどのように取り付けるのかは、この刊行物に開示されていない。
CN2851298Yに基づいて公知の装置では、1つの集束ローラが撚り止めローラ(Drehungssperrwalze)と共に軸受エレメント内に収容され、この軸受エレメントは、プレートによってねじを用いて、ドラフト装置ユニットの旋回可能な押圧アームに結合される。組み付けられかつロックされた位置において、駆動力は、摩擦によって、駆動装置に直に結合された出口ローラと、該出口ローラに対応配設された押圧ローラとによって、愁訴クローラ及び撚り止めローラに伝達される。この刊行物に開示された集束装置もまた同様に、集束装置を有しない紡績機械の既存のドラフト装置ユニットに、後から取り付けるように構成されている。ねじ結合による、既存のドラフト装置ユニットへの集束装置の取付け、並びに、押圧ローラの軸のそばにおける挿通は、比較的時間が掛かり、間隔の追加的な調整を必要とする。同様にまた、負圧源への接続部も別個に形成する必要がある。集束ローラは、間接的に摩擦によってしか、駆動装置に直に接続されたローラから駆動されないので、この公知の解決策では駆動損失が生じる。
ゆえに本発明の課題は、追加的な駆動エレメントを必要とすることなしに、汎用のドラフト装置ユニットに簡単かつ迅速に取り付けることができる、集束装置を提供することである。公知の構成における欠点を排除することが望ましく、この場合集束装置の簡単かつ迅速な取付け及び取外しが保証される。
この課題を解決するために本発明の構成では、冒頭に述べた装置において、集束エレメントとニップローラとは、1つの共通の保持体に回動可能に支持されており、該保持体は固定手段を用いて紡績機械に取外し可能に取り付けられていて、開口を備えた回転する集束エレメントは、少なくとも1つの駆動エレメントを有し、該駆動エレメントは、休止位置から運転位置への集束エレメントの移動時に、押圧装置を介して出口ローラ対の下側ローラと共に駆動結合部を形成し、この場合保持体は、集束エレメントのサクション空気のためのサクション通路を有し、該サクション通路の第1の端部が、集束エレメントに接続されていて、サクション通路の第2の端部が、保持体の領域において終端していて、保持体は該保持体の領域で、その取り付けられたポジションにおいて紡績機械に固定されている。
このように構成されていると、追加的な集束装置を、一体の交換モジュールとして構成することができ、この交換モジュールは、汎用のドラフト装置に取り付ける際に、既に存在する装置に簡単かつ迅速に取り付けることができる。そしてこの場合、集束エレメントの駆動力は、ドラフト装置ユニットの出口ローラ対のローラのうちの1つのローラから直に取り出されるので、追加的な駆動装置は不要である。この場合、摩擦による接続を行うことも、又は形状結合部(歯車対)を介して接続を行うことも可能である。
集束エレメントと駆動エレメントとは、互いに隣接して1つの共通の回転軸に位置することができる。
本発明の別の好適な態様では、サクション通路の第2の端部は、保持体の接触面の領域において終端していて、保持体は該接触面の領域で、その取り付けられたポジションにおいて紡績機械のエレメントに接触している。このように保持体の内部にサクション通路を組み込むことによって、一方では追加的な管路ガイドが回避され、かつ他方では、紡績機械の既に存在するエレメントへのサクション通路の接続を可能にする、コンパクトでかつ閉鎖された構成が、得られる。
本発明の別の態様では、保持体が固定されている、紡績機械のエレメントは、紡績機械に固定された通路であり、該通路は、負圧源に接続され、かつ開口を備え、該開口は、各保持体の固定箇所の領域に配置されている。このように構成されていると、保持体に配置されたサクション通路は、通路における保持体の固定時に同時に負圧源に接続される。
この接続部を周囲空気に対して完全に隔絶するために、本発明の別の態様では、保持体のサクション通路の、通路に向けられた端部は、サクション通路の開口の周囲に設置された弾性的なシールエレメントを備えており、この場合各保持体の、取り付けられて運転位置にある位置において、サクション通路の開口と、紡績機械の通路の各開口とは、互いに向かい合って位置し、かつシールエレメントはシール作用をもって通路に接触している。
また、保持体のサクション通路の、紡績機械の通路に向かい合って位置する領域に、交換可能な挿入体を設けることも、可能である。これらの挿入体によって、開口はその横断面を適合させることができ、これによって、紡績機械において使用されるすべての集束モジュールにおいて、等しい圧力状態を得ることができる。すなわち、集束モジュールが紡績機械に取り付けられる、負圧源に対する距離に応じて、相応な挿入体を設けることが可能である。DE10041363A1に開示された装置では、圧力状態を適合させるために、吸込み管路が紡績部毎に相応に形成されている。しかしながらこの公知の構成では、不動もしくは定置に設置された集束装置が示されている。
本発明の別の態様では、通路は円形の横断面を有し、保持体は、一方の側が開放したU字形の端部材を備え、保持体は該U字形の端部材によって、取り付けられたポジションにおいてその内面で円形の通路に接触しかつこの円形の通路を部分的に取り囲む。U字形の端部材はこの場合、保持体を紡績機械に取り付ける固定手段として働く。凹部(Mulde)はこの場合U字形に形成されており、この場合U字形の端部材の開口は取付け時に紡績機械に向けられる。これによって、集束モジュールを取り付けるために保持体を円形の通路に差し嵌めることができる。U字形の端部材の寸法(特にU字形の端部材の内径)は、円形の通路と保持体のU字形の端部材との間において十分なクランプ力が得られるように、選択することが望ましい。クランプ作用をさらに強くするために、接触面の範囲における端部材の内面の周囲角度を、約180°にわたって形成することが可能である。この場合保持体は端部材の領域において少なくとも部分的に弾性的に形成されていることが望ましく、このようになっていると、端部材のU字形の脚の弾性的な変位運動が可能になる。このコンビネーション(この場合U字形の端部材の内面は円形の通路の外周部の部分領域に接触している)によって、集束装置を備えた保持体(一体の集束モジュールとして)は、円形の通路の中心軸線を中心にして旋回することが可能になる。そしてこれによって、保持体を通路から取り外す必要なしに、集束装置を、ドラフト装置ユニットの出口ローラ対の領域から離反旋回させることができる。旋回運動は、一般的に知られているように、相応なストッパによって制限することができる。
ドラフト装置ユニットの出口ローラ対と回転する集束エレメントとの間において異なった周速度を得るために、駆動エレメントと集束エレメントとの間には、伝動装置段が設けられている。実地においては、特に斜めのサクションスリットの使用時には、集束エレメントの周速度が出口ローラ対の周速度に比べて幾分低いと、好適である。このことは、繊維材料がサクションゾーンの領域において進まねばならない長い走行距離に基づく。
本発明の別の好適な態様では、駆動エレメントは摩擦車であり、該摩擦車は、作業位置において押圧装置を介して摩擦結合するように、出口ローラ対の下側ローラとの接触状態に保持される。
回転する集束エレメントは、サクションドラムによって形成することができる。この場合サクションドラムは軸受エレメントを有し、サクションドラムは該軸受エレメントを介して、保持体に固定された軸に回転可能に支持されていて、該軸に取り付けられた固定手段を介して、軸方向で軸に固定可能である。このように構成されていると、保持体に固定された軸に対するサクションドラムの簡単かつ迅速な取付け・取外しが可能になる。
ニップローラがサクションドラムの下に、サクションゾーンに接続して取り付けられていると、好適である。つまり、ドラフト装置ユニットの出口ローラ対から送出された繊維材料は、下方に向かって変向され、繊維材料がニップローラによるニップ箇所の領域に達する前に、サクションゾーンにおいてサクションドラム上を案内される。
本発明の別の態様では、摩擦車は、対称的なリングとして形成されていて、該リングは、その円形の内面で、円形の付加部の周面の部分領域に接触し、付加部は軸平行にサクションドラムに結合されており、摩擦車の内径は、付加部の外径よりも大きい。このように構成されていると、塵埃の影響に対してカプセル化された好適な解決策が得られる。さらにこのような伝動装置段は、僅かな出力しか必要とせず、特にリング状の摩擦車が弾性材料(例えばゴム)から製造されていると、僅かな騒音しか発しない。この場合摩擦車のリング状の寸法は、摩擦車が運転位置において、出口ローラ対の駆動されるローラのうちの1つに摩擦接触し、かつサクションドラムの周面が、摩擦車と駆動接触するローラに対して一定の間隔を有するように、選択されることが望ましい。
さらに別の態様では、サクション通路は、糸吸込みのために少なくとも1つのサクション管に接続されている。このように構成されていると、糸切れ時における糸吸込みと、サクションゾーンの涼気のための吸込み作用とを、互いに組み合わせることができ、かつ集束装置のモジュールに組み込むことができる。サクション通路の開口は、一般的に知られているように、集束エレメントと対応配設されたニップローラとの間のニップ箇所に続いて配置されている。
さらに別の態様では、ニップローラはばねエレメントを介して保持体に取り付けられていて、ばねエレメントは、ニップローラの回転軸のための軸受受容部を有し、集束エレメントにおいてニップラインの領域でニップ力を生ぜしめる。このように構成されていると、押圧ローラのための押圧装置は、集束装置のモジュールに直に組み込まれるので、ニップ力もしくはニップラインの、場合によっては必要な調節を、紡績機械における組立ての前に既に行うことができる。
本発明の別の好適な態様では、保持体は、出口ローラ対の回転軸に対して横方向に旋回可能に紡績機械に取り付けられており、保持手段が紡績機械に設けられていて、該保持手段は、保持体に固定されたエレメントの旋回領域に進入していて、保持体の旋回運動を少なくとも1つの旋回方向において制限するようになっている。このように構成されていると、集束エレメントをその押圧ローラを含めて、一方では、作業位置においてロックすることができ、かつ他方では、必要な保守作業を実施するために、休止位置に旋回させることができる。この場合さらに好適な態様では、保持手段は、紡績機械に固定されたばねエレメントから成っており、ロック体として形成された、保持体のエレメントとのロック位置において、ばねエレメントに基づき、駆動車は、出口ローラ対のローラのうちの1つとの摩擦結合状態に保持されるようになっている。このように構成されていると、2つの機能を同時に一緒に組み合わせることができる。一方では集束モジュールは作業ポジションにおいて保持され、かつ他方では、この場合相応な押圧力が摩擦車にもたらされ、出口ローラ対の相応に駆動されるローラとの摩擦結合部を生ぜしめることができる。通常は、このような2つのばねエレメントが1つの集束モジュールのために設けられており、この場合各1つのばねエレメントが保持体の側部に配置されている。
本発明のさらに別の態様では、ドラフト装置ユニットは、1つの共通の押圧アームを備えていて互いに並んで位置する2つのドラフト装置を備えた二連ドラフト装置として、形成されており、それぞれ、出口ローラ対に対応して配設された集束エレメントは、ニップローラと共に、1つの共通の保持体に回転運動可能に支持されていて、該保持体は、集束エレメントに接続されている1つの共通のサクション通路を備えている。このような二連ドラフト装置は一般的に知られている。上に述べた構成によって、単純かつコンパクトは解決策が得られ、この解決策によって、上に述べた集束装置を紡績機械に後から取り付けることもしくは設置することを、迅速かつ簡単に実施することができる。
上に述べた装置は、紡績機械において好適に使用される。
次に図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
ドラフト装置ユニットと本発明による集束装置とを備えたリング精紡機の紡績部を示す側面図である。 図1の矢印Xの方向から見て、互いに並んで位置する2つのドラフト装置ユニットと、保持体に回転可能に支持された集束装置とを拡大して示す図である。 図2の矢印Yの方向から見た図である。 図1の一部を拡大して示す図であって、保持体の固定箇所を示す斜視図である。 図1に示した保持体を拡大して示す図であって、保持体のためのロック装置を示す図である。 集束装置の無い状態で、図1を概略的に示す図である。 図6の矢印Zの方向から見て、糸サクション管を示す図である。
図1には、ドラフト装置ユニット(Streckwerkeinheit)2を備えた紡績機械(リング精紡機)の紡績部1が示されており、このドラフト装置ユニット2は、入口ローラ対3,4、中間ローラ対5,6及び出口ローラ対7,8を備えている。中間ローラ対5,6にはそれぞれエプロン12,13が巻き掛けられて案内されており、これらのエプロン12,13はそれぞれ、図示されていないケージを取り囲んで図示の位置に保持される。前記ローラ対のうちの上側ローラ4,6,8は、押圧ローラとして形成されていて、軸4a,6a,8aを介して、旋回可能に支持された押圧アーム10に回転可能に支持されている。押圧アーム10は、軸15を中心にして旋回可能に支持され、図示のように、ばねエレメントFを用いて押圧される。このばねエレメントFは例えば、エアホースであってもよい。略示されたばね押圧装置を用いて、ローラ4,6,8は、ローラ対の下側ローラ3,5,7に押圧される。これらの下側ローラ3,5,7は、図示のように、駆動装置Aと接続されている。この場合、他の駆動形態(歯車、歯付きベルト等)のような個別駆動装置を使用することも可能である。駆動される下側ローラ3,5,7を介して、押圧ローラ4,6,8は摩擦により駆動され、エプロン13は、エプロン12を介して摩擦により駆動される。駆動されるローラ5の周速度は、駆動されるローラ3の周速度よりも幾分高いので、ドラフト装置ユニット2に供給されるスライバである繊維材料Lは、入口ローラ対3,4と中間ローラ対5,6との間において、予備ドラフトされる。繊維材料Lの主ドラフトは、中間ローラ対5,6と出口ローラ対7,8との間において行われ、この場合出口ローラ7は、中間ローラ5よりも大幅に高い周速度を有する。
図2(図1の視線方向X)から分かるように、押圧アーム10は、互いに隣接して位置する2つのドラフト装置ユニット2(二連ドラフト装置(Zwillingsstreckwerk))に対応して配設されている。この場合、互いに隣接して配置されたドラフト装置ユニットもしくは集束装置(Verdichtungsvorrichtung)のエレメントは、等しいもしくは部分的に鏡像的に配置されたエレメントであるので、これらのエレメントに対しては同一符号が使用されている。
出口ローラ対7,8から送出されたドラフトされた繊維材料Vは、下方に向かって変向され、後続のサクションドラム17のサクションゾーンZの領域に達する。各サクションドラム17は、全周に延在するパーフォレーションもしくは開口
Figure 0005940082
を備えている。回転可能に支持されたサクションドラム17の内部には、各1つの定置に支持されたサクション挿入体18が配置されている。図2から分かるように、各サクション挿入体18は、図示されていない保持手段を介して保持体20によって、その取り付けられた定置の位置において保持される。しかしながらまた、サクション挿入体18が保持体に堅固に結合されているような構成も可能である。図2には、1つのカバー51が例示されており、このカバー51は、クリーニングを目的としたサクションドラム17への接近を可能にするために、旋回可能に形成されていてよい。同時に、このカバーによってサクション挿入体を固定することもできる。DE102005044967A1には、例えば、取外し可能なサクション挿入体を備えた構成、及び負圧を供給されるサクションゾーンの構成が開示されている。
図示のように、各サクション挿入体18は、その全周の部分領域にサクションスリットSを有し、このサクションスリットSは、実質的にサクションゾーンZにわたって延びている。各サクションドラム17は、その外端部の領域において、軸受Kを介して軸22に回転可能に支持されている。軸22におけるサクションドラム17の軸方向固定のために、軸22には固定リング23が取り付けられており、この固定リング23は、運転中におけるサクションドラム17の軸方向移動を阻止する。すなわち固定リング23を除去すると、各サクションドラム17を簡単にかつ軸方向において軸22から引き出すことができる。これにより、サクションドラム17の迅速な交換が可能になり、ひいては、場合によっては、集束エレメントを、他の繊維材料の処理に切り換えることを目的として、サクションドラム17を、配置形式の異なる開口
Figure 0005940082
を有する他のサクションドラムと交換することができる。この場合開口
Figure 0005940082
は単列で又は複列でサクションドラム17の周囲に配置されていてよく、又はずらされた形態で配置されていてもよい。各サクションドラム17の除去は、クリーニング目的のためにだけ行われてもよい。固定リング23は例えばまた、ゴム製のOリング又はフレキシブルなクランプリングであってもよい。このようにすると、僅かな力で、サクションドラム17をその軸受Kと共に、手によって軸方向において軸22から引き出すことができ、この際に固定リング23を取り外す必要が無い。このことはOリングもしくはクランプリングの弾性的な変位によって可能になる。サクションドラム17の取付けは逆の方向で行われる。運転中には通常、大きな軸方向力がサクションドラム17に対して作用することはないので、サクションドラム17は、弾性的な固定リング23の使用時においてもその軸方向ポジションに確実に保持される。
軸22は、保持体20の受容部25において固定されている。この固定は例えば、図示されていない固定手段(ねじ)を用いて行うことができる。軸22は受容部25の領域において、幾分大きな直径を有し、これに対して、この受容部25から両側に向かって延びる、軸22の端部は、先細の直径を有し、各軸受Kを受容するために働く。各サクションドラム17は、保持体20から離れている端部に、外径D1の各1つのリング状の付加部16を有する。この付加部16の外周部の部分領域には、リング状の摩擦車28の内面IFの部分領域が載っており、もしくは接触しており、この内面IFの内径は、直径D2を有する。図3(図2の視線方向Y)に示した位置において、各サクションドラム17は作業ポジションを占めており、この作業ポジションにおいて、摩擦車28の外周部Uは、相応に加えられた押圧力によって、駆動される出口ローラ7の外周部U7に接触している。閉鎖キャップ30は図3において、伝動装置段の関係を良好に示すために除去されている。
上に述べたように、摩擦車28は摩擦によってローラ7によって駆動される。同様に摩擦によって、摩擦車28は、サクションドラム17のリング状の付加部16に駆動力を伝達する。このことは、摩擦車28の内径D2を有する内面IFと外径D1を有する付加部16の外周部AUとが互いに接触している箇所において行われる。摩擦車28は、例えばゴムのような弾性的な固体から成っていてよい。
図3に示した作業位置において、直径DSを有するサクションドラム17の外周部は、出口ローラ7の外周部に対して僅かな間隔を有する。このことは、下記の寸法関係が存在している場合に、保証される:
Figure 0005940082
サクションドラム17の各周速度もしくは回転数は、選択された直径比D1〜D4によって生ぜしめられる。つまり、駆動される出口ローラ7と各サクションドラム17との間の伝達比は、
Figure 0005940082
によって生ぜしめられる。これによって、直径比の選択に応じて各サクションドラム17の周速度を駆動される出口ローラ7の周速度よりも大きく又は小さく選択することができる。幾つかの場合において、伝達比を、後続のサクションドラム17の周速度が出口ローラ7の周速度よりも幾分小さいように、選択することが好ましい。このようにすると、例えば、サクションゾーンZの領域における繊維材料の横方向移動を、相応に形成されたサクションスリットSの上において補償することができる。サクションゾーンZは(サクションドラム17の周方向で見て)ほぼ、摩擦車28が出口ローラ7に接触している領域と、ニップローラ33とサクションドラム17との間のニップラインPとの間に延在している。
図2に示すように、リング状の付加部16の領域には閉鎖キャップ30が固定されており、この閉鎖キャップ30の外径は、摩擦車28の内径D2を上回っている。閉鎖キャップ30はこの場合リング状の付加部31を備え、この付加部31は、サクションドラム17のリング状の付加部16の内径部内に進入している。この場合リング状の付加部31の外寸は、この付加部31が図2に示した位置において付加部16の内径部の内部においてクランプ作用を生ぜしめるように、選択されている。略示されているように、リング状の付加部31は、外方に向かって突出する追加的な突子を備えていてよく、これらの突子は、閉鎖キャップ30を固定するために、付加部16の内径部の内部における環状の凹部に係合する。図2に示した位置において閉鎖キャップ30を固定するために、様々な多数の構成が可能である。閉鎖キャップ30によって摩擦車28は、軸方向において軸22におけるそのポジションにおいて保持される。
図2から分かるように、保持体20に固定された軸22には、互いに隣接した紡績部の2つのサクションドラム17が回転可能に支持されている。この場合、両サクションドラム17はそれぞれの摩擦車28と共に、保持体20に関して鏡像的に配置されている。
サクションゾーンZに続いて、各サクションドラム17に対してニップローラ33が設けられており、このニップローラ33は、押圧力によって各サクションドラム17に接触し、このサクションドラム17と共にニップラインPを形成する。この場合各ニップローラ33は、軸32に回転可能に支持されており、この軸32は、ねじ34(又はその他の固定エレメント)を介してばねエレメント36に結合された軸受エレメント35に取り付けられている。サクションドラム17に向かってニップローラ33の圧着力を生ぜしめるばねエレメント36は、略示されたねじ37(又はその他の固定エレメント)を介して保持体20に固定されている。この固定箇所は、(例えばばねエレメント36における長孔を用いて)、サクションドラム17に対するニップローラ33の圧着力が調節可能であるように、構成されていてよい。
ニップラインPは同時に、いわゆる「撚り止め間隙(Drehsperrungsspalt)」を形成し、この撚り止め間隙から繊維材料は、搬送方向FSにおいて、圧縮された糸FKとして撚りを加えられて、略示されたリング精紡機に供給される。このリング精紡機はリング39とトラベラ40とを備え、この場合糸は巻管41に巻き上げられて、ボビン42(コップ)を形成する。ニップラインPとトラベラ40との間には、糸ガイド43が配置されている。このリング39は、紡績プロセス中に昇降運動を実施するリングフレーム44に固定されている。
保持体20は、リング精紡機側の端部に、U字形もしくはフォーク状の端部材46を備えており、この端部材46は、図1及び図5に示した取り付けられた位置においてその内面47で、サクション管50の外周部49の部分領域に接触している。特に図5から分かるように、フォーク状の端部材46は、この端部材46の両端部Eの間における接続ラインVLがサクション管50の中心軸線MAに対して間隔aをおいて延びるように、形成されている。つまり図1及び図5に示された、保持体20の取り付けられたポジションにおいては、接続ラインVLと、この接続ラインVLに対して平行で内面47に接する平面との間における間隔cは、サクション管50の半径rよりも値aだけ大きい。これによって、端部材46の内面47とサクション管50の外周部49との間におけるクランプ作用の発生、及びこの取り付けられた位置における保持体20の保持が、保証される。このポジションへの取付けのために、保持体20は、一点鎖線で示された位置において、矢印方向で示された小さな押圧力によってサクション管50に押し嵌められる。この場合保持体20の材料、少なくとも端部材46の材料は次のように、すなわち、サクション管50への被せ嵌め動作時に端部材46の脚が弾性的に変位することができ、この場合被せ嵌め動作の実施後には、端部材46の内面47が、サクション管50の外周部49に完全に接触しているように、選択されている。しかもこの場合端部材46とサクション管50との間の圧着作用は、サクション管50の中心軸線MAを中心にした保持体20の旋回が可能になるように、選択されている。保持体20及びこの保持体20に回転可能に支持されたサクションドラム17を、ニップローラ33と共に、作業ポジション、つまり各摩擦車28が圧着力によって出口ローラ7に駆動結合されている作業ポジションにおいて保持するために、保持体20の両側にはそれぞれ1つのばね棒55が設けられており、このばね棒55は固定エレメント56(例えばねじ)を用いて紡績機械の機械フレームMRに固定されている。各ばね棒55の自由端部には、円形のロッド58が固定されている。特に図5から分かるように、このポジションにおいて、半円形のロッド60の平らな面61が、円形のロッド58の外周部に接触している。ロッド60はウェブ62を介して保持体20と堅固に結合されている。図2から分かるように、保持体20の両側においてはそれぞれ、半円形のロッド60が延びており、このロッド60は、作業ポジションにおいてロッド58に接触していて、かつこの位置においてロックポジションを占める。このロックポジションは、相応な力を加えることによってしか解除することができない。このような解除は、集束モジュールVMが破線で示された下側位置(図1)に旋回されねばならない場合に行われる。この旋回は、保守作業のためにドラフト装置出口への接近部を開放することが必要な場合、又は集束モジュール自体を保守する必要がある場合に、必要である。集束モジュールVMを、破線で示された下側位置に保持するために、機械フレームMRにはストッパ64が設けられている。この位置において集束モジュールVMは、サクション管50からの手による引出しによって紡績機械から取り出すことも可能である。下側位置への集束モジュールVMの上記旋回動作時に、各ばね棒55は点線で示された位置に逃げ、これによってロッド60はロッド58に沿って滑ることができる。ロッド60がロッド58を通過するや否や、ばね棒55はばね作用によって再びその本来のポジションを占める。中心軸線MAを中心とした、保持体20の上方に向かっての旋回時に、ロッド60の半円形の表面は、ロッド58の周面に衝突し、このロッド58をさらなる旋回時に破線で示された位置に押圧する。ロッド60の平らな面61がロッド58の上に位置するや否や、ロッド58はばね棒55のばね力に基づいて再び本来の位置に戻り運動し、そして再び、ロッド60とのロック位置を占める(図5参照)。
保持体20の内部にはサクション通路SKが延びており、このサクション通路SKは、端部材46の内面47に開口S2を有し、かつ別の開口S1を有し、この開口S1は、受容部25の領域に配置されていて、各サクション挿入体18の内室66に接続されている。開口S2は、作業ポジションにおいて、サクション管50の開口SRに対向して位置し、これによってサクション管50の内室は、サクション通路SKに接続される。開口S2と開口SRとの間の接続部を外部に対して隔てるために、シールエレメントDEが端部材46の内面47の領域に設けられており、この場合シールエレメントDEは、開口S2を取り囲んで配置されている。そしてこのシールエレメントDEは、該シールエレメントDEが保持体20の取付け時に管50の外周部に接触して、開口S2と開口SRとの間の接続箇所を周囲に対して隔てるように、形成されかつ設けられている。図面から分かるように、開口SRの領域には、交換可能な挿入体92が設けられていてもよい。このようになっていると、この挿入体92の内側横断面に応じて、集束モジュールにおける圧力比に影響を与えることができる。すなわち、紡績機械における集束モジュールの組立てポジションと、定置の負圧源との間隔に応じて、相応な挿入体92が挿入され、これによって組み立てられたすべての集束モジュールにおいて同じ負圧状態を得ることができる。
図1から分かるように、サクション管50は、単数又は複数の接続通路70を介して、中央の主通路72に接続されている。この主通路72は負圧源SPに接続されており、この負圧源SPは制御ユニットSTを介して制御することができる。さらに別の接続部(図示せず)が主通路72に設けられていてもよく、これらの別の接続部は、紡績機械を清浄に保つために、相応な吸込み箇所に接続されている。
ニップラインPとボビン42との間における糸切れ時に、ニップラインPを介して引き続き供給される糸FKを吸い込むことができるようにするために、保持体20の両側には各1つのサクション管75が固定されており、このサクション管75の各開口77は、保持体20に向けられていて、通路SKに接続されている。各サクション管75の、保持体20を起点として外方に向かって突出する端部は、閉鎖されている。各サクション管75の周囲の部分領域には、開口79が設けられており、この開口79は、下方に向かって引き出された糸FKの方向を向いている。すなわち糸切れが発生した場合に、引き続き供給される糸の端部は、各サクション管75を介して、負圧源SPを介して生ぜしめられる負圧の影響により、サクション通路SKを介してサクション管50に供給され、このサクション管50は、供給された糸を、単数又は複数の接続通路70を介して、捕集箇所へとさらに排出するために主通路72に送る。
集束モジュールの上に述べた構成によって、このような集束ユニットを、汎用の紡績機械に後から組み込むこと、もしくは後から取り付けることが可能であり、しかもその際に、特殊な別の駆動手段(例えば追加的な駆動される長手方向軸)を設ける必要はない。サクションドラム17の駆動力、並びに、このサクションドラム17と共働するニップローラ33の駆動力は、集束モジュールに組み込まれた摩擦車伝動装置を介して、既に存在するドラフト装置ユニット2の出口ローラ7から、簡単に取り出される。すなわちスライバを集束するための装置を紡績機械に組み込むために、追加的な長手方向軸を紡績機械に取り付ける必要がない。各集束モジュールVMは、それ自体閉鎖されたユニットであり、上述の構成では、互いに隣接した2つの紡績部のためにそれぞれ設けられている。
図6から分かるように、汎用の紡績機械(集束ユニットなし)においてサクション管50に固定手段80(例えばねじ)を介して固定された糸サクション管81を、取り外して、集束モジュールVMと交換することができる。糸サクション管81の内部における通路82は、同様にサクション管50の開口SRに開口している。例えば視線方向Z(図6参照)から見た図である図7から分かるように、糸サクション管81は横管85を備え、この横管85は、中央の管部分83に接続されている。互いに隣接した2つの紡績部において糸の吸込みを実施できるようにするために、横管85の両端部の領域には、それぞれ開口86,87が設けられており、これらの開口86,87は、それぞれ下方に向かって引き出された糸に向けられている。管部分83の端部には、U字形の端部材89が固定されていて、この端部材89は、集束モジュールVMに設けられた端部材46にほぼ相当している。端部材89の領域において終端している、管部分83の開口90は、取り付けられた位置において、サクション管50の開口SRに対向して位置している。この接続箇所をシールするために、この場合においても、集束モジュールVMにおいて記載したようなシールエレメントを、設けることができる。他方の開口84は、横管85の内室に接続されている。これによって、上記両ユニットを相互に、簡単かつ迅速に交換することができる。すなわち、このような紡績機械を、集束ユニットを備えた構成に変更することもしくは後で変更することは、比較的短い時間内に行うことができる。このことは、紡績工場のオーナに対して、所有の紡績機械の万能な使用を保証することになる。
また、ボビンの相応な糸特徴を使用して、ただ1つの紡績機械において、部分領域に集束装置を設けることも可能であり、この場合他の領域においては、糸をコンパクト化(Kompaktierung)、つまり集束なしに製造される。すなわち1つの紡績機械を、この装置によって万能につまり多用途に使用することが可能になる。

Claims (18)

  1. 紡績機械においてスライバ(V)を集束する装置であって、前記スライバ(V)は、ドラフト装置ユニット(2)の出口ローラ対(7,8)から、サクション空気を供給されかつ駆動されて回転する後続の集束エレメント(17)の、サクションゾーン(Z)の吸込み作用を有する案内面に送出され、前記集束エレメント(17)に、前記サクションゾーン(Z)に続いて、回転可能に支持された少なくとも1つのニップローラ(33)が、ニップライン(P)を形成するために、配設されている、装置において、前記集束エレメント(17)と前記ニップローラ(33)とは、1つの共通の保持体(20)に回動可能に支持されており、該保持体(20)は固定手段(46)を用いて前記紡績機械に取外し可能に取り付けられていて、開口
    Figure 0005940082
    を備えた前記集束エレメント(17)は、少なくとも1つの駆動エレメント(28)を有し、該駆動エレメント(28)は、休止位置から運転位置への前記集束エレメント(17)の移動時に、押圧装置(55,58)を介して前記出口ローラ対(7,8)の下側ローラ(7)と共に駆動結合部を形成し、前記保持体(20)は、前記集束エレメント(17)の前記サクション空気のためのサクション通路(SK)を有し、該サクション通路(SK)の第1の端部(S1)が、前記集束エレメント(17)に接続されていて、前記サクション通路(SK)の第2の端部(S2)が、前記保持体(20)の領域において終端していて、前記保持体(20)は該保持体(20)の領域で、その取り付けられたポジションにおいて前記紡績機械に固定されていることを特徴とする、紡績機械においてスライバを集束する装置。
  2. 前記保持体(20)の前記サクション通路(SK)の前記第2の端部(S2)は、前記保持体(20)の接触面(47)の領域において終端していて、前記保持体(20)は該接触面(47)の領域で、その取り付けられたポジションにおいて前記紡績機械のエレメント(50)に接触している、請求項1記載の装置。
  3. 前記保持体(20)が固定されている、前記紡績機械の前記エレメント(50)は、前記紡績機械に固定された通路(50)であり、該通路(50)は、負圧源(SP)に接続され、かつ開口(SR)を備え、該開口(SR)は、各保持体の固定箇所の領域に配置されている、請求項2記載の装置。
  4. 前記保持体(20)の前記サクション通路(SK)の、前記通路(50)に向けられた端部は、前記サクション通路(SK)の前記開口(S2)の周囲に設置された弾性的なシールエレメント(DE)を備えており、この場合各保持体(20)の、取り付けられて運転位置にある位置において、前記サクション通路(SK)の前記開口(S2)と、紡績機械の前記通路(50)の各開口(SR)とは、互いに向かい合って位置し、かつ前記シールエレメント(DE)はシール作用をもって前記通路(50)に接触している、請求項3記載の装置。
  5. 前記通路(50)は円形の横断面を有し、前記保持体(20)は、前記固定手段(46)としてU字形の端部材(46)を備え、前記保持体(20)は該U字形の端部材(46)によって、取り付けられたポジションにおいて円形の前記通路(50)を部分的に取り囲む、請求項3又は4記載の装置。
  6. 前記駆動エレメント(28)と回転する前記集束エレメント(17)との間に、伝動装置(D1,D2)が設けられている、請求項1記載の装置。
  7. 前記駆動エレメントは摩擦車(28)であり、該摩擦車(28)は、運転位置において前記押圧装置(55,58)を介して摩擦結合するように、前記出口ローラ対(7,8)の前記下側ローラ(7)との接触状態に保持される、請求項6記載の装置。
  8. 回転する前記集束エレメントは、サクションドラム(17)によって形成されている、請求項7記載の装置。
  9. 前記サクションドラム(17)は軸受エレメント(K)を有し、前記サクションドラム(17)は該軸受エレメント(K)を介して、前記保持体(20)に固定された軸(22)に回転可能に支持されていて、該軸(22)に取り付けられた固定手段(23)を介して、軸方向で前記軸(22)に固定可能である、請求項8記載の装置。
  10. 前記摩擦車(28)は、リングとして形成されていて、該リングは、その円形の内面(IF)で、円形の付加部(16)の周面(AU)の部分領域に接触し、前記付加部(16)は軸平行に前記サクションドラム(17)に結合されており、前記摩擦車(28)の内径(D2)は、前記付加部(16)の外径(D1)よりも大きい、請求項8又は9記載の装置。
  11. 前記ニップローラ(33)は前記集束エレメント(17)の下で、前記サクションゾーン(Z)に続いて配置されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 前記サクション通路(SK)は、糸吸込みのために少なくとも1つのサクション管(75)に接続されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 軸(32)を中心にして回転可能に支持された前記ニップローラ(33)は、ばねエレメント(36)を介して前記保持体(20)に取り付けられていて、前記ばねエレメント(36)は、前記ニップローラ(33)の前記軸(32)のための軸受受容部(35)を保持し、前記集束エレメント(17)において前記ニップライン(P)の領域でニップ力を生ぜしめる、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  14. 前記保持体(20)は、前記出口ローラ対(7,8)の回転軸(7a,8a)に対して横方向に旋回可能に前記紡績機械に取り付けられており、前記押圧装置(55,58)が前記紡績機械に設けられていて、該押圧装置(55,58)は、前記保持体(20)に固定されたエレメント(60,62)の旋回領域に進入していて、前記保持体(20)の旋回運動を少なくとも1つの旋回方向において制限する、請求項1から12までのいずれか1項記載の装置。
  15. 前記押圧装置(55,58)は、前記紡績機械に固定されたばねエレメント(55)を有しており、ロック体(60,62)として形成された、前記保持体(20)のエレメントとのロック位置において、前記ばねエレメント(55)に基づき、駆動車(28)として形成された前記駆動エレメント(28)は、前記出口ローラ対のローラ(7,8)のうちの1つとの摩擦結合状態に保持される、請求項14記載の装置。
  16. それぞれ前記集束エレメント(17)と前記保持体(20)とニップローラ(33)とから成る複数の集束モジュール(VM)が設けられていて、すべての集束モジュール(VM)において同じ負圧状態を得るために、前記保持体(20)の前記サクション通路(SK)の第2の端部(S2)の領域に、交換可能な挿入体(92)が設けられている、請求項1記載の装置。
  17. 前記ドラフト装置ユニット(2)は、1つの共通の押圧アーム(10)を備えていて互いに並んで位置する2つのドラフト装置を備えた二連ドラフト装置として、形成されており、それぞれ、前記出口ローラ対(7,8)に対応して配設された集束エレメント(17)は、ニップローラ(33)と共に、1つの共通の保持体(20)に回転運動可能に支持されていて、該保持体(20)は、1つの共通のサクション通路(SK)を備えている、請求項1から16までのいずれか1項記載の装置。
  18. 請求項1から17までのいずれか1項記載の装置を備えた紡績機械。
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