JP5937208B2 - 同軸プローブ - Google Patents

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Description

本発明は、同軸プローブに係り、特に、耐久性及び生産性を向上させることができる同軸プローブに関する。
半導体チップ又はウエハーのような半導体デバイスは、良品を判別するための所定のテスト過程を経る。
高周波環境で使用される半導体デバイスには高周波テストが行われる。高周波テストのとき、テスターから出力される高周波信号を半導体デバイスに印加するために、半導体デバイスのそれぞれの電極パッドに対応する位置に複数の同軸プローブが配置される。
このような同軸プローブには、多数の反復的なテストにも耐えられる耐久性、及び半導体デバイスとテスターとを安定して連結する能力が要求される。
また、高集積化している半導体デバイスに対応して超小型化しつつある同軸プローブの生産性及び組立性を高めるための工夫も要求される。
したがって、本発明の目的は、耐久性を向上させることができる同軸プローブを提供することにある。
本発明の他の目的は、生産性を向上させることができる同軸プローブを提供することにある。。
上記目的は、本発明によって、半導体デバイスに接触可能な上部コンタクトと、前記半導体デバイスをテストするためのテスターに接触可能な下部コンタクトと、前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトが互いに遠ざかるように前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトの少なくとも一方を付勢する内部弾性部材と、を有する内部導体;前記内部導体を取り囲む外部導体;前記内部導体と前記外部導体との間に所定のエアーギャップが存在するように前記内部導体と前記外部導体との間の両端にそれぞれ挿入される複数のギャップ部材;前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方に直接接触して前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方を前記外部導体から遠ざかる方向に付勢するように前記外部導体の外周面に嵌められた少なくとも一つの外部弾性部材;を備えることを特徴とする同軸プローブにより達成できる。
ここで、前記内部弾性部材は、前記上部コンタクトを前記半導体デバイスに向かって付勢する第1内部弾性部材と、前記下部コンタクトを前記テスターに向かって付勢する第2内部弾性部材と、を備えていてもよい。
また、前記内部導体は、前記上部コンタクト及び前記第1内部弾性部材を収容する第1バレルと、前記下部コンタクト及び前記第2内部弾性部材を収容し、且つ前記第1バレルに電気的に連結された第2バレルと、をさらに備えていてもよい。
ここで、前記同軸プローブは、前記前記第1バレルと前記第2バレルとが互いに電気的接触すると共に前記所定のエアーギャップが維持されるように前記第1バレル及び前記第2バレル間の接触部位を取り囲み、且つ前記外部導体の内周面に設けられたギャップ維持部材をさらに備えてもよい。
また、前記内部導体は、前記上部コンタクト、前記下部コンタクト及び前記内部弾性部材を収容するバレルをさらに備えていてもよい。
ここで、前記複数のギャップ部材は、それぞれ、前記内部導体が前記外部導体から離脱することを防止するように離脱防止部を有していてもよい。
上記のように構成された同軸プローブによれば下記の効果が得られる。
第一に、半導体デバイスが下方加圧される場合に、半導体デバイスから加えられる衝撃を緩衝するために、内部弾性部材に加えて外部弾性部材も配置しているため、緩衝力を増加させることができる。これにより、衝撃荷重が反復されても充分の緩衝力を提供でき、同軸プローブの寿命及び耐久性を向上させることができる。特に、半導体デバイスの高集積化に伴う同軸プローブの小型化により、内部導体自体の弾性力のみでは不十分であるが、外部弾性部材を付加することによって寿命を画期的に向上させることができる。
第二に、内部導体、ギャップ部材、外部導体及び外部弾性部材を用意して順に組み立てるだけで同軸プローブを生産でき、組立性及び生産性を向上させることができる。
第三に、内部導体−誘電体−外部導体−外部弾性部材、又は内部導体−誘電体−伝導性弾性部材を用意して順に組み立てるだけで同軸プローブを生産でき、組立性及び生産性を向上させることができる。
本発明の第1実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第2実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第3実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第4実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第5実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第6実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第7実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。 本発明の第8実施例に係る同軸プローブの概略縦断面図である。
以下、添付の図面を参照しつつ、本発明の好適な実施例に係る同軸プローブについて詳しく説明する。
本発明の第1実施例に係る同軸プローブ100は、図1に示すように、テスター(tester)Tから出力された高周波電気信号を半導体デバイスDに伝達するための内部導体110と、信号干渉を減らすために内部導体110を取り囲む外部導体120と、内部導体110と外部導体120との間に所定のエアーギャップGが存在するように、内部導体110と外部導体120との間に介在される複数のギャップ部材130と、半導体デバイスD及びテスターTの少なくとも一方を、外部導体120から遠ざかる方向に付勢する外部弾性部材140,150と、を備える。
内部導体110は、半導体デバイスDのパッドD1に接触可能な上部コンタクト111と、半導体デバイスDをテストするためのテスターTの信号端子T1に接触可能な下部コンタクト113と、上部コンタクト111及び下部コンタクト113が互いに遠ざかるように、上部コンタクト111及び下部コンタクト113の少なくとも一方を付勢する内部弾性部材115と、を備える。
上部コンタクト111は、半導体デバイスDのパッドD1に接触するチップ部111aと、チップ部111aから下部コンタクト113の方向に延びているボディー部111bと、ボディー部111bから下部コンタクト113の方向に延びて内部弾性部材115の一端に連結される弾性部材連結部111cと、を備える。
チップ部111aは、半導体デバイスDのパッケージ形態によってパッドD1がリード(lead)、パッド又はソルダーボールの形態を持つ場合に、パッドD1の形状に対応して適宜変更可能である。例えば、パッドD1がリード又は同図のようなパッドの形状を有する場合には、A字状に上端部の中心点が尖った形態にすればよい。もし、パッドD1がソルダーボールの形状を有する場合には、図1に示すように、クラウン形状にしてもよい。勿論、これらのチップ部の形状は選択事項であり、他の形態に変更されてもよい。
ここで、ボディー部111bは、チップ部111aに比べて直径が大きくなっており、後述するバレル117及び/又はギャップ部材130に係止可能になっている。そのため、上部コンタクト111のチップ部111aが半導体デバイスDに向かって外部に露出された状態で上部コンタクト111が同軸プローブ100から離脱することがない。
下部コンタクト113は、テスターTの高周波テスト信号が出力される信号端子T1に接触するチップ部113aと、チップ部113aから上部コンタクト111の方向に延びているボディー部113bと、ボディー部113bから上部コンタクト111の方向に延びて内部弾性部材115の他端に連結される弾性部材連結部113cと、を備える。
チップ部113aは、テスターTの信号端子T1の形状に対応して適宜変更可能である。同図ではチップ部113aがクラウン形状をしているが、必要に応じてA字状又はその他の形状に変更されてもよい。
ここで、ボディー部113bは、チップ部113aに比べて直径が大きくなっており、後述するバレル117及び/又はギャップ部材130に係止可能になっている。そのため、下部コンタクト111のチップ部113aがテスターTに向かって外部に露出された状態で下部コンタクト111が同軸プローブ100から離脱することがない。
内部弾性部材115はコイルバネであってよい。場合によって、内部弾性部材115は板バネ又は導電性ラバーであってもよいが、これらに限定されず、上部コンタクト111及び下部コンタクト113が互いに離れるように付勢力を印加できるいかなる形状及び材質のものであってもよい。
ここで、内部弾性部材115は、下部コンタクト113の電気的信号を上部コンタクト111に伝達するように導電性材質で作られるとよい。例えば、内部弾性部材115は、Al、Cu、Be、Niなどの導電性金属の単一金属又はその合金で作られるとよい。場合によって、内部弾性部材115は、シリコンラバーのような絶縁性材質のボディー内部に導電性の金属粒子が電気信号を伝達可能に配列された導電性ラバーで作られてもよい。
内部弾性部材115は、後述するバレル117が上部及び下部コンタクト111,113の信号を伝達できる場合には、絶縁性材質(例えば、絶縁性ラバー又は絶縁性材質でコーティングされた金属バネなど)で作られてもよい。勿論、バレル117が導電性材質で作られた場合でも、内部弾性部材115も導電性材質で作られ、信号伝達経路を並列的に形成してもよい。
外部導体120は、テスターTの接地端子T2に接続されている。これにより、外部導体120が接地されるため、内部導体110上の高周波電気信号を遮蔽し、周囲の高周波信号による信号干渉を最小化できる。
場合によって、外部導体120は接地端子T2に直接接触せず、同軸プローブ100が収容される金属ブロック(図示せず)のような接地媒体に直接又は間接的に接触してもよい。場合によっては、接地ワイヤーのような接地媒体に直接又は間接的に接触してもよい。言い換えれば、外部導体120は、接地信号が通電できればいかなる形態で接地媒体に接触してもよい。
外部導体120は、外部導体ボディー121と、外部導体ボディー121に形成された、外部弾性部材140,150を支持するための外部弾性部材支持部122,123と、を備える。
外部弾性部材支持部122,123は、図1に示すように、外部導体ボディー121から半径方向に拡張された係止突部であってよい。
外部弾性部材140,150は、外部導体ボディー121の一端及び他端にそれぞれ嵌められ、それぞれ外部弾性部材支持部122,123に係止される。
外部導体120は、複数のギャップ部材13の移動を規制するためのギャップ部材係止部125,127をさらに備える。
また、外部導体120は、テスターTの接地端子T2に接触する接地端子接触部129をさらに備えてもよい。
複数のギャップ部材130はそれぞれ外部導体120の両端から外部導体120内にそれぞれ挿入され、外部導体120に設けられたギャップ部材係止部125,127に係止される。
複数のギャップ部材130は、外部導体120の内周面に圧入して結合されるとよい。
複数のギャップ部材130は、上部コンタクト111及び下部コンタクト113をそれぞれ収容するための収容孔133を有している。上部及び下部コンタクト111,113のチップ部111a,113aは、収容孔133を通過して外部に露出される。
複数のギャップ部材130は、収容孔133の内径が相対的に小さくなり、上部及び下部コンタクト111,113の離脱を防止する離脱防止部131を有してもよい。さらにいうと、収容孔133は、上部及び下部コンタクト111,113のボディー部111b,113bが収容孔133を通過して離脱しないように、その先端における内径が相対的に小さくなっていてもよい。
複数のギャップ部材130はテフロン(登録商標)で作られるとよい。それ自体が固状のテフロンであってもよく、絶縁性材質のプラスチックにテフロンをコーティングしたものであってもよい。勿論、その他に、複数のギャップ部材130は絶縁性材質の誘電体で作られてもよい。
外部弾性部材140,150は、図1に示すように、外部導体120の外周面の両端にそれぞれ配置されるとよい。必要によって、外部弾性部材140,150のいずれか一方のみが外部導体120の外周面の一端に配置されてもよい。
外部弾性部材140は、外部導体120の外部弾性部材支持部122に支持される支持部145と、支持部145から半導体デバイスDに向かって延びた延長部143と、半導体デバイスDを接触加圧可能な接触部141と、を備える。
支持部145は、外部弾性部材140の上方への離脱が防止されるように、外部導体120の外周面を圧着するとよい。支持部145は、相対的に弾性コイルが密な領域、延長部143は相対的に弾性コイルが疎な領域、接触部141は再び相対的に密な領域、になっている。すなわち、支持部145、延長部143及び接触部141は、弾性コイルがそれぞれ密な領域、疎な領域、密な領域であるとよい。
外部弾性部材150は、外部導体120の外部弾性部材支持部123に支持される支持部155と、支持部155からテスターTに向かって延びた延長部153と、テスターTに接触加圧可能な接触部151と、を備える。
支持部155は、外部弾性部材150の上方への離脱が防止されるように、外部導体120の外周面を圧着するとよい。支持部155は、相対的に弾性コイルが密な領域、延長部153は相対的に弾性コイルが疎な領域、接触部151は再び相対的に密な領域になっている。すなわち、支持部155、延長部153及び接触部151は、弾性コイルがそれぞれ密な領域、疎な領域、密な領域であるとよい。
ここで、内部導体110は、上部及び下部コンタクト111,113及び内部弾性部材115を収容するバレル117をさらに備えてもよい。
バレル117は、上部コンタクト111の上方への離脱を防止するための上部係止部117b、及び下部コンタクト111の下方への離脱を防止するための下部係止部117dを有するとよい。
上部及び下部係止部117b,117dは、上部及び下部コンタクト111,113の形状に対応して半径方向に折れ曲がった形態をしているとよい。
また、バレル117がギャップ部材130を通過して離脱することを防止するために、バレル117はその外周面に形成された係止突起117a,117cをさらに有するとよい。
ここで、バレル117の上部及び下部係止部117b,117dが複数のギャップ部材130の離脱防止部131に係止されて離脱が防止されるようになっている場合に、係止突起117a,117cは省略されてもよい。
バレル117は、導電性金属材質で作られるとよい。バレル117は、Cu、Al、Be、Niの単一金属又はこれらの合金で作られるとよい。一例として、バレル117は、BeCu(ベリリウム銅)で製造可能である。バレル117の外周面にはAu、Ag、Ni、Cu、Alなどの伝導性金属のメッキ層が形成されてもよい。
同軸プローブ100の製造方法を簡略に説明すると、まず、内部導体110、外部導体120、複数のギャップ部材130、及び外部弾性部材140,150を用意する。
内部導体110は、バレル117内に、上部コンタクト111、内部弾性部材115及び下部コンタクト113を順に挿入した後、バレル117の両端を内側に折り曲げて上部及び下部係止部117b,117dを形成することによって、組み立てるとよい。
その後、用意した外部導体120の一端部にギャップ部材130を挿入する。
挿入されたギャップ部材130に形成された収容孔133を上部コンタクト111又は下部コンタクト113のチップ部111a,113aが挿通するように、用意した内部導体110を外部導体120の内部に挿入する。
挿入された内部導体110は、バレル117がギャップ部材130に係止されることで、内部導体110を挿入する挿入方向へと外部離脱しない。
その後、他のギャップ部材130を、内部導体110が挿入された外部導体120の他端部に挿入する。この時、ギャップ部材130の収容孔133を挿通する内部導体110のチップ部111a,113aが露出されるようにしてギャップ部材130を挿入する。
続いて、外部弾性部材140,150を外部導体120の両端外周面にそれぞれ嵌める。
これで、内部導体110と外部導体120との間にエアーギャップGが形成された同軸プローブ110が簡単に組み立てられる。
このように、内部導体110、外部導体120、ギャップ部材130、外部弾性部材140,150を個別に用意したのち組み立てるだけで同軸プローブ110が製造できるため、生産性を格段に向上させることができる。
本発明の第2実施例に係る同軸プローブ100aは、図2に示すように、内部導体110a、外部導体120a、複数のギャップ部材130、少なくとも一つの外部弾性部材140,150、及びギャップ維持部材170を備える。
内部導体110aは、上部コンタクト111、下部コンタクト113、第1内部弾性部材115a、第2内部弾性部材115b、上部コンタクト111及び第1内部弾性部材115aを収容する第1バレル118、及び下部コンタクト113及び第2内部弾性部材115bを収容し、且つ第1バレル118と電気的に連結された第2バレル119を備える。
第1内部弾性部材115aは、上部コンタクト111を半導体デバイス(図1のD)に向かって付勢する。
第2内部弾性部材115bは、下部コンタクト113をテスター(図1のT)に向かって付勢する。
第1バレル118及び第2バレル119は、図2に示すように、互いに電気的に接触する接触部118a,119aを有する。
ギャップ維持部材170は、第1バレル118と第2バレル119が互いに電気的接触するとともに所定のエアーギャップGが維持されるように、第1バレル118及び第2バレル119の接触部118a,119aを取り囲む。
ギャップ維持部材170は、外部導体120aの内周面に配置される。
外部導体120aは、上述した第1実施例の外部導体120に比べて、ギャップ維持部材170を支持するためのギャップ維持部材支持溝128をさらに備える。外部導体120aは、ギャップ維持支持部材支持溝128がさらに備えられる以外は、上述の第1実施例のそれ120と同一である。
ギャップ維持部材170はギャップ維持部材支持溝128にはめ込まれて上下方向への移動が規制される。
ギャップ維持部材170は、上述した複数のギャップ部材130と同じ材質で作られるとよい。例えば、ギャップ維持部材170は、テフロン誘電体で作られてよい。場合によっては、他の材質の絶縁性誘電体で作られてもよい。
第1実施例の内部導体110に含まれたバレル117及び内部弾性部材115がそれぞれ単一体(one−piece)であるのに対し、この第2実施例では、バレル118,119及び内部弾性部材115a,115bが相対的に短い長さの2個となっている。これにより、製造コストを節減できる。
さらにいうと、長さが相対的に短いバレル118,119及び弾性部材115a,115bにすると、その分製造コストが低減するため、同一の電気的特性及び効果を得ながらも製造コストを節減することが可能である。
一方、本発明の第3実施例に係る同軸プローブ100bは、図3に示すように、内部導体210、外部導体120a、複数のギャップ部材160、上述の少なくとも一つの外部弾性部材140,150、及びギャップ維持部材170を備える。
内部導体210は、上部コンタクト211、下部コンタクト213、第1内部弾性部材215a、第2内部弾性部材215b、上部コンタクト211及び第1内部弾性部材215aを収容する第1バレル216、及び下部コンタクト213及び第2内部弾性部材215bを収容し、且つ第1バレル216と電気的に連結された第2バレル217を備える。
上部コンタクト211は、半導体デバイス(図1のD)に接触可能なチップ部211aと、第1内部弾性部材215aの一端と接触し、且つ第1バレル216の内周面に接触する接触部211cと、チップ部211aと接触部211cとを繋ぐ連結部211bと、を備える。
接触部211cの外径が連結部211bの外径よりも大きくなっている。
接触部211cは、後述する第1バレル216の内向突起216bに係止される。これにより、上部コンタクト211が第1バレル216に拘束され、上方への離脱が阻止される。
連結部211bは、内向突起216bを通過して上下移動可能なように、外径が内向突起216bの内径よりも小さくなっている。連結部211bの長さは、半導体デバイス(図1のD)が下方加圧され、半導体デバイス(図1のD)のパッド(図1のD)1と上部コンタクト211とが互いに接触する時に上部コンタクト211が上下方向に移動する距離を計算して適度に決定すればよい。
下部コンタクト213は、テスター(図1のT)の信号端子(図1のT1)に接触可能なチップ部213aと、第2内部弾性部材215bの一端と接触し、且つ第2バレル217の内周面に接触する接触部213cと、チップ部213aと接触部213cとを結ぶ連結部213bと、を備える。
接触部213cの外径は連結部213bの外径よりも大きくなっている。
接触部213cは、後述する第2バレル217の内向突起217bに係止される。これにより、下部コンタクト213が第2バレル217に拘束され、下方への離脱が阻止される。
連結部213bの長さも、下部コンタクト213の上下方向移動距離を考慮して適度に決定すればよい。
第1内部弾性部材215aは、上部コンタクト211を半導体デバイス(図1のD)に向かって付勢する。
第2内部弾性部材215bは、下部コンタクト213をテスター(図1のT)に向かって付勢する。
複数のギャップ部材160は、外部導体120aの上下端内部にそれぞれ挿入される。複数のギャップ部材160は、外部導体120aの内部に圧入して挿入されるとよい。
第1バレル216は、ギャップ部材160に係止可能なように半径方向外側に向かって突出した外向突起216aと、上部コンタクト211の接触部211cが係止可能なように半径方向内側に向かって突出した内向突起216bと、を有する。
第2バレル217は、ギャップ部材160に係止可能なように半径方向外側に向かって突出した外向突起217aと、下部コンタクト213の接触部213cが係止可能なように半径方向内側に向かって突出した内向突起217bと、を有する。
第1バレル216及び第2バレル217は、図2に示すように、互いに電気的に接触する接触部216c,217cを有する。
ギャップ維持部材170は、第1バレル216と第2バレル217とが互いに電気的接触するとともに所定のエアーギャップGが維持されるようにして第1バレル216及び第2バレル217の接触部216c,217cを取り囲む。
一方、本発明の第4実施例に係る同軸プローブ100cは、図4に示す内部導体210aを備える。すなわち、第4実施例の同軸プローブ100cは、図3に示した第3実施例のそれ100bと比較して、内部導体が図4に示す内部導体210aに取り替えられており、図3に示したギャップ維持部材170が省略されている。
第4実施例の内部導体210aは、図4に示すように、上部コンタクト211、下部コンタクト213、第1内部弾性部材215a、第2内部弾性部材215b、上部コンタクト211及び第1内部弾性部材215aを収容する第1バレル218、下部コンタクト213及び第2内部弾性部材215bを収容し、且つ第1バレル218と電気的に連結された第2バレル219、及び第1バレル218及び第2バレル219を収容する外部バレル212を備える。
第1バレル218は、上部コンタクト211の接触部211cが係止可能なように半径方向内側に向かって突出した内向突起218aを有する。
第2バレル219は、下部コンタクト213の接触部213cが係止可能なように半径方向内側に向かって突出した内向突起219aを有する。
外部バレル212は、外部導体(図3の120a)の上下端の内周面に配置された複数のギャップ部材160がそれぞれ係止可能なように半径方向外側に向かって突出した複数の外部バレル外側突起212a,212bと、第1及び第2バレル218,219の内向突起218a,219aに対応する位置において、第1及び第2バレル218,219の移動を規制するために半径方向内側に向かって突出した複数の外部バレル内向突起212c,212dを有する。
第1バレル218及び第2バレル219は互いに電気的に接触する接触部218b,219bをさらに有する。
この第4実施例は、第1及び第2バレル218,219に加え、第1及び第2バレル218,219と接触する外部バレル212が設けられることによって、より安定した電気的連結が可能となる。さらにいうと、下部コンタクト213に入力される高周波信号が、接触部213c→第2バレル219→外部バレル212→第1バレル218の内向突起218a→上部コンタクト211の接触部211c→上部コンタクト211のチップ部211aに伝達される第1信号伝達経路がある。
第1信号伝達経路と並列して、下部コンタクト213の接触部213c→第2バレル219の内向突起219a→第2バレル219の接触部219b→第1バレル218の接触部218b→第1バレル218の内向突起218a→上部コンタクト211の接触部211c→上部コンタクト211のチップ部211aに伝達される第2信号伝達経路がある。
このように、外部バレル212により、追加の信号伝達経路が生成されるため、より安定した信号伝達が可能となる。
本発明の第5実施例に係る同軸プローブ100cは、図5に示す外部弾性部材140,150を固定するための締結部126を備える。締結部126は、外部導体120の外面上にねじ溝の形態になっているのが好ましい。外部弾性部材140,150は、ねじ溝形態の締結部126を回転しながら締められてしっかりと結合される。これにより、外部弾性部材126を外部導体120に簡便にしっかりと結合することができる。
本発明の第6実施例に係る同軸プローブ100aは、図に示すように、テスターTから出力された高周波電気信号を半導体デバイスDに伝達するための内部導体110aと、信号干渉を減らすために内部導体110aを取り囲む外部導体120と、内部導体110aと外部導体120とを絶縁するための誘電体180と、半導体デバイスD及びテスターTの少なくとも一方を外部導体120から遠ざかる方向に付勢する外部弾性部材140,150と、を備える。
内部導体110aは、半導体デバイスDのパッドD1に接触可能な上部コンタクト111と、半導体デバイスDをテストするためのテスターTの信号端子T1に接触可能な下部コンタクト113と、上部コンタクト111及び下部コンタクト113とが互いに遠ざかるように上部コンタクト111及び下部コンタクト113の少なくとも一方を付勢する内部弾性部材115と、を備える。
上部コンタクト111は、半導体デバイスDのパッドD1に接触するチップ部111aと、チップ部111aから下部コンタクト113の方向に延びているボディー部111bと、ボディー部111bから下部コンタクト113の方向に延びて内部弾性部材115の一端に連結される弾性部材連結部111cと、を備える。
チップ部111aは、半導体デバイスDのパッケージ形態によってパッドD1がリード(lead)、パッド又はソルダーボールの形態を持つ場合に、パッドD1の形状に対応して適宜変更可能である。例えば、パッドD1がリード又は同図のようなパッドの形状を有する場合には、A字状に上端部の中心点が尖った形態にすればよい。もし、パッドD1がソルダーボールの形状を有する場合には、図1に示すように、クラウン形状にしてもよい。勿論、これらのチップ部の形状は選択事項であり、他の形態に変更してもよい。
ここで、ボディー部111bは、チップ部111aに比べて直径が大きいため誘電体180に係止可能であり、そのために、誘電体180の一端部には離脱防止部131が設けられるとよい。このとき、離脱防止部131は、誘電体180から突延した突起形態であってもよく、離脱防止のために結合された別個の部材であってもよい。これにより、上部コンタクト111のチップ部111aが半導体デバイスDに向かって外部に露出された状態で上部コンタクト111が同軸プローブ100aから離脱することがない。
下部コンタクト113は、テスターTの高周波テスト信号が出力される信号端子T1に接触するチップ部113aと、チップ部113aから上部コンタクト111の方向に延びているボディー部113bと、ボディー部113bから上部コンタクト111の方向に延びて内部弾性部材115の他端に連結される弾性部材連結部113cと、を備える。
チップ部113aは、テスターTの信号端子T1の形状に対応して適宜変更可能である。同図ではチップ部113aがクラウン形状をしているが、必要に応じてA字状又はその他の形状に変更されてもよい。
ここで、ボディー部113bは、チップ部113aに比べて直径が大きいため誘電体180に係止可能であり、そのために、誘電体180の他端部には離脱防止部132が設けられるとよい。このとき、離脱防止部132は、誘電体180から突延した突起形態であってもよく、離脱防止のために結合された別個の部材であってもよい。これにより、下部コンタクト111のチップ部113aがテスターTに向かって外部に露出された状態で下部コンタクト111が同軸プローブ100aから離脱することがない。
内部弾性部材115はコイルバネであってよい。場合によって、内部弾性部材115は板バネ又は導電性ラバーであってもよいが、これらに限定されず、上部コンタクト111及び下部コンタクト113が互いに離れるように付勢力を印加できるいかなる形状及び材質のものであってもよい。
ここで、内部弾性部材115は、下部コンタクト113の電気的信号を上部コンタクト111に伝達するように導電性材質で作られるとよい。例えば、内部弾性部材115は、Al、Cu、Be、Niなどの導電性金属の単一金属又はその合金で作られるとよい。場合によって、内部弾性部材115は、シリコンラバーのような絶縁性材質のボディー内部に導電性の金属粒子が電気信号を伝達可能に配列された導電性ラバーで作られてもよい。
内部弾性部材115は、後述するバレルが上部及び下部コンタクト111,113の信号を伝達できる場合には、絶縁性材質(例えば、絶縁性ラバー又は絶縁性材質でコーティングされた金属バネなど)で作られてもよい。勿論、バレルが導電性材質で作られた場合でも、内部弾性部材115も導電性材質で作られ、信号伝達経路を並列的に形成してもよい。
そして、図示してはいないが、内部導体110aは、上部及び下部コンタクト111,113及び内部弾性部材115を収容するバレル(図示せず)をさらに備えてもよい。
このバレルは、上部コンタクト111の上方への離脱を防止するための上部係止部(図示せず)、及び下部コンタクト111の下方への離脱を防止するための下部係止部(図示せず)を有するとよい。
上部及び下部係止部は、上部及び下部コンタクト111,113の形状に対応して半径方向に折れ曲がった形態になっているとよい。
また、バレルが誘電体180を通過して離脱することを防止するために、バレルはその外周面に係止突起(図示せず)をさらに有してもよい。
ここで、バレルの上部及び下部係止突起が誘電体180の離脱防止部131に係止されて離脱が防止されるようになっている場合に、係止突起は省略されてもよい。
バレルは、導電性金属材質で作られるとよい。バレルは、Cu、Al、Be、Niの単一金属又はこれらの合金で作られるとよい。一例として、バレルは、BeCu(ベリリウム銅)で製造可能である。バレルの外周面にはAu、Ag、Ni、Cu、Alなどの伝導性金属のメッキ層が形成されてもよい。
外部導体120は、テスターTの接地端子T2に接続されている。これにより、外部導体120が接地されるため、内部導体110a上の高周波電気信号を遮蔽し、周囲の高周波信号による信号干渉を最小化できる。
ここで、外部導体120は接地端子T2に直接接触せず、同軸プローブ100が収容される金属ブロック(図示せず)のような接地媒体に直接又は間接的に接触してもよい。場合によっては、接地ワイヤーのような接地媒体に直接又は間接的に接触してもよい。言い換えれば、外部導体120は、接地信号が通電できればいかなる形態で接地媒体に接触してもよい。
外部導体120は、外部導体ボディー121と、外部導体ボディー121に形成された、外部弾性部材140,150を支持するための外部弾性部材支持部122,123と、を備える。
外部弾性部材支持部122,123は、図1に示すように、外部導体ボディー121から半径方向に拡張された係止突部であってよい。
外部弾性部材140,150は、外部導体ボディー121の一端及び他端にそれぞれ嵌められ、それぞれ外部弾性部材支持部122,123に係止される。
外部導体120は、テスターTの接地端子T2に接触する接地端子接触部129をさらに備えてもよい。
外部弾性部材140,150は、図に示すように、外部導体120の外周面の両端にそれぞれ配置されるとよい。必要によって、外部弾性部材140,150のいずれか一方のみが外部導体120の外周面の一端に配置されてもよい。
外部弾性部材140は、外部導体120の外部弾性部材支持部122に支持される支持部145と、支持部145から半導体デバイスDに向かって延びた延長部143と、半導体デバイスDを接触加圧可能な接触部141と、を備える。
支持部145は、外部弾性部材140の上方への離脱が防止されるように、外部導体120の外周面を圧着するとよい。支持部145は、相対的に弾性コイルが密な領域、延長部143は相対的に弾性コイルが疎な領域、接触部141は再び相対的に密な領域、になっている。すなわち、支持部145、延長部143及び接触部141は、弾性コイルがそれぞれ密な領域、疎な領域、密な領域であるとよい。
外部弾性部材150は、外部導体120の外部弾性部材支持部123に支持される支持部155と、支持部155からテスターTに向かって延びた延長部153と、テスターTに接触加圧可能な接触部151と、を備える。
支持部155は、外部弾性部材150の下方への離脱が防止されるように、外部導体120の外周面を圧着するとよい。支持部155は、相対的に弾性コイルが密な領域、延長部153は相対的に弾性コイルが疎な領域、接触部151は再び相対的に密な領域になっている。すなわち、支持部155、延長部153及び接触部151は、弾性コイルがそれぞれ密な領域、疎な領域、密な領域であるとよい。
本発明の第7実施例に係る同軸プローブ100bは、図に示すように、内部導体110b、外部導体120、誘電体180、及び少なくとも一つの外部弾性部材140,150を備える。
内部導体110bは、上部コンタクト111及び第1内部弾性部材115aを収容する第1バレル118と、下部コンタクト113及び第2内部弾性部材115bを収容し、且つ第1バレル118に電気的に連結された第2バレル118と、を備える。
第1内部弾性部材115aは、上部コンタクト111を半導体デバイス(図1のD)に向かって付勢する。
第2内部弾性部材115bは、下部コンタクト113をテスター(図1のT)に向かって付勢する。
第1バレル118及び第2バレル119は、図2に示すように、互いに電気的に接触する接触部118a,119aを有する。
外部導体120及び外部弾性部材140,150は、上述した第6実施例のそれら120,140,150と同一である。
第6実施例の内部導体110aに含まれた内部弾性部材115、及び内部導体110aにさらに含まれてもよいバレル(図示せず)はそれぞれ単一体(one−piece)であるのに対し、この第7実施例では、バレル118,119及び内部弾性部材115a,115bが相対的に短い長さの2個となっている。これにより、製造コストを節減できる。
さらにいうと、長さが相対的に短いバレル118,119及び弾性部材115a,115bにすると、その分製造コストが低減するため、同一の電気的特性及び効果を得ながらも製造コストを節減することが可能である。
上記の同軸プローブ100bの製造方法を簡略に説明すると、まず、内部導体110b、外部導体120、誘電体180、及び外部弾性部材140,150を用意する。
内部導体110bは、第1バレル118内に第1内部弾性部材115aと上部コンタクト111を順に挿入した後、第1バレル118の両端を内側に折り曲げて上部係止部118bを形成することによって、組み立てるとよい。同様に、第2バレル119内にも、第2内部弾性部材115bと下部コンタクト113を順に挿入した後、第2バレル119の両端を内側に折り曲げて下部係止部119bを形成することによって、組み立てるとよい。
次に、誘電体180に形成された収容孔を上部コンタクト111又は下部コンタクト113のチップ部111a,113aが挿通するように、用意した内部導体110bを誘電体180の内部に挿入する。
この時、収容孔に挿通された内部導体110bのチップ部111a,113aが誘電体180の内部から露出されるようにして内部導体110bを挿入する。
挿入された内部導体110bは、第1、2バレル118,119が誘電体180に係止されることで、内部導体110bを挿入する挿入方向へと外部離脱しない。
その後、誘電体180を外部導体120の内部に挿入する。
ここで、誘電体180を外部導体120にまず挿入した後、内部導体110bを誘電体180の内部に挿入しても構わない。
続いて、外部弾性部材140,150を外部導体120の両端外周面にそれぞれ嵌める。
これで、内部導体110bと外部導体120との間に誘電体180が設けられた同軸プローブ100bが簡単に組み立てられる。
このように、内部導体110b、外部導体120、誘電体180、外部弾性部材140,150を個別に用意して組み立てるだけで同軸プローブ100bが製造できるため、生産性を格段に向上させることができる。
一方、本発明の第8実施例に係る同軸プローブ100cは、図に示すように、内部導体110b、誘電体180、及び少なくとも一つの伝導性弾性部材190を備える。
内部導体110b及び誘電体180は、上述した第7実施例のそれら110b,180と同一である。
この第8実施例では、第6、7実施例の構成要素である外部導体120と外部弾性部材140,150に代えて伝導性弾性部材190が誘電体180の外周面に嵌めつけられる。
伝導性弾性部材190は、半導体デバイスD及びテスターTを遠ざかる方向に付勢し、且つ内部導体110bを取り囲みつつ接地される。
ここで、伝導性弾性部材190は、誘電体180に支持される支持部193、及び半導体デバイスDを接触加圧可能な接触部191を備える。
支持部193は、伝導性弾性部材190の離脱が防止されるように、誘電体180の外周面を圧着するとよい。支持部193は、相対的に弾性コイルが疎な領域であり、接触部191は、相対的に弾性コイルが密な領域であってよい。
接続部191は、テスターTの接地端子T2に接続される。これにより、内部導体110b上の高周波電気信号を遮蔽し、周囲の高周波信号による信号干渉を最小化できる。
ここで、接続部191は、接地端子T2に直接接触せず、同軸プローブ100cが収容される金属ブロック(図示せず)のような接地媒体に直接又は間接的に接触してもよい。場合によっては、接地ワイヤーのような接地媒体に直接又は間接的に接触してもよい。言い換えれば、接触部191は、伝導性弾性部材190の接地信号が通電できればいかなる形態で接地媒体に接触してもよい。
伝導性弾性部材190はコイルバネであってよい。場合によって、伝導性弾性部材190は、板バネ又は導電性ラバーであってもよいが、これらに限定されず、付勢力の印加及び接地が可能であれば、いかなる形状及び材質のものであってもよい。
伝導性弾性部材190は、Al、Cu、Be、Niなどの導電性金属の単一金属又はその合金で作られるとよい。場合によって、伝導性弾性部材190は、シリコンラバーのような絶縁性材質のボディー内部に導電性金属粒子が電気信号を伝達可能に配列された導電性ラバーで作られてもよい。
図示してはいないが、誘電体180は、第6、7実施例の外部導体120と同一又は類似の形態を有する誘電体ボディー(図示せず)と、該誘電体ボディーに形成された、伝導性弾性部材190を支持するための伝導性弾性部材支持部(図示せず)と、を備える。
伝導性弾性部材支持部は、第6、7実施例の外部弾性部材支持部122,123と同様に、誘電体ボディー180から半径方向に拡張された係止突部であってよい。
そのため、伝導性弾性部材190は、複数個が設けられ、第6、7実施例の外部弾性部材140,150と同様に、誘電体180の外周面の両端にそれぞれ配置されてもよく、必要によって、いずれか一方の伝導性弾性部材のみが誘電体180の外周面の一端に配置されてもよい。
このように、この第8実施例の同軸プローブ100cは、第6、7実施例における外部導体120及び外部弾性部材140,150の両方が伝導性弾性部材190のみに取り替えられているため、同軸プローブ100cの組立性及び生産性を向上させることができる。
一方、以上の実施例は例示的なものに過ぎず、当該技術の分野における通常を知識を有する者にとっては、それらの実施例から様々な変形及び均等な他の実施例が可能である。
したがって、本発明の真の技術的保護範囲は、添付の特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想により定められるべきであろう。
本発明は、半導体製造工程において不良の検査に利用可能である。

Claims (12)

  1. 半導体デバイスに接触可能な上部コンタクトと、前記半導体デバイスをテストするためのテスターに接触可能な下部コンタクトと、前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトが互いに遠ざかるように前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトの少なくとも一方を付勢する内部弾性部材と、を有する内部導体と、
    前記内部導体を取り囲む筒状体からなり所定の接地媒体に直接又は間接的に接触する外部導体と、
    前記内部導体と前記外部導体との間に所定のエアーギャップが存在するように前記内部導体と前記外部導体との間の両端にそれぞれ挿入される複数のギャップ部材と、
    前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方に前記外部導体よりも先に直接接触して前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方を前記外部導体から遠ざかる方向に付勢するように前記外部導体の外周面に嵌められ圧着されたコイルバネよりなる少なくとも一つの外部弾性部材と、
    を備えることを特徴とする同軸プローブ。
  2. 前記内部弾性部材は、
    前記上部コンタクトを前記半導体デバイスに向かって付勢する第1内部弾性部材と、
    前記下部コンタクトを前記テスターに向かって付勢する第2内部弾性部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の同軸プローブ。
  3. 前記内部導体は、
    前記上部コンタクト及び前記第1内部弾性部材を収容する第1バレルと、
    前記下部コンタクト及び前記第2内部弾性部材を収容し、且つ前記第1バレルに電気的に連結された第2バレルと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の同軸プローブ。
  4. 前記第1バレルと前記第2バレルとが互いに電気的接触すると共に前記所定のエアーギャップが維持されるように前記第1バレルと前記第2バレルとの接触部位を取り囲み、且つ前記外部導体の内周面に設けられたギャップ維持部材をさらに備えることを特徴とする請求項3に記載の同軸プローブ。
  5. 前記内部導体は、
    前記上部コンタクト、前記下部コンタクト及び前記内部弾性部材を収容するバレルをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の同軸プローブ。
  6. 前記複数のギャップ部材は、それぞれ、
    前記内部導体が前記外部導体から離脱することを防止するように離脱防止部を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の同軸プローブ。
  7. 前記外部導体の外面には、外部弾性部材が結合されるねじ溝形態の締結部がさらに設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の同軸プローブ。
  8. 半導体デバイスに接触可能な上部コンタクトと、前記半導体デバイスをテストするためのテスターに接触可能な下部コンタクトと、前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトが互いに遠ざかるように前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトの少なくとも一方を付勢する内部弾性部材と、を有する内部導体と、
    前記内部導体を取り囲む筒状体からなり所定の接地媒体に直接又は間接的に接触する外部導体と、
    前記内部導体と前記外部導体との間に配置された誘電体と、
    前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方に前記外部導体よりも先に直接接触して前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方を前記外部導体から遠ざかる方向に付勢するように前記外部導体の外周面に嵌められ圧着されたコイルバネよりなる少なくとも一つの外部弾性部材と、
    を備えることを特徴とする同軸プローブ。
  9. 前記外部導体は少なくとも前記誘電体の一部分を取り囲み、前記外部弾性部材は、前記外部導体の両端にそれぞれ配置されることを特徴とする請求項8に記載の同軸プローブ。
  10. 半導体デバイスに接触可能な上部コンタクトと、前記半導体デバイスをテストするためのテスターに接触可能な下部コンタクトと、前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトが互いに遠ざかるように前記上部コンタクト及び前記下部コンタクトの少なくとも一方を付勢する内部弾性部材と、を有する内部導体と、
    前記半導体デバイス及び前記テスターの少なくとも一方に直接接触して前記半導体デバイス及び前記テスターを遠ざかる方向に付勢し、且つ前記内部導体を取り囲みつつ接地される外部導体を兼ねる伝導性弾性部材と、
    前記内部導体と前記伝導性弾性部材との間に配置された誘電体とを備え、
    前記伝導性弾性部材は、全体がコイルバネからなり、中央部分に前記誘電体に支持される支持部を有し、両端部分に前記半導体デバイスと前記テスターとに接触可能な接触部を備え、前記支持部は前記接触部よりもコイルが疎な領域であり、前記接触部は前記支持部よりもコイルが密な領域であるとともに、前記支持部が前記誘電体の外周面に圧着されている、
    ことを特徴とする同軸プローブ。
  11. 前記内部弾性部材は、
    前記上部コンタクトを前記半導体デバイスに向かって付勢する第1内部弾性部材と、
    前記下部コンタクトを前記テスターに向かって付勢する第2内部弾性部材と、を備えることを特徴とする請求項8又は10に記載の同軸プローブ。
  12. 前記内部導体は、
    前記上部コンタクト及び前記第1内部弾性部材を収容する第1バレルと、
    前記下部コンタクト及び前記第2内部弾性部材を収容し、前記第1バレルに電気的に連結された第2バレルと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載の同軸プローブ。
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