JP5930192B2 - 研削装置 - Google Patents

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Description

本発明は、板状ワークを保持するチャックテーブルがターンテーブルの回転により公転可能に構成される研削装置に関する。
チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削装置であって複数のチャックテーブルを有するタイプのものは、ターンテーブルの回転にともない複数のチャックテーブルが公転するように構成されている。チャックテーブルは、ターンテーブルの回転により、チャックテーブルに対する被加工物の搬入及び搬出が行われる領域である搬入出領域と、被加工物の実際の加工が行われる領域である加工領域との間を移動可能となっており、チャックテーブルに保持された被加工物が順次加工領域へと移動して研削される構成となっている。
研削時には研削水が使用され、研削水や研削屑が飛散するため、搬入出領域と加工領域との間には、研削水等の飛散を防止する仕切り板が設けられている。当該仕切り板は、ターンテーブルとともに回転するターンテーブルカバーに装着されており、その上端がチャックテーブルの保持面より高い位置に位置し、ターンテーブルが回転して所定の位置に位置したときに、ターンテーブルを覆っているウォーターケースに設けられた仕切り部とターンテーブルに設けられた仕切り板との位置が一致して上下に連なった状態となり、隣り合う領域間を遮断するように構成されている。また、研削砥石が固着され上下動可能な研削ホイールは、研削時には下降して被加工物に接触するが、ターンテーブルの回転時は上昇して退避することにより、仕切り板との接触を回避している(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2005−153090号公報 特開2000−254857号公報
しかし、ターンテーブルの回転時にウォーターケースの仕切り部が公転する保持テーブルと接触するのを回避すべく、当該仕切り部の下端は、保持テーブルの上面よりも高い位置にある。一方、ウォーターケースの仕切り部とターンテーブルに設けられた仕切り板とで隣り合う領域間を仕切るためには、当該仕切り部と仕切り板との位置が一致したときに、両者の間に上下方向に隙間がない状態としなければならない。したがって、ターンテーブルの仕切り板の上端は、保持テーブルの上面よりも高い位置にある。
一方、保持テーブルに保持された板状ワークの研削中は、板状ワークと研削砥石との接触部に向けて研削水ノズルから研削水を噴出することにより、研削中の板状ワークの温度を一定に保つとともに、研削砥石に付着する研削屑を排除する必要がある。板状ワークの温度管理及び研削砥石からの研削屑の除去を効果的に行うためには、十分な研削水を板状ワークと研削砥石との接触部に向けて噴出する必要があり、そのためには、研削水ノズルの噴出口を、板状ワークに近い位置に配設することが理想的である。
しかしながら、ターンテーブルの仕切り板の上端が保持テーブルの上面よりも高い位置にあるため、研削水ノズルがターンテーブルの回転によって仕切り板に接触しないようにするために、研削水ノズルは、仕切り板の上端よりも高い位置に配設されている。したがって、研削水ノズルを板状ワークに近づけた位置に配設することができないという問題がある。
本発明は、このような事情にかんがみなされたもので、隣り合う搬入出領域と加工領域とが仕切られて構成される研削装置において、板状ワークに対して研削水を噴出する研削水ノズルをより板状ワークに接近した位置に配設できるようにすることを課題とする。
本発明は、回転可能に配設されるターンテーブルと、ターンテーブルに複数配設され板状ワークを保持する保持面を備えたチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する複数の研削手段と、を備える研削装置に関し、ターンテーブルは、回転によって、チャックテーブルに対する板状ワークの搬入出が行われる領域である搬入出領域と、研削手段による該板状ワークの加工が行われる領域である加工領域とにチャックテーブルを位置づける機能を有し、ターンテーブルの上方には搬入出領域と加工領域とを仕切る仕切り手段が配設され、仕切り手段は、上板と側板と開口部を有する下板とに囲まれた収納室を内部に有する箱形状に形成され、収納室に流体を供給する流体供給口を備える上側仕切り部と、開口部を通じて上下動可能な下側仕切り部と、下側仕切り部を上下動作させる上下動手段と、下側仕切り部が、その下方をチャックテーブルが通過するのを許容する最上位位置に位置することを認識する第一の認識部と、下側仕切り部が、その下端がターンテーブルの上面に接触する最下位位置に位置することを認識する第二の認識部と、によって構成され、流体供給口から供給される流体によって開口部と下側仕切り部との隙間から流体を噴出させつつ、上下動手段によって下側仕切り部を上方に移動させて上側仕切り部の収納室に収納して、第一の認識部が下側仕切り部の最上位位置を認識することによってターンテーブルの回転を可能とし、上下動手段によって下側仕切り部を下方に移動させ、下側仕切り部が最下位位置に位置づけられたことを第二の認識部が認識すると、下側仕切り部によって隣り合うチャックテーブルの間が仕切られ、搬入出領域と加工領域とを遮断するように構成される。
本発明は、搬入出領域と加工領域とを仕切る仕切り手段を有しており、仕切り手段には、上側仕切り部に対して上下動する下側仕切り部を備え、下側仕切り部の高さに応じてターンテーブルの回転を制御することができるため、ターンテーブルには仕切り板を設ける必要がない。したがって、ターンテーブルにはチャックテーブルの上面より高さが高い物が存在しないため、研削手段にとって障害となるものがなく、研削を円滑に行うことができるとともに、研削水ノズルの配設位置が制限されることもないため、研削水ノズルの高さ方向の位置をチャックテーブルに吸引保持される板状ワークに近づけることが可能となり、研削加工中の板状ワークの温度を一定に維持することができ、研削砥石に付着する研削屑をより効果的に排出することが可能となる。
また、上側仕切り部の内部から流体を噴出することができるため、上下動作する下側仕切り部に研削屑が付着するのを防止することができる。
研削装置の一例を示す斜視図である。 仕切り手段の一例を示す斜視図である。 仕切り手段において、(a)は下側仕切り部が上昇した状態を示す正面図であり、(b)は下側仕切り部が降下した状態を示す正面図である。 下側仕切り部が上昇した状態を示す側面図である。 下側仕切り部が上昇し、ターンテーブルが回転する状態を示す側面図である。 下側仕切り部が降下し、板状ワークが研削される状態を示す側面図である。
図1に示す研削装置1は、半導体ウェーハ等の板状ワークの面を研削する装置であり、板状ワークWを保持する複数のチャックテーブル2a、2b、2c、2dと、各チャックテーブル2a、2b、2c、2dに保持された板状ワークを研削する第一の研削手段3a、第二の研削手段3bと、研削後の板状ワークを研磨する研磨手段3cとを備えている。各チャックテーブル2a、2b、2c、2dは、回転可能なターンテーブル2によって公転及び自転可能に支持されている。
研削装置1の前部側には、研削前の板状ワークが収容される第一のカセット4aと、研削後の板状ワークが収容される第二のカセット4bとが載置されている。また、第一のカセット4a及び第二のカセット4bは、装置後部側に向けて開口しており、その開口部分に対面する位置には、第一のカセット4aから板状ワークを取り出すとともに第二のカセット4bに板状ワークを収容する搬送ロボット4が配設されている。
搬送ロボット4は、板状ワークを保持する保持部40と、保持部40を移動させるアーム部41とから構成されており、保持部40の可動範囲には、研削前の板状ワークを一定の位置に位置合わせする位置あわせ手段5と、研削後の板状ワークを洗浄する洗浄手段6とが配設されている。
位置あわせ手段5は、板状ワークが載置されるテーブル50と、円弧状に配置され径方向に移動可能な複数の突起51とから構成されている。
洗浄手段6は、板状ワークを保持して回転可能なスピンナーテーブル60と、スピンナーテーブル60に保持された板状ワークに洗浄水や高圧エアを噴出する図示しないノズルとを備えている。
位置合わせ手段4の近傍には、位置合わせされた板状ワークWをいずれかのチャックテーブルに搬送する第一の搬送手段7aが配設されている。また、洗浄手段6の近傍には、研削後の板状ワークを洗浄手段6に搬送する第二の搬送手段7bが配設されている。
ターンテーブル2は、その回転により、チャックテーブル2a〜2dを、チャックテーブル2a〜2dに対する板状ワークの搬入出が行われる領域である搬入出領域Aと、第一の研削手段3a又は第二の研削手段3bによる研削加工又は研磨手段3cによる研磨加工が行われる領域である加工領域Bとに位置づけることができる。
各チャックテーブル2a〜2dの上面は、板状ワークを保持する保持面20となっており、保持面20に作用する吸引力によって板状ワークを吸引保持することができる。
第一の研削手段3a及び第二の研削手段3bは、研削砥石の種類以外については同様に構成されるため、研削砥石以外については共通の符号を付して説明する。第一の研削手段3a及び第二の研削手段3bは、鉛直方向の軸心を有するスピンドル30と、スピンドル30を支持する支持部31と、スピンドル30の下端に形成されたマウントに固定された研削ホイール32と、スピンドル30を回転させるモータ33とを備えている。第一の研削手段3aの研削ホイール32の下面には粗研削砥石320が固着されており、第二の研削手段3bの研削ホイール32の下面には仕上げ研削砥石321が固着されている。
研磨手段3cは、研磨パッド34を備えている。研磨パッド34以外については、第一の研削手段3a及び第二の研削手段3bと同様に、鉛直方向の軸心を有するスピンドル30と、スピンドル30を支持する支持部31と、スピンドル30を回転させるモータ33とを備えており、スピンドル30の下端に形成されたマウントに研磨パッド34が固定されている。
第一の研削手段3a及び第二の研削手段3bは、第一の研削送り手段8a及び第二の研削送り手段8bによってそれぞれが鉛直方向に研削送りされる構成となっている。第一の研削送り手段8a及び第二の研削送り手段8bは同様に構成されるため、共通の符号を付して説明する。第一の研削送り手段8a及び第二の研削送り手段8bは、鉛直方向にのびるボールネジ80と、ボールネジ80と平行に配設された一対のガイドレール81と、ボールネジ80の一端に連結されたモータ82と、ボールネジ80に螺合するナットを内部に有するとともに側部がガイドレール81に摺接する昇降板83とから構成され、モータ82によって駆動されてボールネジ80が回動するのにともない、昇降板83がガイドレール81にガイドされて昇降し、昇降板83に固定された支持部81も昇降し、第一の研削手段3a及び第二の研削手段3bが昇降する構成となっている。
第一の研削手段3aは、各砥石と被加工物との接触部位に研削水を噴出する研削水ノズル35を備えている。また、図示はしていないが、第二の研削手段3bにも、同様の機能を有する研削水ノズルが配設されている。
研磨手段3cは、研磨送り手段9によって鉛直方向及び水平方向に移動可能となっている。研磨送り手段9は、鉛直方向にのびるボールネジ90と、ボールネジ90と平行に配設された一対のガイドレール91と、ボールネジ90の一端に連結されたモータ92と、ボールネジ90に螺合するナットを内部に有するとともに側部がガイドレール91に摺接する昇降板93とを備え、モータ92によって駆動されてボールネジ90が回動するのにともない、昇降板93がガイドレール91にガイドされて昇降し、昇降板93に固定された支持部31も昇降し、研磨手段3cが昇降する構成となっている。また、研磨送り手段9は、水平方向にのびるボールネジ94と、ボールネジ94と平行に配設された一対のガイドレール95と、ボールネジ94の一端に連結されたモータ96と、ボールネジ94に螺合するナットを内部に有するとともに側部がガイドレール95に摺接する移動板97とを備え、モータ96によって駆動されてボールネジ94が回動するのにともない、移動板97がガイドレール95にガイドされて水平移動し、移動板97に対して昇降可能な支持部31も水平移動して研磨手段3cが水平移動する構成となっている。
ターンテーブル2の上方には、搬入出領域Aと加工領域Bとを仕切る仕切り手段10が配設されている。また、加工領域Bは、研削屑や研削水の飛散を防ぐカバー15によって上方から覆われている。図2に示すように、仕切り手段10は、箱形状に形成された上側仕切り部11と、上側仕切り部11に対して上下方向に昇降可能な下側仕切り部12とを備えている。
上側仕切り部11は、上板110と、側板111と、開口部112aを有する下板112とによって囲まれた収納室113を内部に備えており、収納室113には、下側仕切り部12を上下動作させる上下動手段13を備えている。下側仕切り部12は、上下動手段13によって駆動され、開口部112aを通じて上下動することができる。
上下動手段13は、図示の例では左右対称に配設された2組のシリンダ130及びとピストン131によって構成され、シリンダ130は収納室113に固定され、ピストン131の先端は下側仕切り部12の上端に固定されている。
収納室113には、下側仕切り部12の位置を検出するセンサ14が配設されている。センサ14は、下側仕切り部12が最上位位置に位置することを認識する第一の認識部140と、下側仕切り部が最下位位置に位置することを認識する第二の認識部141とから構成されている。ここで、下側仕切り部12における最上位位置とは、図3(a)に示すように、下側仕切り部12が上昇し収納室113に収納されたときの位置であり、下側仕切り部12の下方をチャックテーブル2a〜2dが通過するのを許容する位置のことである。一方、下側仕切り部12における最下位位置とは、図3(b)に示すように、下側仕切り部12が降下したときの位置であり、下側仕切り部の下端がターンテーブルの上面に接触するときの位置のことである。下側仕切り部12の上部には、第一の認識部140及び第二の認識部141によって検出される被検出部120が固定されている。
上側仕切り部11の上部には、収納室113に流体を供給する流体供給口114を備えている。流体供給口114に供給された水やエア等の流体は、収納室113において下方に向けて噴出される。
以上のように構成される研削装置1の各部位は、図1に示す制御部200によってその動作が制御される。
図1に示した研削装置1では、第一のカセット4aから搬送ロボット4によって研削前の板状ワークが取り出され、位置合わせ手段5に搬送される。そして、板状ワークが一定の位置に位置合わせされた後、第一の搬送手段7aによって、搬入出領域Aに位置するチャックテーブル2aに搬送され、板状ワークが保持面20に保持される。
次に、ターンテーブル2が矢印C方向に回転することにより、チャックテーブル2aに保持された板状ワークを加工領域Bにおける第一の研削手段3aの下方に移動させる。そのためには、仕切り手段10の下方をチャックテーブル2a及び板状ワークが通過できるようにしなければならないため、ターンテーブル2の回転前に、制御部200による制御の下で、図4に示すように、下側仕切り部12を上昇させ、下側仕切り部12の下端を板状ワークWの上面W1よりも高い位置に位置させる。具体的には、上下動手段13のピストン131が上昇することにより下側仕切り部12が上方に移動して収納室113に収納される。このとき、流体供給口114から供給される流体、例えばエアを用い、図2に示した開口部112aと下側仕切り部12との隙間からエアを下方に噴出することにより、それ以前の研削によって下側仕切り部12に付着している研削屑や研削水を除去し、研削屑や研削水が収納室113に侵入しないようにする。エアは、常に噴出させておいてもよい。
なお、下側仕切り部12の上昇時は、基本的には2つのピストン131が同時に同方向に動作するが、仮に片方のピストンのみが動いたとしても、それを検知するセンサを設け、検知結果に応じて他方のピストンが追従して同方向に動くように制御部200が制御を行うことができる。
こうして下側仕切り部12が上昇し、図2及び図3に示した第一の認識部140が、下側仕切り部12が最上位位置に位置することを認識すると、制御部200は、ターンテーブル2を矢印C方向に回転させる。
図5に示すように、ターンテーブル2の回転中は、チャックテーブル2aが仕切り手段10の下方を通過する。このとき、下側仕切り部12が最上位位置にあることで、下側仕切り部12の下端が板状ワークWの上面W1よりも上方に位置するため、チャックテーブル2a及び板状ワークWが仕切り手段10に接触しない。
ターンテーブル2の矢印C方向の回転により、図6に示すように、チャックテーブル2aに保持された板状ワークWが第一の研削手段3aの下方に移動すると、制御部200による制御の下で、上下動手段13は、下側仕切り部12を降下させる。そして、下側仕切り部12が最下位位置に位置することを第二の認識部141が認識すると、隣り合うチャックテーブル2a、2d間、すなわち、搬入出領域Aと加工領域Bとが遮断される。
搬入出領域Aと加工領域Bとが遮断されると、図6に示すように、チャックテーブル2aが回転するとともに、第一の研削送り手段8aが第一の研削手段3aを降下させ、回転する研削ホイール32の粗研削砥石320が板状ワークWの上面W1に接触して研削が行われる。
研削中は、粗研削砥石320と板状ワークWとの接触部分に対して研削水ノズル35から研削水35aが噴出されるが、カバー15及び仕切り手段10によって、研削水及び研削屑が搬入出領域Aに飛散するのを防ぐことができる。また、下側仕切り部12が上下方向に開閉する構成としたことにより、この研削水ノズル35について、従来のように仕切り板の上端より高い位置に配設されていなければならないという制約がなくなる。したがって、粗研削砥石320と板状ワークWとの接触部分により近い位置に研削水ノズル35を配設することができるため、研削中の板状ワークWの温度を一定に保つとともに、粗研削砥石320に付着する研削屑を効果的に排除することがある。第二の研削手段3bに配設される研削水ノズルについても同様である。
粗研削終了後は、ターンテーブル2が矢印C方向に回転し、第二の研削手段3bが第二の研削送り手段8bによって研削送りされ、粗研削された板状ワークWの上面W1が仕上げ研削される。そして、さらにターンテーブル2が矢印C方向に回転し、研磨手段3cによって板状ワークWの上面W1が研磨される。研磨時は、研磨送り手段9によって研磨手段3cが鉛直方向及び水平方向に研磨送りされる。
研磨終了後は、第二の搬送手段7bによって研磨された板状ワークWが洗浄手段6に搬送され、洗浄及び乾燥される。そして、搬送ロボット4によって板状ワークWが第二のカセット4bに収容される。
第二の搬送手段7bによって板状ワークWがチャックテーブル2aから搬送されると、ターンテーブル2が矢印C方向に回転し、チャックテーブル2aが搬入出領域Aに戻る。この際も、搬入出領域Aから加工領域Bに移動した場合と同様に、仕切り手段10の下側仕切り部12を上昇させ、チャックテーブル2aが通過できるようにする。
以上のように、研削装置1では、搬入出領域Aと加工領域Bとを仕切る仕切り手段10を有しており、仕切り手段10には、上側仕切り部11に対して上下動する下側仕切り部12を備え、下側仕切り部12の高さに応じてターンテーブル2の回転を制御することができるため、ターンテーブル2には仕切り板を設ける必要がない。したがって、ターンテーブル2にはチャックテーブル2a、2b、2c、2dの保持面20より高さが高い物が存在しないため、第一、第二の研削手段3a、3b及び研磨手段3cにとって障害となるものがなく、研削及び研磨を円滑に行うことができる。また、研削水ノズル35の配設位置が制限されることもないため、研削水ノズル35の高さ方向の位置を各チャックテーブルに吸引保持される板状ワークに近づけることが可能となり、研削加工中の板状ワークの温度を一定に維持することができ、研削砥石に付着する研削屑をより効果的に排出することが可能となる。また、上側仕切り部11の内部から流体を吹き出すことができるため、上下動作する下側仕切り部12に研削屑が付着するのを防止することができる。
1:研削装置
A:搬入出領域 B:加工領域
2:ターンテーブル
2a、2b、2c、2d:チャックテーブル 20:保持面
3a:第一の研削手段 3b:第二の研削手段 3c:研磨手段
30:スピンドル 31:支持部
32:研削ホイール 320:粗研削砥石 321:仕上げ研削砥石
33:モータ 34:研磨パッド 35:研削水ノズル
4a:第一のカセット、4b:第二のカセット
4:搬送ロボット
40:保持部 41:アーム部
5:位置合わせ手段 50:テーブル 51:突起
6:洗浄手段
7a:第一の搬送手段 7b:第二の搬送手段
8a:第一の研削送り手段 8b:第二の研削送り手段
80:ボールネジ 81:ガイドレール 82:モータ 83:昇降板
9:研磨送り手段
90:ボールネジ 91:ガイドレール 92:モータ 93:昇降板
94:ボールネジ 95:ガイドレール 96:モータ 97:移動板
10:仕切り手段
11:上側仕切り部
110:上板 111:側板 112:下板 112a:開口部 113:収納室
114:流体供給口
12:下側仕切り部
13:上下動手段 130:シリンダ 131:ピストン
14:センサ 140:第一の認識部 141:第二の認識部
15:カバー

Claims (1)

  1. 回転可能に配設されるターンテーブルと、該ターンテーブルに複数配設され板状ワークを保持する保持面を備えたチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する複数の研削手段と、を備える研削装置において、
    該ターンテーブルは、回転によって、該チャックテーブルに対する板状ワークの搬入出が行われる領域である搬入出領域と、該研削手段による該板状ワークの加工が行われる領域である加工領域とに該チャックテーブルを位置づける機能を有し、
    該ターンテーブルの上方には該搬入出領域と該加工領域とを仕切る仕切り手段が配設され、
    該仕切り手段は、
    上板と側板と開口部を有する下板とに囲まれた収納室を内部に有する箱形状に形成され、該収納室に流体を供給する流体供給口を備える上側仕切り部と、
    該開口部を通じて上下動可能な下側仕切り部と、該下側仕切り部を上下動作させる上下動手段と、
    該下側仕切り部が、その下方を該チャックテーブルが通過するのを許容する最上位位置に位置することを認識する第一の認識部と、
    該下側仕切り部が、その下端が該ターンテーブルの上面に接触する最下位位置に位置することを認識する第二の認識部と、
    によって構成され、
    該流体供給口から供給される流体によって該開口部と該下側仕切り部との隙間から該流体を噴出させつつ、該上下動手段によって該下側仕切り部を上方に移動させて該上側仕切り部の該収納室に収納して、該第一の認識部が該下側仕切り部の最上位位置を認識することによって該ターンテーブルの回転を可能とし、
    該上下動手段によって該下側仕切り部を下方に移動させ、該下側仕切り部が最下位位置に位置づけられたことを該第二の認識部が認識すると、該下側仕切り部によって隣り合うチャックテーブルの間が仕切られ、該搬入出領域と該加工領域とを遮断する
    研削装置。
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