JP6545518B2 - ウエーハの乾燥方法及び加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ウエーハの乾燥方法及び加工装置に関する。
半導体ウエーハの研削及び研磨を1つの装置内で完了できる装置として開発された加工装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に示された加工装置では、乾式の研磨手段を研削後のウエーハの上面に押圧する方法が選択できる。この場合、研削時にウエーハの上面に着いた研削液を研磨前に除去し、ウエーハの上面を乾燥させる必要がある(研削液が残っていると、研磨後のウエーハに黒いシミが残ったり研磨ができない箇所が発生したりする)。そこで、チャックテーブルを回転させながらウエーハの上面と平行に円弧状の軌跡を描くエアー噴射ノズルを使って、ウエーハの上面を乾燥させている。
特開2005−153090号公報
しかしながら、特許文献1に示された加工装置では、チャックテーブルを非常に高速で回転させると、乾燥は促進されるが、研削液が大きく飛散して乾式の研磨手段に付着してしまう恐れがある。そのため、チャックテーブルの回転数は300rpm程度が限度であり、エアー噴射ノズルからの噴射も強力にできない。そうした制限下で乾燥を実施すると、なかなか研削液を除去できないため、何度もエアー噴射ノズルを往復させ、時間を掛けて乾燥していた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、その目的は、乾燥までの所要時間を抑制しながらもウエーハを乾燥させることができるウエーハの乾燥方法及び加工装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のウエーハの乾燥方法は、ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハに研削液を供給しながら研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持され研削されたウエーハを乾式研磨する研磨パッドが装着されているとともに研磨領域に設けられた乾式研磨手段と、該ウエーハにエアーを噴射して付着した該研削液を除去するとともに該研磨領域に設けられたエアー噴射ノズルと、を備える加工装置を用い、乾式研磨加工の前にウエーハに付着した研削液を除去して乾燥するウエーハの乾燥方法であって、研削後のウエーハを保持したチャックテーブルを、該エアー噴射ノズル及び該乾式研磨手段が配設される研磨領域に位置付ける位置付けステップと、該位置付けステップを実施した後、該研磨領域の該チャックテーブルを回転させるとともに、エアーを噴射しながら該エアー噴射ノズルを保持面に沿って径方向に移動させ、ウエーハに付着した該研削液を除去する乾燥ステップと、を備え、該乾燥ステップでは、該エアー噴射ノズルが該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って往復移動され、該チャックテーブルの回転数が、該エアー噴射ノズルの位置がウエーハの中心付近に位置付けられている時は100rpm以下、ウエーハの外周付近に位置付けられている時は300rpm以上800rpm以下に制御され、飛散した該研削液が研磨パッドへ付着することを防ぐとともに、ウエーハの中心付近からウエーハの外周付近へ該エアー噴射ノズルの位置を移動させるに伴い、該チャックテーブルの回転数を徐々に増加させていくことを特徴とする。
また、上記ウエーハの乾燥方法は、該乾燥ステップでは、該エアー噴射ノズルが該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って1往復移動されても良い。
本発明の加工装置は、ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハに研削液を供給しながら研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持され研削されたウエーハを乾式研磨する研磨パッドが装着されているとともに研磨領域に設けられた乾式研磨手段と、該ウエーハにエアーを噴射して付着した該研削液を除去するとともに該研磨領域に設けられたエアー噴射ノズルと、各構成要素を制御する制御手段と、を備える加工装置であって、該制御手段は、該エアーを噴射しながら該エアー噴射ノズルを保持面に沿って径方向に移動させウエーハから研削液を除去する際、該研磨領域の該チャックテーブルを回転させるとともに、該エアー噴射ノズルを該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って往復移動させ、該チャックテーブルの回転数を、該エアー噴射ノズルの位置がウエーハの中心付近に位置付けられている時は100rpm以下、ウエーハの外周付近に位置付けられている時は300rpm以上800rpm以下に制御し、ウエーハの中心付近からウエーハの外周付近へ該エアー噴射ノズルの位置を移動させるに伴い、該チャックテーブルの回転数を徐々に増加させていくことを特徴とする。
また、上記加工装置は、該制御手段が、該エアーを噴射しながら該エアー噴射ノズルを保持面に沿って径方向に移動させウエーハから研削液を除去する際、該エアー噴射ノズルを該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って1往復移動させても良い。
そこで、本願発明は、乾燥までの所要時間を抑制しながらもウエーハを乾燥させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る加工装置の一例としての研削研磨装置の概略構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップを示す研削研磨装置の断面図である。 図3は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の研削ステップ、研磨ステップを示す研削研磨装置の断面図である。 図4は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップを示す平面図である。 図5は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップを示す他の平面図である。 図6は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップのエアー噴射ノズルの位置とチャックテーブルの回転数との関係を示す図である。 図7は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法のフローの一例を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
本発明の実施形態に係るウエーハの乾燥方法及び加工装置を図面に基いて説明する。図1は、実施形態に係る加工装置の一例としての研削研磨装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップを示す研削研磨装置の断面図である。図3は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の研削ステップ、研磨ステップを示す研削研磨装置の断面図である。図4は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップを示す平面図である。図5は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップを示す他の平面図である。図6は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法の乾燥ステップのエアー噴射ノズルの位置とチャックテーブルの回転数との関係を示す図である。図7は、実施形態に係るウエーハの乾燥方法のフローの一例を示す図である。
本実施形態に係るウエーハの乾燥方法(以下、単に乾燥方法と記す)は、図1に示される加工装置としての研削研磨装置1を用いる方法である。研削研磨装置1は、複数のウエーハWを同時に研削及び研磨(加工に相当する)する装置である。ここで、加工対象としてのウエーハWは、本実施形態では、シリコン、サファイア、窒化ガリウム(GaN)などを母材とする円板状の半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。ウエーハWは、例えば、表面WS(図2などに示す)に格子状に形成されたストリートと呼ばれる分割予定ラインによって複数の領域が区画され、これらの区画された領域にデバイスが形成されている。ウエーハWは、表面WSが図示しない支持部材に貼着されて、表面WSの裏側の裏面WR(図2などに示す)が研削及び研磨される。
研削研磨装置1は、図1に示すように、ウエーハWを保持する保持面10aを有する複数のチャックテーブル10と、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを粗研削する粗研削手段20a(研削手段に相当)と、チャックテーブル10に保持されたウエーハWを仕上げ研削する仕上げ研削手段20b(研削手段に相当)と、チャックテーブル10に保持され仕上げ研削されたウエーハWを乾式研磨する乾式研磨手段20c(乾式研磨手段に相当)と、洗浄ユニット30などを備える。また、研削研磨装置1は、図1に示すように、搬送ロボット50と、仮置きユニット60と、2つの搬送ユニット70と、ターンテーブル80と、エアー噴射手段90(図2などに示す)と、制御手段100などを備える。
搬送ロボット50は、加工前のウエーハWを未加工物収容カセット110a内から取り出して仮置きユニット60上に供給するとともに、加工後のウエーハWを洗浄ユニット30から加工済み物収容カセット110bに収容するものである。実施形態では、搬送ロボット50は、ウエーハWを保持するピック部51を、X軸方向、Z軸方向に移動可能とする関節と、Z軸回りに回転させる回転関節を複数備えたロボットアームで構成されている。未加工物収容カセット110a及び加工済み物収容カセット110bは、同一の構成であり、研削研磨装置1の装置本体2の所定位置に設置されて、ウエーハWを複数収容する。
仮置きユニット60は、搬送ロボット50により加工前のウエーハWが載置される。一方の搬送ユニット70は、装置本体2に対してZ軸周りに回動することで、仮置きユニット60上の加工前のウエーハWを搬出入領域Aのチャックテーブル10上に載置する。他方の搬送ユニット70は、装置本体2に対してZ軸周りに回動することで、搬出入領域Aのチャックテーブル10上の加工後のウエーハWを洗浄ユニット30に搬送する。搬出入領域Aのチャックテーブル10上に載置されたウエーハWは、粗研削手段20aによる粗研削と、仕上げ研削手段20bによる仕上げ研削と、乾式研磨手段20cによる乾式研磨された後、他方の搬送ユニット70により洗浄ユニット30に搬送され、洗浄ユニット30により洗浄された後、搬送ロボット50により加工済み物収容カセット110bに収容される。
ターンテーブル80は、装置本体2の上面に設けられた円盤状のテーブルであり、Z軸回りに回転可能に設けられ、適宜タイミングで回転駆動される。チャックテーブル10は、ターンテーブル80上に複数設けられている。本実施形態では、チャックテーブル10は、ターンテーブル80上に四つ設けられ、例えば、90度の角度毎に等間隔に配置されている。
チャックテーブル10は、保持面10a上にウエーハWの支持部材が載置されて、保持面10a上に載置されたウエーハWを保持面10aで吸引保持するものである。チャックテーブル10は、保持面10aを構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、保持面10aに載置されたウエーハWを支持部材を介して吸引することで保持する。チャックテーブル10は、ターンテーブル80が回転することにより移動可能に設けられている。チャックテーブル10は、回転駆動手段11(図4及び図5に示す)により吸引保持したウエーハWを保持面10aに直交するとともに保持面10aの中心を通る回転軸P(図2に一点鎖線で示す)周りに回転可能である。回転駆動手段11は、5rpm〜400rpm程度の回転数でチャックテーブル10を回転軸P周りに回転可能である。なお、チャックテーブル10は、最も搬送ユニット70寄りの搬出入領域AでウエーハWが搬出入される。ターンテーブル80が回転することで、搬出入領域A、粗研削領域B、仕上げ研削領域C、研磨領域Dと、搬出入領域Aとに順に移動される。
粗研削手段20aは、粗研削領域Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持された研削前のウエーハWの裏面WRを粗研削して、ウエーハWを薄化するためのものである。仕上げ研削手段20bは、仕上げ研削領域Cに位置付けられたチャックテーブル10に保持されて粗研削されたウエーハWの裏面WRを仕上げ研削して、ウエーハWを薄化するためのものである。
また、粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bは、加工送り手段21により加工送りされる。加工送り手段21は、粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bをZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持されたウエーハWに近づけて、粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bを加工送りする。また、加工送り手段21は、粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bをZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持されたウエーハWから遠ざけて、粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bをウエーハWから離間させる。
粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bは、チャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削液を供給する図示しない研削液供給手段と、Z軸回りに高速回転する研削ホイール22とを備えている。研削ホイール22は、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てられて、ウエーハWの裏面WRを研削する研削砥石23(図2及び図3に示す)を複数備えている。
粗研削手段20a及び仕上げ研削手段20bは、研削ホイール22をZ軸回りにチャックテーブル10と同方向に回転させながら研削ホイール22の内周又は外周から加工点に向けて研削液を供給する研削液供給手段で研削液を供給しながら、加工送り手段21により加工送りされて、研削砥石23をチャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てることで、ウエーハWを研削する。
乾式研磨手段20cは、研磨領域Dに位置付けられたチャックテーブル10に保持された仕上げ研削後のウエーハWの裏面WRを加工液を供給することなく乾式研磨するためのものである。即ち、乾式研磨手段20cは、研磨領域Dに配設される。乾式研磨手段20cは、加工送り手段21cにより加工送りされる。加工送り手段21cは、乾式研磨手段20cをZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持されたウエーハWに近づけて、乾式研磨手段20cを加工送りする。また、加工送り手段21cは、乾式研磨手段20cをZ軸方向に沿ってチャックテーブル10に保持されたウエーハWから遠ざけて、乾式研磨手段20cをウエーハWから離間させる。
乾式研磨手段20cは、Z軸回りに高速回転する乾式研磨ホイール22cを備えている。乾式研磨ホイール22cは、チャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てられて、ウエーハWの裏面WRを乾式研磨する乾式研磨パッド23c(図2及び図3に示し、研摩パッドに相当する)が装着される。乾式研磨手段20cは、乾式研磨ホイール22cをZ軸回りにチャックテーブル10と同方向に回転させながら加工送り手段21cにより加工送りされて、乾式研磨パッド23cをチャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WRに押し当てることで、ウエーハWの裏面WRを乾式研磨する。
洗浄ユニット30は、研削手段20a,20bで研削され、乾式研磨手段20cで乾式研磨されたウエーハWの裏面WRを洗浄するものである。洗浄ユニット30は、搬送ユニット70により研削、乾式研磨されたウエーハWが載置されて吸引保持しかつZ軸回りに回転するスピンナテーブルと、スピンナテーブル上のウエーハWに洗浄液を滴下する図示しない洗浄液供給手段を備えている。洗浄ユニット30は、ウエーハWを吸引保持したスピンナテーブルをZ軸回りに回転させながら、洗浄液供給手段からスピンナテーブル上のウエーハWに洗浄液を供給して、ウエーハWの裏面WRを洗浄する。
また、研削研磨装置1は、図1に示すように、粗研削領域B、仕上げ研削領域C及び研磨領域Dに位置付けられたチャックテーブル10、研削手段20a,20bの研削ホイール22及び乾式研磨手段20cの乾式研磨ホイール22cを覆うカバー部材40を備える。カバー部材40は、上壁41、複数の側壁42を備えて、全体として扁平な箱型に形成されている。カバー部材40は、上壁41に研削ホイール22及び乾式研磨ホイール22cを挿入可能な挿入孔45を設けているとともに、搬出入領域Aのチャックテーブル10を露出させる切欠き46を設けている。また、カバー部材40は、図2及び図3に示すように、仕上げ研削領域Cのチャックテーブル10と、研磨領域Dのチャックテーブル10との間を仕切るシャッタ47が設けられている。シャッタ47は、開閉自在に設けられ、開閉することで、仕上げ研削領域Cのチャックテーブル10と研磨領域Dのチャックテーブル10との間を仕切ったり、仕上げ研削領域Cと研磨領域Dとの間でチャックテーブル10を移動可能とする。
エアー噴射手段90は、仕上げ研削後のウエーハWに加圧されたエアーを噴射して、ウエーハWに付着した研削液を除去するものである。エアー噴射手段90は、研磨領域Dに設けられ、一端部を中心に揺動自在にカバー部材40などに支持されている。エアー噴射手段90は、他端部が研磨領域Dのチャックテーブル10に保持されたウエーハWの中央部とZ軸方向に対向する位置と、他端部が研磨領域Dのチャックテーブル10に保持されたウエーハWの裏面WR上から退避する位置とに亘って、揺動手段91(図4及び図5に示す)により揺動される。また、エアー噴射手段90は、図示しない加圧エアー供給源から供給される加圧エアーを他端部に設けられたエアー噴射ノズル92を通して噴射可能である。エアー噴射手段90は、例えば、75ml/min〜500ml/minの流量で加圧エアーを噴射しながらエアー噴射ノズル92を保持面10aに沿ってウエーハWの径方向に移動させて、ウエーハWから研削液を除去する。本実施形態では、エアー噴射ノズル92は、ウエーハWに向かうにしたがって徐々に保持面10aに沿う方向にエアー噴射ノズル92から離れるように、Z軸方向に対して傾く方向に、加圧エアーを噴射する。また、研削研磨装置1は、揺動手段91によるエアー噴射手段90の一端部を中心とした角度を検出する検出手段93を備える。
制御手段100は、研削研磨装置1を構成する上述した各構成要素をそれぞれ制御して、ウエーハWに対する加工動作を研削研磨装置1に行わせるものである。なお、制御手段100は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する図示しない表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない操作手段などと接続されている。
また、制御手段100は、エアー噴射手段90が仕上げ研削後のウエーハWに加圧されたエアーを噴射してウエーハWに付着した研削液を除去する際には、検出手段93が検出したエアー噴射手段90の角度、即ち、エアー噴射ノズル92の位置に応じて、チャックテーブル10の回転数を制御する。具体的には、制御手段100は、図6に示す検出手段93が検出したエアー噴射手段90の角度、即ち、エアー噴射ノズル92の位置と、チャックテーブル10の回転数との関係を予め記憶し、図6に示された関係通りにチャックテーブル10の回転数を制御する。制御手段100は、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近に近付くのにしたがってチャックテーブル10の回転数を遅くし、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの外周付近に近付くのにしたがってチャックテーブル10の回転数を早くする。制御手段100は、チャックテーブル10を回転させるとともに、加圧エアーを噴射しながらエアー噴射ノズル92を保持面10aに沿って径方向に移動させウエーハWから研削液を除去する際、チャックテーブル10の回転数を、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近に位置付けられている時は100rpm以下、ウエーハWの外周付近に位置付けられている時は300rpm以上800rpm以下に制御する。
次に、本実施形態に係る研削研磨装置1の加工動作、即ち、研削研磨装置1を用いる乾燥方法について図面に基いて説明する。研削研磨装置1の加工動作は、ウエーハWの裏面WRを研削、研磨して、ウエーハWを薄化する。
まず、オペレータが、研削前のウエーハWを収容した未加工物収容カセット110aと、加工済み物収容カセット110bを装置本体2の所定位置に設置する。このとき、研削手段20a,20bを加工送り手段21によりチャックテーブル10から離間させ、乾式研磨手段20cを加工送り手段21cによりチャックテーブル10から離間させておくとともに、シャッタ47を開放しておく。そして、オペレータが加工内容情報を制御手段100に登録し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、研削研磨装置1が加工動作を開始する。加工動作は、図7に示すように、搬入ステップST1と、研削ステップST2と、位置付けステップST3と、乾燥ステップST4と、乾式研磨ステップST5と、洗浄搬出ステップST6とを備える。
まず、加工動作の搬入ステップST1では、制御手段100は、搬送ロボット50に未加工物収容カセット110aから研削前のウエーハWを一枚取り出させ、仮置きユニット60上に載置させて、載置したウエーハWを位置決めする。制御手段100は、搬送ユニット70に仮置きユニット60上のウエーハWを搬出入領域Aのチャックテーブル10に載置させ、チャックテーブル10に支持部材を介してウエーハWを吸引保持する。そして、研削ステップST2に進む。
研削ステップST2では、制御手段100は、搬入ステップST1を実施した後、ターンテーブル80を回転駆動させて、ウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削領域Bに移動させる。制御手段100は、この際、搬送ロボット50に未加工物収容カセット110aから研削前のウエーハWを一枚取り出させ仮置きユニット60上に載置させ、搬送ユニット70に仮置きユニット60上のウエーハWを搬出入領域Aのチャックテーブル10に載置させ、ウエーハWをチャックテーブル10に吸引保持させる。
制御手段100は、加工送り手段21に粗研削手段20aを降下させ、粗研削領域Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削液を供給しながら粗研削手段20aで粗研削させる。制御手段100は、粗研削手段20aによる粗研削が終了すると、加工送り手段21に粗研削手段20aを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させた後、ターンテーブル80を回転駆動させる。制御手段100は、搬出入領域AでウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削領域Bに移動させ、粗研削領域Bで粗研削されたウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を仕上げ研削領域Cに移動させる。
制御手段100は、加工送り手段21に仕上げ研削手段20bを降下させ、仕上げ研削領域Cに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削液を供給しながら仕上げ研削手段20bで仕上げ研削させる。制御手段100は、ウエーハWの厚さが所望の厚さになるまでウエーハWを仕上げ研削手段20bで仕上げ研削する。また、制御手段100は、同時に、加工送り手段21に粗研削手段20aを降下させ、粗研削手段20aに粗研削領域Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削液を供給しながら粗研削手段20aで粗研削させる。このように、研削ステップでは、制御手段100は、研削前のウエーハWの厚さが所望の厚さになるまでウエーハWを研削手段20a,20bで研削する。
制御手段100は、ウエーハWの厚さが所望の厚さになると、仕上げ研削手段20bによる仕上げ研削を終了させて、加工送り手段21に仕上げ研削手段20bを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。制御手段100は、粗研削手段20aによる粗研削が終了すると、加工送り手段21に粗研削手段20aを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させて、位置付けステップST3に進む。
位置付けステップST3では、研削ステップST2を実施した後、制御手段100は、ターンテーブル80を回転駆動させる。制御手段100は、搬出入領域AでウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削領域Bに移動させ、粗研削領域Bの粗研削後のウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を仕上げ研削領域Cに移動させ、仕上げ研削領域Cの仕上げ研削後のウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を、エアー噴射ノズル92乾式研磨手段20cが配設される研磨領域Dに位置付ける。そして、乾燥ステップST4に進む。
乾燥ステップST4は、位置付けステップST3を実施した後、研磨領域Dのチャックテーブル10を回転軸P周りに回転させるとともに、図2に示すように、加圧エアーを噴出しながらエアー噴射ノズル92を保持面10aに沿ってウエーハWの径方向に移動させて、ウエーハWに付着した研削液を除去するステップである。具体的には、乾燥ステップST4では、チャックテーブル10の回転数が、図4に示すようにエアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近に位置付けられる時は、5rpm以上でかつ100rpm以下とし、図5に示すようにエアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの外周付近に位置付けられる時は300rpm以上でかつ800rpm以下に制御されるとともに、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近から外周付近へエアー噴射ノズル92の位置を移動させるに伴い、図6に示すように、チャックテーブル10の回転数を徐々に増加させるように制御される。本実施形態では、乾燥ステップST4では、制御手段100は、退避する位置から図4に示す位置とに亘って、1往復エアー噴射手段90を揺動させて、ウエーハWに付着した研削液を除去するとともに、飛散した研削液が乾式研磨パッド23cへ付着することを防ぐ。そして、乾式研磨ステップST5に進む。なお、少なくとも前述した位置付けステップST3と乾燥ステップST4とは、乾式研磨加工の前にウエーハWに付着した研削液を除去して乾燥する本実施形態に係る乾燥方法を構成する。
乾式研磨ステップST5では、制御手段100は、シャッタ47で仕上げ研削領域Cと研磨領域Dとの間を閉じて、加工送り手段21cに乾式研磨手段20cを降下させ、研磨領域Dに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに乾式研磨手段20cで乾式研磨させる。制御手段100は、所定時間、ウエーハWを乾式研磨手段20cで乾式研磨する。また、制御手段100は、同時に、加工送り手段21に仕上げ研削手段20bを降下させ、仕上げ研削手段20bに仕上げ研削領域Cに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削液を供給しながら仕上げ研削手段20bで仕上げ研削させるとともに、加工送り手段21に粗研削手段20aを降下させ、粗研削手段20aに粗研削領域Bに位置付けられたチャックテーブル10に保持されたウエーハWに研削液を供給しながら粗研削手段20aで粗研削させる。
制御手段100は、所定時間経過すると、乾式研磨手段20cによる乾式研磨を終了させて、加工送り手段21cに乾式研磨手段20cを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。制御手段100は、シャッタ47を開放する。また、制御手段100は、仕上げ研削手段20bによる仕上げ研削が終了すると、加工送り手段21に仕上げ研削手段20bを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させるとともに、粗研削手段20aによる粗研削が終了すると、加工送り手段21に粗研削手段20aを上昇させてチャックテーブル10上のウエーハWから離間させる。制御手段100は、ターンテーブル80を回転駆動させる。制御手段100は、搬出入領域AでウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を粗研削領域Bに移動させ、粗研削領域Bの粗研削後のウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を仕上げ研削領域Cに移動させ、仕上げ研削領域Cの仕上げ研削後のウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を研磨領域Dに位置付け、研磨領域Dの乾式研磨後のウエーハWを吸引保持したチャックテーブル10を搬出入領域Aに移動させる。そして、洗浄搬出ステップST6に進む。
洗浄搬出ステップST6では、制御手段100は、搬出入領域Aに位置付けられたチャックテーブル10のウエーハWの吸引保持を解除し、搬送ユニット70に搬出入領域Aに位置付けられたチャックテーブル10上のウエーハWを洗浄ユニット30まで搬送させ、洗浄ユニット30でウエーハWを洗浄させた後、搬送ロボット50に洗浄されたウエーハWを加工済み物収容カセット110b内に収容させる。制御手段100は、前述したステップST1〜ST6を繰返して、未加工物収容カセット110a内のウエーハWに粗研削、仕上げ研削、乾式研磨などを順に施して、加工済み物収容カセット110b内に収容させる。
以上のように、本実施形態に係る乾燥方法及び研削研磨装置1は、チャックテーブル10の回転数をエアー噴射ノズル92の位置に応じて変更する事で、上限回転数が低いチャックテーブル10と、エアー噴射量が限られたエアー噴射ノズル92を用いても、乾燥までの所要時間を抑制しながらもウエーハWを乾燥させることができるという効果を奏する。
また、本実施形態に係る乾燥方法及び研削研磨装置1は、ウエーハWの中心付近からウエーハWの外周付近へエアー噴射ノズル92の位置を移動させるに伴い、チャックテーブル10の回転数を徐々に増加させる。このために、本実施形態に係る乾燥方法及び研削研磨装置1は、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近ではチャックテーブル10の回転数を遅く、ウエーハWの外周付近ではチャックテーブル10の回転数を早くするので、ウエーハWの中心付近及び外周付近の双方に研削液が残ることを抑制でき、乾式研磨パッド23cに研削液が付着することを抑制することができる。よって、本実施形態に係る乾燥方法及び研削研磨装置1は、乾燥までの所要時間を抑制しながらもウエーハWを乾燥させることができる。
次に、本発明の発明者らは、本発明の効果を確認した。結果を表1に示す。
Figure 0006545518
確認にあたっては、本発明品1、本発明品2、比較例1及び比較例2それぞれの乾燥状況、乾式研磨パッド23cへの研削液の付着状況、所要時間を確認した。本発明品1、本発明品2、比較例1及び比較例2それぞれは、前述した実施形態の研削研磨装置1を用い、乾燥ステップST4のチャックテーブル10の回転数、エアー噴射手段90の揺動回数が異なるだけである。
本発明品1は、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近に位置付けられている時のチャックテーブル10の回転数が5rpmで、かつエアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの外周付近に位置付けられている時のチャックテーブル10の回転数が300rpmである。また、本発明品1は、ウエーハWの中心付近から外周付近へエアー噴射ノズル92の位置を移動させるに伴い、チャックテーブル10の回転数を徐々に増加(エアー噴射ノズル92の位置と回転数とを比例関係で増加)させる。さらに、本発明品1では、図4に示す位置と図5に示す位置とに亘って、エアー噴射手段90を1回往復させる。
本発明品2は、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近に位置付けられている時のチャックテーブル10の回転数が100rpmで、かつエアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの外周付近に位置付けられている時のチャックテーブル10の回転数が800rpmである。また、本発明品2は、ウエーハWの中心付近から外周付近へエアー噴射ノズル92の位置を移動させるに伴い、チャックテーブル10の回転数を徐々に増加(エアー噴射ノズル92の位置と回転数とを比例関係で増加)させる。さらに、本発明品2では、図4に示す位置と図5に示す位置とに亘って、エアー噴射手段90を1回往復させる。
比較例1は、チャックテーブル10の回転数を300rpmで一定とし、かつ図4に示す位置と図5に示す位置とに亘って、エアー噴射手段90を5回往復させる。比較例2は、チャックテーブル10の回転数を100rpmで一定とし、かつ図4に示す位置と図5に示す位置とに亘って、エアー噴射手段90を5回往復させる。
比較例1は、ウエーハWの中心付近に研削液が残りやすく、ウエーハWの乾燥状況が不良で、かつ、乾式研磨パッド23cに研削液が付着するとともに、エアー噴射手段90を5回揺動させるので、乾燥ステップST4にかかる所要時間が長時間化してしまう。比較例2は、ウエーハWの外周付近に研削液が残りやすく、ウエーハWの乾燥状況が不良で、かつ、乾式研磨パッド23cに研削液が付着するとともに、エアー噴射手段90を5回揺動させるので、乾燥ステップST4にかかる所要時間が長時間化してしまう。
このような比較例1及び比較例2に対して、本発明品1及び本発明品2によれば、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの中心付近に位置付けられている時のチャックテーブル10の回転数を5rpm以上でかつ100rpm以下とし、エアー噴射ノズル92の位置がウエーハWの外周付近に位置付けられている時のチャックテーブル10の回転数を300rpm以上でかつ800rpm以下とすることで、ウエーハWの中心付近及び外周付近に研削液が残ることを抑制でき、ウエーハWの乾燥状況を良として、乾式研磨パッド23cに研削液が付着することを抑制することができることが明らかとなった。また、本発明品1及び本発明品2では、エアー噴射手段90を1回揺動させるので、乾燥までの所要時間を抑制しながらもウエーハWを乾燥させることができることが明らかとなった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 研削研磨装置(加工装置)
10 チャックテーブル
10a 保持面
20a 粗研削手段(研削手段)
20b 仕上げ研削手段(研削手段)
20c 乾式研磨手段
23c 乾式研磨パッド(研磨パッド)
92 エアー噴射ノズル
100 制御手段
D 研磨領域
W ウエーハ
ST3 位置付けステップ
ST4 乾燥ステップ

Claims (4)

  1. ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハに研削液を供給しながら研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持され研削されたウエーハを乾式研磨する研磨パッドが装着されているとともに研磨領域に設けられた乾式研磨手段と、該ウエーハにエアーを噴射して付着した該研削液を除去するとともに該研磨領域に設けられたエアー噴射ノズルと、を備える加工装置を用い、乾式研磨加工の前にウエーハに付着した研削液を除去して乾燥するウエーハの乾燥方法であって、
    研削後のウエーハを保持したチャックテーブルを、該エアー噴射ノズル及び該乾式研磨手段が配設される研磨領域に位置付ける位置付けステップと、
    該位置付けステップを実施した後、該研磨領域の該チャックテーブルを回転させるとともに、エアーを噴射しながら該エアー噴射ノズルを保持面に沿って径方向に移動させ、ウエーハに付着した該研削液を除去する乾燥ステップと、を備え、
    該乾燥ステップでは、
    該エアー噴射ノズルが該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って往復移動され、
    該チャックテーブルの回転数が、該エアー噴射ノズルの位置がウエーハの中心付近に位置付けられている時は100rpm以下、ウエーハの外周付近に位置付けられている時は300rpm以上800rpm以下に制御され、飛散した該研削液が研磨パッドへ付着することを防ぐとともに、ウエーハの中心付近からウエーハの外周付近へ該エアー噴射ノズルの位置を移動させるに伴い、該チャックテーブルの回転数を徐々に増加させていくことを特徴とするウエーハの乾燥方法。
  2. 該乾燥ステップでは、
    該エアー噴射ノズルが該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って1往復移動されることを特徴とする請求項1に記載のウエーハの乾燥方法。
  3. ウエーハを保持面で保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハに研削液を供給しながら研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持され研削されたウエーハを乾式研磨する研磨パッドが装着されているとともに研磨領域に設けられた乾式研磨手段と、該ウエーハにエアーを噴射して付着した該研削液を除去するとともに該研磨領域に設けられたエアー噴射ノズルと、各構成要素を制御する制御手段と、を備える加工装置であって、
    該制御手段は、
    該エアーを噴射しながら該エアー噴射ノズルを保持面に沿って径方向に移動させウエーハから研削液を除去する際、
    該研磨領域の該チャックテーブルを回転させるとともに、
    該エアー噴射ノズルを該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って往復移動させ、
    チャックテーブルの回転数を、該エアー噴射ノズルの位置がウエーハの中心付近に位置付けられている時は100rpm以下、ウエーハの外周付近に位置付けられている時は300rpm以上800rpm以下に制御し、ウエーハの中心付近からウエーハの外周付近へ該エアー噴射ノズルの位置を移動させるに伴い、該チャックテーブルの回転数を徐々に増加させていく事を特徴とする加工装置。
  4. 該制御手段は、
    該エアーを噴射しながら該エアー噴射ノズルを保持面に沿って径方向に移動させウエーハから研削液を除去する際、
    該エアー噴射ノズルを該ウエーハ上から退避する位置と該ウエーハの中央と対向する位置とに亘って1往復移動させることを特徴とする請求項3に記載の加工装置。
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