JP5919032B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
本発明に係る吐出器は、内容物が収容される容器内に配置されるシリンダと、該シリンダ内に上方付勢状態で上下摺動可能に嵌合された環状のピストンと、該ピストンに立設されるとともに、内部が、前記シリンダ内において前記ピストンの下方に画成され内容物が収容される収容室内に、前記ピストン内を通して連通するステムと、該ステムに装着されるとともに、該ステム内に連通する吐出口が形成された押下ヘッドと、前記ピストンの内周部に設けられた弁座部に対して上方に離間可能に着座して、前記ピストン内を通した前記収容室内と前記ステム内との連通を遮断するとともに、前記弁座部よりも下方に向けて突出するバルブと、を備え、前記弁座部が前記バルブから離間したときに、前記バルブのうち、前記弁座部よりも下方に向けて突出する突出部分の外面と、前記ピストンの内面と、の間を通して前記ステム内と前記収容室内とが連通される吐出器であって、前記突出部分の外面には、凹部内に気泡を保持する凹凸部が設けられていることを特徴とする。
図1に示すように、吐出器10は、例えば非圧縮性を具備する液体などの内容物を収容した図示しない容器の口部に装着される。吐出器10は、内容物を液体の状態で吐出するいわゆる液体吐出ポンプである。
吐出器10は、前記容器内に配置されるシリンダ11と、該シリンダ11内に上方付勢状態で上下摺動可能に嵌合された環状のピストン12と、該ピストン12に立設されるとともに、内部が、シリンダ11内においてピストン12の下方に画成され内容物が収容される収容室13内に、ピストン12内を通して連通するステム14と、該ステム14に装着されるとともに、該ステム14内に連通する吐出口15が形成された押下ヘッド16と、ピストン12の内周部に設けられた上側弁座(弁座部)17に対して上方に離間可能に着座して、ピストン12内を通した収容室13内とステム14内との連通を遮断するとともに、上側弁座17よりも下方に向けて突出するバルブ18と、を備えている。
基筒部21は、上下方向に沿って延設された円筒形状の筒部である。基筒部21の上端部には、前記フランジ部25と前記容器の口部の上端面との間に介在される円環状のパッキンが外嵌されている。基筒部21の上端部には、前記パッキンよりも下方に開口する空気孔が形成されている。
装着筒部24は、下筒部22の下端から上下方向に沿って垂下された円筒形状の筒部である。装着筒部24内には、ディップチューブ23の上端部が嵌合されている。フランジ部25は、基筒部21に全周にわたって周設された円環状の壁部である。上筒部26は、フランジ部25から上下方向に沿って立設された円筒形状の筒部である。
またシリンダ11の上端部には、押下ヘッド16が螺着されて該押下ヘッド16を押し込み端位置に保持する保持部材30が設けられている。保持部材30は、シリンダ11の前記上筒部26に装着されている。保持部材30は、上端部同士が連結されて互いの間に上筒部26を挟み込む二重筒状とされている。
連結部33は、外筒部31の内周面および内筒部32の外周面それぞれの全周にわたって形成された平面視円環状の壁部である。連結部33は、外筒部31の上下方向の中央と、内筒部32の下端とを連結している。
ステム14は、上下方向に沿って延在する円筒形状の筒体であり、ピストン12に連結されるとともに、シリンダ11の上方に上方付勢状態で押込み可能に突出している。ステム14の下端部内には、ピストン12の内筒部32が嵌合されている。ステム14の上端部内には、下側に向かうに従い漸次縮径するテーパー状に形成され、ボール弁体35が離間可能に着座するボール弁座36が設けられている。
本体筒部37は、ポンプ軸Oと同軸に配置された円筒形状の筒部である。本体筒部37の下部内には、ステム14の上端部が嵌合されている。本体筒部37の下部は、押下ヘッド16が押し込み端位置に押し下げられた状態で、保持部材30の内周面に離脱可能に螺着される。
パイプ部41およびロッド部42は、コイルスプリング34内に挿通されている。ロッド部42の上部は、ピストン12の内筒部32内に挿通されている。パイプ部41の外周面には、上下方向に延在する複数の縦リブが周方向に間隔をあけて配設されている。
凹凸部50は、前記突出部分18aのうち、周方向に隣り合う縦条部46同士の間に設けられ、上下方向に沿って、上側弁体部44の下端からパイプ部41の上端に至るまで設けられている。複数の凹凸部50は、互いに同形同大となっている。
このとき、バルブ18の上側弁体部44がピストン12の上側弁座17に着座して、ステム14内とシリンダ11の収容室13内との連通が遮断された状態でピストン12が上昇することで、収容室13内が負圧となり、前記容器内の内容物が、ディップチューブ23を通して収容室13内に流入し、凹部51a、51b、51c内に気泡Bが保持されつつ収容室13内に内容物が収容される。気泡Bは、例えば図2に示すように、凹部51a、51b、51cの内面に付着し、図示の例では、該内面における角部に付着することで、凹部51a、51b、51c内に保持される。
さらに凸部52が、表面が径方向および周方向の両方向に沿う板状に形成されているので、内容物が収容室13内を流動するときに、上下方向に隣り合う凸部52同士の間に位置する第1凹部51a内に、内容物をより進入させ難くすることが可能になり、第1凹部51a内に前記気泡Bを一層確実に保持させることができる。
例えば、ディップチューブ23はなくてもよい。
前記実施形態では、吐出器10は、内容物を液体の状態で吐出するものとしたが、これに限られず、泡状にして吐出するいわゆるフォーマポンプであってもよい。
またバルブ18は、前記実施形態に示した構成に限られるものではない。例えば、下側弁体部を、例えばボール弁など、バルブと別体に形成してもよい。
さらに前記実施形態では、凹部51a、51b、51cと凸部52とは、前記突出部分18aの外面に上下方向に交互に複数設けられているものとしたが、これに限られない。
さらにまた、前記実施形態では、凹凸部50が、上下方向に延在するとともに、周方向に間隔をあけて複数設けられるものとしたが、これに限られず、例えば周方向に間隔をあけて複数設けられていなくてもよい。
11 シリンダ
12 ピストン
13 収容室
14 ステム
15 吐出口
16 押下ヘッド
17 上側弁座(弁座部)
18 バルブ
18a 突出部分
50 凹凸部
51a、51b、51c 凹部
52 凸部
B 気泡
Claims (3)
- 内容物が収容される容器内に配置されるシリンダと、
該シリンダ内に上方付勢状態で上下摺動可能に嵌合された環状のピストンと、
該ピストンに立設されるとともに、内部が、前記シリンダ内において前記ピストンの下方に画成され内容物が収容される収容室内に、前記ピストン内を通して連通するステムと、
該ステムに装着されるとともに、該ステム内に連通する吐出口が形成された押下ヘッドと、
前記ピストンの内周部に設けられた弁座部に対して上方に離間可能に着座して、前記ピストン内を通した前記収容室内と前記ステム内との連通を遮断するとともに、前記弁座部よりも下方に向けて突出するバルブと、を備え、
前記弁座部が前記バルブから離間したときに、前記バルブのうち、前記弁座部よりも下方に向けて突出する突出部分の外面と、前記ピストンの内面と、の間を通して前記ステム内と前記収容室内とが連通される吐出器であって、
前記突出部分の外面には、凹部内に気泡を保持する凹凸部が設けられていることを特徴とする吐出器。 - 請求項1記載の吐出器であって、
前記凹凸部における凹部と凸部とは、前記突出部分の外面に上下方向に交互に複数設けられていることを特徴とする吐出器。 - 請求項2記載の吐出器であって、
前記凸部は、表面が径方向および周方向の両方向に沿う板状に形成されていることを特徴とする吐出器。
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JP2012041777A JP5919032B2 (ja) | 2012-02-28 | 2012-02-28 | 吐出器 |
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JP2012041777A JP5919032B2 (ja) | 2012-02-28 | 2012-02-28 | 吐出器 |
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JP5919032B2 true JP5919032B2 (ja) | 2016-05-18 |
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Family Applications (1)
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JP2012041777A Active JP5919032B2 (ja) | 2012-02-28 | 2012-02-28 | 吐出器 |
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2012
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