JP3928250B2 - 手動ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器の口部に組付けられ、ヘッドの昇降により容器の内容液を一定量ずつ吸い上げ、注出する手動ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
容器内の化粧液等を一定量ずつ注出あるいは噴霧するこの種の手動ポンプとして、容器口部に被着された貫通筒状の取付けキャップと、このキャップの上部に昇降できるように組付けたヘッドと、キャップ内側から容器内に垂下設された第一シリンダと、第一シリンダと同軸上にヘッド内に形成された、第一シリンダより大径の第二シリンダと、第一シリンダ内に下部が挿入されると共に、その下端部に第一ピストンが形成され、上部には第二シリンダに挿入される第二ピストンを形成した中空ピストン体と、第一シリンダの基底段部と第一ピストン下面との間に配置されて、中空ピストン体とヘッドとを上方に付勢するコイルバネと、ヘッドの上部前面に設けたノズルと、第一シリンダの底部に配置した逆止弁と、から構成したものが知られている。
【0003】
この手動ポンプにおいて、ヘッドを押下げて中空ピストン体を一体に下降させると、両シリンダ内の液体は急激に加圧されるが、第二ピストンの受圧面積が第一ピストンの受圧面積より大きく形成されており、この第二ピストンの受圧が第一ピストンの受圧とバネの作用力との和よりも大になるので、中空ピストン体が単独で下降し、その上端に設けた弁部がヘッドから離反して弁を開くため、加圧液がヘッド内を通ってノズルから噴霧され、この噴霧により、第二ピストンの受圧が第一ピストンの受圧とバネの作用力との和よりも小さくなると、中空ピストン体が上昇して弁を閉じ、噴霧が終了するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記従来技術においては、第一ピストンと第二ピストンの受圧面積の相違により所定量の内容液を注出、噴霧するように構成されているので、その受圧圧力、面積等の条件設定が難しいと共に、製作も難しく、さらに第二シリンダを第一シリンダよりも大径に形成しなければならないため、手動ポンプを含む容器全体をスリムに形成することができない、と云う問題があった。
【0005】
また、ヘッドの押下げ操作時には、押下げるに従って抵抗感が増大するので、大きな押圧操作力を必要とし、押下げ操作を円滑に行い難い、と云う問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、所定量の内容液注出のための条件設定を容易にすることを技術的課題とし、もって製作を容易にすると共に、容器全体のスリム化を達成でき、かつヘッドの押下げ操作を軽い操作力で円滑に行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段は、
容器口部に組付く貫通筒状の取付けキャップを有すること、
この取付けキャップ内に上端を固定し、下端に吸上げパイプを連結すると共に、中間部を第一シリンダに形成し、この第一シリンダの下端部に逆止弁を配置した第一管部材を有すること、
取付けキャップ内に昇降可能にかつ抜け出し不能に係合し、下部に設けた第二シリンダが第一シリンダの上端部に摺動可能に挿入されている第二管部材を有すること、
管壁に内部と第二シリンダ内部との連通路を設けた上部が第二シリンダの下部に嵌合していると共に、下部に設けたピストンが第一シリンダに摺動可能に挿入され、かつ上端部が中実状の弁座に形成された中空ピストン体を有すること、
第二管部材の上部に固定され、この第二管部材の内部と連通した注出口を有するヘッドを有すること、
中空ピストン体と第二管部材とヘッドとの組合せ物を上方に付勢する第一バネを有すること、
第二管部材内の中空ピストン体上方に昇降可能に配設され、下部に拡径状の受圧筒が形成された貫通筒状の弁体を有すること、
この弁体を弁座に密接させて閉弁させるべく、下方に付勢する第二バネを有すること、
ヘッドの押下げによる内容液の加圧により弁体が弁座から離反して開弁し、所定量の内容液が注出された後、弁体が閉弁するように第二バネの作用力を設定したこと、
にある。
【0008】
非使用状態(図1の右半分参照)にあっては、第一バネの作用力によりヘッドと第二管部材と中空ピストン体との組合せ物が上昇限にあると共に、第二バネの作用力により弁体が弁座に密接して閉弁し、この閉弁部分から下方の逆止弁による閉弁部分までの連通空間で加圧室が形成され、内容液が充填されている。
【0009】
この状態からヘッドを押下げると、加圧室内の内容液がピストン等により加圧され、その液圧により弁体が第二バネの作用力に抗して弁座から離れて開弁するため、内容液は第二管部材およびヘッド内を通って注出口から注出される(図2参照)。
【0010】
所定量の注出により液圧が低下すると、第二バネの作用力により弁体が弁座に密接して注出は終了する(図1の左半分参照)。
【0011】
この注出量の設定、調節は、第二バネの作用力の設定、調節のみによって容易に達成することができる。
【0012】
ヘッドの押下げを解放すると、第一バネの作用力によりヘッドと第二管部材と中空ピストン体との組合せ物が上昇し、加圧室内が負圧になるため、逆止弁が開き、容器内の内容液が吸上げパイプを通って加圧室内に再び充填される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、容器50の口部51に組付けた手動ポンプ1の縦断面図であって、その右半分はヘッド36の上昇限状態、左半分はヘッド36の下降限状態を示し、図2は、ヘッド押下げの途中の状態を示す要部拡大縦断面図である。
【0014】
手動ポンプ1は噴霧器として構成されており、取付けキャップ2により容器口部51に螺合組付けされ、このキャップ2は上部に内向きフランジ3を有し、そのフランジ3の上面には内筒4と外筒5とがそれぞれ立設されている。
【0015】
取付けキャップ2の内部中央には、下端に吸上げパイプ8を連結した第一管部材6が、上端に設けた外向きフランジ7を介して固定されている。
【0016】
第一管部材6の中間部は第一シリンダ9を構成しており、この第一シリンダ9の下端内部は、基底段部12を介してテーパ状に縮径して弁座10を形成し、この弁座10上に球状の逆止弁11が配置されている。
【0017】
また、第一管部材6の内部の中央には、第一シリンダ9との間の空間で加圧室45の一部を形成するステム13が、その下端に突設した複数の脚片14が基底段部12上に位置した状態で配設されている。
【0018】
第一シリンダ9の上部には、中空ピストン体20の下部に形成された筒状のピストン21が摺動可能に挿入されており、中空ピストン体20の上部は、2つの段部23を介して縮径されて小径部22を形成すると共に、上端部は中実の円錐状に形成されて弁座24を構成している。
【0019】
中空ピストン体20の小径部22外周面の上部には、複数本の縦溝25が設けてあると共に、筒壁にはこの縦溝25と内部とを連通させる孔26が開設されている。
【0020】
また、第一シリンダ9の上端部には、第二管部材30の頂壁31の下面に垂下設された第二シリンダ32の下部が、中空ピストン体20上部の小径部22に外嵌した状態で、摺動可能に挿入されている。
【0021】
第二管部材30の頂壁31の中央には孔33が開設されていると共に、上面には、ヘッド36の内筒37に組付く組付筒34が立設され、また周縁には、キャップ2の内筒4に摺動可能にかつ抜け出し不能に係合する係合筒35が形成されている。
【0022】
第二管部材30の組付筒34に固定されるヘッド36は、その上部前面にノズル38が設けてあると共に、このノズル38と第二管部材30の内部とを連通させる流路39が形成されている。
【0023】
第二管部材30の内部には、小径の流路筒41の下端に段部42を介してテーパに拡径する受圧筒43を形成した貫通筒の弁体40が摺動可能に配設されている。
【0024】
この弁体40は、第二筒部材30の頂壁31と段部42との間に配設された第二バネ44により下方に付勢され、その段部42の下面内縁が弁座24に圧接して通常は閉弁している。
【0025】
また、第一管部材6内の中空ピストン体20下面と、ステム13の脚片14との間には第一バネ15が配設され、中空ピストン体20と第二管部材30とヘッド36との組合せ物を上方に付勢している(図1の右半分参照)。
【0026】
この状態において、第一管部材6内の逆止弁11より上方の空間と、中空ピストン体20の内部と、孔26と、縦溝25と、弁体40で閉じられた弁体40と中空ピストン体20上端部との間の空間と、から加圧室45が形成されている。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
所定量の内容液を注出するための手段を、弁体を閉弁方向に付勢する第二バネの作用力の強弱によって、設定、調節できるように構成したので、従来のように2つのピストンの受圧面積の大小等を考慮する必要がなく、その条件設定を極めて容易にかつ正確に行うことができると共に、製作も容易化される。
【0028】
受圧面積を大きくした第二のピストンを設ける必要がないので、第二シリンダを第一シリンダよりも大径に形成する必要がなく、よって手動ポンプを含む容器全体をスリムに形成することが可能となる。
【0029】
ヘッドの押下げ操作時には、押下げによる液圧によりすぐに弁体が上昇、開弁して注出が始まるので、抵抗感の小さい、軽い押圧操作力で、押下げ操作を円滑に行うことができると共に、内容液の注出も迅速かつ円滑に達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手動ポンプの一実施例を示す、右半分はヘッドの上昇限状態の、左半分はヘッドの下降限状態の縦断面図。
【図2】図1に示した実施例の、ヘッド押下げの途中の状態を示す要部拡大縦断面図。
【符号の説明】
1 ; 手動ポンプ
2 ; 取付けキャップ
3 ; 内向きフランジ
4 ; 内筒
5 ; 外筒
6 ; 第一管部材
7 ; 外向きフランジ
8 ; 吸上げパイプ
9 ; 第一シリンダ
10; 弁座
11; 逆止弁
12; 基底段部
13; ステム
14; 脚片
15; 第一バネ
20; 中空ピストン体
21; ピストン
22; 小径部
23; 段部
24; 弁座
25; 縦溝
26; 孔
30; 第二管部材
31; 頂壁
32; 第二シリンダ
33; 孔
34; 組付筒
35; 係合筒
36; ヘッド
37; 内筒
38; ノズル
39; 流路
40; 弁体
41; 流路筒
42; 段部
43; 受圧筒
44; 第二バネ
45; 加圧室
50; 容器
51; 口部

Claims (1)

  1. 容器口部(51)に組付く貫通筒状の取付けキャップ(2) と、該取付けキャップ(2) 内に上端が固定され、下端に吸上げパイプ(8) を連結すると共に、中間部を第一シリンダ(9) に形成し、該第一シリンダ(9) の下端部に逆止弁(11)を配置した第一管部材(6) と、前記取付けキャップ(2) 内に昇降可能かつ抜け出し不能に係合し、下部に設けた第二シリンダ(32)が前記第一シリンダ(9) の上端部に摺動可能に挿入されている第二管部材(30)と、管壁に内部と前記第二シリンダ(32)内部との連通路を設けた上部が前記第二シリンダ(32)の下部に嵌合すると共に、下部に設けたピストン(21)が前記第一シリンダ(9) に摺動可能に挿入され、かつ上端部が中実状の弁座(24)に形成された中空ピストン体(20)と、前記第二管部材(30)の上部に固定され、該第二管部材(30)の内部と連通した注出口を有するヘッド(36)と、前記中空ピストン体(20)と第二管部材(30)とヘッド(36)との組合せ物を上方に付勢する第一バネ(15)と、前記第二管部材(30)内の中空ピストン体(20)上方に昇降可能に配設され、下部に拡径状の受圧筒(43)が形成された貫通筒状の弁体(40)と、該弁体(40)を前記弁座(24)に密接させて閉弁させるべく、下方に付勢する第二バネ(44)と、から構成し、前記ヘッド(36)の押下げによる内容液の加圧により前記弁体(40)が弁座(24)から離反して開弁し、所定量の内容液が注出された後、該弁体(40)が閉弁するように前記第二バネ(44)の作用力を設定して成る手動ポンプ。
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