JP5268822B2 - 吐出ポンプ - Google Patents
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Description
これにより、部品数や組立工数を増やすことなく、上記した収容室内に流入する内容物の流量が抑えられ、ピストンの上方への摺動速度が抑えられる。
これにより、内容物の粘度に応じてオリフィス部材を変更することで、シリンダやピストン、付勢部材等を変更することなく、復元時におけるピストンの上方への摺動速度を調整することが可能である。
まず、第1の実施の形態について、図1から図3に基づいて説明する。
なお、本実施の形態では、吐出ポンプ1における押下ヘッド7側(図1における上側)を上方とし、その反対側(図1における下側)を下方とする。また、図1に示す符号Oは、吐出ポンプ1の中心軸線を示しており、以下、単に軸線Oと記す。また、この軸線O方向を、以下、単に「軸方向」と記し、軸線Oに直交する方向を、以下、単に「径方向」と記し、軸線O回りの方向を、以下、単に「周方向」と記す。
フランジ部33は、直筒部30の外周面に沿って全周に亘って形成された円環状の壁部であり、装着キャップ2(周壁部21の上端部)の内側に嵌合され、装着キャップ2の天壁部20の下面に当接されている。
立上り筒部34は、フランジ部33の上面から軸方向に沿って上方に延設された略円筒形状の筒部であり、装着キャップ2の円環状の天壁部20の内側に挿通され、天壁部20の上方に突出されている。
内筒部41は、外筒部40の内側に配設された円筒形状の筒部であり、軸線Oを共通軸にして外筒部40と同軸上に配設されている。
上側弁座43は、内筒部41の上端に連設された略円筒形状の筒部であり、軸線Oを中心軸線にして軸方向に沿って延設されている。この上側弁座43の上部は、軸方向上側に向かうに従い漸次縮径されたテーパー形状を成している。
その後、引き続きコイルスプリング5によってピストン4が押し上げられ、ピストン4がシリンダ3の直筒部30の内周面に沿って上方に向かって摺動すると、シリンダ3内の収容室16の内圧が低下する。これにより、図示せぬ容器内の内容物が、ディップチューブ9の下端からディップチューブ9内に流入してディップチューブ9内を流通し、ディップチューブ9の上端からオリフィス38及び下側弁座36内を通って収容室16内に流入する。このとき、オリフィス38の開口面積が、ディップチューブ9の開口面積よりも小さく、直筒部30の横断面視における内周断面積の0.005〜0.03倍になっているので、オリフィス38を通過する内容物の流量が抑えられ、ピストン4の上方への摺動速度が抑えられる。
そして、図1に示すように、ピストン4が上死点の位置まで上昇することでピストン4の上側弁座43にバルブ8の上側弁体部83が着座して上側弁座43が閉塞され、内容物の吐出が終了する。
図4は、本実験結果を表した表である。
本実験は、シリンダの下部にオリフィスが設けられた吐出ポンプの操作性を確認するものであり、オリフィス径の異なる複数の吐出ポンプ(A〜F)について実験を行った。
具体的に説明すると、本実験では、各吐出ポンプ(A〜F)のシリンダの直筒部(ピストンが摺動する部分)の内径が14.2mmであり、オリフィス径が1.0mm(A)、1.8mm(B)、2.1mm(C)、2.4mm(D)、2.6mm(E)、3.2mm(F)である。また、内容物としては、エタノール60%溶液を使用した。
次に、第2の実施の形態について、図5に基づいて説明する。
なお、上述した第1の実施の形態と同様の構成については、同様の符号を付し、説明を省略する。
例えば、上記した実施の形態では、シリンダ3の直筒部30の横断面視形状と同様の開口形状(円形)のオリフィス38,138が形成されているが、本発明は、シリンダ3の直筒部30の横断面視形状とオリフィス38,138の開口形状が異形状であってもよく、例えば、横断面視円形状の直筒部30に対して、平面視矩形状や楕円形状、長孔状などの孔でオリフィスを形成してもよい。さらに、本発明は、オリフィスが複数形成されていてもよく、例えば、オリフィス壁部39,139に小径の孔(オリフィス)が多数形成されていてもよい。なお、この場合、前述のオリフィスの開口面積は、複数のオリフィスの開口面積の総面積になる。
例えば、図6に示すように、連結筒部32の内側に嵌合されてディップチューブ9の上方に配設されたオリフィス部材230であってもよい。このオリフィス部材230は、縦断面視凸形状の円盤部材であり、連結筒部32の内側に嵌合される下盤部231と、下盤部231の上面に配設されて下側弁座36の内側に配設された上盤部232と、を備えている。そして、このオリフィス部材230の中央部分には、下盤部231の下面から上盤部232の上面にかけて貫通したオリフィス238が形成されている。
また、図7に示すように、シリンダ3の下筒部31の下部の内側に配設されたオリフィス部材330であってもよい。このオリフィス部材330は、オリフィス338が形成されたオリフィス部331と、バルブ8の下側弁体部82が着座可能な弁座部332と、が備えられている。オリフィス部331は、中央部分に円形の孔(オリフィス338)が形成された円環状のリング体であり、下筒部31の下端部(下側弁座36)の内側に嵌合されている。弁座部332は、オリフィス部331から軸方向上側に向かうに従い漸次拡径されたテーパー状の筒部であり、そのテーパー状の内周面の上方にバルブ8の下側弁体部82が配設されている。
3 シリンダ
4 ピストン
5 コイルスプリング(付勢部材)
6 ステム
7 押下ヘッド
8 バルブ
30 直筒部(ピストンが摺動する部分)
36 下側弁座
38、138、238、338 オリフィス
39 オリフィス壁部
43 上側弁座
73 ノズル
82 下側弁体部
83 上側弁体部
130、230、330 オリフィス部材
Claims (3)
- 内容物を収容した容器内に配置され、下部の内側に下側弁座が設けられたシリンダと、
該シリンダの内側に配置されて該シリンダの内周面に液密に摺接されていると共に、内周部に上側弁座が設けられた環状のピストンと、
該ピストンを上方に付勢する付勢部材と、
前記ピストンに連結されて該ピストンに連通されていると共に、前記シリンダの上方に上方付勢状態で押込み可能に突出されたステムと、
該ステムの上端部に装着され、該ステムに連通するノズルが備えられた押下ヘッドと、
前記シリンダの内側に配置されていると共に、前記下側弁座の上方に離間して配置されて該下側弁座に対して着座可能な下側弁体部、及び前記上側弁座に対して離間可能に着座された上側弁体部がそれぞれ設けられたバルブと、
を備えた吐出ポンプにおいて、
前記下側弁座の下方には、前記内容物が流通可能なオリフィスが配設され、
該オリフィスの開口面積が、前記シリンダのうち、前記ピストンが摺動する部分の横断面視における内周断面積の0.005〜0.03倍になっていることを特徴とする吐出ポンプ。 - 請求項1に記載の吐出ポンプにおいて、
前記シリンダの下部に、前記オリフィスが形成されたオリフィス壁部が前記シリンダと一体に形成されていることを特徴とする吐出ポンプ。 - 請求項1に記載の吐出ポンプにおいて、
前記シリンダの下部に、前記オリフィスを有するオリフィス部材が装着されていることを特徴とする吐出ポンプ。
Priority Applications (1)
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JP2009179359A JP5268822B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 吐出ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009179359A JP5268822B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 吐出ポンプ |
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JP2011031927A JP2011031927A (ja) | 2011-02-17 |
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Family
ID=43761401
Family Applications (1)
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JP2009179359A Active JP5268822B2 (ja) | 2009-07-31 | 2009-07-31 | 吐出ポンプ |
Country Status (1)
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-
2009
- 2009-07-31 JP JP2009179359A patent/JP5268822B2/ja active Active
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