JP5907148B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
従来の画像形成装置では、駆動系を含むユニットの劣化やプロセス系の条件変化等により引き起こされる振動が増大して露光装置に伝わると、露光装置内部の光学素子が共振することによりピッチムラ(バンディング)、色ズレ等の画像不良が発生する。この画像不良の発生を認識するには、実際に画像が印刷されて出力された用紙を確認するか、或いは振動検知装置を取り付けることにより振動の経時変化を観察する必要があった。
光源と、前記光源から出射された光を感光体上に集光させる光学系と、を備える光学装置を備える画像形成装置において、
前記光学系の固有振動数を調整する振動調整部と、
前記光の副走査位置変動量を測定する測定部と、
所定の駆動系を含む複数のユニットを独立して駆動可能な制御部と、
前記所定の駆動系を含むユニット毎の駆動周波数を記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
初期状態時に前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された前記ユニット毎の駆動周波数に調整したときの前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させる第1測定制御部と、
前記第1測定制御部の制御により測定させた前記副走査位置変動量を初期測定情報として前記記憶部に記憶させる初期値記憶制御部と、
前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された当該検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させる第2測定制御部と、
前記第2測定制御部の制御により測定させた前記副走査位置変動量と、前記記憶された前記初期測定情報のうち前記検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記初期測定情報と、を比較する比較部と、
前記比較部による比較に基づいて、前記検査対象のユニットの異常を判定する異常判定部と、
を備え、
前記第2測定制御部は、検査対象の前記ユニットに含まれる前記駆動系を駆動させた状態で、前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させることを特徴とする。
前記測定部は、前記光学装置が備える同期センサーであることを特徴とする。
前記制御部は、前記第2測定制御部が前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させるときに、前記光が前記感光体上に到達しないように前記光源の出射タイミングを制御することを特徴とする。
前記光学装置と前記感光体との間に配置され、前記光の通過を制御可能なシャッターを備え、
前記制御部は、前記第2測定制御部が前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させるときに、前記光が前記感光体上に到達しないように前記シャッターを制御することを特徴とする。
光源と、前記光源から出射された光を感光体上に集光させる光学系と、を備える光学装置を備える画像形成装置において、
前記光学系の固有振動数を調整する振動調整部と、
用紙に印刷された画像の濃度変動を測定する測定部と、
所定の駆動系を含む複数のユニットを独立して駆動可能な制御部と、
前記所定の駆動系を含むユニット毎の駆動周波数を記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
初期状態時に前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された前記ユニット毎の駆動周波数に調整したときの前記濃度変動を前記測定部により測定させる第1測定制御部と、
前記第1測定制御部の制御により測定させた前記濃度変動を初期測定情報として前記記憶部に記憶させる初期値記憶制御部と、
前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された当該検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記濃度変動を前記測定部により測定させる第2測定制御部と、
前記第2測定制御部の制御により測定させた前記濃度変動と、前記記憶された前記初期測定情報のうち前記検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記初期測定情報と、を比較する比較部と、
前記比較部による比較に基づいて、前記検査対象のユニットの異常を判定する異常判定部と、
を備えることを特徴とする。
前記測定部は、前記用紙に印刷された画像を通紙中に読み取るインラインセンサーであることを特徴とする。
前記測定部は、一枚の用紙に、前記光学系の固有振動数を複数のユニットの前記駆動周波数にそれぞれ調整したときにそれぞれ印刷された各ユニットに対応する画像の濃度変動を測定することを特徴とする。
前記記憶部は、前記ユニット毎に、前記駆動周波数と測定タイミングとを対応付けて記憶し、
前記制御部は、前記測定タイミングに基づいて、前記第2測定制御部による制御を行わせることを特徴とする。
前記測定タイミングは、機械設置時からの累計のプリント枚数と対応付けられていることを特徴とする。
また、インラインセンサー10は、測定部として、用紙Pに印刷された画像の濃度変動を測定する。
第二の光学系3は、スリットやシリンドリカルレンズを含んで構成される。そして、第二の光学系3は、スリットにより、感光体200上でビームスポットが整形されるように、第一の光学系2により平行光に変換されたレーザー光Lの透過量を制限する。また、第二の光学系3は、シリンドリカルレンズにより、第一の光学系2により平行光に変換されたレーザー光Lを副走査方向に収束させる。
振動調整部63は、光学素子61の光学面と平行な方向(図3中のZ方向)に進退可能な進退部631と、進退部631を図3のZ方向に進退させる直動モーター632と、を備えて構成されている。振動調整部63は、直動モーター632により進退部631を図3のZ方向に進行させることで、光学素子61を保持する光学素子ホルダー62に外力を加えて第四の光学系6の固有振動数を所望の駆動周波数に調整することができる。
また、同期センサー8は、測定部として、入射したレーザー光Lの副走査位置変動量を測定する。レーザー光Lの副走査位置変動量は、振動の変化を示す振動情報である。本実施形態では、このレーザー光Lの副走査位置変動量を利用して、振動の変化を検知することができる。ここで、レーザー走査速度をV、ラインセンサー81,82間のレーザー光Lの通過時間をT1,T2とすると、レーザー光Lの副走査位置変動量xは、数式(1)で算出することができる。
数式(1):x=V(T1−T2)×tanθ
感光体200は、ドラム駆動モーター205により第二ギア204bが回転し、この第二ギア204bの回転により第一ギア204a及び回転軸202が回転することで、回転駆動するようになっている。
RAM602は、CPU601により実行された処理プログラム等をRAM602内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
記憶部603は、例えば、プログラムやデータ等を記憶する記録媒体(図示省略)を有しており、この記録媒体は、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部603は、CPU601が画像形成装置1000全体を制御する機能を実現させるための各種データ、各種処理プログラム、これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。
また、記憶部603は、駆動周波数記憶テーブルTを記憶する。駆動周波数記憶テーブルTは、図6に示すように、所定の駆動系を含むユニットの名称であるユニット名T1と、ユニット毎の駆動周波数T2と、ユニット毎の周波数の測定タイミングT3と、を対応付けたものである。即ち、記憶部603は、ユニット毎に、駆動周波数T2と測定タイミングT3とを対応付けて記憶している。なお、本実施形態において、測定タイミングT3は、機械設置時からの累計のプリント枚数と対応付けられている。
また、記憶部603は、同期センサー8により測定されたレーザー光Lの副走査位置変動量やインラインセンサー10により測定された画像の濃度変動を記憶する。
また、制御部600は、同期センサー8を制御することにより、同期センサー8に入射したレーザー光Lの副走査位置変動量を測定させ、測定結果を記憶部603に記憶させる。
また、制御部600は、ドラム駆動部201を制御することにより、感光体200を回転駆動させる。さらに、制御部600は、現像駆動部221を制御することにより、現像部220の駆動を制御する。即ち、制御部600は、所定の駆動系を含む複数のユニットを独立して駆動することができる。
また、制御部600は、インラインセンサー10を制御することにより、インラインセンサー10が通紙中に読み取った画像の濃度変動を測定させ、測定結果を記憶部603に記憶させる。
まず、制御部600は、振動検知モードをオンにする(ステップS1)。具体的には、制御部600は、初期状態時、例えば、画像形成装置1000の設置が完了したタイミングで、振動検知モードをオンにする。なお、制御部600は、例えば、ユーザー又はサービスマンが、図示しない操作パネルから入力した、画像形成装置1000の設置が完了したことを示す信号の検出を契機として、画像形成装置1000の設置が完了したと判断する。
即ち、制御部600は、初期状態時に振動調整部63により第四の光学系6の固有振動数を記憶部603に記憶されたユニット毎の駆動周波数に調整したときの副走査位置変動量を同期センサー8により測定させる第1測定制御部として機能する。
即ち、制御部600は、第1測定制御部の制御により測定させた副走査位置変動量を初期測定情報として記憶部603に記憶させる初期値記憶制御部として機能する。
そして、制御部600は、ステップS1でオンにされた振動検知モードをオフにする(ステップS4)。
制御部600は、所定のプリント枚数に到達したと判定した場合(ステップS5:YES)、振動検知モードをオンにする(ステップS6)。一方、所定のプリント枚数に到達していないと判定した場合(ステップS5:NO)、所定のプリント枚数に到達するまでステップS5の処理を繰り返す。
具体的には、図8のフローチャートに示すように、まず、制御部600は、ドラム駆動部201のみを駆動させる(ステップS81)。具体的には、制御部600は、検査対象のユニットのうち、ドラム駆動ユニットA及びドラム駆動ユニットBを検査すべく、ドラム駆動ユニットA及びドラム駆動ユニットBを含んで構成されるドラム駆動部201のみを駆動させる。
即ち、制御部600は、検査対象のユニットに含まれる駆動系を駆動させた状態で、振動調整部63により第四の光学系6の固有振動数を記憶部603に記憶された当該検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの副走査位置変動量を同期センサー8により測定させる第2測定制御部として機能する。
即ち、制御部600は、第2測定制御部の制御により測定させた副走査位置変動量と、記憶された初期測定情報のうち検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの初期測定情報と、を比較する比較部として機能する。
制御部600は、両者の差が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS83:YES)、異常を検知したことを通知する(ステップS84)。異常検知を通知する方法としては、例えば、図示しない表示部に異常を検知した旨を示す画面を表示させてユーザーにメンテナンスを要求したり、オンラインでサービス拠点に対して自動通知を行ったりする方法等が挙げられる。
即ち、制御部600は、比較部による比較に基づいて、検査対象のユニットの異常を判定する異常判定部として機能する。
一方、両者の差が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS83:NO)、ステップS85へと移行する。
制御部600は、両者の差が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS86:YES)、異常を検知したことを通知する(ステップS87)。
一方、両者の差が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS86:NO)、ステップS88へと移行する。
制御部600は、両者の差が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS90:YES)、異常を検知したことを通知する(ステップS91)。
一方、両者の差が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS90:NO)、異常検知処理を終了する。
従って、本実施形態の画像形成装置1000によれば、振動の増大を検知してユニットの劣化を予測することができるので、画像不良が顕在化する前に異常を検知することができることとなって、画像不良の発生を防止することができる。また、ユニット毎に振動の増大を検知することができるので、容易に異常個所を特定することができることとなって、ダウンタイムを低減することができる。さらに、容易に異常個所を特定することができるので、寿命到達前の異常のないユニットまで交換してしまう無駄を防ぐことができることとなって、サービスコストの増大を防止することができる。
従って、本実施形態の画像形成装置1000によれば、異常を検知する際に画像を印刷する必要がないので、無駄な印刷作業を行う必要がなくなり、作業時間やコストを削減することができる。
例えば、図10及び図11に示す例では、実施形態と比べ、振動情報として、レーザー光Lの副走査位置変動量の代わりに、用紙Pに印刷された画像の濃度変動を利用する点が異なっている。なお、変形例1に係る画像形成装置1000の構成は、実施形態と同様であるので、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
以下、変形例1に係る画像形成装置1000の動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。
次に、制御部600は、予め記憶部603に記憶されている駆動周波数記憶テーブルT(図6参照)を参照し、駆動周波数記憶テーブルTに記憶されている全てのユニットの駆動周波数に対して、濃度変動の検査を行う(ステップS12)。具体的には、制御部600は、振動調整部63により第四の光学系6の固有振動数を駆動周波数記憶テーブルTに記憶されている全てのユニットの駆動周波数に調整したときの濃度変動をインラインセンサー10により測定させる。
次のステップS14〜ステップS17までの処理は、図7のステップS4〜ステップS7までの処理と同様であるので、説明を省略する。
具体的には、図11のフローチャートに示すように、まず、制御部600は、ドラム駆動ユニットAの駆動周波数に調整し、そのときの濃度変動を測定させる(ステップS181)。具体的には、まず、制御部600は、振動調整部63を制御して、第四の光学系6の固有振動数を、最初の検査対象であるドラム駆動ユニットAの駆動周波数に調整する。次いで、制御部600は、そのときの濃度変動を、インラインセンサー10により測定させる。なお、機械設置時と比べて検査対象のユニット(ここではドラム駆動ユニットA)に劣化が生じている場合は、特に図示はしないが、レーザー光Lの副走査位置変動量の測定結果を示す図9と同様、経時変化後の振幅が機械設置時の振幅と比べて増大する。
制御部600は、両者の差が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS182:YES)、異常を検知したことを通知する(ステップS183)。
一方、両者の差が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS182:NO)、ステップS184へと移行する。
制御部600は、両者の差が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS185:YES)、異常を検知したことを通知する(ステップS186)。
一方、両者の差が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS185:NO)、ステップS187へと移行する。
制御部600は、両者の差が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS188:YES)、異常を検知したことを通知する(ステップS189)。
一方、両者の差が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS188:NO)、異常検知処理を終了する。
また、図12に示す例では、実施形態と比べ、第四の光学系6の固有振動数を調整する振動調整部として、進退部631及び直動モーター632からなる振動調整部63の代わりに、剛性可変部64を備える点が異なっている。
具体的には、剛性可変部64は、図12に示すように、光学素子ホルダー62と光学ハウジング9との間に挟持され、制御部600の制御により電圧が印可されることで、剛性を調整することができる。そして、剛性可変部64は、剛性を調整して光学素子ホルダー62に対する押圧力を調整することで、第四の光学系6の固有振動数を調整することができる。
なお、剛性可変部64の具体的な構成及び動作については、従来公知の技術(例えば、特開2001−256762号公報等)を用いることができるため、詳細な説明を省略する。
また、図13に示す例では、実施形態と比べ、フィルター11が配置されている点が異なっている。
具体的には、フィルター11は、図13に示すように、レーザー走査光学装置100と感光体200との間に配置され、制御部600の制御により開閉されることで、レーザー光Lの通過を制御することができる。
変形例3において、制御部600は、第2測定制御部が副走査位置変動量を同期センサー8により測定させるときに、レーザー光Lが感光体200上に到達しないようにシャッター11を制御する。
従って、変形例3の画像形成装置1000によれば、レーザー光Lが感光体200を照射し続けることによる感光体200へのダメージを抑えることができる。
なお、フィルター11を配置する代わりに、光源1の出射タイミングを制御するようにしてもよい。即ち、制御部600が、レーザー光Lが感光体上に到達しないように光源1の出射タイミングを制御することで、変形例3と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、測定部として、装置に元々備わっている同期センサー8やインラインセンサー10を利用して異常を検知するようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、所定の各駆動系に対して個別に加速度計等の振動の検知装置を取り付けるようにしてもよい。
100 レーザー走査光学装置(光学装置)
1 光源
2 第一の光学系
3 第二の光学系
4 偏向器
5 第三の光学系
6 第四の光学系(光学系)
61 光学素子
62 光学素子ホルダー
63 振動調整部
64 剛性可変部(振動調整部)
7 第五の光学系
8 同期センサー(測定部)
9 光学ハウジング
10 インラインセンサー(測定部)
11 フィルター
200 感光体
201 ドラム駆動部
210 帯電部
220 現像部
300 中間転写ベルト
400 転写ローラー
500 定着部
600 制御部(第1測定制御部、初期値記憶制御部、第2測定制御部、比較部、異常判定部)
601 CPU
602 RAM
603 記憶部
T 駆動周波数記憶テーブル
Claims (9)
- 光源と、前記光源から出射された光を感光体上に集光させる光学系と、を備える光学装置を備える画像形成装置において、
前記光学系の固有振動数を調整する振動調整部と、
前記光の副走査位置変動量を測定する測定部と、
所定の駆動系を含む複数のユニットを独立して駆動可能な制御部と、
前記所定の駆動系を含むユニット毎の駆動周波数を記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
初期状態時に前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された前記ユニット毎の駆動周波数に調整したときの前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させる第1測定制御部と、
前記第1測定制御部の制御により測定させた前記副走査位置変動量を初期測定情報として前記記憶部に記憶させる初期値記憶制御部と、
前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された当該検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させる第2測定制御部と、
前記第2測定制御部の制御により測定させた前記副走査位置変動量と、前記記憶された前記初期測定情報のうち前記検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記初期測定情報と、を比較する比較部と、
前記比較部による比較に基づいて、前記検査対象のユニットの異常を判定する異常判定部と、
を備え、
前記第2測定制御部は、検査対象の前記ユニットに含まれる前記駆動系を駆動させた状態で、前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記測定部は、前記光学装置が備える同期センサーであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記第2測定制御部が前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させるときに、前記光が前記感光体上に到達しないように前記光源の出射タイミングを制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記光学装置と前記感光体との間に配置され、前記光の通過を制御可能なシャッターを備え、
前記制御部は、前記第2測定制御部が前記副走査位置変動量を前記測定部により測定させるときに、前記光が前記感光体上に到達しないように前記シャッターを制御することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 光源と、前記光源から出射された光を感光体上に集光させる光学系と、を備える光学装置を備える画像形成装置において、
前記光学系の固有振動数を調整する振動調整部と、
用紙に印刷された画像の濃度変動を測定する測定部と、
所定の駆動系を含む複数のユニットを独立して駆動可能な制御部と、
前記所定の駆動系を含むユニット毎の駆動周波数を記憶する記憶部と、を備え、
前記制御部は、
初期状態時に前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された前記ユニット毎の駆動周波数に調整したときの前記濃度変動を前記測定部により測定させる第1測定制御部と、
前記第1測定制御部の制御により測定させた前記濃度変動を初期測定情報として前記記憶部に記憶させる初期値記憶制御部と、
前記振動調整部により前記光学系の固有振動数を前記記憶部に記憶された当該検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記濃度変動を前記測定部により測定させる第2測定制御部と、
前記第2測定制御部の制御により測定させた前記濃度変動と、前記記憶された前記初期測定情報のうち前記検査対象のユニットの駆動周波数に調整したときの前記初期測定情報と、を比較する比較部と、
前記比較部による比較に基づいて、前記検査対象のユニットの異常を判定する異常判定部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記測定部は、前記用紙に印刷された画像を通紙中に読み取るインラインセンサーであることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記測定部は、一枚の用紙に、前記光学系の固有振動数を複数のユニットの前記駆動周波数にそれぞれ調整したときにそれぞれ印刷された各ユニットに対応する画像の濃度変動を測定することを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
- 前記記憶部は、前記ユニット毎に、前記駆動周波数と測定タイミングとを対応付けて記憶し、
前記制御部は、前記測定タイミングに基づいて、前記第2測定制御部による制御を行わせることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。 - 前記測定タイミングは、機械設置時からの累計のプリント枚数と対応付けられていることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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