JP6332202B2 - 光走査装置、画像形成装置、異常検出方法 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置、異常検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、画像形成装置に搭載される光走査装置、及び異常検出方法に関する。
電子写真方式で画像を形成可能なプリンターのような画像形成装置では、画像データに基づいて発光部から射出される光がポリゴンミラーなどの走査部により感光体ドラムなどの像担持体上に走査されて、像担持体上に画像データに対応する静電潜像が形成される。この種の画像形成装置では、走査部により走査される発光部の光を検出可能な受光部における光の検出タイミングに基づいて、画像データの各ラインに対応する光の射出タイミング、即ち静電潜像の書き出しタイミングが決定される。
一方、この種の画像形成装置では、静電潜像の形成に複数の発光部が用いられることがある。ここで、静電潜像の形成前に、複数の発光部から射出される光を一つずつ走査部に走査させて受光部に検出させることで発光部の異常を検出する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−179080号公報
しかしながら、複数の発光部から射出される光を一つずつ走査部に走査させる場合には、発光部の数だけ走査部による走査を行う必要がある。
本発明の目的は、一度の走査で発光部の異常を検出可能な光走査装置、画像形成装置、及び異常検出方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る光走査装置は、走査部と、光検出部と、光射出部と、発光制御部と、異常検出処理部とを備える。前記走査部は、入射する光を予め定められた方向に走査する反射面を有する。前記光検出部は、前記走査部による前記光の走査経路上の予め定められた位置における前記光の受光量を検出する。前記光射出部は、前記走査部により走査されて前記光検出部に順次個別に入射する位置関係で前記反射面に複数の光を入射させる複数の発光部を含む。前記発光制御部は、前記走査部により前記複数の光が走査される予め定められた特定の一走査期間内において前記複数の発光部を前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる。前記異常検出処理部は、前記複数の発光部に対応して予め定められた複数の受光量のうち前記特定の一走査期間内に前記光検出部によって検出されない前記受光量に対応する前記発光部の異常を検出する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、光走査装置と、画像形成部とを備える。光走査装置は、走査部と、光検出部と、光射出部と、発光制御部と、異常検出処理部とを備える。前記走査部は、入射する光を予め定められた方向に走査する反射面を有する。前記光検出部は、前記走査部による前記光の走査経路上の予め定められた位置における前記光の受光量を検出する。前記光射出部は、前記走査部により走査されて前記光検出部に順次個別に入射する位置関係で前記反射面に複数の光を入射させる複数の発光部を含む。前記発光制御部は、前記走査部により前記複数の光が走査される予め定められた特定の一走査期間内において前記複数の発光部を前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる。前記異常検出処理部は、前記複数の発光部に対応して予め定められた複数の受光量のうち前記特定の一走査期間内に前記光検出部によって検出されない前記受光量に対応する前記発光部の異常を検出する。一方、前記画像形成部は、前記光走査装置により形成される静電潜像を現像してシートに転写する。
本発明の他の局面に係る異常検出方法は、入射する光を予め定められた方向に走査する反射面を有する走査部と、前記走査部による前記光の走査経路上の予め定められた位置における前記光の受光量を検出する光検出部と、前記走査部により走査されて前記光検出部に順次個別に入射する位置関係で前記反射面に複数の光を入射させる複数の発光部を含む光射出部と、を備える光走査装置に搭載されるプロセッサーにより実行され、第1ステップ及び第2ステップを含む。前記第1ステップは、前記走査部により前記複数の光が走査される予め定められた特定の一走査期間内において前記複数の発光部を前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる。前記第2ステップは、前記複数の発光部に対応して予め定められた複数の受光量のうち前記特定の一走査期間内に前記光検出部によって検出されない前記受光量に対応する前記発光部の異常を検出する。
本発明によれば、一度の走査で発光部の異常を検出可能な光走査装置、画像形成装置、及び異常検出方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の光走査部の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の受光部から出力される受光信号を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される異常検出処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。
図1及び図2に示すように、画像形成装置10は、ADF1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、及び操作表示部6を備える。画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、又はコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。また、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する自動原稿搬送装置である。画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶部である。前記EEPROMは、不揮発性の記憶部である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行可能である。
具体的に、画像形成部3は、図1に示すように、感光体ドラム31、帯電器32、光走査部33、現像器34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39を備える。そして、画像形成部3では、給紙部4に着脱可能な給紙カセットから供給されるシートに以下の手順で画像が形成され、画像形成後の前記シートが排紙トレイ39に排出される。なお、前記シートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
まず、帯電器32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査部33により感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像器34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、現像器34には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。
続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写ローラー35によってシートに転写される。その後、シートに転写されたトナー像は、そのシートが定着ローラー37及び加圧ローラー38の間を通過する際に定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。なお、感光体ドラム31の表面に残存したトナーはクリーニング装置36で除去される。
ここで、図2及び図3を参照しつつ、光走査部33について説明する。なお、図3は光走査部33の構成を示す平面模式図である。
光走査部33は、画像データに対応する光を感光体ドラム31上に走査して感光体ドラム31上に画像データに対応する静電潜像を形成する。具体的に、光走査部33は、図2及び図3に示すように、ポリゴンミラー331、モーター332、モーター駆動部333、光射出部334、光源駆動部335A、335B、及び受光部336を備える。
ポリゴンミラー331は、図3に示す回転軸331Aを中心に回転方向331Bに沿って高速回転可能であって、光射出部334から入射される光を走査する。例えば、ポリゴンミラー331は、平面視が正六角形の形状であって、回転方向331Bに沿って形成された複数の反射面331Cを有する。モーター332は、ポリゴンミラー331を回転させる。例えば、モーター332はブラシレスモーターである。ポリゴンミラー331の反射面331Cは、ポリゴンミラー331がモーター332により回転されることで、光射出部334から入射される光を図3に示す主走査方向331Dに走査する。ここに、ポリゴンミラー331及びモーター332が、本発明における走査部の一例である。また、主走査方向331Dが、本発明における予め定められた方向の一例である。
モーター駆動部333は、モーター332に駆動電圧を印加してモーター332を駆動する駆動回路である。例えば、モーター駆動部333は、制御部5から入力される制御信号に応じてモーター332を駆動する。
光射出部334は、ポリゴンミラー331により走査されて受光部336に順次個別に入射する位置関係で、ポリゴンミラー331の反射面331Cに複数の光を入射させる複数の発光部334A、334Bを含む。例えば、発光部334A、334Bは、画像データに対応するレーザー光を射出する半導体レーザー素子である。なお、図3は、光走査部33において各構成要素の配置及び光の経路が概念的に示された図である。具体的に、光射出部334には、発光部334A、334Bからポリゴンミラー331の反射面331Cの間に配置される光学系部材も含まれる。例えば、前記光学系部材は、コリメータレンズ、反射ミラー、及びシリンドリカルレンズなどである。また、光射出部334は、3つ以上の発光部を含むものであってもよい。
例えば、発光部334A、334Bは、回転軸331A方向において互いに異なる位置に配置されている。また、発光部334A、334Bは、図3に示すように、回転軸331Aに垂直な方向において互いに離間距離Lだけ離間した平行なレーザー光B1、B2をポリゴンミラー331に向けて射出するように、ポリゴンミラー331の回転軸331Aに垂直な方向において互いに異なる位置に配置されている。これにより、反射面331Cで反射したレーザー光B1、B2は、主走査方向331Dにおいて互いに離間距離Lだけ離間した状態で、ポリゴンミラー331により走査される。ここで、離間距離Lは、ポリゴンミラー331で走査されたときに受光部336に順次個別に入射する距離として予め定められた距離である。なお、ポリゴンミラー331の反射面331Cで反射したレーザー光B1、B2は、fθレンズのような走査レンズ及び反射ミラーなどの不図示の光学系を経由して感光体ドラム31を照射する。
光源駆動部335A、335Bは、発光部334A、334Bを駆動する駆動回路である。例えば、光源駆動部335Aは、制御部5から入力される画像データに基づいて変調されたパルス信号に基づいて、発光部334Aを駆動する。また、光源駆動部335Bは、制御部5から入力される画像データに基づいて変調されたパルス信号に基づいて、発光部334Bを駆動する。これにより、発光部334A、334Bから画像データに対応する光が照射される。そして、発光部334A、334Bから射出された画像データに対応する光は、ポリゴンミラー331によって感光体ドラム31上に走査されて、感光体ドラム31上に画像データに対応する静電潜像が形成される。
受光部336は、予め定められた強度Th(図4参照)以上の光の受光に応じて受光信号を出力する。例えば、受光部336は、ポリゴンミラー331による光の走査経路上の予め定められた位置に設けられたフォトダイオードである。例えば、受光部336は、主走査方向331Dの上流側であって感光体ドラム31に光が走査されない走査領域外の位置に設けられる。ここで、受光部336の配置位置が、本発明における予め定められた位置の一例である。なお、受光部336は、受光量に応じた電圧又は電流の前記受光信号を出力してもよい。
ここで、画像形成装置10では、上述の通り、ポリゴンミラー331の反射面331Cで反射したレーザー光B1、B2が、主走査方向331Dにおいて互いに離間距離Lだけ離間した状態でポリゴンミラー331により走査される。そのため、反射面331Cで反射したレーザー光B1、B2は、離間距離Lに対応する時間ごとに順次個別に受光部336に入射する。
一方、制御部5は、図2に示すように、タイミング制御部51を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記制御プログラムを実行する。これにより、制御部5は、タイミング制御部51として機能する。
タイミング制御部51は、発光部334A、334Bのうち予め定められた特定発光部から射出される光に対応する受光部336からの前記受光信号の出力タイミングに基づいて、静電潜像の書き出しタイミングを制御する。例えば、画像形成装置10では、発光部334Aが前記特定発光部に設定されている。
具体的に、タイミング制御部51は、前記印刷処理が実行される場合に、光源駆動部335Aを制御して、複数の前記発光部のうち発光部334Aのみを発光させる。そして、タイミング制御部51は、受光部336から出力される前記受光信号の出力タイミングに基づいて、発光部334Aから射出される光による静電潜像の書き出しタイミング、及び発光部334Bから射出される光による静電潜像の書き出しタイミングを決定する。
ところで、画像形成装置10と同様の構成を備える従来の画像形成装置において、静電潜像の形成前に、発光部334A、334Bから射出される光を一つずつポリゴンミラー331に走査させて受光部336に検出させることで、前記発光部の異常を検出する構成が知られている。しかしながら、発光部334A、334Bから射出される光を一つずつポリゴンミラー331に走査させる場合には、前記発光部の数だけポリゴンミラー331による走査を行う必要がある。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、一度の走査で前記発光部の異常を検出することが可能である。
具体的に、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の異常検出処理(図5のフローチャート参照)を実行させるための異常検出プログラムが予め記憶されている。なお、前記異常検出プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて制御部5の前記EEPROM等の記憶部にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示すように、駆動制御部52、発光制御部53、検出処理部54、異常検出処理部55、報知処理部56、及び印刷制御部57を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記異常検出プログラムを実行する。これにより、制御部5は、駆動制御部52、発光制御部53、検出処理部54、異常検出処理部55、報知処理部56、及び印刷制御部57として機能する。ここに、光走査部33及び制御部5を備える装置が、本発明における光走査装置の一例である。
駆動制御部52は、予め定められたタイミングで、ポリゴンミラー331を回転させる。例えば、駆動制御部52は、画像形成装置10の電源投入時、及び画像形成装置10の一部の機能が休止するスリープ状態から通常動作状態への復帰時において、モーター駆動部333を制御して、モーター駆動部333にモーター332を駆動させる。
発光制御部53は、ポリゴンミラー331により発光部334A、334Bから射出される複数の光が走査される予め定められた特定の一走査期間内において、発光部334A、334Bを前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる。具体的に、発光制御部53は、光源駆動部335Aを制御して、光源駆動部335Aに予め設定された第1光量で発光部334Aを発光させる。また、発光制御部53は、光源駆動部335Bを制御して、光源駆動部335Bに前記第1光量より少ない予め設定された第2光量で発光部334Bを発光させる。
例えば、発光制御部53は、駆動制御部52によりポリゴンミラー331が回転した場合に、ポリゴンミラー331の一走査期間の間、発光部334Aを前記第1光量で発光させると共に発光部334Bを前記第2光量で発光させる。即ち、駆動制御部52によりポリゴンミラー331が回転した場合におけるポリゴンミラー331の一走査期間が、前記特定の一走査期間の一例である。なお、前記一走査期間は、ポリゴンミラー331が正六角形の形状であれば、ポリゴンミラー331が60度回転するために必要な時間である。
また、発光制御部53は、画像形成部3による静電潜像の形成前又は後のタイミングにおけるポリゴンミラー331の前記一走査期間の間に、発光部334A、334Bを前記発光部ごとに異なる発光量で発光させてもよい。この場合、画像形成部3による静電潜像の形成前又は後のタイミングにおけるポリゴンミラー331の一走査期間が、前記特定の一走査期間の他の一例である。
検出処理部54は、受光部336における光の受光量を検出する。具体的に、検出処理部54は、受光部336からの前記受光信号の出力時間に応じて受光部336における光の受光量を検出する。ここで、受光部336及び検出処理部54が、本発明における光検出部の一例である。
例えば、画像形成装置10では、受光部336からの前記受光信号の出力時間と受光部336における光の受光量とが予め対応付けられたテーブルデータが前記EEPROM等の記憶部に記憶されている。検出処理部54は、前記テーブルデータを参照して、受光部336からの前記受光信号の出力時間に応じた受光部336における光の受光量を検出する。
なお、受光部336から受光量に応じた電圧又は電流の前記受光信号が出力される場合には、検出処理部54は、前記受光信号における電圧又は電流に基づいて、受光部336における光の受光量を検出する。
ここで、発光制御部53により発光部334Aが前記第1光量で、発光部334Bが前記第2光量で発光する場合に、受光部336から出力される前記受光信号の一例を図4に示す。発光部334A、334Bから射出されてポリゴンミラー331で走査されたレーザー光B1、B2は、レーザー光B1、レーザー光B2の順で個別に受光部336に入射する。受光部336は、レーザー光B1の受光により受光強度が強度Th以上となる出力時間T1の間、前記受光信号を出力する。また、受光部336は、レーザー光B2の受光により受光強度が強度Th以上となる出力時間T2の間、前記受光信号を出力する。なお、主走査方向331Dにおけるレーザー光B1及びレーザー光B2の離間距離Lは、レーザー光B1の入射により受光部336から出力される前記受光信号の立下りと、レーザー光B2の入射により受光部336から出力される前記受光信号の立ち上がりとが重なり合わないように設定される。
検出処理部54は、受光部336から出力される前記受光信号の出力時間が出力時間T1である場合に、前記テーブルデータを参照して、出力時間T1に対応する受光部336における光の受光量を検出する。また、検出処理部54は、受光部336から出力される前記受光信号の出力時間が出力時間T2である場合に、前記テーブルデータを参照して、出力時間T2に対応する受光部336における光の受光量を検出する。
異常検出処理部55は、発光部334Aに対応して予め定められた第1受光量、及び発光部334Bに対応して予め定められた第2受光量のうち、前記特定の一走査期間内に検出処理部54により検出されない受光量に対応する前記発光部の異常を検出する。ここで、前記第1受光量及び前記第2受光量が、本発明における複数の発光部に対応して予め定められた複数の受光量の一例である。
具体的に、画像形成装置10では、前記テーブルデータにおける出力時間T1に対応する受光部336における光の受光量が、前記第1受光量に設定されている。また、画像形成装置10では、前記テーブルデータにおける出力時間T2に対応する受光部336における光の受光量が、前記第2受光量に設定されている。
そして、異常検出処理部55は、前記特定の一走査期間内において検出処理部54により前記第1受光量の光が検出されない場合に、発光部334Aの異常を検出する。また、異常検出処理部55は、前記特定の一走査期間内において検出処理部54により前記第2受光量の光が検出されない場合に、発光部334Bの異常を検出する。
報知処理部56は、異常検出処理部55により異常が検出された前記発光部を報知する。例えば、報知処理部56は、前記発光部の異常が検出された旨のメッセージ及び異常が検出された前記発光部を識別するための発光部識別情報を操作表示部6に表示させる。また、報知処理部56は、前記発光部識別情報を前記EEPROMに記憶させる。
なお、報知処理部56は、操作表示部6における前記メッセージ等の表示に替えて又は前記メッセージ等の表示と共に、前記メッセージ等を含む電子メールを画像形成装置10の保守作業担当者等の予め定められた送信先に送信してもよい。
印刷制御部57は、異常検出処理部55により前記発光部の異常が検出された場合に、異常が検出された前記発光部を除く他の前記発光部を用いて前記印刷処理を実行する。例えば、印刷制御部57は、前記印刷処理の実行が指示された場合において、前記EEPROMに前記発光部識別情報が記憶されている場合に、前記発光部識別情報で識別される前記発光部を除く他の前記発光部を用いて前記印刷処理を実行する。
例えば、印刷制御部57は、給紙部4によるシートの搬送速度、及び感光体ドラム31の回転速度を低下させて前記印刷処理を実行する。なお、印刷制御部57は、モーター駆動部333を制御して、モーター332の回転速度を低下させてもよい。また、印刷制御部57は、異常が検出された前記発光部を除く他の前記発光部の発光光量を増大させてもよい。また、印刷制御部57は、異常検出処理部55により前記発光部の異常が検出された場合に、前記印刷処理の実行を禁止してもよい。
[異常検出処理]
以下、図5を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される異常検出処理の手順の一例について説明する。ここで、ステップS1、S2・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS1>
まず、ステップS1において、制御部5は、前記予め定められたタイミングが到来したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記予め定められたタイミングが到来したと判断すると(S1のYes側)、処理をステップS2に移行させる。また、前記予め定められたタイミングが到来していなければ(S1のNo側)、制御部5は、ステップS1で前記予め定められたタイミングの到来を待ち受ける。
<ステップS2>
ステップS2において、制御部5は、ポリゴンミラー331を回転させる。具体的に、制御部5は、モーター駆動部333を制御して、モーター駆動部333にモーター332を駆動させる。ここで、ステップS1及びステップS2の処理は、制御部5の駆動制御部52により実行される。
なお、制御部5が、画像形成部3による静電潜像の形成前又は後のタイミングにおけるポリゴンミラー331の前記一走査期間の間に、発光部334A、334Bを前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる場合には、ステップS2の処理は省略される。
<ステップS3>
ステップS3において、制御部5は、前記一走査期間の間、複数の発光部334A、334Bを前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる。ここに、ステップS3の処理が、本発明における第1ステップの一例であって、制御部5の発光制御部53により実行される。
具体的に、制御部5は、光源駆動部335Aを制御して、光源駆動部335Aに前記第1光量で発光部334Aを発光させる。また、制御部5は、光源駆動部335Bを制御して、光源駆動部335Bに前記第2光量で発光部334Bを発光させる。
<ステップS4>
ステップS4において、制御部5は、前記一走査期間の間の受光部336における光の受光量を検出する。ここで、ステップS4の処理は、制御部5の検出処理部54により実行される。
具体的に、制御部5は、前記テーブルデータを参照して、受光部336からの前記受光信号の出力時間に応じた受光部336における光の受光量を検出する。
<ステップS5>
ステップS5において、制御部5は、前記発光部の異常を検出したか否かを判断する。ここで、ステップS5の処理が、本発明における第2ステップの一例であって、制御部5の異常検出処理部55により実行される。
具体的に、制御部5は、発光部334Aに対応する前記第1受光量、及び発光部334Bに対応する前記第2受光量のうち、前記特定の一走査期間内にステップS4により検出されない受光量が存在する場合に、検出されない受光量に対応する前記発光部の異常を検出する。これにより、複数の発光部334A、334Bを同一の発光量で発光させる構成と比較して、複数の前記発光部から異常を有する前記発光部を特定することが可能である。
ここで、制御部5は、前記発光部の異常を検出したと判断すると(S5のYes側)、処理をステップS6に移行させる。また、前記発光部の異常を検出していなければ(S5のNo側)、制御部5は、処理をステップS1に移行させる。
<ステップS6>
ステップS6において、制御部5は、ステップS5により異常が検出された前記発光部を報知する。ここで、ステップS6の処理は、制御部5の報知処理部56により実行される。なお、ステップS6の処理は省略されてもよい。
例えば、制御部5は、前記発光部の異常が検出された旨の前記メッセージ及び異常が検出された前記発光部を識別するための前記発光部識別情報を操作表示部6に表示させる。これにより、画像形成装置10のユーザーは、異常が検出された前記発光部の存在を認識して、メンテナンスの依頼、又は光走査部33の交換などの対処を行うことが可能である。
なお、制御部5は、操作表示部6における前記メッセージ等の表示に替えて又は前記メッセージ等の表示と共に、前記メッセージ等を含む電子メールを画像形成装置10の保守作業担当者等の予め定められた送信先に送信してもよい。これにより、メンテナンスの依頼を行うユーザーの手間が軽減される。
また、制御部5は、前記発光部識別情報を前記EEPROMに記憶させる。一方、制御部5は、前記印刷処理の実行が指示された場合において、前記EEPROMに前記発光部識別情報が記憶されている場合に、前記発光部識別情報で識別される前記発光部を除く他の前記発光部を用いて前記印刷処理を実行する。例えば、制御部5は、給紙部4によるシートの搬送速度、及び感光体ドラム31の回転速度を低下させて前記印刷処理を実行する。これにより、前記発光部の異常が検出された後も、画像形成装置10を用いて印刷を行うことが可能である。
なお、制御部5は、前記EEPROMに前記発光部識別情報が記憶されている場合に、前記印刷処理の実行を禁止してもよい。この場合、制御部5は、前記印刷処理の実行が指示された場合に、前記発光部の異常により前記印刷処理の実行が禁止されている旨を報知することが考えられる。
このように、画像形成装置10では、前記特定の一走査期間内において複数の発光部334A、334Bが前記発光部ごとに異なる発光量で発光される。そして、前記特定の一走査期間における受光部336での光の受光量の検出結果に基づいて、前記発光部ごとに異常の有無が検出される。これにより、一度の走査で前記発光部の異常を検出することが可能である。
なお、光射出部334が3つ以上の前記発光部を含む場合、発光制御部53が、前記特定発光部を除く複数の前記発光部を発光させる構成が他の実施形態として考えられる。この場合、異常検出処理部55が、前記特定発光部に対応して予め定められた受光量が、タイミング制御部51による静電潜像の書き出しタイミングの取得時に検出処理部54により検出されない場合に、前記特定発光部の異常を検出することが考えられる。これにより、前記特定発光部が発光制御部53により発光される構成と比較して、複数の前記発光部における劣化の偏りを抑制することが可能である。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
33 光走査部
331 ポリゴンミラー
332 モーター
333 モーター駆動部
334 光射出部
334A、334B 発光部
335A、335B 光源駆動部
336 受光部
4 給紙部
5 制御部
51 タイミング制御部
52 駆動制御部
53 発光制御部
54 検出処理部
55 異常検出処理部
56 報知処理部
57 印刷制御部
6 操作表示部
10 画像形成装置

Claims (7)

  1. 入射する光を予め定められた方向に走査する反射面を有する走査部と、
    前記走査部による前記光の走査経路上の予め定められた位置における前記光の受光量を検出する光検出部と、
    前記走査部により走査されて前記光検出部に順次個別に入射する位置関係で前記反射面に複数の光を入射させる複数の発光部を含む光射出部と、
    前記走査部により前記複数の光が走査される予め定められた特定の一走査期間内において前記複数の発光部を前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる発光制御部と、
    前記複数の発光部に対応して予め定められた複数の受光量のうち前記特定の一走査期間内に前記光検出部によって検出されない前記受光量に対応する前記発光部の異常を検出する異常検出処理部と、
    を備える光走査装置。
  2. 前記光検出部が、予め定められた強度以上の光の受光に応じて受光信号を出力する受光部と、前記受光部からの前記受光信号の出力時間に応じて前記受光量を検出する検出処理部とを含む請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記複数の発光部のうち予め定められた特定発光部から射出される光に対応する前記受光部からの前記受光信号の出力タイミングに基づいて静電潜像の書き出しタイミングを制御するタイミング制御部を更に備え、
    前記発光制御部が、前記特定発光部を除く前記複数の発光部を発光させる請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記異常検出処理部により異常が検出された前記発光部を報知する報知処理部を更に備える請求項1〜3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光走査装置を含み、前記光走査装置により形成される静電潜像を現像してシートに転写する画像形成部を備える画像形成装置。
  6. 前記異常検出処理部により前記発光部の異常が検出された場合に、異常が検出された前記発光部を除く他の前記発光部を用いて印刷処理を実行する印刷制御部を更に備える請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 入射する光を予め定められた方向に走査する反射面を有する走査部と、前記走査部による前記光の走査経路上の予め定められた位置における前記光の受光量を検出する光検出部と、前記走査部により走査されて前記光検出部に順次個別に入射する位置関係で前記反射面に複数の光を入射させる複数の発光部を含む光射出部と、を備える光走査装置に搭載されるプロセッサーにより、
    前記走査部により前記複数の光が走査される予め定められた特定の一走査期間内において前記複数の発光部を前記発光部ごとに異なる発光量で発光させる第1ステップと、
    前記複数の発光部に対応して予め定められた複数の受光量のうち前記特定の一走査期間内に前記光検出部によって検出されない前記受光量に対応する前記発光部の異常を検出する第2ステップと、
    を実行する異常検出方法。
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