JP6446956B2 - 画像形成装置、その制御方法、および、コンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、および、コンピュータプログラム Download PDF

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本明細書に開示される技術は、画像形成装置に関する。
光源と、ポリゴンミラーと、感光体と、帯電部と、現像部と、転写部と、を備えた画像形成装置が知られている。これらの画像形成装置は、帯電部に感光体を帯電させ、光源から出射されポリゴンミラーに反射されたレーザ光によって感光体を露光して静電潜像を形成し、現像部に静電潜像を現像させ、転写部に現像剤像を被転写体に転写させる。このような画像形成装置には、画像データに基づき光源の点灯を開始して上記静電潜像を前記感光体に形成し始める、いわゆる書き出しタイミングを決定するための構成が設けられている。具体的には、画像形成装置には、光源から出射されポリゴンミラーによって反射されたレーザ光が照射される位置に光センサが配置されており、画像データに基づく光源の点灯前に光源が点灯され、その光源から出射されたレーザ光が光センサに受光されたことを検知したタイミングに基づき、書き出しタイミングが決定される。
上記構成の画像形成装置では、光センサにレーザ光を受光させるために光源を点灯させた際に、光源から出射されポリゴンミラーによって反射されたレーザ光が感光体に照射されることにより、画像データに基づく静電潜像とは別に、感光体が不要に露光されて静電潜像が形成されることがある。そうすると、例えば、不要な露光による静電潜像が現像部により現像され、その現像剤が転写部に付着し、その付着した現像剤によって被転写体が汚れる、いわゆる裏汚れが生じることがある。
そこで、上記構成の画像形成装置では、転写部に付着した現像剤を除去するための技術が提案されている(例えば特許文献1)。
特開平7−128999号公報
上記従来の技術では、転写部に現像剤が付着することを未然に抑制することはできない。
なお、書き出しタイミングを決定する場合に限らず、例えば、光センサがレーザ光を受光したことに基づきポリゴンミラー等の反射体の動作を制御する場合や、光センサが受光したレーザ光の光量に基づき光源から出射されるレーザ光の光量を調整する場合でも、感光体が不要に露光されることがある。要するに、画像データに基づき光源を点灯させる時期とは異なる時期に、光源を点灯させて、その光源からのレーザ光を光センサに受光させる場合には、感光体が不要に露光されることがある。
本明細書では、上述した課題の少なくとも一部を解決することが可能な技術を開示する。
(1)本明細書に開示される画像形成装置は、レーザ光を出射する光源と、前記光源から出射されたレーザ光を偏向する偏向部と、前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射され、回転駆動される感光体と、前記光源から出射された前記レーザ光が照射される光センサと、前記感光体を帯電させる帯電部と、前記レーザ光によって前記感光体上に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像部と、前記現像部により形成された現像剤像を、被転写体に転写させる転写部と、前記転写部に電圧を印加する印加部と、制御部と、を備え、前記制御部は、画像データに基づき前記光源を点灯させることにより、前記被転写体に転写する画像の静電潜像を前記感光体に形成する画像形成制御と、前記画像形成制御の実行時期とは異なる時期に前記光源を点灯させることにより、前記レーザ光を前記光センサに受光させるレーザ受光制御と、を実行し、回転駆動される前記感光体の表面のうち、前記レーザ受光制御の実行により露光された部分が、前記転写部に対向する位置に到達したときに、前記印加部に前記現像剤と同極性の第1電圧を印加させる。この画像形成装置によれば、感光体の表面のうち、レーザ受光制御の実行により露光された部分が、転写部に対向する位置に到達したときに、現像部の現像剤と同極性の第1電圧が転写部に印加される。これにより、露光された部分が転写部に対向する位置に到達しても現像剤と同極性の電圧を転写部に印加しない場合に比べて、光センサにレーザ光を受光させるための光源点灯による露光部分に付着した現像剤が転写部に付着することを抑制することができ、ひいては、被転写体の裏汚れを抑制することができる。
(2)上記画像形成装置において、前記第1電圧は、前記帯電部による前記感光体の表面の帯電電位よりも絶対値が大きい値である、構成としてもよい。この画像形成装置によれば、レーザ受光制御の実行により露光された部分が転写部に対向したときに、帯電部によって帯電された感光体の帯電電位の絶対値以下の電圧を転写部に印加する場合に比べて、光センサにレーザ光を受光させるための光源点灯による露光部分に付着した現像剤が転写部に付着することを、より確実に抑制することができる。
(3)上記画像形成装置において、前記制御部は、前記感光体が1回転する時間よりも短い時間だけ、前記印加部に前記第1電圧を印加させる、構成としてもよい。この画像形成装置によれば、感光体が1回転する時間以上、転写部に第1電圧を印加させ続ける場合に比べて、感光体の劣化を抑制することができる。
(4)上記画像形成装置において、前記転写部は、前記感光体の回転に伴って回転する転写ローラを有し、前記制御部は、前記転写ローラの表面のうち、前記感光体と前記転写部との接触位置において前記感光体の前記露光された部分と対向する第1領域を含み、且つ、前記転写ローラの回転方向の長さが前記転写ローラの全周長よりも短い第2領域が、前記接触位置を通過している場合に限り、前記印加部に前記第1電圧を印加させる、構成としてもよい。この画像形成装置によれば、転写ローラが1回転する間、転写ローラに第1電圧を印加し続ける場合に比べて、転写ローラの劣化を抑制することができる。
(5)上記画像形成装置において、前記第2領域は、前記第1領域と、前記第1領域に対して前記回転方向の上流側と下流側とにそれぞれ隣接し、前記回転方向の長さが前記レーザ光による露光ライン1本分の太さ以上である一対の第3領域とを含む領域である、構成としてもよい。この画像形成装置によれば、第1領域が感光体に対向している間だけ転写ローラに第1電圧を印加する場合に比べて、光センサにレーザ光を受光させるための光源点灯による不要な露光部分に付着した現像剤が転写部に付着することを、より確実に抑制することができる。
(6)上記画像形成装置において、前記第2領域は、前記第1領域を中心とし、前記回転方向の長さが前記転写ローラの全周長の2分の1の長さと同じである領域内に含まれる、構成としてもよい。感光体の露光部分が接触位置に達したとき、転写ローラの表面のうち、感光体側に向いていない領域に、現像剤が転写される可能性は比較的に少ない。これに対して、この画像形成装置によれば、感光体の露光部分が接触位置に達したとき、転写ローラの表面のうち、感光体側に向いていないために現像剤が転写される可能性が低い領域が、接触位置を通過するときまで転写ローラに第1電圧を印加する場合に比べて、転写ローラに現像剤と同極性の電圧を不要に印加することを抑制することができる。
(7)上記画像形成装置において、前記第2領域では、前記第1領域から前記回転方向上流側の長さは、前記第1領域から前記回転方向下流側の長さよりも長い、構成としてもよい。第1領域から回転方向上流側の方が、第1領域から回転方向下流側よりも感光体から現像剤が転写されやすい。これに対して、この画像形成装置によれば、第1領域から回転方向上流側の長さと第1領域から回転方向下流側の長さとが同じ場合に比べて、露光部分に付着した現像剤が転写部に付着することを、効率よく抑制することができる。
(8)上記画像形成装置において、前記第1領域が前記接触位置を通過した後、再び前記接触位置に到達したときに、前記印加部に前記現像剤と同極性の第2電圧を印加させる、構成としてもよい。この画像形成装置によれば、転写部に、現像剤と同極性の電圧を印加することを抑制しつつ、転写部に付着した現像剤を除去することができる。
(9)上記画像形成装置において、前記光センサは、前記光源から出射され前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射される位置に配置され、前記制御部は、前記画像形成制御を実行する際、前記光センサが前記レーザ光を受光したタイミングに基づいて、前記画像データに基づき前記光源を点灯させる、構成としてもよい。この画像形成装置では、光センサがレーザ光を受光したことを検知したタイミングに基づき、画像データに基づき光源が点灯される。このような構成では、画像データに基づき光源が点灯される前に、感光体が露光されることがある。しかし、この画像形成装置によれば、仮に感光体が露光され静電潜像が形成されたとしても、その静電潜像に付着した現像剤が転写部に付着することを抑制することができる。
(10)上記画像形成装置において、前記光センサは、前記光源から出射され前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射される位置に配置され、前記制御部は、前記レーザ受光制御の実行時期に、前記光センサが前記レーザ光を受光したことを検知し、その検知タイミングに基づき前記偏向部の駆動を制御する、構成としてもよい。この画像形成装置によれば、光センサがレーザ光を受光したことを検知したタイミングに基づき、偏向部の駆動が制御される。このような構成では、偏向部の駆動の制御中に、感光体が露光されることがある。しかし、この画像形成装置によれば、仮に感光体が露光され静電潜像が形成されたとしても、その静電潜像に付着した現像剤が転写部に付着することを抑制することができる。
本明細書によって開示される技術は、種々の形態で実現することが可能である。例えば、画像形成装置、プロセス装置の制御方法および画像形成装置、プロセス装置、それらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することが可能である。
プリンタ10の構成を示す概略図 露光部300の構成を示す概略図 プリンタ10の構成を示すブロック図 CPU811が実行する制御処理を示すフローチャート 各モータのオンオフ、LD310のオンオフ、BD信号、各電圧を示すタイミングチャート 露光制御部380が実行する制御処理を示すフローチャート プロセス部400の構成を示す概略図
一実施形態のプリンタ10の構成について、図1から図3を参照しつつ説明する。プリンタ10は、電子写真式の画像形成装置である。図1に示すように、プリンタ10は、給紙部100と画像形成部200とを備える。
給紙部100は、トレイ110と、ピックアップローラ120と、搬送ローラ130と、レジストレーションローラ140とを有する。トレイ110に収容されたシートWは、ピックアップローラ120により1枚ずつ取り出され、搬送ローラ130により搬送され、レジストレーションローラ140により姿勢が矯正されて、所定のタイミングで画像形成部200に送られる。
画像形成部200は、露光部300と、プロセス部400と、定着部500と、帯電印加部610と、現像印加部620と、転写印加部630とを備える。露光部300は、後述する感光ドラム410に向けてレーザ光Lを照射する。露光部300の構成については後に詳述する。
プロセス部400は、感光ドラム410と、帯電部420と、現像部430と、転写ローラ440とを有する。帯電部420は、帯電ワイヤ421と、グリッド422とを有するスコロトロン式の帯電部であり、感光ドラム410の表面を一様に帯電させる。帯電部420によって一様に帯電された感光ドラム410の表面に上述した露光部300からのレーザ光Lが照射されると、感光ドラム410の表面に静電潜像が形成される。現像部430は、現像剤を供給することによって、感光ドラム410の表面に形成された静電潜像を現像する。これにより、感光ドラム410の表面に現像剤像が形成される。転写ローラ440は、感光ドラム410に対向するように配置されており、感光ドラム410の表面に形成された現像剤像を、搬送されるシートWに転写する。感光ドラム410は、感光体の一例であり、転写ローラ440は、転写部の一例であり、シートWは被転写体の一例である。
定着部500は、感光ドラム410よりもシートWの搬送方向の下流側に配置されており、熱によって現像剤像をシートWに定着させる。その後、シートWは、排出ローラ710を介して、プリンタ10の上面に形成された排出トレイ720へと排出される。
帯電印加部610は、後述するCPU811からの指示に応じて、現像部430の現像剤と同極性の電圧VCを帯電ワイヤ421に印加する帯電印加動作を行う。この帯電印加動作では、帯電印加部610は、グリッド422のグリッド電圧VGを検出し、そのグリッド電圧VGが目標値(例えば+800V)になるように、帯電印加部610から帯電ワイヤ421に流す電流および電圧VCの値の少なくとも一方を調整する。目標値のグリッド電圧VGで帯電された感光ドラム410の表面電位は、感光体の表面の帯電電位の一例である。
現像印加部620は、CPU811からの指示に応じて、現像剤と同極性の現像電圧VDを現像部430の現像ローラ431に印加し、その現像電圧VDを現像目標値(例えば+400V)に維持する現像印加動作を行う。
転写印加部630は、CPU811からの指示に応じて、順転写印加動作と、逆転写印加動作とを切り替えて行うことができる。転写印加部630は、順転写印加動作では、現像剤と逆極性の順転写電圧VTMを転写ローラ440に印加し、その順転写電圧VTMを順転写目標値(例えば−1200V)に維持し、逆転写印加動作では、現像剤と同極性の逆転写電圧VTPを転写ローラ440に印加し、その逆転写電圧VTPを逆転写目標値(例えば+900V)に維持する。なお、転写印加部630は、順転写印加動作および逆転写印加動作において、電圧制御ではなく、転写ローラ440に流れる転写電流量を目標電流量に維持する電流制御を行ってもよい。転写印加部630は、印加部の一例であり、逆転写電圧VTPは、第1電圧の一例である。
図2に示すように、露光部300は、レーザ光Lを発するレーザダイオード(以下「LD」という)310と、第1レンズ部320と、ポリゴンミラー330と、ポリゴンモータ340と、第2レンズ部350と、ビームディテクタ(以下「BD」という)360と、モニタ素子370と、露光制御部380とを備える。LD310は、光源の一例であり、ポリゴンミラー330は、偏向部の一例であり、BD360は、光センサの一例である。
ポリゴンミラー330は、正六角柱の側面を構成するように配置された6つの反射面331を有する回転多面鏡である。ポリゴンミラー330は、ポリゴンモータ340によって回転駆動される。
第1レンズ部320は、例えばコリメートレンズで構成され、LD310から発せられたレーザ光Lを、光束に変換してポリゴンミラー330に向けて照射する。第2レンズ部350は、例えばfθレンズで構成され、第1レンズ部320から照射され、ポリゴンミラー330の反射面331によって反射されたレーザ光Lを、感光ドラム410の表面に向けて照射する。
ポリゴンモータ340の回転に伴ってポリゴンミラー330が回転すると、第1レンズ部320からのレーザ光Lの照射方向に対する反射面331の角度が周期的に変わるため、レーザ光Lは反射面331によって周期的に偏向される。これにより、感光ドラム410の表面にレーザ光Lによるライン状の静電潜像(以下、露光ラインという)が形成される。
BD360は、レーザ光Lの照射方向に対する反射面331の角度が特定の角度である状態において、反射面331によって反射されたレーザ光Lが入射する位置に配置されている。BD360は、レーザ光Lが入射していないタイミングにおいてローレベルとなり、レーザ光Lが入射しているタイミングにおいてハイレベルとなるBD信号(図5参照)を出力する。モニタ素子370は、LD310の近傍に配置され、L310が発するレーザ光Lの量に応じたモニタ信号を出力する。このモニタ信号は、例えば、LD310が発するレーザ光Lの量を調整する光量調整等に利用される。
露光制御部380は、後述するように、CPU811からの指示に応じて、ポリゴンモータ340の回転制御と、LD310の発光制御とを行う。露光制御部380は、1または複数のASIC(Application Specific Integrated Circuit)によって構成されている。露光制御部380と後述するCPU811との組み合わせは、制御部の一例である。
図3に示すように、プリンタ10は、上述した画像形成部200等に加え、プリンタ10を制御するコントローラ810と、外部デバイスと接続するための通信インターフェース(IF)820と、ユーザによる操作を受け付ける操作部830と、を備える。
操作部830は、ユーザによる操作を受け付ける各種のボタンやタッチパネル(いずれも図示しない)を有する。タッチパネルは、各種情報を表示する表示部としても機能する。通信インターフェース820は、外部デバイスとの通信を可能にするハードウェアである。具体的には、通信インターフェース820は、例えば、ネットワークインターフェース、シリアル通信インターフェース、パラレル通信インターフェース等である。プリンタ10は、印刷対象となる画像データを、通信インターフェース820を介して外部デバイスから取得する。
コントローラ810は、CPU811と、ROM812と、RAM813と、不揮発性メモリ814と、ASIC815とを有する。ROM812には、プリンタ10を制御するための制御プログラムや、各種設定、初期値等が記憶されている。RAM813は、CPU811が各種のプログラムを実行する際の作業領域や、データの一時的な記憶領域として利用される。不揮発性メモリ814は、NVRAM、フラッシュメモリ、HDD、EEPROMなどの書き換え可能なメモリである。ASIC815は、例えば画像処理専用のハード回路である。CPU811は、ROM812から読み出した制御プログラムや各種センサから送られる信号に従って、プリンタ10の各構成要素を制御する。
CPU811および露光制御部380が実行する制御処理について、図4から図7を参照しつつ説明する。CPU811は、ユーザによる印刷指令を、操作部830を介して受け付けると、図4に示す制御処理を実行する。具体的には、CPU811は、図示しないメインモータを起動させ(S110 図5のT1)、メインモータの回転速度が所定の目標速度に安定した後、そのメインモータの駆動力が給紙部100やプロセス部400に伝達されることによって、シートWがトレイ110から取り出され画像形成部200に向けて搬送され、また、感光ドラム410等が回転駆動される。また、CPU811は、帯電印加部610に上記帯電印加動作を開始させる(S110 図5のT1)。これにより、感光ドラム410の表面のうち、帯電部420と対向する帯電位置X1(図7参照)を通過する部分が、グリッド電圧VGと略同電位に帯電されていく。
CPU811は、感光ドラム410の表面のうち、帯電部420の帯電印加動作によって帯電された部分(以下、帯電部分ということがある)が、感光ドラム410の回転によって、現像ローラ431と対向する現像位置X3(図7参照)に達したか否かを判断する(S120)。具体的には、CPU811は、帯電印加動作の開始から第1待機時間ΔT1だけ経過したか否かを判断する。この第1待機時間ΔT1は、上記帯電部分が、感光ドラム410の回転によって、帯電位置X1から、現像ローラ431と対向する現像位置X3(図7参照)に達するまでに要する時間である。
CPU811は、帯電部分が現像位置X3に達していないと判断した場合(S120:NO)は待機し、帯電部分が現像位置X3に達したと判断した場合(S120:YES)、現像印加部620に上記現像印加動作を開始させる(S130 図5のT2)。これにより、帯電部分が、露光部300からのレーザ光Lによって露光されることによって感光ドラム410の表面に静電潜像が形成された場合には、その静電潜像を現像部430によって現像することができる現像可能状態になる。
次に、CPU811は、ポリゴンモータ340に回転信号を送ることでポリゴンモータ340を起動させる(S140 図5のT3)。これにより、ポリゴンミラー330が回転駆動され、そのポリゴンミラー330の回転速度が所定の目標速度に安定した後に、CPU811は、露光制御部380に、図6に示す制御処理を開始させる(S150)。
図6に示す制御処理では、露光制御部380は、露光部300に、BD受光制御を開始させる(S310 図5のT4)。BD受光制御は、後述する画像データに基づく画像形成制御(図5のT6)を実行する前に、BD360がレーザ光Lを受光したことを検知するために、LD310に発光信号を送り、LD310を点灯させる制御であり、レーザ受光制御の一例である。露光制御部380は、BD受光制御の開始後、BD360からのBD信号に基づき、BD360がレーザ光Lを受光したか否かを判断し(S320)、BD360がレーザ光Lを受光していないと判断した場合(S320:NO)はLD310を点灯させた状態で待機し、BD360がレーザ光Lを受光したと判断した場合(S320:YES)、LD310を消灯し、上記BD受光制御を停止する(S330)。露光制御部380は、S320でのレーザ光Lの受光タイミングに基づき、露光部300からのレーザ光Lが感光ドラム410に照射されず、かつ、BD360に照射される期間を特定することができる。以下、この期間を、BD点灯期間という。
次に、露光制御部380は、書き出しタイミングを決定する(S340)。書き出しタイミングは、画像データに基づきLD310の点灯を開始して各露光ラインを感光ドラム410に形成し始めるタイミングである。具体的には、露光制御部380は、上記BD点灯期間にLD310を点灯させ(図5のT5)、BD360がレーザ光Lを受光したタイミングに基づき、書き出しタイミングを決定する。具体的には、露光制御部380は、BD360がレーザ光Lを受光してから所定の時間が経過した書き出しタイミングが到来したときに、画像形成制御を実行する(S350 図5のT6)。具体的には、露光制御部380は、画像データに基づきLD310を点灯させることにより、シートWに転写する画像の静電潜像、具体的には、1本の露光ラインを感光ドラム410に形成する。以後、露光制御部380は、S350の処理とS360の処理とを繰り返し実行し(S360:NO)、全画像データ分の処理が終了したと判断した場合に(S360:YES)、本制御処理を終了する。
ここで、図5に示すように、BD受光制御が実行される際(T4)、既に現像部430は現像可能状態になっているため(T2参照)、BD受光制御により露光部300から発せられたレーザ光Lが感光ドラム410に照射されることにより、画像データに基づく静電潜像とは別に、感光ドラム410が不要に露光されて静電潜像が形成されることがある。そうすると、例えば、不要な露光による静電潜像が現像部430により現像され、その現像剤が転写ローラ440に付着し、その付着した現像剤によってシートWが汚れる、いわゆる裏汚れが生じることがある。以下、感光ドラム410の表面のうち、BD受光制御の実行により露光された部分を、不要露光部分という。
この不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制するために、CPU811は、不要露光部分が、感光ドラム410と転写ローラ440とが対向する転写位置X4に達したときに、転写印加部630によって逆転写電圧VTPを転写ローラ440に印加させる。上述したように、逆転写電圧VTPは、現像剤と同極性なので、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができる。
具体的には、CPU811は、露光制御部380に露光部300の制御処理の実行を指示するとともに、次のような転写電圧制御を実行する。転写電圧制御の開始当初、転写印加部630は、順転写印加動作および逆転写印加動作のいずれも実行していない。CPU811は、不要露光部分が転写位置X4に達したか否かを判断する(S160)。具体的には、CPU811は、上記BD受光制御の開始から第2待機時間ΔT2だけ経過したか否かを判断する。この第2待機時間ΔT2は、不要露光部分が、感光ドラム410の回転によって、露光位置X2から転写位置X4に達するまでに要する時間よりやや短い時間である。
CPU811は、不要露光部分が転写位置X4に達していないと判断した場合(S160:NO)は待機し、不要露光部分が転写位置X4に達したと判断した場合(S160:YES)、転写印加部630によって逆転写電圧VTPを転写ローラ440に印加させる(S170 図5のT7)。このときの逆転写目標値は、例えば+900Vであり、グリッド目標値よりも絶対値が100V以上、大きい値である。これにより、逆転写目標値の絶対値が、グリッド目標値の絶対値以下である場合に比べて、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを、より確実に抑制することができる。
また、逆転写電圧VTPが印加される時間は、感光ドラム410が1回転する時間よりも短い。換言すれば、感光ドラム410の表面のうち、不要露光部分を含み、且つ、感光ドラム410の回転方向の長さが感光ドラム410の全周長よりも短い領域が、転写位置X4を通過している期間に限り、逆転写電圧VTPが印加される。これにより、感光ドラム410が1回転する時間以上、逆転写電圧VTPが転写ローラ440に印加され続ける場合に比べて、感光ドラム410の劣化を抑制することができる。具体的には、感光ドラム410の表面に転写ローラ440によって印加された電荷が蓄積し、内部放電等が発生することで感光層が劣化することを抑制することができる。
また、図7に示すように、転写ローラ440の表面の第2領域E2が転写位置X4を通過している場合に限り、逆転写電圧VTPが印加される。この第2領域E2は、転写ローラ440の表面のうち、転写位置X4において不要露光部分と対向する第1領域E1を含み、且つ、転写ローラ440の回転方向の長さが転写ローラの全周長よりも短い領域である。これにより、転写ローラ440が1回転する間、転写ローラ440に逆転写電圧VTPが印加され続ける場合に比べて、転写ローラ440の劣化を抑制することができる。
ここで、不要露光部分が転写位置X4に達したとき、転写ローラ440の表面のうち、感光ドラム410側に向いていない領域に、感光ドラム410から現像剤が転写される可能性は比較的に少ない。そこで、第2領域E2は、第1領域E1を中心とし、回転方向の長さが転写ローラ440の全周長の2分の1の長さと同じである領域E4内に含まれる。これにより、第2領域E2が、領域E4からはみ出る場合に比べて、転写ローラ440に現像剤と同極性の電圧を不要に印加することを抑制することができる。
また、第2領域E2は、第1領域E1と、第1領域E1に対して回転方向の上流側と下流側とにそれぞれ隣接し、回転方向の長さがレーザ光による露光ライン1本分の太さ以上である一対の第3領域E3D,E3Uとを含む領域である。これにより、第1領域E1が転写位置X4を通過するときだけ転写ローラ440に逆転写電圧VTPを印加する場合に比べて、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを、より確実に抑制することができる。
さらに、第1領域E1が転写位置X4に達したとき、第1領域E1から回転方向上流側の方が、第1領域から回転方向下流側よりも感光ドラム410から現像剤が転写されやすい。そこで、転写ローラ440の回転方向において上流側に位置する第3領域E3Uの長さは、下流側に位置する第3領域E3Dの長さよりも長い。これにより、第1領域E1から回転方向上流側の長さと第1領域E1から回転方向下流側の長さとが同じ場合に比べて、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを、効率よく抑制することができる。
CPU811は、第1領域E1が転写位置X4を通過した後、再び転写位置X4に達したか否かを判断する(S180)。具体的には、CPU811は、第1領域E1が転写位置X4に達してから第3待機時間ΔT3だけ経過したか否かを判断する。この第3待機時間ΔT3は、転写ローラ440の回転周期に対応した時間である。CPU811は、第1領域E1がまだ転写位置X4に達していないと判断した場合(S180:NO)は待機し、第1領域E1が再び転写位置X4に達したと判断した場合(S180:YES)、再度、転写印加部630によって逆転写電圧VTPを転写ローラ440に印加させる(S190 図5のT8)。これにより、転写ローラ440に、現像剤と同極性の電圧を印加する時間の短縮化を図りつつ、転写ローラ440に付着した現像剤を除去することができる。このときの逆転写電圧VTPは、第2電圧の一例であり、S170のときの逆転写電圧VTPとは同じ値でも異なる値でもよい。
その後、CPU811は、転写印加部630によって順転写電圧VTMを転写ローラ440に印加させる(S200 図5のT9)。具体的には、画像形成処理を開始した時間(図5のT6)から第4待機時間ΔT4だけ経過したか否かを判断する。この第4待機時間ΔT4は、画像が形成された部分が、感光ドラム410の回転によって、露光位置X2から転写位置X4に達するまでに要する時間よりやや短い時間である。これにより、上記S350の画像形成制御により感光ドラム410の表面に形成された画像データに基づく現像剤像を、転写位置X4でシートWに転写することができる。CPU811は、全画像データ分、処理が終了した場合に、本制御処理を終了する。
本実施形態によれば、感光ドラム410の表面のうち、BD受光制御の実行により露光された不要露光部分が、転写位置X4に達したときに、現像部430の現像剤と同極性の逆転写電圧VTPが転写ローラ440に印加される。これにより、不要露光部分が転写位置X4に達しても現像剤と同極性の電圧を転写部に印加しない場合に比べて、BD360にレーザ光Lを受光させるための光源点灯による不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができ、ひいては、シートWの裏汚れを抑制することができる。
本明細書に開示された技術は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。
画像形成装置は、カラー画像を形成可能なプリンタでもよい。また、画像形成装置は、プリンタ単体に限らず、複写機、ファクシミリ装置や複合機でもよい。これらの複写機等にも本発明を適用することができる。また、画像形成装置は、プラス極性の現像剤を用いて現像する構成に限らず、マイナス極性の現像剤を用いて現像する構成でもよい。後者の構成の場合、各電圧VC、VG、VD、VTM、VTPの極性は、上記実施形態とは逆の極性になる。
上記実施形態では、帯電部の一例として、スコロトロン式のものを説明したが、これに限らず、帯電部は、グリッドを有しないコロトロン式のものでもよいし、感光ドラム410と接触しつつ回転する帯電ローラでもよい。
感光体は、ドラムに限らず、感光ベルトなどでもよい。転写部は、ローラ体に限らず、ベルト体などでもよい。画像の濃度や位置を検出するためのマークが転写される搬送ベルトを備える画像形成装置の場合、被転写体は、その搬送ベルトでもよい。
偏向部は、複数の反射面を有し、回転駆動される回転多面鏡を備え、光源からのレーザ光を、その回転多面鏡の回転角度、換言すれば反射面の変位に応じた方向に反射させることにより、レーザ光を偏向するポリゴンスキャニング方式のものに限られない。偏向部は、例えば、所定の角度範囲内で傾動する反射ミラーを有し、光源からのレーザ光を、反射ミラーの傾斜角度に応じた方向に反射させることにより、レーザ光を偏向するガルバノスキャニング方式のものでもよいし、往復振動する振動ミラーを有し、光源からのレーザ光を、振動ミラーの振動角度に応じた方向に反射させることにより、レーザ光を偏向する往復振動ミラー方式のものでもよい。
上記実施形態では、CPU811と露光制御部380とにより実行される図4、図6の処理は、1または複数のCPUにより実行されてもよいし、ASICなどの専用のハード回路のみにより実行されてもよいし、CPUおよびハード回路の両方により実行されてもよい。この場合、1または複数のCPU等は、「制御部」の一例である。」
図4のS170において、逆転写目標値の絶対値は、グリッド目標値の絶対値以下であってもよい。転写ローラ440に、現像剤と同極性の電圧を印加する限り、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができる。
図4のS170において、逆転写電圧VTPが印加される時間は、感光ドラム410が1回転する時間以上でもよい。また、転写ローラ440が1回転する間、転写ローラ440に逆転写電圧VTPを印加し続けてもよい。また、第2領域E2は、領域E4からはみ出てもよい。また、第1領域E1が転写位置X4を通過するときだけ転写ローラ440に逆転写電圧VTPが印加されてもよい。
図4のS170において、転写ローラ440の表面のうち、第1領域E1から転写ローラ440の回転方向上流側に転写ローラ440の4分1周長分だけずれた位置が転写位置X4を通過したときに、逆転写電圧VTPの印加が停止されてもよい。これにより、転写ローラ440の表面のうち、現像剤が転写される可能性は低い領域が転写位置X4を通過するまで、無駄に逆転写電圧VTPを印加し続けられることを抑制することができる。
第3領域E3Uと第3領域E3Dの回転方向長さは同じでもよいし、第3領域E3Uの長さの方が第3領域E3Dよりも短くてもよい。
図4のS170において、逆転写目標値の絶対値は、グリッド目標値の絶対値以下であってもよい。転写ローラ440に、現像剤と同極性の電圧を印加する限り、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができる。
図4のS170において、逆転写目標値の絶対値は、グリッド目標値の絶対値以下であってもよい。転写ローラ440に、現像剤と同極性の電圧を印加する限り、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができる。
上記実施形態では、CPU811は、S180の処理を1回だけ行ったが、これに限らず、S180の処理を複数回繰り返し行ってもよい。この場合、回数が増えるごとに、絶対値が小さい逆転写電圧VTPを印加してもよいし、回数が増えるごとに、S180の処理の実行周期を長くしてもよい。
レーザ受光制御は、BD受光制御に限られず、例えば、画像形成制御の開始前において、LD310を点灯させ、BD360から周期的に出力されるBD信号に基づき、ポリゴンミラー330の回転動作や回転速度を制御することや、モニタ素子370のモニタ信号に基づき、LD310の光量調整を行うことでもよい。このような場合でも、ポリゴンミラー330の回転制御中に、感光ドラム410が不要に露光されることがある。
しかし、本発明を適用することにより、仮に感光ドラム410が不要に露光され静電潜像が形成されたとしても、その静電潜像に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができる。要するに、画像データに基づき光源を点灯させる時期とは異なる時期に、光源を点灯させて、その光源からのレーザ光をBD360に受光させる場合には、感光ドラム410が不要に露光されることがある。このような場合には、本発明を適用することにより、不要露光部分に付着した現像剤が転写ローラ440に付着することを抑制することができる。なお、モニタ素子370は、光センサの一例である。
10:プリンタ 200:画像形成部 300:露光部 310:レーザダイオード 330:ポリゴンミラー 370:モニタ素子 380:露光制御部 410:感光ドラム 420:帯電部 430:現像部 440:転写ローラ 630:転写電圧印加部 810:コントローラ E1:第1領域 E2:第2領域 E3D:第3領域 E3U:第3領域 E4:領域 L:レーザ光 VTM:順転写電圧 VTP:逆転写電圧 W:シート X4:転写位置

Claims (9)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    前記光源から出射されたレーザ光を偏向する偏向部と、
    前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射され、回転駆動される感光体と、
    前記光源から出射された前記レーザ光が照射される光センサと、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    前記レーザ光によって前記感光体上に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像部と、
    前記現像部により形成された現像剤像を、被転写体に転写させる転写部と、
    前記転写部に電圧を印加する印加部と、
    制御部と、を備え、
    前記転写部は、前記感光体の回転に伴って回転する転写ローラを有し、
    前記制御部は、
    画像データに基づき前記光源を点灯させることにより、前記被転写体に転写する画像の静電潜像を前記感光体に形成する画像形成制御と、
    前記画像形成制御の実行時期とは異なる時期に前記光源を点灯させることにより、前記レーザ光を前記光センサに受光させるレーザ受光制御と、を実行し、
    前記転写ローラの表面のうち、前記感光体と前記転写部との接触位置において前記感光体の前記レーザ受光制御の実行により露光された部分と対向する第1領域を含み、且つ、前記転写ローラの回転方向の長さが前記転写ローラの全周長よりも短い第2領域が、前記接触位置を通過している場合に限り、前記印加部に前記現像剤と同極性の第1電圧を印加させる、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第1電圧は、前記帯電部によって帯電された前記感光体の表面の帯電電位よりも絶対値が大きい値である、画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記第2領域は、前記第1領域と、前記第1領域に対して前記回転方向の上流側と下流側とにそれぞれ隣接し、前記回転方向の長さが前記レーザ光による露光ライン1本分の太さ以上である一対の第3領域とを含む領域である、画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第2領域は、前記第1領域を中心とし、前記回転方向の長さが前記転写ローラの全周長の2分の1の長さと同じである領域内に含まれる、画像形成装置。
  5. 請求項から請求項までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第2領域では、前記第1領域から前記回転方向上流側の長さは、前記第1領域から前記回転方向下流側の長さよりも長い、画像形成装置。
  6. 請求項から請求項までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1領域が前記接触位置を通過した後、再び前記接触位置に到達したときに、前記印加部に前記現像剤と同極性の第2電圧を印加させる、画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記光センサは、前記光源から出射され前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射される位置に配置され、
    前記制御部は、
    前記画像形成制御を実行する際、前記光センサが前記レーザ光を受光したタイミングに基づいて、前記画像データに基づき前記光源を点灯させる、画像形成装置。
  8. レーザ光を出射する光源と、
    前記光源から出射されたレーザ光を偏向する偏向部と、
    前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射され、回転駆動される感光体と、
    前記光源から出射された前記レーザ光が照射される光センサと、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    前記レーザ光によって前記感光体上に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像部と、
    前記現像部により形成された現像剤像を、被転写体に転写させる転写部と、
    前記転写部に電圧を印加する印加部と、を備え、前記転写部は、前記感光体の回転に伴って回転する転写ローラを有する、画像形成装置の制御方法であって、
    画像データに基づき前記光源を点灯させることにより、前記被転写体に転写する画像の静電潜像を前記感光体に形成する画像形成制御を実行する工程と、
    前記画像形成制御の実行時期とは異なる時期に前記光源を点灯させることにより、前記光源から出射された前記レーザ光を前記光センサに受光させるレーザ受光制御を実行する工程と、
    前記転写ローラの表面のうち、前記感光体と前記転写部との接触位置において前記感光体の前記レーザ受光制御の実行により露光された部分と対向する第1領域を含み、且つ、前記転写ローラの回転方向の長さが前記転写ローラの全周長よりも短い第2領域が、前記接触位置を通過している場合に限り、前記印加部に前記現像剤と同極性の第1電圧を印加させる工程とを、
    を備える、画像形成装置の制御方法。
  9. レーザ光を出射する光源と、
    前記光源から出射されたレーザ光を偏向する偏向部と、
    前記偏向部により偏向された前記レーザ光が照射され、回転駆動される感光体と、
    前記光源から出射された前記レーザ光が照射される光センサと、
    前記感光体を帯電させる帯電部と、
    前記レーザ光によって前記感光体上に形成された静電潜像を、現像剤を用いて現像する現像部と、
    前記現像部により形成された現像剤像を、被転写体に転写させる転写部と、
    前記転写部に電圧を印加する印加部と、を備え、前記転写部は、前記感光体の回転に伴って回転する転写ローラを有する、画像形成装置を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    画像データに基づき前記光源を点灯させることにより、前記被転写体に転写すべき画像の静電潜像を前記感光体に形成する画像形成制御を実行する処理と、
    前記画像形成制御の実行時期とは異なる時期に前記光源を点灯させることにより、前記光源から出射された前記レーザ光を前記光センサに受光させるレーザ受光制御を実行する処理と、
    前記転写ローラの表面のうち、前記感光体と前記転写部との接触位置において前記感光体の前記レーザ受光制御の実行により露光された部分と対向する第1領域を含み、且つ、前記転写ローラの回転方向の長さが前記転写ローラの全周長よりも短い第2領域が、前記接触位置を通過している場合に限り、前記印加部に前記現像剤と同極性の第1電圧を印加させる処理と、
    を前記画像形成装置に実行させる、コンピュータプログラム。
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