JP5414880B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5414880B2
JP5414880B2 JP2012274676A JP2012274676A JP5414880B2 JP 5414880 B2 JP5414880 B2 JP 5414880B2 JP 2012274676 A JP2012274676 A JP 2012274676A JP 2012274676 A JP2012274676 A JP 2012274676A JP 5414880 B2 JP5414880 B2 JP 5414880B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
developing
light source
unit
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012274676A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013152443A (ja
JP2013152443A5 (ja
Inventor
貴之 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2012274676A priority Critical patent/JP5414880B2/ja
Priority to US13/722,484 priority patent/US9227427B2/en
Priority to CN201210570275.XA priority patent/CN103186069B/zh
Priority to CN201510808606.2A priority patent/CN105301929A/zh
Priority to KR1020120154912A priority patent/KR101580615B1/ko
Publication of JP2013152443A publication Critical patent/JP2013152443A/ja
Publication of JP2013152443A5 publication Critical patent/JP2013152443A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5414880B2 publication Critical patent/JP5414880B2/ja
Priority to US14/954,984 priority patent/US9827783B2/en
Priority to KR1020150182802A priority patent/KR101763041B1/ko
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
従来、この種の画像形成装置では、記録材へのプリント動作を実行する前にスキャナモータによって回転駆動される回転多面鏡の回転速度が画像形成動作を実行するための速度となるよう、回転多面鏡の速度を調整する(スキャナモータを立ち上げる)。この際、回転多面鏡の回転速度を検知する為、レーザを強制発光させた際に検出される水平同期信号の周期を用いる構成がある。
この構成では、回転多面鏡を立ち上げる際は、スキャナモータの起動時から常にレーザを発光させて水平同期信号を監視する。または、スキャナモータが目標速度に到達するまでの時間を待ってからレーザを強制発光させる。そして、強制発光時に水平同期信号を検出し、検出した信号の周期をみて、スキャナモータ(回転多面鏡)の回転速度を検知し、画像形成動作を実行する速度になるよう調整していた。このように、回転多面鏡を立ち上げる際には、回転多面鏡の回転速度を検知する為にレーザを強制発光する間、レーザ光が感光体(像担持体)を露光する。このため、現像ローラが感光体に当接していたり、現像器に現像バイアスが印加されていたりすると、感光体にトナーが付着する。そして、感光体と直接当接する記録材にトナーを転写する転写部、又は、ベルト等を介して感光体からトナーが運ばれる記録材にトナーを転写する転写部に、不要なトナーが移ってしまう。このことで、記録材を通紙したときに記録材に形成したトナー画像とは別のトナーが付着し、汚れてしまうことが懸念される。
そこで、特許文献1では現像器で弱電バイアスを印加して、感光体がレーザ光に露光されても現像されにくい様に制御することが提案されている。
また、特許文献2には、現像器を感光体に対して当接及び離間可能な機構を設けたインラインカラー画像形成装置で、感光体にトナーが付着しないよう現像器を感光体から離間した状態で待機し、画像形成直前に現像器を感光体に当接させる構成が提案されている。
また、特許文献3では、レーザ光で感光体を露光しないよう、感光体表面の画像エリアに重ならないように安全エリアを設け、スキャナモータ立ち上げ時には、その安全エリアでのみレーザを発光させキャリブレーションを実施することが提案されている。
特開平7−306626号公報 特開2007−93771号公報 米国特許第5864355号
しかしながら、レーザ光が感光体を露光することにより、記録材の裏側が汚れてしまうことを防ぐために、特許文献1のように現像器に弱電バイアスを行う場合、弱電バイアスから通常のバイアスに切り替えるための時間が必要となり、レーザ強制発光が終了した後すぐに画像形成動作を実行できない。この為、印字要求を受けてから1枚目の記録材が機外に排出されるまでの時間であるファーストプリントタイム(FPOT)が長くなってしまうことが懸念される。また、非常に光量の高いレーザ光で露光が行われる場合、弱電バ
イアスを印加していても感光体に多少のトナーが付着して現像されてしまい、記録材の裏側の汚れが発生することが懸念される。
また特許文献2のように、感光体にトナーが付着しないよう現像器を感光体から離間した状態で待機し、画像形成直前に現像器を感光体に当接させる場合、現像器を感光体に当接させるタイミングは、レーザの強制発光を行うスキャナモータの立ち上げの完了を待って、不用意に感光体を露光しない状態に移行した後となるようにしなければならない。そのため上記同様にファーストプリントタイムが長くなることが懸念される。
また、特許文献3のように、感光体表面の画像エリアに重ならないエリアを演算して求めて、レーザを発光させている場合、急激な回転多面鏡の速度変化には対応が難しく、場合によっては感光体表面の画像エリアを露光してしまう虞がある。また、感光体表面の画像エリアに重ならないエリアで水平同期信号が得られない場合には、スキャナモータが制御不能になってしまうことが懸念される。このため、回転多面鏡が急激に速度変動しないよう、回転多面鏡の加速度を一定の範囲内に抑える必要があり、この場合、回転多面鏡の速度を調整し終わるまでに時間がかかってしまいファーストプリントタイムが長くなることが懸念される。
本発明は、複数の像担持体を有する画像形成装置において、記録材を汚してしまうことを抑えつつ、ファーストプリントタイムをより短縮させることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
感光体、光を発する光源、及び、現像位置と前記現像位置から退避した位置に移動可能な現像部材をそれぞれ備える第1、第2画像形成手段と、前記第1、第2画像形成手段の光源が発する光を反射する回転多面鏡と、前記第2画像形成手段の光源から発せられ前記回転多面鏡で反射された光を検出する検出部と、を有し、前記第1、第2画像形成手段の各々は、それぞれの光源の発する光を前記回転多面鏡で反射それぞれの感光体に照射して潜像を形成し、前記現像位置にあるそれぞれの前記現像部材を用いて前記潜像を前記第1、第2画像形成手段の順にトナーで現像可能な画像形成装置において、
前記検出部で光を検出すべく前記第2画像形成手段の光源からの光を前記第2画像形成手段の感光体と前記検出部とに照射し、その時の前記検知の出力に基づいて前記回転多面鏡の速度を調整する調整動作を実行する調整手段を有し、
前記調整手段は、前記第1画像形成手段が前記感光体に潜像を形成する前に前記調整動作を行い、
前記第1画像形成手段の現像部材は、前記調整動作終了する前に、前記現像位置への移動を開始し、前記第2画像形成手段の現像部材は、前記調整動作を実行している間、前記現像位置から退避した位置にあることを特徴とする。
感光体、光を発する光源、及び、現像位置と前記現像位置から退避した位置に移動可能な現像部材をそれぞれ備える第1、第2画像形成手段と、前記第1、第2画像形成手段の光源が発する光を反射する回転多面鏡と、前記第2画像形成手段の光源から発せられ前記回転多面鏡で反射された光を検出する検出部と、を有し、前記第1、第2画像形成手段の各々は、それぞれの光源の発する光を前記回転多面鏡で反射してそれぞれの感光体に照射して潜像を形成し、前記現像位置にあるそれぞれの前記現像部材を用いて前記潜像を前記第1、第2画像形成手段の順にトナーで現像可能な画像形成装置において、
前記検出部で光を検出すべく前記第2画像形成手段の光源からの光を前記第2画像形成手段の感光体と前記検出部とに照射し、その時の前記検知部の出力に基づいて前記回転多面鏡の速度を調整する調整動作を実行する調整手段を有し、
前記調整手段は、前記第1画像形成手段が前記感光体に潜像を形成する前に前記調整動作を行い、
前記第1画像形成手段の現像部材は、前記調整動作が終了する前に、前記現像位置へ到達することを特徴とする。
本発明によれば、複数の像担持体を有する画像形成装置において、上記従来技術をさらに発展させ、ファーストプリントタイムをより短縮させることが可能となる。
実施例1の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例1のスキャナユニットの内部の概略構成を示す斜視図 実施例1の印字要求からのプリント用シーケンスのタイミングの説明図 実施例1の制御で適用した電気回路のブロック図 実施例2の画像形成装置の概略構成を示す断面図 実施例2のスキャナユニットの内部の概略構成を示す斜視図 実施例2の印字要求からプリント用シーケンスのタイミングの説明図 実施例2の制御で適用した電気回路のブロック図 実施例3のスキャナユニットの内部の概略構成を示す斜視図 実施例3の印字要求からプリント用シーケンスのタイミングの説明図 実施例3の制御で適用した電気回路のブロック図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
本発明は、画像形成装置に関し、特に、半導体レーザの発振光を画像露光用の光源とする電子写真方式の画像形成装置において、レーザ光の水平同期信号の周期で回転多面鏡の立ち上がりを検知する画像形成装置(特にレーザプリンタ)に関する。さらに詳しくは、複数の像担持体としての感光体(感光ドラム)に対応するレーザ光を照射する光学走査装置を有する画像形成装置に関する。
以下に、実施例1の画像形成装置について説明する。
(画像形成装置)
図1は、本実施例の画像形成装置10の概略構成を示す断面図である。本実施例では、画像形成装置10として、4ドラム系カラー画像形成装置を例に挙げて説明する。
以下、本実施例の画像形成装置10により実行可能な、記録材に画像を形成する画像形成動作について説明する。
まず、ピックアップローラ13によって繰り出された記録材12は、レジストレーションセンサ11によって先端位置が検出された後、搬送ローラ対14,15を先端が少し通過した位置で搬送動作が一旦停止される。
一方、感光体22a〜22d(22a,22b,22c,22d)に対して下方に配置されたスキャナユニット80は、回転駆動される感光体22a〜22dに順次、レーザ光(光束)21a〜21dを照射する。この時、感光体22a〜22dは、帯電ローラ23a〜23dによって予め帯電されているので、レーザ光21a〜21dの照射によって各感光体表面に静電潜像が形成される。そして、現像器25a〜25d、及び、現像部材としての現像スリーブ24a〜24dにより、感光体22d,22c,22b,22aの順に静電潜像がトナー(現像剤)を用いて現像され各感光体表面にトナー像(現像剤像)が形成される。
尚、現像器25a〜25dに配置されている現像スリーブ24a〜24dの消耗を抑制するため、感光体22a〜22dに対して現像スリーブ24a〜24dを当接離間可能(接離可能、移動可能)な機構が設けられている。現像スリーブ24a〜24dが、感光体22a〜22dに当接する位置を現像位置とし、感光体22a〜22dから離間した位置を現像位置から退避した退避位置とする。
感光体22a〜22dに形成されたトナー像は、1次転写ローラ26a〜26dと感光体22a〜22dとのそれぞれが形成する1次転写ニップ部T1で、中間転写体としての無端状のベルトである中間転写ベルト30上に順次重ね合わせて転写される。図1に示すように、中間転写ベルト30は感光体22a〜22dと1次転写ローラ26a〜26dとの間に挟まれて、感光体22a〜22dに当接している。中間転写ベルト30は、ローラ31,32,33によって周回駆動され、トナー像を2次転写ローラ27との間に形成された2次転写ニップ部T2へ搬送する。この時、記録材12は、2次転写ローラ27と中間転写ベルト30との2次転写ニップ部T2で、中間転写ベルト30により搬送されたトナー像とタイミングが合うように、搬送が再開される。そして、2次転写ニップ部T2で2次転写ローラ27によって中間転写ベルト30から記録材12へトナー像が転写される。
その後、記録材12上の未定着のトナー像は、定着器18において定着ローラ対16,17によって記録材12に加熱定着される。そして、トナー像が加熱定着された記録材12は、機外へ出力(排出)される。ここで、2次転写ローラ27によって、中間転写ベルト30から記録材12へ転写されなかったトナーは、クリーニングブレード35によって廃トナー容器36に回収される。
(実施例1のスキャナユニット構成)
次に、図2を用いて本実施例の画像形成装置10におけるスキャナユニット(照射手段、光学走査手段)構成について説明する。図2は、スキャナユニット80の内部の概略構成を示す斜視図である。図2においては、説明の便宜上、スキャナユニット80内部を概略密閉するカバー82であって、光束が通過するための板状のガラス56を備えたカバー82を外した状態を示している。
図2に示すように、スキャナユニット80には、左右に2つ、更には上下にも2列、すなわち4つの光源としてのレーザ光源装置81a〜81dが二次元的に配置されている。レーザ光源装置81a〜81dから照射されたレーザ光は、一体で成形されたシリンドリカルレンズ52によって集光されてできる光束の線像の近傍に偏向反射面を有する偏向手段としての回転多面鏡53に照射される。スキャナユニット80には、回転多面鏡53を回転駆動させる駆動手段としてのスキャナモータ55が設けられている。スキャナモータ55によって回転多面鏡53が回転駆動されることで、レーザ光源装置81a〜81dから照射されたレーザ光は、回転多面鏡53の偏向反射面に入射し、該偏向反射面で反射されることで偏向走査される。なお、レーザ光源装置81aと81bは同一の偏向反射面(同一面)に同じタイミングで入射する。同様にレーザ光源装置81cと81dも同様に同一の偏向反射面(同一面)に同じタイミングで入射する。
また、スキャナユニット80には、回転多面鏡53を中心にして、図2において左右略対称となるようにレンズ84L,84R,85L,85R,86L,86Rやミラー87L,87R,88L,88R,89L,89Rが配設されている。
図2においてCCW(counterclockwise)方向に高速で回転している回転多面鏡53によって偏向された各レーザ光21a〜21dは、各感光体上で結像され次のように走査される。
図中の左側に配置された2つのレーザ光源装置81c,81dから出射されたレーザ光21c,21dは、感光体22c,22d上で矢印S1の方向に走査される。一方、図中の右側に配置された2つのレーザ光源装置81a,81bから出射されたレーザ光21a,21bは、感光体22a,22b上で矢印S2の方向に走査される。このため、レーザ光21c,21dとレーザ光21a,21bは、逆方向に走査される(画像が形成される)ことになる。レーザ光源装置81cから照射されたレーザ光の一部は、回転多面鏡53で偏向された後、水平同期検知手段54に照射され、水平同期信号が生成される。
ここで、水平同期検知手段54は、感光体22cを照射するためのレーザ光を検出して、感光体22c上への静電潜像の形成が開始されるタイミングの基準となる水平同期信号を出力する第1水平同期信号出力手段に相当する。また、感光体22dは、複数の感光体上(像担持体上)のトナー像が順次重ね合わさる際に中間転写ベルト30に最初に転写されるトナー像が形成される第1像担持体に相当する。また、複数の感光体上のトナー像が順次重ね合わさる際に中間転写ベルト30に最初に転写されるトナー像が形成される感光体は、印字要求(画像形成要求、プリント要求)を受けてから初めに静電潜像の形成が開始される感光体である。また、感光体22cは、感光体22dを除いた複数の感光体のうちいずれか1つの第2像担持体に相当する。
また、1つの感光体22と、それに対応する現像スリーブ24、及び、レーザ光源装置
81が、1つの画像形成手段(ステーション)に相当する。
(プリント開始までのタイミング説明)
以下に、印字要求を受けてからのプリント(画像形成動作)用シーケンスについて説明する。
図3は、本実施例の画像形成装置10において、エンジンコントローラ40により実行される、印字要求からのプリント用シーケンスのタイミングについて説明するための図である。図4は、本実施例の画像形成装置10における印字要求からのプリント用シーケンスで適用した電気回路のブロック図である。ここで、プリント開始前の状態では、現像スリーブ24a〜24dは、それぞれ感光体22a〜22dから離間(退避)した状態にある。
プリント信号がONしたことを判断したエンジンコントローラ40は、定着器18の温度が定着可能温度になるように定着ヒータ19の制御を開始する。そして、回転多面鏡53を回転駆動させるスキャナモータ55の回転制御を開始する為にスキャナモータ55のON信号を真にし、感光体22a〜22dのメインモータ43を立ち上げるためにメインモータ43のON信号を真にする(T201)。メインモータ43が所定(規定、予め設定された)回転数に達し安定した状態になったことを検知したら、レーザ光源装置81a〜81dを発光(ON)させ、レーザ光源装置81a〜81dのレーザ光量が所定光量になるよう光量調整手段としてのレーザドライバ50a〜50dを制御し光量調整を行う(T202)。
レーザ光源装置81a〜81dのレーザ光量を制御して所定光量になったことを確認したら、現像当接離間モータ44のON信号を真にする(T203)。これにより、現像スリーブ24a〜24dが24d,24c,24b,24aの順に順次、感光体22a〜22dに当接する(現像位置へ到達する)こととなる。つまり、現像スリーブ24dから順に対応する感光体に当接する現像位置への移動させる動作を開始する。また、給送カセット102に記録材12が存在し、給送可能であることを記録材有無センサ41(図4)の信号で判断してピックアップソレノイド42(図4)をONして記録材12を給送する(T203)。
現像スリーブ24a〜24dは、長寿命化を図るため、静電潜像が形成される直前の感光体22a〜22dと当接するように制御され、摩耗量をなるべく低減するように配慮されている。そのため、中間転写ベルト30の表面が感光体間の距離を移動する時間Tn分ずらして、現像スリーブ24d,24c,24b,24aの順に感光体との当接が行われる。
スキャナモータ55のON信号から所定時間経過した後、エンジンコントローラ40は、スキャナモータ55の回転速度を、画像形成動作を実行する為の回転速度である規定回転数に調整する調整動作を行う。つまり、スキャナモータ55が確実に規定回転数に達したかを検知する。このため、次のような判断を行う。すなわち、レーザ光源装置81cを強制的に発光(ON)させ、水平同期検知手段54にて検出された水平同期信号の周期を水平同期回路57にて判断する(T204)。
ここで、T204のタイミングで判断を行うエンジンコントローラ40は、水平同期検知手段54により出力される水平同期信号を用いて、回転多面鏡53の回転速度に対応する値を算出し、回転多面鏡53の回転数(回転速度)が予め設定された回転数(回転速度)に達したか否かを判断する判断手段に相当する。なお、回転多面鏡53の回転速度が遅い程、水平同期信号の周期も長くなる。このように、レーザ光源装置81cは、強制発光する際、水平同期検知手段54にて水平同期信号を複数回検出することにより回転多面鏡53の回転速度に対応する値を算出可能となるよう発光(ON)し続ける。このように、
回転多面鏡53の回転速度を検出するための強制発光とは、回転多面鏡の回転速度や、反射面の向きが判らない状況で発光するものである。従って、強制発光(ON)する期間は、レーザ光源装置81cからの光が感光体22cに照射される期間を少なくとも含んでしまうことになる。しかしながら、図3に示すように、この期間は、現像スリーブ24cは感光体22cに当接していないので、レーザ光源装置81cからの光が感光体22cに照射されても感光体22cにトナーが付着してしまうことが無い。このため、当然ながら中間転写ベルト30上に、感光体22cからトナーが転写されて、2次転写ローラ27に付着してしまうこともなくなる。
尚、スキャナモータ55が確実に規定回転数に達したかを検知するために、レーザ光源装置81cを発光させる際、水平同期信号の周期に異常がないかを確認するまでは、レーザ光量を、水平同期信号を検出できる程度に下げた状態で水平同期信号を検出していてもかまわない。これにより、感光体の表面が光を照射されることによって劣化することを低減させることができる。
そして、水平同期信号の周期が所定の周期となっていない(規定回転数に達していない)場合、スキャナモータ55を加速及び又は減速させて回転速度を調整する。水平同期信号の周期が所定の周期なった(規定回転数に達した)ことを確認すると調整動作を完了する。また、定着器18が所定の定着可能温度に到達していることを判断する(T205)。
なお、図3に示すように、調整動作が完了するタイミング(T205)よりも前に、現像スリーブ24dが感光体22dに当接している(現像位置に到達している)。しかしながら、調整動作中にレーザ光源装置81dは消灯している(ONでない)ので、現像スリーブ24dが感光体22dに当接していても、記録材に汚れを発生させる程のトナーが感光体22d上に付着してしまうことは無い。当然ながら、調整動作中に感光体22dに当接している中間転写ベルト30上に、感光体22dからトナーが転写されて2次転写ローラ27に付着してしまうこともない。
本実施例では、水平同期検知手段54を感光体22cが備えられたステーション(画像形成部)に配置している。これにより、レーザ光源装置81cを強制発光させることにより水平同期信号を検出し、スキャナモータ55が規定回転数に達したことを確認(T205)した後から、現像スリーブ24cが感光体22cに当接する(T207)までの時間(間隔)Tgを十分に確保することができる。つまり、レーザ光源装置81cを強制発光中は現像スリーブ24cを感光体22cから離間しておくことができる。
ここで、感光体22cのステーションよりも、さらに、中間転写ベルト30の回転方向(表面の移動方向)の下流側のステーション(感光体22b,22a)に水平同期検知手段54を配置してもよく、これにより時間Tgをより長くすることができる。
T205の判断が印字要求から所定の時間以内に行われたことを確認した後、水平同期検知手段54が設けられていないステーションの水平同期信号は、エンジンコントローラ40によって水平同期信号が生成される。そして、エンジンコントローラ40は、記録材12に画像を形成可能な領域と、水平同期検知手段54でレーザ光を検出するタイミング以外では、レーザ光源装置81a〜81dが発光しないようにビデオ信号にマスクする。マスク後のビデオ信号により、レーザ光源装置81a〜81dにてレーザ光が変調され、レーザ光源装置81dから順次露光が開始される(T206)。
このようにして画像形成動作が開始(実行)される。ここで、T206のタイミングで露光を開始する制御を行うエンジンコントローラ40は、回転多面鏡53の回転数が予め設定された回転数に達したと判断されたら画像形成動作を実行する実行手段に相当する。以上、プリント信号を画像形成装置が受けてからスキャナユニットが露光を開始するまでのタイミングについて説明した。
以上説明したように、本実施例では、初めに静電潜像の形成が開始される感光体22d以外の感光体22cを照射するためのレーザ光を検出することで出力される水平同期信号を用いて、スキャナモータ55が確実に規定回転数に達したかを判断している。このことで、初めに静電潜像が開始される感光体22dに対して、現像スリーブ24dが当接動作(現像位置への移動)を開始し始めてから(T203)、感光体22dがレーザ光により露光されることがなくなる。従って、レーザ光源装置81cを強制発光させるスキャナモータ55の調整動作が終了する前に、現像スリーブ24dの現像位置への移動を開始することが可能となる。つまり、レーザ光源装置81dを強制発光させるスキャナモータ55の調整動作を実行する構成と比べ、現像スリーブ24dの現像位置への移動の開始タイミングを早められる。
このため、不要なトナーが感光体22dへ現像され、感光体22d上のトナーが中間転写ベルト30を介して2次転写ローラ27を汚すことがなくなる。つまり、記録材12の裏側を汚すことが無くなる。また、レーザ光が感光体に照射される場合に懸念されていた露光部分の濃度ムラの発生も防止できる。また、スキャナモータ起動中に水平同期信号を検知するためにレーザ光を全点灯することで発生する感光体上の横すじを防止することができる。
また、本実施例では、感光体22cのステーションでスキャナモータ55の立上げ制御を実施したが、スキャナモータ55が規定回転数に達してから現像スリーブ24cが感光体22cに当接するまでの時間Tgを十分に確保することができる。感光体22cにレーザ光が照射されることで懸念されていた問題の発生を、この時間Tgを利用して(この時間Tg内に)防止することができる。
このように、本実施例では、画像形成動作を実行する感光体22dのステーション(第1画像形成手段)よりも後に画像形成動作を実行する感光体22cのステーション(第2画像形成手段)でスキャナモータ55の立上げ制御(調整動作)を実施する。従って、レーザ光源装置81cを強制発光させるスキャナモータ55の調整動作が終了する前に、現像スリーブ24dの現像位置への移動を開始できる。このため、スキャナモータ55が規定回転数に達したら(スキャナモータ55の調整動作の終了後)、直ちに、感光体22dに対する画像形成動作を開始することができる。
したがって、本実施例によれば、新たに部品を追加することなく、感光体22dのステーションでスキャナモータ55の立上げ制御を実施する場合に比べて、現像スリーブ24dの現像位置への移動を開始するタイミングを早められる。このため、ファーストプリントタイムの短縮を行うことが可能となる。
なお、本実施例では、T203〜T206までの間、レーザ光源装置81dは消灯(ONでない)していたがこれに限られない。つまり、感光体22dの表面電位が、感光体22dに現像スリーブ24dが当接していてもトナーが付着しない程度の表面電位となるような微小な光量の光を感光体22dに照射していてもよい。
また、本実施例では、各感光体22a〜22dから中間転写ベルト30上にトナー像を転写し、そのトナー像を中間転写ベルト30上から記録材に転写する中間転写方式の画像形成装置について説明したが、これに限るものではない。すなわち、感光体22a〜22dにそれぞれに当接可能な搬送ベルトに担持搬送された記録材に、各感光体22a〜22dから直接トナー像を転写させる方式の画像形成装置においても本発明を好適に適用することができる。
以下に、実施例2の画像形成装置について説明する。なお、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は、本実施例の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。本実施例では、図5に示すように第1のスキャナユニット70aと第2のスキャナユニット70bを備えるところが実施例1と異なる。ここで、第1,第2のスキャナユニットは同一構成である。第
1,第2のスキャナユニット70a,70bは、1つの回転多面鏡から2色に分解された画像信号によって各々対応する感光体上にレーザ光を照射し、フルカラー画像を形成するように構成されている。
(実施例2のスキャナユニット構成)
図6は、本実施例における第2のスキャナユニット70bの内部の概略構成について説明するための図である。ここでは、第1,第2のスキャナユニット70a,70bのうち、第2のスキャナユニット70bについて説明するが、第1のスキャナユニット70aも同一構成である。また、図6においては、説明の便宜上、第2のスキャナユニット70b内部を概略密閉するカバーであって、光束が通過するための板状のガラスを備えたカバーを外した状態を示している。
図において上下に配設されたレーザ光源装置81d,81c(第1のスキャナユニット70aではレーザ光源装置81b,81a)から出射されたレーザ光は、シリンドリカルレンズ52を透過した後、回転多面鏡53の同一反射面に集光される。回転多面鏡53はスキャナモータ55bによって高速に回転駆動され、入射したレーザ光を同方向に偏向する。偏向されたレーザ光はレンズ74,75c,75dやミラー87,88,89を通過又は反射し、各々の感光体22c,22d上に集光、走査されて静電潜像が形成される。
同図において、54bは水平同期検知手段を構成する受光素子であって、2つのレーザのうち感光体22cを露光するレーザ光源装置81cのレーザ光を検知可能な位置に配設されている。この受光素子から得られる水平同期信号が不図示のレーザ駆動基板に伝達されることによってレーザ光源装置81d,81cの変調タイミングを決定し、感光体の所望の位置に画像を形成することができる。
尚、説明の便宜上、第1のスキャナユニット70aの水平同期検知手段を54aとし、レーザ光源装置81aから発光するレーザ光21aの一部で検知を行うものとする。
(プリント開始までのタイミング説明)
以下に、印字要求を受けてからのプリント用シーケンスについて説明する。
図7は、本実施例の画像形成装置において、エンジンコントローラ40により実行される、印字要求からのプリント用シーケンスのタイミングについて説明するための図である。図8は、本実施例の画像形成装置における印字要求からのプリント用シーケンスで適用した電気回路のブロック図である。
プリント信号がONしたことを判断したエンジンコントローラ40は、定着器18の温度を定着可能温度になるように定着ヒータ19の制御を開始する。そして回転多面鏡53を回転駆動させる駆動手段としてのスキャナモータ55b,55aの回転制御を開始する為にスキャナモータ55b,55aのON信号を真にする。さらに、感光体22a〜22dのメインモータ43を立ち上げるためにメインモータ43のON信号を真にする(T301)。
メインモータ43が所定の回転数に達し、安定した状態になったことを検知したら、レーザ光源装置81a〜81dのレーザ光量を制御して所定光量になるように光量調整手段としてのレーザドライバ50a〜50dを制御し光量調整を行う(T302)。
レーザ光源装置81a〜81dのレーザ光量を制御して所定光量になったことを確認したら、現像当接離間モータ44のON信号を真にする(T303)。これにより、現像スリーブ24a〜24dが24d,24c,24b,24aの順に順次、感光体22a〜22dに当接することとなる。また、給送カセット102に記録材12が存在し、給送可能であることを記録材有無センサ41(図8)の信号で判断してピックアップソレノイド42(図8)をONして記録材12を給送する(T303)。
現像スリーブ24a〜24dは、長寿命化を図るために、静電潜像が形成される直前の感光体22a〜22dと当接するように制御され、摩耗量をなるべく低減するように配慮されている。そのため、中間転写ベルト30が感光体間を移動する時間Tn分ずらして、現像スリーブ24dから順に感光体との当接が行われる。
スキャナモータ55b,55aのON信号から所定時間経過した後、スキャナモータ55b,55aが確実に規定回転数に達したかを検知するため、次のような判断を行う。すなわち、レーザ光源装置81c,81aを発光させ、水平同期検知手段54b,54aにて検出された水平同期信号の周期を水平同期回路57b,57aにて判断する(T304)。
そして、水平同期信号の周期に異常がないことを確認すると、定着器18が所定の定着可能温度に到達していることを判断する(T305)。
T305の判断が印字要求から所定の時間以内に行われたことを確認した後、水平同期検知手段54b,54aが設けられていないステーションの水平同期信号は、エンジンコントローラ40によって水平同期信号が生成される。そして、エンジンコントローラ40は記録材12に画像を形成可能な領域と、水平同期検知手段54b,54aでレーザ光を検出するタイミング以外では、レーザ光源装置81a〜81dが発光しないようにビデオ信号にマスクする。マスク後のビデオ信号により、レーザ光源装置81a〜81dにてレーザ光が変調され、レーザ光源装置81dから順次露光が開始される(T306)。このようにして画像形成動作が開始(実行)される。
以上、プリント信号を画像形成装置が受けてからスキャナユニットが露光を開始するまでのタイミングについて説明した。
以上説明したように、本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
また、本実施例では、感光体22aのステーションにおいてもスキャナモータの立上げ制御を実施したが、T305と、現像スリーブ24aが感光体22aに当接するタイミングT308との間隔は時間Tgより長くなる。このため、感光体22aのステーションで記録材12の裏面を汚すことは無い。ここで、時間Tgは、実施例1同様であり、T305から、現像スリーブ24cが感光体22cに当接する(T307)までの時間である。本実施例のように、画像形成装置内に複数のスキャナユニットが含まれる形態においても実施例1と同様の効果を有する。
以下に、実施例3の画像形成装置について説明する。なお、実施例1,2と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9は、本実施例のスキャナユニット60の内部の概略構成について説明するための斜視図である。本実施例では、図9に示すようなスキャナユニット60を搭載したこと、及び、そのスキャナユニットの制御方法が実施例1と異なる。ここで、図9においては、説明の便宜上、スキャナユニット60内部を概略密閉するカバー82であって、光束が通過するための板状のガラス56を備えたカバー82を外した状態を示している。
(実施例3のスキャナユニット構成)
図9に示すように、実施例1で説明した図2同様、スキャナユニット60には、レーザ光源装置81a〜81d、シリンドリカルレンズ52、回転多面鏡53、スキャナモータ55が設けられている。また、スキャナユニット60には、レンズ84L,84R,85L,85R,86L,86Rやミラー87L,87R,88L,88R,89L,89Rも図2同様に配設されている。
ここで、実施例1のスキャナユニット80には1つの水平同期検知手段54が配設されていた。これに対して、本実施例のスキャナユニット60においては、2つの水平同期検知手段54e,54fが配設されている。
水平同期検知手段54eは、感光体22dを露光するレーザ光源装置81dのレーザ光を検知可能な位置に配設されている。水平同期検知手段54fは、感光体22aを露光するレーザ光源装置81aのレーザ光を検知可能な位置に配設されている。ここで、水平同期検知手段54eは第2水平同期信号出力手段に相当し、水平同期検知手段54fは第1水平同期信号出力手段に相当する。また、本実施例では、感光体22aが第2像担持体に相当する。
水平同期検知手段54e,54fから得られる水平同期信号が不図示のレーザ駆動基板に伝達されることによってレーザ光源装置81a〜81dの変調タイミングが決定され、感光体の所望の位置に画像が形成される。
尚、本実施例では水平同期手段を2か所に配置したが、これに限るものではない。初めに静電潜像の形成が開始される感光体22dのステーションに水平同期検知手段が設けられていれば、それ以外の複数のステーションのうち少なくともいずれか1つに水平同期検知手段が設けられるものであればよい。
(プリント開始までのタイミング説明)
以下に、印字要求を受けてからのプリント用シーケンスについて説明する。
図10は、本実施例の画像形成装置において、エンジンコントローラ40により実行される、印字要求からプリント開始までの制御のタイミングについて説明するための図である。図11は、本実施例の画像形成装置における印字要求からのプリント用シーケンスで適用した電気回路のブロック図である。
図10に示すT401〜T403は、実施例1の図3を用いて説明したT201〜T203と同様である。
本実施例では、スキャナモータ55のON信号から所定時間経過した後、スキャナモータ55が確実に規定回転数に達したかを検知するため、次のような判断を行う。すなわち、レーザ光源装置81aを発光させ、水平同期検知手段54fにて検出された水平同期信号の周期を水平同期回路57fにて判断する(T404)。
そして、水平同期信号の周期に異常がないことを確認すると、定着器18が所定の定着可能温度に到達していることを判断する(T405)。
本実施例では、T405の判断が印字要求から所定の時間以内に行われたことを確認した後、感光体22dに露光されるレーザ光21dを検知して水平同期信号を出力する手段が、水平同期検知手段54fから水平同期検知手段54eに切り替えられる。そして、エンジンコントローラ40は記録材12に画像を形成可能な領域と水平同期検知手段54eでレーザ光を検出するタイミング以外ではレーザ光源装置81dが発光しないようにビデオ信号にマスクする。マスク後のビデオ信号はレーザ光源装置81dにてレーザ光を変調し、露光を開始する(T406)。
一方、水平同期検知手段が設けられていない感光体22cと感光体22bの各ステーションに対しては、T405が所定の時間以内であるかを確認した後、エンジンコントローラ40によって水平同期信号の生成が開始される。その後、エンジンコントローラ40は、記録材12に画像を形成可能な領域と、水平同期検知手段54fでレーザ光を検出するタイミング以外では、残りのレーザ光源装置81a,81b,81cが発光しないようにビデオ信号にマスクする。マスク後のビデオ信号は残りのレーザ光源装置81a,81b,81cにてレーザ光を変調し、レーザ光源装置81c,81b,81aの順に順次露光
を開始する。ここで、本実施例では、時間Tgは、T405から、現像スリーブ24aが感光体22aに当接する(T408)までの時間である。T407は、現像スリーブ24cが感光体22cに当接するタイミングである。
以上、プリント信号を画像形成装置が受けてからスキャナユニットが露光を開始するまでのタイミングについて説明した。
以上説明したように、本実施例においても、実施例1と同様の効果を得ることが可能となる。それに加えて本実施例では、次のような効果を得ることができる。実施例1の構成では、感光体22dのステーションにおいて、エンジンコントローラ40で生成された水平同期信号が用いられている。これに対して本実施例では、初めに静電潜像の形成が開始される感光体22dに水平同期検知手段54eが設けられている。そして、スキャナモータ55が規定回転数に達し、感光体22dに対する画像形成動作が開始された場合、感光体22d上に静電潜像を形成するための水平同期信号として、水平同期検知手段54eの出力が用いられる。これにより、感光体22dのステーションにおいて、エンジンコントローラ40で水平同期信号が生成されるのを待つ必要が無くなる。したがって、実施例1の構成よりも、さらにファーストプリントタイムを短縮することができる。
22a〜22d…感光体、40…エンジンコントローラ、53…回転多面鏡、54…水平同期検知手段、81a〜81d…レーザ光源装置

Claims (13)

  1. 感光体、光を発する光源、及び、現像位置と前記現像位置から退避した位置に移動可能な現像部材をそれぞれ備える第1、第2画像形成手段と、前記第1、第2画像形成手段の光源が発する光を反射する回転多面鏡と、前記第2画像形成手段の光源から発せられ前記回転多面鏡で反射された光を検出する検出部と、を有し、前記第1、第2画像形成手段の各々は、それぞれの光源の発する光を前記回転多面鏡で反射それぞれの感光体に照射して潜像を形成し、前記現像位置にあるそれぞれの前記現像部材を用いて前記潜像を前記第1、第2画像形成手段の順にトナーで現像可能な画像形成装置において、
    前記検出部で光を検出すべく前記第2画像形成手段の光源からの光を前記第2画像形成手段の感光体と前記検出部とに照射し、その時の前記検知の出力に基づいて前記回転多面鏡の速度を調整する調整動作を実行する調整手段を有し、
    前記調整手段は、前記第1画像形成手段が前記感光体に潜像を形成する前に前記調整動作を行い、
    前記第1画像形成手段の現像部材は、前記調整動作終了する前に、前記現像位置への移動を開始し、前記第2画像形成手段の現像部材は、前記調整動作を実行している間、前記現像位置から退避した位置にあることを特徴とする画像形成装置。
  2. 感光体、光を発する光源、及び、現像位置と前記現像位置から退避した位置に移動可能な現像部材をそれぞれ備える第1、第2画像形成手段と、前記第1、第2画像形成手段の光源が発する光を反射する回転多面鏡と、前記第2画像形成手段の光源から発せられ前記回転多面鏡で反射された光を検出する検出部と、を有し、前記第1、第2画像形成手段の各々は、それぞれの光源の発する光を前記回転多面鏡で反射してそれぞれの感光体に照射して潜像を形成し、前記現像位置にあるそれぞれの前記現像部材を用いて前記潜像を前記第1、第2画像形成手段の順にトナーで現像可能な画像形成装置において、
    前記検出部で光を検出すべく前記第2画像形成手段の光源からの光を前記第2画像形成手段の感光体と前記検出部とに照射し、その時の前記検知部の出力に基づいて前記回転多面鏡の速度を調整する調整動作を実行する調整手段を有し、
    前記調整手段は、前記第1画像形成手段が前記感光体に潜像を形成する前に前記調整動作を行い、
    前記第1画像形成手段の現像部材は、前記調整動作が終了する前に、前記現像位置へ到
    達することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記調整動作を実行している間、前記第2画像形成手段の現像部材は前記現像位置から退避した位置にあることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記調整動作の終了後、前記第1第2画像形成手段の感光体にそれぞれ潜像を形成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1、第2画像形成手段の感光体にそれぞれ当接可能な無端状のベルトを有し、前記第2画像形成手段の感光体は、前記第1画像形成手段の感光体よりも前記ベルトの回転方向の下流側に配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記調整動作の終了後で前記第2画像形成手段の感光体に潜像を形成する前に、前記第2画像形成手段の現像部材を前記現像位置に到達させることを特徴とする請求項又はに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1画像形成手段の前記現像部材の前記現像位置への移動を開始してから前記調整動作が完了するまでの間、前記第1画像形成手段の光源を発光させないことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に画像形成装置。
  8. 前記調整動作では、前記第2画像形成手段の光源からの光が前記第2画像形成手段の前記感光体から前記検出部に渡って照射されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記調整動作では、前記第2画像形成手段の光源からの光が前記検出部から前記第2画像形成手段の前記感光体に渡って照射されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記調整動作は、前記第2画像形成手段の光源を発光し続けることにより、前記検出部に光を複数回検出させることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第1、第2画像形成手段の光源は、それぞれが発する光が前記回転多面鏡の同一面に同じタイミングで入射することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記第1、第2画像形成手段の感光体にそれぞれ当接可能な無端状のベルトを有し、前記第1画像形成手段の感光体に前記ベルトが当接している間に前記調整動作を実行することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記現像位置は、前記現像部材が対応する前記感光体に当接する位置であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2012274676A 2011-12-28 2012-12-17 画像形成装置 Active JP5414880B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012274676A JP5414880B2 (ja) 2011-12-28 2012-12-17 画像形成装置
US13/722,484 US9227427B2 (en) 2011-12-28 2012-12-20 Image forming apparatus
CN201510808606.2A CN105301929A (zh) 2011-12-28 2012-12-25 图像形成装置
CN201210570275.XA CN103186069B (zh) 2011-12-28 2012-12-25 图像形成装置
KR1020120154912A KR101580615B1 (ko) 2011-12-28 2012-12-27 화상 형성 장치
US14/954,984 US9827783B2 (en) 2011-12-28 2015-11-30 Image forming apparatus
KR1020150182802A KR101763041B1 (ko) 2011-12-28 2015-12-21 화상 형성 장치

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011289106 2011-12-28
JP2011289106 2011-12-28
JP2012274676A JP5414880B2 (ja) 2011-12-28 2012-12-17 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013152443A JP2013152443A (ja) 2013-08-08
JP2013152443A5 JP2013152443A5 (ja) 2013-10-10
JP5414880B2 true JP5414880B2 (ja) 2014-02-12

Family

ID=49048792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012274676A Active JP5414880B2 (ja) 2011-12-28 2012-12-17 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5414880B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6143581B2 (ja) * 2013-06-28 2017-06-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6446956B2 (ja) * 2014-09-30 2019-01-09 ブラザー工業株式会社 画像形成装置、その制御方法、および、コンピュータプログラム
JP7242325B2 (ja) * 2018-04-20 2023-03-20 キヤノン株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008012694A (ja) * 2006-07-03 2008-01-24 Canon Inc 画像形成装置
JP5637680B2 (ja) * 2009-03-26 2014-12-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP5511440B2 (ja) * 2009-06-12 2014-06-04 キヤノン株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013152443A (ja) 2013-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101580615B1 (ko) 화상 형성 장치
JP4745723B2 (ja) 画像形成装置
JP5188029B2 (ja) 定着装置及びこれを備えた画像形成装置
EP1607805A1 (en) Image forming apparatus which can optimize cleaning time of transfer member contacting inter-image area of image bearing member
JP5100443B2 (ja) 画像形成装置
US7877049B2 (en) Image forming apparatus
JP5414880B2 (ja) 画像形成装置
JP2005031334A (ja) 画像形成装置
JP6862125B2 (ja) 画像形成装置
JP6143581B2 (ja) 画像形成装置
JP4515831B2 (ja) 現像濃度制御方法および画像形成装置
JP2003248350A (ja) 画像形成装置
JP5917358B2 (ja) 画像形成装置
JP3189097B2 (ja) カラー画像形成装置
KR101763041B1 (ko) 화상 형성 장치
JP2002072574A (ja) 画像形成装置
JP2012212090A (ja) 画像形成装置
JP5962191B2 (ja) 画像形成装置
JP2012042535A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2011048202A (ja) 画像形成装置
JP2011034015A (ja) 画像形成装置
JP2022171496A (ja) 画像形成装置
JP4280534B2 (ja) 画像形成装置
JP2015014694A (ja) 画像形成装置
JP2003280493A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130826

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20130826

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20130910

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131112

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5414880

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151