JP4800240B2 - 光走査装置、画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4800240B2
JP4800240B2 JP2007049465A JP2007049465A JP4800240B2 JP 4800240 B2 JP4800240 B2 JP 4800240B2 JP 2007049465 A JP2007049465 A JP 2007049465A JP 2007049465 A JP2007049465 A JP 2007049465A JP 4800240 B2 JP4800240 B2 JP 4800240B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
output
light
light source
output time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007049465A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008216292A (ja
Inventor
興人 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2007049465A priority Critical patent/JP4800240B2/ja
Publication of JP2008216292A publication Critical patent/JP2008216292A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4800240B2 publication Critical patent/JP4800240B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、画像形成装置の技術分野に属し、特に、感光体ドラムの表面にレーザを照射して露光を行うレーザ照射技術に関するものである。
従来、電子写真方式の画像形成装置において、レーザ照射部から照射されるレーザを、回転多面鏡の各反射面でそれぞれ反射させて感光体ドラムの表面を露光し、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する光走査装置が広く知られている。また、この種の走査装置において、例えば下記特許文献1に開示されているように、感光体上を複数のレーザで露光する方式が採用されているものがある。
下記特許文献1には、主走査方向にほぼ同一で副走査方向に所定距離離れた複数のレーザダイオードを有し、各レーザダイオードによるビーム光をポリゴンミラーにより感光体面上を主走査方向に走査して感光体ドラムの表面に露光するマルチビーム書込装置において、感光体面に対する主走査書き込み領域外の主走査始点側レーザ光路に設置されたセンサによりビーム光を検出し、そのビーム光検出信号に基づき、主走査方向の書き込み開始位置を決定する技術が開示されている。また、下記特許文献1には、光源の破壊等により光源が点灯しなくなる異常を検出するべく、各光源を個別に点灯させて、ビーム光検出信号に基づいて生成される同期検出信号が一定時間経過後も生成されないことを検出することで検出する技術が開示されている。
特開2000−89145号公報
しかしながら、前記特許文献1での光源異常検出方法では、各光源を個別に点灯させて異常を検出するため、全ての光源について異常の有無を調べるのに要する時間が多大なものとなるという問題がある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、従来技術よりも光源の異常検出に要する時間を短縮化しつつ、光源の異常の有無を確実に検出することのできる光走査装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、受光した光の強度に応じた電気信号を出力する受光部と、第1の方向における位置及び前記第1の方向と直交する第2の方向における位置がそれぞれ異なる各目標位置に向けて光をそれぞれ出力する複数の光源と、前記受光部の受光面上及び感光体の表面上で前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査するための走査部とを備えた光走査装置であって、前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査したときに前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間について予め定められた下限値を予め記憶する記憶部と、前記各光源に発光指示を出力した上で、前記走査部に前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査させる指示部と、前記指示部の指示により前記各光源の出力光が前記第1の方向に走査されたときに、前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を検出する出力時間検出部と、前記出力時間検出部により検出された矩形波信号の出力時間が、前記記憶部に記憶された前記下限値以上であるか否かを判断し、下限値以上であるときには、各光源は正常であると判断し、下限値未満であるときには、前記複数の光源の中で異常が発生している光源が存在すると判断するものである。
この発明によれば、前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査したときに前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間について予め定められた下限値を予め記憶しておき、前記各光源に発光指示を出力した上で、前記走査部に前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査させ、前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を検出し、出力時間検出部により検出された矩形波信号の出力時間が、前記記憶部に記憶された前記下限値以上であるか否かを判断し、下限値以上であるときには、各光源は正常であると判断し、下限値未満であるときには、前記複数の光源の中で異常が発生している光源が存在すると判断するようにしたので、比較的簡単な方法で光源の異常の有無を確実に検出することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光走査装置において、前記出力時間検出部は、光源の異常検出開始指示を受けた時点で前記受光部から出力されている信号を無視し、その次の走査で前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を検出するものである。
この発明によれば、光源の異常検出開始指示を受けた時点で前記受光部から出力されている信号を無視し、その次の走査で前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を検出するようにしたので、光源の異常検出開始指示を受けた時点で前記受光部から出力されている信号から得られる矩形波信号の出力時間を用いた不正確な前記判断がなされるのを防止することができる。
請求項3に記載の発明は、入力した画像データに基づき光線の走査を行う請求項1または2に記載の光走査装置と、前記光走査装置の光線走査により静電潜像が形成される感光体と、前記感光体に形成された静電潜像をトナーにより現像化する現像部と、前記現像部により生成されたトナー像を記録紙に転写する転写部とを備える画像形成装置である。
この発明によれば、前記画像形成装置において、前記請求項1または2に記載の発明による作用が得られる。
本発明によれば、光源の異常検出に要する時間を短縮化しつつ、光源の異常の有無を確実に検出することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
また、複合機1のフロント部には、操作部47が設けられている。この操作部47には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、表示部473で設定された設定内容等をリセットするリセットキー474と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー475と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー477が備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを図略の画像処理部へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを上記画像処理部へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
記録部40は、スキャナ部51等で取得された画像データに基づきレーザ等を出力して感光体ドラム43を露光する光走査装置49と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等とを備える。
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
図2は、光走査装置49の構成図である。図2に示すように、本発明に係る光走査装置49は、レーザ照射部491、コリメータレンズ492、プリズム493、ポリゴンミラー(回転多面鏡)494、f−θレンズ495及びビームディテク卜センサ(以下、BDセンサという)496を備えている。
図3に示すように、レーザ照射部491は、1列に配列された複数のレーザ光源(LD)がユニット化されてなり、各レーザ光源を通る平面の法線のうち当該レーザ照射部491の中央を通る法線を回転軸として矢印Aの方向に回転可能に構成されている。光走査装置49は、前記各レーザ光源の配列方向が主走査方向及び副走査方向に対して傾斜するようにレーザ照射部491を回転した姿勢とすることで、複数の走査ラインへの画像の書き込みを1回の走査で行えるとともに、主走査方向及び副走査方向に対する前記レーザ光源の配列方向のなす角度を調整することで、副走査方向の解像度を調整できるように構成されている。
各レーザ光源から出力される複数のレーザ光は、コリメータレンズ492及びプリズム493等によりそれぞれ平行光に変換される。この平行光は、図略の反射ミラーによってポリゴンミラー494に向けて反射され、回転しているポリゴンミラー494に入射する。ポリゴンミラー494は、レーザ照射部491から出力されるレーザ光を感光体ドラム43に向けて反射させる反射面を複数有する。レーザ照射部491からは複数のレーザ光が照射され、この複数のレーザ光が、それぞれポリゴンミラー494の異なる反射面により感光体ドラム43に向けて反射される。ポリゴンミラー494は、例えば図2の矢印方向に回転することで、各レーザ光を順次別々の反射面で反射させ、各レーザ光を感光体ドラム43の回転軸方向(主走査方向)に走査させる。ポリゴンミラー494に入射して感光体ドラム43に向けて反射されたレーザ光は、f−θレンズ495によって感光体ドラム43の表面上に、所定の径を有するスポット状に結像される。ポリゴンミラー494は一定速度で回転しているため、感光体ドラム43の表面上に照射されるレーザは、一定速度で感光体ドラム43の表面上を走査され、感光体ドラム43表面上の電荷を除去する。
光走査装置49は、前記レーザ照射部491の回転角度を微調整することで、これらの光学系(コリメータレンズ492、プリズム493、ポリゴンミラー(回転多面鏡)494、f−θレンズ495)で発生した副走査方向におけるスポット光間のピッチを調整することができる。
BD(Beam Detect)センサ496は、フォトダイオードを用いて構成されており、感光体ドラム43に対して画像データの書き出しを行うタイミングを調整するために用いられるものである。図2に示す矢印方向に回転するポリゴンミラー494によって反射されたレーザが、f−θレンズ495を透過してBDセンサ496に入射すると、BDセンサ496から検出信号が出力される。このBDセンサ496の検出信号(BD信号)は、BD信号変換部102に入力された後、該BD信号の信号レベルと閾値との大小に基づく矩形波信号に整形され、画像書き出しタイミング調整部104に入力されて、感光体ドラム43表面上で走査されるレーザの書き出しタイミングの調整に用いられる。なお、本実施形態では、前記BD信号の信号レベルが前記閾値より大きいときに、BD信号変換部102によりL(ロー)の矩形波信号が生成される。
図4に示すように、前記各レーザ光源は前述したような配列態様とされているため、感光体ドラム43の表面上やBDセンサ497の受光面上での各光線の結像位置は、主走査方向及び副走査方向の各方向に傾斜する一方向において一定の間隔を介して配列する態様となる。したがって、各光線は、BDセンサ497の受光面上を或る時間差を介してそれぞれ通過する。
図2に戻り、光走査装置49は、基準発振器8と、画像書き出しタイミング調整部104を備える制御部10とを備えている。基準発振器8は、基準クロック信号を出力する。制御部10は、この基準クロック信号に基づいた調整を行って、画像メモリ9から出力される書込対象画像の画像信号に基づいて、レーザ照射部491を駆動制御する。
制御部10は、LD駆動部101と、描画部103と、画像書き出しタイミング調整部104と、異常検出処理部105とを備える。
画像書き出しタイミング調整部104は、前記矩形波信号に基づいて、感光体ドラム43表面上を走査させる画像書き出しタイミングを調整し、描画部103に出力するものである。すなわち、画像書き出しタイミング調整部104は、後述する矩形波信号を検出してから、所定の基準クロックカウント後に画像の書き出し信号を描画部103に出力する。所定の基準クロックカウント数は機械製造時の調整時に機械毎に決定される。
描画部103は、上記画像書き出し信号により、画像メモリ9から出力される書込対象画像の画像信号に基づいて、LD駆動部101の駆動を開始させるものである。LD駆動部101は、描画部103からの指示に基づいて、レーザ照射部491を駆動制御するものである。BD信号変換部102は、BDセンサ496のBD信号から得られる矩形波信号を画像書き出しタイミング調整部104に出力するものである。
異常検出処理部105は、各レーザ光源や該光源を駆動する回路の故障等の異常の有無を検出するものである。各レーザ光源等の故障の異常が発生していると、異常が生じているレーザ光源からはレーザ光が出力されず、BDセンサ496の受光面上にスポット光が結像されなくなり、そのレーザ光源からはBD信号が得られなくなる。なお、以下の説明においては、レーザ光源自体が故障している場合のみならず、レーザ光源を駆動する回路部分が故障している場合も、当該レーザ光源の異常と表現する。
従来では、各レーザ光源に異常が発生しているとそのレーザ光源からBD信号が得られないことを利用して、レーザ光源に対して点灯指示を出力してポリゴンミラー494に回転動作(主走査方向に1ライン分の画像を感光体ドラム43に形成するために行われる回転動作と略同等の回転動作)を行わせる処理を光源単位で(個別に)行い、BD信号が得られなかったレーザ光源に異常が発生していると判断するようにしていたが、この方法では異常検出処理に非常に時間がかかる。
そこで、予め測定した基準の矩形波信号の出力時間と、レーザ光源に異常検出時に測定した矩形波信号の出力時間との一致・不一致に基づいて、異常が生じているレーザ光源の有無を検出するようにしている。この機能を実現するべく、異常検出処理部105は、記憶部1051と、第1指示部1052と、第2指示部1053と、出力時間検出部1054と、判断部1055とを有する。
記憶部1051は、各レーザ光源を点灯させた状態で各光線を主走査方向に走査した場合にBD信号変換部102から出力される矩形波信号の出力時間(L(ロー)の時間)を基準の出力時間として予め記憶するものである。
図5は、基準の出力時間として前記記憶部1051に格納される矩形波信号の一例を示したものである。図5(a)は、各レーザ光線によるスポット光間の距離が比較的大きく設計されているレーザ照射部491において、各レーザ光線を主走査方向に走査した場合に得られる矩形波信号を示し、この場合には、1つのレーザ光線による矩形波信号の出力時間T1が前記基準の出力時間として記憶部1051に格納される。
図5(b)は、各レーザ光線によるスポット光間の距離が比較的小さく設計されているレーザ照射部491において、各レーザ光線を主走査方向に走査した場合に得られる、各スポット光による矩形波信号が重なる場合を示し、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号は、最初にBDセンサ496を通過するレーザ光線の通過開始タイミングから、最後にBDセンサ496を通過するレーザ光線の通過完了タイミングまでの期間を出力期間とする信号となる。この場合には、前記期間に相当する時間T2が前記基準の出力時間として記憶部1051に格納される。
第1指示部1052は、レーザ光源に異常が生じているか否かの検出(以下、光源異常検出)を行う指示を出力するものである。
第2指示部1053は、前記第1指示部1052から前記指示が出力されると、前記各レーザ光源に点灯を指示する旨の信号を出力した上で、各レーザ光源の光線を主走査方向に走査する指示を、ポリゴンミラー94を駆動する図略のモータ等に行うものである。
出力時間検出部1054は、カウンタを有し、前記第2指示部1053の指示に基づいて行われた動作により得られた矩形波信号の出力時間(L(ロー)の出力時間、矩形波信号の幅の長さに相当する時間)を、前記カウンタを用いて検出するものである。
判断部1055は、前記出力時間検出部1054により検出された矩形波信号の出力時間と、前記記憶部1051に記憶された矩形波信号の出力時間とが一致しているか否かを判断し、一致している場合には、前記各レーザ光源は正常であると判断し、一致していない場合には、レーザ照射部491の中に異常が生じているレーザ光源が存在しているものと判断する。
例えば、記憶部1051に記憶されている基準の出力時間がT2である場合、前記出力時間検出部1054により検出された矩形波信号の出力時間が前記基準の出力時間T2と一致した場合には、全てのレーザ光源は正常であると判断する。
一方、異常が発生しているレーザ光源が存在する場合には、前記出力時間検出部1054により検出された矩形波信号は、その出力時間が前記基準の出力時間T2と異なるものとなることから、前記出力時間検出部1054により検出された矩形波信号の出力時間が前記基準の出力時間T2と一致しない場合には、レーザ照射部491に設けられているレーザ光源の中に異常が発生しているレーザ光源が存在すると判断する。なお、図5(d)は、図4に示すスポット光3を生成するレーザ光源に異常が発生している場合に得られる矩形波信号の一例を示しており、図5(d)に示す矩形波信号は、その出力時間T3,T4が前記基準の出力時間T2と異なっている。
図6は、制御部10による異常検出処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、制御部10は、各レーザ光源に点灯指示を出力し(ステップ♯1)、ポリゴンミラー494等に走査を行わせる(ステップ♯2)。次に、制御部10は、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を前記カウンタを用いて検出する(ステップ♯3)。そして、制御部10は、ステップ♯3で検出した出力時間と、予め記憶部1051に格納された基準の出力時間とが一致するか否かを判断し(ステップ♯4)、一致する場合には(ステップ♯4でYES)、全てのレーザ光源は正常であると判断し(ステップ♯5)、一致しない場合には、レーザ照射部491に設けられているレーザ光源の中に異常が発生しているレーザ光源が存在すると判断する(ステップ♯5)。
以上のように、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間と、予め測定された基準の時間との一致・不一致に基づいて、異常が発生している光源の有無を検出するようにしたので、比較的簡単な方法・処理で異常が発生している光源の有無を検出することができる。その結果、光源の異常検出に要する時間を短縮化を図りつつ、光源の異常検出を行うことができる。
なお、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間が、予め記憶部1051に格納された基準の出力時間と一致しない場合、再度、走査を行った上で、前記両出力時間の一致・不一致を判断するようにすると、或るレーザ光源の非点灯が一時的なものであったことによって、全てのレーザ光源が正常であるのにレーザ光源の中に異常が発生しているレーザ光源が存在すると誤って判断するという状態が発生するのを回避することができる。
また、第1指示部1052が光源異常検出指示を出力した時点で、レーザ光源によるスポット光がBDセンサ496の受光面上を通過中である場合には、その時点でBDセンサ496から得られる出力信号に基づく矩形波信号の出力時間は、前記記憶部1051に格納されている基準の出力時間とは異なるものとなるから、その矩形波信号からは、異常が発生している光源の有無を正確に検出することはできない。
そこで、第1指示部1052が光源異常検出指示を出力した時点で、レーザ光源によるスポット光がBDセンサ496の受光面上を通過している可能性を考慮して、その時点でBDセンサ496から得られる出力信号に基づく矩形波信号を無視し、再度光線走査を実行して、その走査によってBDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号に基づいて、異常が発生している光源の有無を検出するようにすると、前述のような誤判断が発生するのを防止又は抑制することができる。
また、前記実施形態では、第1指示部1052からの異常検出指示が出力された場合にのみ異常検出処理を実行するようにしているが、これに限らず、複合機1の電源がONしている間は常時異常検出処理を定期的に実行するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間と、予め測定された基準の時間との一致・不一致に基づいて、異常が発生している光源の有無を検出するようにしたが、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間に生じる誤差を考慮して、該出力時間について前記誤差分を考慮した下限値を予め設定して記憶部1051に予め格納しておき、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間が、その下限値以上であるか否かに応じて、異常が発生している光源の有無を検出するようにしてもよい。すなわち、BDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間が、前記下限値以上である場合には、全てのレーザ光源は正常であると判断し、下限値未満である場合には、レーザ照射部491に設けられているレーザ光源の中に異常が発生しているレーザ光源が存在すると判断するとよい。
例えば、全てのレーザ光源が正常である場合にBDセンサ496の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間の設計値が「100」であるとしたとき、前記誤差として例えば「15」を考慮して前記矩形波信号の出力時間の下限値を「85」と設定して予め記憶部1051に格納しておき、実際にBDセンサ496の出力信号から得られた矩形波信号の出力時間が「85」以上であった場合には、全てのレーザ光源は正常であると判断し、「85」未満であった場合には、レーザ照射部491に設けられているレーザ光源の中に異常が発生しているレーザ光源が存在すると判断するとよい。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。 光走査装置の構成図である。 レーザ光源の配列状態を示す図である。 前記各レーザ光源から出力される各光線が感光体ドラムの表面上やBDセンサの受光面上で、主走査方向及び副走査方向にそれぞれ異なる位置に結像される状態を示す図である。 基準の出力時間として前記記憶部1051に格納される矩形波信号の一例を示したものである。 制御部10による異常検出処理を示すフローチャートである。
符号の説明
49 光走査装置
101 LD駆動部
103 描画部
104 画像書き出しタイミング調整部
105 異常検出処理部
1051 記憶部
1052 第1指示部
1053 第2指示部
1054 出力時間検出部
1055 判断部
496 BDセンサ

Claims (3)

  1. 受光した光の強度に応じた電気信号を出力する受光部と、第1の方向における位置及び前記第1の方向と直交する第2の方向における位置がそれぞれ異なる各目標位置に向けて光をそれぞれ出力する複数の光源と、前記受光部の受光面上及び感光体の表面上で前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査するための走査部とを備えた光走査装置であって、
    前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査したときに前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間について予め定められた下限値を予め記憶する記憶部と、
    前記各光源に発光指示を出力した上で、前記走査部に前記各光源の出力光を前記第1の方向に走査させる指示部と、
    前記指示部の指示により前記各光源の出力光が前記第1の方向に走査されたときに、前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を検出する出力時間検出部と、
    前記出力時間検出部により検出された矩形波信号の出力時間が、前記記憶部に記憶された前記下限値以上であるか否かを判断し、下限値以上であるときには、各光源は正常であると判断し、下限値未満であるときには、前記複数の光源の中で異常が発生している光源が存在すると判断する光走査装置。
  2. 前記出力時間検出部は、光源の異常検出開始指示を受けた時点で前記受光部から出力されている信号を無視し、その次の走査で前記受光部の出力信号から得られる矩形波信号の出力時間を検出する請求項1に記載の光走査装置。
  3. 入力した画像データに基づき光線の走査を行う請求項1または2に記載の光走査装置と、
    前記光走査装置の光線走査により静電潜像が形成される感光体と、
    前記感光体に形成された静電潜像をトナーにより現像化する現像部と、
    前記現像部により生成されたトナー像を記録紙に転写する転写部と
    を備える画像形成装置。
JP2007049465A 2007-02-28 2007-02-28 光走査装置、画像形成装置 Expired - Fee Related JP4800240B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007049465A JP4800240B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 光走査装置、画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007049465A JP4800240B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 光走査装置、画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008216292A JP2008216292A (ja) 2008-09-18
JP4800240B2 true JP4800240B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=39836456

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007049465A Expired - Fee Related JP4800240B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 光走査装置、画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4800240B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6332202B2 (ja) * 2015-08-27 2018-05-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 光走査装置、画像形成装置、異常検出方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08127150A (ja) * 1994-11-01 1996-05-21 Canon Inc 画像形成装置
JP2001091871A (ja) * 1999-09-20 2001-04-06 Ricoh Co Ltd マルチビーム記録装置
JP2003035878A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008216292A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5241572B2 (ja) 画像形成装置
JP5494189B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP2001281578A (ja) マルチビーム走査装置及び画像形成装置
US6342909B1 (en) Method and apparatus for image formation while considering a position of a transfer sheet in a primary scanning direction
JP2001125440A (ja) 画像形成装置
JP4031404B2 (ja) 移動体の位置制御装置
JP4800240B2 (ja) 光走査装置、画像形成装置
JP2009023162A (ja) 画像形成装置、画像書き出しタイミング設定方法
JP4995564B2 (ja) 光源異常検出方法、光走査装置
JP5096789B2 (ja) 画像形成装置、画像書き出しタイミング設定方法
JP5227648B2 (ja) 光走査装置、及び画像形成装置
JP5321370B2 (ja) 光書き込み装置、画像形成装置及び光書き込み装置の位置ずれ補正方法
JP2009036905A (ja) 画像形成装置
JP2009023160A (ja) 画像形成装置、画像書き出しタイミング設定方法
JP2009255313A (ja) 画像形成装置
JP5090015B2 (ja) 画像形成装置
JP4823922B2 (ja) 光走査システム
JP2008162149A (ja) 光源異常検出方法、光走査装置
US20080204815A1 (en) Image forming apparatus, segragation method in image forming apparatus
JP5287625B2 (ja) 画像形成装置及び位置ずれ補正方法
JP7455035B2 (ja) 画像形成装置
JP2009029045A (ja) 画像形成装置
JP2007310227A (ja) レーザ照射タイミング制御回路、光走査装置、画像形成装置及びbd信号変換回路
JP2010004110A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP2009014773A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110802

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110803

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4800240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees