JP2007310227A - レーザ照射タイミング制御回路、光走査装置、画像形成装置及びbd信号変換回路 - Google Patents
レーザ照射タイミング制御回路、光走査装置、画像形成装置及びbd信号変換回路 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】回転多面鏡の各反射面の加工に高い精度が必要とされることなく、感光体ドラム表面に照射される各走査線の書き出しドットの位置ずれを目立たなくする。
【解決手段】回転多面鏡の反射面で反射されたレーザが入射されると、BD信号を出力するBDセンサと、BDセンサから出力されるBD信号における上記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に異ならせるBD信号変換部102と、BD信号変換部102から出力される上記画像書き出しタイミングの基準を示す部分変更後のBD信号に基づいて、回転多面鏡の各反射面を介して前記感光体ドラム表面に行うレーザ照射部による画像書き出しタイミングを制御するLD駆動部とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】回転多面鏡の反射面で反射されたレーザが入射されると、BD信号を出力するBDセンサと、BDセンサから出力されるBD信号における上記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に異ならせるBD信号変換部102と、BD信号変換部102から出力される上記画像書き出しタイミングの基準を示す部分変更後のBD信号に基づいて、回転多面鏡の各反射面を介して前記感光体ドラム表面に行うレーザ照射部による画像書き出しタイミングを制御するLD駆動部とを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、回転多面鏡を介して感光体ドラム表面にレーザを照射して露光を行う際の技術に関する。
従来から、電子写真方式の画像形成装置では、レーザ照射部から照射される各走査線毎のレーザを、回転多面鏡の各反射面でそれぞれ反射させて感光体ドラム表面を露光し、感光体ドラム表面に静電潜像を形成する光走査装置が採用されている。このような画像形成装置としては、回転多面鏡のレーザを反射させている各反射面毎に、クロック出力とPWM出力の周期、補正タイミング及び回数を変更することによって、各反射面でのレーザ反射による感光体ドラム表面での露光スピードを均一にするものがある(下記特許文献1参照)。
特開2004−223840号公報
光走査装置では、回転多面鏡の各反射面毎に、異なる走査線をなすレーザを反射させるが、回転多面鏡の各反射面の加工精度の相違に起因して、各反射面による反射で感光体ドラム表面に照射される各走査線の書き出しドットの位置が異なってしまう場合がある。すなわち、感光体ドラム表面において、副走査方向に並ぶ各走査線の書き出しドットの主走査方向における位置が異なってしまうという問題がある。回転多面鏡の反射面の数が少なければ、各反射面の繰り返し周期が早いために、上記書き出しドットの位置ずれは目立ちにくいが、反射面が多くなってくると(例えば、8面以上)、ドットの位置ずれに周期性が目立ってしまい、ドットの位置ずれが目立ちやすくなる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、回転多面鏡の各反射面の加工に高い精度が必要とされることなく、感光体ドラム表面に照射される各走査線の書き出しドットの位置ずれを目立たなくすることを目的とする。
本発明の請求項1に記載の発明は、回転多面鏡の各反射面で反射されたレーザが入射されると、感光体ドラム表面への各走査線毎の画像書き出しタイミングの調整に用いられるBD信号を出力するBDセンサと、
前記BDセンサから出力されるBD信号において前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に異ならせるBD信号変換手段と、
前記BD信号変換手段から出力される、前記画像書き出しタイミングの基準を示す部分が変更された後のBD信号に基づいて、前記回転多面鏡の各反射面を介して前記感光体ドラム表面に行うレーザ照射部による画像書き出しタイミングを調整するタイミング調整手段手段と、
前記タイミング調整手段によって調整された画像書き出しタイミングに基づいて前記レーザ照射部を駆動制御する駆動手段と
を備えたレーザ照射タイミング制御回路である。
前記BDセンサから出力されるBD信号において前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に異ならせるBD信号変換手段と、
前記BD信号変換手段から出力される、前記画像書き出しタイミングの基準を示す部分が変更された後のBD信号に基づいて、前記回転多面鏡の各反射面を介して前記感光体ドラム表面に行うレーザ照射部による画像書き出しタイミングを調整するタイミング調整手段手段と、
前記タイミング調整手段によって調整された画像書き出しタイミングに基づいて前記レーザ照射部を駆動制御する駆動手段と
を備えたレーザ照射タイミング制御回路である。
この構成は、BD信号変換手段が、上記各走査線毎の画像書き出しタイミングを示す部分を時間的に異ならせたBD信号を、駆動手段に出力することによって、回転多面鏡の各反射面から感光体ドラム表面に照射されるレーザによる各走査線の書き出しドットの主走査方向における位置を異ならせる。これにより、回転多面鏡の各反射面の加工精度が相違する場合であっても、書き出しドットの位置ずれに周期性が生じないようにして、ドットの位置ずれを目立たなくする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレーザ照射タイミング制御回路であって、前記BD信号変換手段は、前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分となる立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを周期的に有する前記BD信号の入力を前記BDセンサから受け付け、
さらに前記BD信号変換手段は、前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す前記エッジ部分をなまらせる波形変更部と、サイン波を発生させるサイン波発生部と、当該波形変更部を通過した前記BD信号と当該サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果を前記駆動手段に出力するコンパレータとを有するものである。
さらに前記BD信号変換手段は、前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す前記エッジ部分をなまらせる波形変更部と、サイン波を発生させるサイン波発生部と、当該波形変更部を通過した前記BD信号と当該サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果を前記駆動手段に出力するコンパレータとを有するものである。
この発明によれば、BD信号変換手段の波形変更部が、波形変更部を通過してエッジ部分がなまった状態のBD信号と、当該サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果をコンパレータが出力し、このコンパレータからの出力を上記駆動手段に入力させるので、コンパレータに入力された時のサイン波が示す値に応じて、BD信号の各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に変動させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレーザ照射タイミング制御回路であって、前記サイン波発生部が発生させるサイン波は、前記BD信号における前記エッジ部分の周期よりも小さい周期とされ、かつ、前記BD信号における前記エッジ部分の周期に対して整数倍ではない周期とされるものである。
この構成によれば、上記サイン波の周期は、BD信号におけるエッジ部分の周期よりも小さく、しかも、BD信号におけるエッジ部分の周期の整数倍ではないので、上記BD信号の各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を、時間的に小刻みな幅で変動させることができる。さらには、上BD信号において各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を、時間的に異なる幅で変動させることができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレーザ照射タイミング制御回路と、
回転多面鏡の各反射面に対してレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記レーザ照射手段から照射されるレーザを感光体ドラムに向けて反射させる反射面が複数設けられた回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって反射されるレーザを結像させて前記感光体ドラムの表面に到達させる結像手段と
を備えた光走査装置である。
回転多面鏡の各反射面に対してレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記レーザ照射手段から照射されるレーザを感光体ドラムに向けて反射させる反射面が複数設けられた回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって反射されるレーザを結像させて前記感光体ドラムの表面に到達させる結像手段と
を備えた光走査装置である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレーザ照射タイミング制御回路と、
回転多面鏡の各反射面に対してレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記レーザ照射手段から照射されるレーザを感光体ドラムに向けて反射させる反射面が複数設けられた回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって反射されるレーザを結像させて前記感光体ドラムの表面に到達させる結像手段と
を備えた画像形成装置である。
回転多面鏡の各反射面に対してレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記レーザ照射手段から照射されるレーザを感光体ドラムに向けて反射させる反射面が複数設けられた回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって反射されるレーザを結像させて前記感光体ドラムの表面に到達させる結像手段と
を備えた画像形成装置である。
また、請求項6に記載の発明は、感光体ドラム表面への各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分となる立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを周期的に有するBD信号の入力をBDセンサから受け付け、当該エッジ部分をなまらせる波形変更部と、
サイン波を発生させるサイン波発生部と、
前記波形変更部を通過したBD信号と前記サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果を出力するコンパレータと
を備えるBD信号変換回路である。
サイン波を発生させるサイン波発生部と、
前記波形変更部を通過したBD信号と前記サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果を出力するコンパレータと
を備えるBD信号変換回路である。
請求項1及び請求項6に記載の発明によれば、回転多面鏡の各反射面の加工精度が相違する場合であっても、書き出しドットの位置ずれに周期性が生じないようにして、ドットの位置ずれを目立たなくすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、コンパレータに入力された時のサイン波が示す値に応じて、BD信号が示す各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を、それぞれ時間的に変動させることができる。また、このようにBD信号における各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に変動させる構成を、簡易に実現することができる。
請求項3に記載の発明によれば、BD信号における各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を、時間的に小刻みな幅で変動させることができる。さらには、上記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を、時間的に異なる幅で変動させることができる。
請求項4及び請求項5に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明が奏する効果と同様の効果が得られる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例である複合機の内部構成を概略的に示す側面図である。複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものである。この複合機1は、本体部2と、本体部2の左方に配設されたスタックトレイ3と、本体部2の上部に配設された原稿読取部5と、原稿読取部5の上方に配設された原稿給送部6とを有している。
また、複合機1のフロント部には、操作部47が設けられている。この操作部47には、ユーザが印刷実行指示を入力するためのスタートキー471と、印刷部数等を入力するためのテンキー472と、各種複写動作の操作ガイド情報等を表示し、これら各種設定入力用にタッチパネル機能を有する液晶ディスプレイ等からなる表示部473と、表示部473で設定された設定内容等をリセットするリセットキー474と、実行中の印刷(画像形成)動作を停止させるためのストップキー475と、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能を切り換えるための機能切換キー477が備えられている。
原稿読取部5は、CCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部51と、ガラス等の透明部材により構成された原稿台52及び原稿読取スリット53とを備える。スキャナ部51は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、原稿台52に載置された原稿を読み取るときは、原稿台52に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像データを図略の画像処理部へ出力する。また、原稿給送部6により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリット53と対向する位置に移動され、原稿読取スリット53を介して原稿給送部6による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像データを上記画像処理部へ出力する。
原稿給送部6は、原稿を載置するための原稿載置部61と、画像読み取り済みの原稿を排出するための原稿排出部62と、原稿載置部61に載置された原稿を1枚ずつ繰り出して原稿読取スリット53に対向する位置へ搬送し、原稿排出部62へ排出するための給紙ローラ(図略)、搬送ローラ(図略)等からなる原稿搬送機構63を備える。原稿搬送機構63は、さらに原稿を表裏反転させて原稿読取スリット53と対向する位置へ再搬送する用紙反転機構(図略)を備え、原稿の両面の画像を原稿読取スリット53を介してスキャナ部51から読取可能にしている。
また、原稿給送部6は、その前面側が上方に移動可能となるように本体部2に対して回動自在に設けられている。原稿給送部6の前面側を上方に移動させて原稿台52上面を開放することにより、原稿台52の上面に読み取り原稿、例えば見開き状態にされた書籍等を操作者が載置できるようになっている。
本体部2は、複数の給紙カセット461と、給紙カセット461から記録紙を1枚ずつ繰り出して記録部40へ搬送する給紙ローラ462と、給紙カセット461から搬送されてきた記録紙に画像を形成する記録部40とを備える。
記録部40は、スキャナ部51等で取得された画像データに基づきレーザ等を出力して感光体ドラム43を露光する光走査装置49と、感光体ドラム43上にトナー像を形成する現像部44と、感光体ドラム43上のトナー像を記録紙に転写する転写部41と、トナー像が転写された記録紙を加熱してトナー像を記録紙に定着させる定着部45と、記録部40内の用紙搬送路中に設けられ、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48まで搬送する搬送ローラ463,464等とを備える。
また、記録紙の両面に画像を形成する場合は、記録部40で記録紙の一方の面に画像を形成した後、この記録紙を排出トレイ48側の搬送ローラ463にニップされた状態とする。この状態で搬送ローラ463を反転させて記録紙をスイッチバックさせ、記録紙を用紙搬送路Lに送って記録部40の上流域に再度搬送し、記録部40により他方の面に画像を形成した後、記録紙をスタックトレイ3又は排出トレイ48に排出する。
図2は光走査装置49の概略構成図である。本発明に係る光走査装置49は、レーザ照射部491、コリメータレンズ492、プリズム493、及びポリゴンミラー(回転多面鏡)494、f−θレンズ(結像手段)495、及びビームディテク卜センサ(以下、BDセンサという)496とを備えている。
レーザ照射部(レーザ照射手段)491は、レーザ源(LD)を備える。レーザ源から出力されるレーザは、コリメータレンズ492及びプリズム493等により平行光に変換される。この平行光は、図略の反射ミラーによってポリゴンミラー494に向けて反射され、回転しているポリゴンミラー494に入射する。ポリゴンミラー494には、レーザ照射部491から照射されるレーザを感光体ドラム43に向けて反射させる反射面が複数設けられている。レーザ照射部491からは各走査線毎のレーザが照射され、この各走査線毎のレーザが、それぞれポリゴンミラー494の異なる反射面によって、感光体ドラム43に向けて反射される。ポリゴンミラー494は、例えば図2の矢印方向に回転することで、各走査線毎のレーザを順次別々の反射面で反射させ、各レーザを感光体ドラム43の回転軸方向(主走査方向)に走査させる。ポリゴンミラー494に入射して感光体ドラム7に向けて反射されたレーザは、f−θレンズ495によって感光体ドラム43の表面上に結像されるようになっている。ポリゴンミラー494は一定速度で回転しているため、感光体ドラム43の表面上に照射されるレーザは、一定速度で感光体ドラム43の表面上を走査し、感光体ドラム7表面上の電荷を除去する。
BD(Beam Detect) センサ496は、感光体ドラム43に対して画像データの書き出しを行うタイミングを調整するために用いられる。図2に示す矢印方向に回転するポリゴンミラー494によって反射されたレーザが、f−θレンズ495を透過してBDセンサ496に入射すると、BDセンサ496から検出信号が出力される。このBDセンサ496の検出信号(BD信号)は、BD信号変換部102に入力された後に画像書き出しタイミング調整部104に入力されて、感光体ドラム43表面上で走査されるレーザの書き出しタイミングの調整に用いられる。
さらに、光走査装置49は、基準発振器8と、画像書き出しタイミング調整部104を備えるLD駆動制御回路10とを備えている。基準発振器8は、基準クロック信号を出力する。LD駆動制御回路10は、この基準クロック信号に基づいた調整を行って、画像メモリ9から出力される書込対象画像の画像信号に基づいて、レーザ照射部491を駆動制御する。
LD駆動制御回路10は、LD駆動部101と、描画部103と、画像書き出しタイミング調整部104とを備える。なお、特許請求の範囲でいうレーザ照射タイミング制御回路は、LD駆動制御回路10とBD信号変換部102とを備えたものからなる。
画像書き出しタイミング調整部104は、BD信号変換部102から入力されたBD信号に基づいて、感光体ドラム43表面上を走査させる画像書き出しタイミングを調整し、描画部103に出力する。即ち後述するBD信号の立下りを検知してから、所定の基準クロックカウント後に画像の書き出し信号を描画部103に出力する。所定の基準クロックカウント数は機械製造時の調整時に機械毎に決定される。
描画部103は、上記画像書き出し信号により、画像メモリ9から出力される書込対象画像の画像信号に基づいて、レーザ駆動部101の駆動を開始させる。
LD駆動部(駆動手段)101は、描画部103からの指示に基づいて、レーザ照射部491を駆動制御する。
BD信号(BD信号変換部102に入力される前のBD信号)は、各走査線毎(各反射面毎)の画像書込み開始タイミングの基準を示す立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを周期的に有する。本実施形態では、当該BD信号は、各走査毎の画像書き出し開始タイミングの基準を示す立ち下がりエッジを周期的に有する。
BD信号変換部(BD信号変換手段、BD信号変換回路)102は、BDセンサ496から出力されるBD信号が示す、ポリゴンミラー494の各反射面毎(各走査線毎)の画像書き出し開始タイミングの基準となる立下りエッジを異ならせた上で、当該BD信号を画像書き出しタイミング調整部104に出力する。
図3はBD信号変換部102の概略構成を示す図、図4はBD信号が示す各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分の周期を示す図である。図5(a)はBD信号変換部102に入力される前のBD信号の波形を示す図、(b)はエッジ部をなまらせた状態のBD信号の波形とsin波(サイン波)の波形を示す図、(c)はBD信号変換部102から出力されるBD信号の波形を示す図である。
BD信号変換部102は、波形変更部1021と、sin波発生部1022と、コンパレータ1023とを有する。波形変更部1021は、BDセンサ496から出力されてくるpointAにおけるBD信号の波形を変更する。波形変更部1021は、抵抗R及びコンデンサCを備え、これら抵抗R及びコンデンサCにより、BDセンサ496から出力されてくるBD信号の各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準となるエッジ部分をなまらせる(図5(b)参照)。
sin波発生部1022は、sin波を発生させ、このsin波をコンパレータ1023に出力するものである。sin波発生部1022から出力されるsin波は、BD信号の各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準となる上記エッジ部分の周期(図4参照)よりも小さい周期(より好ましくは、十分小さい周期)を有し、かつ、BD信号における当該エッジ部分の周期に対して整数倍ではない周期であることが好ましい。
コンパレータ1023は、波形変更部1021を通過したBD信号と、sin波発生部1022が発生させる上記sin波との比較結果を出力する。コンパレータ1023は、波形変更部1021を通過したBD信号と上記sin波とを比較して、BD信号がsin波よりも大きい値であればHigh信号を出力し、BD信号がsin波よりも小さい値であればLow信号を出力する。
このような構成でなるBD信号変換部102において、図5(a)に示す波形のBD信号が、BDセンサ496から波形変更部1021に入力されると、当該BD信号は、波形変更部1021を通過した後、図5(b)に示すように、エッジ部分が変形する。コンパレータ1023に、当該変形したエッジ部分を有するBD信号と、sin波発生部1022が出力するsin波とが入力されると、コンパレータ1023からは、図5(c)に示す波形となったBD信号が出力され、画像書き出しタイミング調整部104に入力される。
これにより、BDセンサ496からのBD信号がBD信号変換部102を通過すると、BD信号のエッジ部分は、図5(a)に示す位置から図5(c)に示す位置に移動する。すなわち、BDセンサ496からのBD信号が示す各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分は、sin波発生部1022が出力するsin波の振幅(コンパレータ1023に入力される時にsin波が示す値)に応じて時間的に変動され、コンパレータ1023から出力される。当該BD信号変換部102を経たBD信号に基づいて、画像書き出しタイミング調整部104が、所定の基準クロックカウント後に画像の書き出し信号を描画部103に出力し、描画部103からの指示でLD駆動部101がレーザ源を駆動制御する。
なお、ポリゴンモータの駆動制御として、図略のポリゴンミラー駆動部にて、BD信号を基にモータの速度制御を行うものがあるが、この場合は、BDセンサ496から出力されるBD信号がそのままポリゴンミラー駆動部に入力されるようにすれば、ポリゴンミラー駆動部は、BD信号変換部102を経ないBD信号に基づいて、ポリゴンミラー494の回転動作を制御することができる。
これにより、BD信号変換部102による各反射面毎の画像書込み開始タイミングの基準となる立下りエッジを時間的に変更した上で、当該BD信号を画像書き出しタイミング調整部104に出力するため、ポリゴンミラー494の各反射面で反射されて感光体ドラム43の表面に書き出される各走査線毎の画像書き出し開始位置は、当該変更制御の影響を大きく受ける。そのため、ポリゴンミラー494の各反射面の加工精度の相違が、感光体ドラム43の表面における各走査線毎のドット書き出し開始位置に与える影響を少なくすることができる。従って、感光体ドラム43の表面上には、ポリゴンミラー494の各反射面の周期性が、各走査線毎のドット書き出し開始位置の位置ずれとして現れ難くなる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、本発明に係る光走査装置49の構成を図2及び図3に示しているが、これらはあくまでも一例であり、本発明に係る光走査装置49は、上記構成に限定されない。
1 複合機
10 駆動制御回路
101 駆動部
102 BD信号変換部
1021 波形変更部
1022 サイン波発生部
1023 コンパレータ
49 光走査装置
491 レーザ照射部
492 コリメータレンズ
493 プリズム
494 ポリゴンミラー
495 f−θレンズ
496 BDセンサ
10 駆動制御回路
101 駆動部
102 BD信号変換部
1021 波形変更部
1022 サイン波発生部
1023 コンパレータ
49 光走査装置
491 レーザ照射部
492 コリメータレンズ
493 プリズム
494 ポリゴンミラー
495 f−θレンズ
496 BDセンサ
Claims (6)
- 回転多面鏡の各反射面で反射されたレーザが入射されると、感光体ドラム表面への各走査線毎の画像書き出しタイミングの調整に用いられるBD信号を出力するBDセンサと、
前記BDセンサから出力されるBD信号において前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分を時間的に異ならせるBD信号変換手段と、
前記BD信号変換手段から出力される、前記画像書き出しタイミングの基準を示す部分が変更された後のBD信号に基づいて、前記回転多面鏡の各反射面を介して前記感光体ドラム表面に行うレーザ照射部による画像書き出しタイミングを調整するタイミング調整手段手段と、
前記タイミング調整手段によって調整された画像書き出しタイミングに基づいて前記レーザ照射部を駆動制御する駆動手段と
を備えたレーザ照射タイミング制御回路。 - 前記BD信号変換手段は、前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分となる立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを周期的に有する前記BD信号の入力を前記BDセンサから受け付け、
さらに前記BD信号変換手段は、前記各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す前記エッジ部分をなまらせる波形変更部と、サイン波を発生させるサイン波発生部と、当該波形変更部を通過した前記BD信号と当該サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果を前記駆動手段に出力するコンパレータとを有する請求項1に記載のレーザ照射タイミング制御回路。 - 前記サイン波発生部が発生させるサイン波は、前記BD信号における前記エッジ部分の周期よりも小さい周期とされ、かつ、前記BD信号における前記エッジ部分の周期に対して整数倍ではない周期とされる請求項2に記載のレーザ照射タイミング制御回路。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレーザ照射タイミング制御回路と、
回転多面鏡の各反射面に対してレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記レーザ照射手段から照射されるレーザを感光体ドラムに向けて反射させる反射面が複数設けられた回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって反射されるレーザを結像させて前記感光体ドラムの表面に到達させる結像手段と
を備えた光走査装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のレーザ照射タイミング制御回路と、
回転多面鏡の各反射面に対してレーザを照射するレーザ照射手段と、
前記レーザ照射手段から照射されるレーザを感光体ドラムに向けて反射させる反射面が複数設けられた回転多面鏡と、
前記回転多面鏡によって反射されるレーザを結像させて前記感光体ドラムの表面に到達させる結像手段と
を備えた画像形成装置。 - 感光体ドラム表面への各走査線毎の画像書き出しタイミングの基準を示す部分となる立ち上がりエッジ又は立ち下がりエッジを周期的に有するBD信号の入力をBDセンサから受け付け、当該エッジ部分をなまらせる波形変更部と、
サイン波を発生させるサイン波発生部と、
前記波形変更部を通過したBD信号と前記サイン波発生部が発生させるサイン波との比較結果を出力するコンパレータと
を備えるBD信号変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006140504A JP2007310227A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | レーザ照射タイミング制御回路、光走査装置、画像形成装置及びbd信号変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006140504A JP2007310227A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | レーザ照射タイミング制御回路、光走査装置、画像形成装置及びbd信号変換回路 |
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JP2005096114A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2005338111A (ja) * | 2004-05-24 | 2005-12-08 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
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-
2006
- 2006-05-19 JP JP2006140504A patent/JP2007310227A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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