JPH0591271A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH0591271A
JPH0591271A JP3247403A JP24740391A JPH0591271A JP H0591271 A JPH0591271 A JP H0591271A JP 3247403 A JP3247403 A JP 3247403A JP 24740391 A JP24740391 A JP 24740391A JP H0591271 A JPH0591271 A JP H0591271A
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JP
Japan
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laser
intensity
image
printing
signal
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JP3247403A
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Toshihisa Yamanaka
俊久 山中
Tatsuya Eguchi
達也 江口
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 レーザビームの強度変更により、記録密度を可変とし
た記録装置において、SOSセンサに入射するレーザビ
ームの強度を、ドット密度に関わらず一定にする手段を
備えたことを特徴とする記録装置。 【目的】 画像書き込み開始位置を揃え、印字ズレのな
い高品位な画像を得ることを目的とする。 【構成】 レーザダイオードを2個備えており、第1レ
ーザダイオードは記録密度に従ってビーム強度が変更さ
れ、第2レーザダイオードは記録密度に関わらず一定の
ビーム強度とし、SOSセンサの照射は常に第2レーザ
ダイオードで行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置、特にレーザ
ビーム走査光学装置を備え、レーザビームの強度を変更
することにより記録密度が変更できる記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザビームプリンタやファクシ
ミリ等の記録装置として、画像書き込み用としてレーザ
ビーム走査光学装置が組み込まれたものが種々提案され
ている。レーザビーム走査光学装置では、光源(主に半
導体レーザ)から放射されるレーザビームを偏向器(ポ
リゴンミラ−、ホログラムスキャン、ガルバノミラ−
等)で一平面内に偏向した後、f−θレンズ、反射ミラ
ーなどを介して、記録媒体である感光体上に導き、結像
させる。この時、レーザビームの一部は受光素子(以
下、SOSセンサと記す。)を照射し、これにより各走
査ライン上での画像書き込み開始位置の成形信号(以
下、水平同期信号と記す。)を得ている。この水平同期
信号が出力されてから一定時間後に感光体上への画像情
報の書き込みを開始することにより各ラインの同期合わ
せを行っている。また、前述の記録装置としてレーザビ
ームの強度を変更することより感光体上に結像されるド
ットの密度を変え、記録密度の異なる画像が再現できる
ものも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
す如く、SOSセンサを照射するレ−ザビームのビーム
強度の違いによりSOSセンサの出力波形が異なり、水
平同期信号にズレが生じる。
【0004】具体的に説明すると、SOSセンサの出力
は、図11(a)に示す如く、ビーム強度の違いにより
立ち上がりと立ち下がりの異なった波形となる。そし
て、水平同期信号を得るためにこの信号を所定の閾値で
整形しても、図11(b)に示す如く、ビーム強度の違
いにより水平同期信号にズレδ1、δ2が生じる。この
ため、例えば、水平同期信号の立ち上がりあるいは立ち
下がりを基準として一定時間後に画像の書き込みを開始
した場合、δ1分あるいはδ2分だけ印字ズレが生じ
る。また、水平同期信号の立ち上がりと立ち下がりの中
間点を基準としても、δ1とδ2が異なれば(δ1+δ
2)/2分だけ印字ズレが生じる。従って、記録密度を
ビーム強度の変更により可変とした記録装置にあって
は、画像書き込み位置が揃わず、いわゆる印字ズレの原
因となっていた。
【0005】
【目的】本発明は、印字ズレのない高品位の画像を得る
ことができる記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の問題を解決するた
めに、レーザビームを偏向して記録媒体上に結像する偏
向器と、該偏向器で偏向されたレーザビームの一部を受
光する画像書き込み開始位置検出用の受光素子とを有す
るレーザビーム光学装置を備え、前記記録媒体への記録
密度をレーザビームの強度を変更することにより可変と
した記録装置において、前記受光素子を照射するレーザ
ビームのビーム強度を記録密度に関わらず一定にする手
段を備えたことを特徴とする記録装置である。
【0007】
【作用】本発明によれば、記録密度を変更しても受光素
子を照射するレーザビームのビーム強度を一定にでき、
画像書き込み開始位置検出用の水平同期信号は走査ライ
ン毎にズレることはない。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係る記録装置の実施例を添付
図面に従って説明する。
【0009】図1は、本発明の第1実施例であるレーザ
ビームプリンタの概略構成を示す図である。
【0010】レーザビームプリンタ100は、概略、レ
ーザビーム走査光学装置としての走査光学ユニット8と
エンジン部10とから構成されている。エンジン部10
は、感光体ドラム1を中心として、帯電チャージャ2、
現像装置3、転写チャージャ4、クリーニング装置5、
イレ−サランプ6等から構成されている。走査光学ユニ
ット8は、後述するレーザユニット、ポリゴンミラー、
f−θレンズ及び折り返しミラー51とから構成されて
いる。
【0011】折り返しミラー51から感光体1に至る光
路Lには、光路Lに進入する位置と光路Lから退避する
位置の間を移動可能なレーザ前シャッタ7が配置されて
いる。このレーザ前シャッタ7は、レーザダイオードの
発光強度を設定する際に利用するものであり、これにつ
いては後述する。
【0012】図2は、走査光学ユニット8と感光体1と
の関係を示す斜視図である。
【0013】本実施例では、レーザビームプリンタ10
0は高密度(600dpi)でのプリントと、低密度
(300dpi)でのプリントとが可能である。光源と
してレーザダイオードとコリメータレンズとからなる第
1レーザユニットLU1及び、第2レーザユニットLU
2が備えられている。そして、該第1レ−ザユニットL
U1からの第1ビーム、該第2レーザユニットLU2か
らの第2ビ−ムは、一定速度で回転するポリゴンミラ−
50によって共に偏向され、図示しないf−θレンズを
介して、折り返しミラー51によって反射され、回転駆
動されている感光体ドラム1上に照射される。感光体ド
ラム1上において、第1ビームと第2ビームとの走査ラ
インの間隔lは1/600インチ、即ち、高密度プリン
トの際の走査ラインの間隔に対応している。
【0014】また、画像書き込み開始タイミングの基準
となる水平同期信号を得るためにレーザビームを検出す
るSOSセンサ52は、第2レーザユニットLU2から
発せられる第2ビームの光路上に設けられた反射ミラー
53からの反射光を受光する位置に設けられている。即
ち、SOSセンサ52は、レーザビームの主走査方向上
流側の非画像領域を走査する強制発光された第2ビーム
を受光する。SOSセンサ52からの出力(以下、SO
S出力と記す。)は、後述する波形整形回路110に入
力され、波形整形回路110でSOS出力の波形が整形
されて、後述する水平同期信号HSが得られる。この水
平同期信号HSが発生して所定時間後に、画像信号に基
づいて第1、第2ビームを変調して、感光体ドラム1上
に画像の書き込みを開始する。これによって各走査ライ
ンの画像書き込み開始位置が一致することとなる。
【0015】図3は、レーザビームプリンタ100の制
御部の概略を示すブロック図である。レーザビームプリ
ンタ100は、外部I/F回路104を介して、ワード
プロセッサ、パーソナルコンピュータ等のホストコンピ
ュータである外部入力装置105に接続されている。外
部入力装置105から入力されるプリントすべき画像デ
ータは、第1CPU300で解析され、プリンタがプリ
ントすることが可能な、画像ドットに対応した2値のデ
−タに変換される。変換された画像データは、メモリ制
御回路106を介して1頁分の画像データを記憶するこ
とが可能なフレームメモリ107に格納される。フレー
ムメモリ107に1頁分の画像データが格納されると、
メモリ制御回路106は、フレームメモリ107よりプ
リント密度に応じて第1同期回路108及び第2同期回
路109に画像データを読み出す。即ち、低密度プリン
トの場合は、メモリ制御回路106は、1走査線分の画
像デ−タを第1同期回路108に読み出し、1走査線分
のプリントが終了すると、さらに次の走査線分の画像デ
ータを第1同期回路108に読み出す。この動作を繰り
返すことによって、1頁分の画像データを読み出す。
【0016】また、高密度プリントの場合には、メモリ
制御回路106は、1走査線分の画像デ−タを第1同期
回路に読み出すと共に、次の走査線分の画像データを第
2同期回路109に読み出す。このように、2ライン分
の画像デ−タを順次読み出すことによって、1頁分全て
の画像データを読み出す。
【0017】第1、第2同期回路108、109に読み
出された画像データは、波形整形回路110からの水平
同期信号HSに応答したドットクロックに同期して、第
1画像信号LDATA1及び第2画像信号LDATA2
としてレーザダイオード駆動回路(以下、LD駆動回路
と記す。)111に送られる。LD駆動回路111にお
いては、第1、第2同期回路108、109からの画像
信号LDATA1、LDATA2に応じて第1、第2レ
ーザダイオードLD1、LD2(図4参照)が変調され
る。
【0018】第1CPU300は、内部I/F回路11
2を介して、電子写真プロセスを実行するエンジン部1
0を制御する第2CPU400と接続されている。第2
CPU400はLD駆動回路111に第1、第2レーザ
ダイオードLD1、LD2のビーム強度を制御する制御
信号を出力すると共に、LD駆動回路111より第1、
第2レ−ザダイオ−ドLD1、LD2のビーム強度を示
す信号が入力される。また、第2CPU400は、SO
Sセンサ52をレーザビームが通過するタイミングで、
第2レーザダイオードLD2に画像信号とは無関係に、
SOS信号検出用の強制発光信号をOR回路112を介
してLD駆動回路111に出力する。
【0019】図4は、LD駆動回路111の回路図であ
る。LD駆動回路111は、第1、第2レーザダイオー
ドLD1、LD2をそれぞれ駆動するための第1駆動回
路111a及び、第2駆動回路111bから構成されて
いる。第1同期回路108から送られる第1画像信号L
DATA1は、第1レーザダイオードLD1をON/O
FFさせるための第1トランジスタQ1のベースに入力
されており、第1トランジスタQ1が導通すると、第1
レーザダイオードLD1に電源電圧Vccが印加され、
第1レーザダイオードLD1が発光する。第2駆動回路
111b側も同様にして、第2画像信号LDATA2に
基づいて第2レーザダイオードLD2が発光する。第
1、第2レーザダイオードLD1、LD2を発光させる
電流は、それぞれ第1、第2電流制御回路113、11
4によって制御される。第1、第2電流制御回路11
3、114は、第2CPU400の第1、第2D/A出
力ポ−トのカウント値に応じて、第1、第2レーザダイ
オードLD1、LD2を発光させる駆動電流をそれぞれ
制御する。また、第1、第2レーザダイオードLD1、
LD2のビーム強度は、第1、第2ピンホトダイオード
PD1、PD2によってそれぞれモニタされ、これらピ
ンホトダイオードPD1、PD2からの出力は、第2C
PU400の第1、第2A/D入力ポ−トに入力され
る。即ち、第2CPU400は、第1、第2レーザダイ
オードLD1、LD2のビーム強度を示す第1、第2A
/D入力ポ−トのカウント値が、所定の範囲内にはいる
ように第1、第2D/A出力ポ−トのカウント値を変更
し、これによって第1、第2レーザダイオードLD1、
LD2のビーム強度を制御する。
【0020】図5は、レーザダイオードの温度依存性を
示すものであり、縦軸はビーム強度、横軸は印加電流で
ある。図に示すように、レーザダイオードの温度が上昇
した場合、ビーム強度を所定の基準値Pに保つには、低
温時よりも大きな電流を必要とする。本実施例では、印
字によりレーザダイオードの温度が上昇すると、ビーム
強度を一定に保つために、D/A出力ポ−トのカウント
値をカウントアップし、温度が低い場合よりも大きな電
流をレーザダイオードに供給するようにしている。 し
かし、基準値が単一の値で一定であると、D/A出力ポ
−トのカウント値は基準値を中心としてカウントのアッ
プダウンを繰り返すため、図6(a)で示すように、A
/D入力ポ−トへの入力波形は矩形波となる。従って、
D/A出力ポ−トのカウント値を保持するにしても、基
準値より上で保持したのか、基準値より下で保持したの
か不明であり、D/A出力ポ−トのカウント値の1ステ
ップ分の誤差がビーム強度に発生し、印字濃度の変化等
の画像品位の低下を招く。そこで、図6(b)に示すよ
うに、基準範囲をD/A出力ポ−トのカウント値の1ス
テップ分で変更されるビーム強度より若干小さく設定
し、A/D入力ポ−トの入力波形と比較することで、D
/A出力ポ−トのカウント値の1ステップ分の誤差を除
去するようにしている。
【0021】本実施例では、第1レーザユニットLU1
のビ−ム強度として、第1、第2基準範囲、第2レーザ
ユニットのビーム強度として第3基準範囲を設定してい
る。第1基準範囲は低密度プリント用、第2基準範囲は
高密度プリント用の設定範囲であり、第3基準範囲は高
密度プリント用及びSOS信号検出用の設定範囲であ
る。つまり、第2、第3基準範囲は同じ設定範囲(小さ
い強度)であり、第1基準範囲は第2、第3基準範囲よ
りもD/A出力ポ−トにおいて高いカウント値(大きい
強度)に設定されている。
【0022】次に、低密度プリント、高密度プリント各
々におけるの第1レーザユニットLU1、第2レーザユ
ニットLU2の動作について説明する。
【0023】まず、低密度プリントの場合は、フレーム
メモリ107より画像信号を1走査線分ずつ読みだし、
第1レーザユニットLU1のみに画像信号を送り、変調
された画像信号を第1ビームで感光体1上に書き込む。
この時、第1ビームは第1基準範囲の強度で発光され
る。また、第2レーザユニットLU2はSOS信号検出
用に使われ、第2ビームは第3基準範囲で発光される。
【0024】次に、高密度プリントの場合は、フレーム
メモリ107より画像信号を2走査線分ずつ順次読みだ
し、第1、第2レーザユニットLU1、LU2からの第
1、第2ビームで各走査線の画像の書き込みを行う。こ
の時、各ビームの発光強度は、第2基準範囲、第3基準
範囲である。尚、低密度、高密度プリント両方におい
て、SOS信号を得るための強制発光は、小さい強度で
発光されている第2ビームのみを用いる。
【0025】図7は、低密度プリントの場合と、高密度
プリントの場合とにおいて、画像書き込みのビーム強度
を変更する理由を示した図である。図7(a)は、感光
体に照射されるレーザビームのビーム強度が大きい場合
の感光体表面電位の電位分布を示した図であり、図7
(b)は、感光体に照射されるレーザビームのビーム強
度が小さい場合の感光体表面電位の電位分布を示した図
である。この両者を比較すると、ビーム強度が大きいほ
どドット径が大きくなることが判る。図7(c)は、低
密度プリントの場合の所望ドット径を示した図であり、
図7(d)は、低密度、高密度プリントの場合の所望ド
ット径を示した図である。走査線の間隔が大きい低密度
プリントの場合(図7(c)参照)、走査線間を塗りつ
ぶす程度のドット径を生じさせ得る大きなビーム強度が
必要である。一方、走査線間隔が小さい高密度プリント
の場合(図7(d)参照)は、ビーム強度が大きすぎる
と、隣り合う走査線のドット同志が重り合うため、画像
が潰れてしまう。従って、高密度プリントの場合は、低
密度プリントの場合に比べ、ビーム強度を小さくする必
要がある。尚、本図中の閾値とは、感光体に現像剤が付
着する電位の閾値のことであり、この閾値より低電位の
感光体表面に現像剤が付着する。
【0026】図8は、第2CPU400において、第
1、第2レーザダイオードLD1、LD2のビーム強度
を制御する手順を示すフローチャートである。
【0027】まず、現在プリント中か否かを判断し(ス
テップS1)、プリント動作を行っていない場合(ステ
ップS1:NO)、即ち、プリントすべき画像の1ペー
ジ目のプリント前及び、ページとページの間(以下、非
画像領域と記す。)である場合、レーザ前シャッタ7を
閉じて、レーザビームが感光体1上に到達しないように
光路を遮る(ステップS2)。レーザ前シャッタ7を閉
じるのは、以下に説明するビーム強度の設定処理におい
て、非画像領域でレーザビームを発光させるため、感光
体1が露光されてトナ−が無駄に付着することを防止す
るためである。プリントすべき1頁目の画像が高密度で
あった場合(ステップS3:YES、ステップS5:Y
ES)、あるいは低密度プリントから高密度プリントへ
変更があった場合(ステップS3:NO、ステップS
4:YES、ステップS5:YES)、第1D/A出力
ポ−トのカウント値を0から順にアップさせ、第1レー
サダイオードLD1を発光させてビーム強度を徐々に増
加させる。そして、第1レーザダイオードLD1のビー
ム強度を示す第1A/D入力ポ−トのカウント値が、高
密度プリント時の所望ビーム強度である第1基準範囲内
に収まった時点で、第1D/A出力ポ−トのカウント値
を保持する(ステップS7)。同様にして、第2D/A
出力ポ−トのカウント値を0から順にアップさせて、第
2レーザダイオードLD2のビーム強度を高密度プリン
ト時の所望ビーム強度である第3基準範囲に設定する
(ステップS8)。
【0028】次に、プリントすべき1頁目の画像が低密
度であった場合(ステップS3:YES、ステップS
5:NO)、あるいは高密度プリントから低密度プリン
トへ変更があった場合(ステップS3:NO、ステップ
S4:YES、ステップS5:NO)、第1、第2D/
A出力ポ−トのカウント値を0から順にアップさせ、第
1、第2レーザダイオードLD1、LD2のビーム強度
を示す第1、第2A/D入力ポ−トのカウント値が、低
密度プリント時の所望ビーム強度である第2、第3基準
範囲に収まった時点で第1、第2D/A出力ポ−トのカ
ウント値を保持する(ステップS9、ステップS1
0)。
【0029】尚、各D/A出力ポ−トのカウント値を0
から徐々にアップさせるのは、現在の各レーザダイオー
ドLD1、LD2の温度と前頁プリント時の各レーザダ
イオードLD1、LD2の温度が大きく違う場合、一度
に過剰な電流をレーザダイオードに供給すると、レーザ
ダイオードを破損するため、これを防止するためであ
る。
【0030】また、プリント密度の変更がなかった場合
(ステップS4:NO)、次の頁のプリントのために、
再度第1、第2レーザダイオードLD1、LD2のビー
ム強度を設定し直す。この場合は、現在の各レーザダイ
オードLD1、LD2の温度が、前頁プリント時の各レ
ーザダイオードLD1、LD2の温度と大きく違う恐れ
がないため、先のプリントで設定された第1、第2D/
A出力ポ−トのカウント値を増減させ、所望の印字密度
のビーム強度である基準範囲に第1、第2A/D入力ポ
−トのカウント値が収まった時点で第1、第2D/A出
力ポ−トのカウント値を保持する(ステップS11〜ス
テップS14)。
【0031】以上の処理が終了すると、レーザ前シャッ
タ7を開け(ステップS15)、プリントの実行に備え
る。
【0032】図9は、プリント処理時の第1同期回路1
08、第2同期回路109および波形整形回路110か
ら発せられる各信号の信号波形図である。図8で設定さ
れたビーム強度で第1、第2レーザダイオードLD1、
LD2はそれぞれ、第1、第2画像信号LDATA1、
LDATA2によって変調される。図9(a)は、低密
度プリントの場合であり、第1画像信号LDATA1か
らは画像信号のみが、第2画像信号LDATA2からは
SOS信号検出のための強制発光信号のみが発せられ
る。図9(b)は、高密度プリントの場合であり、第1
画像信号LDATA1からは画像信号のみが、第2画像
信号LDATA2からは画像信号とSOS出力を得るた
めの強制発光信号の両方が発せられる。図9(b)から
明かのように、高密度プリントの場合nライン目の画像
と、n+1ライン目の画像を同時にプリントしている
が、これは本実施例が同期回路を2個有しており、2ラ
イン分の画像デ−タを同時に読み出せることより可能と
なっている。2ライン分の画像を同時にプリントするこ
とにより、高密度プリント時における印字速度の低下を
回避することができる。
【0033】以上のように、本実施例では、記録密度に
関わらず一定のビーム強度で単一のSOSセンサを照射
し、水平同期信号を第1、第2同期回路108、109
の両方に入力し、第1、第2レーザダイオードLD1、
LD2を制御することにより、SOSセンサの誤差によ
る書き込み開始位置にズレが生じることなく、高品位の
画像が得られる。
【0034】また、本実施例では、レ−ザダイオードを
1個用いるか、2個用いるかによって、副走査方向のド
ット密度の変更を行っている。従って、ドット密度の変
更に時間がかからず、結果としてプリント速度が向上す
る。
【0035】尚、上記第1実施例では、頁単位で画像密
度の変更を行ったが、同一頁内で印字密度の変更を行っ
てもよい。この場合、ビ−ムが主走査方向の非画像領域
を照射している間にビーム強度の変更を行えばよい。
【0036】
【第2実施例】第1実施例では、2個のレーザダイオー
ドを用いてドット密度の変更を行うレーザビームプリン
タに本発明を適用した例を説明したが、1個のレーザダ
イオードを用いてドット密度の変更を行うレーザビーム
プリンタに本発明を適用した実施例を説明する。
【0037】この実施例は、図11に示すように、レー
ザダイオードとコリメ−タレンズとからなるレーザユニ
ットLUから、SOSセンサ52’に至る光路中にフィ
ルタ200を設けている。フィルタ200はこれを透過
するビ−ムの光量を減衰させるものであり、光路に進入
する位置と光路から退避する位置との間を移動可能であ
る。レーザユニットLUは、高密度プリントの際はビー
ム強度の小さい第1基準範囲で発光し、低密度プリント
の際はビーム強度の大きい第2基準範囲で発光する。ま
た、高密度プリントの際には、フィルタ200は光路よ
り退避する位置にあり、第1基準範囲に設定されている
レ−ザビームを直接SOSセンサ52’に照射させる。
一方、低密度プリントの際には、フィルタ200は光路
中に位置し、第2基準範囲の強度に設定されているレ−
ザビームを高密度プリント時の設定範囲である第1基準
範囲の強度に減衰してからSOSセンサ52’に照射さ
せる。従って、高密度および低密度プリントのいずれに
おいても、SOSセンサ52’を照射するビーム強度は
強度の小さい第1基準範囲であり、ビーム強度は一定で
ある。このため、この実施例においても、第1実施例と
同様に同期ズレのない画像書き込み開始位置検出を行う
ことができる。
【0038】尚、第2実施例に於て、フィルタ200を
ビーム光路より退避させる移動手段として、回転させる
手段を図示しているが、フィルタ200をビーム光路よ
り退避させ得る手段であれば、これに限らない。
【0039】更に、上記の第1、第2実施例では、副走
査方向のドット密度の変更が行える記録装置に本発明を
適用した例を説明したが、ドット密度の変更が、副走査
方向及び主走査方向の両方について行える記録装置であ
っても、副走査方向あるいは主走査方向のいずれかにつ
いてのみ行える記録装置であっても、本発明は適用でき
る。主走査方向のドット密度の変更は、レーザダイオー
ドを変調する周期、即ち、ドットクロックの周波数を変
更することによって達成することができる。
【0040】
【効果】以上の説明で明らかなように、本発明に係る記
録装置は、画像書き込み開始位置検出用の受光素子を照
射するレーザビームの強度を記録密度に関わらず一定に
する手段を備えたことにより、画像書き込み開始位置が
揃えることができ、印字ズレのない高品位の画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレーザビームプリンタの概略構成
を示す図である。
【図2】第1実施例における走査光学ユニットと感光体
との関係を示す斜視図である。
【図3】レーザビームプリンタの制御部を示す回路図で
ある。
【図4】レーザダイオード駆動回路を示す回路図であ
る。
【図5】レーザダイオードの温度依存性を示す図であ
る。
【図6】基準範囲の説明図である。
【図7】画像密度とビーム強度との関係を示す図であ
る。
【図8】ビーム強度を制御する手順を示すフローチャー
トである。
【図9】第1同期回路、第2同期回路及び波形整形回路
の各信号の信号波形図である。
【図10】第2実施例における走査光学ユニットと感光
体の関係を示す斜視図である。
【図11】SOSセンサに入射するビーム強度の違いに
よる水平同期信号のズレを示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電チャージャ 3 現像装置 4 転写チャージャ 5 クリーニング装置 6 イレ−サランプ 7 レーザ前シャッタ 8 走査光学ユニット LU1 第1レーザユニット LU2 第2レーザユニット 50,50’ ポリゴンミラ− 51,51’ 折り返しミラー 52,52’ SOSセンサ 53,53’ 反射ミラー 100 レーザビ−ムプリンタ 200 フィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームを偏向して記録媒体上に結
    像する偏向器と、該偏向器で偏向されたレーザビームの
    一部を受光する画像書き込み開始位置検出用の受光素子
    とを有するレーザビーム走査光学装置を備え、前記記録
    媒体への記録密度をレーザビームの強度を変更すること
    により可変とした記録装置において、 前記受光素子を照射するレーザビームのビーム強度を記
    録密度に関わらず一定にする手段、 を備えたことを特徴とする記録装置。
JP3247403A 1991-09-26 1991-09-26 記録装置 Pending JPH0591271A (ja)

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