JP5082650B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5082650B2
JP5082650B2 JP2007194937A JP2007194937A JP5082650B2 JP 5082650 B2 JP5082650 B2 JP 5082650B2 JP 2007194937 A JP2007194937 A JP 2007194937A JP 2007194937 A JP2007194937 A JP 2007194937A JP 5082650 B2 JP5082650 B2 JP 5082650B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image forming
polygon motor
rotational speed
rotation speed
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007194937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009029003A (ja
Inventor
孝利 浜田
誠 大林
義和 渡邊
成幸 飯島
博 江口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007194937A priority Critical patent/JP5082650B2/ja
Publication of JP2009029003A publication Critical patent/JP2009029003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5082650B2 publication Critical patent/JP5082650B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)

Description

本発明は,像担持体を露光して静電潜像を形成し,この静電潜像を現像して得たトナー像を有形媒体に転写して画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には,光源から出力されたビームをポリゴンミラーで偏向して像担持体上に走査するようにした画像形成装置に関するものである。
従来から,トナーを用いる画像形成装置には,光走査装置により光のビームを像担持体(感光体)に走査するものがある。この種の画像形成装置では,光源から出力されたビームを,所定の速度で回転するポリゴンミラーで反射する。このポリゴンミラーの回転によりビームを走査させ,像担持体上を照射するのである。ポリゴンミラーの回転速度は原則として一定である。このため,ポリゴンミラーの回転駆動源であるポリゴンモータを,PLL方式により定速回転させることが行われる。
この種の画像形成装置では,解像度変更または倍率変更の場面で,ポリゴンミラーの回転速度を変更することがある。その場合にはポリゴンモータの回転速度を変更することになる。このような画像形成装置におけるポリゴンモータの回転速度の変更に関する従来技術として,特許文献1が挙げられる。特許文献1の画像形成装置では,ポリゴンミラーの回転速度を,PLLの安定速度範囲から外れない範囲で微小に変更させつつ,目標回転速度に至らせるようにしている。
特開2005−193380号公報
しかしながら前記した従来の技術には,次のような問題点があった。すなわち,回転速度の変更に長い時間を要してしまうのである。その原因は,回転速度変更の1ステップ当たりの回転速度差やインターバルにある。1ステップ当たりの回転速度差を大きく取ることができず,その一方でインターバルを長くしなければならないのである。1ステップ当たりの回転速度差が大きすぎると,PLLロック外れが起こってしまうからである。また,インターバルが短すぎるとそれもPLLロック外れの原因となる。
さらに,回転速度差やインターバルについての,PLLロック外れを起こさない限界値は,一定ではない。温度等の環境条件により異なるのである。また,個体差もある。このため従来の技術では,環境差や個体差を見越して,いかなる場合にもPLLロック外れが起きないように回転速度差やインターバルを設定する必要があった。結局,過剰に小さい回転速度差と過剰に長いインターバルとにより回転速度の変更を行わざるを得なかった。このために長い時間を要するのである。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,環境条件や個体差に対応して,必要最小限の所要時間でポリゴンミラーの回転速度を変更できるようにした画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,ビームの照射を受けて静電潜像が形成される像担持体と,前記像担持体に照射するビームを出力する光源と,回転しつつ,前記光源から出力されたビームを反射し,前記像担持体上に走査させるポリゴンミラーと,前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと,前記ポリゴンモータの回転速度をPLL方式により調節する回転調節部とを有する画像形成装置において,前記ポリゴンモータの回転速度を段階的に変更する際の前記ポリゴンモータがPLLロック外れを起こさずに回転速度を変更できる回転速度差の範囲についての,そのポリゴンモータ固有のデータを,環境条件ごとに記憶する回転速度差記憶部を有し,前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度を変更するときには,その時点での環境条件についての回転速度差の範囲を,前記回転速度差記憶部から読み出して,その範囲内の回転速度差で最も早く目標回転速度に到達できる回転速度差により,段階的に回転速度を変更するものである。
かかる画像形成装置は,ポリゴンモータの回転速度の変更を環境条件に応じて短時間で行うことができる。また,ポリゴンモータがPLLロック外れを起こすことはない。
上記において,前記ポリゴンモータがPLLロック外れを起こさずに回転速度を反復して変更できるインターバルの範囲についての,そのポリゴンモータ固有のデータを,回転速度差ごとに記憶するインターバル記憶部を有し,前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度を変更するときには,前記回転速度差記憶部から読み出した回転速度差の範囲内の各回転速度差についてのインターバルの範囲を,前記インターバル記憶部から読み出して,PLLロック外れを起こすことなく最も早く目標回転速度に到達できる回転速度差とインターバルとの組み合わせにより,段階的に回転速度を変更するとよい。ポリゴンモータの回転速度の変更量が大きい場合において,PLLロック外れを起こすことなくポリゴンモータの回転速度の変更を短時間で行うことができるからである。
また,前記環境条件は,前記ポリゴンモータの箇所の温度であればなおよい。ポリゴンモータの温度に応じた好適な回転速度の変更を,短時間で行うことができるからである。
さらに,前記ポリゴンモータにおけるPLLロック外れの発生を検知するPLLロック外れ検知部と,非画像形成時に,前記ポリゴンモータを駆動させて種々の回転速度差によるPLLロック外れの発生の有無をチェックし,その結果に応じて前記回転速度差記憶部の記憶内容を更新する記憶内容更新部とを有するとなおよい。種々の環境条件やポリゴンモータの個体差に応じて,回転速度差について好適な変更条件を学習し,より短時間で回転速度の変更ができるからである。
さらに,前記ポリゴンモータにおけるPLLロック外れの発生を検知するPLLロック外れ検知部と,非画像形成時に,前記ポリゴンモータを駆動させて種々の回転速度差およびインターバルによるPLLロック外れの発生の有無をチェックし,その結果に応じて前記回転速度差記憶部および前記インターバル記憶部の記憶内容を更新する記憶内容更新部とを有するとなおよい。種々の環境条件やポリゴンモータの個体差に応じて,回転速度差及びインターバルについて好適な変更条件を学習し,より短時間での回転速度の変更が可能となるからである。
前記ポリゴンモータおよび前記回転速度差記憶部を画像形成色ごとに複数有し,前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,各画像形成色について同時に行うとなおよい。ポリゴンモータの回転速度の変更において,各画像形成色ごとに好適な回転速度差を設定することにより,短時間で行うことができるからである。
前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更に際し,前記回転速度差記憶部の記憶内容に画像形成色間で違いがある場合には,各画像形成色ごとに決定された回転速度差のうち最も小さいものを,すべての画像形成色に適用するとなおよい。すべての画像形成色において回転速度差を共通に設定することにより,PLLロック外れを生じさせること無く,ポリゴンモータの回転速度の変更を短時間で同時に終了させることができるからである。
前記ポリゴンモータおよび前記回転速度差記憶部および前記インターバル記憶部を画像形成色ごとに複数有し,前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,各画像形成色について同時に行うとなおよい。ポリゴンモータの回転速度の変更において,各画像形成色ごとに好適な回転速度差及びインターバルを設定することにより,より短時間で行うことができるからである。
前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更に際し,前記回転速度差記憶部または前記インターバル記憶部の記憶内容に画像形成色間で違いがある場合には,いずれの画像形成色においてもPLLロック外れが起きないように決定した回転速度差とインターバルとの組み合わせを,すべての画像形成色に適用するとなおよい。すべての画像形成色において回転速度差及びインターバルを共通に設定することにより,PLLロック外れを生じさせること無く,ポリゴンモータの回転速度の変更をさらに短時間で同時に終了させることができるからである。
本発明によれば,環境条件や個体差に対応して,必要最小限の所要時間でポリゴンミラーの回転速度を変更できるようにした画像形成装置が提供されている。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,タンデム式のフルカラーレーザプリンタとして本発明を具体化したものである。本形態のフルカラーレーザプリンタの要部は,図1のように構成されている。図1のフルカラーレーザプリンタは,シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y),ブラック(K)の各色の感光体ドラム102C〜102Kを有している。これらは,転写ベルト112に沿って配置されている。
各感光体ドラム102C〜102Kの周囲にはそれぞれ,現像器104C〜104Kや転写チャージャ101C〜101Kが配置されている。付番は省略するが帯電チャージャやクリーナ等の各種デバイスも,各感光体ドラム102C〜102Kごとに備えられている。さらに,レーザビームを出射するレーザ記録部103C〜103Kも,各感光体ドラム102C〜102Kごとに備えられている。図1のフルカラーレーザプリンタはさらに,レジストセンサ105と,2次転写ローラ106と,給紙カセット107とを備えている。以下の説明では,特に必要がない限り色記号C,M,Y,Kを省略する。
レーザ記録部103は,図2の斜視図に示すように構成されている。図2には,レーザ記録部103の他,感光体ドラム102およびその周辺の要素も示している。レーザ記録部103は,レーザダイオード1と,コリメータレンズ2と,ポリゴンミラー3と,ポリゴンモータ18と,走査レンズ4とを有している。
レーザダイオード1は,レーザビームを発生するものである。コリメータレンズ2は,レーザダイオード1から射出された拡散光のレーザビームを平行光に集束させるものである。ポリゴンミラー3は,正多角形の板状の部材であり,その各側面が反射面となっている。ポリゴンミラー3は,ポリゴンモータ18により一定の速度で回転するようになっている。これにより,反射したレーザビームを感光体102の軸方向に走査するものである。ただしその回転速度には,画像形成の倍率や解像度により,複数水準がある。ポリゴンミラー3により反射されたレーザビームは,走査レンズ4を経て,感光体102に照射されるようになっている。
感光体ドラム102の一方の端部の近傍には,反射ミラー7が設けられている。また,反射ミラー7により反射されたレーザビームを受ける位置に,スキャンスタートセンサ(以下,SOSセンサという)6が配置されている。これらは,画像データに基づく感光体ドラム102への潜像の書き込みの同期を取るためのものである。図2の構成は,C,M,Y,Kの各色において同様である。
次に,本形態のフルカラーレーザプリンタの制御システムを説明する。本形態のフルカラーレーザプリンタの制御システムは,図3のブロック図に示すように構成されている。図3の制御システムは,本体制御部109を中心に構成されている。本体制御部109は,画像メモリ34と,クロック発生回路31と,マイクロコンピュータ43と,ドットクロック回路32C〜32Kとを有している。
画像メモリ34は,レーザ記録部103C〜103Kへ供給する画像データを格納するメモリである。クロック発生回路31は,マイクロコンピュータ43を駆動するものである。マイクロコンピュータ43は,レーザ記録部103等,フルカラーレーザプリンタの各部の動作を統括制御するものである。また,マイクロコンピュータ43は記憶部25を有している。記憶部25については後に詳しく述べる。
図3中のレーザ記録部103C(他の色のレーザ記録部も同じ)は,図2に示したものの他,レーザダイオードドライバ33Cと,サーミスタ13C,ポリゴンモータ制御回路54Cと,回転速度検出信号発生器52Cとを有している。レーザダイオードドライバ33Cは,感光体に静電潜像を書き込むためのものである。サーミスタ13Cは,ポリゴンモータ18Cの温度を測定するものである。なお,ポリゴンモータ制御回路54Cは,回転速度検出信号発生器52Cからの信号を受け取り,ポリゴンモータ18Cを駆動させるものである。
ポリゴンモータ制御回路54Cは,図4のブロック図のように構成されている。ポリゴンモータ制御回路54Cは,PLL制御部89Cと,ポリゴンモータ駆動部541Cとを有している。PLL制御部89Cは,マイクロコンピュータ43から入力される同期クロック信号SCLK_Cに対応した位相により,ポリゴンモータ駆動部541Cを介してポリゴンモータ18Cを回転させるものである。
PLL制御部89Cは,位相比較器80Cと,ローパスフィルタ83Cと,アンプ84Cと,PLLロック検知回路85Cとを有している。位相比較器80Cは,マイクロコンピュータ43から入力される同期クロック信号SCLK_Cと,回転速度検出信号発生器52Cから入力される比較クロック信号RCLK_Cとを比較し,表1のような位相比較出力Qを出力する。
Figure 0005082650
つまり,同期クロック信号SCLK_Cと比較クロック信号RCLK_Cとが共に‘H’のときのみ,位相比較出力Qは‘L’となる。それ以外の場合,位相比較出力Qは‘H’となる。
位相比較器80Cにおける各種信号の状態を,図5のタイミングチャートに示す。この図の範囲内の初期状態において,同期クロック信号SCLK_Cも比較クロック信号RCLK_Cも共に‘L’である。ゆえに位相比較出力Qは‘H’である。ここで,同期クロック信号SCLK_Cと比較クロック信号RCLK_Cとの間には時間差がある。比較クロック信号RCLK_Cが同期クロック信号SCLK_Cよりわずかにタイミングが早い。このため,比較クロック信号RCLK_Cが先に‘H’となる。このとき,同期クロック信号SCLK_Cは‘L’のままであるので,位相比較出力Qは‘H’のままである。
この少し後,同期クロック信号SCLK_Cが‘H’となる。この時刻をt1とする。このときに,位相比較出力Qは‘L’に変化する。
この後,比較クロック信号RCLK_Cが同期クロック信号SCLK_Cよりわずかに早いため,比較クロック信号RCLK_Cが先に‘L’に変化する。これに伴い,位相比較出力は‘H’に変化する。この時刻をt2とする。この位相比較出力Qが‘L’である期間,つまり時刻t1から時刻t2までの期間,すなわちデューティDTが,同期クロック信号SCLK_Cと比較クロック信号RCLK_Cとの位相差を反映している。
位相比較器80Cより出力された位相比較出力Qは,ローパスフィルタ83Cで高周波成分をカットされる。次に,高周波成分をカットされた位相比較出力Qは,アンプ84CによりデューティDTに比例した電圧に増幅される。このようにPLL制御部89Cは,ポリゴンモータ駆動部541Cにポリゴンモータ制御電圧CVを供給する。ポリゴンモータ18CがPLLロック状態で正常回転しているときは,ポリゴンモータ制御電圧CVが一定の範囲内にある。
ポリゴンモータ18Cが一度PLLロック状態から外れてしまうと,ポリゴンモータ18Cが同期クロック信号SCLK_Cに対応する位相での安定な回転に復帰するまで,待ち時間が発生する。このため,印刷生産性が低下してしまうのである。
PLLロック検知回路85Cは,ポリゴンモータ制御電圧CVが所定の電圧範囲内にあるかを判定するものである。その判定の結果を,PLLロック信号PLL_Cとしてマイクロコンピュータ43に送る。これにより,ポリゴンモータ18Cが同期クロック信号SCLK_Cに対応した位相で回転しているか否かをマイクロコンピュータ43が判断できるのである。
上記のように同期回転を制御されているポリゴンモータ18Cは,指定された解像度や倍率に合わせた一定の速度で回転している。このため,解像度あるいは倍率を変更する場合には,ポリゴンモータ18Cの回転速度を変更する必要がある。
ここで,ポリゴンモータ18Cの回転速度の変更について,図6により説明する。
まず,ポリゴンモータ18Cの回転速度を上げる場合について説明する。ポリゴンモータ18Cは同期クロック信号SCLK_Cの周波数に応じて回転している。回転速度を上げる場合には,この同期クロック信号SCLK_Cの周波数を上げてやればよい。このとき,周波数の変更量,すなわち回転速度差が大きいと同期クロック信号SCLK_Cの周波数と比較クロック信号RCLK_Cの周波数の間に大きなずれが生じる。これにより,PLLロックが外れるのである。図6では,周波数Aから周波数Bに一挙に変更するとこのような弊害が生じる。
このため,ポリゴンモータ18Cの変更前後の回転速度の差が大きい場合には,図6に示すように変更を多段階で行う。この多段階の変更に要する合計時間を,「変更時間」として図6に示す。
また,同期クロック信号SCLK_Cの周波数を一段階変更した後,ポリゴンモータ18Cの実際の回転速度がそれに追従し,変更後の速度に達するまでにある程度の時間がかかる。
このため,ポリゴンモータ18Cの実際の回転速度が変更後の速度に達する前に,同期クロック信号SCLK_Cの周波数を再び上げるとPLLロックが外れる原因となる。なぜなら,ポリゴンモータ18Cの回転速度が変更後の速度に追いつく前に回転速度を上げることは,回転速度差を大きくするのと実質的に同じであるからである。このポリゴンモータ18Cの回転速度の追従を待つ期間を,「インターバル」として図6に示す。
従来は,あらゆる場合でPLLロックが外れないように回転速度差及びインターバルを設定していた。つまり,回転速度差を小さく,インターバルを長く設定していたのである。このため,ポリゴンモータの回転速度の変更の所要時間が長くなり,印刷生産性を低下させる要因となっていたのである。
本形態においては,回転速度差及びインターバルを環境条件等に合わせて独立に設定する。つまり,PLLロックが外れないという拘束条件の下で変更時間が短くなるように,回転速度差を大きく,インターバルを短く設定するのである。これにより,ポリゴンモータ18の回転速度の変更を従来の方法に比べて早く実現することができるのである。
また,ポリゴンモータ18Cの回転速度を下げる場合も同様である。PLLロックが外れることのないように,同期クロック信号SCLK_Cの周波数を下げる。このとき,インターバルもPLLロックが外れない範囲で短くする。つまり,PLLロックが外れない範囲で回転速度の変更が最も早くできるように,回転速度差とインターバルを選択するのである。なお,回転速度差とインターバルは,回転速度を上げる場合と下げる場合とで同じであるとは限らない。
ここで,ポリゴンモータ18Cの回転速度の変更時間を短くするための,回転速度差とインターバルの選択方法について説明する。図6における1ステップの回転速度差として許される最大値は,ポリゴンモータ18Cの温度に依存する。また,インターバルは回転速度差に依存する。ポリゴンモータ18Cの温度と回転速度差との関係,回転速度差とインターバルとの関係は予め試験を行い確認しておく。その標準的な結果を記憶部25の参照表に記録しておくのである。これらを表2及び表3に示す。なお,これらの表は各画像形成色ごとに用意するのである。
Figure 0005082650
Figure 0005082650
表2において,ポリゴンモータ18Cの温度に対してポリゴンモータ18CのPLLロックが外れない回転速度差の場合を‘○’で,PLLロックが外れる回転速度差の場合を‘×’で示してある。ポリゴンモータ18Cの温度に対して,PLLロックが外れないようなポリゴンモータ18Cの回転速度差を設定するためである。
表3においても同様に,ポリゴンモータ18Cの回転速度差に対してポリゴンモータ18CのPLLロックが外れないインターバルの場合を‘○’で,PLLロックが外れるインターバルの場合を‘×’で示してある。ポリゴンモータ18Cの回転速度差に対して,PLLロックが外れないようなポリゴンモータ18Cの回転速度のインターバルを設定するためである。
ここで,ポリゴンモータ18Cの回転速度を上げる場合について表2及び表3により説明する。ポリゴンモータ18Cの温度がサーミスタ13Cにより測定される。例として,30℃であったとする。表2より,0.6%の回転速度差を採用すればよい。つまり,PLLロックが外れない範囲で,ポリゴンモータ18Cの回転速度の絶対値が最も大きいものを採用するのである。これにより,短時間でポリゴンモータ18Cの回転速度の変更ができる。
次に,回転速度差に対応したインターバルを表3により設定する。ポリゴンモータ18Cの回転速度差が0.6%の場合,PLLロックが外れない範囲でインターバルが最も短い値を採用すればよい。つまり,表3においては300msが該当する。この回転速度差及びインターバルを,ポリゴンモータ18Cの回転速度が所望の値になるまで図6のように繰り返すのである。このように,ポリゴンモータ18Cの回転速度を上げる処理が終了した。
ポリゴンモータ18Cの回転速度を下げる場合も同様である。サーミスタ13Cが検知したポリゴンモータ18Cの温度が30℃であったとする。このとき,回転速度差は表2から−0.5%を採用する。また,インターバルは表3から300msを採用すればよい。また,前述したように,ポリゴンモータ18Cの回転速度を上げる場合と下げる場合とで,回転速度差及びインターバルは異なっていても構わない。PLLロックが外れないための条件が同じとは限らないからである。
以上で,ポリゴンモータ18Cの回転速度の変更に係る記憶部25の参照表の利用方法について説明した。この参照表は,ポリゴンモータ18Cと同一機種における標準的なデータを元に作成されているが,ポリゴンモータ18Cに合わせて更新していくとなおよい。これにより,ポリゴンモータ18Cの個体差及び経時劣化を反映した回転速度の変更が可能となる。
ここで,ポリゴンモータ18Cの回転速度の変更に係る記憶部25の参照表の更新方法について表2及び表3により説明する。ポリゴンモータ18CのPLLロックは,回転速度の変更を一挙に大きく行った場合に外れる。これは,表2及び表3において,PLLロックが外れない領域の外側にPLLロックが外れる領域が存在していることに対応している。ゆえに,これらPLLロックが外れる領域と外れない領域の境界線がどこにあるかを調べ,その結果を参照表に反映すればよいのである。
つまり,ポリゴンモータ18CのPLLロックが外れる領域と外れない領域の境界を成している2点について確認をすればよい。もし,これら2点が参照表のとおりであれば更新の必要はない。参照表と異なる場合は,境界を調べて上書きすればよい。
上記の更新はポリゴンモータ18C固有の記録を元にするため,ポリゴンモータ18Cの個体のばらつき等にも対応することができる。さらに,ポリゴンモータ18Cの経時劣化にも対応できる。つまり,本形態に係る画像形成装置はポリゴンモータ18Cの回転速度の変更について学習能力を有しているのである。
ここで,レーザビームプリンタのマイクロコンピュータ43が実行する制御処理全体の説明を図7のフローチャートにより説明する。
電源の投入後,まずRAMやタイマを初期化する(S1)。次に,1ルーチンの長さを規定する内部タイマをセットする(S2)。次に,ポリゴンモータの設定を取得する(S3)。次に,印字前調整を行う(S4)。次に,プリント処理を行う(S5)。次に,その他の処理を行う(S6)。次に,内部タイマの計時終了を待って(S7),S2に戻る。以後,S2〜S7が反復される。
図7におけるポリゴンモータ18Cのポリゴン設定取得サブルーチン(S3)について,図8のフローチャートにより説明する。
まず,印字指令及びスリープモードへの移行といった指令があるかどうかを確認する(S31)。ここで,上記印字指令等が有れば(S31:YES)メインルーチンに戻り,S4に進む。S31でNOの場合は,S32に進む。S32では,ポリゴンモータ18Cの温度を測定する。次に,S32で測定したポリゴンモータ18Cの温度に対する回転速度差を設定する(S33)。次に,ポリゴンモータ18Cの回転速度に対するインターバルを設定する(S34)。次に,前記設定条件の下で,ポリゴンモータ18Cの回転速度の変更を行う(S35)。次に,S36においてPLLロックが外れたか否かの情報を取得する(S36)。次に,S36で得た結果を参照表に上書きする(S37)。
このように,S3ではポリゴンモータ18Cの回転速度の変更に係る記憶部25の参照表の更新を行うのである。これにより,環境条件に対して好適な回転速度の変更を短時間で行うことができる。つまり,本形態の画像形成装置は,ポリゴンモータの回転速度の変更条件に関して学習能力を有しているのである。
次に,図7における印字前調整のサブルーチン(S4)について,図9のフローチャートにより説明する。
まず,解像度又は倍率の変更により,ポリゴンモータ18Cの回転速度を変更する必要性が生じたか否かを判断する(S41)。変更の必要がない場合は(S41:NO)メインルーチンに戻り,S5へ進む。変更の必要がある場合は(S41:YES)S42に進む。S42では,前回に回転速度を調整したときの温度と現在の温度を比較する。温度差が閾値以下なら(S42:NO)S46に進み,閾値以上であれば(S42:YES)S43に進む。温度差が大きくなければ前回設定値をそのまま使えばよいからである。
S43では,測定温度におけるポリゴンモータ18C〜18Kの好適な回転速度差を,各色に対する参照表より読み出す。次に,読み出した回転速度差における好適なインターバルを各色に対する参照表より読み出す(S44)。次に,S43及びS44で読み出した各色に対する回転速度差及びインターバルの組み合わせのうち,変更時間が最も長いものを各色に共通なものとして適用するのである(S45)。あるいは,回転速度差のうち最も小さいものを各色に共通なものとして適用してもよい。
これは,各色の画像形成色について全てのポリゴンモータ18C〜18Kの回転速度の変更が終了することによって印刷可能状態になるためである。つまり,最も変更に時間のかかる画像形成色のポリゴンモータ18に合わせればよいのである。
この後,4色同時に回転速度を変更する(S46)。次に,S46において万が一PLLロック外れが起きた場合には,その結果を参照表に書き込む(S47)。次に,メインルーチンに戻りS5に進む。
以上が,レーザビームプリンタのマイクロコンピュータ43が実行する制御処理である。
以上,詳細に説明したように,本実施の形態に係る画像形成装置では記憶装置を用いて学習機能を持たせるようにしたので,ポリゴンモータの個体差,温度等の環境条件に応じて,ポリゴンモータの回転速度の変更が短時間で処理できるようになった。これにより,解像度変更や倍率変更のある場合においても,短時間で印字処理を行うことが可能となるような画像形成装置が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,フルカラーレーザプリンタに限らない。つまり,カラーコピー機など画像形成装置を有するものであれば適用可能である。また,参照表は一例である。実際に利用されるデータは異なっていてよい。例えば,ポリゴンモータのインターバルを変更する場合に,回転速度差だけでなく温度,さらにはその他の環境条件に依存する参照表を利用してもよい。また,参照表の更新方法は上記方法と異なっていても構わない。例えば,処理に余裕がある場合に参照表のすべてについて調べても構わない。温度等の環境条件における回転速度差及びインターバルの設定によって,PLLロック外れが生じない条件が参照表に記録されていれば十分であるからである。
実施の形態に係るフルカラーレーザプリンタの要部の構成を示す概略断面図である。 実施の形態に係るレーザ記録部および感光体ドラムの周辺を示す斜視図である。 実施の形態に係るフルカラーレーザプリンタの制御システムの構成を示すブロック図である。 ポリゴンモータ制御回路を詳細に説明する図である。 図4におけるポリゴンモータ制御回路内の各種信号の状態を示すタイミングチャートである。 ポリゴンモータの回転速度の変更方法について,従来と本形態との相違点を説明する図である。 実施の形態に係るフルカラーレーザプリンタの制御システムのメインルーチンを説明するフローチャートである。 図7におけるサブルーチンを説明するフローチャート(その1)である。 図7におけるサブルーチンを説明するフローチャート(その2)である。
符号の説明
1…レーザダイオード
3…ポリゴンミラー
13…サーミスタ
18…ポリゴンモータ
25…記憶部
52…回転速度検出信号発生器
54…ポリゴンモータ制御回路
102…感光体
103…レーザ記録部

Claims (9)

  1. ビームの照射を受けて静電潜像が形成される像担持体と,
    前記像担持体に照射するビームを出力する光源と,
    回転しつつ,前記光源から出力されたビームを反射し,前記像担持体上に走査させるポリゴンミラーと,
    前記ポリゴンミラーを回転駆動するポリゴンモータと,
    前記ポリゴンモータの回転速度をPLL(フェーズロックループ)方式により調節する回転調節部とを有する画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータの回転速度を段階的に変更する際の前記ポリゴンモータがPLLロック外れを起こさずに回転速度を変更できる回転速度差の範囲についてのデータを,環境条件ごとに記憶する回転速度差記憶部を有し,
    前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度を変更するときには,その時点での環境条件についての回転速度差の範囲を,前記回転速度差記憶部から読み出して,その範囲内の回転速度差で最も早く目標回転速度に到達できる回転速度差により,段階的に回転速度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータがPLLロック外れを起こさずに回転速度を反復して変更できるインターバルの範囲についてのデータを,回転速度差ごとに記憶するインターバル記憶部を有し,
    前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度を変更するときには,前記回転速度差記憶部から読み出した回転速度差の範囲内の各回転速度差についてのインターバルの範囲を,前記インターバル記憶部から読み出して,PLLロック外れを起こすことなく最も早く目標回転速度に到達できる回転速度差とインターバルとの組み合わせにより,段階的に回転速度を変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,前記環境条件は,
    前記ポリゴンモータの箇所の温度であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータにおけるPLLロック外れの発生を検知するPLLロック外れ検知部と,
    非画像形成時に,前記ポリゴンモータを駆動させて種々の回転速度差によるPLLロック外れの発生の有無をチェックし,その結果に応じて前記回転速度差記憶部の記憶内容を更新する記憶内容更新部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2に記載の画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータにおけるPLLロック外れの発生を検知するPLLロック外れ検知部と,
    非画像形成時に,前記ポリゴンモータを駆動させて種々の回転速度差およびインターバルによるPLLロック外れの発生の有無をチェックし,その結果に応じて前記回転速度差記憶部および前記インターバル記憶部の記憶内容を更新する記憶内容更新部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータおよび前記回転速度差記憶部を画像形成色ごとに複数有し,
    前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,各画像形成色について同時に行うことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置において,
    前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更に際し,前記回転速度差記憶部の記憶内容に画像形成色間で違いがある場合には,各画像形成色ごとに決定された回転速度差のうち最も小さいものを,すべての画像形成色に適用することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項2または請求項5に記載の画像形成装置において,
    前記ポリゴンモータおよび前記回転速度差記憶部および前記インターバル記憶部を画像形成色ごとに複数有し,
    前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更を,各画像形成色について同時に行うことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において,
    前記回転調節部は,前記ポリゴンモータの回転速度の変更に際し,前記回転速度差記憶部または前記インターバル記憶部の記憶内容に画像形成色間で違いがある場合には,いずれの画像形成色においてもPLLロック外れが起きないように決定した回転速度差とインターバルとの組み合わせを,すべての画像形成色に適用することを特徴とする画像形成装置。
JP2007194937A 2007-07-26 2007-07-26 画像形成装置 Expired - Fee Related JP5082650B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007194937A JP5082650B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007194937A JP5082650B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009029003A JP2009029003A (ja) 2009-02-12
JP5082650B2 true JP5082650B2 (ja) 2012-11-28

Family

ID=40400062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007194937A Expired - Fee Related JP5082650B2 (ja) 2007-07-26 2007-07-26 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5082650B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012189851A (ja) 2011-03-11 2012-10-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1082965A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Asahi Optical Co Ltd 光走査装置および光走査方法
JP3661328B2 (ja) * 1997-01-29 2005-06-15 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2001083451A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Canon Inc 画像形成装置
JP2002169121A (ja) * 2000-12-05 2002-06-14 Toshiba Tec Corp 光走査装置
JP4091885B2 (ja) * 2003-08-05 2008-05-28 株式会社リコー 軸受異常検出装置、軸受異常検出方法、画像形成装置及びディスクドライブ装置
JP4196828B2 (ja) * 2003-12-26 2008-12-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009029003A (ja) 2009-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101646821B1 (ko) 레이저 빔 간의 상대 위치를 보정할 수 있는 화상 형성 장치
JP4804082B2 (ja) 画像形成装置
KR920000570B1 (ko) 영상형성장치 및 반도체레이저의 출력제어방법
JP2007133238A (ja) 画像形成装置および色ずれ補正方法
US20020085081A1 (en) Image forming apparatus for maintaining a constant beam scanning state
CN101339388B (zh) 图像处理设备及其控制方法
JP5354891B2 (ja) 画像形成装置
US6496213B1 (en) Multi-beam control method
US6404448B1 (en) Color-image forming apparatus with write start position setter
JP5082650B2 (ja) 画像形成装置
JPH11268332A (ja) 画像形成装置
US7567268B2 (en) Image forming apparatus and abnormality detecting method
EP2001217A1 (en) Image forming apparatus and control program of image forming apparatus
JP3652093B2 (ja) 光プリンタ及びテストパターン記録方法
US9703231B2 (en) Image formation optical scanner, image forming apparatus, and non-transitory computer-readable recording medium storing image forming apparatus optical scanning program
JP6681270B2 (ja) 画像形成装置及び走査装置
US7742377B2 (en) Image forming method, apparatus and computer-readable recording medium having image forming program
US7193639B2 (en) Image forming apparatus
JP4424230B2 (ja) 画像形成装置
JPH11105335A (ja) 画像形成装置と半導体レーザーapc回路
JP4356958B2 (ja) 画像形成装置及び該装置におけるレーザ駆動制御方法
JPH10123441A (ja) 記録装置
JP3710389B2 (ja) 画像形成装置
JP2008076422A (ja) 画像形成装置、制御方法およびプログラム
JP5923966B2 (ja) 光書込装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120807

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150914

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees